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2014年8月31日

隠居のスマホ活用備忘録:アプリ NaviCon でカーナビの目的地を設定する


 最近、車を買い替えたので新しいカーナビになった。トヨタの販売店装着12年モデルNHZN-X62Gである。古い車とともに使い続けてきた15年も前のものに比べると格段にいろいろの進歩がある。
 その中でも、この15年の間に同じように発展したスマホとのワイアレス(Bluetoothによる)の連携がある。その一つが、NaviCon というスマホのアプリである。

   新聞やTVを見ていて、一度行ってみたいと思う場所が紹介されたりする。この場所をカーナビの目的地に設定するためには、今まではメモを書いておいて、車に乗ってから、カーナビを操作する必要があった。普通は、目的地の名前や電話番号、住所などを入力したりして設定する。もたもたしていると出発が遅れたりする。
 このNaviCon では、そのようなとき行きたい場所を事前に(思いついた時に)車外で検索しておき、地図上の位置をブックマークに登録しておくことができ、車に乗るとカーナビに Bluetooh を介してワンタッチでカーナビの目的地を設定することができる。まことに便利である。
 このアプリを開発したのはデンソーという会社であり、トヨタのカーナビを開発している一員である。このアプリは、次のように最近のカーナビなら多くが対応している。スマホは、Android でも、iOS でもOKのようである。
   ・ NaviCon 対応カーナビ 

スマホアプリ NaviCon でカーナビの目的地を設定する
navicon-04.png navicon-05.png
スマホ:NaviCon のスタート画面 目的地検索画面
音声検索もできる
マーカーの吹き出しをタッチする。下欄に出てくるボタンで「ブックマークに登録」を選択する。
なお、前の画面やこの画面で表示されるマップコードを使って、目的地を設定する方法もある。
ブックマークに登録画面が出てくるので、指示に従って登録する。グループ別にフォルダーを分けておくと便利である。
navicon-10.png navicon-07.png navicon-08.png navicon-09.png
初期画面右上の歯車マークをタッチしてカーナビとの接続などの設定をしておく。今回の目的だけなら、 Bluetooth にチェックを入れておくだけでいいようだ。 スマホを車内に持ち込み、初期画面右上のメニューマーク(横線3本マーク)をタッチして出る画面から、「ブックマークから地点選択」をタッチする フォルダーが表示されるので、先ほど保存したフォルダーを選び、設定する目的地をタッチする。 目的地の地図とマーカーが表示される。ここでは、画面右下の自動車マークでは OFFLINE となっているが、車の中でカーナビと Bluetooth で接続されているときは ONLINE となる。また、その左の表示は、「ナビへ送信」となる。


 スマホとカーナビの接続は、一度設定をしておくとスマホを車内に持ち込むと自動的に接続状態にしてくれる。私の車のNHZN-X62Gでは、車に乗るときに、スマホを持っていないと「携帯との接続ができません。携帯を忘れていませんか?」というメッセージが流れる。最近の多くのナビでは、そのような仕様になっていると思うが。

カーナビで目的地を受信する
DSCF0001.JPG DSCF0004-001.JPG
DSCF0005.JPG
スマホとカーナビとの接続状態は、「設定」⇒「Bluetooth」 で確認できる。 NaviCon から目的地データの受信は、「BTナビ」で受信できる。
この画面で、スマホの「ナビに送信」ボタンをタッチすると、カーナビに目的地が送信される。
「BTナビ」で受信すると、一瞬「受信しました」のメッセージ画面が表示された後、目的地設定画面が表示される。


2013年7月10日

隠居のPC備忘録:スマホの画面をキャプチャーする Windows7、android


 2011年11月のブログ【Xperia acro の画面をキャプチャーする】で、スマホの画面をキャプチャーする方法を記録したが、その方法を紹介したページがリンク切れになっていた。
 それに、その当時のパソコンはWindowsXP であった。それで、今の環境(Windows7 64bit版)でキャプチャーする方法について、キーワード android SDK ddms でサーチしてみる(スマホの画面をキャプチャーするためには、スマホのアプリを開発するための Android SDK というソフトとそこで使ったユティリティの ddms.bat が必要であることは先のブログに記録していた。)と、いろいろなページがヒットするが、【初心者向け】Android SDKインストール手順 2011年1月版!(windows版) 分かりやすそうであった。これを参考にして、Windows7 環境下でスマホの画面をキャプチャーすることができた。 今回も、設定方法を記録しておきたいと思う。

Windows7 で、android スマホの画面をキャプチャーする方法
  1. Android SDK は、http://developer.android.com/sdk/index.html からダウンロードする。
    確かに、このサイトにダウンロードするファイルはあるのだが、判別が難しい。目的とするファイルは、【Develop】(上部タグ)⇒【Tools】(上部タグ)⇒【download】(左メニュー)⇒【DOWNLOAD FOR OTHER PLATFORMS】(Get The Android SDK ページの下の部分)⇒【SDK Tools Only】⇒【installer_r22.0.1-windows.exe】である。
    これを見つけるのに随分時間を使った。
  2. このファイルのダウンロード先は、どのドライブのどのフォルダーでもいいようだが、私の場合、C:\Users\xxxxxxxx\SDK(Users にSDKというフォルダーを作って)に収納した。
    このファイルをダブル・クリックして展開すると、上のフォルダーに、圧縮ファイルが展開され、C:\Users\xxxxxxxx\SDK\platform-tools というフォルダーと C:\Users\shuhei\SDK\tools というフォルダーが設置される。
  3. 次に「パスを通す」という作業をしなければならない。その方法は、上記の「Android SDKインストール手順」にあるように、
    1. 画面左下の「スタート(windowsマーク)」をクリック
    2. 「マイコンピュータ(コンピューター)」を右クリック→「プロパティ」をクリック
    3. 「詳細設定」タブ(システム詳細設定)をクリック→「環境変数」をクリック
    4. 「システム環境変数」の上段リストの中から「Path」か「PATH」を探して選択、ない場合は「新規」をクリック。
    5. 上記を選択した状態で「編集」をクリック
    6. すでに入っている文字列の末尾に「C:\Users\shuhei\SDK\tools;C:\Users\xxxxxxxx\SDK\platform-tools;」と追記し「OK」をクリック。
      新規の場合は、変数名に 「PATH」、変数値に、「 C:\Users\shuhei\SDK\tools;C:\Users\xxxxxxxx\SDK\platform-tools; 」と入力する。変数値は、; でつなぐ。
  4. 次に、キャプチャーに必要なファイルをインストールする。
    SDK を展開したフォルダー(私の場合:C:\Users\xxxxxxxx\SDK\) ルートにあるSDK Manager.exe をダブル・クリックすると、下のようなポッピアップ画面が表示されるので、「Tools] と「Extras」を選択して、右下の「Install ・・・・」をクリックしてインストールする。(この図は、事後にキャプチャーしたので、実際の画面とは異なる)
    SDK-4.JPG
  5. 次に動作を確認する。
    1. androidスマホ(私の場合、XPERIA を USB 接続しておく。
    2. C:\Users\xxxxxxxx\SDK\platform-tools フォルダールートにある ddms.bat を実行する。すると、立て続けに、次の2画面が現れる。
      SDK-5.JPG
      SDK-6.JPG
    3. 上の画面での ツールタグの「Device」をクリックすると下のように、セレクトボックスが出てくるので、「Screen capture」を選択すると、USB で接続しているスマホに表示されている画面が、PCのモニターに表示される。
      SDK-7.JPG
      SDK-8.JPG

  6. PC モニターに表示される上の画面で、「Save」タグをクリックすると、下のようなスマホのキャプチャー画面を保存することができる。
    device-2013-07-10-151854.png


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  • 2012年10月 4日

    隠居のスマートフォン備忘録:(22) Xperia acro で世界のラジオを聴く

     
     先日TV を見ていたら、スマホでラジオを聴けることをNHK が宣伝していた。ちょっとネットサーチしてみると、NHK だけではなく、いろいろな放送局の番組をアプリさえいれれば簡単に聴くことができることがわかった。

     applico というサイトのラジオのページには、Android スマホでのラジオに関するアプリが、いろいろと紹介されている。この中に、NHK のネットラジオ らじる?らじる というアプリも紹介されている。このアプリをインストールすれば、NHK ラジオ第一・ラジオ第二 NHK-FM (全国向け共通番組。全国向け共通番組を放送していないときは、ラジオ第1は関東広域放送、FMは東京都域放送を提供。)が手にラジオを持っているように聞こえる。いわゆるサイマル放送である。災害時には、特に役に立ちそうだ。スマホは携帯ラジオにもなるのだ。懐中電灯の機能もあるから、災害時には必須アイテムである。それにしても、機能がいっぱいあるわりには電池のもちが悪すぎる。いつも充電しておかないとだめだし、予備の電池と入れ替えるには、時間がかかりすぎる。

     そういう苦情は別にして、先の applico のページで、Tunein Radio というアプリが紹介されている。世界の7万を超えるラジオ局の放送を聴くことができるというのに惹かれて、インストールして聴いてみた。99円出せば、CM なしのTunein Radio pro がインストールできる。
     自分でもネットラジオ・サイトの Live365 で Jazz 局を開設しているので興味もあり、 Jazz 専門で流している局はないかとサーチしてみると、沢山の局がヒットする。いろいろと聴いてみると、サンフランシスコのKCSM Jazz 91という局が、自分好みにように思えた。この放送局を【お気に入り】に登録しておいた。次回からサーチなしに聴くことができる。 

    Xperia acro での画面
    tunein-01.png tunein-02.png tunein-05.png
    Tunein Radio Pro のアイコン 最初の画面;いろいろなジャンルの放送局が網羅されている。 左の画面で、音楽⇒ジャズと選択すると、次の画面となる。

    tunein-06.png tunein-07.png tunein-08.png
    各放送局をタップするとバッファリングが始まって、音楽や場合によってアナウンスが聞こえてくる。Jazz91 を選ぶと好みのJazz が聞こえ出した。 音楽が鳴っている Jazz91.1 の右上にあるお気に入りマークをタップすると、この画面となる。 【お気に入り】に追加した放送局は、このような画面に表示されタップすると、その放送局につながる。クラシックでは、日本の Always Baroque! がお好みだ。


     【お気に入り】にプリセットしたKCSM Jazz 91は、いろいろな趣向が織り込まれている。この局について は、別稿で記録したいと思う。
     この Tunein Radio には、録音機能もついているが、外に持ち出すことはできないらしい。それで、以前に投稿した【アナログ音源からMP3 ファイルを作る】で記録した方法で、MP3 ファイルをつくってみた。あまり肥えていない耳には、音質は問題ない。Always Baroque ! から

    2012年2月15日

    隠居のスマートフォン備忘録:(21)Xperia acro をスキャナーとして使い OCR する。


     前回のスマホ備忘録として、【Xperia acro をEvernote を利用するデジタル・メモ帳として使う】を記事にした。その後、Masajii さんから、B5ルーズリーフのメモが、きれいにスキャンされて、EVERNOTE や DROPBOX にもすぐ保存できる非常に便利な CamScanner というアプリを使っているとのことを教えてもらった。どのようなものか、試しにインストールしてみた。

     このアプリの本来の使い方と異なるかもしれないが、スマートフォンでスキャンして、OCR ソフトと組み合わせて使用したら、印刷物の記事がテキスト化できることが分かったので、備忘録として記録しておきたいと思う。

     従来、読んだ本や新聞の一部をブログに引用するときには、2000年8月に発売されたA4型スキャナー(EPSON GT-8700)を使って印刷物をスキャンし、OCR ソフト【読んで!!ココ】でテキスト化していた。これで十分役に立っているであるが、そのような作業をやるたびに大きなスキャナーをセットしなければならない。スマートフォンで、スキャンできるなら手軽でいい。週刊誌の記事のデジタル(テキスト)化を例に、その方法を書き留めておきたい。

    1. アンドロイド・マーケットから、無料の【CamScanner スキャンPDF作成】 をダウンロードしてインストールした。
    2. CamScanner を立ち上げて、右下メニューボタン⇒設定をする。私の場合、?自動トリミング??画像鮮明化モード??水平撮影?にチェックを入れた。
    3. 戻るボタンで、初期の画面に戻る。スキャンする週刊誌の記事をできるだけ平らにして広げる。カメラ・アイコンをタップして印刷物の上に持ってくると対象とする部分がぼんやりながら映るので、画面にスキャンする部分が入るように、できるだけ水平にカメラレンズを上下する。対象が取り込めそうであれば、風車のようなシャッターアイコンCamScanner_8.jpgをタップすればいい。うまく撮れなければ、【撮り直す】ボタンがある。OCR したい部分が写っているようであれば、【確認】ボタンをタップする。
    4. タップするとスクリーンショット1 のような画像処理画面がでるので、4隅の○印をドラッグして、OCR する部分に範囲を決めてトリミングして、右下の?をタップする。横になっていても構わない。OCR ソフトで回転ができる。
    5. ?をタップすると保存中と表示が出て、スクリーンショット2 のように新規ドキュメントとして保存される。ここで送信ボタンCamScanner_9.jpgをタップして、出てくる送信画面から【Evernote -ノートを作成する】をタップすると、PDF 文書として送信される。これでは、Evernote の画像を使って、OCR ソフトを使うことができない。(PDF形式のままでも、OCR ソフトで、テキスト化はできるようだ。PDF ・データをテキスト化する、あるいはWord 文章にする方法については、別のエントリーで記載してみたい。)
    6. 画像として、Evernote に送るには、新規ドキュメントをタップして、スクリーンショット3 のような画面にしてから、送信ボタンCamScanner_9.jpgをタップするとスクリーンショット4 の画面になるので、【Evernote -ノートを作成する】をタップする。
    7. タップするとスクリーンショット5 の画面が出てくるので、適切なタトルを入力して【完了】をタップすると Evernote に画像として送信される。
    8. PC本体で、Evernote に接続し同期すると、送信された先ほどの jpeg 画像が一つのノートとして確認できる。ノートを表示するとノートの内容が画像の場合、画像を右クリックするとスクリーンショット6 のように画像全体が反転する。右クリックするとでるポップアップ画面から、?名前をつけて保存?を選択し、適当なフォルダーにjpeg 画像として保存する。
    9. 【読んで!!ココ】(私の場合、AI ソフトがEPSON に買収される前のVersion 8、最近は Version 13 となっている。新しく買うと結構な値段がする)を立ち上げて、先ほどのjpeg 画像を開き90°回転して、領域を指定し認識を行うとスクリーンショット7 のように デジタル(テキスト)化される。ただし、週刊誌は紙質や印刷がよくないために、認識度は少し落ちるようだ。
    10. 私は、このデジタル・テキストを【読んで!!ココ】でクリップボードに保存し、スクリーンショット8 のように、テキストエディタの【秀丸】で文書化している。(もちろん、Word にも貼り付けることができる)以前にも持ち歩けるようなスキャナーがあったが、あまり使い物にならなかった。このスマホの CamScanner を使えば、色々な場面で使えそうだ。


     なお、スマホ備忘録の、【Xperia acro をEvernote を利用するデジタル・メモ帳として使う】の記事で、キングジムの SHOT NOTE 、コクヨの CamiApp を紹介したが、これらのアプリは、CamScanner を使えば完全に代替できると思われる。

    スクリーンショット 1 スクリーンショット 2 スクリーンショット 3 スクリーンショット 4
    画像処理画面;クリックすると大きな写真になります ドキュメント表示画面;クリックすると大きな写真になります トリミング後の画像表示画面;クリックすると大きな写真になります 送信先選択画面;クリックすると大きな写真になります
    スクリーンショット 5 スクリーンショット 6 スクリーンショット 7 スクリーンショット 8
    CamScanner_6.jpg Evernote(PC) のノート;クリックすると大きな写真になります 読んで!!ココ 画面;クリックすると大きな写真になります テキストエディタ画面;クリックすると大きな写真になります


       

    2011年10月 4日

    隠居のスマートフォン備忘録:(12) Xperia acro で動画を撮影する


     スマホ Xperia acro には、録画機能が付いている。普通のコンデジと同じように、カメラに動画を撮る機能が付いているのだ。
     操作は簡単である。
    1. カメラを起動したときに表示されるボタンbutton01s.jpgのフィルムマークをタップすると動画撮影モードとなる。
    2. このモードで、画面中央あたりをタッチ(長押し)すると撮影が始まる。
    3. 撮影が始まると、横向き画面の左下に、赤い丸印と撮影時間button02.jpgが表示される。
    4. 撮影を終了するには、再び画面中央あたりをタッチ(長押し)する。なお、そのためには下の画面でも表示されているタッチ機能を ON に設定しておく必要がある。
    5. 撮影した動画は、メモリーカードの /DCIM//100ANDRO フォルダーに保存される。動画の形式は、mp4 である。

     動画モードでは、メニューボタンを押すと現れる下の画面のように、色々な設定ができる。YouTube への投稿などでは、ムービーサイズを VGA または QVGA(VGA の 1/4 のサイズ) で撮影するのがいいようだ。
     ただし、Xperia acro の動画撮影では、ズームは効かない。総合点でいえば、コンデジ(私の場合、Canon IXY) の方が上である。
    111002-movie02s.png
     私は撮った動画を編集する場合は、従来 WindowsXP についている moviemaker というソフトで処理してきた。(詳しくは、【隠居、MovieMaker でデジカメ AVI ファイルを編集してブログに載せてみる】を参照)
     ところが、この moviemaker というソフトは、Xperia acro で動画として保存される mp4 ファイルを処理できない。(なにか、方法があるのかもしれないが見つからなかった。)それで、これを AVI ファイル( moviemaker で編集できる)に変換できるソフトを探してみると、いろいろとある中で、有料であるがオーディオに関連するソフトを集めた AVS4YOU software という suite 製品が使いやすそうなので、導入した。
    この製品のビデオソフトウエア⇒AVS Video Converter を使うと下のスクリーンショットのように、簡単にファイルの変換(mp4からAVI )ができる。
    VideoConverter_02.JPG
     Video ファイルを編集する(タイトルをつけたり、文字を挿入するなど)には、同じ suite の中の AVS Video Editor がいいようである。なお、Video ファイルをカットするには、Free Video Dub というソフトは、機能が " 特定場面の切り捨て " に絞られている分、余分な機能がなく使いやすい。
     下のスクリーンショットは、 AVS Video Editor を使って、前々回のエントリー【隠居、第6回 和泉の国ジャズストリートを楽しむ】に掲載している Video file の編集している画面である。慣れるには、少しトライ&エラーが必要であるが、さまざまな機能が用意されている。
    VideoEditor01s.jpg

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    2011年9月19日

    隠居のスマートフォン備忘録:(11)Xperia acro をドライブ旅行に携行する


     今月のはじめ、信州に4泊5日のドライブ旅行をした。といっても、宿は同じ所に4泊である。この旅行に、スマートフォン Xperia acro を持っていった。なかなか有用であったので、記録として残しておきたいと思う。

     便利であった機能は、電話、携帯メールは当然のこと、それ以外に次のようなものである。
    1. 訪問場所の情報を得る:
      • マップアプリ;参照:隠居のスマートフォン備忘録:(6)Xperia acro で現在地情報を得る。
         今回の旅行では宿だけが確定していただけなので、その日になって天候を見ながら(と言っても毎日曇りだったのだが)毎日行く場所を決めていた。事前に、自宅のパソコン本体で行きたいと思うところを Google map のマイプレースに登録しておけば、マイプレースA地点からB地点への所要時間を教えてくれる。ただし、この所要時間の計算はどのようにされているのかはっきりしない。私の計算では、一般道はどうやら時速 30km のようだが、道によっては異なるようだ。もう少し詳しい設定があるのかも知れないが、時間計算の根拠はどこにも示されていない。カーナビでは、一般道なら 30km 、高速道路なら 80km というふうに自分で設定できるのだが。
      • 渋滞情報を得る:【渋滞ナビ】という無料アプリがある。今回は、渋滞には会わなかったので使用していない。
        経路検索画面;クリックすると大きな写真になります経路地図
        マップアプリ経路検索画面マップアプリ:経路地図
    2. 運転中に音楽を楽しむ:
      • ミュージック・アプリ;参照:隠居のスマートフォン備忘録:(3)Xperia acro で音楽(mp3)を楽しむ
         音楽を聴くには、この方法が最も安定している。Xperia acro の充電は、別売りのアクセサリーを求める必要はあるが、車のシガーライターからUSB 接続でできる。スマートフォンの電池の消耗は激しいから、ドライブ中の充電は助かる。
      • Web radio を楽しむ;参照:隠居のスマートフォン備忘録:(4)Xperia acro でInternet radio(Live 365) を楽しむ
         このアプリはなかなか有用であった。Docomo のパケットが届くところ(携帯電話できるところならOK である)では、アメリカの Web radio が聴けるのは感激である。旅行にいく前に、本体のPCで聴きたい(アクセスしたい)ステーションをプリセットしておけば、チャネル合わせが簡単である。ただし、このアプリを利用するには、Live365 の VIP listener になる必要がある。毎月ワンコインぐらいだから、それでいろんなジャンルの音楽をいつでも聴けるのは安いものだ。
        プレイリスト画面;クリックすると大きな写真になりますPreset表示画面;クリックすると大きな写真になります
        ミュージックアプリ:プレイリスト画面Live365:Preset表示画面
    3. 写真を撮る:カメラは、Sony の Cyber shot の技術が取り入れられているので、810万画素ある写真の画質はなかなかよく、記録用として使いやすい。ホテルの露天風呂にデジカメは持って入りにくかったが、スマートフォンなら気にしなくていい。
    4. 最新ニュースを得る:Xperia acro には、初期設定で【ニュースと天気】というアプリが入っている。ホテルでは新聞も用意されているが、スマホだとどこでも見ることができる。現地の天気と、トップニュース・日本・スポーツ・エンタテインメントに分類されたニュースを見ることができる。
    5. 自宅PC に着信したメールを確認する:参照:隠居のスマートフォン備忘録:(2)Xperia acro でのメールと文字入力
       最近は訃報などは、メールで入ってくることが多い。私は普段は携帯のメールではなくパソコン本体でメールをしているから、このような知らせは今までなら旅先に入ることはない。今回は旅先でも知ることができたので、失礼することがなかった。
    6. メモをする:アプリ【メモ帳】を使った。歳をとって物忘れが激しいので、ちょこっとメモするときには便利だ。また、健康保険証などの番号をメモっておけば、いざというときに役に立ちそうだ。
    7. コンビニでの支払:【おさいふケイタイ】には、多くのところで採用されている Edy をインストールしプリペイドしている。コンビニでの小口の支払には便利である。


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    2011年8月29日

    隠居のスマートフォン備忘録:(10)Xperia acro で Google のマイドキュメントを閲覧・編集する


     Google は、パソコンで操作できる Google ドキュメントというアプリケーションを提供している。このアプリケーションでは、Excel のようなスプレッド・シートや Word のような文書作成、Power Point のようなプレゼンテーション資料の作成などができる。Gmail に添付されてきた Excel, Word, PowerPoint のファイルは、自動的に Google の自分のアカウントに保存される。保存先は、Google のサーバーであるので、自分のPC のどこかのディスクに保存されるわけではない。

     このドキュメントをスマートフォン Xperia acro (Android 2.1 以上のスマホ)で閲覧・編集することができる。このアプリケーションは、Android マーケットから、Google ドキュメントとして、無料でダウンロード・インストールできる。インストールすると、このようなアイコン110828_icon_01.jpgが表示される。
     このアイコンをタップすることによって、パソコン上で見ていたドキュメントをXperia acro で見ることができる。
     ただ、Xperia acro で編集できるようになったのは、つい最近のようでスプレッドシートは Xperia では事実上困難であった。操作マニュアルみたいなものは用意されていない。Excel のような複雑なソフトは、スマホには向いていないのかもしれない。しかし、パソコンにあるドキュメントをスマートフォンで確認できるのはありがたいことだ。

    docs 選択画面;クリックすると大きな写真になりますドキュメント一覧画面;クリックすると大きな写真になりますPCでのGoogle スプレッドシート;クリックすると大きな写真になりますXperia acro でのスプレッドシート;クリックすると大きな写真になります
    「ドキュメント」アイコンをタップすると出てくる画面
    ここの「ドキュメント」をタップすると、右の画面が出てくる。「その他」をタップすると「スプレッドシート」(Excel)、「テキスト」(Word)、「プレゼンテーション」(PPT) を個別に選択することができる。
    ドキュメント一覧画面
    Google に預けているドキュメント一覧が表示される。
    PCでのGoogle スプレッドシートの表示例Xperia acro でのスプレッドシートの表示例
    行に付いている「編集」をタップすると、文字の訂正・追加程度はできる。


    なお、Xperia acro では、「テキスト」(Word)、「プレゼンテーション」(PPT) の編集も文字の訂正・追加程度ができる。

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    2011年8月27日

    隠居のスマートフォン備忘録:(9) Xperia acro でのコピー&ペースト


     パソコンでのコピー&ペースト(C&P) はコピーする箇所を反転し、【編集】⇒【コピー】でクリップボードにコピーし、貼りつけた箇所で【編集】⇒【貼付け】する。私はキーを使って、【Ctrl】+【C】でコピーし、【Ctrl】+【V】で貼りつける。カット&ペーストの場合は、【Ctrl】+【X】でカットして、【Ctrl】+【V】で貼りつける。この機能は、文書を作成するときなど極めて便利である。
     文書作成をキーをタップして行うスマートフォンで、このような機能を自在に操作できればメール作成などで有用である。Xperia acro にも当然 この C&P 機能はある。
     例えば、Gmail で受信したメールの一部をC&P したい場合、選択したい部分をタッチ(長押し)するとicon_02.JPGicon_03.JPGの形をしたカーソルが表示される。左のカーソルをコピーする始点にドラッグ、右のカーソルを終点にドラッグすると、コピーしたい部分が橙色で反転するので、これをタップすると「テキストをクリップボードにコピーしました」という表示が出る。だが、不器用な私には、この作業はなれないとうまくクリップボードにコピーができなかった。慣れが必要である。このテキストのコピーは、Web ページのテキストでもできる。
     このテキストコピーを使えば、例えば spモード メールの新規メールにペーストするときは、新規メール作成画面のテキスト部分でタッチ(長押し)すると【メニュー】というセレクトボックスが出るので、「貼り付け」を選択するとコピーしたテキストが貼り付けられる。
     クリップボードにコピーしたテキストは、Gmail でも、sp モード メールでも、アプリとして導入したメモ帳でも、貼り付け機能が用意されている。

    テキストのコピー;クリックすると大きな写真になりますGmail でテキスト貼り付け;クリックすると大きな写真になりますsp モード メールでのテキスト貼り付け;クリックすると大きな写真になりますメモ帳でのテキスト貼り付け;クリックすると大きな写真になります
    テキストのコピー
    カーソルで囲まれた部分は、色が変わる。この部分でタップすると「テキストをクリップボードにコピーしました」という表示が出る。
    Gmail でテキスト貼り付け
    Gmail ⇒メニュボタン⇒新規作成⇒テキストをタッチででてくる。
    sp モード メールでのテキスト貼り付け
    sp モード メール ⇒新規メール⇒テキストをタッチででてくる。
    メモ帳でのテキスト貼り付け
    メモ帳 ⇒新メモ⇒画面のタッチででてくる。


     なお、sp モード メールで、受信メールの一部をコピーする場合には、以下のような少し異なった方法が取られている。
    選択開始画面;クリックすると大きな写真になりますコピーするテキストの選択;クリックすると大きな写真になります一部コピーか、すべてコピーするかの選択画面;クリックすると大きな写真になりますコピーが貼り付いた;クリックすると大きな写真になります
    sp モード メールでコピーするテキスト画面をタッチすると選択開始がでてくる。コピーするテキストの選択
    コピー開始点をタップし、コピー終了点をタップする。この操作には少々の慣れが必要である。
    一部コピーか、すべてコピーするかの選択画面
    「すべてコピー」選択すると本文全体がコピーされるので、「コピー」を選択する。
    sp モード メールでのペースト
    本文作成画面でタッチ(長押し)すると貼り付け(ペースト)したり、コピーを挿入したりする画面が出てくるので、「貼り付け」を選択。(上の左から3番目の画面参照)


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    2011年8月25日

    隠居のスマートフォン備忘録:(8) Xperia acro での電話帳(アドレス帳)管理


     スマートフォン Xperia acro にも、もちろん電話帳機能はある。電話帳といっているが、正式にはアドレス帳で、メール・アドレスもこの機能で管理する。この電話帳は、機種を変更した(ケイタイからスマホに)ときに、販売店でケイタイにあった電話番号などをスマホに移行してくれる。私の場合、ずさんに管理していたケイタイでの電話帳管理が、そのまま移行されたので、標準ではグループ分け機能はついていない Xperia acro では、連絡先が"あいうえお"順に並べられるだけなので、極めて使いづらくなった。
     Android のスマホは、パソコンの Google アプリケーションと同期できるのが、大きな特徴である。今のところ確認しているのは、Gmail 受発信、カレンダー(予定表)、Google map 検索であるが、Gmail に包含されている連絡先管理ツールも同期が取れる。しかし、Gmail の連絡先管理ツールでできているグループ分けは、Xperia acro の標準電話帳ではできないので、グループ分けができる 【Garlic電話帳】というアプリを多くの人がインストールしているようだ。もちろん、Gmail 連絡先管理ツールと同期できる。【Garlic電話帳】は、無料版とアドフリーの有料版(¥315)がある。無料版は隠居にとってはウザイCM がチラチラするので、有料版の方がおすすめである。

     ただ、もともとケイタイの電話帳は、電話番号(主としてケイタイの電話番号)とケイタイ・メール・アドレスを記録をしていた。一方、パソコンの Gmail 連絡先は主として本体のメールアドレスを登録して、別々に管理していたので、両方を同期して合体すると、電話番号のない連絡先やメールアドレスのない相手先も電話帳に登録されることになる。このことによってパソコンとスマートフォンの電話・メールアドレス管理が一元化されることになる。

     実は、これらのことが整理できるまでに、幾つかの失敗をした。失敗の一つは、パソコンとスマホとの同期の方法である。失敗の内容を記録してもあまり意味がないので、OVERQ さんというひとのブログにあった同じような失敗談の中に、パソコンの Google 連絡先と Xperia acro の電話帳との失敗しない同期の方法をまとめておられるので、引用させていただいた。
    ?自動同期をOFFする。:ホーム画面⇒メニュ⇒設定⇒アカウントと同期
    ?とにかく同期関係をすべてOFFする。
    ?スマホ本体の連絡先データをSDカードにエクスポートする。:スマホ電話帳⇒連絡先⇒メニューボタン⇒連絡先をエクスポート⇒メモリーカード
    ?SDカードの連絡先をGoogleアカウント上にインポートする。:PC Gmail 連絡先⇒【その他】⇒インポート⇒エキスポートしたファイル
    ?スマホ本体の連絡先データをすべて削除する。:スマホ電話帳⇒連絡先⇒削除⇒全て選択
    ?連絡先の同期を行う(自動同期ONでよい):ホーム画面⇒メニュ⇒設定⇒アカウントと同期

    小さな文字部分は、私が付加した。?の項目をする時には、PCとスマホをUSB 接続する必要がある。

     Xperia acro のメモリーカードSD は32GBが同梱されているので、ケイタイのメモリーカードは余っている。ケイタイからスマホへ機種変更したとき、ケイタイの販売店ではケイタイのメモリーカードに、ケイタイの電話帳をエクスポートして Xperia acro にインポートしたようだ。(具体的にどのような作業をしたのかは聞いていないので、分からない) 誤って削除してしまった電話帳を、ひょっとしてケイタイのメモリーカードに残っていないかと、micro SD カード・リーダで読みにいくと、SD_PIM というフォルダーに、Xperia acro を購入した日付が更新日で、PIM0004.VCF といった名前のファイルが残っている。Xperia acro のメモリーカードを差し替えて、電話帳をインポートするともとの状況には復元することができた。
     また、あとで気がついたことであるが、電話帳の中身を編集するには、携帯アドレスデータCSV変換ソフトを導入しておくと便利である。この変換ソフトで、VCF ファイルをCSV ファイルすなわちエクセルのファイルに変換することができる。エクセルで編集する方法については、あとで気がついたので実際には行っていないが、エクセルが出来る人にはいい方法であろう。

    標準の電話帳画面;クリックすると大きな写真になりますGarlic電話帳初期画面;クリックすると大きな写真になりますグループ別表示;クリックすると大きな写真になりますGmail 連絡先画面;クリックすると大きな写真になります
    標準の電話帳画面
    電話初期の画面で連絡先をタップすると開く。
    名前の読みの50音⇒アルファベット⇒読み無しの順に表示される。
    Garlic電話帳初期画面
    この画面でメールの発信もできる。
    複数宛メール送信とあるが、一人にでも送れる。
    グループ別表示
    左の画面でグループ一覧をタップすると表示される。
    同期先が、Google であることが表示されている。
    Gmail 連絡先画面
    Garlic電話帳とUSB 接続もしていないのに、即座に同期される。
    表示順はGarlic電話帳とは異なるようだ。


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    2011年8月21日

    隠居のスマートフォン備忘録:(7)パソコンで検索した場所を Xperia acro に持ち出す


     旅行の計画などで、行きたい場所を調べるにはパソコン上での Google マップ を使って検索する方が、画面が大きいので楽である。スマートフォン Xperia acro のホームページでメニューボタンをクリック⇒設定⇒【アカウントと同期】で、icon_1.JPGgoogle にチェックを入れておくと(google アカウントを登録していることが前提だが)、パソコン上で Google マップ のマイプレイスに登録したスターマークが、Xperia acro の地図でも表示される。
     方法は、Google マップで検索した場所のマーカーの付け根をダブルクリックすると、ふき出しがでるので、一番上の行にあるicon_2.JPGアイコンをクリックして、マイプレイスのスター付きに登録する。パソコン上で登録すると、 Xperia acro のマップアプリに反映されている。本体とUSB 接続する必要はない。

    パソコン本体での検索画面;クリックすると大きな写真になりますアカウントと同期画面;クリックすると大きな写真になりますマップアプリメニューボタン画面;クリックすると大きな写真になりますgooglemap_02.jpg
    パソコン本体での検索画面
    栂池自然園をマイプレイスに登録する
    Xperia acro のホームページでメニューボタンをクリック⇒設定⇒アカウントと同期画面Xperia acro でのマップアプリメニューボタン画面
    ここで、マイプレイスをタップすると、次の画面が表示される。
    Xperia acro でのマイプレイス表示画面


    上の右端画面に表示されるスターマーク付きの場所をタップすると前々回に紹介したナビを設定する画面が出てくる。その画面で、現在地および目的地の右に表示されるマイプレイスマーク(スターマーク)タップすると登録したマイプレイスが表示されるので、マイプレイスからマイプレイスへのナビが表示されるから、極めて有用である。旅行に行く前などに、立ち寄ると思われる場所をパソコン上に登録しておけば 、検索する時間が少なくて済みそうだ。

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    2011年8月20日

    隠居のスマートフォン備忘録:(6)Xperia acro で現在地情報を得る。


     スマートフォンのいいところのひとつは、携帯電話と同じようにポケットに入れて持ち歩けることだ。Xperia acro には GPS 機能がついているから、GPS衛星からの信号がとどくところにいるかぎり居場所が確認できる。持ち運びがし易いことと GPS 機能を組み合わせたアプリがあるのは当然である。自宅の書斎にいても、信号は届いているようだ。ただ、屋内では正確ではなく、庭先で再度現在位置を確認するとかなり正確に位置が表示された。
     Xperia acro には、地図検索として【マップ】アプリが標準にインストールされていることは、前回の【隠居のスマートフォン備忘録:(5)Xperia acro で地図検索・Navi・乗換案内など 】に記録した。
     ホームページのメニューボタン⇒設定⇒現在地情報とセキュリティで【GPS機能を使用】にチェックを入れておくと、【マップ】アプリ画面の右上にあるicon_1.JPGアイコンをタップするとGPS 機能が働いて、画面の地図にその時の精度による誤差10メートル以内でなどと現在地が表示される。この現在地周辺のさまざまな情報も示すことができる。また、現在地の住所をメール送信することもできる。

    地図の現在地;クリックすると大きな写真になります現在地の情報案内表示画面;クリックすると大きな写真になります現在地の通知メール画面;クリックすると大きな写真になります現在地近辺案内のためのアイコン
    地図の現在地をタップすると現在地に吹きだしが表示される。地図は、拡大・縮小ができたり、北を上とする地図にすることもできる。左の画面のふき出しをタップすると上のような画面が出てくる。ここで、icon_4.JPGアイコンをタップすると、前回に紹介したナビを設定する画面が出てくる。また、icon_3.JPGアイコンをタップすると近辺をストリートビューで見ることができる。左の画面で「現在地を他のユーザーに送信する」を選択すると、メールの種類などを選択する画面があらわれ、sp モードメールを選ぶと上のような画面になる。吹きだしのでている画面の上部にあるicon_2.JPGアイコンをタップすると、上のように近くのレストランなどを教えてくれる画面となる。


     よく知った場所で、この現在地情報アプリの使い方を習得しておけば、不案内な場所に行ったときに非常に有用と思われる。

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    2011年8月13日

    隠居のスマートフォン備忘録:(4)Xperia acro でInternet radio(Live 365) を楽しむ


     前回の【隠居のスマートフォン備忘録:(3)Xperia acro で音楽(mp3)を楽しむ】では、パソコン本体にある mp3 ファイルをスマートフォン Xperia acro に持ちだして、戸外や車で楽しむ方法について記録した。

     自宅でパソコンに向かっているときは、Internet radio Live365 に、自分が開設しているRadio Senboku にアクセスして、BGM として聴いている。この Live365 に開設されているの は、クラシック・ポップス・カントリー・ロック・ジャズなど大きく 23 のジャンルに分類される約 7000 のstation がある。それらの中から、好みの局を選択し、preset しておくこともできる。基本的には無料であるが、少し払えば(月約$6) 、コマーシャル抜きで音楽を楽しむことができる。

     この Live365 の視聴がスマートフォン Xperia acro でできることが分かった。パソコン本体で、Radio Senboku でジャズを聴きながら Live365 の画面を見ていると、まだベータ版らしいが、スマートフォン向けのアプリが提供されていることが分かった。Xperia acro の Android【マーケット】で、"Live365"で検索してみると【Live365 Radio- Beta 】がヒットし、これをインストールした。インストールしたアプリを実行してみると、REDISCOVER RADIO という表紙に続いて Login 画面が出てくる。パソコン本体で登録している Username と Password を入力すると、【 My Presets 】というスクリーンとなり、本体パソコンで選択登録していた station が表示される。この中から、聞きたい station をタップするとストリーミング・ファイルがダウンロードされて放送が始まる。一度 Login しておくと次回からは、Live365 アイコンをタップするだけで【 My Presets 】のスクリーンとなる。

     Xperia acro では、docomo のパケットが届くところならどこでも聴くことができるので、電波の状態によって繋がりにくい FM ラジヲやワンセグテレビ(Xperia acro に搭載されている)より、アクセス状況は良好である。車に搭載したトランスミッターにつなげば、ミュージック・アプリと同様にというか、それ以上に音楽を楽しむことができる。ただし、Jpops や演歌など日本の歌を放送しているラジオ station はないので、そのような歌を聞きたい場合は、ミュージック・アプリが有効である。Xperia acro では、このようにアプリを切り替えるのは、画面のタップだけなので僅かな時間ですむ。スマホのいいところである。
    Android マーケットでの検;クリックすると大きな写真になりますLive365 Radio- Beta アプリ;クリックすると大きな写真になりますLive365 ログイン画面;クリックすると大きな写真になりますLive365.jpg
    Android マーケットでの検索画面Live365 Radio- Beta アプリLive365 ログイン画面【 My Presets 】のスクリーン


     なお、このブログを書くのに、Xperia の画面キャプチャーを使った。このキャプチャーを設定するのは、あまり知識のない古希の老人にはハードであったが、スマホを理解するには有用であった。今までは、三脚にカメラを固定して画面を撮影していたのだ。Xperia acro を使用するにはあまり関連性はないが、機会を見て備忘録としてエントリーしたいと思う。

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    2011年8月11日

    隠居のスマートフォン備忘録:(3)Xperia acro で音楽(mp3)を楽しむ


     今まで、自分が収集した音楽ファイル(mp3 ファイル) を戸外や車の中で楽しむには、初期の iPod shuffle や iriver portable mp3 player を長年使ってきた。

     スマートフォン Xperia acro は小さなノートパソコンみたいなものであるから、もちろん音楽ファイル(mp3 ファイルなど) を保存し、再生することができる。Xperia acro SC-02C の内蔵メモリー(RAM)は 512MB であるが、初期にインストールされているソフトなどで、空き容量は 255MB くらい(ホーム画面のメニューボタン⇒ストレージで確認できる)だそうだ。ただ、外部メモリーとして、microSDHC で最大 32GB をもつことができる。しかも、microSDHC 32GB が同梱されている。iPod や iriver では、1GB のものを使っていたから、それに比べれば、保存容量を気にしなくてすむ。ただ、microSDHC には、写真や動画も保存することになるのでむやみに大量に保存できるわけではない。

     私は音楽ファイルの処理は、パソコンで行っている。音源は様々である。古い LP レコードから mp3 ファイルを作ったりeMusic(現在、日本からはダウンロードできない)や Amazon から Net 購入した曲や CD をデジタル化した曲である。クラシック、カントリー、Jazz、Pops などの曲が、Windows Media Player のライブラリーにデータベース化されている。アーカイブの数は数えたことはないが、30GB程度になった。
     iPod やiriver portable mp3 player (車で mp3 ファイルを聞くときに使っている)は、パソコン本体とUSB 接続でファイルを入れ替えるが、iPod では iTunes というApple のソフトを、iriver では iriver Music Manager というソフトを使わなくてはならない。その点、Xperia acro では、USB メモリーと接続するのと同じように、パソコン本体でひとつのドライブとして(SC-02C というドライブ名で)に認識されるので、その下にある music というフォルダーに本体のフォルダーまたはファイルをコピペすればよい。極めて簡単である。
     コピペした mp3 ファイルは、music フォルダー の下に、たとえホルダーを作ってコピペしても、すべて一緒にアーカイブとして保存されるようだ。Xperia acro での「ミュージック」アプリでは、これらのアーカイブを「アーティスト」、「アルバム」、「トラック」、「プレイリスト」と分類してくれる。「トラック」で表示される曲は、music フォルダー にアーカイブされているすべての曲である。「アーティスト」では、mp3 ファイルの ID3 タグに持っている情報の artists 別に、「アルバム」では ID3 タグに持っている情報の album 別に表示される。また、「トラック」を表示しているときに、例えば jazz で検索してみるとID3 タグのジャンルに持っている情報がjazz の曲もヒットするようである。これらをうまく使えば、自分で作成することになっている(Xperia acro の中で)「プレイリスト」にjazz というようなジャンルで曲を集めることができる。
     「プレイリスト」は、「アーティスト」、「アルバム」、「トラック」のどの画面でも、トラックあるいは曲を選択(タッチ:長押し)すると出てくるポップアップ画面で表示される「プレイリストに追加」をタップすると出てくる「プレイリスト」の画面で、「新規プレイリストの作成」をタップして、新しい名前を入力する。すでにあるプレイリストに追加する場合は、プレイリストをタップすればよい。 
    アーティスト画面;クリックすると大きな写真になりますアルバム表示画面;クリックすると大きな写真になりますトラック表示画面;クリックすると大きな写真になりますプレイリスト表示画面;クリックすると大きな写真になります
    アーティスト表示画面
    アルファベット順に表示される
    ID3 タグにアーティスト名がないファイルは、不明なアーティストとして表示される
    アルバム表示画面
    アルファベット順に表示される
    アルバムジャケットの情報が得られる場合は表示される
    トラック表示画面
    アルファベット順に表示される
    microSDHCに保存されている全曲が表示される
    プレイリスト表示画面
    作成したプレイリストが表示される
    もちろん日本語にも対応している


    車載用のフォルダー;クリックすると大きな写真になります 私の乗っている古い車では、mp3 ファイルを再生するようなオーディオはついていない。従って、車で mp3 ファイルの音楽を聴くには、少々の工夫が必要である。下記のエントリー【車でMP3を聴く】で書いたように、カセットデッキ式のトランスミッター(私の古い車には、カセットデッキがついている)を iriver portable mp3 player につないで聴いていた。このデバイスを置くための適当なフォルダーがなかったので手作りのものを作っていた。今回、スマートフォンからも、同じようにカセットデッキ式のトランスミッターにつないで、聴いている。幸い、Xperia acro には、車載用のフォルダーが市販されている。
     なお、スマートフォンでの電話・メールの着信音に、ミュージックのトラックから選択できる。ケイタイでは、下のエントリー【隠居のケイタイ:録音した野鳥のさえずりを着信音にする】で書いたように、かなり難しい操作が必要である。Xperia acro では、例えば 小鳥のさえずりを mp3 化して、ミュージック・トラックに取り込めば簡単にできる。

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    2011年8月 2日

    隠居のスマートフォン備忘録:(1)ケイタイからスマートフォン Xperia acro へ


     NHK テレビで、「中高年のためのデジタル塾」という番組があった。地デジとタブレット端末・スマートフォンを紹介する内容である。地デジは別にして、タブレット端末とスマートフォンについては名前は知っていたが、詳しくは分からない。

    Xperia acro:SO-02C;クリックすると大きな写真になります 興味があったのでテレビテキストも買って、すこし学習してみると、タブレット端末はノートパソコンと同じような機能を持つものだが、大きさも軽さも、ネットへの接続も、附加されているソフトもはるかに便利になっている。しかし、ビジネスの世界はもうとっくに卒業しているので、タブレット端末はもう用事はないようだ。現役の頃には、仕事で出張などがあるとA4 のノートパソコンを持ち歩いていたものだが。
     タブレット端末は必要ないと思ったが、スマートフォンは現在持ち歩いているケイタイよりも少し大きいけれども、ケイタイでは物足らなかった機能を沢山持っているので、古希になった隠居にもなかなか楽しそうである。老化防止の玩具として、FORMA のケイタイ(S703i )から7月9日に発売されたDOCOMOスマートフォン:Xperia acro(SO-02C) へ機種変更した。
     Xperia acro の機能をまだまだ把握しているとは言えないが、現在確認している機能を列挙してみたい。
    1. 電話:FORMA のケイタイで使っていた電話番号および電話帳は、機種変更ということで引き継いでくれる。
    2. メール・インターネット
      • sp モードを契約すれば、i モードでのアドレスで送受信できる。メール本文などの入力は、従来のケイタイで馴れた方法にちかい POBox touch という方法が用意されている。
      • Eメールアプリを利用すると、一般のISPプロバイダで受発信できる。
      • Google アカウントを登録している場合は、Gmail を利用できる。これで、どこにいてもPC にきたメールを確認できるようになった。
      • ブラウザを使ってインターネットにアクセスできる。
    3. マルチメディア
      • カメラ:810万画素オートフォーカスカメラ、HD動画撮影ができる。
      • ミュージックプレーヤー:microSDカード(32GB のカードが同梱されている)に、mp3 などの音楽ファイルを保存すればよい。iPOD や mp3 portable player を置き換えることができる。
      • ワンセグ:地上デジタル放送が受信できる。車についていたアナログTVが終了したので、役に立ちそうだ。受信状態は従来の車のアナログTVと同等のようだ。
      • FM ラジオ:同梱されている「マイク付きステレオヘッド」が受信アンテナとなるが、受信状態が良好な必要がある。
    4. その他:
      • スケジュール:ケイタイでは難しかったGoogle カレンダーと同期できる。
      • Google マップの機能が使える。それ以上に、GPS 機能が内蔵されており、目的地までのナビゲーションもしてくれる。
      • アラーム機能がある。ケイタイにもついていた機能と同等。
      • おサイフケータイ:私は Edy を登録した。ケイタイにもついていた。クレジットカードで入金できる。
      • i モードで作成されたサイトは見ることができないが、スマートフォンのOS;android 向けのサイトはブラウザで見ることができる。例えば、わずかばかり持っている株式の時価は、ホームトレーダーが作成した スマートフォン向けのサイトで確認できる。もちろん、PC向けのサイトも見ることができるが、画面が小さいので、拡大したとしても見難い。
      • Google の検索もPC 同様にできる。スマートフォンのOS;android の開発は、Google が深く関与しているから、Google との相性は良い。
      • 私はあまり見ないが、You Tube も見ることができる。

     アプリと言われるソフトを導入すると、その他色々なことができるようだ。追々学習したいと思っている。
    上記に列挙したことがらは、スマートフォン独自の操作方法があるので、老人の備忘録として順次記録していきたいと思う。