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2019年9月17日

池の平、鹿沢園地、小諸高原美術館 <8月27日~28日>(5・終) 小諸高原美術館 8月28日

小諸にある小諸高原美術館で、海野和男さんの写真展「小諸日記20年」と「蝶・多様性の世界」が7月24日から8月28日まで開催されているのをインターネットで知っていた。今日が最終日である。天気予報通り、朝から雨模様だった。チョウの撮影はあきらめて、小諸へ行って、小諸高原美術館でこの写真展を見て、美味しいそばでも食べて早めに帰ろうということになった。
 小諸高原美術館は地蔵峠から下りてきて、上信越自動車道に乗らずに下道を走ってほど近い飯綱山というところにある。カーナビに従って進むと小高い丘の上に、小諸高原美術館の建物が見えてきた。車を停めた駐車場の奥は富士見城跡のある飯綱山公園になっている。地元出身の日本画家白鳥映雪の作品や、小諸義塾にゆかりのある作家の作品が収蔵・展示された小諸市立小諸高原美術館・白鳥映雪館として平成10年(1998年)に創立された。
 小諸市にアトリエを構える昆虫写真の第一人者である海野和男さんが、インターネット上で公開されている小諸市を中心に撮影された写真とコメントで紹介される「小諸日記」は、20年の節目を迎え、各テーマごとに再構成された写真が展示されていた。同時に、海野和男さんが審査委員長をされている第5回「生きもの写真リトルリーグ」の優秀作品の展示が行われていた。これも良い写真がいっぱいあった。
 第2展示室の「蝶・多様性の世界 -世界に蝶を追って-」では、世界の蝶の高速動画の展示のほか、海野和男さんが2年間に日本を含む、10か国で撮影された蝶の写真の作品が一堂に並び、多様性あふれる蝶の世界が楽しめた。カメルーン、マダガスカル、タイ、マレーシアには複数回取材、アメリカ、オーストラリア、フレンチギアナ、フィリピン、ミャンマーは1回ずつの取材だったそうだ。 今年の3月29日から4月3日に東京のオリンパスギャラリーでもその写真展が行われたが、それには行くことが出来ず、今回この機会を得て、 ラッキーだった。
 「小諸日記の20年」 、「蝶・多様性の世界 -世界に蝶を追って-」および「生きもの写真リトルリーグ」の作品の一部についてここで載せさせていただいている。
 会場で海野和男さんにお目にかかることが出来た。以前の写真展の会場でお話をさせていただいたことがあったので、ご挨拶させていただいた。会場も良く、素晴らしい写真展だったと思う。
 小諸高原美術館で受付のご夫人から教えていただいた懐古園の傍にある「手打ちそば処 水車」という店でそばを食べ、のんびりと車を走らせ、無事、横浜に帰着した。

1.鹿島園地の朝
朝6時ごろに起床した時は予報通り雨が降っていた。ゆっくり朝食を済ませ、部屋に戻ったが、そろそろ出発しようかと思った9時少し前に、4階の部屋から外を眺めたら、空は少し明るくなっていた。右手は村上(1746m)の山すそで野草園になっている。正面は群馬県嬬恋村だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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2.嬬恋村のキャベツ畑
嬬恋村の農園では「嬬恋高原キャベツ」の生産が盛んである。標高800m~1,400mの高冷地で育てられた自然たっぷりの高原野菜だ。嬬恋村のキャベツは、主に夏から秋にかけて出荷されている。その時期、嬬恋村産のキャベツの売上は全国の総出荷量の半分を占め、名実ともに「日本一のキャベツ産地」だそうだ。4階の窓から望遠側で撮った。前の写真の中央部の切り取りである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 201mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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3.飯綱山 富士見城跡
10時少し前に小高いところに建つ小諸高原美術館に着いた。奥に駐車場があったが、その向こうが小諸市飯綱山公園(富士見城跡)になっていた。富士見城は400年から500年前の戦国時代に築城されたと考えられている。富士見城は戦闘の時に使用される城・砦であり、常時人が生活していなかったと考えられる。武田氏が佐久地方へ進出したころはその佐久地方統括拠点であり小諸城の前身である小諸鍋蓋城として整備された。武田氏の滅亡後は徳川家康の家臣である柴田康忠が一時布陣したそうだ。山の一番高いところに主郭(本丸)がある。上には上がらなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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4.小諸市立小諸高原美術館
今から20年前に建てられているが、なかなか近代的で立派な美術館である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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5.小諸市の市街
小諸高原美術館の前からは小諸の市街地が眺められる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 43mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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6.小諸高原美術館の入り口
開催中の写真展「小諸日記20年」と「蝶・多様性の世界」と「生きもの写真リトルリーグ 2019 優秀作品展」の案内札があった。いずれも今日が最終日であった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
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7.「小諸日記20年」
受付で入館料をお支払いし、写真撮影の可否を伺ってから、「小諸日記20年」の作品が展示されている第一展示室へ入った。1月から月を追って撮られた写真が展示されていた。海野和男さんがWEBで「小諸日誌」をアップされ始めたのは1999年の2月からだったそうだ。以後、原則、毎日更新されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段
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8.「小諸日記20年」浅間山の四季
左側の大きなパネルは浅間山の四季の写真で、右上の「春」から左下の「冬」の浅間山の表情の写真が組まれている。魅了された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/320秒 14mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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9.「小諸日記20年」四季彩 夏
独特の小諸の四季がテーマである。「寒かった冬が終わると、美しい花が一斉に咲き出す、夏は空が青く澄み、遠くから来た人は小諸の空はなんと青いのかと感激する」と、述べられている。このパネルは「夏」で生き生きとしたチョウの姿が写されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 23mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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10.「小諸日記20年」ハチとアブとアリ
会場で購入した「小諸日誌」ガイドブックで海野さんは「ハチとアブはよく似ているが、まったく違う仲間だ。アブはハチに似ることで身を守っているのかもしれない。アリはハチにとても近い仲間で、新しく生まれる女王やオスアリは翅を持っている。ある日、物置を整理したら、ぼくが子供のころに遊んだミニチュアカーがアリに占領されていた。パトカーはアリのゴミ捨て場になっていた。」と書かれている。「  パトカーはアリのゴミ捨て場」には驚いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/125秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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11.クラシックカメラと四季
海野和男さんは2002年に「海野和男とクラシックカメラ」という本を出されている。"クラシックカメラで自然を撮る"というサブタイトルがつけられていて、それぞれのカメラで撮られたチョウなどの自然の写真に興味があって、発売されたときに購入した。私も蝶の写真が撮りたくて、平成になったころEOS650を手に入れた。その後、Nikon F3、F90 を購入し、2001年、最後に買ったフィルムカメラはFM3Aだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/400秒 11mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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12.「小諸日誌」を支えたデジタルカメラ
海野和男さんがWEBで「小諸日誌」を始められたころは丁度フィルムからデジタルへの移行期だったと思う。「小諸日誌」 はデジタルカメラで撮られている。海野さんが2002年の3月に出された「デジカメで記録する 海野和男の里山日記」では、初めてデジカメを使ったのは1998年11月と記されている。その時のカメラは Olympus Cー1400XL という機種で140万画素だったそうだ。私がチョウの写真を撮るためにデジカメを購入したは 2002年でOlympus E10 だった。そして、その年にNikonから発売されたD100を購入したのを憶えている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/200秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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13.「生きもの写真リトルリーグ 」2015年~2018年最優秀作品賞受賞作品
2015年から始められた海野和男氏が実行委員長をされている「生きもの写真リトルリーグ 」は5年目を迎えた。2015年からの 最優秀作品賞受賞作品が紹介されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 11mm ISO2000 ) 露出補正 -0.3段
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14.生きもの写真リトルリーグ2019 地区優秀作品 
第一会場に設置された7台のモニターでは、それぞれ北海道、東北、関東、中部・東海、関西、中国・四国、九州・沖縄 の各地区優秀作品のスライドショーが、上映されていた。これが小学生、中学生が撮ったのかと驚くほどの作品ばかりだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段
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15.生きもの写真リトルリーグ2019 
中部・東海地区の優秀作品の一コマ。ヒガンバナにモンキアゲハが舞う写真が映し出されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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16.蝶・多様性の世界 ビクトリアトリバネアゲハ
第2展示室に移動した。2年間で日本を含む熱帯地域の10か国で撮影された蝶の写真が展示されていた。この写真はガダルカナルで撮影されたビクトリアトリバネアゲハ♂だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/200秒 20mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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17.蝶・多様性の世界 アメリカの蝶
アゲハチョウの本を作っておられるとかで、アメリカの中央部に行かれた時の写真だそうだ。それぞれのチョウの種名が示されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/200秒 22mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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18.蝶・多様性の世界 フィリッピン
ルソン島フィリッピン ルソン島へは40年ぶりに行かれたそうだ。写真のチョウはベンゲットアゲハといい、日本のナミアゲハに似ているがルソン島の標高2,000m付近だけに生息する依存種だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 22mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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19.蝶・多様性の世界 アカエリトリバネアゲハ マレーシア
アカエリトリバネアゲハの写真は多く撮られているようだ。200回も撮りに行かれているという。これは生き生きとした吸水シーンである。他の作品展で、あまり見ることのできない♀の写真の写真も見せていただいている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/200秒 25mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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20.蝶・多様性の世界 フレンチギアナの蝶 ダイダミアモルフォ
仏領ギアナは南アメリカ北東部に位置する。よくこんな遠くまで撮影に行かれると驚く。流石、世界的な昆虫写真家だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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21.ヤマキチョウ 日本の蝶
中学生のころ、美ヶ原山麓の三城牧場で、採っても採りきれないほどのヤマキチョウに会ったのを記憶している。しかし、今は信州へ行ってもヤマキチョウに会えることが出来なくなってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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22.蝶のスローモーション動画
モニターでは世界各地で撮影された蝶の飛翔のスローモーション動画(45分)が上映されていた。この時、たまたまヤマキチョウの飛翔シーンが写っていた。しばらく閲覧していたが、肉眼では見取ることのできない情景である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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23.富士見城跡の旗塚からの眺め
駐車場に戻り、先ほどの富士見城跡の入口である小高いところまで階段を上がり、小諸市内を眺めた。右側が小諸市内で、左側が上信越自動車道、高峰高原方面になる。11時過ぎに小諸高原美術館を退出し、受付の女性に教えていただいた「水車」というそば処で信州そばを食べて、帰路についた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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2019年3月22日

作並温泉 2泊3日の旅(1) カメイ美術館 3月14日

久しぶりに温泉へでも行ってみようということになり、仙台の近くの秋保、作並、鳴子の何処にしようか検討した結果、今回は作並温泉へ行くことにした。作並温泉は秋保温泉の少し奥で、仙台からJR仙山線に30分ほど乗り、作並駅から宿の送迎バスで5分というところだ。作並温泉には2軒ほど大きな温泉宿があるが、そのうちの一つに宿をとった。
 東京発11時ちょうどのやまびこ135号で、仙台には13:04に着いた。ちょうど昼食の時間である。「てくてくあおば」というWEBサイトで、仙台市民1,000人に聞いたアンケートで1位になっていた「北辰鮨」へ行ってみる。少し待ったが、食べることができた。さすが、旨かった。
 今回、仙台で少し時間をとって、是非、行ってみたいところがあった。それは世界の蝶のコレクションで有名なカメイ美術館だ。蝶の展示標本については写真撮影OKであったので、小一時間、ほとんどすべての標本を撮影してきた。4,000種、14,000頭の展示標本の中で、このブログの中ではすべてを紹介すことはできないが、特にビクトリアトリバネアゲハ、アレキサンドラトリバネアゲハなどトリバネアゲハは充実していて、昨年、見学した東京大学総合研究所博物館での「珠玉の昆虫標本展」を超えていた。
 仙台発16時ちょうどの快速山形行きに乗り、作並で下車すると、宿のマイクロバスが迎えに来てくれていた。ゆっくり温泉に浸かりたい。夕食は6時からだ。それまで、テレビで大相撲を見て、温泉は夕食後に入ることにした。夕食は和食中心のバイキングだったが、牛タン焼き、てんぷらなどがあり、芋煮の味がとてもよかった。オン・ザ・ロックで飲んだニッカの宮城県限定「伊達」というウィスキーが、値段の割には、旨かったと思う。

1.仙台駅
学生の頃は卓球の試合で、また、務めてからは出張で何回か仙台には来ている。上野から、ガタガタと良く揺れる「ひばり」という在来線の特急にも乗ったし、もちろん新幹線でも来ている。仙台駅はきれいな、立派な駅になった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 12mm ISO125 ) 露出補正 なし
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2.「北辰鮨」 -1
出かける前に「てくてくあおば」というWEBサイトで、この日の昼飯をどこで食べようかと情報を探していたところ、仙台市民1,000人に聞いたアンケートで1位になっていた仙台駅の1階にある「北辰鮨」を知った。探しあてて行ってみたところ、2組ほど待ってテーブル席に案内された。失礼して店内を撮らせていただいた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 ) 露出補正 なし
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3.「北辰鮨」 -2
伊達政宗の正室 愛姫(えごひめ)と名前が付けられたセットの握りを注文した。マグロ、ウニが旨かったし、鰆(さわら)、帆立、穴子と3貫載せられた"炙り"もとても旨かった。価格もリーズナブルで満足。お隣に座られた地元の方に聞いたところ、仙台駅にはもう1軒「すし哲」という評判の店があるそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/640秒 13mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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4.カメイ美術館
仙台駅の西口から地下鉄南北線の五橋駅のほうへ、広い道(愛宕上杉通)を10分ほど歩くと右側に、建物の上に「カメイ」という看板がある大きなビルがあった。そこの6階、7階がカメイ美術館だった。パンフレットによると、カメイ美術館は1994年(平成6年)9月に仙台市に本社を置く総合商社カメイ株式会社の創業90周年を記念して設立され、財団法人カメイ社会教育振興財団の事業の一環として開館した。蝶とこけしと絵画芸術の3っの方面の展示が行われている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
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5.カメイ美術館 古作こけし名品・木地山系
カメイ美術館の入り口は7階だった。7階ではカメイ株式会社が長年にわたって収集してきた絵画・彫刻が展示されていた。梅原龍三郎、藤島武二、藤田嗣治、岡田三郎助、向井潤吉をはじめ著名な画家の作品があった。この階での撮影は禁じれていた。名画を鑑賞した後、蝶とこけしが展示されている6階に下りる。ここは写真撮影OKだった。こけしはカメイ4代目社長である亀井昭伍氏のコレクションより古作こけし名品展が開催されていた。写真のこけしは、秋田県皆瀬村木地山を中心に制作され発達してきた木地山系の古作で、左から小椋久四郎作(昭和初期)、小椋石蔵作(昭和14年ころ)、小椋久太郎作(昭和8年ごろ)、同じく(昭和16年ころ)、小椋為三作(昭和13年ころ)である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
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6.作並系
これは、これから行く作並温泉を中心として発展した系統だそうだ。 説明書きによれば、「頭部はあごの細い逆台形が多い。頭頂の赤い輪状の飾りの中央に、一束の髪を描く水引き模様が特徴となっている。胴は、肩から下部にかけて細くなり、円錐に近い形で、子供が握って遊ぶのに適した細さである。しかし、安定がよくないため特に大きいものでは台を付けたものが見られる。胴模様は、菊や牡丹の花模様で、独自のカニのような花模様が描かれているのも一つの特徴である。」とあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 10mm ISO640 ) 露出補正 なし
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7.こけしのおひなさま
津軽系のこけし作者である今晃氏のこけし雛が展示されていた。 その中で、これは石川美祈子さんという今晃工人のただ一人のお弟子さんの作品だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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8.「宇宙賛歌」
用いられた蝶の種類は100種以上、翅の数はおよそ7,000枚に及ぶ、蝶の翅で宇宙をイメージしてつられた作品だそうだ。作者は長崎のカトリック教会の神父、烏山邦夫氏である。カメイ美術館(旧 カメイ記念展示館)の創設者、カメイ株式会社の三代目社長 亀井文蔵氏が、青年時代のある日、見知らぬ中学生より、「亀井さんの持っている蝶と、私が持っている蝶を、ぜひ交換してほしい」との手紙を受けとった折に、優しく、希望された蝶に手紙を添えて送ってあげたという話を、蝶収集の友人から伝え聞いた神父は感動し、このような作品を外部に出すことはなかったが、カメイ美術館の開館に際しての依頼に、わざわざ仙台まで来て、昼夜を問わず、1週間にわたって制作にあたり完成したそうだ。失礼ながら勝手に要約させていただいたが、作品の説明板には、亀井文蔵氏の烏山神父への謝辞が述べられていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
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9.「宇宙賛歌」部分
「宇宙賛歌」 の右下の部分である。撮影する角度によって翅の色の輝きが変化する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
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10.キリシマミドリシジミ
日本産のゼフィルスの中でも金属光沢の緑色の翅が美しいキリシマミドリシジミである。これほど多数の標本の展示は滅多に見られない。左隣のヒサマツミドリシジミの♀もきれいだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 27mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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11.カメイミヤマシロチョウとカメイミカドウスバシロチョウ
中国の珍しい蝶という箱の中に、Aporia kameii (カメイミヤマシロチョウ)と Parnassius imperator kameii(カメイミカドウスバアゲハ) という学名の付けられた2種の蝶があった。また、その右側のタテハチョウ科の蝶(多分イナズマチョウの仲間)には、Euthalia kameii と Euthalia bunzoi と亀井文蔵の名前が学名につけられた蝶の標本があった。この2種には和名がない。自分の名前が学名として種名になるなんて、考えただけでもゾクゾクする。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 27mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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12.ビクトリアトリバネアゲハ  -1
カメイ美術館に展示されている蝶は約4,000種という。日本に生息する蝶が、約240種であるので、膨大な種が展示されていることを知る。冒頭でも記したように、中でもトリバネアゲハの仲間の標本の充実ぶりはすごい。この美しいビクトリアトリバネアアゲハはソロモン諸島特産で、ニューギニア本島には生息しない。いくつかの亜種が知られている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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13.ビクトリアトリバネアゲハ -2
これはガダルカナル島の rubianus という亜種のようだ。ビクトリアトリバネアゲハの♀は開帳200mmを超えるものも珍しくなく、アレキサンドラトリバネアゲハ同様、1854年に最初に得られた♀はマック・ギルブレイによって撃ち落されたものだという。(海野和夫 「世界で最も美しい蝶は何か」参照)

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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14.アカメガネトリバネアゲハ
標本箱の上に「ウォーレスがパチャン島で発見したアカメガネトリバネアゲハ」と記されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO2000 ) 露出補正 なし
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15.アレキサンドラトリバネアゲハ
世界最大の蝶である。特に♀は開帳して平均230mmで、大きいものは250mmにもなるという。♂はそれに比べて小さく、180mmくらいで200mmを超える個体は稀だそうだ。最初の♀は散弾銃で撃ち落されたという。アレキサンドラトリバネアゲハの分布は南東ニューギニアの狭い範囲に限られている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 18mm ISO2000 ) 露出補正 なし
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16.各種トリバネアゲハ
メガネトリバネアゲハには、♂が緑、赤、青の3系統あるが、左の列がメガネアゲハのオビ島に生息する亜種オビトリバネアゲハ、真ん中の列がインドネシアのハルマヘラ島の赤色のメガネトリバネアゲハの亜種、右側の列の上2頭はキマエラトリバネアゲハ。下の2頭はアカエリトリバネアゲハだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
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17.ビクトリアトリバネアゲハの亜種ルピアヌスの異常型とアロッティトリバネアゲハ
左側の箱はパプアニューギニア産の亜種 rubianus で、右側の♀が異常型である。正常な写真13の♀と比較すると、ずいぶん白化している。右側の箱はアロッティトリバネアゲハで、ソロモン諸島のブーゲンビル島で、1914年に宣教師アッベ・アロッテ氏により発見された大変珍しい蝶とのこと。この蝶は独立した種ではなく、同じ地域に生息しているビクトリアトリバネアゲハとアオメガネトリバネアゲハの雑種であるとされている。雑種が成虫まで育つ確率は非常に低いのでこの蝶の採集例も少なく、特に♀は稀で、標本は世界に3頭のみであり、この1頭の他には大英博物館が保有しているだけだそうだ。日本産の蝶では、リュードルフィア・ラインで棲み分ける、ギフチョウとヒメギフチョウの交雑が知られている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 28mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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18.モルフォチョウ
モルフォチョウの仲間は、トリバネアゲハやミイロタテハとともに世界で最も美しい蝶の一つである。特に青色金属光沢のものは、お土産品として有名であるが、この色は色素によるものではなく、光の干渉による構造色である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
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19.オオルリアゲハ
この蝶もモルフォチョウに負けないほど美しい。カラスアゲハの仲間でその分布はインドネシアのアンボン島からニューギニアを経て、オーストラリア北部に達する。分布が広いので多くの亜種に分類される。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
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20.蝶 標本展示室
6階の蝶の標本展示室は広かった。しかも、種類も標本数も、そして内容もぎっしり詰まっている。来てよかった思う。まだまだ、載せさせていただきたい写真もあるが、今回、特にインパクトがあった標本に重点を置いた。ただ、どうしても照明の映り込みがあり、できるだけかぶらないように撮ったが、難しかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 ) 露出補正 なし
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21.トリバネアゲハの吊り飾り 7階への階段のわきには、トリバネアゲハの飾りが吊り下げられていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.5​ 1/​5​00秒 9mm ISO​32​00 ) 露出補正 なし
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22.「伊達の牛たん本舗」
仙台は牛たんが有名である。カメイ美術館から仙台駅へ戻る途中に立派な牛たんの店があった。仙台駅ビルにも多くの店がある。なぜ仙台で牛たん焼きが?と疑問を持つ。牛タン焼きの誕生は昭和20年代。終戦直後の混乱期、仙台市内は、失業者であふれ、慢性的な食糧難に加えて、酔っぱらいや喧嘩が多く、火事などが多発した物騒な時代だったそうだ。牛タン焼きの生みの親である(故)佐野啓四郎氏も当時は和食の職人として、焼き鳥中心の飲食店を経営していたそうだ。​そして​誰にも真似のできない自分だけの料理を造りたい​と思い、試行錯誤を重ねて、牛たん焼きが生まれたという。仙台牛タン焼きの誕生は定説では昭和初期に当時、仙台に駐留してたアメリカ兵が食べ残した牛肉の余剰部分を利用したのがはじまりとされて​来ていた。​しかし​、​アメリカ進駐軍は、アメリカ本土から牛肉を解体したものを輸入していたため、牛​たん​自体はほとんど輸入されていなかった​のだそうだ​。牛たん焼きは余り物から生まれたのではなさそうだ。​当時は牛たんの素材集めも大変だったらしい。​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​1.8​ 1/​10​00秒 9mm ISO​2​00 ) 露出補正 なし
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2017年4月22日

海野和男写真展 と 都庁展望室 3月31日

​ 昆虫写真家の海野和男氏の写真展が、3月31日~4月5日まで、新宿副都心にあるオリンパスギャラリーで開催されることを知り、行ってきた。​2009年に行われたニコンサロンでの写真展「蝶の飛ぶ風景」にも行って、ご本人と会い、お話もさせていただいた。今回の「蝶・舞う」ではマレーシア、タイ、カメルーン及び日本国内で撮影された50点ほどの写真が展示されていた。
 受付に海野氏ご本人が立っておられた。飛翔写真を中心に素晴らしい写真が展示されている。アカエリトリバネアゲハの♀の開翅写真のところで見入っていると、海野氏が来られたので「♀の写真は珍しいですね」と声をかけさせていただいたところ、撮影時の話を聞かせていただくことができた。4月1日に行われたギャラリートークも大勢の人が集まられたようだ。
 写真展の会場に行く前に、東京都庁舎を訪れてみた。45階、地上202mにある展望台にも上がってみた。あいにくの天候で見晴らしはいまいちだったが、思ったより人は多くなく、展望室にあるCafeも空いていた。新宿へ行ったときはここへきて、外の眺めを楽しんだ後、お茶(ビール?)にするのも良いと思う。都庁舎に関しての記述は東京都財務局による「東京都庁見学のご案内」というサイトを参考にした。

1.都民広場の彫刻 「犬の唄」
海野和男氏の写真展を見るのが目的で新宿に来たが、せっかく新宿へ出たのだから、ゆっくり見たことのない都庁の建物を見学して行こうと思う。湘南新宿ラインを降りて、少々迷いながら都庁方面という案内板を頼りに地下道を進む。京王プラザホテルのあたりで地上に上がり、議会議事堂から都民広場に出た。都民広場には第一本庁舎を取り囲むように彫刻があった。この作品は柳原義達氏の「犬の唄」という。向こう側に見えるビルは第二本庁舎だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.都庁本庁舎と「早蕨」
正面に都庁第一本庁舎を見る。第一本庁舎は高さ243m、地上48階、地下3階 ある。ブロンズの彫刻は佐藤忠良氏の「早蕨」。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.「アダムとエヴァ(ジュンカンムタン)」
池田宗弘氏作の「アダムとエヴァ(ジュンカンムタン)」という真鍮鍛造作品。都民広場には第一本庁舎に向かって8体の彫刻が立ち並んでいるが、これは第一本庁舎に向かって一番右側にあった。都庁舎には彫刻やレリーフなど38点のアートワークが設置されているそうだ。日本の現代美術を代表する作家や代表的な外国の作家のほか市民や若手作家による公募作品がある。この日は都民広場にある限られた彫刻作品しか見ていない。改めて見に行ってみたいと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 17mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.都庁第一庁舎 南展望室
この日はあいにくの天候だったが、展望室へ上がってみることにする。正面から第一本庁舎に入ると右側に北展望室、左側に南展望室があった。南展望室に上がることにした。地上202m、45階へ直通のエレベータがある。この日は天候が悪いためか、待っている人がいなかった。南の方を見ると明治神宮の森が見えた。こうしてみると緑は結構広い。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
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5.展望室からの眺め 南東方向
写真の中央やや左側に見える背の高いビルはNTTドコモ代々木ビルで240mある。そこから右の方にある東京ミッドタウンビル(248m)の左隣に細く東京タワー(333m)が見える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
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6.新宿駅の方向
正面の大きく見えるビルは新宿センタービル、左側は新宿三井ビルだ。そしてその右側にあるちょっと変わった形のビルは朝日生命保険本社跡地に2008年に竣工したモード学園コクーンタワーという。学校法人日本教育財団の運営する3つの専門学校などが入居しているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.都民広場俯瞰
真下にある都民広場を見下ろす。​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.南西方面
中央左の大きなビルは新宿パークタワー(234m)、右側に東京オペラシティータワー(234m)、その右下に新国立劇場がある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.南展望室内部
展望室の内部のスペースには、「Tokyo Cafe 202」というカフェもある。この日は空いていた。展望を楽しんだ後、ここでビールを一杯飲むのもいいなと思った。また、写真のような日本全国物産展というコーナーもあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/​10​​​​​​​0秒 ​10​mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
1​0.都民広場へ戻る
南展望台から降りてきた。降りる前に2020東京オリンピック、パラリンピックのピンバッジを買った売店で、「南展望台と北展望台では見えるものや見え方が違うのですか?」と尋ねてみたところ、「ほとんど変わりません。南展望台の方が良いと思います」という返事だった。エレベータで下りて都民広場に戻ったが、北展望台へは上がらなかった。もう一度、都庁第一本庁舎を見上げて、海野和男写真展「蝶・舞う」が行われているエステック情報ビル地下1階のオリンパスギャラリーへ向かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/​25​​​​​​​0秒 ​9​mm ISO125 ) 露出補正 なし
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11.「蝶・舞う」 海野和男写真展 -1
久しぶりの海野和男氏の写真展である。今回は、マレーシア、タイ、カメルーンなどでオリンパスの機材を使って撮影された作品、約50点が展示されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/​5​​​​​​​0秒 ​15​mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.「蝶・舞う」 海野和男写真展 -2
ここはタイで撮影された蝶の写真だ。「蝶・舞う」 とあるように飛翔写真が見事だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/​3​​​​​​​0秒 ​9​mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.「蝶・舞う」 海野和男写真展 -3
多くの人が来られていた。飛翔写真も多くあった。インタビューで海野氏は、蝶の撮影において、ここ数年で大きな技術変化はありましたかという問いに対し、「シャッターを半押しして、蝶が飛ぶのを狙ってシャッターを押すと、14コマ遡って撮影できるプロキャプチャーモードの登場や、手持ちで撮影できる高性能の超望遠などの登場で、蝶の飛翔の撮影が身近になった。」と述べられている。プロキャプチャーモードは、ファーストレリーズ(シャッターボタン半押し)で電子シャッターでの連続撮影とバッファーメモリーへの一時記録を開始し、セカンドレリーズ(全押し)でバッファー分も含めてSDカードへの記録を開始するというもの。ファーストレリーズからセカンドレリーズまでの間の画像は最大14コマまでさかのぼって記録することが可能という。この機能は、私は「パスト連写」ということで知っていた。2008年3月にCASIO がこのパスト連写ができる EX-F1 というデジカメを発売している。私が愛用しているP610にも同様の先取り撮影という機能があるが、うまく使えないままでいる。再度挑戦してみたい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/​5​​​​​​​0秒 ​15​mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.「蝶・舞う」 海野和男写真展 -4
左の3点がタイ北部で撮影されたキシタアゲハ、シロモンアケボノアゲハ、アタマスフタオチョウで右側の2点がマレーシアで撮られたアカエリトリバネアゲハだ。左側の吸水シーンは♂で、一番右の写真は♀である。アカエリトリバネアゲハの♀の写真は珍しいなと思って見ていたところ、海野和男氏が傍に来られたので、「♀は珍しいですね」とお話したところ、撮影されたときの様子を話してくださった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/​3​​​​​​​0秒 ​9​mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。