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2012年10月11日

隠居の京都:府立植物園、将軍塚

 
 10月連休の最終日、下鴨に住む娘の家へのアッシーも兼ねて、久しぶりに京都を訪れた。行楽シーズンの連休とあって、どこにいっても人出は多く駐車場が満員なのは覚悟の上である。このようなときは早め早めに動くに限る。
 府立植物園には、9時40分ころに着いたが、駐車場には、まだ余裕があった。駐車場は、一回800円とられるが、入園料は65才以上を証明するものを持っていれば無料である。免許証を持たない家内は、前回証明するものがなくて200円を払ったが、今回は健康保険証を持ってきていた。

 このごろは、どこにいってもカメラを持った老人が目立つ。この園内では、特に多いようだ。被写体を花とすれば、撮るには困らない。が、野鳥とか蝶はほとんど見当たらない。なんだか淀んだ池に、カルガモが3?4羽浮いているだけだった。それでも、三脚に大砲の望遠レンズをつけたカメラマンが何かを狙っていたが。

 この公園は、北山通りにも出入口があって、食事をするのは便利である。ただし、北山通りの洒落たレストランは、いつも人が多いから早めに席につく必要がある。11時半を過ぎると、待たねばならない。

 植物園を出て、今回訪ねてみたかった東山の将軍塚に行くことにしたが、途中にしばらく行ったことのない清水寺へ車を回してみた。これは大失敗であった。駐車場は、どこも満車で、人でいっぱいの清水坂をノロノロと運転するはめになった。
 将軍塚は、国道1号線から入る東山ドライブウェイを上がってすぐの公園駐車場(無料)から、すぐである。ここは、京都市内の眺望がいいので有名である。駐車場に隣接する展望台でも眺望できるが、将軍塚(青蓮院門跡別院 大日堂)にある2箇所(北と西)の展望台から眺めが一番である。夜景は特にいいらしい。ただ、この庭園に入るのに、500円とられる。これがいやで、受付まできて引っ返す若者が多かった。おかげで、庭園内はガラガラだったが。

 
八重の秋桜;クリックすると大きな写真になります ハゲイトウ;クリックすると大きな写真になります アンスリウム;クリックすると大きな写真になります 水槽の熱帯魚;クリックすると大きな写真になります
八重の秋桜:京都府立植物園
2012/10/8
NikonD7000 NIKKOR 18-200mm 135 mm(35mm相当202mm)
絞り優先オート
(1/160s ISO100 F9.0)
露出補正 なし
ハゲイトウ,後ろは温室の屋根:京都府立植物園
2012/10/8
NikonD7000 NIKKOR 18-200mm 70 mm(35mm相当105mm)
絞り優先オート
(1/100s ISO280 F13.0)
露出補正 なし
アンスリウム:京都府立植物園温室
2012/10/8
NikonD7000 NIKKOR 18-200mm 135 mm(35mm相当202mm)
絞り優先オート
(1/100s ISO550 F5.6)
露出補正 なし
水槽の熱帯魚:京都府立植物園温室
2012/10/8
NikonD7000 NIKKOR 18-200mm 50 mm(35mm相当75mm)
絞り優先オート
(1/100s ISO2500 F5.6)
露出補正 なし
アサヒカズラ;クリックすると大きな写真になります シオン;クリックすると大きな写真になります ツマグロヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 将軍塚庭園;クリックすると大きな写真になります
アサヒカズラ:京都府立植物園温室
2012/10/8
NikonD7000
NIKKOR 18-200mm 70 mm(35mm相当105mm)
絞り優先オート
(1/100s ISO560 F5.6)
露出補正 なし
シオン:京都府立植物園
2012/10/8
NikonD7000
NIKKOR 18-200mm 42 mm(35mm相当65mm)
絞り優先オート
(1/800s ISO100 F5.6)
露出補正 -1
キバナコスモスにツマグロヒョウモン:京都府立植物園
2012/10/8
NikonD7000
NIKKOR 18-200mm 200 mm(35mm相当300mm)
シャッター優先オート
(1/1250s ISO2000 F5.6)
露出補正 なし
将軍塚庭園:京都東山
2012/10/8
NikonD7000
NIKKOR 18-200mm 18 mm(35mm相当27mm)
シャッター優先オート
(1/100s ISO1100 F13.0)
露出補正 +2/3


将軍塚北展望台からの眺望;クリックすると大きな写真になります 将軍塚西展望台からの眺望;クリックすると大きな写真になります
将軍塚北展望台からの眺望:パノラマ画像 将軍塚西展望台からの眺望:パノラマ画像


2009年6月 7日

隠居の京都:初夏の府立植物園

 京都に一人住まいする娘のところへ衣装ケースを届けるアッシーを頼まれた。このようなときには、行ったついでにどこかに寄ってくる。今回は花の端境期と思うが、前から気になっていた北山通りと鴨川に面する京都府立植物園に行ってみることにした。

 この植物園、60歳以上は無料である。ただし、運転免許証などの公的証明書が必要である。家内は運転をしないから免許証もなく保険証も持ち歩いているわけではないから、結局 温室に入るときも合わせて、400円をとられた。

 若いときに来たことがあるように思うが、ほとんど思い出せない。園内は我々のような熟年族と三脚をかついだカメラマン、スケッチをする人たちが目についた。新型インフルエンザの影響か、それとも修学旅行・外国人の団体旅行ではこのような場所は訪れないのか、団体には会わなかった。

 ここの温室はかなり大きい。温室は八つのゾーンに分けてあり、それぞれのゾーン毎に名前をあまり知らない花がいろいろと咲いている。写真を撮るたびに名札も一緒に撮った。
園芸品種の由来と思われる花もいろいろとある。
フクシァ:クリックすると大きな写真になりますアンスリウム:クリックすると大きな写真になりますインパチェンス属の一種アオサギ:クリックすると大きな写真になります
コガラ:クリックすると大きな写真になりますアリウム・ギガンチューム:クリックすると大きな写真になりますヒマラヤスギの実:クリックすると大きな写真になりますタイサンボクの花:クリックすると大きな写真になります


 この植物園には、樹木・花だけでなく野鳥もかなり棲息しているようだ。デジスコをセットして小鳥のさえずりが聞こえる梢にフィルドスコープを向けるマニアも見かけた。D70 に Nikkor 18-200mm 程度のレンズではなかなか小鳥は捉えきれない。池であまり動きのないアオサギはなんとか撮れるが、木の茂みの中で動きの速いヤマガラなどはなかなか難しい。パソコンでデジタル・ズームよろしくトリミングしてようやっとである。

 バラは盛りがすぎていた。それに堺市の浜寺公園のバラ庭園の方がバラエティがあっていいように思う。そのバラ園の近くに、アリウム・ギガンチュームという球状の面白い花が咲いていた。
 この植物園の創始は大正時代のようだが、戦後、昭和21年(1946)から12年間連合軍に接収されていたこともあって本格的に今の体裁を整えてきたのは、昭和40年代に入ってからのようだ。庭園にある大きなヒマラヤスギがいつからあるのか分からないが、実を沢山つけていた。このような実をみるのは初めてである。すぐ近くに、タイサンボクが純白の大きな花をつけていた。

京都・奈良私的観光地図に掲載