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2007年3月20日

SoundEngineスクリプトでMP3ファイルを一括音量調節する

 ダウンロードあるいは Ripping した MP3ファイルは往々にして音量がまちまちである。この音量調節は、 SoundEngine というフリーだが奥の深いソフトを使わせてもらってファイル毎に行ってきたが、時間のかかる作業である。

 SoundEngine は友人に教えてもらって 2005年初めくらいから使っているが、昨年終わりぐらいくらいからどんどん進化が図られているのを最近になって知った。昔は、WindowsXP は正式にサポートしていなかったが最近はMac版までサポートしている。

 最近になって分かったことは、エクセルでいえばマクロみたいなスクリプトというサービスがあることである。エクセルのマクロさえ触れたことのない経験では敷居が高いが、SoundEngine 2.991 の「スクリプト」に「フォルダー一括任意dBオートマキシマイズ拡張子mp3保存」というスクリプトがあるので、これを参考に、いろいろとサーチしてみた。

 この手のカスタマイズ(?)はマニアックな人の専売なのか、私のようなど素人には理解できるような記事がなかなかヒットしなかったが、SakuraStationというブログに私でも分かるような記述があった。それを参考に左のようなスクリプトを書いて、トライアンドエラーをしてみるとなんとか上手く動くようになった。

 私のように、SoundEngineを使ってられる方もおられると思うので、経験的に知ったスクリプトの使い方を簡単に備忘録的に記録しておきたい。

 私の場合「秀丸」を使っているが、メモ帳か何かで、上のようなスクリプトを書いて(書き方の詳細についてはSoundEngine スクリプトを参考にして欲しい。)拡張子を.ses として適当なフォルダーに保存する。

 SoundEngineを立上げ、メニューの「ファイル」→「スクリプトのインポート」からこのスクリプト・ファイルを選択すると実行が始まる。初めに、音量調節したファイルを保存する空のフォルダーを作っておいた方が作業がしやすいと思う。オートマキシマイズする dB は、私の場合 -17dB に統一しているが、J-POP の場合は -13dB くらいが多いようだ。ここにあげたスクリプトで、WAV から MP3 へも自動的に変換してくれるようだ。

 実験的に、Live365 で Ripping し、split したハワイアンをこれで音量を揃えると上手くいった。JazzCollection で今まで時間のかかっていたダウンロードしたMP3ファイルの音量調節が劇的に短縮できそうである。

 この世界は短期間にどんどん進化しており、将来的にどのようになるのか楽しみである。もうすこしの間、死ねないなんて思っている。