Atelierで“Web_Radio”タグの付いているブログ記事

2007年4月30日

Live365が危うい

  Live365.comで私のように個人的に Internet Radio局を開設している Small Station が危うくなっている。このあたりの事情は、日本語では「マイコミジャーナル」というサイトのコラムに以下のように引用としてはいささか長いがで紹介されている。詳しくは英語であるがLive365の専用ページで見て欲しい。
 連邦政府のCopyright Royalty Board(CRB)の要求する年間最低でも 500$ も負担するのは、いくら趣味とはいえ限度を超えている。Toshibo さんの Radio Setagaya のように、それらを負担し開設されておられる方もあるが。
 Live365のキャンペーン ”SAVE Internet RADIO"に同調して、私のブログにもバナーを設置した。

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2007年4月11日

Live365 Aircheck(録音)の一つの方法

<Web Radio を録音する:Ripping Live365>でも書いたが、現在 Ripcast などを使っての Live365 のRipiing は著作権の問題で紛争状態にあるのか上手くいかない。それで若い頃(35年以上も前)FM放送をエアーチェックしていた方法で録音できないかと考えてみた。幸い、最近はレコーダーも進化し、音を扱うソフトもいろいろと充実してきている。
 私は鳥の声などを録音するのに、Edirol R-1という MP3レコーダーを使っている。 ウグイスの鳴き声や虫の音をMP3録音してくれる優れものである。このレコーダーにPC のサウンドボードからオーディオ装置にアウトプットしているプラグをラインインすると録音できることが分かった。デジタル→アナログ→デジタルに変換することになるが。Live365でお好みのステーションを選択して何らかのメディアプレーヤーでストリームを再生し、レコーダーを音量など適切な録音状態に設定してオンにすれば、自動的にストリームが録音される。モニターは、ヘッドフォーンでできる。むかし、カセットテープにアナログ録音したものが、コンパクトフラッシュ(Edirol R-1の場合)にMP3録音されるだけの違いである。
 このストリーム録音を1曲ずつに split するには、私の場合 Direct WAV MP3 Splitter を使っている。無音の部分を探して区分してくれるのだが、無音のレベルと秒数を調整できるので、上手く調整すれば1曲ずつのファイルとなる。ただし、昔のカセットテープへの録音と同じように、1曲ごとの曲名・アーティスト・アルバム名(3Dタグというようだが)は、自分で設定しなければならない。しなくても差し支えないが。
 あとは、MP3ファイルのWAVファイルへの一括変換と音量調節で書いた方法で音量調節をすればよい。耳の良い方なら音質の劣化が気になるだろうが、FM放送をカセットテープにエアーチェックしたときとは比べものにならない。このようにしておけば、iPod で外に持ち出すことができるし、車用にCDに焼くことだってできる。

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2007年3月14日

Web Radio を録音する:Ripping Live365

 友達に Live365.com の存在を教えたら、最近いろいろなステーションを探し出して楽しんでいるらしい。ついでに、愛聴しているステーション(Hawaiian:Live365 にある)の曲を車の中や散歩中に iPod で聴けるようにできないかとの相談があった。ちょっと面白いテーマなので取り組んでみることにした。

 例によって自分のブログサイト内で探索できるようにしている Google Search で "Web Radio Ripping" というような言葉でサーチしてみると殆どは海外サイトであるが沢山ヒットした。日本のサイトの「StationRipperでネットラジオを外へ持ち出せ」という記事に引かれて、StationRipper をインストールした。このStationRipper は対象とするRadioを<隠居、NetRadio で Jazz/Country を楽しむ!>で紹介したSHOUTcast では見事に動く。曲名・アーティスト・曲の長さなどが、Radio Station をフォルダー名として保存される。こんなことが合法的なのかどうか疑いたくなるくらいである。ただ、StationRipper では、Live365 のストリームを ripping することはできない。設定の方法が拙かったようだ。Live365 のストリームを録音することはできるらしいがまだよく分からない。
 さらに英語のサイトを中心にいろいろと調べていると、どうやら RipCast というソフトで Live365 を ripping できるらしいことがわかった。早速インストールしていろいろと試してみた。インストラクションでは、Live365を ripping できることがなっているがなかなか上手くいかない。さらに、サーチしてみると "OldSchoolLive.com" というミュージシャンのサイトにあたった。どうやらこのグループは、Live365で自らの演奏を流しているらしい。ここで、Live365 から ripping する方法を説明している。その説明を従って、Live365 を聴く player を Winamp に変えると ripping できるようになった。ただし、 SHOUTcast での ripping のようには曲毎を split してアーティストなどの情報をつけるようなことはしてくれない。昔、カセットテープでFM放送を録音した(aircheck といいましたね)と同じである。ストリーミングしている時間分だけディスクに MP3 ファイルとして保存してくれる。さきほどのOldSchoolLive.com" では、ストリームファイルを split するソフトも紹介されている。いつも使っている SoundEngine でも split できそうであるが、 split に特化したファイルがないか探してみると Direct WAV MP3 Splitter という手頃なソフトが見つかったのでインストールして使ってみた。このソフト、 ripping したファイルの pause (無声)部分を見つけて、そこでファイルを split してくれる。 pause の時間などを設定できるので、結構使えそうである。ただ、当然ながら SHOUTcast の ripping のように曲名とかアーティストの情報は付加してくれない。若いころ(30年以上も前)、FM放送を録音したカセット・テープから MP3 ファイルを作成するのと同じである。このような良い split ソフトはなかったので1曲ごと手動操作をしていた。古い LP の曲を MP3 にすることも split が面倒なので止めていたが再開しようかなと思ったりしている。
 ところで、気がかりなことが起こっている。以下のように、米国で、Web Radio を規制しようとする動きである。拝金主義のレコード会社のロビー活動と思われる。Live365 を ripping できるにもう一つの Free soft である StreamRipper のページには次のように出ている。
News 2006/05/02 Audio Broadcast Flag Bill and PERFORM Act
Please take a moment to educate yourself about a very dangerous proposal for legislation in the United States offered by Rep. Mike Ferguson (R-NJ), called the "Audio Broadcast Flag Licensing Act of 2006". If passed, this legislation would severely limit your rights to record and enjoy digital  audio.

 また、Live365 のページには、私のように趣味的に Web Radio を開設している人にも厳しい話がでている。そのうちにこのような世界は消えていくかもしれない。
Last week, the Copyright Royalty Board (CRB) issued the significantly higher new royalty rates for Internet radio for the 2006-2010 period. The ruling ignored webcasting community proposals and set out the SoundExchange proposed "per performance" rates (below) and a $500 minimum fee per channel per year. Although there is no clear definition of what a "channel" is, the $500 minimum fee per channel threatens Live365's ability to help make the small webcasters' voice heard on the Internet, by effectively forcing Live365 to raise the minimum broadcasting fees to a level that would cause most small webcasters to discontinue their service thus silencing their stations. The CRB's determination imperils small and large webcasters alike and threatens listening experiences of millions of Internet radio listeners.

(追記:2007/3/23) 現在、Ripcastでの Live365 の録音は上手くいかない。Ripcast のホームページに繋がらない状態が続いている。著作権の問題か何かで、 Ripcast が閉じられているのかもしれない。
(追記:2007/3/24) Live365 のストリームを Winamp で再生するように設定して、Winamp の Playlist Editor を表示させ、その画面に表示されているステーションを右クリックしたときにでるポップアップ画面にある View file info.. をクリックするとURLが表示されるので、これをコピーしてRipcast の CurrentDownload の ServerAddress 欄にペーストすると Ripping が始まる。聞くのには、SongTitle を右クリックすると出るポップアップ画面で、Play をクリックすればよい。
 いろいろと試したが、Live365の録音は強制的に停められているようだ。StreamRipper でも上手くいかない。ちょっとの間様子をみることにしようと思う。 

<参考エントリー>


2007年2月 6日

開局:Radio Senboku by Live365.com

 Web Radio をいろいろと探るうちに、Live365.comというサイトがあることが分かった。デジタルAREANA山崎潤一郎さんの「ネットで流行るもの」というコラムに「誰でも合法ネットラジオ!」で紹介されている。興味ある方はそのコラムを読んでいただきたいが、これで著作権の問題がクリアできそうなのでトライしてみることにした。
私がやりたいのは、eMusic からダウンロードしたMP3ファイルを broadcast することである。条件の一つに、使用する楽曲が、ASCAP、BMI、SESACといった米国の大手著作権管理団体によって管理されていなければならない。この点、私が broadcast しようとしているファイルは、米国のサイトからダウンロードしたファイルだから問題はない。とりあえず、7日間のトライアルをしてみることにした。Studio365-1.3 というソフトをダウンロードして展開し、指示に従えばファイルのアップロードは簡単に行ってくれる。eMusic からダウンロードしたMP3ファイルは 128kbps であり、 broadcast には 64kbps mp3PRO にしなければならないがこのソフトが自動的に行ってくれる。ここまではすんなりといったのだが、copyright の情報を付加しなければ、 broadcast はしてくれない。CDからリッピングした曲なら、そのCDにcopyright が記載されているが、ダウンロードしたMP3ファイルにはそんな情報はない。お手上げ状態になり、仕方なくキャンセルのメールを打つ(放っておけば自動的に登録したクレジットカードから引き落とされる。)と、キャンセルの原因は何かというメールが来たので、たどたどしい英語で、copyright がクリアできない旨のメールを返すと次のようなアドバイスが返ってきた。
To complete “ecommerce info”, log in your account, click on http://easycast-sf.live365.com/XXXXXX/manage.cgi , go down to the individual track.
Click on the song that have red x mark on it. You will now be Track Info Editor.
You will see next to title Cover: a search ? Missing Cover Art or Search Amazon to the right. Clicking on either one of the links will take you to retrieve the information needed.
You will now see a little window with all possible artists that might match the song, use the forward and backward button to scroll to the right artist.
Clicking on the green Copy info button will take you back Track Info Editor page where all the missing information fill in.
You will need to do this for all the songs that have red x mark on them.
If you need further assistance, please don’t hesitate to write us again.

この通り実行してみるとなんとArtist, Track name の情報だけで、Label, Album, copyright の情報を Amazon.com が教えてくれるではないか。これによってファイルの情報を満たすと broadcast できるようになった。下のリンクをクリックしてみてください。立ち上がるまで少し時間がかかりますが、私のインターネット・ラジオ局Radio Senbokuにつながるはずです。現在20曲程度のストリーミングかしかアップロードしていないが、私が選曲したJazzが流れる。ただし、はじめの部分と途中に英語のアナウンスが入る。まあ、リスニングの勉強と思って我慢してください。ただし、InternetExplorerでないと駄目のようだ。
でも、なんでお金を出してまでそんなことをするの?と疑問の方も多いと思う。その理由は、上に紹介した山崎潤一郎さんと同じ気持ちなので、そのコラムを読んでいただきたい。まあ、隠居の一つのお遊びです。

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2007年1月21日

MP3 のストリーミング・ファイルの作成

 69歳の音楽好きの人が趣味で運営されてるToshibo's Web Radio(www.radiosetagaya.com)のサイトに刺激されて、Net Radio を開局したくなっている。自分のホームページが、だんだんと自分のポータルサイト的になってきているから、自分の好きな音楽が自分のサイトからずっと流れているのも隠居が許される贅沢かもしれない。
しかし、乗り越えねばならない壁は高い。まず、もっとも低い壁と思われるが、案内ページ内のボタンか何かをクリックすれば、ストリーミングに音が流れてくる仕掛けが必要である。radiosetagaya では、Windows Media Encoder(WME) を使っておられる。これは、再生ソフトの Windows Media Player(WMP) がインストールされている環境なら、ストリーミングに音が流れてくるアプリケーションである。ほとんどの人が、Windowsを使い、それにバンドルされている WMP は意識しなくてもインストールされているはずであるから、全く問題はないと思う。ただ、私はJazz などのコンテンツを全て MP3 で収納しており、WME を使うためには、MP3 を WMA ファイルに変換しなくてはならない。WME で簡単に変換できるが。それで、 MP3 ファイルをストリーミングに音を流す方法をサーチしてみた。なかなか見つからなかったが、「ウエッブに音楽を」というサイトに紹介されているのを見つけた。実に簡単である。テキスト・エディターで、連続して流す MP3 ファイルへのパスを行ごとに並べ、作成したファイル名の拡張子に、m3u とつけるだけである。このファイルをHTTPの<BODY>部に書き込めばよい。MTなら、エントリに、
<a xhref="http://xxxxxxxx.xxx/xxxx/xxxxx.m3u" >春から秋へ:季節の音</a>

という具合にタグづけするだけである。
これでミニマムの技術はクリアしたと思うが、音楽を流すとなると著作権の問題が最大の難関である。この高い壁を越える方法は、Toshibo's Web Radioに詳しく書かれているので挑戦してみたいと思うが、経済的なことと法的な英語を理解する能力が必要であるので、壁を越える前に挫折するかもしれない。
著作権の問題があるので、音楽ストリーミングを公開するわけにはいかないが、自分が録音したものなら問題はないので、鳥や虫の声を流してみる。季節はずれだが、下の文字をクリックしてみてください。

春から秋へ:季節の音

<追記:2007/1/26> 上に書いた記述で当初上手くいっていたが、PCのオーディオ・プレーヤを WindowsMediyaPlayer 以外にも Winamp や MusicMatch、iTune、RealPlayerなど色々とインストールしたり、削除したりしたせいか、上手くいかなくなった。再生するファイルの種類で、それぞれのプレーヤーが主導権争いをしているらしい。主眼を多くの人が使用しているオーディオ・プレーヤである WindowsMediyaPlayer で、mp3 ファイルのストリーミングができる方法をWebでサーチした。いろいろなページにある方法で種々試行錯誤を繰り返してみた。うまくいったのは、また英語のページである。どうも画像処理とかSound系は、海外サイトに有用なものが多い。このページの親元を探ってみると University of Missouri(UMKC) の Blackboard Learning System のようだ。このシステムのフルページを覗くには、UMKCの学生でないと駄目のようであるが、なぜか上記のページがヒットした。(現在(2009/3/31)上のサイトはリンク切れしています。このページの下の方に書かれている方法で、下のような mp3ファイルを入れた xxxxxxx.wax というメタ・ファイルを作り、ページに配置するとWMPで再生できるようになった。ファイルが少しだけ複雑になって、拡張子が wax に変わる。
<ASX VERSION="3.0">
<ENTRY><REF HREF="http://n-shuhei.net/xxxxxx/bushWarbler.mp3" /></ENTRY>
<ENTRY><REF HREF="http://n-shuhei.net/xxxxx/cicada01.mp3" //></ENTRY>
<ENTRY><REF HREF="http://n-shuhei.net/xxxxx/hut_060716.mp3" //></ENTRY>
<ENTRY><REF HREF="http://n-shuhei.net/xxxxx/Insects/korogi.mp3" //></ENTRY>
</ASX>

<a href="http://xxxxxxxx.xxx/xxxx/xxxxx.wax" >春から秋へ:季節の音</a>

 これで、MP3 のストリーミング・ファイルをページ上に置き、 WindowsMediyaPlayer で再生することができるようになったと思う。再生の停止や次の音へのスキップおよび繰り返し聴くなどの操作は、 WindowsMediyaPlayer でできる。ただし、今のところ InternetExplorer しか再生できない。MIMEの設定を変えることで、他のブラウザーでも再生できるようなことが種々のページで書いてあるが、今のところ成功していない。