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2010年4月 7日

隠居の花見:京都洛東、野村別邸あたり

 4月4日日曜日、京都の1K で生活している娘に差し入れを持って行くとという口実で、頼まれて京都に花見に行くことにした。3月20日に一般国道1号バイパスである有料の第二京阪道路が開通したので、このルートを走ってみるのも一つの目的である。

 日曜でもあり、京都の桜は満開だというので大混雑が予想された。近畿自動車道の門真あたりからつながる第二京阪道路は、渋滞がよく発生する名神高速道路の吹田や京都南をバイパスできるので、ストレスが少なくてよい。いつもより、10分ほどはやく8時半頃到着するとすぐその足で、市営岡崎グランド地下駐車場に向かった。幸い、その時間では、すぐに地下駐車場に滑り込むことができた。

 京都市動物園横の疎水には、桜を下から見上げる遊覧船が出ている。これに乗ろうとしたが、整理券が出ていて乗船できるのは午后2時過ぎになるという。諦めて、南禅寺あたりを歩いてみることにした。

 南禅寺永観堂にも桜はあるが、ここらあたりは紅葉の時節に訪れるところであろう。ただ、娘によれば紅葉の永観堂は、ラッシュアワーの電車みたいでゆっくりできないらしい。
 昨年の春に求めた 月刊「京都」2007年4月号に、この岡崎界隈にある野村別邸の桜が綺麗とあったので、瀟洒な邸宅(別荘)を巡った。野村財閥をつくりあげた野村徳七の別邸とあって見事な枝垂れ桜が満開であった。

 昼自分になって、家内と娘がいったことのある平安神宮近くの娘の知り合いが設計したといううどん屋「おかきた」に行くことにした。いつも行列ができるらしいが、11時半ぐらいにいったのに、その日も30分ほどまちであった。となりのうどん屋の方が、行列は長かったが。注文したてんぷらとじうどんは、いいだし(出汁)が京風の細うどんにからんで美味であった。

 食事のあと、右京の方にも行ってみたかったが、このような日は車で動くのは得策ではない。混雑が予想されたが、哲学の道を通って銀閣寺まで行くことにした。桜は見事であるが、予想通り、人、人、人であった。うんざりして、大豊神社あたりまでいって、人気の少ない道を引っ返した。食事したうどん屋のとなりの大安で、酒の肴にいつも求める 細ごぼうたまり醤油漬 を買って駐車場に。早めの夕食をいつもの中華料理店で軽くすませ、来た道で引っ返すと、阪神高速京都線上鳥羽入り口までの市内はすこし混雑したが、あとはスイスイと帰ってきた。
動物園横の疎水;クリックすると大きな写真になります永観堂の桜;クリックすると大きな写真になります永観堂、楓の新緑;クリックすると大きな写真になります野村別邸のしだれ桜;クリックすると大きな写真になります
動物園横の疎水永観堂の桜永観堂、楓の新緑野村別邸のしだれ桜
哲学の道での桜;クリックすると大きな写真になりますミツマタの花と桜:哲学の道;クリックすると大きな写真になりますお屋敷の枝垂れ桜;クリックすると大きな写真になりますてんぷらとじうどん;クリックすると大きな写真になります
哲学の道での桜ミツマタの花と桜:哲学の道お屋敷の枝垂れ桜てんぷらとじうどん:かわきた