Atelierで“Google Earth”タグの付いているブログ記事

2010年10月11日

隠居のパソコン備忘録:Google Maps と Picasa を使って位置情報を持つ写真を掲載する

 GSPユニット:GSP-CSK1 を手に入れたのをきっかけに、Picasa で撮影場所を記録することを試みてきた。
 撮影場所をマークした写真を表示する地図をブログに掲載するには、EveryTrail というサイトの【CREATE TRIP】の機能を使った。自分の写真情報が入ったtripという地図を作成し、これをアップロードしてきた。 結果としては、コマーシャル色の強い EveryTrail のサイトに自分の地図や写真を預かってもらうことになる。

 他に方法がないかとネットでググってみると、どうやら Google Earth を経由して、Google Map でブログに掲載できるような地図を作成できることが分かった。歳をとってすぐにやり方を忘れるので、備忘録として記録しておきたい。
  1. 写真に撮影地点の情報を取り込むのは、【隠居の写真整理:Picasa でGPS ユニットを使って撮影場所を記録する】で記載している 4.までの順序どおりである。
  2. 地図に掲載したい写真を選択して、Picasa の【ツール】 ⇒【アップロード】⇒【Picasa ウエブアルバムにアップロード】と選択すると、アルバムのタイトルなどを指定する下のスクリーンショットのようなアップロード画面が現われる。例えば、この画面で、タイトルを "Morning Walk at Oct. 8, 2010" としてアップロードすると新しいウェブアルバムが作成される。これは、Picasa の画面右上にある【ウェブアルバム】タグをクリックして確認できる。(もし、アカウントのない場合は、アカウントを登録する必要がある) Picasa_webalbum_1.JPG
  3. 【ウェブアルバム】の画面で、新しく作成したアルバムをクリックすると、アルバムにアップロードした写真のサムネイルが表示される。この画面の右フレームの下の方にある、【Google Earth で表示】をクリックすると、作成された KML ファイルを保存するかどうかの下のようなポップアップが開くので、適当な名前をつけて適切なフォルダーに保存する。Picasa_webalbum_5.JPG
  4. ここで、Picasa と Picasa ウェブアルバムを閉じて、新たに【 Google マップ】を開く。左上の【マイマップ】をクリックし、【新しい地図を作成】画面を開く。新しく作る地図のタイトルを入力し、【インポート】をクリックするとインポートするファイルを指定する画面がでるので、先程保存したKML ファイルを指定してアップロードすると下のような画面になる。
    この時、Internet Explorer では、
    "Bad request"
    "Your client has issued a malformed or illegal request"
    というエラーが出て、うまくいかないことがある。
    Google のブラウザー Google Chrome では問題なくアップロードするので、こちらを選んだほうが良い。やはり、Google ソフトは Google 同士の方がうまく動くようだ。GoogleMap_3.JPG
  5. この画面では小さな写真が、その写真を撮った地点にマークになっているが、これでは分かりにくい。
    この小さな写真をいろいろなアイコンに置き換えることができる。
    基本アイコンにもいろいろと用意されているが、マイアイコンを設定することもできる。ネットでサーチするとフリーのアイコンがいろいろと提供されており、これらを追加して使用することができる。野鳥の写真には、提供されているアイコンを使ってみた。
    方法は、編集モードで、ふき出しにでている小さな写真をクリックすることで、置き換えることができる。(Google Maps ヘルプを参照)

    GoogleMap_4.JPGGoogleMap_5.JPG
  6. また、ふき出しにでてくる HTML のコードをいじることで、表示を変えることができる。
    アイコンをクリックして出てくる表示のサムネイル写真をクリックするとより大きな写真がウェブアルバムに表示される。
    作業途中でも保存しておけば、再度マイマップから該当する地図を開けば、編集を再開することができる。GoogleMap_6.JPG
  7. 形を整えた地図は、地図の上に表示される【リンク】タグをクリックするとページに貼り付けることができる HTML コードが表れる。これを地図を表示させたいページに Copy&Paste すればよい。
    実際に下に HTML を貼りつけてみた。Google Map 作成で、Polyline も描くことができるので歩いた道も表示できるだろう。また、当然ながら Google Map の機能をもっているので拡大したり、航空写真モードで見ることもできる。
    サムネイル写真のクリックで別ウィンドウに表示されるウェブアルバムで編集することもできる。
    これらの機能をうまく使えば、旅行した時の写真整理などには有効であろう。


 ただ、この地図も、Google サイトで預かってもらうことになる。自分の有料のサーバーに負担をかけなくていいが、Google が個人の作品まですべて取り込もうとしているのではないかとの疑念もないことはない。


より大きな地図で Morning Walk at Oct. 8, 2010 を表示


2010年5月 4日

隠居のパソコン備忘録:Google Earth がダウンロードできない

 先日、衝動買いした携帯気象計 Kestrel4000 の設定で、正確な気圧を計測するには、計測する場所の標高が必要であるとある。英語での取説には、その標高を得るのには、次のような表示がある。
 Google Earth is an excellent free program that provides the exact altitude for any given address:www.earth.google.com/.

 このアドレスでネットにアクセスすると Google Earth 5のプログラムをダウンロードする画面が現れる。
 WindowsXP SP2 である自分のパソコンで、ダウンロードして .exe ファイル(Google Earth インストラー)を実行すると途中でエラー・メッセージが出てインストールできない。error code は、0x8004095 である。Google Earth に用意されている「インストールとアンインストール: Google Earth のインストール、アップグレード、またはアンインストール時のエラー 0x80040905」に書いてある方法を実施してみても、同じようにインストールできない。
" error 0x8004095" でネットサーチしてみると、英語のサイトに、以下のような回答があった。
Unfortunately there's no one answer that works for everyone with this error.
Google say it is due to some corruption of the registry and recommends the use of Windows Installer cleanup utility, see:
http://earth.google.com/support/bin/answer.py?hl=en&answer=141163

Others have had success with Revo uninstaller or Ccleaner.

 どうやら、昔 Google Earth の初期のバージョンを削除したときの残骸がレジストリに残っているように思われた。
 ここにある Revo uninstaller というフリーのソフトは不要なレジストリ項目を検索し、削除の安全性を確認しながら個別に削除できるものである。以前に導入していた Wise Registry Cleaner と同等のものである。
 これらのソフトを使って、毎日使っている Google Chrome と GoogleMapsAPI 以外の Google に関するレジストリ項目を削除して、再インストールしたが、やっぱり上手くいかなかった。1階居間の Vista パソコンではうまくインストールできていたので、XP パソコンの利用はほぼ諦めていた。

 ダメモトと Vista パソコンの googleearth.exe ファイルを含む Google Earth フォルダ(73.7MB)丸ごとを USB メモリにコピーして、インストールできなかった XP パソコンに貼り付け、 googleearth.exe を実行してみると、なんとすんなりと Google Earth のウィンドウが開いてしまった。このような方法がいつも上手く働くのかどうかはよく分からないが。

 Google Earth をインストールする初期の目的である自宅の標高を得ることは、簡単に達成することができた。自宅の標高( the exact altitude ) は、38m である。5月に入ってよい天気が続いているが、Kestrel4000 の記録では毎日 1015hpa 以上を示している。