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2006年4月17日

堺自然ふれあいの森

コバノミツバツツジカエルカスミザクラ

 新しいもの好きの家内が「泉北コミュニティ」というコミュニティ情報誌で見つけたこの4月2日に開設さればかりの「堺自然ふれあいの森にでかけた。 驚くほどの市民税を徴収されているので、ちょっとはましなことに使っているんかいなという気持ちで付き合うことにした。家内が弁当まで用意していてくれたり、PCの前で1日中というのも体に良くないと思っていたのでカメラ片手に出かけることにした。
 このような文化的事業(?)にはあまり予算がないのか案内標識もなく泉北ニュータウンのすぐ近くなのに場所がよく分からない。家内がコミュニティ情報誌で得た覚束ない案内を頼りに(最近できたところなのでカーナビに登録されていない)ニュータウンの南はずれを探してみると堺公園墓地のはずれに看板を見つけた。
 公園墓地の道路から小さな川をわたる橋の先からは地道で、駐車場は土の地面に縄を張っただけのものである。もう一つの小川の橋を歩いて渡ったところに、案内所・事務所・休憩所を兼ねた「森の館」という鉄筋の建物がある。つくりは鉄筋だが外壁とか内装はそれらしくWoodyに仕上げている。館内の展示を見ているとボランティアの人かそれとも館員が近寄ってきて説明をしてくれた。1時間くらいの散策コースがあるというので、天気もいいし用意した弁当を持って歩くことにした。
 昨日の雨で遊歩道は少しぬかるんでいたが、久しぶりに吸う里山の空気が気持ちいい。ちょっとした昇り下りをたどっていく道すがらには、いわゆるヤマツツジ(正式名:コバノミツバツツジ)があちらこちらに咲いていた(F)。 少し広く平たくなった道の端にビニールのゴミ袋をお尻にしいて、春の日差しを浴びながら家内が急遽間に合わせに作った弁当を広げた。
 みはらし広場にでる少し手前の小さな池のそばで冬眠から覚めたばかりなのかじっとして動かないかなりの大きさの名前が分からないカエルに家内が声を上げた。枯れ葉の色ににているので、よく観察していないと見分けがつかない(K)
 見晴台から引き返す尾根道沿いに珍しい桜(カスミザクラ)が、文字通り青空を背景にかすみのように咲いていた(T)
 散策している間中、ウグイスの鳴き声が透き通っていた。録音のできるMP3プレイヤー Nomad?を持っていたが、録音レベルが低くまた独特のファイル形式でブログに収録するには難しかった。良いレコーダーが欲しいなー![追記:]レコーダーを手に入れました。
 日曜日、ようやく好天になったのに、出会ったのは小さい子供連れ夫婦と我々と同じような熟年夫婦2組であった。泉北ニュータウンも今や泉北オールディーズになってきた。人出はこれぐらいがいい。
 帰途、30年くらい前に堺市が公募したときに手に入れていた我が家の墓地(まだ石を巻いただけの更地ですが)を探すとなんとこの「ふれあいの森」入り口の反対側から続く桜並木の花吹雪のすぐさきにあった。だんだんと墓に近づいてきたんかなーと家内と苦笑した。

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