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2008年12月28日

隠居のDIY:ホゾ組みの練習

 書斎で使うワゴンを作るのに、材を直角に接合するのに「ホゾ組み」に挑戦したいと思っている。今までは、単純にネジとめをすることが多く、せいぜい「大入れ」か、ダボかビスケットでつなぐかぐらいしかできていない。

クリックすると大きな写真になります 練習台として、書棚の棚板数を増やすときに求めた化粧パイン材の端材を使って、LPレコード立てを作ってみることにした。「アナログ音源(LP, FM, Live365 etc.)からMP3ファイルを作るひとつの方法」を使って、時間をみてけて兄貴の形見のLPをMP3ファイルにすることを始めているが、MP3ファイル化したアルバムの曲名などを入力するときに、LPを立てておく台があれば便利だからである。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 「ホゾ」の♂を作るのは墨線さえきちんとつけておけば、このような小さな板切れはノコギリを使えば比較的簡単である。
 この「ホゾ」の♂に合わせて、「ホゾ」の♀をつくる。「ホゾ」の♀は、大きさと同時に深さもかなり正確にしないと上手く接合できない。一般的には、ノミで掘ることになっているが、トリマーを使えば手間がかなり省ける。墨線からはみ出さないように、あらかたの部分をトリマーで掘っておき、細部はノミで仕上げるのがいいようだ。
 ノミというものを今まであまり使わなかったので、今回砥石を使って砥いだ。安物のノミでも、砥ぐと結構切れるようになる。あとは、ホゾの♀側に木工ボンドをたらし込んで、組み合わせるだけである。これでネジを使わずにかなり強固に接合することができた。
 ホゾ組みは木を削っている部分は結果として隠れるので、仕上げもきれいになるようだ。こんどのワゴン作りに応用したいと思う。