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2024年2月17日

シーズン最後のチョウ撮り 2023年11月8日 横浜市保土ヶ谷区 県立保土ヶ谷公園

この先、ムラサキツバメや、ウラギンシジミなどの越冬個体を見ることがあるかもしれないが、チョウの撮影はそろそろ終了と思い、ここのところ頻繁に通っていた保土ヶ谷公園へ行ってみた。まだ、セイタカアワダチソウは咲き残っていて、相変わらずの秋のチョウたちが集まっていた。傷のないアオスジアゲハが元気に飛んでいた。

000_231108086 X700 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
セイタカアワダチソウに飛来したアオスジアゲハ♀ 2023年11月8日 横浜市保土ヶ谷区 県立保土ヶ谷公園

001_231108031 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 1.カタバミの花とヤマトシジミ♂
高温期には縁の黒い部分が広くなっていたが、秋深くなると、その黒い部分は細くなる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 )
002_231108032 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 2.キタテハ秋型♀ -1
キタテハはほとんどの個体が傷や擦れのない完全な姿だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
003_231108035 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 3.キタテハ秋型♀ -2
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
004_231108041 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 4.イチモンジセセリ 2頭
イチモンジセセリの裏面の銀色の紋は個体差があるようだが、この写真では上の個体は前翅の紋が明瞭であり、下の個体は後翅の斑紋が明瞭である。擦れて色が落ちてしまうこともあるのだろうが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 )
005_231108044 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 5.ウラナミシジミ♀ -1
とっさに雌雄を判別するのは難しい。この個体も♂かと思ったが♀だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
006_231108054 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 6.ウラナミシジミ♀ -2
ウラナミシジミは傷んだ個体が多くなっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
007_231108062 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 7.キタテハ秋型
翅の表側からは雌雄の判別が難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
008_231108066 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 8.ベニシジミ -1
セイタカアワダチソウには多くのベニシジミが吸蜜に来ていた。雌雄の識別は難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO320 )
009_231108072 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 9.ベニシジミ -2
ベニシジミも擦れた個体が多くなっていた。夏型の名残りを残すオレンジ色に重なる黒い部分が多い。特に春と秋遅くに出てくるベニシジミは、オレンジ色が明るく、黒い部分が少ないので美しい。ベニシジミは1997年(平成9年)11月28日発売の30円普通切手の意匠になった。その切手は2015年(平成27年)9月30日に販売を終了している。切手に描かれている橙色が鮮やかな個体は、添えられている花の絵から春型かと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 78mm ISO160 )
010_231108074 X900 ◎保土ヶ谷公園 ベニとウラナミ RX10M4.jpg 10.ベニシジミとウラナミシジミ
キタテハとともに、セイタカアワダチソウのフィールドで、多く見られた2種だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 81mm ISO400 )
011_231108089 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
11.アオスジアゲハ♀
2023年11月の気温は高く、1日から9日までは連日20℃を超える日だった。この日も暖かくて、日差しの強い日だったのを記憶している。アオスジアゲハも元気だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO500 )
012_231108097 X900 ◎保土ヶ谷公園 ムラサキシジミ RX10M4.jpg
12.ムラサキシジミ
保土ヶ谷公園でムラサキシジミを見るのは初めてだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO400 )
013_231108098 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
13.ウラナミシジミ♀ -3
裏面と表面を見せてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO800 )
014_231108109tm2 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
14.ベニシジミ 2頭 -1
オレンジ色が鮮やかな個体だった。寒くなってから育った個体であろう。上の個体は翅頂が尖っているので♂だと思う。下の個体はお腹が太く♀なのか。眼は上の個体に向け4ている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO500 )
015_231108112 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
15.ベニシジミ 2頭 -2
♂の方が♀の後ろに回った。♀は吸蜜に夢中だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 200mm ISO400 )
016_231108116 X900  ◎保土ヶ谷公園 求愛 RX10M4.jpg
16.ベニシジミ 2頭 -3
後に回った♂が、腹端を曲げて求愛をしている。だが♀の方はストローを伸ばしてまだ吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 200mm ISO500 )
017_231108130 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
17.ウラナミシジミ♂
コセンダングサで吸蜜するウラナミシジミの♂。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 203mm ISO160 )
018_231108133 X900 ◎保土ヶ谷公園 ツバメ RX10M4.jpg
18.ツバメシジミ♂
擦れてはいるが尾状突起はしっかり付いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 200mm ISO200 )
019_231108151 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
19.ツマグロヒョウモン♀
ツマグロヒョウモンも秋に多く見られるようになるチョウだ。北へと分布を拡大してきているが、20年~30年くらい前からだろうか、神奈川でも普通に見られるようになっている。昨年(2023年)の夏には上高地でこのチョウを見かけ、驚いたものだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 200mm ISO320 )

2023年12月 5日

連日、近所の公園へ 2023年10月18・19日 横浜市保土ヶ谷区峰岡公園

時間があれば、ヒャクニチソウとセンニチコウが咲く近くの小さな公園へ行っている。また、家内が足を怪我して以来、杖を突いて歩いているのだが、ちょっと重いものになると持てないので、買い物を代行することがあるが、そんな時もこの公園に寄り道をしている。
 同じような写真が続き「またか」と思われるであろう。だが、クロマダラソテツシジミ以外は普通種ばかりであるものの、その時その時の姿があり、飽きない。秋はチョウの数が多いので楽しめる。今はヤマトシジミの翅表の個体差に興味がある。

000_231019063s X700 ◎峰岡公園 Z50 105mc.jpg
ヤマトシジミの♂と♀ 2023年10月19日 横浜市保土ヶ谷区峰岡公園

001_231018002 X900 峰岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg 1.ヒャクニチソウのアゲハ♂ -1
まず、18日。ヒャクニチソウに羽化したてのようなきれいなアゲハの♂が来て、吸蜜をしていた。2014年に購入したNikon D5300に名玉と言われた TAMRON 90mm mzcro を付けて携行した。バックのボケ方もきれいだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO200 ) 
002_231018003 X900 ◎峰岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg 2.ヒャクニチソウのアゲハ♂ -2
アゲハは暖地では年に3~5回成虫が発生すると言われている。それにしてもきれいな個体である。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO200 ) 
003_231018012 X900 ◎峰岡公園 クマソ D5300 TAMRON 90.jpg 3.クロマダラソテツシジミ♂ -1
おそらくこれまでに見ている個体だと思う。だいぶ擦れてしまった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO200 ) 
004_231018018 X900 〇峰岡公園 イチモンジ D5300 TAMRON 90.jpg 4.イチモンジセセリ
このチョウも秋になると多くなる。敏捷に翔んできて、さっとヒャクニチソウの花に止まる。イチモンジセセリは小型のチョウだがセンニチコウでは吸蜜しない。また、ヤマトシジミや、クロマダラソテツシジミはヒャクニチソウでは吸蜜しない。なぜだろう?

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO200 ) 
005_231018026 X900 〇峰岡公園 ヤマト D5300 TAMRON 90.jpg 5.ヤマトシジミ♂ -1
新鮮な個体だが、まだ、高温期に現れるという外縁部の黒い縁が目立つ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
006_231018052 X900 ◎峰岡公園 クマソ D5300 TAMRON 90.jpg 6.クロマダラソテツシジミ♂ -2<br> この個体、よく頑張って生きていて、センイチコウに吸蜜に来ている。いつまで見られるか。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
007_231018054 X900 ◎峰岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg 7.アゲハ♀ -1
40分ほど前にヒャクニチソウに来ていたアゲハ(写真1,2)とは違う個体だ。♀である。これもきれいな個体だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
008_231019006 X900 〇峰岡公園 Z50 105mc.jpg 8.クロマダラソテツシジミ -3
ここからは翌日午後2時ごろの小さな公園のチョウだ。この日もまだクロマダラソテツシジミは健在だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.3 1/1000秒 105mm ISO140 )
009_231019026 X900 〇峰岡公園 Z50 105mc.jpg 9.クロマダラソテツシジミ -4
このチョウの裏面が好きだ。橙色の小さな丸い紋が鮮やかだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.3 1/1000秒 105mm ISO320 )
010_231019029 X900 ◎峰岡公園 Z50 105mc.jpg 10.クロマダラソテツシジミ -4
細く長い尾状突起もまだしっかり付いている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.3 1/1000秒 105mm ISO180 )
011_231019035 X900 ◎峰岡公園 Z50 105mc.jpg 11.ヤマトシジミ♂ -2
外縁部先端から見える水際の前翅の黒い模様が見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO180 )
012_231019044 X900 ◎峰岡公園 Z50 105mc.jpg 12.ヤマトシジミ♂ -3
なかなか開翅してくれなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO140 )
013_231019046 X900 〇峰岡公園 Z50 105mc.jpg 13.ヤマトシジミ♀ -1
前翅後翅ともに青い鱗粉が現れた美しい♀だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO125 )
014_231019047 X900 △峰岡公園 Z50 105mc.jpg 14.ヤマトシジミ♀ -2
翔び上がってセンニチコウから離脱した。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO125 )
015_231019050 X900 ◎峰岡公園 Z50 105mc.jpg 15.ヤマトシジミ♂ -4
後翅の黒い縁は細いが前翅のそれは太い。いろいろ個性的だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO160 )
016_231019054 X900 ◎峰岡公園 Z50 105mc.jpg 16.ヤマトシジミ♂ -5
この♂の外縁部の黒い縁は細い。だが、その内側に淡い黒が現れていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 )
017_231019057 X900 ◎峰岡公園 Z50 105mc.jpg 17.ヤマトシジミ♂ -6
位置を変え、翅を開いたまま吸蜜を続ける。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 )
018_231019061 X900 ◎峰岡公園 Z50 105mc.jpg 18.ヤマトシジミ♂ -7
写真15.と同じ個体である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO140 )
019_231019076 X900 ◎峰岡公園 Z50 105mc.jpg 19.ヤマトシジミ ♂と♀
写真14.の♀が吸蜜しているセンニチコウに写真15.の♂が飛来した。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO160 )
020_231019077 X900 △峰岡公園 Z50 105mc.jpg 20.ヤマトシジミ 1♀ 2♂♂
そこへまた1頭、♂が割り込んできた。センニチコウの花畑は賑やかである。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO160 )

2023年10月22日

コンデジでチョウの写真を撮る 2023年10月2日 横浜市保土ヶ谷区峰岡公園

前回記したように、近くの峰岡公園で、ヒャクニチソウとセンニチコウが咲いているので、そこに来るチョウをCanon G7X 撮ってみようと試みた。もちろん、今までもこのカメラでチョウの写真を撮ったことはあったが、あまり良い結果を得ることはなかった。近接撮影ではピントが合わせ難いのだ。
 Canon G7X の焦点距離は8.8mm~36.8mmである。今まで、このカメラでは、背景を取り込んで広角で撮りたい時に焦点距離8.8mm側で撮るのがほとんどだったが、この日は、はじめからマクロ設定にして、最短撮影距離だけではなく、最長焦点距離の36.mm(35mm版100mm相当)まで試みてみた。
 ところが、いつもはプログラムオートでシャッタースピードが1/500秒より遅くはならないように設定していて、この日もその設定になっていると確認せずにお撮影していったところ、シャッタースピード優先オートにダイアルが移動していて、なんとそのシャッタースピードは1/50秒になってしまっていた。お粗末な大失策である。手振れ、被写体振れの山となってしまった。
 何とか見られる写真を載せてみる。

000_231002016m X700 ◎峰岡公園 G7X.jpg
ヒャクニチソウに見たツマグロヒョウモン♂ 2023年10月2日 横浜市保土ヶ谷区

001_231002002 X900 峰岡公園 G7X.jpg 1.キバナコスモスに来たツマグロヒョウモン♂
ヒャクニチソウなどが咲く峰岡公園の小さな花壇の公園のグランドを挟んで反対側にも、道沿いに花壇があり、そこにはキバナコスモスが咲いていた。まずそこでツマグロヒョウモンを撮った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f8 1/50秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_231002007 X900 〇峰岡公園 G7X.jpg 2.キバナコスモスに来たツマグロヒョウモン♀
♀もいた。きれいな個体である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f5.6 1/50秒 19mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_231002012 X900 ◎峰岡公園 G7X.jpg 3.ヒャクニチソウ(百日草)で吸蜜するツマグロヒョウモン♂
昨年は植えられていなかったヒャクニチソウの花が多く咲いていた。ヒャクニチソウはキク科の植物の1つで、花が美しく、また花弁が丈夫で色あせしにくいのが特徴で、花壇に栽培され、また切り花として鑑賞される。茎の先端には単独の頭状花序をつける。花序の外側には一列の舌状花(花弁に見えるもの)をつけ、これは雌性。その内側には筒状花を多数つけ、こちらは両性。いずれの花も稔性がある。いま、ツマグロヒョウモンが止まっている頭状花序の外側がピンク色の舌状花で、その内側に黄色~茶色に多数の小さな筒状花が見える。茎は高さ30-90cmになり、硬くて短い毛がある。和名の百日草は開花期間が長いことによる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f10 1/50秒 37mm ISO160 ) 露出補正 なし
004_231002019m X900 ◎峰岡公園 G7X.jpg 4.イチモンジセセリ
これは広角側の9mmで撮った。シャープである。ヒャクニチソウの黄色い小さな筒状花がよくわかる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f9.0 1/50秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
005_231002028 X900 〇峰岡公園 G7X.jpg 5.アオスジアゲハ -1
青筋お揚羽が来た。少し遠いので望遠端にしてさらにTele側に押すと、デジタルズームになって、拡大されるのが解った。光学ズームいっぱいの37mmは35㎜版では100mm相当であるが、デジタルズームでは約400mm相当になる。仕様書によれば200mm相当までは画質は維持されるというが、それ以上は画質は落ちるようだ。この画像を何ミリ相当で撮ったのかわからない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f7.1 1/50秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
006_231002037m X900 〇峰岡公園 G7X.jpg 6.アオスジアゲハ -2
ヒャクニチソウとセンニチコウ、アフリカンマリーゴールドが咲く花壇で、アオスジアゲハが舞う。だが、アオスジアゲハ、ツマグロヒョウモン、イチモンジセセリはここではヒャクニチソウでしか吸蜜をしない。ヤマトシジミはもっぱらセンニチコウだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f7.1 1/50秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_231002040m X900 ◎峰岡公園 G7X.jpg 7.アオスジアゲハ -3
被写体振れが効果的になった。何とか目にはピントが合って止まっている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f7.1 1/50秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし

2023年10月15日

明神台公園 2023年9月26日 横浜市保土ヶ谷区

暑かった今年の夏も、ようやっと朝夕の気温が下がってきた。
 明神台公園のキバナコスモスも咲いているだろうと思い、そこに集まるツマグロヒョウモンやアゲハを、Z18-140mmのレンズで撮ろうと行ってみた。
 ところが、例年咲いているキバナコスモスは、きれいに刈り取られてしまっていた。公園を管理する保土ケ谷土木事務所によって雑草刈りが行われ、その際にキバナコスモスも刈られたのだと思う。毎年、大きな美しい花を咲かせるフヨウは健在で、今年も今が盛りと咲いている。また、ヤマハギの木は花が咲き、ウラナミシジミが吸蜜、そして産卵に来ていた。

000_230926004 X700 杉山神社 フヨウ Z50 Z18-140.jpg
フヨウの花 2023年9月26日 横浜市保土ヶ谷区明神台公園

001_230926003 X900 杉山神社 Z50 Z18-140.jpg 1.星川杉山神社
保土ヶ谷公園の駐車場に車を入れ、園内を散歩するという奥さんと別行動で、明神台公園で1時間ほど写真を撮ることにする。杉山神社に参拝して、参道を歩いて鳥居を抜け、明神台公園のキバナコスモスが咲くところへ行った。wikipediaによると、杉山神社の祭神は日本武尊で、創建時期は不明であるが、貞観11年(869年)に編纂された『続日本後紀』に記載のある「枌山神社」や延長5年(927年)に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「武蔵国都筑郡唯一の式内社」とされる杉山神社の論社の一つとなっている。論社とは、似たような名の神社が二つ以上あって、どれが「延喜式」に記されている神社か決定し難いものをいう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 46mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_230926012X900 〇明神台公園 ウラナミシジミ Z50 Z18-140.jpg 2.ヤマハギで吸蜜するウラナミシジミ -1
キバナコスモスに来るチョウを撮るのが目的だったが、先にも記したようにキバナコスモスは1本残らず刈り取られてしまっていた。周りにあった1~2本のヤマハギと、たくさんのフヨウは元気だった。そのヤマハギの花にウラナミシジミが3~4頭絡んでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO140 ) 露出補正 なし
003_230926018 X900 ◎明神台公園 ウラナミシジミ産卵 G7X.jpg 3.ウラナミシジミ産卵
ヤマハギはウラナミシジミの食草にもなる。♀が尾端を曲げて産卵姿勢をとっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO160 ) 露出補正 なし
004_230926034 X900 〇明神台公園 ヒマワリ Z50 Z18-140.jpg 4.ヒマワリ
児童公園の花壇には背丈は低いが大輪のヒマワリが咲いていた。黄色い花弁に囲まれた舌状花の中に、茶色に見える小さな管状花という花の集まりがある。拡大して見るとやがて種になる小さな花が開花していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8.0 1/500秒 115mm ISO280 ) 露出補正 なし
005_230926031 X900 〇明神台公園 チャバネ Z50 Z18-140.jpg 5.チャバネセセリ
その小さな管状花に、チャバネセセリが口吻を入れて吸蜜していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_230926035 X900 ◎明神台公園 イチモンジ Z50 Z18-140.jpg 6.イチモンジセセリ
後翅を見ると、これはイチモンジだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.0 1/640秒 115mm ISO500 ) 露出補正 なし
007_230926041_1 X900 〇明神台公園 キジバト Z50 Z18-140.jpg 7.キジバト(雉鳩)
ヤマバトとも呼ばれる。市街地でもふつうに見られる。この写真のキジバトは、どの個体も同じ羽の模様をしている。だが、街で多く見られ、地面や道路上を歩いて餌を拾っている見慣れた鳩(ドバト)は、それぞれ違った羽の装いをしている。なぜだろうと思った。そのドバトと呼ばれるハトは、もともとカワラバト(河原鳩)と呼ばれるヨーロッパを中心に分布していた種類だそうだ。写真のキジバトはみな同じ羽の模様であるのに、ドバトは明治時代以降、カワラバトから長年にわたって品種改良された伝書鳩が欧米より輸入され、新聞社などで利用された。また軍部でも日清戦争や日露戦争、第一次世界大戦から本格的に伝書鳩の研究を開始し、第二次世界大戦では多くの伝書鳩が使われた。家禽時代に様々な品種が作られたことから、現在国内で見られるドバトも様々な羽装を呈するが、種としては一つである。家禽化されたカワラバトのうち再野生化した個体を狭義のドバトとする場合もあるそうだが、「日本鳥類目録 改訂第7版」での表記は「カワラバト(ドバト)」となっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO560 ) 露出補正 なし
008_230926043 X900 ◎明神台公園 ウラナミシジミ.jpg 8.ヤマハギで吸蜜するウラナミシジミ -2
別のヤマハギの木にもウラナミシジミがいた。これはきれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO720 ) 露出補正 なし
009_230926045 X900 ◎明神台公園 ウラナミシジミ Z50 Z18-140.jpg 9.ヤマハギで吸蜜するウラナミシジミ -3
そこへもう1頭のウラナミシジミが絡んできていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO800 ) 露出補正 なし

2022年11月13日

ヤマトシジミ と ムラサキツバメ 帷子川 10月30日

ここのところ、天気の良い日が続いている。先日、帷子川河畔に行ったときはコヨメナの花がまだ咲いていなかったが、そろそろ咲き始めているだろう。ヤマトシジミの様子を見に帷子川へ出かけた。
 コヨメナの花はまだ蕾が多かった。カタバミなどの下草はきれいに刈られてしまっている。それでもヤマトシジミは翔んでいた。♂が開翅した時に見せるブルーが輝く。
 帷子川河畔の常盤橋の傍にランタナが植えられているところがある。ランタナもチョウが好きな花である。この日もイチモンジセセリ、ヤマトシジミ、キタテハ、ツマグロヒョウモンを見かける。花には来ないが、この辺りでは比較的見ることが少ないムラサキツバメも見ることができた。

000_221030083x X700 ◎帷子川公園 ヨメナ Z50 18-140.jpg
コヨメナの花から飛び立つヤマトシジミ♂ 2022年10月30日 横浜市保土ヶ谷区 帷子川

001_221030043 X800 〇帷子川 Z50 18-140.jpg 1.桜の紅葉
帷子川の河岸に植えられた桜の葉は紅葉していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO 100 ) 露出補正 なし
002_221030047 X800 〇帷子川公園 コヨメナ Z50 18-140.jpg 2.コヨメナの花に来たヤマトシジミ♂
まだ蕾の多いコヨメナだったが花を咲かせていたその1輪にヤマトシジミが吸蜜に来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 640 ) 露出補正 なし
003_221030056t X800 〇帷子川公園 コヨメナ Z50 18-140.jpg 3.開翅したヤマトシジミ♂ -1
しばらくすると開翅してくれた。ブルーが輝く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 640 ) 露出補正 なし
004_221030064t X800 〇帷子川公園 コヨメナ Z50 18-140.jpg 4.開翅したヤマトシジミ♂ -2
位置を変えながら吸蜜を続ける。横位置で撮影した画像を縦位置にトリミングした。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 560 ) 露出補正 なし
005_221030067t X800 〇帷子川公園 コヨメナ Z50 18-140.jpg 5.開翅したヤマトシジミ♂ -3
シジミチョウは小さいので望遠端の140mmでできるだけ近寄って撮るのだが、なかなかの解像力である。ボケもきれいだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 500 ) 露出補正 なし
006_221030073m X800 〇帷子川公園 コヨメナ Z50 18-140.jpg 6.開翅したヤマトシジミ♂ -4
4~5分の間、この個体を撮り続けた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 640 ) 露出補正 なし
007_221030075 X800 〇帷子川公園 コヨメナ Z50 18-140.jpg 7.コヨメナ(小嫁菜)
道端で見かける雑草に類する植物で、秋に薄紫か白い菊の花をつける。ただし、よく似た姿のキク類は他にもいくつかあり、一般にはそれらをまとめてヨメナと呼んでいることが多い。いわゆる野菊に類するものである。ヨメナの仲間はコヨメナのほかカントウヨメナ、ユウガキクなどがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 160 ) 露出補正 なし
008_221030088 X800 〇帷子川公園 Z50 18-140.jpg 8.ヤマトシジミ♂
しばらく翔び回ってコヨメナの花で吸蜜すると、葉の上に止まって開翅し、日向ぼっこ?をする。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 180 ) 露出補正 なし
009_221030091 X800 帷子川公園 アオイカタバミ Z50 18-140.jpg 9.アオイカタバミ(葵片喰)
「Picture This」で検索するとアォイカタバミと出た。別名をフヨウカタバミという。花はカタバミより大きく、葉はよく似ているが、葉先の切れ込みがなくハート形になっていない。我が家の家紋は「丸に剣片喰」だが、3枚の葉の先に切れ込みがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 125 ) 露出補正 なし
010_221030095 X800 〇帷子川公園 ホトトギス Z50 18-140.jpg 10.ホトトギス(杜鵑草)
花弁の斑点が鳥のホトトギスの胸の模様に似ていることから名づけられたそうだ。花期は8-10月。葉腋に2-3個の花を上向きにつける。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 140mm ISO 500 ) 露出補正 なし
011_221030099 X800 △帷子川公園 ヤマト♀ Z50 18-140.jpg 11.イチモンジセセリとヤマトシジミ♀
帷子川にかかる常盤橋のたもとにランタナの花が咲いている。ランタナの花はチョウが好むが、イチモンジセセリと一緒にヤマトシジミの♀が吸蜜していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 640 ) 露出補正 なし
012_221030101 X800 〇帷子川公園 ヤマト♀ Z50 18-140.jpg 12.ヤマトシジミ♀ -1
夏のヤマトシジミの♀の翅表はほとんど全面黒いが、今いるヤマトシジミ♀は、青い鱗粉が現れる。特に後翅のそれは美しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 100 ) 露出補正 なし
013_221030107 X800 〇帷子川公園 ヤマト♀ Z50 18-140.jpg 13.ヤマトシジミ♀ -2
前の写真と同じ個体。向きを変えてくれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO 100 ) 露出補正 なし
014_221030114 X800 〇帷子川公園 Z50 18-140.jpg 14.ムラサキツバメ♀ -1
ランタナに来るチョウの夢中になっていると、右からくろっぴ長が飛びだしてきて、目の前にきた。ムラサキシジミかと思ったが、それに比べてやや大きい。ムラサキツバメの♀だった。♂の翅表はほぼ全面暗紫色なので区別がつく。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 200 ) 露出補正 なし
015_221030118x X800 〇帷子川公園 Z50 18-140.jpg 15.ムラサキツバメ♀ -2
開翅してくれた。♀の翅表は青紫色に輝くが、残念ながら左側の翅がちぎれてしまっていた。鳥にでも食いちぎられたのだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 220 ) 露出補正 なし
016_221030121 X800 ◎帷子川公園 Z50 18-140.jpg 16.ムラサキツバメ♀ -3
翅を閉じた。右に移動して、傷が目立たないように閉じた翅の左側から撮った。少しでもきれいに撮ってやりたい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 220 ) 露出補正 なし
017_221030123 X800 〇帷子川公園 Z50 18-140.jpg 17.ムラサキツバメ♀ -4
向きを変えて、また翅を開いてくれた。青紫色が輝く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 180 ) 露出補正 なし
018_221030131 X800 ◎帷子川公園 Z50 18-140.jpg 18.ムラサキツバメ♀ -5
落ち着いて開翅して陽の光を浴びている。近寄って撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 220 ) 露出補正 なし
019_221030133 X800 ◎帷子川公園 Z50 18-140.jpg 19.ヤマトシジミ♂ -2
自宅近くの公園に戻ってきた。自治会の有志の方が世話をされている小さな花壇には今年もセンニチコウが咲いている。昨年、一昨年はこのセンニチコウの花でクロマダラソテツシジミが吸蜜していたが、今年はその姿はない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO 100 ) 露出補正 なし
020_221030139t X800 〇帷子川公園 Z50 18-140.jpg 20.ヤマトシジミ♂ -3
今日は付けているレンズの望遠端である140mmに固定して、マクロレンズのように撮ってきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 140 ) 露出補正 なし
021_221030141 X800 ◎帷子川公園 Z50 18-140.jpg 21.ヤマトシジミ♂ -4
ヤマトシジミはきれいな♂を撮ることができたが、メスの個体数は少なかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 140 ) 露出補正 なし

2022年9月29日

入笠山へもう一度 ① 9月6日

再度、入笠山へ行ってきた。前回は7月28日に、旅友達のKさんと一緒に出掛けたが、さすがに同じところに2回もお誘いするわけにはいかないので、今回は一人だ。  夏の終わりに多く出現するクジャクチョウ、キベリタテハ、エルタテハ、シータテハなどを撮りたい。何時にしようか思案していたが、やっと、大型台風の11号が先島付近で停滞している前の、9月6日に晴マークが点灯した。SONY RX10M4 と 新調した NIKKOR Z MC105mm を着けた Nikon Z50 と2台を持っていく。
 朝6時に我が家を出発し、甲府辺りでは青空が広がっていた。ところが、南諏訪ICを下りるころには、雨こそ降らないが曇り空になってしまった。ゴンドラ乗り場に到着したのは9時少し前だった。7月に来たときは、ゴンドラが高度を上げるにつれ、雲の上に出て、青空が広がってきたが、この日は逆で、雲がだんだんと覆ってきて、頂上駅に到着した時は100m先の視界は不良だった。この日(9月6日)の現地の予報では、10時に晴ることになっていた。だが、現地についてスマホの天気予報を見ると、12時にずれてしまっていた。それでも、その頃に晴れてくれればチョウは活動し、写真は撮れると思い、それまで今回携行した NIKKOR 105㎜MC に慣れようと花の写真を撮って待つことにした。
 しかし、11時近くなっても霧は晴れてこない。リンドウでも撮ろうかと、7月に来たときは行かなかった入笠湿原へと歩き始めた。ゴンドラ山頂駅は標高1,780mで、入笠湿原は1,734mと若干低いところにある。木道が整備されていた。そこはエゾリンドウの自生地で、時季も良く、霧の中で沢山の花を見ることが出来た。
 そろそろ晴れて来るのではと思い、昼ごろ、ゴンドラ山頂駅周辺の山野草公園に戻ってきたが、霧は晴れない。少し風も出てきている。スマホの天気予報の晴マークは午後3時に後退していた。折角来たのだから、3時ごろまでは粘ってみようと腹を決める。

000_220907021 X700 入笠すずらん山野草公園 サラシナショウマ Z50 105mmMC.jpg
サラシナショウマ 2022年9月6日 長野県富士見町 入笠すずらん山野草公園

001_220906119t X800 富士見パノラマリゾート RX10M4.jpg 1.「ゴンドラすずらん」
ゴンドラの乗り場は標高約1,050mで、ゴンドラ山頂駅は1,780mで標高差は730mある。このゴンドラについて詳しく記されたものは見つからなかったが、ゴンドラの鉄柱には平成4年(1992年)9 12月という標識が張られていたのでこの頃から運行されているのもと思う。3,000mある最長のゲレンデに沿って上がって行く。所要時間は10分以上かかったように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 1000 ) 露出補正 なし
002_220906121 X800 ゴンドラ山頂駅付近 RX10M4.jpg 2.9月6日 午前9時30分 ゴンドラ山頂駅付近
写真の通り霧に覆われていた。10時には晴れるという予報だったので、ゴンドラ駅近くのカフェのベンチ待つことにする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO 100 ) 露出補正 なし
003_220906123m X800 ゴンドラ山頂駅付近 ホオジロ RX10M4.jpg 3.ホオジロ
10mくらい先の梢に野鳥が止まるのが見えた。スズメのようだが、ちょっと違う。帰宅して調べてみるとホオジロだった。霞んでいてはっきり見えない。初めて見た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 250 ) 露出補正 なし
004_220907001 X800 入笠すずらん山野草公園 Z50 105mmMC.jpg 4.マツムシソウ 松虫草
8月下旬ごろ信州の高原に行くと、マツムシソウが咲いている。霧はまだ晴れそうにない。手持無沙汰なので、Z50に105mmMC(マクロレンズ)を着けたZ50で周囲に咲いている花を撮り始める。この花にはいろいろな蝶が来る。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 250 ) 露出補正 なし
005_220907002 X800 入笠すずらん山野草公園 アキノキリンソウ Z50 105mmMC.jpg 5.アキノキリンソウ(秋の麒麟草)
高さは70〜80cm程度となり、8〜11月に総状の黄色い花を多数つける。麒麟という由来は分からないが黄輪草とも書くらしい。アキノキリンソウの若葉は食用可であり、水にさらした後和え物やおひたしにする。また、陰干しにしたものは薬用にもなるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 320 ) 露出補正 なし
006_220907003 X800 入笠すずらん山野草公園 ヤマハハコ Z50 105mmMC.jpg 6.ヤマハハコ(山母子)
花期は8月から9月で、茎の上部に淡黄色の頭花を散房状につける。白いカサカサした花びら状のものは総苞片。wikipedia

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 220 ) 露出補正 なし
007_220907009 X800 入笠すずらん山野草公園 クサボタン Z50 105mmMC.jpg 7.クサボタン(草牡丹)
絞りはf6.3で良さそうだ。和名は、葉がボタン(牡丹)に似ることからついたそうだ。花期は8-9月。茎の先端や葉腋から集散状の花序を出し、淡紫色の花を多数つけ、しばしば円錐状になる。細い鐘状になる4枚の花弁に見えるのは萼片で、花弁はない。花弁状の萼片が反り返る。wikipedia

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 500 ) 露出補正 なし
008_220907010 X800 入笠すずらん山野草公園 ノコンギク Z50 105mmMC.jpg 8.ノコンギク(野紺菊) -1
キク科シオン属で、本州〜九州の山野のいたるところにふつうに見られる。似たような花が多いが、最もよく似ているのはヨメナである。ヨメナとのもっともはっきりした違いは、ヨメナの種(果実)には冠毛がないことで、花期が終わった花序があれば一目でわかるという。葉の両面に毛があることも、ほぼ無毛のヨメナとは異なるが、あまり目立たない。植物は葉を観ないと同定できない。写真も同定のためには葉を撮ることだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 200 ) 露出補正 なし
009_220907012 X800 入笠すずらん山野草公園 シロヨメナ Z50 105mmMC.jpg 9.シロヨメナ(白嫁菜)
ノコンギクに似ているのは、シロヨメナとシラヤマギクという。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 110 ) 露出補正 なし
010_220907014 X800 入笠すずらん山野草公園 ノハラアザミ Z50 105mmMC.jpg 10.ノハラアザミ(野原薊)
ノアザミというのがあるがノアザミは5月~8月に咲く。このノハラアザミは8月から10月に咲く。止まっているガガンボの仲間は同定できない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 1100 ) 露出補正 なし
011_220907017 X800 入笠すずらん山野草公園 サラシナショウマ Z50 105mmMC.jpg 11.サラシナショウマ(晒菜升麻、更科升麻)
キンポウゲ科サラシナショウマ属 の多年草の植物。山地に生えており、夏から秋にかけて、白い小花を穂のように咲かせる。和名は、若芽を茹でて、水にさらして山菜として食したことに由来するそうだ。wikipedia これから花が咲く蕾だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 900 ) 露出補正 なし
012_220907019 X800 入笠すずらん山野草公園 ホソバトリカブト Z50 105mmMC.jpg 12.ホソバトリカブト(細葉鳥兜)
花期は8~10月。花序は長さ5-27cmになり、風衝草原では散房状(花軸につく花の柄が、下部ほど長く上部は短いため、全体がドーム状になる。)に、標高の低い場所では総状(花序の軸に,花柄をもった花が並んで付着して、総 (ふさ))の形になっている花のつき方になり、1-15個ほどの花がつき、上部から下部に向かって開花する。ここは標高は高い方だが、総状に見える。トリカブトにはヤマトリカブトもある。有毒だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 1800 ) 露出補正 なし
013_220907023 X800 入笠すずらん山野草公園 クサレダマ Z50 105mmMC.jpg 13.クサレダマ(草連玉)
和名は花の色がマメ科のレダマに似て、草本であることに由来する。別名をイオウソウ(硫黄草)という。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 1800 ) 露出補正 なし
014_220907025 X800 入笠すずらん山野草公園 ノコンギク Z50 105mmMC.jpg 14.ノコンギク -2
写真8.と少し違うかなとは思うが。まだ蕾がいっぱい着いていた。時刻は11になるが、霧は一向に晴れない。今日は花の写真を撮っているが、花の写真を撮るには、日が照っているより、こんな天気の方が良い。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 1250 ) 露出補正 なし
015_220907028 X800 入笠すずらん山野草公園 オオハンゴンソウ Z50 105mmMC.jpg 15.オオハンゴンソウ(大反魂草)
北米原産の環境省指定特定外来生物である。この花もチョウが好む花である。高原ではヒョウモンチョウの仲間やジャノメチョウが吸蜜に来ている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 900 ) 露出補正 なし
016_220907030 X800 入笠すずらん山野草公園 エゾカワラナデシコ Z50 105mmMC.jpg 16.エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)
花期は6月―9月と長い。wikipediaには、「種子には薬効があり、カワラナデシコと同様に消炎、利尿、通経作用がある[3]。民間療法では、種子8グラムを水400 ccで半量になるまで煎じて、1日3回に分けて服用する用法が知られるが、妊婦へは使用禁忌とされる。」とあった。この花には、ミヤマカラスアゲハや、キアゲハが吸蜜に来る。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 320 ) 露出補正 なし
017_220907031 X800 入笠すずらん山野草公園 ハナイカリ Z50 105mmMC.jpg 17.ハナイカリ(花碇)
初めて見る、初めて気が付いた花である。リンドウ科ハナイカリ属の一年草または越年草。花期は8-9月。茎の先端および葉腋に集散花序をだす。花冠は淡黄色でやや緑色を帯び、深く4裂する。和名ハナイカリは、距がある花冠の形が船の碇に似ていることにより付けられたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 360 ) 露出補正 なし
018_220907032 X800 入笠すずらん山野草公園 オトコエシ Z50 105mmMC.jpg 18.オトコエシ(男郎花)
ここにもオトコエシがあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 200 ) 露出補正 なし
019_220906126 X800 山野草公園 RX10M4.jpg 19.イチモンジセセリ -1
11時を過ぎるころ、ゴンドラ山頂駅周辺の山野草公園から、1,734mと若干低いところにある入笠湿原へと歩き始める。道端に咲くマツムシソウにイチモンジセセリが飛来した。この日初めて見るチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 11mm ISO 100 ) 露出補正 -0.3段
020_220907040 X800 入笠湿原 Z50 105mmMC.jpg 20.イチモンジセセリ -2
Z50に持ち替えて撮る。f4.5で撮った場合と比べて、f6.3に絞った場合は、被写界深度もやや広がり、ピントの合う幅もまあまあのようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 180 ) 露出補正 なし


2022年9月25日

NIKKOR Z MC105mm 試し撮り 舞岡公園 8月23日

APSーC 機 であるが、小型軽量であり、ホールディングの良い Z50 を今年の1月に購入した。同時に手に入れた NIKKOR Z DX 18-140mm とともに使い易さが気に入っている。NIKKOR Z DX 18-140mm は最短撮影距離は 140mm で 40cm まで寄れる。最大撮影倍率 0.33 はチョウの撮影にもマクロレンズ的に使用することが出来、重宝している。しかし、如何せん開放f値が、f3.5~6.3 と暗い。撮るうちに、NIKKOR Z MC105mm が欲しいという気持ちが募り、購入してしまった。
 富士山五合目紀行とアップするのが前後してしまったが、8月23日に試し撮りがしたくなり、舞岡公園へ出かけた。以下、素人の感想である。
 ピントがあった時は素晴らしい描写である。しかし外してしまうことも多かった。f4.5で絞り優先で撮影してみたが被写界深度は浅い。f6.3くらいを基本にして撮るのが良さそうだ。レンズはやや大きいが、レンズ・フードを外すとそれほどでもない。重さはあまり意識しないで済む 。RX10M4 と二丁持ちで行けそうである。

000_22082311 X700 ▲舞岡公園 D50 MC105.jpg
  ヤマハギの周りを翔ぶキタキチョウ 8月23日 横浜市戸塚区 舞岡公園

001_220823001 X800 舞岡公園 D50 MC105.jpg 1.イチモンジセセリ -1
比較的うまくピントを合わせることが出来た。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 250 ) 露出補正 なし
002_220823002 X800 舞岡公園 ヤマノイモ D50 MC105.jpg 2.ヤマノイモ(山の芋)
こんな小さな花が咲いていた。さっそく、スマホを取り出し、Pictur This で調べるとヤマノイモと教えてくれた。ヤマノイモとはwikipediaによれば、ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草。または、この植物の芋として発達した担根体のことをいう。ジネンジョウ(自然生)、ジネンジョ(自然薯)、ヤマイモ(山芋)ともよばれ、とろろは粘性が非常に高い。とろろは、すりおろしてから白醤油や出汁などを加えてのばしとろろにするのが代表的な調理法である。ナガイモのとろろと比較すると遥かに粘り気が強い。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S 絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 500 ) 露出補正 なし
003_220823003 X800 舞岡公園 キンミズヒキ D50 MC105.jpg 3.キンミズヒキ(菌水引)
小さくて黄色い花が総状に集まって咲く。果実にはとげがあって、動物などにくっついて散布される。秋に野原や草地などを歩くと、衣服にパラシュート形の果実がつくのでよく知られた多年草である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 500 ) 露出補正 なし
004_220823005 X800 舞岡公園 D50 MC105.jpg 4.ウラギンシジミ
だいぶ翅が擦れてしまった夏型の個体である。ウラギンシジミは花には来ない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 100 ) 露出補正 なし
005_220823007 X800 舞岡公園 タルクトリム・プベスケンス D50 MC105.jpg 5.カラマツソウ(唐松草)
先週(8月16日)、ここ舞岡公園へ来た時もカラマツソウの写真を撮った。f4.5で撮ったが、被写界深度は浅い。葉は二回三出複葉と呼ばれる特徴のある形をしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 250 ) 露出補正 なし
006_220823014 X800 舞岡公園 タカトウダイ D50 MC105.jpg 6.タカトウダイ(高燈台) -1
トウダイグサは上に伸びた草の先に椀状の葉があり、その中に黄色い花が咲く様が、油火を灯した燈台に似ていることからこの名が付いた。このタカトウダイは、wikipediaによると、草丈は70センチメートルほどとなり、背の高いトウダイグサの意で形態はよく似ている。葉は、茎の中程はヘラ型で互生するが、茎の頂部の葉は丸みの強いヘラ型の葉を5枚ずつ輪生する。茎の頂部からは放射状に花茎を伸ばす。花期は6月-8月。苞葉の中に黄色い花を複数つける。秋になると紅葉する。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 360 ) 露出補正 なし
007_220823009 X800 舞岡公園 タカトウダイ D50 MC105.jpg 7.タカトウダイ(高燈台) -2
トウダイグサは、黄色い花が咲く様が、油火を灯した燈台に似ていることからこの名が付いたというが、タカトウダイは、さらに油火を灯した燈台に似ているようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 320 ) 露出補正 なし
008_220823015 X800 舞岡公園 オミナエシ D50 MC105.jpg 8.オミナエシ(女郎花) -1
和名の由来は、同属で姿がよく似ている白花のオトコエシ(男郎花)に対する「女郎花」で、全体にやさしい感じがするところから名付けられたとされる。別名は、敗醤(はいしょう)ともいうが、この花を室内に挿しておくと、やがて醤油の腐敗したような匂いになっていくことに由来する。オミナエシは絶滅危惧種のウスイロヒョウモンモドキの食草である。鹿の食害にあったその産地では、オミナエシの保護、植栽が行われている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 220 ) 露出補正 なし
009_220823021 X800 舞岡公園 オミナエシ D50 MC105.jpg 9.オミナエシ -2
あまり良い写真ではないが、茎の上部で分枝して、花茎の先端に黄色い小花を平らな散房状に多数咲かせる。花期は夏の終わりから秋にかけてで、秋の七草の一つとして、日本では古くから親しまれている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 560 ) 露出補正 なし
010_220823034 X800 舞岡公園 オトコエシ D50 MC105.jpg 10.オトコエシ(男郎花) -1
花期は8-10月。花序は集散花序で、多数の花を含む。そのような花序を散房状に付ける。オトコエシという和名はオミナエシに対立させる形で、より強豪であることを男性にたとえたものである。オミナエシは、姿がよく似ている白花のオトコエシ(男郎花)に対するオミナエシ(女郎花)だと説明されているが、どっちが先なのか?

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 220 ) 露出補正 なし
011_220823046 X800 舞岡公園 オトコエシ D50 MC105.jpg 11.オトコエシ -2
花は白色で、散房状に多数つく。花の形はオミナエシと同じようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO 100 ) 露出補正 なし
012_220823023 X800 舞岡公園 アレチヌスビトハギ D50 MC105.jpg 12.アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)
Picture This で検索すると、アレチヌスビトハギと出たが、ヌスビトハギと区別がつかない。北アメリカ原産の比較的近年入ってきた帰化植物で長さ7〜8mmとヌスビトハギよりやや大きいそうだ。ヌスビトハギはマメ科ヌスビトハギ属の多年草で、ひっつき虫のひとつである。近似種が多い。f4.5ではピントが合う範囲が狭い。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 400 ) 露出補正 なし
013_220823091 X800 舞岡公園 クサギ D50 MC105.jpg 13.クサギ(臭木) -1
日当たりの良いところでは、クサギの花が満開になっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 100 ) 露出補正 なし
014_220823026 X800 舞岡公園 クサギ D50 MC105.jpg 14.クサギ(臭木) -2
クサギの傍によると独特の匂いがあるが、これは花が匂うのではなく、葉が匂うのだそうだ。また、wikipediaによると、「クサギの花では明確な雄性先熟が見られる。野外観察によると、クサギの花の開花は午前中から午後の初めまでが多く、開花すると花冠は2日から3日にわたり開きっぱなしとなる。開花初日から雄蕊も雌蘂も花冠より長く抜き出して展開しているのであるが、開花初日では雄蘂は完全に展開するのに対し、雌蘂の展開は不完全であった。2日目になると雄蕊はしおれ、雌蘂では柱頭が2つに裂開して受粉可能な状態になった。...」と記載されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 125 ) 露出補正 なし
015_220823066 X800 舞岡公園 クサギ D50 MC105.jpg 15.クサギ(臭木) -3
さらに寄ってみた。この日(8月23日)はクサギの花に来る黒いアゲハたちを見ることはなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 560 ) 露出補正 なし
016_220823027 X800 舞岡公園 D50 MC105.jpg 16.案山子
稲も黄色くなってきて、案山子が設けられていた。これは「ピカチュウ」(ポケットモンスターシリーズに登場する916種のポケモンのうちの一種)だ。よくできている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 110 ) 露出補正 なし
017_220823024 X800 舞岡公園 星野富弘 D50 MC105.jpg 17.星野富弘さんの詩碑
南門から古民家へ向かう散策路に星野富弘さんの詩「まむし草の実」を刻んだ詩碑がある。詩画作家 星野富弘さんが2019年10月24日に舞岡公園に来園されたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 200 ) 露出補正 なし
018_220823036 X800 舞岡公園 ツルボ D50 MC105.jpg 18.ツルボ(蔓穂) -1 チダケサシのような花だったが、Picture This でツルボとでた。地下に球根があり、秋の初めにピンク色の花が密生した細長い穂を出す。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 560 ) 露出補正 なし
019_220823062 X800 舞岡公園 ツルボ D50 MC105.jpg 19.ツルボ(蔓穂) -2
出来るだけ花の全体にピントが来るようにカメラの位置を変える。チョウの撮影よりは自由度は高い。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 360 ) 露出補正 なし
020_220823038 X800 舞岡公園 エゾミソハギ D50 MC105.jpg 20.ミソハギ(禊萩)
ミソハギの和名の由来はハギに似て禊(みそぎ)に使ったことから禊萩、または溝に生えることから溝萩によるといわれる。千屈菜(みそはぎ)は秋の季語である wikipedia。箱根湿性花園では群落が見られるが、咲いている時期が違う。箱根湿性花園に咲くのは近縁種のエゾミソハギだと思う。地域にもよるようだが、エゾミソハギが7月中旬に咲き、遅れてミソハギが咲きはじめるようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 320 ) 露出補正 なし
021_220823049tm X800 舞岡公園 ナンバンキセル D50 MC105.jpg 21.ナンバンキセル(南蛮煙管)
先週来た時にも咲いていたが、この日にはまた新しい花が咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 2200 ) 露出補正 なし
022_220823051 X800 △舞岡公園 コミスジ D50 MC105.jpg 22.コミスジ飛翔
この日もチョウはとても少ない。コミスジが飛んでいた。コミスジのピントは外れてしまっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 500 ) 露出補正 なし
023_220823058 X800 舞岡公園 オオチャ D50 MC105.jpg 23.イチモンジセセリ -2
ピントが合うと解像度は高い。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 450 ) 露出補正 なし
024_220823059 X800 舞岡公園 オクラ f4.5 D50 MC105.jpg 24.オクラ -1(秋葵)
撮ってきた写真を整理していたが、フヨウとばかり思いこんでいたものの。どうも葉っぱが違う。オクラだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO 100 ) 露出補正 なし
025_220823061 X800 舞岡公園 オクラ f16 D50 MC105.jpg 25.オクラ -2(秋葵)
オクラの開花は夜から早朝にかけてで、昼には萎んでしまう。開花後、上方に向かって莢(さや)る。が出てくる。緑色もしくは赤い果皮で長さ5 - 30 cmの先の尖った形の五稜の果実をつける。私たちが食べている、粘りけのある実である。絞り優先に設定している絞り値をf16にして撮ってみた。前の写真とボケ具合が違う。花全体がシャープになった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f16 1/500秒 105mm ISO 720 ) 露出補正 なし
026_220823064 X800 舞岡公園 ヘラバヒメジョオン(ムカシヨモギ) D50 MC105.jpg 26.ムカシヨモギ(昔蓬)
キク科ムカシヨモギ属の一種である。似たような花が沢山ある。ハルジオンも同じ仲間だ。Picture This 検索したらヘラバヒメジョオン(箆葉姫女苑)と出た。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 450 ) 露出補正 なし
027_220823073 X800 〇舞岡公園 キツネノマゴ D50 MC105.jpg 27.キツネノマゴ(狐の孫)
見逃してしまいそうな小さな花だ。よく見るととても可憐である。枝先に円錐形または短い円筒形の穂状花序をつくり、密に花をつける。花冠は淡色で下唇内面は淡紅紫色、長さ7mm、筒部は長さ4mm、上唇は三角状で先は2裂し、長さ2mm、下唇は広楕円形で先は2裂し、長さ4mm。さく果は長さ4.5〜7mm、幅1.5mm。 種子は卵円形で4個、長さ1.2mm。花期は8〜10月である。(平凡社刊「日本の野生植物」孫引き参照)

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 250 ) 露出補正 なし
028_220823075 X800 舞岡公園 ハチス D50 MC105.jpg 28.ハチス(波知須)
ふと、目を上げるとハチスの花がひとつ咲いていた。ハチスはアオイ科フヨウ属ムクゲ(槿)の別名である。古い時代のムクゲの呼び名「木波知須(キハチス)」が略されて、 「ハチス」と呼ばれるようになったようである。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 360 ) 露出補正 なし
029_220823093 X800 舞岡公園 ツリガネニンジン D50 MC105.jpg 29.ツリガネニンジン(釣鐘人参)
和名ツリガネニンジンの由来は、花が釣鐘形で、根の形がチョウセンニンジンに似るのでこの名があるという。ソバナ (岨菜)の近縁種である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 360 ) 露出補正 なし
030_220823088 X800 〇舞岡公園 コバギボウシ D50 MC105.jpg 30.コバギボウシ(小葉擬宝珠)
花期は7-9月で、漏斗型の濃い紫色から淡紫色の花をやや下向きにつけ、筒部に透明な線が入る。花軸につく蕾が下部から上部へと開花していく。オオバギボウシに比べると全体に小さい。(wikipedia) この種の花は、蕊にしっかりピントを合わせなくてはならない。絞り込んだ方が良さそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 220 ) 露出補正 なし
031_220823102 X800 〇舞岡公園 ヤマハギ D50 MC105.jpg 31.ヤマハギ(山萩) -1
秋の七草のハギは本種を指す。花期は6~9月で花序は、葉のつけ根から長い柄を出して、エンドウのような総状花序となり、長さ12~15mmの蝶形の紅紫色の花を10個ほどつける。これまで、この総状花序全体を見てしまって、ひとつひとつの花を見ていなかった。f11で撮ってみた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f11 1/500秒 105mm ISO 3200 ) 露出補正 なし
032_220823103 X800 〇舞岡公園 ヤマハギ D50 MC105.jpg 32.ヤマハギ(山萩) -1
新調したレンズでは、難なく近接撮影が出来る。今まで見えなかったものが見えてくる。この日はチョウが少なかったので、路傍に咲く小さな野草の花を撮り歩いた。マクロレンズを付けたファインダーで見る小さな花は、なかなか新鮮な画であった。風が吹くと、ファインダーから消え、ピントが外れる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO 250 ) 露出補正 なし


2021年12月 7日

文化の日 港の見える丘公園と山下公園 11月3日

今年も9月10日に、自宅近くでクロマダラソテツシジミを見かけ、観察を続けてきたが、ここへきて寒い日が続いたこともあり、すっかり姿を見せなくなった。観察は11月20日まで続いた。クロマダラソテツシジミ観察記は10月23日分までアップしてきたが、他にも忘れないうちに掲載しておきたいこともあり、いったん中断し、来年になってから続けようと思う。
 神奈川でのクロマダラツシジミの発生状況を、ネットで調べていると、芥川千景という方のブログ(GANREF)に、昨年10月2日に「港の見える丘公園」で撮ったウラナミシジミの写真の中にクロマダラソテツシジミの写真があり、その後、10月21日と26日に再確認に行ってみたところ、あっちにもこっちにもいたという記載があった。
 11月3日は文化の日。朝から良い天気だった。コロナも落ち着いてきた休日なので、人が多いかなと思いつつ、港の見える丘公園へ出かけてみることにした。
 自宅からバスで桜木町へ。桜木町の駅前にはこの4月に運行を始めた YOKOHAMA AIR CABIN の10時始発を待つ人たちの列が出来ていた。私は10時2分始発の「あかいくつ」というバスに乗って、港が見える丘公園まで行こうと思って、乗り場で待っていると、目の前を港が見える丘公園方面と字幕にある路線バスが通って、先の方にあるバス停に止まった。走って乗ることが出来た。

000_211103103 X700 ▲港の見える丘公園 RX10M4.jpg
噴水の周りで咲く花で ウラナミシジミ雌 2021年11月3日 港が見える丘公園

001_211103026t X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 1.公園の花壇に舞うキタテハ秋型
まだ10時を過ぎたばかりだが、公園には多くの人が来ていた。ここは山手本通りの終点で、外人墓地のすぐ傍の高台にある。複数のキタテハが飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 132mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_211103017 X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 2.イチモンジセセリ
公園の広場を囲む花壇には、多くの花が咲いている。花の名前は分からない。目立たないが、イチモンジセセリは多く飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 129mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_211103031 X800 港の見える丘公園 RX10M4.jpg 3.港の見える丘公園からの眺め
写真左側に見えるのが1961年に建築された、高さ106mのマリンタワー。マリンタワーは、その後2009年にリニューアルされ、さらに現在は2019年からの改修工事のため休館中である。赤レンガ倉庫やランドマークタワーはその左側になり、見えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f5 1/1000秒 32mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_211103028 X800 港の見える丘公園 RX10M4.jpg 4.ガンダム -1
海を見ていると、山下ふ頭の辺りだと思うが、ガンダムらしき姿が見えた。とても大きい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 210mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_211103038x X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 5.沈水花壇のウラナミシジミ -1
展望台前の広場から、大佛次郎記念館の方へ向かうと、多くの花が咲いている港の見える丘公園が広がる。そのほぼ中央に噴水のある池が設けられていた。沈水花壇という。その噴水の周囲に紫色の花が咲く。この花に何頭かのウラナミシジミがいた。スマホの「Picture This」というアプリで検索するとブルーサリビアという花のようだ

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_211103042 X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 6.ウラナミシジミ 雄 -1
クロマダラソテツシミはいないかと、目を凝らすが見当たらない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 32mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_211103047x X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 7.ウラナミシジミ 雄 -2
ブルーサルビアの花で吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.5 1/500秒 36mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_211103056 X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 8.ウラナミシジミ 雌 -1
雄も雌もきれいな個体が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_211103065 X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 9.チャバネセセリ
ブルーサルビアにはチャバネセセリも来る。チョウの好きな花のようだ。噴水の様子も映し込みたかったので、精いっぱいチョウに近づいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 22mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_211103075 X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 10.沈水花壇のウラナミシジミ -2
さらに近づいて、広角端で撮る。裏面からは雌雄の同定が難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_211103099x X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 11.沈水花壇のウラナミシジミ -3
位置を変えて撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_211103101x X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 12.ウラナミシジミ 雌 -2
水面を背景にして、その色を取り込む。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 168mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_211103130x X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 13.キタキチョウ
控えめに飛んできて花で吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
014_211103138 X800 ◎港の見える丘公園 ウラナミ RX10M4.jpg 14.ウラナミシジミ 雄 -3
「ひょっとして」クロマダラソテツシジミかと思った。しかし、翅表の青がクロマダラソテツシジミよりくすんでいる。裏面を除いてみると、ナミ模様が見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_211103140 X800 港の見える丘公園 RX10M4.jpg 15.ガーデンベア どこかで見た記憶のあるマスコット・キャラクターと思った。今年の春「横浜ズーラシア」で開催されていた「里山ガーデンフェスタ2021」のマスコット・キャラクター「ガーデンベア」だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/1000秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_211103161 X800 ◎港の見える丘公園 ヤマト RX10M4.jpg 16.ヤマトシジミ
港が見える展望台へ戻ってきた。広場の周囲の花壇では、キタテハ、キタキチョウ、ツマグロヒョウモンなどが飛んでいる。ヤマトシジミもいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 219mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_211103166 X800 港の見える丘公園 RX10M4.jpg 17.ガンダム -2
展望台ではガンダムを見ている人が多い。さっきと腕の位置が違っている。動いているのだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 168mm ISO100 ) 露出補正 なし


2021年11月14日

クロマダラソテツシジミ その16 10月2日 きれいな雌に遭遇

前の日は、日中の気温が低く小雨模様の天気だったが、今日は良い天気になった。気温も昼前に上がってくる。チョウたちも活発に飛んでいた。
 クロマダラソテツシジミの観察記では毎回同じような写真で、見ていただいている方々には退屈なことと思う。今は他にアップすることもないので、許していただきたい。
 この日は、ソテツの鉢植えがあるお宅で、比較的きれいな雌に会えた。
 昨年の今頃は、保土ヶ谷公園や舞岡公園へ行って秋のチョウであるウラナミシジミやツマグロヒョウモンを撮っていたが、今年は、自宅の近所でそれらのチョウを撮っている。

000_211002104 X700 ◎高橋宅 クマソ RX10M4.jpg
クロマダラソテツシジミの雌 2021年10月2日 横浜市

001_211002001 X800 峰岡公園付近 ウラナミ RX10M4.jpg 1.ウラナミシジミ -1
ウラナミシジミが多くなってきた。このチョウは公園裏の空き地に咲く、雑草のコセンダングサの小さな黄色い花が好きだ。この辺りはこの種が越冬できる北限になると思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_211002008tx X800 ◎峰岡公園付近 ウラナミ RX10M4.jpg 2.ウラナミシジミ -2
もちろん和名はこの裏面の模様に由来する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_211002019x X800 ◎峰岡公園付近 イチモンジ RX10M4.jpg 3.イチモンジセセリ
この種も秋に多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_211002024t X800 △峰岡公園付近 RX10M4.jpg 4.アゲハ
公園の花壇に咲く花にアゲハが来た。この時期、保土ヶ谷公園近くの明神台でもアゲハが多く見られる。この個体、後翅が大きくちぎれていたので、トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 172mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_211002030 X800 ◎峰岡公園付近 RX10M4.jpg 5.キバナコスモスにツマグロヒョウモン雄
公園裏の空き地に咲くキバナコスモスにはヒメアカタテハとともにツマグロヒョウモンが良く吸蜜に来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 172mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_211002035 X800 ◎峰岡公園付近 ヤマト RX10M4.jpg 6.ヤマトシジミ
寒冷期型のヤマトシジミでは、雄はブルーが一層輝き、雌では夏までのほとんど真っ黒だった装いに、渋い青が現れる。だが、裏面ではそれもわからず、雌雄の識別も難しい。これは雄のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 218mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_211002039 X800 ◎峰岡公園付近 ウラナミ RX10M4.jpg 7.ウラナミシジミ -3 コセンダングサで吸蜜
今コセンダングサが盛りで、蕾も多い。チョウは蕾が開いたころが美味しい蜜が吸えるのだろうか。きれいな雌だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_211002066 X800 ◎高橋宅 クマソ RX10M4.jpg 8.クロマダラソテツシジミ 雄 -1
センニチコウの花壇ではクロマダラソテツシジミは見られなかったが、ソテツの鉢植えのあるお宅で、元気に飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO200 ) 露出補正 なし
009_211002075 X800 ◎高橋宅 クマソ RX10M4.jpg 9.クロマダラソテツシジミ 雄 -2
だいぶ鱗粉が落ちてしまっている雄もいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO500 ) 露出補正 なし
010_211002102x X800 ◎高橋宅 クマソ RX10M4.jpg 10.クロマダラソテツシジミ 雌 -1
雌もいた。今年見た雌で一番きれいなようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_211002113x X800 ◎高橋宅 クマソ RX10M4.jpg 11.クロマダラソテツシジミ 雌 -2
翅を閉じたところ。破損のない個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_211002118x X800 ◎高橋宅 クマソ RX10M4.jpg 12.クロマダラソテツシジミ 雌 -3
左側の前後翅も破損はない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_211002123 X800 ◎高橋宅 クマソ RX10M4.jpg 13.クロマダラソテツシジミ 雌 -4
産卵場所を探すように飛び、ソテツの根元に止まった。新芽を探しているのだろうか?産卵のシーンは確認できなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし


2021年9月24日

舞岡公園 アカボシゴマダラ最盛期 9月13日

2015年の9月12日に舞岡公園へ行ったとき、水車小屋の近くの熟した柿の実にコムラサキが吸蜜に来ていたことがあった。コムラサキだけではなく、ゴマダラチョウや、アカボシゴマダラもいた。
 9月13日にその様子を見に舞岡公園へ行ってみた。柿の実は成る年と成らない年があるようだが、残念ながら柿の実は成っていなかった。柳の下にいつも泥鰌はいない。家の近所の柿の木を見てもまだ実は小さく青かった。
 舞岡公園はアカボシゴマダラ第3化発生の最盛期になってきたようだ。多くの個体が見られたし、ほとんどが傷ひとつないきれいな個体だった。

000_210913171 X700 ◎舞岡公園 完品 雄 RX10M4.jpg
アカボシゴマダラ秋型発生最盛期 2021年9月13日 横浜市戸塚区舞岡公園

001_210913001 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 1.コミスジ -1
いつものように南門から園内に入る。コミスジは年3回ほど発生する。第3化のきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO400 ) 露出補正 なし
002_210913015 X800 〇舞岡公園 アゲハ カラタチ RX10M4.jpg 2.アゲハ雌とカラタチ -1
長久保の炭焼き小屋へ入る道にカラタチが植えられていて、しばしばアゲハが産卵に来る。大分破損している雌だが、新芽を探して産卵を試みる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 84mm ISO640 ) 露出補正 なし
003_210913025x X800 ◎舞岡公園 アゲハ カラタチ RX10M4.jpg 3.アゲハ雌とカラタチ -2
腹端を曲げ枝先にある新芽に産卵を試みる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO200 ) 露出補正 なし
004_210913027x X800 ◎舞岡公園 アゲハ カラタチ RX10M4.jpg 4.アゲハ雌とカラタチ -3
産卵を試みては、離れてまた新芽にタッチする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO250 ) 露出補正 なし
005_210913035 X800 舞岡公園 アゲハ カラタチ RX10M4.jpg 5.案山子まつり
毎年、稲穂が実る秋には案山まつりが行われ、田んぼの畔に着飾った案山子たちがあらわれる。9/18-10/11のあいだ、案山子たちの人気投票が行われる。今年は良い作品が多いように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 24mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_210913055 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 6.アカボシゴマダラ -1
古民家の裏庭を見ながら縁側に腰を掛けて、汗をぬぐっていると、アカボシゴマダラが現れた。羽化したばかりのようなきれいな個体だったが左後翅が少しちぎれていた。雌雄の判別が難しいが、ゆっくりと飛び、エノキの葉に絡んでいるところを見ると雌なのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
007_210913066t X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 7.アカボシゴマダラ -2
前の写真と同じ個体。ゆっくり撮らせてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
008_210913079t X800 ◎舞岡公園 オミナエシ RX10M4.jpg 8.イチモンジセセリとオミナエシ
古民家の庭にオミナエシ(女郎花)の花が咲いている。黄色い花と白い花が枝分かれして咲いているよに見えたが、よく見ると違うようだ。白い花の方はオトコエシ(男郎花)だ。イチモンジセセリが吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 53mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_210913084 X800 ◎舞岡公園 カラスアゲハ RX10M4.jpg 9.カラスアゲハ雌 -1
ほとんどのクサギの花は終わってしまっていたが、まだ花が残っている株があった。カラスアゲハが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO1000 ) 露出補正 なし
010_210913086 X800 ◎舞岡公園 カラスアゲハ RX10M4.jpg 10.カラスアゲハ雌 -2
雄かと思ったが前翅に性標がない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO1000 ) 露出補正 なし
011_210913090 X800 △舞岡公園 カラスアゲハ RX10M4.jpg 11.カラスアゲハ雌 -3
前翅表面に白い帯模様が広がる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO1000 ) 露出補正 なし
012_210913097 X800 △舞岡公園 RX10M4.jpg 12.アカボシゴマダラ -3
この日は多くのアカボシゴマダラを見かけた。どの個体も新鮮であった。秋型発生の最盛期に入っているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO1000 ) 露出補正 なし
013_210913103 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 13.アカボシゴマダラ -4
前の写真と同じ個体。エノキの葉に産卵をしようとしているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO1600 ) 露出補正 なし
014_210913113 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 14.アカボシゴマダラ -5
これも同じ個体である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO400 ) 露出補正 なし
015_210913127 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 15.アカボシゴマダラ -6
狐久保の広場の傍らに水飲み場があるが、そこでアカボシゴマダラがしばらく翅を休めていた。この辺はアカボシをよく見かけるところである。ゴマダラチョウには滅多に会えなくなってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO400 ) 露出補正 なし
016_210913141t X800 ◎舞岡公園 コミスジ RX10M4.jpg 16.コミスジ -2
この日はコミスジも多く見かけた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
017_210913156 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 17.ヒメウラナミジャノメ雌 -1
前翅の蛇の目の紋の周囲に白い環が見える。雌は前翅のジャノメの周りの色が薄くなるのだが、これほどはっきりしたのはあまり見ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO51000 ) 露出補正 なし
018_210913192 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 18.ヒメウラナミジャノメ雌 -2
前翅外縁の縁取りがはっきりしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO800 ) 露出補正 なし


2021年9月20日

クロマダラソテツシジミ 9月10日

昨年、近所で思いもかけずクロマダラソテツシジミを観察したのは9月30日だった。その後、どこで発生していたのかわからないまま、最後に撮影したのは12月1日で、新鮮な個体も見ることが出来た。
 雌が産卵したとしても、まずここ横浜では年を越して世代を繋ぐことは出来ないだろうと思っていた。
 ここ何日間か秋雨前線が停滞し、日照がなく、気温も20℃そこそこの日が続いていて、やっと晴れたのが9月10日だった。郵便局へ行く用事があったので、コンデジをポケットに入れて、帰りは寄り道をして、帷子川河畔のヤマトシジミの発生状況を見にいったが、その帰路、昨秋にクロマダラソテツシジミを見た小さな公園へ寄ってみた。猫の額ほどの小さな花壇に植えられたセンニチコウ(千日紅)の花が咲き始めていた。ヤマトシジミが飛び、センニチコウの花に止まって吸蜜していた。
 その中で、やや飛び方が活発な個体が、すっと白いセンニチコウの花に止まり、吸蜜を始めたが、それがなんと、クロマダラソテツシジミとの再会だった。翅に破損があり、擦れている。どこから飛んできたのだろうか?近くで発生したのだろうか?
 少なくとも2頭いた。少し近所を歩いてみたところ、個人住宅の玄関に鉢植えにされたソテツがあり、そこに1頭いた。いったん自宅に戻り、D750を持って再び公園へ行った。
 今年の秋も楽しませてくれそうである。

210910047 X700 峰岡公園 クマソ D750 TAMRON 35-150.jpg
千日紅で吸蜜するクロマダラソテツシジミ 2021年9月10日 横浜市

追記:後でネットで検索してみると、今年2021年も8月ごろから関東各地で観察されているようである。神奈川県では葉山で100頭に上る本種が見られたという情報もあった。また、関東では越冬しているのではないかとの記述も見られた。

001_210910009 X800 〇帷子川公園 SX620.jpg 1.ヤマトシジミ 帷子川
郵便局の帰りに帷子川沿いの道へヤマトシジミを見に行った。高温期型の雄が多かった。

Canon PowerShot SX620HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 4mm ISO80 ) 露出補正 なし
002_210910016 X800 峰岡公園 クマソ SX620.jpg 2.クロマダラソテツシジミ -1
昨秋、小さな花壇に咲く花でクロマダラソテツシジミが楽しませてくれた公園がある。ヤマトシジミを撮ろうと思って帰り道に寄ってみた。昨秋のクロマダラソテツシジミは、ここでは越冬できるはずもないと思っていた。とは云いつつも、その公園の小さな花壇に昨秋も咲いていたセンニチコウの花を、もしかしたらと思いながら観察したところ、数頭のヤマトシジミに混じって、より活発に飛んで、すっと花に止まったシジミチョウを見ると、クロマダラソテツシジミだった。

Canon PowerShot SX620HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 4mm ISO80 ) 露出補正 なし
003_210910021 X800 峰岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 3.イチモンジセセリ
一旦家に戻り、D750 に TAMRON 35-150 を付けて、そこへ取って返した。まだ、さっきのクロマダラソテツシジミは吸蜜している。イチモンジセセリでウォーミング・アップ。いつものように、最低シャッタースピードを1/500に設定して、プログラムオートで撮影。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし  
004_210910030 X800 〇峰岡公園 クマソ D750 TAMRON 35-150.jpg 4.クロマダラソテツシジミ -2
この日は数日間続いた肌寒い雨が降る日々から一転して晴れた夏の日に戻った。開翅してくれたが、擦れて破損している雄だった。尾状突起はなくなっている。さっき撮った個体とは違う個体だった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_210910042 X800 〇峰岡公園 クマソ D750 TAMRON 35-150.jpg 5.クロマダラソテツシジミ -3
これだけ損傷があるのは、いつごろ羽化した個体なのだろうか?ここで発生したのか、どこからか飛来したのだろうか?

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_210910057 X800 ◎峰岡公園 クマソ D750 TAMRON 35-150.jpg 6.クロマダラソテツシジミ -4
花で落ち着くとじっと留まって吸蜜を続ける。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_210910088 X800 ◎峰岡公園 クマソ D750 TAMRON 35-150.jpg 7.クロマダラソテツシジミ -5
翅の左サイドは破損がやや少ないが尾状突起はない。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/800秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_210910111 X800 ◎峰岡公園  D750 TAMRON 35-150.jpg 8.ヒメアカタテハ
高齢者がグランドゴルフで楽しむ広場の反対側にキバナコスモスが咲いている。今日はチョウも活発に飛ぶだろうと思い行って見ると、大分破損した個体だったがヒメアカタテハが来ていた。。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 150mm ISO125 ) 露出補正 なし
009_210910125 X800 ◎峰岡公園  D750 TAMRON 35-150.jpg 9.ツマグロヒョウモン雄
ツマグロヒョウモンもいた。比較的きれいな個体だった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 150mm ISO560 ) 露出補正 なし
010_210910132 X800 ◎峰岡公園 クマソ D750 TAMRON 35-150.jpg 10.クロマダラソテツシジミ -6
この個体は、先に見た2頭に比べ破損の箇所が異なるようだ。全部で3頭いたのか。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 150mm ISO360 ) 露出補正 なし
011_210910138 X800 峰岡公園 付近の民家 クマソ D750 TAMRON 35-150.jpg 11.クロマダラソテツシジミ -7 この公園から100mも離れていないところにある個人のお宅の玄関に鉢植えのソテツが置かれていた。もしかしてと思って目を凝らすと、ソテツの葉先に止まる1頭を見つけた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 150mm ISO560 ) 露出補正 なし


2021年8月17日

箱根湿性花園へ足を延ばす 7月27日

御殿場の秩父宮記念公園を午後1時半に退出した。自宅がある集合住宅の機械式駐車場は部品交換工事が行われていて、予定では夕方5時までということなので、このまま帰るとまだ終わっていないかもしれない。海老名のサービスエリアに寄るにしても時間を潰しきれない。
 そこで20分ほど走って7月10日にも行った箱根湿性花園へ上がってみることにした。ひょっとすると晴れ間も出るかもしれないと期待したがそうはいかなかった。
 チョウの数は少ない。7月10日に来たときはまだ発生初期できれいな個体が多かったオオウラギンスジヒョウモンも数は少なく、擦れた個体がほとんどだった。
 1時間少々で切り上げて、再び御殿場に下り、東名に上がった。久しぶりに上りの海老名SAに寄り、ブラブラしたあとフードコートで簡単に食事をした。フードコートは中途半端な時間だったためか空いていたが、多くの店が並ぶSAの中は小さな子供さんを連れた家族連れが多く、コロナ感染を心配するほどではなかったが、マスクをして、密にならないように気を付けた。
 帰りも順調に走り、5時半ごろ帰宅した。駐車場の工事は終了していた。

1.元食虫植物 イビセラ・ルテア
昨年も行われていたようだが、今年も世界の食虫植物展が行われていた。この花はイビセラ・ルテアと云い、葉や茎全体にある粘液で虫を捉えている食虫植物と考えられていたが、近年の研究により捕獲した虫を消化、吸収する能力が確認できず、食虫植物から除外された植物だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 20mm ISO200 ) 露出補正 なし
001_210727113 X800 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
2.コウホネ(河骨)
スイレン科の植物で、水生の多年生草本。浅い池や沼に自生し、夏に黄色い花を咲かせる。仙石原湿原植生復元区の手前の池で多く咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
002_210727120 X800 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
3.ノリウツギ(糊空木)
ノリウツギはアジサイ科アジサイ属の落葉低木である。7月10日に来たときにミドリシジミが吸蜜していたノリウツギの写真と見比べてみた。額は色あせてはいるがまだ残っていた。花は咲ききってしまっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO400 ) 露出補正 なし
003_210727124 X800 箱根湿性花園 ノリウツギ RX10M4.jpg
4.アゲハ -1
ヌマトラノオ(沼虎尾)にアゲハが飛んできた。春型に比べると大きく羽化したてのようなきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO400 ) 露出補正 なし
004_210727136 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
5.アゲハ -2
近くに咲いているオカトラノオに来てくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO400 ) 露出補正 なし
005_210727167 X800 ◎箱根湿性花園 アゲハ RX10M4.jpg
6.ギボウシ(擬宝珠)
雨のしずくが付いて瑞々しい。きれいなギボウシだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_210727145 X800 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
7.キタキチョウ
ミソハギにキタキチョウがいた。可憐な姿だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
007_210727147 X800 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
8.オオウラギンスジヒョウモン
7月10日に来たときはオカトラノオが多く咲いていたが、この時はヌマトラノオに飛来した。比較的擦れていない個体だったが、破損があった。旬は過ぎたのだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO400 ) 露出補正 なし
008_210727157 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
9.イチモンジセセリ
  目が悪いので肉眼では同定できない。撮ってみてモニターで確認してイチモンジセセリと判る。擦れた個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
009_210727173 X800 箱根湿性花園 イチモンジセセリ RX10M4.jpg
10.ワレモコウ(吾亦紅、吾木香、吾妹紅)
花期は晩夏から秋にかけての7月 から 10月で、暗紅紫色の花弁のない可憐な花を密につける。小さな花を集めた丸い花穂が暗紅紫色になる。真ん中の花穂の右下に小さな花が咲いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO500 ) 露出補正 なし
010_210727177 X800 〇箱根湿性花園 ワレモコウ RX10M4.jpg
11.仙石原湿原植生復元区のカセンソウ(歌仙草)
7月10日に来たときは台ヶ岳に雲が垂れ込んでいたが、この日は曇りでもすっきりして良く見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO500 ) 露出補正 なし
011_210727183 X800 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
12.白いギボウシ
白い花のギボウシが咲いていた。ギボウシの一品種なのだろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 201mm ISO200 ) 露出補正 なし
012_210727186 X800 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
13.カセンソウに来たオオウラギンスジヒョウモン
やはり擦れて破損している個体だった。雌の姿を見ることはなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO320 ) 露出補正 なし
013_210727188 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg
14.コオニユリと台ヶ岳
コウホネが咲いていた池のそばにコオニユリが咲いている。台ヶ岳は、箱根山の北部、仙石原の南側にある標高1,045 mの山である。ここに咲くコオニユリにはしばしば、キアゲハやカラスアゲハが吸蜜に来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
014_210727198 X800 ◎箱根湿性花園 RX10M4.jpg
15.赤いツマグロバッタ
ツマグロイナゴモドキあるいはツマグロイナゴともいう。山間部のやや湿った草原、ヨシ原などに生息するという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO800 ) 露出補正 なし
015_210727204 X800 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
16.キキョウ(桔梗)
後ろから見たキキョウの花も魅力的だ。花は蕾が割れるようにして開く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 97mm ISO1000 ) 露出補正 なし
016_210727205 X800 箱根湿性花園 RX10M4.jpg
17.キリンソウ(麒麟草)
wikipediaよれば、別名は「キジンソウ」「キジグサ」ともいい、和名は「傷薬の草」を意味し、これが転訛して「キリンソウ」となったとする説がある。また、中国の古書に登場する伝説上の動物麒麟に由来するという説もある。と記されていた。山地の日当たりのよい岩場などに分布するようで、あまり見たことがない。チョウも好きな花のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO250 ) 露出補正 なし
017_210727218 X800 箱根湿性花園 キリンソウ RX10M4.jpg


2021年7月18日

足立区生物園 ツシマウラボシシジミを見に行く 3 of 3 7月3日

午後1時半になった。ツシマウラボシシジミは十分観察させていただくことが出来た。
 蝶園は大温室である。とても暑くて湿気も多い。入園者も多くなってきた。もうひと廻りして退出しようと思う。

039_210703258 X800 〇足立区生物園 RX10M4.jpg 39.リュウキュウアサギマダラ -3
  前翅の先端が丸いので♀だと思う。羽化したばかりのようだ。翅の地色である水色がきれいだ。ヒメアサギマダラよりやや大きい。竹富島で多く見た。その時は3月の多少気温の低い時だったが、ふわふわと飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 51mm ISO1250 ) 露出補正 なし
040_210703267 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 40.スジグロカバマダラとリュウキュウアサギマダラ
左側に止まっている少し擦れたスジグロカバマダラは、私の好きなチョウだ。カナダからメキシコまで渡りをするオオカバマダラに似ている。2005年5月に石垣島へ行ったときに、林道に咲くセンダングサの花で吸蜜する多くの本種を見ることが出来た。写真の個体は後翅中央のやや肛角部寄りに黒い性標があり♂である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 51mm ISO1250 ) 露出補正 なし
041_210703272 X800 ◎足立区生物園 カバタテハ卵 ヒマ RX10M4.jpg 41.カバタテハとその卵
大温室の一角にカバタテハの食草のヒマが植えられているところがある。そこにはカバタテハが多くいた。ヒマのやや大きな葉の表面にばらばらと卵のようなものがあった。カバタテハの卵のようだ。ずいぶん無防備な産卵をするなと思った。淡い 青緑色をした卵には金平糖のよう突起がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 20mm ISO320 ) 露出補正 なし
042_210703277 X800 ◎足立区生物園 カバタテハ卵 ヒマ RX10M4.jpg 42.カバタテハの求愛
そのカバタテハの多くいる一角では、カバタテハが求愛している場面があった。ここでは相手を探すのに不自由しないだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO500 ) 露出補正 なし
043_210703287 X800 〇足立区生物園 RX10M4.jpg 43.ヒメアサギマダラ -4
この花はトウワタ(唐綿)だと思う。トウワタはカバマダラの食草として名を知っていたが、こんなきれいな色の花が咲くことは知らなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 62mm ISO1000 ) 露出補正 なし
044_210703289 X800 〇足立区生物園 RX10M4.jpg 44.ダイミョウセセリ
ダイミョウセセリがいた。チリメンナガボソウの花で吸蜜している。一般的にはこのような蝶園では飼育されない種と思う。何かに紛れ込んできたのだろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 62mm ISO1000 ) 露出補正 なし
045_210703292 X800 〇足立区生物園 RX10M4.jpg 45.モンシロチョウ -2
♀のようである。普通モンシロチョウも蝶園では飼育しないと思うが、園内に掲示されている「今大温室で見られるチョウ」で紹介されているので、意図的に放蝶されているのだと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 62mm ISO1000 ) 露出補正 なし
046_210703302t X800 〇足立区生物園 RX10M4.jpg 46.セセリチョウとリュウキュウアサギマダラ
ピントが合っている左側のセセリチョウは、イチモンジセセリか、オオチャバネセセリと思うが、これも飼育されたものとは思えないが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 78mm ISO2500 ) 露出補正 なし
047_210703306 X800 足立区生物園 RX10M4.jpg 47.餌台
蝶園ではよく見かける花を置いた餌台だ。花びらをちぎって置いただけでなく、何か蜜がトッピングされているのだろうと思う。「昆虫ゼリー」なるものがあって市販されているようだが。オオゴマダラ、リュウキュウアサギマダラ、ヒメアサギマダラ、ツマムラサキマダラ、そしてツマベニチョウが食事中だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO400 ) 露出補正 なし
048_210703312 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 48.ツシマウラボシシジミ -18
そろそろ退室しようと思う。そばに半開翅しているツシマウラボシシジミがいたので撮る。さっき半開翅していたのと同じ個体ヵも知れない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO800 ) 露出補正 なし
049_210703316 X800 足立区生物園 RX10M4.jpg 49.足立区生物園 館内の天井
一旦、大温室から退室した。館内は涼しい。ふと見上げるとここにも大きなチョウがはばたいていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
050_210703319 X800 足立区生物園 RX10M4.jpg 50.ツシマウラボシシジミの飼育
本種の分布は長崎県対馬北部のみに限られ、杉林の林床などに生息するという。良く管理されていた杉林ではほど良い光が地面に差し込み、食草のヌスビトハギもたくさん見られたが、近年、杉の需要が少なくなり、杉林は放置され、枝が伸び放題になってしまった。林は暗くなり、植物が生えにくくなり、さらに増えたシカによって、残っている植物も食べられてしまうことがあり、ツシマウラボシシジミの生息環境が悪くなった結果、近年生息数が急激に減少している。2017年1月には環境省が定める種の保存法において、「国内希少野生動植物種」に指定された。ホームページには、足立区生物園では「ツシマウラボシシジミの絶滅を防ぐため、生息域外保全の活動を行なっている。大温室の一部区画にて本種の交配を行ない、交配済みのメス成虫から採卵し、孵化した幼虫は個別に飼育管理し次世代へと繋いでいる。生物園では本種の個体数を安定させ、生息地の対馬へ戻すことを目標に活動している」と述べられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 なし
051_210703327tm X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 51.クロテンシロチョウ -1
そういえばクロテンシロチョウの写真が撮れていなかったと思い、もう一度大温室に戻る。このチョウは飛びまわっていてなかなか静止してくれなかった。やっと撮ったカットである。バリ島へ行ったときに見ているがその時も良い写真は撮れていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 201mm ISO1250 ) 露出補正 なし
052_210703354 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 52.クロテンシロチョウ -2
この時間になって、花に来て吸蜜する個体が見られるようになった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO1600 ) 露出補正 なし
053_210703337 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 53.ツシマウラボシシジミ -19
最後にもう1枚。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
054_210703358 X800 〇足立区生物園 RX10M4.jpg 54.ツシマウラボシシジミ- -20
最後の最後にあと1枚。14時15分大温室を出て、何も食べずに帰路についた。梅雨時の大温室はたいして動かないのに汗びっしょりになり、帰宅しての冷えたビールが旨かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO1250 ) 露出補正 なし


2021年3月20日

舞岡公園の蝶 55種 (19・終) イチモンジセセリ、オオチャバネセセリ、チャバネセセリ

「あとがき」的になるが、昨年(2020年)4月7日に、この「舞岡公園の蝶 55種」の掲載を始め、今回で最終になる。
私が舞岡公園のことを知って、写真を撮りに出かけるようになったのは2003年からで、初めて訪ねたのはその年の6月だった。それは、フィルムからデジタルに移行していく頃であり、その頃撮った写真はフィルムとデジタルとが混在している。2004年に、ボーナスをつぎ込んで Nikon D100 を手に入れたが、その後もフィルムカメラを使うことがあった。
 舞岡公園に行き始めて足掛け18年になる。2003年の9月に、それまで住んでいた川崎市中原区から横浜市の保土ヶ谷区に転居した。舞岡公園まで、マイカーで30分ほどのところになり、最近少し訪問回数は減ってきているが、特に平地産ゼフィルスのシーズンである5月、6月は、毎年訪問回数が多くなる。全部で150回ほど行っている。
 存じ上げないままに、フィールドでお目に掛かっているかもしれないが、いつもネット上で教えていただいている「舞岡公園の自然 2」をアップされているhigirinikkiさんの、もう一つのブログ「ひろしとまるこの日限山だより」に紹介されている「舞岡公園の昆虫図鑑」で、チョウは54種が紹介されている。その中に含まれているオナガアゲハとアサマイチモンジは私はまだ舞岡公園では見ていない。一方、それ以外の種として、ミドリヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモンが今回の「舞岡公園の蝶 55種」に加わった。
 もう一種加えたオオチャバネセセリについては、イチモンジセセリとの区別が難しい個体もあり、同定に誤りがあるかもしれない。ここへきて少々自信が揺らいでいる。オオチャバネセセリとしたすべての写真に於いて私の同定ミスであれば、55種ではなく54種ということになる。どうぞご指摘いただきたい。そのほか、舞岡公園ではミヤマカラスアゲハ、ヒオドシチョウ、ゴイシシジミが記録されているようである。これからも観察を続けたい。

5.セセリチョウ科 ②  イチモンジセセリ、オオチャバネセセリ、チャバネセセリ

4) イチモンジセセリ

50401 2006年9月4日撮影
イチモンジセセリは秋になると個体数が多くなる。越冬態は幼虫のようだが、関東では5月ごろから第1化が発生し、移動、分散しながら増えていき、秋にかけて個体数が増加するようという。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
001_060904017 X800 ○舞岡公園 D100 Tokina100.jpg
50402 2007年9月4日撮影
タムラソウで吸蜜する。タムラソウの花期は8月から10月である。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( f5 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
002_070904021 X800 ○舞岡公園 D100 Tokina100.jpg
50403 2009年5月19日撮影
5月に撮った写真だ。この頃に見られるのは越冬した幼虫から発生した第1化と考えられる。Nikon D300は2007年12月 に新調した。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
003_090519086TF X800 ○舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
50404 2011年10月6日撮影
これも求愛のシーン。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
004_111006021 X800 ○舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
50405 2014年10月6日撮影
秋も深まっていく。草刈り作業の傍らで。 

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/850秒 4mm ISO200  ) 露出補正 -0.7段
005_141007101 X800 ○舞岡公園 HS50.jpg
50406 2020年10月6日撮影
ノハラアザミで吸蜜。D750は2019年8月に購入した。最も新しい愛機である。SONYのRX10M4や、Nikon D5300 と比較すると少々重たい。  

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO1800 ) 露出補正 なし
006_201006053 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg


5) オオチャバネセセリ

50501 2005年9月29日撮影
実はこの写真を撮った時はイチモンジセセリと思っていた。前翅中央の白い紋がイチモンジセセリに比べ大きくより白いので、オオチャバネセセリと同定した。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
  データ不詳
001_050929009 X800 ○舞岡公園 D100 Tokina100.jpg
50502 2007年9月4日撮影
古民家の庭で。

Canon PowerShot A620 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 7.4 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 7mm ISO200 )  
002_070904004 X800 ○舞岡公園 A620.jpg
50503 2009年9月10日撮影
  後翅裏面の白い紋の列がジグザグになっているので、オオチャバネセセリと同定したが、イチモンジセセリにも個体差があり、それがジグザクになるものあるようなので、ちょっと確信がない。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/2500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
003_090910071 X800 ○オオチャバネセセリ 舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
50504 2009年9月10日撮影
前の写真と同じ個体で、手前の花に移動したところを撮った。  

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/2000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
004_090910072 X800 ○舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
50505 2014年10月7日撮影
イチモンジセセリとの区別が難しい。同定ミスかも知れない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/160秒 4mm ISO125  ) 露出補正 -0.7段
005_141007043 X800 ○舞岡公園 HS50.jpg


6)チャバネセセリ

50601 2020年5月25日撮影
5月の初め頃第1化が発生する。新鮮な個体だった。イチモンジセセリ同様、地味なチョウである。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
001_200525002 X800 舞岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg
50602 2020年5月25日撮影
前の写真と同じ個体。アカツメクサで吸蜜。前翅の小さな白い紋はイチモンジセセリと区別できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO500 ) 露出補正 なし
002_200525029t X800 舞岡公園 チャバネセセリ RX10M4.jpg
50603 2011年11月1日撮影
本種も秋になると個体数は多くなる。舞岡公園ではイチモンジセセリよりは少ない。

  Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 6mm ISO400 ) 露出補正 +0.3段
003_111101016 X800 舞岡公園 チャバネセセリ G12.jpg


 

2020年10月30日

三浦半島でチョウを撮る 10月13日

三浦半島でクロマダラソテツシジミが発生しているという情報があったので、発生しているポイントは知らないが、心当たりのところを歩いてみた。ブルーのシジミチョウを見かけると、これはと思ってカメラを向けるが、ヤマトシジミやウラナミシジミで、なかなか本命に巡り会うことが出来ない。それでも何とか探し出し、撮影することが出来た。
 インターネットを検索していると、2019.5.11付の「志情の海へ」というブログの中に、ソテツの害虫クロマダラソテツシジミについてという記述があり、「昨年8月末に館山市内で発見された本虫(クロマダラソテツシジミのこと)は、1か月後には初発生確認地点より半径10kmまで、2か月後には、ほぼ安房地域全域が覆われる半径20kmの範囲まで分布を拡大し、侵入後の分布拡大の速度は、非常に早いことが明らかになりました。 11月中旬以降は、ソテツの新葉の展開はなく、本虫の産卵も認められていません。上旬までに産み付けられた卵はふ化し、幼虫も順調に生育、蛹化しましたが、耐寒性の弱い蛹は、羽化できずに死亡するか、羽化しても正常に羽が伸ばせずに成虫で死亡する場合がほとんどでした。これらのことから、本県では、露地越冬の可能性は小さいでしょう」と言及されていた。
 そして、今年9月22日の「KAZのおさんぽ2」というブログには、「4連休最後の9月22日、お天気はいまひとつでしたが房総南部の丘陵地帯を歩いておりました。ヒガンバナも咲き始めてソテツの並ぶ南国風の田園風景にもようやく秋の気配を感じます。ふと足元を見ると薄紫色のウラナミシジミっぽい蝶が飛んできてアスファルトの地面に止まりました。確認すると・・・、あれれっ、クロマダラソテツシジミだ~!。ソテツの若葉はこんな感じ、どこもかしこもクロマダラの幼虫でいっぱいです。」といったコメントがあった。
 「KAZのおさんぽ2」というブログにあったクロマダラソテツシジミが越冬したものなのかどうかはわからないが、千葉県では今年も間違いなく発生しいる。ソテツの側からみると迷惑な話だろうが、三浦半島の来年が楽しみだ。 

001_201013146 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg 1.ヤマトシジミ
海が見える草はらで忙しそうに飛んでいる青い小さなシジミチョウがいた。9月30日、明神台公園でクロマダラソテツシジミだと気が付かなかった失敗もあったので念のため撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 187mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_201013149 X800 〇観音崎公園 RX10M4.jpg 2.ナガサキアゲハ♂
歩いていると道にチョウの影が映った。見上げると黒いチョウがゆったりと飛んでいる。しばらくして木の葉に止まって開翅した。傷んでいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO640 ) 露出補正 なし
003_201013151 X800 〇観音崎公園 RX10M4.jpg 3.フヨウの花にイチモンジセセ
リイチモンジセセリはフヨウの花が好きだ。潜り込んで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 38mm ISO320 ) 露出補正 なし
004_201013161 X800 〇観音崎公園 花の広場 RX10M4.jpg 4.ヒメアカタテハ -1
コスモスにヒメアカタテハが飛来し、吸蜜を始めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO125 ) 露出補正 なし
005_201013170 X800 ◎観音崎公園 花の広場 RX10M4.jpg 5.ヒメアカタテハ -2
花から花へ移り飛びながら、しばらくコスモス畑にいた。お先に失礼してコスモス畑を後にした。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
006_201013187 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 6.クロマダラソテツシジミ -1
ソテツを見つけた。しかし、何もいない。しばらくじっと見ていたら、ブルーが1頭飛んできて、近くの低いところに止まった。紛れもなくクロマダラソテツシジミだった。きれいな個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
007_201013179 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 7.クロマダラソテツシジミ -2
枯れはじめた葉に止まってゆっくりと開翅してくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO1250 ) 露出補正 なし
008_201013210 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 8.クロマダラソテツシジミ -3
開翅して鮮やかなブルーを見せてくれた。♂のようだ。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
009_201013216 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 9.クロマダラソテツシジミ -4
同じ個体である。俯瞰で撮った。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO640 ) 露出補正 なし
010_201013218 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 10.ウラナミシジミ
場所を移動した。ママコノシリヌグイが咲いていた。その花に止まったのはウラナミシジミだった。余計なことだが、wikipediaを見ると、和名の「ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)とは、この草の棘だらけの茎や葉から、憎い継子の尻をこの草で拭くという想像から来ている。韓国では'嫁の尻拭き草'と呼ばれる。」とあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO250 ) 露出補正 なし
011_201013227 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 11.クロマダラソテツシジミ -5
さっきのところへ戻る。カメラを持った同好のかたがひとり来ておられた。2~3頭のブルーがちらちら飛んでいる。この個体も枯れたソテツの葉に止まった。少し擦れている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
012_201013239 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 12.クロマダラソテツシジミ -6
その同好のかたに「寄って撮りたいのですが良いですか?」と声を掛けたところ、「たくさん撮りましたからどうぞ」と言っていただいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO320 ) 露出補正 なし
013_201013244 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 13.クロマダラソテツシジミ -7
もう一歩寄って。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 11mm ISO320 ) 露出補正 なし
014_201013250 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 14.クロマダラソテツシジミ -8
この個体は最初に撮った個体と同じだったようだ。蜘蛛の糸にかからないように!

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO800 ) 露出補正 なし
015_201013263 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 15.クロマダラソテツシジミ -9
このカメラでどれだけ近寄って撮れるかは焦点距離との兼ね合いになる。もちろん広角側が最も近く寄れるが、周囲をぼかして対象を大きく撮りたいときは、焦点距離との兼ね合いで最短撮影距離が決まる。これ以上近づくとフォーカスしない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO800 ) 露出補正 なし
016_201013266 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 16.クロマダラソテツシジミ -10
これは3頭目の個体だ。随分下のほうに止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO1250 ) 露出補正 なし
017_201013273 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 17.クロマダラソテツシジミ -11
2頭目のやや擦れた個体がこちらを向いて開翅してくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO320 ) 露出補正 なし
018_201013276 X800 △荒崎海岸 RX10M4.jpg 18.クロマダラソテツシジミ -12
4頭目の個体が新しい葉に止まって、産卵しているように見える。高いところに止まったので確認できないが、尾端を曲げているようだ。写真を拡大して見ると、卵らしきものが見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO400 ) 露出補正 なし
019_201013283 X800 ◎荒崎海岸 RX10M4.jpg 19.クロマダラソテツシジミ -13
擦れていないきれいな個体だった。やはり新芽を探して産卵しているようだ。今産卵した卵は越冬できるのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO800 ) 露出補正 なし


2020年10月17日

秋の舞岡公園 10月6日

しばらく舞岡公園へ行ってなかった。秋のチョウはどんな状況だろうかと思い、出かけてみることにする。 もう一つ、ひょってしてクロマダラソテツシジミに会えるかもしれないという期待もあった。 少し気温が上がってからと思い、11時ごろに現地に到着して歩き始めたが、チョウの姿はほとんどない。日当たりの良い、スダジイが立つ南の丘に行って見ると、ツマグロヒョウモンが1頭飛んでいた。草はらには、ヤマトシジミ、ツバメシジミが飛んでいたが、落ち着いてくれず、撮影できない。 公園は草刈りが行われて、チョウたちが好きなコセンダングサの数も減ったように思うし、アカボシゴマダラ、アカタテハ、ヒメアカタテハ、アゲハ、キアゲハ、そして黒いアゲハたちの姿は見られなかった。 残されたコセンダングサの花にはウラナミシジミが吸蜜委に来ていたが、擦れている個体が多かった。 セイタカアワダチソウはまだ蕾だった。しかし、今まであまり見ることが出来なかったヒガンバナがあちこちで咲いている。特に瓜久保のカッパ池の手前の草地に多く見られた。来年が楽しみである。また、まだ、蕾であったが、古民家の裏庭のフジバカマの数も増えたように思う。アサギマダラが来るかもしれない。 新調したTAMRON 35-150mm f2.8-4 を試してみたかった。macro使用にはなっておらず、最短撮影距離は全域45cmで、撮影倍率は 1/4 である。チョウの写真を撮れないことはないが、150mmで45cmまで寄って撮れればまあまあというところだった。解像は良いと思う。

001_201006005 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 1.ツマグロヒョウモン♂
「南の丘」で新調のTAMRON 35-150で最初に撮ったチョウ。150㎜で寄ろうとしたが、この程度が限度のようだ。しかし、なかなかクリアに撮れている。カメラはずしりと重い。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO140 ) 露出補正 なし
002_201006012 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg   2.キタキチョウ♂
ヤマハギの花にキタキチョウが止まった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO200 ) 露出補正 なし
003_201006018 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 3.モンシロチョウ♂
マルチパターン測光で撮影しているが、露出補正なしで見事モンシロチョウが適正露出になっている。  

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO200 ) 露出補正 なし
004_201006019 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 4.モンシロチョウ♀
コセンダングサはまだ蕾が多かった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO160 ) 露出補正 なし
005_201006026 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 5.キタキチョウ秋型♂
裏面の小さな黒点がはっきりした典型的な秋型だ。きれいな個体だった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO180 ) 露出補正 なし
006_201006029 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 6.ウラナミシジミ -1
だいぶ擦れている。♂のようだ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO280 ) 露出補正 なし
007_201006039 X800 舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 7.コスモスの花
「狸久保」へ入るところの休耕田にコスモスが植えられている。ここは夏には大輪のヒマワリが咲く。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 75mm ISO360 ) 露出補正 なし
008_201006043 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 8.スジグロシロチョウ♀
このレンズは撮影倍率は1/4である。チョウが逃げなければもう少し寄って大きく撮れる。マクロ撮影ではTAMRON 90mm の方がディスタンスが撮れるように思う。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO200 ) 露出補正 なし
009_201006048 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 9.ツマグロヒョウモン♀ きれいな個体だった。もっと寄ろうと思ってカメラ近づけていったら、草むらの中に潜ってしまった。なぜ、飛び立たなかったのだろうか?

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO140 ) 露出補正 なし
010_201006053 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 10.イチモンジセセリ
ノハラアザミにイチモンジセセリが来ていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO1800 ) 露出補正 なし
011_201006057 X800 舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 11.ヒガンバナ
たまたま、その季節にあまり訪れていないからかもしれないが、舞岡公園であまりヒガンバナを見る機会はない。この日は多く見かけた。これは「瓜久保」の「カッパ池」の手前の草地だが、始めて見る光景だ。ヒガンバナは種子で増えることはなく、球根の分球で増えるそうだが、人の手を介さないで自然に増えることが出来るのだろうか。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 102mm ISO560 ) 露出補正 なし
012_201006061 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 12.キタテハ
離れていてもミニターで拡大して見ると解像は良い。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO180 ) 露出補正 なし
013_201006063 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 13.ウラナミシジミ -2
コセンダングサが咲くところへ戻ってきた。この個体も擦れている。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO180 ) 露出補正 なし
014_201006072 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 14.ウラナミシジミ -3
ウラナミシジミの個体数は多かった。この個体は比較的きれいだった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO125 ) 露出補正 なし
015_201006093 X800 〇舞岡公園 黒米 D750 TAMRON 35-150.jpg 15.黒米
田んぼの一条に黒米 が植えられていた。黒米は古代米と言われ、美味しいらしい。楊貴妃も愛したと言われ、栄養もあり、美肌に役立つ効能があるというが。通販での価格は1㎏で1,200円円ほどだ。新潟産コシヒカリは5kgで2,500円ほどなので、結構な値段だと思う。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 100mm ISO200 ) 露出補正 なし
016_201006076 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 16.ウラナミシジミ -4
開翅これは♀のようだ。きれいな個体だった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 100mm ISO200 ) 露出補正 なし
017_201006078 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 17.ウラナミシジミ -5
開翅小さなシジミチョウも寄れればこの程度に撮れる。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 100mm ISO200 ) 露出補正 なし
018_201006089 X800 舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 18.案山子コンクール
舞岡公園では今年も案山子コンクールが行われている。人気投票が募られていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 100mm ISO200 ) 露出補正 なし
019_201006097 X800 舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 19.ルリタテハ -1
南門を出て、「おおなばの丘」の下から自動車が通る道に掛けられた橋を渡るのだが、そこできれいなルリタテハが翅を開いていた。カメラを近づけていくと、逃げられてしまった。しかし、後を追ってみると、日当たりの良い柵に止まった。きれいな個体である。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 100mm ISO140 ) 露出補正 なし
020_201006101 X800 舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 20.ルリタテハ -2
駐車場へ戻る道を歩いていると、またルリタテハが現れた。今度のはボロボロになった個体だった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 100mm ISO280 ) 露出補正 なし


2020年9月15日

箱根湿性花園(3・終)チョウは夏枯れ 8月25日

今回期待していたのは、黒いアゲハたちで、特にミヤマカラスアゲハの写真が撮りたかった。湿性花園はチョウの好きな花が多いので、チャンスはあると思っていたが、この日現れたのは破損したクロアゲハとカラスアゲハのみだった。この2種は、平地ではおおよそ、5月ごろ春型が発生し、7月中頃から8月にかけて第2化が羽化、9月に第3化が発生するようだ。丁度第2化と第3化の端境期だったようだ。ミヤマカラスアゲハは第2化が7月から8月にかけて発生する。
 ここは標高は約650mである。ゼフィルスのミドリシジミは、横浜の舞岡公園では5月末から6月にかけて発生する。しかし、箱根湿性花園での最盛期は、毎年変わるようではあるが、概ね7月10日ごろのようだ。
 今回は残念ながら期待外れだった。次回は8月初めごろにでも来てみよう。
 入笠山では、メスグロヒョウモン♀と、ミドリヒョウモン♂の斑紋異常(脱色)を撮影したが、この日はイチモンジセセリの脱色タイプを撮影できた。

001_200824129 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg  1.クロアゲハ♀ -1
入園して、「世界の食虫植物展」を見ていると、ナガバミズアオイの花にクロアゲハの♀が来ていた。比較的傷のない個体だ。♀は後翅の赤い紋がきれいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
002_200824120 X800 △箱根湿性花園 RX10M4.jpg 2.クロアゲハ♀ -2
しばらく花から花へ移動していたが、なかなかじっとしていてはくれない。距離があるので、35mm換算の600mmで撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 なし
003_200824035 X800 〇箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 3.イチモンジセセリ -1
ミソハギにイチモンジセセリが来ていた。イチモンジセセリが多い。ひょっとしてホソバセセリでもいないかと目を凝らすが、みんなイチモンジセセリだった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO110 ) 露出補正 なし 
004_200824040 X800 箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 4.カラスアゲハ♀ -1
仙石原湿原植生復元区に咲くコオニユリに、カラスアゲハ 来てていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO110 ) 露出補正 なし
005_200824145 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 5.キアゲハ
前回、7月22日に来た時には、キアゲハのきれいな個体が多く飛んでいた。この日もキアゲハ多かったが、破損した個体が多い。これは比較的きれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_200824048 X800 〇箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 6.イチモンジセセリ -2
アサマフウロで吸蜜するイチモンジセセリ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_200824156 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 7.コミスジ
コミスジは草原の花畑を好むチョウではない。林縁を飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO800 ) 露出補正 なし
008_200824162 X800 △箱根湿性花園 RX10M4.jpg 8.イチモンジセセリ -3
イチモンジセセリはミソハギの花を好む。ハチに割り込まれ、驚いて翅をはばたかせている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 196mm ISO800 ) 露出補正 なし
009_200824172 X800 〇箱根湿性花園 シシウド RX10M4.jpg 9.スジグロシロチョウ
スジグロシロチョウがシシウドの花に止まって吸蜜していた。   

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO800 ) 露出補正 なし
010_200824204 X800 〇箱根湿性花園 イチモンジセセリ 斑紋異常 RX10M4.jpg 10.イチモンジセセリ 斑紋異常? -1
またイチモンジセセリかと思い、何気なく見ると右側後翅に白い部分がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO2000 ) 露出補正 なし
011_200824207 X800 〇箱根湿性花園 イチモンジセセリ 斑紋異常 RX10M4.jpg 11.イチモンジセセリ 斑紋異常? -2
よく見てみるが、擦れて鱗粉が落ちてしまっているのではなさそうだ。先日入笠山で一部脱色したと思われるメスグロヒョウモン♀とミドリヒョウモン♂を観察したが、このイチモンジセセリもそうなのだろうか。それとも、単に鱗粉が擦れて脱落したのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
012_200824221 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 12.サトキマダラヒカゲ
意外と敏捷に飛んできて木の幹や葉に止まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2500 ) 露出補正 なし
013_200824227 X800 〇箱根湿性花園 ナガバミズアオイ チャバネ RX10M4.jpg 13.チャバネセセリ
ナガバミズアオイが咲く湿地で飛び交うイチモンジセセリを目で追っていると、チャバネセセリが花に止まった、  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_200824232 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 14.ヒメウラナミジャノメ
きれいな葉の上に止まって開翅していると、このチョウも新鮮に見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO800 ) 露出補正 なし
015_200824239 X800 〇箱根湿性花園 ヒメキマダラ RX10M4.jpg 15.ヒメキマダラセセリ
先月22日に来たときは、♀が元気に飛んでいたが、これは♂で擦れてしまっている個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
016_200824084 X800 〇箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 16.モンキチョウ♀ -1
仙石原湿原植生復元区に咲くオミナエシにモンキチョウの♀が舞っている。他のチョウたちが擦れている個体が多いのに比べ、モンキチョウは新鮮で元気だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_200824252 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 17.モンキチョウ♀ -2
何頭かのモンキチョウが飛んでいたが、♀が多い。箱根の山を背景に撮った。wikipediaによれば、「箱根山は40万年前に活動を開始した第四紀火山である。カルデラと中央火口丘、二重の外輪山で構成され、内側には堰止湖の芦ノ湖を形成している。現在でも大涌谷などで噴煙や硫黄などの火山活動が見られ、致死性の火山ガスを噴出する場所もある。」とある。箱根湿性花園のある仙石原は箱根火山カルデラ内の北部に位置し、湿原や草原が広がる。総面積は約16ha。これはかつてこの地域がカルデラ湖の一部だった名残りであるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 30mm ISO250 ) 露出補正 なし
018_200824268 X800 〇箱根湿性花園 クルマグサ RX10M4.jpg 18.キタキチョウ
キタキチョウがクルマバナに来た。キタキチョウの翅表の写真は飛翔中を撮らないと不可能だが、不完全ながら、何とか翅表前翅の黒い斑紋が見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 175mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_200824284 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 19.カラスアゲハ♀ -2
コオニユリに来るカラスアゲハは何頭か見たが、すべて♀で、しかもボロボロだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_200824095 X800 〇箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 20.イチモンジセセリ -4
ミソハギで吸蜜していたイチモンジセセリが、離脱する瞬間である。 

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO110 ) 露出補正 なし
021_200824097 X800 〇箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 21.イチモンジセセリ -5
このイチモンジセセリは擦れてしまっていたが、目がなかなかチャーミングと思う。ミソハギの苞葉の腋(蕾を包むように葉が変形した部分)に1〜3個ずつつく花は色鮮やかである。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO125 ) 露出補正 なし


2020年8月 1日

梅雨明けやらぬ 箱根湿性花園(2) 7月22日

チョウが好むヌマトラノオやカセンソウが咲く仙石原湿性植生復元区との境の辺りを行ったり来たりしながら1時間ほど撮影を楽しんだ。 青空は見えるが湿度も高く、汗びっしょりになってしまった。熱中症も心配なので、何か冷たい飲み物でもと思い、いったん、入り口付近へ戻り、喫茶室のある建物の中に入る。アイス・ティーが生き返らせてくれた。

24_200722164 X800 RX10M4.jpg 24.ウラナミシジミ -1
青く輝くシジミチョウが飛び立った。ルリシジミかツバメシジミかなと思ったが、形が大きい。再び止まったところを見るとウラナミシジミのようだ。このチョウは発生を繰り返しながら分布を北に拡大するというが、この時期には少なく、秋になるとよく見られるようになる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
25_200722167 X800 RX10M4.jpg 25.ウラナミシジミ -2
翅を閉じて裏面を見せてくれた。舞岡公園などにも生息するが、7月に本種を見たことはほとんど記憶がない。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
26_200722173 X800 RX10M4.jpg 26.キタキチョウ
従来のキチョウがミナミキチョウ(南西諸島に分布)とキタキチョウ(本州~南西諸島に分布)の2種に 分けられて久しい。どこででも見られるチョウと言っても過言ではない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
27_200722185 X800 RX10M4.jpg 27.オオウラギンスジヒョウモン♀ -1
オオウラギンスジヒョウモンの♀は♂に比べ色が濃く黒っぽいので、翔んでいても見分けられる。♀はまだ、発生初期のようで擦れていないきれいな個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 94mm ISO100 ) 露出補正 なし
28_200722191 X800 RX10M4.jpg 28.オオウラギンスジヒョウモン♀ -2
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO100 ) 露出補正 なし
29_200722194 X800 RX10M4.jpg 29.オオウラギンスジヒョウモン♀ -3
ヌマトラノオの花を、花から花へと移りながら吸蜜する。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 136mm ISO100 ) 露出補正 なし
30_200722198 X800 RX10M4.jpg 30.アカタテハとキタテハ
仙石原湿性植生復元区のカセンソウで吸蜜する。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO100 ) 露出補正 なし
31_200722201 X800 RX10M4.jpg 31.コウホネ
11時40分、汗びっしょりになってしまった。気温も上がり、湿度も高く、熱中症に気を付けなくてはいけないと思い、少し休もうと、入り口付近の建物へ向かう。途中、低層湿原をモデルにした池にコウホネ(河骨スイレン科)が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
32_200722208 X800 RX10M4.jpg 32、カライトソウ
高山の花畑をモデルにした花畑にはカライトソウ(唐糸草、バラ科バラ亜科ワレモコウ属)が咲いていた。wikipediaによれば、カライトソウは日本の固有種で、本州中部地方の日本海側(飛騨山脈北部、白山から滋賀県の三国山などにかけて)に分布する。「花の百名山」(田中澄江著)で、飛騨山脈の爺ヶ岳を代表する花の一つとして紹介された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO160 ) 露出補正 なし
33_200722209 X800 RX10M4.jpg 33.ハマナス
ハマナス(浜梨 バラ科)の花期は初夏から夏で赤い花(稀に白もある)を咲かせる。これは果実( 偽果)で、中に( そう果  )がある。果実(偽果)は扁球形、径は2 - 3cmの大きさだ。wikipediaによれば、ハマナスは日本では北海道に多く(そういえば歌にあった)、太平洋側は茨城県、日本海側は鳥取県を南限として浜辺に分布する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO125 ) 露出補正 なし
34_200722212 X800 RX10M4.jpg 34.コハマナス
隣にコハマナスがあった。コハマナスはハマナスとノイバラの交雑種だそうだ。花は終わってしまっているようで見られないが、ハマナスより小さく、径3-4cmの淡いピンクの5弁花という。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
35_200722213 X800 RX10M4.jpg 35.ヘメロカリス
ヘメロカリスはニッコウキスゲの仲間だ。日本ではニッコウキスゲ、ノカンゾウ、ヤブカンゾウ、ユウスゲなどが、この仲間の野性種として知られている。一般にヘメロカリスというと、品種改良した園芸品種をさす。ヘメロカリスとは、ギリシャ語で「一日の美」の意味で、その名の通り、ひとつの花は朝開いて夕方から夜には萎んでしまう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 50mm ISO500 ) 露出補正 なし
36_200722224 X800 RX10M4.jpg 36.コキマダラセセリとナガバミズアオイ
(8/27訂正)ナガバミズアオイの花が咲く湿地でセセリチョウが飛び交っていた。これはコキマダラセセリで、ナガバミズアオイの花の影から覗き見るような姿が可憐だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO100 ) 露出補正 なし
37_200722231 X800 RX10M4.jpg 37.イチモンジセセリとナガバミズアオイ
(8/27訂正)こちらはイチモンジセセリ。ホソバセセリはいないかと目を凝らしたが、見つけられなかった。ナガバミズアオイ(長葉水葵)は、日当たりのよい水湿地を好む。花期は6月~10月と長い。北アメリカ東部の原産で、池沼の浅瀬に生育する。日本では、鑑賞用に水辺や水鉢で栽培されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし
38_200722235 X800 RX10M4.jpg 38.ヤマユリ
ヤマユリを見る機会は少なくないが、これは大きな、立派な花だった。手入れが良いのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 30mm ISO800 ) 露出補正 なし
39_200722238 X800 RX10M4.jpg 39.スジグロシロチョウ
チョウの多い湿性花園の中で、遠慮したように目立たなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO400 ) 露出補正 なし
40_200722244 X800 RX10M4.jpg 40.オオウラギンスジヒョウモン -10
オオウラギンスジヒョウモンは箱根湿性花園のほぼ全域で見ることが出来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
41_200722253 X800 RX10M4.jpg 41.オオウラギンスジヒョウモン -11
前の写真と同じ個体。花から花へと元気に翔びまわる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO100 ) 露出補正 なし


2020年7月28日

梅雨明けやらぬ 箱根湿性花園(1) 7月22日

今年の中休みのない梅雨は長い。ただ、7月2日は天気予報が当たり、その日だけ晴れ、武蔵嵐山へ 待ち構えるようにして出かけたがそれ以後、全く晴れる日がない。7月16日~18日に宿の予約も済ませていた池の平、湯の丸行きも、天気が全く好転する気配がなく、重ねて新型コロナウィルス感染症の感染者数が再び増加したことと重なって、キャンセルしてしまっていた。
 昨年は7月30日に行った箱根湿性花園へ、何としても7月23日~26日の連休前に行きたかった。7月22日も曇り時々雨の予報だったが、気温は高くなりそうだった。駄目でもともとと思い、行ってみることにした。
 自宅を朝8時少し前に出発したが、東名高速へのアプローチである国道16号のバイパスが大渋滞で、東名に上がったのは9時を過ぎていた。御殿場インターを10時少し前に下りて、湿性花園に到着したのは10時半ごろだった。途中の道路は濡れていたので、朝のうちは雨が降っていたのだろう。気温が高ければ少しは翔ぶだろうと、曇り時々小雨を覚悟していたが、好転してくれ、決行大成功だった。

a200722424 X800 箱根湿性花園 RX10M4_0000.jpg
園内に設けられた案内図より  

毎年、ここへ来るようになったのは、ミドリシジミを撮るのが目的だった。舞岡公園などより発生は遅く、年によって違うのだろうが、7月20日ごろが適期だった。今年は発生が早かったようである。すでに数は少なく、見つけた1頭は♀で、しかも擦れてしまっていた。オオウラギンスジヒョウモンも♂は傷んでいる個体が多い。ミヤマカラスシジミにも会えた。
 花はきれいだった。コオニユリに羽化したばかりと思われるキアゲハが絡み、きれいだった。

01_200722003 X800 RX10M4.jpg 1.箱根の山
JAFの割引が適用され、100円引きの600円で入園した。仙石原湿性植生復元区の向こうに見える山並みには雲がかかっていた。ところが、順路に沿って歩き始めると、雲ははとれ、日が差すようにもなってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 26mm ISO100 ) 露出補正 なし
02_200722007 X800 RX10M4.jpg 2.オオウラギンスジヒョウモン♂ -1
気温は比較的高く、さっそくオオウラギンスジヒョウモンが翔び始めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
03_200722010 X800 RX10M4.jpg 3.キアゲハとコオニユリ -1
全く傷のないキアゲハの♂がコオニユリに飛来した。絵になる。コオニユリの花も大きく、見事に咲いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
04_200722014 X800 RX10M4.jpg 4.キアゲハとコオニユリ -2
前の写真と同じ個体。開翅してくれた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO160 ) 露出補正 なし
05_200722022 X800 RX10M4.jpg 5.オオウラギンスジヒョウモン♂ -2
この個体は比較的擦れていないきれいな個体だが、左後翅の肛角辺りがちぎれている。鳥に狙われたのか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
06_200722023 X800 RX10M4.jpg 6.オオウラギンスジヒョウモン♂ -3
ヌマトラノオで吸蜜するきれいな♂。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
07_200722027 X800 RX10M4.jpg 7.ミヤマカラスシジミ -1
ミヤマカラスシジミは神奈川県では丹沢と箱根の山地にだけ見られるチョウのようだ。食草はクロウメモドキだが、仙石原のハンノキ林の周辺にわずかに生育するという。以前には湿性花園に咲くノリウツギの花に、ミドリシジミに混じって吸蜜する本種を観察した。裏面はよく見ないとミドリシジミと区別できない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
08_200722039 X800 RX10M4.jpg 8.ミヤマカラスシジミ -2
前の写真と同じ個体。ヌマトラノオで吸蜜する擦れのない美しい個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
09_200722042 X800 RX10M4.jpg 9.ヒメアカタテハ
カセンソウが咲く、この季節の仙石原湿性植生復元区の花畑では必ず元気に飛んでいる。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
10_200722048 X800 RX10M4.jpg 10.コキマダラセセリ♀ -1
おそらく箱根湿性花園では初めて見たと思う。少し擦れている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
11_200722056 X800 RX10M4.jpg 11.ミドリヒョウモン♂
ここで翔んでいるヒョウモン類は、オオウラギンスジヒョウモンがほとんどで、このミドリヒョウモンは少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
12_200722070 X800 RX10M4.jpg 12.オオチャバネセセリ
昨年初めて撮影できたホソバセセリに再会したいと思って、セセリチョウには注意していたが、これはオオチャバネセセリだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 76mm ISO125 ) 露出補正 なし
13_200722075 X800 RX10M4.jpg 13.イチモンジセセリ
これはイチモンジセセリ。チダケサシで吸蜜。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO200 ) 露出補正 なし
14_200722087 X800 RX10M4.jpg 14.キアゲハとコオニユリ -3
コオニユリが咲いていると、キアゲハは見過ごさずに下りてきて吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
15_200722111 X800 RX10M4.jpg 15.オオウラギンスジヒョウモン♂ -4
少し擦れているが、まずまずきれいな個体だった。湿原植生復元区との境の辺りに咲くヌマトラノオで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
16_200722113 X800 RX10M4.jpg 16.オオウラギンスジヒョウモン♂ -5
前の写真と同じ個体。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
17_200722118 X800 RX10M4.jpg 17.オオウラギンスジヒョウモン♂ -6
ホバリングをして、ヌマトラノオに摑まる。 もう少しピントが合えば良かったのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
18_200722127t X800 RX10M4.jpg 18.コキマダラセセリ♀ -2
開翅して見せてくれた。ジェット機のようだ。翔ぶのも速い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
19_200722130 X800 RX10M4.jpg 19.オオウラギンスジヒョウモン♂ -7
仙石原湿性植生復元区に咲くカセンソウの花で吸蜜する。ここまではヌマトラノオによく来ていたが、カセンソウにも来るようになった。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
20_200722142 X800 RX10M4.jpg 20.オオウラギンスジヒョウモン♂ -8
やはり、草原のヌマトラノオが好みのようだ。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO125 ) 露出補正 なし
21_200722148 X800 RX10M4.jpg 21.オオウラギンスジヒョウモン♂ -9
前の写真と同じ個体。この日はウラギンスジヒョウモンは現れない。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO320 ) 露出補正 なし
22_200722155 X800 RX10M4.jpg 22.ミドリシジミ♀ -1
ようやくヌマトラノオで吸蜜するミドリシジミを探し出した。♀で、しかも大分擦れてしまっている。♂が先に羽化してくるのだが、状況からすると今年の本種の発生時期は随分早かったようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
23_200722161 X800 RX10M4.jpg 23.ミドリシジミ♀ -2
前の写真と同じ個体。開翅を待ったが駄目だった。この日のミドリシジミはこの1頭のみだった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし


箱根湿性花園,仙石原,ミドリシジミ,オオウラギンスジヒョウモン,ミドリヒョウモン,キアゲハ,ヒメアカタテハ,ミヤマカラスシジミ,コキマダラセセリ,オオチャバネセセリ,イチモンジセセリ,カセンソウ,ヌマトラノオ,コオニユリ,チダケサシ,箱根湿性花園案内図

2019年10月27日

久しぶりに秋晴れ 舞岡公園 10月23日

昨日は、国内1,576人、海外から191か国423人の要人が集い、即位の礼「即位礼正殿の儀」が行われた。東京は雨が降り、生憎の空模様だったが、「即位礼正殿の儀」が始まると空は晴れ、なんと皇居にまたがる形で虹がかかったそうだ。 その翌日、23日は久しぶりに爽やかな秋晴れになった。 朝は冷え込んだが、気温も上がるという。きっとチョウも飛んでくれると思い、舞岡公園へ行ってみることにした。
 気温が上がるころを見計らって、11時ごろに自宅を出た。舞岡公園に着き、いつものコースを歩き始めたが、ルリタテハを見かけただけで、ほかはキタキチョウくらいしか飛んでいない。昼近くなって、ツマグロヒョウモンや、キタテハ、ヤマトシジミの飛ぶ姿が見られるようになる。昼を過ぎるころには気温も上がり、歩いていると汗ばむようになった。谷戸のあぜ道には、コセンダングサ、セイタカアワダチソウが咲いていて、その花に、モンシロチョウ、ツマグロヒョウモン、キタテハ、ウラナミシジミ、チャバネセセリ、イチモンジセセリなどが吸蜜に来る。
 今まで気づかないでいたが、フジバカマが植えられているところもあり、アカタテハなども来ていた。舞岡公園には午後1時半くらいまで滞在し、珍しいチョウには会えないものの、多くの秋の里山のチョウたちを撮ることが出来た。

191023_001.jpg 1.富士山初冠雪
出かけようと思い外に出ると、初冠雪した富士山が輝いていた。甲府地方気象台は22日、富士山の初冠雪を確認したと発表したが、平年より22日遅く、昨年より26日遅いという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 217mm ISO100 ) 露出補正 なし
191023_002.jpg 2.クサギの実
強い匂いがするのでクサギ(臭木)の名があるが、昔は山菜の一つとして食用で親しまれていたという。このクサギの花には、その匂いに誘われて、モンキアゲハなど黒いアゲハたちが吸蜜に来るが、今年は開花とチョウの発生のタイミングを逸し、良い写真が撮れなかった。写真はクサギの実で、草木染に用いられる。天然のもので青い色を出せるのは、藍ともう一つ、このクサギだけなのだそうだ。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO125 ) 露出補正 なし
191023_003.jpg 3.ヤマトシジミ♂
ヤマトシジミがいた。比較的きれいな♂だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO125 ) 露出補正 なし
191023_004.jpg 4.フジバカマ
何年ものあいだ、舞岡公園に来て、幾度も古民家の縁側に腰を下ろし、裏庭を眺めることがあった。今まで気が付かなかったが、その裏庭にフジバカマの花が咲いていた。株が増えて目についたのかもしれない。これなら、アサギマダラの飛来も期待できるのでは。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO125 ) 露出補正 なし
191023_005.jpg 5.ヤマガラ -1
水車小屋の傍で何か音がしたので、ふと見上げるときれいな鳥がいた。後で調べてみるとヤマガラのようだ。wikipediaによれば、「ヤマガラは学習能力が高いため芸を仕込む事もでき、覚えさせた芸は江戸時代に盛んに披露された。特におみくじを引かせる芸が多く、1980年ごろまでは神社の境内などの日本各地で見られた。」と書かれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO500 ) 露出補正 なし
191023_006.jpg 6.ヤマガラ -2
少し移動したものの、しばらくは飛び去らなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO2000 ) 露出補正 なし
191023_007.jpg 7.ツマグロヒョウモン♀
ツマグロヒョウモンの♀が飛んできて道の上に止まった。取り合えず、上から抑えて撮る。飛び立って葉上に止まるが落ち着かず、いなくなってしまった。あとでまた会えるだろうと思っていたが、この日会った他のツマグロヒョウモンは♂ばかりで、♀には会えなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 102mm ISO100 ) 露出補正 なし
191023_008.jpg 8.キタテハ秋型 -1
キタテハは秋型になると、夏型の黄土色から赤褐色になり、精悍なタテハチョウに姿を変える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO100 ) 露出補正 なし
191023_009.jpg 9.キタテハ秋型 -2
谷戸の麦畑のわきに来た。黄色い小さなコセンダングサの花が咲いているが、この花はことのほかチョウたちに人気がある。背景が広がっていたので、広角側の9mmで撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
191023_010.jpg 10.チャバネセセリ
コセンダングサに、舞岡公園であまり多くの個体を見ないチャバネセセリがいた。数の多いイチモンジセセリに紛れてしまう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
191023_011.jpg 11.モンシロチョウ
しばらく、広角側でコセンダングサで吸蜜するチョウたちを撮る。モンシロチョウも来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
191023_012.jpg 12.ウラナミシジミ -1
ウラナミシジミは個体数が多い。ヤマトシジミくらいに小さな個体がいた。望遠端で撮るとバックは大きくボケる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
191023_013.jpg 13.ツマグロヒョウモン♂ -1
少し離れたところに咲くコセンダングサに止まったツマグロヒョウモンはとても小さい個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 87mm ISO100 ) 露出補正 なし
191023_014.jpg 14.ツマグロヒョウモン♂ -2
ツマグロヒョウモンはすべて♂だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 87mm ISO100 ) 露出補正 なし
191023_015.jpg 15.ツマグロヒョウモン♂ -3
様々な姿を見せてくれる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
191023_016.jpg 16.ツマグロヒョウモン♂ -4
ほとんど擦れていないきれいな個体が多かった。私がツマグロヒョウモンを初めて採ったのは、高尾山だった。小学校の5~6年の頃(1950年代)だったと思うが、当時は東京近郊では珍しいチョウだった。いまは普通種である。日本チョウ類保全協会編のフィールドガイド「日本のチョウ」には、分布が北方に拡大しており、東京付近では2000年代に入り普通に見られるようになったと記されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
191023_017.jpg 17.ベニシジミ
ベニシジミは幼虫で越冬する。成虫は年に3-5回ほど、春から秋にかけて発生するが、特に春から初夏、4月から6月にかけて多く見られる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO125 ) 露出補正 なし
191023_018.jpg 18.ウラナミシジミ -2
コセンダングサの小さな黄色い花は、ウラナミシジミにとっても好きな花のようだ。だが、この個体の右の触角が何か変だ。拡大してみると、とれた触覚が右前翅に張り付いているように見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO160 ) 露出補正 なし
191023_019.jpg 19.ツマグロヒョウモン♂ -5
ツマグロヒョウモンの裏面は、日本にいるヒョウモンチョウの仲間と趣を異にする。♀のほうが顕著だが、前翅の「あけぼの色」の裏面はなかなか魅力的だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 42mm ISO100 ) 露出補正 なし
191023_020.jpg 20.アカボシゴマダラ -1
アカボシゴマダラの成虫の時期もそろそろ終わる。この個体も大分擦れている。これは中国原産の外来種であるが、後翅の赤い「星」は奄美大島に産する日本固有亜種のほうが大きく鮮やかだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO500 ) 露出補正 なし
191023_021.jpg 21.アカボシゴマダラ -2
あまり背の高くないエノキに産卵しようとしている姿を良く見ることがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO250 ) 露出補正 なし
191023_022.jpg 22.イチモンジセセリ
瓜久保のカッパ池から下りてくると、北門の傍にフジバカマが咲いていた。何かいるかなと目を凝らすとイチモンジセセリがいた。カッパ池の河童の像は池の反対側に置き換えられていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 129mm ISO640 ) 露出補正 なし
191023_023.jpg 23.キタテハ秋型 -3
今度はキタテハが飛んできた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO800 ) 露出補正 なし
191023_024.jpg 24.ヒメアカタテハ
きれいな個体だった。ヒメアカタテハは本州では成虫で越冬するといわれる一方、成虫は越冬能力を欠くという千葉県での実験結果も出ているという。止まっている位置は、ピントの合わせ難いところだったが、草の葉の間からAFでとらえることが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO100 ) 露出補正 なし
191023_025.jpg 25.キタテハ秋型 -4
この日、コセンダングサの花には、キタテハ、ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、モンシロチョウ、ウラナミシジミ、チャバネセセリ、イチモンジセセリ、ベニシジミ、モンキチョウが吸蜜に来ていたのを確認した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO160 ) 露出補正 なし
191023_026.jpg 26.キタテハ秋型 -5
セイタカアワダチソウにもキタテハは来る。花の黄色にキタテハ秋型の赤褐色が映える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
191023_027.jpg 27.モンキチョウ
モンキチョウもコセンダングサの花が好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
191023_028.jpg 28.アカタテハ -1
今までなぜか気が付かなかったが、古民家の母屋の裏山に、フジバカマの花が咲いていた。ふと目をやるとアカタテハが落ち着いて蜜を吸っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
191023_029.jpg 29.アカタテハ -2
広角側でチョウに近づいて撮った。チョウ全体にピントが合う。安心して食事をしているようで、飛び去らない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 11mm ISO500 ) 露出補正 なし
191023_030.jpg 30.アカタテハ -3
今度は左側から撮る。アカタテハの成虫は年3~4回発生するが、秋になると数が増える。成虫で越冬する。ヒメアカタテハより都会で見る機会が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO1250 ) 露出補正 なし