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2013年7月25日

隠居のパソコン備忘録: DELL ディスクトップPCの修理 顛末記


 トラブルは、ひょんなことから始まった。音楽編集ソフトをダウンロードして、ドライブC:の Program Files フォルダーに保存しようとすると、管理者権限がないので保存できなないと言う。(保存できないのは、そのせいではないようだが) 
 それで、コントロールパネル⇒ユーザーアカウントを見ると、自分自身のアカウントが Administartor になっているのに、なぜか管理者権限がない。管理者権限を得ようとあまり良くわかっていないまま、ネットでサーチした記事を参考に弄り回しているうちに、ブルー画面が現れ、stop: 0X0000007Bというエラーコードが出て、Windows の起動ができなくなった。
 強制終了して(電源ボタンの長押し)、再起動時に、F12キーを押すなどして、起動画面を止めると、起動するOSが Windows setup と Windows 7 が表示され、このとき Windows 7 を選択すると Windows が起動するが、何もしないと Windows setup で起動が続き、先のブルー画面になってしまう。
 ネットサーチなどで対処方法を探してやってみたが、うまくいかない。ついに、DELL にサポートを求めることにした。
 Dell のテクニカルサポートには、テクニカルチャットサポートというのがあって、ここへアクセスするとチャットが始まって、Q&A 形式でサポート支援をしてくれる。相手をしてくれるのは、日本語のわかる(日本語が読める?)中国人である。
 かなりの時間をかけて、チャットをしたが、解決しない。うまくいかないので、電話サポートに切り替えて欲しいとの要請である。どうも、ギブアップして他のヘルプに回したようだ。
 相手が変わっても、今までのログは継承される(少々、引き継ぎがうまく行ってないことがあったが)。電話ヘルプの相手も、日本語は堪能だが中国人らしい。かなりの時間やり取りをしたが、解決しない。ヘルパーは、このような現象の経験がないという。
 最後の手段で、Dell がコレクト&リターンサービスという引き取り修理を行うことになった。宅配業者の佐川急便が、梱包材を持ってきて、引き取って行き、修理が終われば送ってくれるという。電話が終わった時点で翌日と言っていたのに、佐川急便に何時頃来てくれるかと確認すると連絡がきていないという。再度、Dell に電話して確認すると電話相手だった中国人(?)の手配がうまくいっていなかったらしい。結果、引き取りは一日遅れた。(引取り:7月19日11:00)

 まだ、使えるとおいてあった WindowsXP マシーンは、どうやらデバイスがやられたようで、うんともすんとも言わない。仕方なく、家内が使用しているパソコンを使わせてもらうことにした。
 メールはもっぱらGmailで、写真や音楽ファイルは外付けにHDD に収納していたので、このようなときには、極めて少ない手当(ネットでGmail を呼び出し、写真は外付けHDDを使う)で、ブログのアップなどの作業をすることができる。
 23日の夜、DELL から電話があり、1両日中に送付するという。きっと安全を見ていっていた修理予定10日間ぐらいよりは大分早い。佐川急便での追跡番号を教えてもらって 、配送状況を確認すると24日には着くことになっている。7月24日の15:20も配送されてきた。

 開梱して、修理報告書を確認すると次のように書いてある。
  • システム回復オプション表示されOS 起動しない現象を確認致しました。
  • ダイアグテストにて問題ないことを確認致しました。
  • イメージリカバリ試行致しましたが、改善は見られませんでした。
  • OS再インストール実施後、OS起動終了出来る事を確認致しました。
  • OS上のシステム不具合により、OS起動しない現象が発生いたしておりました。

  • BIOSを最新のバージョンに更新致しました。
  • OSインストール致しました。
  • デル診断プログラムを実施し、エラーのないことを確認致しました。
  • Officeをインストール致しました。
  • OSの起動検査を行いPCが正常に起動し、動作することを確認致しました。
  • エージングテストを1時間実施し、問題ないことを確認致しました。


 原因はあまりはっきりしないが、OS上のシステム不具合ってなんだろう。

 開梱して、新品のときに入っていた Quick Start ガイドを参考に、
  1. マウスとキーボードを接続し、
  2. ディスプレイを接続し、
  3. 電源コードをつないで、オンにするとゴミ箱アイコンだけが表示された画面がでてきた
  4. 画面右下のタスクバーで、インターネット アクセスボタンをクリックして、無線LANの設定(WiFi のキーコードを設定)をすると IE のアイコンがタスクバーで現れた。
  5. 最初に、ウィルスチェックのMcAfee をインストールせよとの指示通り、McAfee に接続して、登録してあるアカウントからインストールした。
  6. 次に、慣れている Google chrome をインストールし、Gmail とスケジュールを復活した。 Gmail は google が預かってくれているから、元の状態がすぐに現れる。また、Google chrome では、自分のアカウントに以前のブックマークが残っているので助かる。
    ついでに、googleの日本語入力もインストールした。当然のことながら、登録辞書は初めから作り直しである。
  7. 次に、2台の外付けのHDD を接続した。これらは、すぐに認識してくれた。


 これで以前の通り、ブログを編集ソフトする環境は整ったが、圧縮ファイルの解凍(LHA)とか、ファイル名を一括変換するようなソフトはインストールしなければならない。
 ところが、Windows7 では、市販のソフトを使わなくても、解凍できることが分かった。

 写真の整理に Picasa3 を使っていたので、これを導入して展開すると、パソコン上の画像ファイルをすべて読み込んだ。(設定をそのようにしたのだが) 外付けHDD にゴマンと写真ファイルがあったので、読み込む(データベースを作る?)のに長時間を要してしまった。

 また、修理の際に、インストールされたOS は最新のものではなかったようで、シャットダウンするときに、更新プログラムのインストールが始まり、多大の時間がかかった。
 次回、起動すると「Windows 更新プログラムの構成中」というメーッセージがでて、その下に 0%完了 とでたまま変化がない。しばらくすると 「Windows 更新プログラムの構成に失敗しました 変更を元に戻します」と表示され、Windows が起動された。またまた、トラブルである。
 今回は、それほど深刻ではなさそうなので、「テクニカルチャットサポート」に助けを求めた。指示通り、セーフモードで起動したり、「すべてのプログラム」にある Windows Updateで更新プログラムをインストールしたりすると、ようやくまともに起動するようになった。

 今回のトラブルを経験して得た教訓は、トラブルが起こった時、自分の頼りない知識でいじりまわさずに、専門家にヘルプを求めたほうがいいといいということだ。いままで、パソコンは自分でアセンブリしてきたので、自分で解決する習慣が身についていたのだ。幸い、DELL では、「テクニカルチャットサポート」というサービスがあるので、今後はこれを利用して行きたいと思う。

   

2008年8月26日

新しいスタイルのPC:VGC-LM

 居間に置いているPCは、10年くらい前に買ったディスプレイと7年前に東京で単身赴任したときに求めたディスクトップPCの本体とを組み合わせて使っていた。
 家庭内LAN経由でネットにつなぐこと(これでほとんどのことができるが)と文書作成ぐらいが、主な用途である。
 最近になってディスプレイの調子がおかしくなった。画面が鼓型に真ん中がくびれて表示される。ディスプレイを傾けたりすると直るのだが、どうも寿命らしい。
 妻は前からデザインのよいパソコンにこだわり、大型電器店にいくたびに VAIO typeL 型がお気に入りだったが、娘たちにそんなにお金をだすなら DELL のノートブックが3台も買えると諫められていた。2万円くらいだせば、19インチワイドの液晶モニタを手に入れることができる。

 先日、景品をもらいに電気店にでかけたついでに買うでもなしにパソコン売り場をのぞくと例の VAIO VGC-LM52DB が在庫かぎりということで特価(¥139,000)になっていた。(あとで、ネットで調べると、最近後継機の VGC?LM72DB が売り出されており、LM52DB は最安価格12万円を切っている。) 自分のへそくりで買うというので、古いパソコンとはおさらばすることにした。

クリックすると大きな写真になります 持って帰って座り机の上に設置してみた。液晶TVと同じように、HDD などのパソコン本体は厚さ 10cm ほどのディスプレイに一体型で収められており、マウス・キーボードはワイヤレス操作である。線の引き回しは、電源とLANケーブル(我が家は無線ではない)に、ほとんど使うことはないと思うがTVを見ようとすると同軸ケーブルが必要なだけで、現在のディスクトップに比べるとまことにすっきりしている。妻はこのすっきり感がお気に入りで得心している。

 Vista、IE7 がプリインストールされているので、初期設定は極めて簡単である。VAIO 関係のソフト登録やUPDATE がうるさくいってくるが。 IE の検索は、Yahoo! が全面に押し出されている。
 サブウーファーも内蔵されているスピーカーはそこそこの音がする。ちなみに、RadioSenboku につないでみると外部オーディオにつながなくても楽しめそうだ。TV も地デジ対応チューナーが入っており、画像も問題ない。DVD ドライブでは、Blue-lay の録画・再生もできるようである。PC の用途がだんだんと変化してきている現れだろう。全体的に、PC を主体とした液晶TV といった感じである。さすがに、TV・オーディオ機器メーカーのSONY 製品である。一人住まいで、一台でパソコン・TV をおしゃれに楽しみたいという人にはもってこいであろう。
  

2008年8月 2日

隠居、WindowsXP SP3 の不具合で苦戦


 最近は、家内にとってもPCが使えなくなると困るようだ。
 デジカメで撮った写真を確認したり、わずかばかりの資産運用を確かめたり、ウェブ・ショッピングをしたりしている。また、孫のおもりにゲームをしたり、ペーパークラフトを印刷したりするのに必要だ。メールはもっぱらケイタイでしているので、必要性を感じていないようだが。

 私が7年前に東京で単身赴任するときに求めたパソコンを、家庭内LANでつないで今居間で使っている。家内が使っているパソコンはこのパソコンだ。パソコンはほとんど自分で組み立ててきたが、このときはそんな時間的余裕もなく、富士通のデスクトップ(FMV deskpower)を購入した。OSは、WindowsMEであった。
 2004年に帰堺してから、WindowsXP HoemEdition にグレードアップした。そのグレードアップで、操作を間違って起動ドライブをC: ではなく、D: としてしまった。動いているので、まあーいいか!とそのまま放ってあった。

 先日、WindowsXP ServicePack 3 への更新メッセージのお誘いに乗って、ついインストールをはじめた。この手のインストールは時間がかかる。インストール途中で、買い物にでかけた。帰って画面を見るとインストールが終わっているようなので再起動すると、Windows起動ロゴは表示されたあとマウスカーソルが表示されてから停止してしまい、そのまま進まない。

 もう1台のパソコンで以前にも電源を変えたときにお世話になった「パソコンが起動しない!」ページに行くと、このようなときの対処法は、
 このプロセスまで進むのであれば、ハードウェア的な異常の可能性は低く、直前にインストールしたドライバやアプリケーションなどの影響による、OSの不調によるものと考えられます。セーフモードで起動が出来るかなどをテストしてみてください。

とある。
 ところが、フリーズするパソコンには、BIOS の変更と起動ドライブを変更するファンクションキーが表示されるだけで、他のF キーを叩いてもセーフモードで起動できない。XP のインストールCD も起動しない。このパソコンで修復することは無理である。万事休す!!

 家内は、これを機会に欲しがっていたかっこいいパソコンを買うつもりになっている。そこまで覚悟しているなら壊れてもいいので、最初からインストールしなおすことにした。HDD も中身がグチャグチャになっている。生きている他のパソコンも使って、以下のように再インストールしたら、また使えるようになった。グチャグチャになっていた HDD もすっきりした。
  1. FMV deskpower のマスターHDD を取り外す。メーカー製のパソコンはきっちりと狭い空間に取り付けてあるので、取り外すのに手間がかかる。
  2. クリックすると大きな写真になります 取り外したマスターHDD の jumper ピンを slave に差し替えて、写真のように自作パソコンの slave HDD と取り替える。自作パソコンのATXケースは空間が大きいので、このような場合は助かる。
  3. HDD からバックアップしておきたいデータを USB 接続している外付けHDDにコピーする。その前に、不必要なデータ(フォルダー)は削除しておいた方が、コピー時間が短くてすむ。完全なバックアップにするには、CD に焼い方がよかったかもしれない。
  4. バックアップしたら、このHDD を初期化する。初期化は、「マイコンピュータ」→「管理」→「ディスクの管理」で表示される該当ディスクの右クリックで出てくる「フォーマット」をクリックする。
  5. フォーマットした HDD の jumper ピンを master に変更し、元のPC(FMV deskpower)にとりつける。
  6. BIOS で優先起動順位を CD-ROM として、WindowsXP のインストールCD で初期インストールを行う。これは時間のかかる作業だが、インストールをし始めたらほおって置いてもいいようだ。
  7. XP をインストールしたときに買った Version は、SP1 だから、Microsoft が提供する SP2 をインストールした。SP2 にしておかないと、私が VirusScan で使っている McAfee はうまくインストールできなかった。
  8. あとは、バックアップしていた Documents and Settings, mail などを戻した。私は、メールは Gmail を使っている(ISPアドレスやレンタル・サーバーのアドレス宛は、転送している)ので、このような時は便利である。


 ネットでググッテみると、XP SP3 はまだまだ問題が多いようだ。安定してから導入したいと思う。

 パソコンの不具合については、ネットでサーチすれば大抵のことは解決策が載っている。だが、今回のような不具合は、パソコンが一台であればお手上げである。パソコンショップに持ち込むしかないであろう。パソコンは2台以上持つのがお薦めである。この頃は、家庭内コンセントを使って簡単に家庭内LANも構築できるらしいから、便利になっている。

 それと、ブラウザーは、InternetExplorer(IE) 以外に別のブラウザーも使えるようにしておいた方がいい。IEが駄目なときも、他のブラウザー(例えば、FireFox など)では、OK の場合が多い。

 

2008年1月28日

隠居、友人のPCを LogMeIn でリモート操作する


 最近、友人のブログを私のサイトで立ち上げたことで、友人のパソコン操作についてヘルプする機会が増えている。65を過ぎた私たちの世代では珍しく、私は仕事柄もあって早くからPCを触れてきたので、同世代の友人に多少お役に立つこともある。

 メールでは、ヘルプする内容を表現することは難しい。お互いにパソコン画面を見ながらの電話ヘルプの方が少しましであるが、隔靴掻痒の感がある。それで、電車で1時間半くらいかけて訪問ヘルプをすることもあったが、そんなことは滅多にできない。

 それで前から話は聞いていたパソコンのリモート操作ソフトをネット・サーチしてみた。いろいろとヒットするが、その中でフリーのLogMeIn Freeというソフトを試しに導入してみた。同じ画面を見ながらヘルプするという所期の目的には有用だったので、インストール方法について備忘録的に書き留めておきたい。

  1. まず、自分のPCにLogMeIn Freeを画面の指示に従って、次のページからダウンロードする。
         LogMeIn Free

    ダウンロード初期画面


  2. ダウンロードするときに、登録するメールアドレスとパスワードを設定する画面があらわれる。
    アカウント登録画面


  3. この登録アカウントを確認するメールがとどくので、クリックしてアカウントをアクティブにする。

  4. インストールについては、「LogMeIn リモートツール」に詳しいので、そちらを参考にしてください。英語の画面で説明されているが、現時点では日本語になっている。

  5. LogMeIn Free を友人のパソコンにも、(携帯電話で会話でもしながら)画面の指示に従ってインストールしてもらう。(このときに、登録したメールアドレスとアクセスコードが、後ほど必要である。) これでリモート・アクセスする準備ができる。

  6. 「スタート」→「すべてのプログラム」から LogMeIn を立ち上げ、LogMeIn が有効であることを確認する。無効という画面が出る場合、有効にする。

  7. アクセス先(友人)のパソコンの電源を上げ、 Windows 画面にしてもらう。ユーザが何人かで使っている場合は、LogMeIn をインストールしたユーザの画面にし、接続の有効を確かめてもらう必要があるようだ。

  8. LogMeIn サイトに接続する。開いた画面の右上に、Login ボックスがあるので、ここにアクセス先(友人)の登録したメールアドレスとパスワードを入力し、ログインする。

  9. ログイン後マイコンピュータを選択し、標準表示にするとアクセス先(友人)のコンピュータ名が表示されるので、これをクリックする。

  10. すると、コンピュータアクセスコードを要求するポップアップ画面がでる。

  11. 聞いておいたアクセス先のアクセス・コードを入力しログインすると、アクセス先コンピューターに接続ができたという画面が表示される。

  12. 左のメニューからリモート制御をクリックするとアクセス先のPC画面が表示される。表示された画面上で、アクセス先のパソコンをリモートで操作できる。
     なお、理由がよく分からないが、デスクトップ背景画面は表示されない。


 これで、友人がやり方が分からないと言っていたポータブル・デバイスへのファイル・コピーについては、こちら側から簡単に操作することができた。
 友人の話では、自分が何もしていないのに、画面がくるくる変わるのを見ているのは気味が悪いそうだが、上手くいって喜んでいた。

 LogMeIn には、もっと機能が多い pro 版がある。これだと、こちら側のPCから、あちら側のPCへのホルダーのコピーなどが drag&paste できる機能があったりして便利だ。ただし、年間使用料が $69.95 と高い。
 家庭内LAN に繋がっている他のPCにお試し版をインストールして(メールアドレスとパスワードは、変えた)使っているが、なかなか便利である。