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2008年7月20日

H?tte:Hachi でのDIY;古い和風壁に珪藻土を塗る

 共同所有者であるパートナーに時間ができたので、氷ノ山山麓にある Rabit House に補修にでかけた。海の日による連休前日の金曜日である。

 この Rabit House は「山小屋」と言ってきたが、何か名称が付けたくて、H?tte:Hachi としてみた。建っているところが、いわゆるハチ高原というところにあることや当初8人の共同所有であったことにちなんでいる。それに、八という字は縁起が良いことになっている。Hutte はドイツ語で山小屋の意であるが、山好きの友の指摘で「uはウムラウト付が正しい」と言ってくれたが、101英語キーボードで打つのは難しい。(ATOK の文字パレットunicode表に文字があるが、コードの種類によっては問題がでる。例えば、Shift-JIs での xml ファイルでは保存ができない。)

 今回の DIY は
  • よごれが目立つトイレの壁を珪藻土で塗ってみる。
  • これも汚くなった和室押し入れのふすまを張り替える。
  • モルタルが割れている入り口のたたきをやり直す。
がメインである。

 このような山行きのときの材料・食材は、もう30分ほど走ったら H?tte:Hachi に着くところにある、国道9号線八鹿バイパスの入り口近くのショッピング・モールで買い求める。ホームセンターの「コーナン」やイオン系のスーパーマーケット「Max Value」などがある。
ハチ高原近辺私的観光地図に掲載)

 珪藻土壁材の外箱には、畳2枚分が塗れるとある。きっちりと測ったわけではないが、足りそうに思われたが、結果として2箱で足らなかった。
 押し入れの襖は、のり付きの壁紙を使うことにした。
 入り口のたたきは、一坪弱だからと砂1袋とバラス1袋で足りると思ったが、これがとんでもない思い違いであった。結局、全然足りないので、足らない材料を求めて片道30分ほどのホームセンターまで往復する羽目になってしまった。

クリックすると大きな写真になりますDSCN0345.JPG やる仕事の分担は、これをしたいと言い出した方が担当する。二人でやらなければならないときは、二人でするが。
 今回、珪藻土塗りと襖紙の張り替えは彼が言い出していた。入り口のたたきの補修は私が言い出していた。
 珪藻土塗りは、Before の写真がないので比較がしにくいが、コテあとを残してなかなか上手く塗っている。ただ、このような塗り方をすると材料が沢山いるようだ。
クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 入り口コンクリートの補修作業は単純な作業だが、炎天の下でバラスと砂とセメントを混ぜる作業は前期高齢者といえどもかなり苛酷であった。ミキサー車が入るなら頼むのがいいのだろうが。結局、1坪足らずの部分を厚さ 2 ? 3 cm程度に覆うのに、18kg 入りのバラスが4袋、砂が3袋、25kg セメントが約1袋では足らないくらいであった。
 プラ舟にバラス、砂、セメントを入れて中腰で混ぜ合わせる作業は腰が痛くなってもっともつらい。大阪に比べれば、多少温度は低く、ウグイスのさえずりや虫の音が心地よいが、日中はやっぱり夏だ。冷たいお茶を何回も飲み、一作業するたびに腰をかける。よくサボル、腕の悪い職人だ。

 2日目の午後2時ころ、どうやら作業も一段落した。ウグイスのさえずりや虫の音に混じってカナカナゼミが鳴き出した。カナカナゼミは夜明け前とこの時刻くらいから鳴き出すようだ。ひょっとしたら、夕立が来る前だったからかもしれない。夕立がトタン屋根をたたくのを聞きながら、汗を風呂で流して帰途についた。

 H?tte:Hachi は、DIY を試すには格好の場を提供してくれている。

ハチ高原近辺私的観光地図に掲載