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2008年2月18日

隠居、厳冬の山小屋で遊ぶ

 息子・娘夫婦の子供たち、つまり私にとっての孫たちが、雪で遊ぶことを楽しむ歳になった。昨年は暖冬で行く機会がなかったが、今冬は十分すぎるくらいの積雪となった。

 札幌オリンピックの後の1972年頃に、大学時代キャンプカウンセラーだった仲間8人で建てたラビットハウスは、今はDIY好きの二人が小屋の修繕を楽しむための共同所有になっている。孫のためにというのが大義名分である。

クリックすると大きな写真になります 息子・娘は、その小屋でスキーの楽しさをおぼえた。子供達にも教えたいらしい。小屋を建てた頃の交通の便や施設に比べれば、今は格段に良くなっているが、豪雪だけはいまも難儀である。山小屋への入り口へは、ゲレンデから 20m ほどの距離を下るだけであるが、誰も踏んだことのない雪が、150cm ほど積もっている。昨年使う機会のなかった、ネットで手に入れていた Snowshoe を長靴につけて歩いて下りると、メタボの私の体重でも20cm ほど沈むだけである。これは良い買い物だった。いつも足が太ももあたりまで沈んでしまうこの 20m ほどのラッセルは息の切れるアルバイトだったのだ。

 実は、この Snowshoe を求めたのは、スキーももう危険を感じ始めていたので、これを履いて雪の多いときに周辺を歩いて写真でも撮ってみたいとおもったからだ。今回は、ずっと雪が降り続いたのでやめにした。

クリックすると大きな写真になります 山小屋の楽しみは、自炊さえいとわなければ食事を豪華に(?)できることである。多くの場合、養父市の9号線沿いにある小さな精肉店(羽淵精肉店)で、焼き肉用の肉を買っていく。今回は多少たくさん買ったので、100g1250円のサーロインステーキの端が残っていたのをサービスしてくれたらしい。雪遊びに腹を減らした孫がパクついていた。隙間だらけの小屋なので、部屋の中で炭火を使ってもあまり問題はない。

クリックすると大きな写真になります 16日の午後から降り止まない雪の中、久方ぶりにチェーンを巻いて、山を下りた。高速道路でも落ちなかった車の屋根の雪が翌朝まで残っていた。この時期の高速道路は、冬用のタイヤ装着規制をするところが増えている。1年に何回も必要ではないが、スタッドレスタイヤはこの時期の必需品なのかもしれない。