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2013年10月22日

隠居のパソコン備忘録: Windows7 でのWindowsMediaPlayer の使い方

 【DELL ディスクトップPCの修理 顛末記】に書いたように、DELLから修理を終わって帰ってきたパソコンは、工場出荷状態になっている。
 普段、音楽は Web Radio の Radio Senbokuを聞いているから、WMP にお世話になることがなかった。そろそろ、Radio Senbokuの Playlist を変えたいとすべてのプログラムから、Windows Media Player(WMP) を開いてみると、mp3ファイルをゴマンと入れていたのに WMP のライブラリーに全く表示されない。音楽ファイルを収納している外付けHDDは、きちんと接続されている。焦った。

 慌ててネットサーチしてみると、Windows7 では、従来の WMP が同梱されている。これを見落としていた。Windows7 のシステムの一部になっているのだ。
 さらに調べてみると、Windows XP でお馴染みだったWMP のライブラリーは、Windows7の(ファイル)エクスプローラに、初期に設定されているライブラリ⇒ミュージックに表示されるフォルダー(ファイル)が、対象なのである。したがって、私のように外付けHDDに音楽ファイル(mp3ファイル)を収納していると WMP ライブラリの対象となっていなかったのだ。

エクスプローラで表示されるライブラリ⇒ミュージック表示
Explorer-01.JPG


 自分のPC 内にある音楽ファイルを 音楽ファイルのデータベースともいえる Windows Media Player(WMP) のライブラリに登録するには、ライブラリ⇒ミュージック フォルダー(新しいフォルダーをつくることもできる)で表示される「対象フォルダー」の右にある X カ所(当初は2カ所)をクリックした時に出る次のような画面で、音楽ファイルを収納しているドライブのフォルダーを追加すれば良い。

ライブラリにフォルダーを追加する画面
 Explorer-03.JPG


 このようにすれば、例えば外付けHDD(ドライブM:Audio)に収納している「Recording」⇒「fromCD-R」⇒「Keith Jarrett」⇒「Life Between the Exit Sings」のファイルは、下の2枚目のスクリーンショットのように WMP のライブラリには、例えば、アーティストの index にある Keith Jarret を開くと確認できる。

ドライブM:に収納されている音楽ファイル
Explorer-04.JPG


WMP ライブラリの index で表示される音楽ファイル
Explorer-05.JPG


 前回のエントリー「隠居のパソコン備忘録: フォルダー内のMP3ファイル一覧をコピーしてテキストにする方法」で記載したように自分が持っている音楽ファイルから、好みに合った音楽CDを作成するような作業には、WMP ライブラリは非常に有用である。

追記(2014/4/20):Windows7 でのミュージックフォルダーに新しいファイル(Album)追加したのに、WMP Libraly のindex に反映されない事象が起こった。このような場合には、WMP のライブラリー画面の上部にある【整理】のリストから「メディア情報への変更を適用」を選択すると最新のデータベースに更新してくれるようである。

2013年7月10日

隠居のPC備忘録:スマホの画面をキャプチャーする Windows7、android


 2011年11月のブログ【Xperia acro の画面をキャプチャーする】で、スマホの画面をキャプチャーする方法を記録したが、その方法を紹介したページがリンク切れになっていた。
 それに、その当時のパソコンはWindowsXP であった。それで、今の環境(Windows7 64bit版)でキャプチャーする方法について、キーワード android SDK ddms でサーチしてみる(スマホの画面をキャプチャーするためには、スマホのアプリを開発するための Android SDK というソフトとそこで使ったユティリティの ddms.bat が必要であることは先のブログに記録していた。)と、いろいろなページがヒットするが、【初心者向け】Android SDKインストール手順 2011年1月版!(windows版) 分かりやすそうであった。これを参考にして、Windows7 環境下でスマホの画面をキャプチャーすることができた。 今回も、設定方法を記録しておきたいと思う。

Windows7 で、android スマホの画面をキャプチャーする方法
  1. Android SDK は、http://developer.android.com/sdk/index.html からダウンロードする。
    確かに、このサイトにダウンロードするファイルはあるのだが、判別が難しい。目的とするファイルは、【Develop】(上部タグ)⇒【Tools】(上部タグ)⇒【download】(左メニュー)⇒【DOWNLOAD FOR OTHER PLATFORMS】(Get The Android SDK ページの下の部分)⇒【SDK Tools Only】⇒【installer_r22.0.1-windows.exe】である。
    これを見つけるのに随分時間を使った。
  2. このファイルのダウンロード先は、どのドライブのどのフォルダーでもいいようだが、私の場合、C:\Users\xxxxxxxx\SDK(Users にSDKというフォルダーを作って)に収納した。
    このファイルをダブル・クリックして展開すると、上のフォルダーに、圧縮ファイルが展開され、C:\Users\xxxxxxxx\SDK\platform-tools というフォルダーと C:\Users\shuhei\SDK\tools というフォルダーが設置される。
  3. 次に「パスを通す」という作業をしなければならない。その方法は、上記の「Android SDKインストール手順」にあるように、
    1. 画面左下の「スタート(windowsマーク)」をクリック
    2. 「マイコンピュータ(コンピューター)」を右クリック→「プロパティ」をクリック
    3. 「詳細設定」タブ(システム詳細設定)をクリック→「環境変数」をクリック
    4. 「システム環境変数」の上段リストの中から「Path」か「PATH」を探して選択、ない場合は「新規」をクリック。
    5. 上記を選択した状態で「編集」をクリック
    6. すでに入っている文字列の末尾に「C:\Users\shuhei\SDK\tools;C:\Users\xxxxxxxx\SDK\platform-tools;」と追記し「OK」をクリック。
      新規の場合は、変数名に 「PATH」、変数値に、「 C:\Users\shuhei\SDK\tools;C:\Users\xxxxxxxx\SDK\platform-tools; 」と入力する。変数値は、; でつなぐ。
  4. 次に、キャプチャーに必要なファイルをインストールする。
    SDK を展開したフォルダー(私の場合:C:\Users\xxxxxxxx\SDK\) ルートにあるSDK Manager.exe をダブル・クリックすると、下のようなポッピアップ画面が表示されるので、「Tools] と「Extras」を選択して、右下の「Install ・・・・」をクリックしてインストールする。(この図は、事後にキャプチャーしたので、実際の画面とは異なる)
    SDK-4.JPG
  5. 次に動作を確認する。
    1. androidスマホ(私の場合、XPERIA を USB 接続しておく。
    2. C:\Users\xxxxxxxx\SDK\platform-tools フォルダールートにある ddms.bat を実行する。すると、立て続けに、次の2画面が現れる。
      SDK-5.JPG
      SDK-6.JPG
    3. 上の画面での ツールタグの「Device」をクリックすると下のように、セレクトボックスが出てくるので、「Screen capture」を選択すると、USB で接続しているスマホに表示されている画面が、PCのモニターに表示される。
      SDK-7.JPG
      SDK-8.JPG

  6. PC モニターに表示される上の画面で、「Save」タグをクリックすると、下のようなスマホのキャプチャー画面を保存することができる。
    device-2013-07-10-151854.png


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  • 2013年3月10日

    隠居のパソコン備忘録:Windows 7 パソコンから、Windows XP パソコンをリモートに動かす


     新しいPC にして、OS が Windows XP から Windows 7 に変わった。いろいろと改良されているのだが、古い周辺機器には Windows 7 用のドライバーがない場合がある。
     私も本などのページの文書を引用するときなど、Epson GT8700 というスキャナーを使ってきたが、Windows 7 にはこのスキャナーのドライバーが提供されていない。

     新しい Windows 7 のパソコンは、DELL に頼んだのだが、発注してから配達されるまでの期間が長かったことについては、2月13日のブログで記録した。この間に、「XPユーザーのための Windows 7 乗り換えガイド」という本を Amazon で買って、パソコンが到着したらスムーズに動くようにと少々学習した。
     この参考書には、Windows XP マシーンを Windows 7 マシーンからリモートで動かす方法が書かれている。これを使えば、古いスキャナーも使えるようだ。
     参考書通り実行してみたがうまくいかず少々てこづったが、いろいろといじっているうちにほぼ諦めかけていた古いスキャナーも無事動くようになったので、備忘録を残しておきたい。
    <cfbr /> 構築したいのは、先の参考書に載っていた下の図のようなものである。なお、この図は WinXP 上で動く GT8700 でスキャンしたものである。
    図?1:一台のモニターで XP マシンを管理
    win7 001.jpg
    1. 準備:
      • モニターへの接続ケーブル
        新しいパソコンは、本体だけ買った(マウスとキーボードは付属している)ので、モニターは今まで使っていた iiyama の液晶モニター1台である。XP マシンとつなぐケーブルが必要である。幸い、Win 7マシンに変えた時に、MIDI ー DVI ケーブルを買ったので、DVI ー DVI ケーブルが残っていた。
         ただ、モニターへのケーブルを差し替えるのが手間である。軽量の液晶モニターにしておいてよかった。
      • XP マシーン用のマウスとキーボードはつないでおく。最終構築が終わるまでは必要である。
      • ルータとの接続は保持しておく。私の場合、Win7マシンは無線接続で、XPマシンはイーサネット・ケーブル接続だが、問題はない。
    2. Window XP マシーンでのセットアップなど。
      • この設定をするためには、XPは home edtion ではだめで XP professional 版ででなければならない。幸い、professional をインストールしていた。
      • パソコン名とログイン・ユーザー名が必要である。ログインをパスワードなしで設定していた場合は、「アカウントの制限によってログインできません」というエラーになる。改めて、XP 上でのコントロールパネル⇒ユーザーアカウントで、ログイン・パスワードを設定しておく必要がある。これらは、必ずメモをしておいたほうがよい。
      • XP マシンで、「コントロールパネル」⇒「システム」⇒「リモート」タブ「リモートデスクトップ」で、「このコンピュータにユーザーがリモートで接続することを許可する」にチェックを入れておく。
      • XPマシンの電源は入れたまま、ログイン画面をたちあげておく。
    3. Window 7 マシンでの設定
      • 「スタート」⇒「すべてのプログラム」⇒「アクセサリー」⇒「リモートデスクトップ接続」を選択。
      • 下のスクリーンショットのようなダイアログが表示されるので、メモしていたコンピュター名を入力して接続ボタンをクリックする。

        RemoteXP-1.JPG
      • 接続がうまくいくと、パスワードを求められるので、先に設定しメモしていたパスワードを入力する。すると、下のスクリーンショットのように、Windows 7 の画面上に Windows XP の画面が表示される。

        RemoteXP-43.JPG
    4. この Windows 7 の画面にある Windows XP の画面で、今まで XP でしていた作業が行える。例えば、GT8700 で参考書のページをスキャンし、画像を XP マシンのフォルダーに保存しておく。
      Windows 7 画面のエクスプローラの「ネットワーク」に表示される XP マシン名をクリックすると展開されるフォルダーの下に先ほど保存した画像ファイルがある。これをコピーして(または切り取って)、Win 7 のフォルダーに貼り付ければ、Win 7 で動くソフトで処理することができる。
      図?1は、このようにして処理した画像ファイルでである。


     なお、スキャナー GT8700 とセットで、よく使っていた OCR ソフト「読んdeココ!!」は、作っていた Aiソフトという会社が EPSON に合併されたせいか、Windows 7 で動くという Ver.13 が販売中止となってしまった。Windows XP なら、古いバージョンで機能するので重宝している。
     今回、このような設定を構築したので、古いスキャナーともども、まだまだ使えそうである。今後、XP でないと動かないデバイスやソフトも出てきそうであるが、そんなに慌てなくて済むだろう。ただし、机上に大きなデスクトップ本体が2台乗っているので、家内にはなかなか片付かないと不評であるが。

    参考書
    XPユーザーのためのWindows 7乗り換えガイド
    橋本 和則
    翔泳社
    売り上げランキング: 59,958
     

    2013年2月26日

    隠居のパソコン備忘録:Windows7 でのSoundEngineにおけるMP3ファイルの取扱い


     Windows 7にしてから、音声ファイル(特にMP3ファイル)の取り扱いが、WindowsXPと同じようには操作できないことが分かった。従来と同じように、録音したMP3ファイルの音量調整やカットなどをSoundEngine でやりたかったが、Windows 7ではうまく操作できないことが分かった。

     ネットでサーチしてみるといろいろと方法が書かれているが、Windows 7 でのピッタリの方法がない。いろいろと試行してみて、もっとも簡単と思える方法が分かったので、備忘録として記録しておきたい。

    1. Test 版であるが、SoundEngine Free (5.10 nightry build 2) が今年(2013)の2月22日にリリースされている。これをインストールした。ただし、読み込める音楽ファイルは、.wav.ogg ファイルである。oggファイルというのは聞いたことがないが、どうやら、MP3ファイルは有料化され、それに代わるものらしい。
       従来、SoundEngine では、gogo.dll VBMP3.dll という汎用ソフトをインストールすれば、MP3ファイルを操作することができたが、上記のバージョンではダメだった。
    2. したがって、MP3ファイルは .wav に変換する必要がある。iTune でも変換することができるが、Free Audio Converter というソフトが便利である。ただし、このフリーのソフトのダウンロードとか、実行する時に、余計なソフトをインストールを促してくるが、一切無視して問題ない。このソフト、MP3⇒WAV WAV⇒MP3 の両方ができるので便利である。
    3. ただ、MP3レコーダーは、設定としてPCM(wav)録音ができるので、はじめからPCM(wav)で録音すれば、ファイル変換の手間は省ける。


     なお、SoundEngine の詳しい使い方は、【SoundEngine ヘルプ】に詳しい。 

    2013年2月17日

    隠居のパソコン備忘録:メインのPCをWindows7 のDELL ディスクトップに変える


     マザーボードを変え、システム・デスクATX電源も入れ替えるなどして10年以上にもわたって使ってきた自作パソコンの動きが、おそくなってきていた。年初の e-Tax の作業では、Windows XP の Service Pack 3 へのグレードアップを求められたが、長年のゴミが溜まっていたせいか、インストールができなかった。それで、毎日長時間使う道具でストレスが溜まるのも嫌なので、思い切って新しいパソコンに変えることにした。

     部品を買ってきて、自分で組み上げる楽しみ(苦しみ)を感じる歳でもなくなったきたので、DELL にディスクトップ本体を発注した。DELL は、部品を自分で選べるところがいいところである。それに一般メーカー製のように、余計なソフトが入っていないのがいい。
     ところが、発注した時期が悪かった。2月1日に、DELL のウェブページから発注したのであるが、当初配送予定日が 2月9日となっていたのが、2月9日になって諸般の事情により配送が遅れる見込みであるとのメッセージが現れた。(DELL では、発注毎の進捗状況が表示される) 
     1日、2日たっても、メッセージは変わらない。どうやら、春節休暇にかかってしまったらしい。(DELL は、日本向け製品を中国東南部の福建省・厦門の工場で製品を組み上げている) 製品は春節明けの16日土曜日に配送されてきた。

       新しいパソコンは、私のブログ・サイトを訪問される方の多くが使われているOS の Windows7(35%) 、ブラウザは Internet Explorer 9 (45% IE53%中)にした。(アクセス解析サービスResearch Artizan での結果) 早速、立ち上げた。
     新しいパソコンには、無線LANのカードが組み込まれているので、自動的に無線LAN ルーターを探しに行き、ルーターに記載されている keyコードを入力するだけで、インターネットに繋がった。インターネットに繋ぐのに、四苦八苦した昔のことを思えば夢のようである。
     Microsoft の更新プログラムのインストールに少々の時間(2時間ほど)を要したが、まことにサクサクと動くようになった。

     旧のパソコンでは、システム・ディスク以外は、外付けのHDDにしていた。(1TB(テラバイト)でも、一万円を切っている。)これらの外付けHDDにあらたにパーティションを切って、C:ドライブにあったプログラム・ファイルなどを、事前にコピーしておいた。これらの外付けHDDのデータはほとんど写真と音楽であり、ファイルシステムは NTFS なので、Windows7 64bit でも問題なく読み込むことができた。

     このごろパソコンに向かって作業するアプリケーションのほとんどは、クラウド型である。メールは、Gmail を使っているので、Google Chrome をダウンロードして、自分のアカウントでログインすれば、Gmail を立ち上げるだけで表示してくれるし、ブックマークの表示なども、旧のパソコンと同じように表示される。
     パソコンで音楽を聴くのは、専ら Web Radio であるから、インターネットにつながっておれば問題はない。オーディオにつないでいるケーブルを古いPCから、つなぎ変えて、Radio Senbokuを聴くとなかなかいい音がするし、途中で息をつくというようなことはない。
     音楽を聞きながらのウェブページの表示もはやく、リンクもスムースに動くので、ストレスは感じなくなり、パソコンに向かうのがますます楽しくなってきた。