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2017年4月29日

隠居の庭:4月下旬

寂しかった庭にも、ソメイヨシノの時期が終わったあたりから、彩りが賑やかになってくる。坐骨神経痛で、歩行が思いのままにならないので、庭の小さな花を観察して気を紛らわしていた。自宅なので、カメラやレンズの組み合わせをいろいろと替えてみて、学習してみた。
 この時期になると気になるのは、垣根のカロイナジャスミンとモッコウバラである。一昨年秋に、古くなっていた垣根をやりかえた。そのとき、フエンスに絡んでいたモッコウバラは剪定した。3本の株のうち黄色の花が咲く一本は、枯らしてしまったが、家内が残った黄色と白の2本のつるを丁寧にフェンスの格子に絡みつけた。春先にはたくさんの花芽がついたので楽しみにしていた。このモッコウバラは黄色い花の方が先に咲く。この白バラは、ひょっとしてモッコウバラとは異なる種かもしれない。
 昨年の春の記録を見ると、同じような花が咲いているが、この時期が庭の花は一番綺麗だ。

;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/16 桃山台(堺市)
カロイナジャスミン
垣根の蔓性植物は、この花が真っ先に咲きだす。

SONY NEX-7+SEL50M28 macro
50.0mm AE 1/640s f/8.0 ISO100 EV -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/2 桃山台(堺市)
モッコウバラ
今が一番きれい。傾きかけた午後の光を浴びて、輝いている。

SONY α7?+SEL50M28 macro
50.0mm AE 1/800s f/9.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/2 桃山台(堺市)
白のつるバラ
黄色に遅れて咲き出す。こちらは、お向かいの建物で午後の光は当たっていない。

SONY α7?+SEL50M28 macro
50.0mm AE 1/200s f/6.7 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/2 桃山台(堺市)
イエローボタン(クリンケファルム・アビクラツム)
ヨモギギクと思っていたのだが、ネットで確認してみるとどうも違うようであった。それで、いつもの「この花の名は?掲示板」で尋ねてみると、「ハハコグサ」と「ヘリクリサムの一種?」ではと二通りの答えが返ってきた。どちらもぴったりではなかったが、すぐその後に、「ヘリクリサムの一種?」と教えてくれたオレンジさんという方が、更に調べてくださり、「クリンケファルム・アビクラツム」と指摘頂いた。ネットで早速サーチしてみると正にその花だった。一般的にイエロー・ボタンというらしい。

SONY α7?+SEL50M28 macro
50.0mm AE 1/30s f/8.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/23 桃山台(堺市)
ミヤコワスレ
色々なカメラを試してみようと P610 を引っ張り出してマクロで撮ってみた。ファインダーが小さいので撮りにくい。

Nikon Coolpix P610
5.4mm AE 1/500s f/5.0 ISO100 EV +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2017/4/19 桃山台(堺市)
ミヤコワスレ
α7?に90mm macroをつけて、同じ花を撮ってみると趣がだいぶ違う。

SONY α7? + SEL90M28G macro
90.0mm AE 1/1000s f/4.0 ISO200 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/5/2 桃山台(堺市)
青紫のミヤコワスレ
一株だけ濃い色のミヤコワスレが咲く。普通のものより、開花の時期は遅い。このカメラとレンズの組み合わせが、花を撮るには面白いと思っている。

SONY α7? + SEL50M28 macro
50.0mm AE 1/125s f/2.8 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/23 桃山台(堺市)
クリーピングタイム
別名「ようしゅいぶきじゃこうそう(洋種伊吹麝香草)」。これも P610のマクロで撮ってみた。35mm換算で30mmである。

Nikon Coolpix P610
5.4mm AE 1/500s f/5.0 ISO100 EV +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/25 桃山台(堺市)
コデマリ
別名で「すずかけ(鈴掛)」、「てまりばな(手毬花)」とも呼ばれる。

SONY NEX-7+SEL2870 zoom
47.0mm AE 1/250s f/8.0 ISO100 EV +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/25 桃山台(堺市)
ヒメウツギ
ウッドデッキ横に、10年以上、この時期になると可憐な白い花を花を咲かせる。

SONY NEX-7+SEL2870 zoom
47.0mm AE 1/640s f/9.0 ISO100 EV -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/25 桃山台(堺市)
フイリツルニチニチソウ
あまり日当たりの良くないお隣の裏庭に咲いている。垣根越しに取らせてもらった。

SONY NEX-7+SEL2870 zoom
47.0mm AE 1/200s f/4.5 ISO100 EV +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/16 桃山台(堺市)
真紅のパンジー
小さな花壇に地植えされている。パンジーとビオラの差異は、花の大きさらしい。花の大きさが、5cm以上のものをパンジー、以下のものをビオラというらしい。いずれも学問的な呼び名ではないらしい。

SONY NEX-7+SEL50M28 macro
50.0mm AE 1/100s f/4.5 ISO100 EV +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/19 桃山台(堺市)
寄せ植えのビオラ
濃い青の縁取りが可愛いビオラである。手ブレ防止のために、シャッタースピードをあげたら、ISOが5000に跳ね上がった。

SONY α7?+SEL90M28G macro
90.0mm AE 1/1000s f/8.0 ISO5000 EV -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/16 桃山台(堺市)
山椒の若葉
裏庭に植わっている小さな苗木である。若葉をちぎって吸い物などに散らすといい香りがたまらない。ちぎってもすぐに芽を出す。

SONY NEX-7+SEL50M28 macro
50.0mm AE 1/100s f/11.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/16 桃山台(堺市)
サルスベリの若芽
夏の花のシーズンが終わると枝はすべて剪定する。この時期に若芽を出し、夏には花を咲かせる。背景のお向かいのレッドロビンは、真っ赤だ。

SONY NEX-7+SEL50M28 macro
50.0mm AE 1/320s f/8.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/19 桃山台(堺市)
ブルーベリーの花
玄関先の少し大きな鉢植えで咲いている。この花が紫色の実をつける。

SONY α7?+SEL90M28G macro
90.0mm AE 1/1000s f/11.0 ISO6400 EV 0


2010年3月22日

隠居の野鳥撮影:SIGMA APO120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM をゲット

 早朝の探鳥ウォーキングには、NikonD70 に Nikkor 18-200mm VR(Vibration Reduction) レンズをつけてぶら下げていく。それまでは、少しでも望遠と Tamron 28-300mm をつけていたが、場合によっては、手ぶれ補正機能がついた Nikkor のほうがピンボケが少ないように思えたからである。撮った写真は、ほとんどの場合あとでトリミングするから、手ぶれしていないことのほうが重要である。

 だが、被写体まで距離があるといくらトリミングしても、いい写真にはならない。といって、デジスコセットを持ち歩くことは困難である。そこで、手持ち撮影ができる、年金生活者でも何とか手の出るレンズはないかと物色していた。無理してでも、Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80-400mm F4.5-5.6D とも思ったが、カメラ通の Studio YAMAKO のオーナーに相談すると約半額の SIGMA APO120-400mm F4.5-5.6 DG OS(Optical Stabilizer) HSM はどうだと薦められた。これなら、少し前のホームトレードで得たわずかばかりのもうけでなんとかなる。思い切って、ネットで注文した。

 カメラにセットして持つと重量は 2kg 以上になるので、ずっしりと重い。
他のレンズとはどれぐらいの差があるのかと、 D70 にそれぞれのレンズをつけて比べてみた。比べたのは、次の三つのレンズである。
  • SIGMA APO120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM
  • TAMRON AF28-300mm F/3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO
  • AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)
SIGMA APO 400mm:クリックすると大きな写真になりますSIGMA APO 300mm:クリックすると大きな写真になりますTAMRON AF 300mm:クリックすると大きな写真になりますNikkor ED 200mm:クリックすると大きな写真になります
SIGMA 120-400mm
焦点距離:400mm
F5.6 1/250
SIGMA 120-400mm
焦点距離:300mm
F5.6 1/320
TAMRON 28-300mm
焦点距離:300mm
F6.3 1/160
Nikkor ED 18-200mm
焦点距離:200mm
F5.6 1/250

Nikkor 18-200mm でのトリミング写真:クリックすると大きな写真になりますいずれも、NikonD70 の設定は、 ISO 400 、画像の大きさは L (3008x2000pix)、画質は fine としている。掲載している写真は、800x532pix に縮小表示している。
 ちなみに、Nikkor18-200mm で撮った写真をトリミングして、300mm で撮った写真程度に拡大にしたのが、右の写真である。被写体(梅の木にぶら下げた飾りの小鳥籠)までの距離は約7mであるが、光量が十分あり、この程度のシャッタースピードで撮れれば、Web に掲載する写真としてはいずれも問題ないようである。しかし、トリミングするにしても、もともとの写真が、シャープで大きい方がいいのに決まっている。野鳥撮影の楽しみが増えた。