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2012年11月 3日

隠居のDIY:廃プラ・リサイクル材を使って立水栓を作る

 山小屋の水道がどこかでわずかに水漏れをしているのを、春の連休前に作業をした時に見つけていたが場所を特定できずにいた。小屋から帰るときには、元栓を閉めて帰るので工事はそんなに急ぐ必要はない。
 夏のかかりに行った時に、外の立水栓の根本あたりであることがわかった

 ネットで調べてみると立水栓は結構な値段がすることがわかった。それで、自分で作ってみることにした。
 外で使うものだから耐水性がないと駄目である。少し前に、庭の花壇枠をやり変えた時に使った廃プラ・リサイクル材を使えば、耐水性は大丈夫のようである。立水栓を作れるぐらいの端材が幸い残っている。
 水道栓(これも新品を買えばかなりの値段がする)は、以前に自宅の庭の立水栓の蛇口を付け替えた時のものが残っている。あとは、塩ビのパイプや継手などを買い足すだけである。これらは、そんなに高いものではない。
 塩ビパイプ管に、専用の凍結予防用のスチロール樹脂を巻いて、廃プラ板を丸のこで切断して作った筒の中に収めた。この廃プラ板は、木材加工と同じであるから、蛇口を収める穴も座きりドリルで穴を開けることができる。四角く貼りあわせた廃プラ板は接する部分に隙間ができるので、コーキング剤で埋めた。
 このようにして自宅で作った立水栓を山小屋に運んで、現地でつなぐことにした。現地では現物にあわせて L字型継手で元の管とつないだ。つなぎは塩ビ用の接着剤を使えば、それほど苦労することはない。
 止水栓で水を止めてあった流しには、パートナーが求めていた排水桝を、旧の流しを削ってはめ込んだ。小雨交じりの冷たい風が強く吹く中でタガネとハンマーで旧のコンクリートを削る作業はなかなかの重労働であった。
 自宅に残っていた少し固まりかけたインスタント・セメントをこねて、立水栓の根本や排水桝の隙間などに流し込んだ。蛇口を閉栓して、水漏れを確認したが大丈夫であった。これで、屋外での水洗いなどの作業が便利になった。

立水栓の材料;クリックすると大きな写真になります 立水栓組立;クリックすると大きな写真になります 立水栓と元の管をつないだ;クリックすると大きな写真になります 排水桝もついて完成;クリックすると大きな写真になります
立水栓の材料:側は廃プラリサイクル板 立水栓の組立:組み上げはビスで留めた 立水栓と元の管をつないだ 排水桝もついて完成

2012年6月 4日

隠居のDIY:廃プラ・リサイクル材を補強材として使う


 2006年の7月に作ったローズアーチも、6年ちかく経った。その間、風雨にさらされてことやほとんど毎日の水やりで根本の部分が腐ってしまった。ありあわせのアイアン・ウッドや金属の柱で応急処置をしていたが、ついに木部が手で触るとぼろぼろと落ちる状態になってしまった。

 先日、和泉リサイクル環境公園にバラを見に行った時に、ジュリプラスという廃プラスチックをリサイクルした材料を販売しているのが分かった。この材料は、水に強そうだし、電動ノコで切断したり、ビスを打ったりすることもできるようだった。色は黒いが、ペンキも塗れるようだ。これを、ローズアーチの補強材として使うことにして、さっそく、和泉リサイクル環境公園に製材を求めに車を走らせた。ちょうど、土曜日とあって公園のグランドで少年サッカーの大会が開かれるようで、駐車場は満員だったが、なんとか目的の物を求めることができた。幅17cm、長さ80cm、厚さ3cmの板状の材料を一枚200円で5枚、6cm角、長さ160cmの角材を300円で求めた。アイアン・ウッドなどを求めるよりはるかに安い。

 ジュリプラスの板材を縦半分に切断すると、2X4材より少し幅が狭い(85mm)が、2X4 替わりに使うことができる。切断は、電動ノコを使って問題なく切れるが、切断くずが海藻のひじきみたいで、木くずに比べれば大きく、鋸に目詰りを起こしやすいから、キックバックの注意が必要である。
 ドリルでの穴あけ、ビスを打つことも問題なく、2X4材と同様に施工することができた。これで、当分水やりには耐えられるとおもわれる。

完成:クリックすると大きな写真になります。 腐った部分を切り落とす;クリックすると大きな写真になります 補強材のアイアン・ウッドとボルトで結合;クリックすると大きな写真になります 横桟の補強には、角のジュリプラスを使用
2006年7月製作当時のローズアーチ 腐った部分を切り落とす 補強材のアイアン・ウッドとボルトで結合 横桟の補強には、角のジュリプラスを使用


 求めた廃プラ・リサイクル材のジュリプラスは、板材一枚と角材1本で用が足りたので、残っている。防水性が求められるような細工には使っていこうと思っている。ちょっとしたエコ気分である。