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2023年12月25日

「時の栖」から山中湖畔へ 2023年11月14日-15日 御殿場「時の栖」で一泊、山中湖から道志へ ②

翌日、朝のうちは富士山の頂まで見えていたが、次第に雲が多くなってきた。遅めの朝食にして10時に「時之栖」を山中湖に向けて出発した。かっては須走から籠坂峠をジグザグと登って山中湖畔の旭日丘に行ったが、1989年に開通した新しい道路(東富士五湖道路)で全長2,995mの籠坂トンネルを抜けて、旭日丘の西側の山中湖インターへ出た。そこから右へ、旭日丘に行く。湖畔に車を止めて、紅葉を見たがあまりきれいではなかった。
 平野から道志村へと続く湖畔の国道413号を、平野の方から沢山の消防車が連なって走ってきた。緊急消防援助隊関東ブロック合同訓練というのがあったらしい。関東の1都6県に長野、静岡、そして地元の山梨、から参加した消防隊の車両が次々と通過していった。

000_231115205 X700 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg
山中湖畔の紅葉 2023年10月15日 山梨県 山中湖畔旭日丘付近

022_231115141 X900 御殿場 時之栖 Z50 Z18-140.jpg 22.朝6時の富士山
前日は早く就寝し、ぐっすり寝られたので、朝は5時ごろには起きてしまった。カーテンを開けてみるとまだ真っ暗である。朝のテレビを見ているうちに、薄明りとなり、窓から富士山が見える。この写真を撮ったのは朝6時12分。御殿場市のこの日の日の出時刻は6時19分だった。天気がちょっと心配である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/320秒 24mm ISO6400 )
023_231115150m X900 御殿場 時之栖 0627 Z50 Z18-140.jpg 23.朝焼けの富士山
6時27分、富士山に朝日が当たってきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f22 1/160秒 140mm ISO6400 )
024_231115167 X900 御殿場 時之栖 柘榴 Z50 Z18-140.jpg 24.柘榴の木
タオルを絞ったような気が生えていた。ザクロと書かれた札が掛けられていたので何の木なのか分かった。以前トルコへ旅行した時にはたくさんのザクロの木を見た。wikipediaで調べてみると、ザクロは「西南アジアや中東の原産といわれ、原産地については、トルコあるいはイランから北インドのヒマラヤ山地にいたる西南アジアとする説、南ヨーロッパ原産とする説およびカルタゴなど北アフリカ原産とする説などがある」と記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO3200 )
025_231115169 X900 御殿場 時之栖 柘榴 Z50 Z18-140.jpg 25.柘榴の実
木の上を見ると、ザクロの実が3っ、4っ、真っ赤になっていた。ちょうど食べごろのようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.0 1/500秒 120mm ISO2800 )
026_231115175 X900 御殿場 時之栖 Z50 Z18-140.jpg 26.朝の「時之栖」の様子
7時半、明るくなった「時之栖」を歩いてみる。昨夜とは違った様があった。これは、当然まだ閉まっていたが、GKワイン(御殿場高原ワイン)のショップである。また、「GK Winery 富士の夢 神山ヴィンヤード」という「富士の夢」という品種のワインを製造するワイナリーもある。「富士の夢」という品種は、山葡萄とメルローの交配品種で、日本で生まれたブドウ品種だそうで、アントシアニンとポリフェノールが豊富でキレイな赤紫色をしているそうだ。「御殿場ブラン」と名付けられた、御殿場高原ヴィンヤードのシャルドネ、ソーヴィニヨンブランのワインもある。「ヴィンヤード」とは、ぶどう畑のこと。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 20mm ISO110 )
027_231115178 X900 御殿場 時之栖 Z50 Z18-140.jpg 27.「初夢の橋」と富士山
昨夜みた「初夢の橋」を見に行った。橋の左上に富士山が見えた。「初夢の橋」の左隣りには「鷹」がいて、その下に「茄子」のオブジェがあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 18mm ISO100 )
028_231115184 X900 御殿場 時之栖 Z50 Z18-140.jpg 28.GKB ガーデン
この辺りに御殿場高原ビールが関わるレストランがいくつかある。右側の建物が昨夜食事をした地ビールレストラン「グランドテーブル」だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO140 )
029_231115170 X900 御殿場 時之栖 Z50 Z18-140.jpg 29.タカのオブジェ
サッカーグラウドがある方へ歩いてみた。ここにもまた、大きなタカのオブジェがあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 102mm ISO320 )
030_231115187 X900 御殿場 時之栖 Z50 Z18-140.jpg 30.桜の礼拝堂の塔(石碑)
このタカのオブジェは、御殿場高原教会(結婚式場である)の敷地内にある石塔の上にのっていた。塔には「念ずれば花ひらく」と刻まれている。一遍の生き方に共感し、癒やしの詩人と言われる坂村真民の随筆で、特に「念ずれば花ひらく」は多くの人に共感を呼び、その詩碑は全国、さらに外国にまで建てられているという。だが、それとタカとの関わりをいろいろと検索してみたが解らなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO125 )
031_231115189 X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 31.山中湖畔の紅葉
「時之栖」を10時に出発して、山中湖へ向かった。まっすぐ国道138号線を北上する。須走から東富士五湖道路に入り籠坂峠のトンネルを抜けて、山中湖畔に出た。山中湖畔の国道413号線を走っていると紅葉が綺麗なところがあったので、道路わきの空き地に車を止めて少し歩いてみた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO560 )
032_231115194m X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 32.山中湖畔 旭日丘付近の紅葉 -1
旭日丘の近くの湖畔にあった駐車場に車を入れる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 35mm ISO400 )
033_231115196 X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 33.山中湖畔 旭日丘付近の紅葉 -2
曇っているので今一つ紅葉が輝かない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 85mm ISO1100 )
034_231115201 X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 34.消防自動車の列
国道413号線を平野の方から消防自動車が連なって走って来た。関東各県の消防隊のようだ。調べてみると、14日から15日にかけて緊急消防援助隊関東ブロック合同訓練が富士五胡地域を中心に行われていたようだ。車列は修了式が行われた平野にある「山中湖交流プラザきらら」からの戻りと思われる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.0 1/500秒 125mm ISO900 ) 
035_231115206m X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 35.山中湖畔 旭日丘付近の紅葉 -3
山中湖畔では密集した紅葉は見られなかった。ところどころできれいに色づいたカエデがある。これはオオモミジのようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 48mm ISO900 )
036_231115208m X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 36.オオモミジと山中湖遊覧船
オオモミジにピントを合わせたのでボケてしまっているが、山中湖の遊覧船「白鳥の湖号」が旭日丘桟橋のりばに戻ってきた。一周約25分で大人一人1,100円だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 79mm ISO100 )
037_231115216m X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 37.山中湖畔 旭日丘付近の紅葉 -4
車を置いたまま少し平野の方へ歩いてみる。朝はまだ晴れていたが今はすっかり曇り空になってしまい、肌寒い。ストロボを発光して撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/200秒 40mm ISO100 )
038_231115217m X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 38.山中湖畔 旭日丘付近の紅葉 -5
人が少なくて静かだ。湖の対岸の紅葉はきれいなところがありそうに見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 56mm ISO200 )
039_231115220 X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 39.山中湖畔 旭日丘付近の紅葉 -6
晴れていないのが残念だった。ホワイトバランスは auto にしていたが、その割にはモミジの色が良く出たと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.0 1/500秒 110mm ISO640 )
040_231115223 X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 40.KABA BUS
湖から水陸両用のKABA BUSが上がってきた。お客さんが乗っている。KABA BUSは旭日丘バスターミナルを出発して、湖に入り一周してくる。所要時間は30分くらいだろうか。7-8月は大人一人2,500円だが、今の時期は2,300円である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 56mm ISO280 )
041_231115227 X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 41.山中湖畔 旭日丘付近の紅葉 -7
時刻は12時少し前。そろそろ駐車場に戻る。ここから山中湖の東端の平野へ出て、右へ、国道413号線を道志村へ向かう。山中湖は面積は6.57km2あり、富士五湖の中で最大の面積を持つ。また、湖面の標高は富士五湖の中では最も高い位置にあり、日本全体でも第3位。逆に水深は富士五湖の中で最も浅い 13.3mだそうだ。以前は全面結氷していた山中湖だが、その最後は16年前だそうだ。かつて冬にはアイススケートでにぎわったが最近は低迷しているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 37mm ISO320 )
042_231115237m X900 〇道志川 Z50 Z18-140.jpg 42.道志村
この日の昼食は道志村馬場の「水源の森 名水九割蕎麦」で食べようということになった。カーナビに誘導されて、道志川に架かる橋を渡って、水源の森キャンプ場方面への細い道に入る。しかし、一向にそれらしき場所はないし、ほとんど車も通らないのではないかと思われる落ち葉で覆われた道になってきた。やがて道の下の方にキャンプ場らしき建物が見えたので車を止めてそこまで歩いていき「水源の森 名水九割蕎麦」の場所を訪ねてみたところ、その店は10年くらい前にやめてしまっているとのこと。仕方なく、国道に戻って宮ケ瀬ダムに向かって車を走らせ、ちょうど山梨県と神奈川県の県境になるところに「両国屋」という食堂があったので、そこでほうとうを食べることにした。素朴な味だが美味しかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.0 1/500秒 1100mm ISO320 )

2023年1月17日

北の丸公園 紅葉 ① 2022年12月2日

坂下門から乾門まで通り抜けて、北の丸公園へ向かう。乾門を出たのは10時45分ごろ。目の前の代官町通りの信号を渡り、北の丸公園に入る。10年くらい前だろうか、桜のころに一度着たことがあるが、ほとんど記憶に残っていない。その時は駐車場に車を止めて、武道館の方から入ったように思う。
 どこをどう歩いていいか良くわからないので、左回りに歩いてみることにする。右手に北の丸公園管理事務所をみて、細い散策路に入ってみる。やがて左手に池が見えてきた。池の先に左へ行く橋がある。案内図には「モミジ林」があった。こちらに向かって大勢の人が歩いてくる。どうやら逆コースを歩いているようだ。そこの紅葉は見事だった。来てよかった。
 北の丸公園の生い立ちはwikipediaによると、明治維新後、ここには明治政府によって近衛師団の兵営地が設置されていた。戦後、1946年(昭和21年)に東京特別都市計画によって皇居周辺の緑地として整備されることが決定され、旧近衛連隊等の多くの建物が撤去された。1957年には皇居外苑、日比谷公園と合わせて「東京都市計画公園第5・8・23号中央公園」として都市計画決定。1963年(昭和38年)に建設省が森林公園として整備を開始し、1969年(昭和44年)、昭和天皇の還暦を記念して開園、一般公開される。その後厚生省が管理し、現在は環境省が管理する国民公園となっている。

000_221202265 X700 〇北の丸公園 Z50 Z18-140.jpg
北の丸公園 モミジ林 2022年12月2日

043_221202235 X800 〇北の丸公園 Z50 Z18-140.jpg 43.ツワブキ((石蕗、艶蕗、橐吾)
とりあえず左回りで行こうと歩き始めたら、左手に小さな池があった。その向こうに歴史のありそうな建物が見える。近衛師団司令部の建物を改修して、現在は東京国立近代美術館の分室になっている。ピントのぼけた写真になったが、これは手前に咲くツワブキを撮ろうとピントを合わせたのだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 40mm ISO450 ) 露出補正 なし
044_221202237 X800 北の丸公園 すすき Z50 Z18-140.jpg 44.ススキ
ススキの穂がきれいだった。池を背景に撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 40mm ISO320 ) 露出補正 なし
045_221202238 X800 〇北の丸公園 Z50 Z18-140.jpg 45.イチョウ
さらに進むと今度は左に大きな池が見えた。池の前は広く芝生になっている。芝生には出ないで明るい林の中の道を歩く。形の良いイチョウの木があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
046_221202239 X800 〇北の丸公園 ナンテン Z50 Z18-140.jpg 46.ナンテン(南天)の実
中国原産で、日本では縁起物の庭木として植えられることが多い。冬に赤くて丸い実をつける。乾燥させた実から咳止めの効果が期待できることから、薬用植物としても扱われている。そういえば「南天のど飴」(常盤薬品)という薬があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 103mm ISO1400 ) 露出補正 なし
047_221202242 X800 〇北の丸公園 Z50 Z18-140.jpg 47.池端の広場 -1
池の東側は広場になっていて子供たちが遊んでいた。その東側の散策路を歩いていると、大きな木が紅葉していて、目を楽しませてくれる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 137mm ISO220 ) 露出補正 なし
048_221202245 X800 〇北の丸公園 ハゼノキ Z50 Z18-140.jpg 48.ハゼノキ(櫨の木、櫨、黄櫨の木)の紅葉
wikipediaによれば、果実から木蝋(Japan wax)を採取する資源作物として、江戸時代頃に琉球王国から日本に持ち込まれ、それまで木蝋の主原料であったウルシの果実を駆逐した。秋に美しく紅葉することで知られ、ウルシほどではないがかぶれることもある。かぶれる木には、主にハゼノキ、ヤマハゼ、ヤマウルシの3種類がある。いずれもウルシ科の落葉小高木で、羽状複葉を持つこと、葉柄(ようへい)が赤味を帯びることが多い、秋の紅葉が鮮やかなことなどが共通する特徴である。似ているがハゼンキは葉が細い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
049_221202251 X800 〇北の丸公園 Z50 Z18-140.jpg 49.池端の広場 -2
池の北の端に橋が見えた。あの橋を渡って左(西)へ行くとモミジ林があるはずだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 55mm ISO580 ) 露出補正 なし
050_221202253 X800 北の丸公園 Z50 Z18-140.jpg 50.橋の上から広場を見る
何という池なのか知りたかったがわからなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 55mm ISO100 ) 露出補正 なし
051_221202257 X800 〇北の丸公園 Z50 Z18-140.jpg 51.モミジ林の渓流
橋を渡ると彩鮮やかなモミジ林が現れた。上の方から渓流が流れている。黄色く紅葉したオオモミジが鮮やかだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 30mm ISO360 ) 露出補正 なし
052_221202261 X800 〇北の丸公園 Z50 Z18-140.jpg 52.オオモミジ
イロハモミジの紅葉は、極端な日陰でない限り赤く発色するが、ヤマモミジとオオモミジは黄葉、紅葉、そして源平絵巻を見るようだと珍重される、一本の木に紅葉と黄葉が織り成す個体差が大きいのが特徴だそうだ。わたくしは植物には詳しくないので、同定は難しいこれはオオモミジと思う。イロハモミジの方が葉の切れ込みが大きいようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 34mm ISO360 ) 露出補正 なし
053_221202040 X800 〇北の丸公園 G7x.jpg 53.モミジの落ち葉の絨毯
先日、金沢兼六園の山崎山で、イロハモミジの真っ赤な落ち葉を見てきたが、このモミジ林の赤い落ち葉も見ごたえがある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
054_221202268 X800 北の丸公園 Z50 Z18-140.jpg 54.イロハモミジか オオモミジか
朱色ではなく、黄色味のある赤い色に染まっている。葉も大きいく見える。オオモミジで正解だろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 39mm ISO800 ) 露出補正 なし
055_221202047m X800 〇北の丸公園 G7x.jpg 55.モミジ林
美しい。時期的に少し遅かったのか、落葉が多い。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO200 ) 露出補正 なし
056_221202271 X800 〇北の丸公園 Z50 Z18-140.jpg 56.モミジ林の通り
乾門から代官町通りを渡って、すぐ池の左(西側)を入るとこの道に来る。対向から来る人が多かった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 48mm ISO220 ) 露出補正 なし
057_221202273 X800 〇北の丸公園 Z50 Z18-140.jpg 57.モミジ林の彩
北の丸公園の秋はこのモミジ林が一番だろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 70mm ISO500 ) 露出補正 なし
058_221202276 X800 〇北の丸公園 Z50 Z18-140.jpg 58.千鳥ヶ淵への道
千鳥ヶ淵へ行く道にはイロハモミジのトンネルができていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 59mm ISO360 ) 露出補正 なし
059_221202279 〇X800 北の丸公園 Z50 Z18-140.jpg 59.赤と黄色
赤と黄色く紅葉している木とのハーモニーがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 62mm ISO640 ) 露出補正 なし
060_221202280 X800 〇北の丸公園 Z50 Z18-140.jpg 60.池を一周
北の丸公園管理事務所のところに戻ってきた。西側から池を見る。池の周りを一回りしただけだった。北の丸公園の西側を歩いただけだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 60mm ISO110 ) 露出補正 なし
061_221202281 X800 〇北の丸公園 東京国立近代美術館 Z50 Z18-140.jpg 61.東京国立近代美術館分室
改めて東京国立近代美術館分室を見る。旧工芸館(正式名称:東京国立近代美術館工芸館)は、1910年(明治43年)に皇居北側に建設された大日本帝国陸軍の近衛師団司令部庁舎を改修し、1977年(昭和52年)11月15日に東京都千代田区の北の丸公園に開館した。なお、建物は1972年(昭和47年)に国の重要文化財に指定されている。ところが、2020年(令和2年)10月25日、東京都千代田区の北の丸公園にあった旧工芸館(この建物)が、金沢市の本多の森公園内の石川県立美術館と、いしかわ赤レンガミュージアムの間(石川県立歴史博物館と加賀本多博物館の間)に移転して通称「国立工芸館(National Crafts Museum)」として再開館した。北の丸公園の旧工芸館は、2020年(令和2年)2月28日、金沢への移転に伴い閉館。その建物は現在、東京国立近代美術館分室として運用されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 44mm ISO220 ) 露出補正 なし
062_221202286 X800 〇北の丸公園 メグスリノキ Z50 Z18-140.jpg 62.メグスリノキ(目薬の木、目薬木)
白く縁取りされた赤く紅葉した葉を付けた木があった。スマホの「Picture This」で検索してみると、メグスリノキと出た。和名は目の病気に効能があるとされたことに由来し、樹皮を煎じて洗眼薬としたことからこの名があるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 92mm ISO280 ) 露出補正 なし

2022年12月 5日

金沢紀行 11月20日~22日 その3 兼六園① 11月21日

今回の旅行は雨に降られなければ幸いと思っていた。昨日も時々傘をさしての散策だった。ところが今朝(11/21)起きると見事な晴天である。嬉しい。
 ホテルで朝食をとって、タクシーに乗って兼六園へ行こうと思う。ところが通勤ラッシュで、ホテルの前の幹線道路は車の数が多く、タクシーの空車などは来ない。仕方なく、香林坊の方に向けて歩き出す。歩きながら、タクシーが来ないかと見ているが、やはり空車は来ない。香林坊の交差点を右へ曲がる。人に道を尋ねながら20分ほど歩き、右手に石浦神社が現れた。その石浦神社と石川城方面へのお堀通りの間を行くと兼六園の真弓坂口があった。多くの観光客は石川城に面する桂坂口から入るので、ここは人が少なかった。
 8時40分に真弓坂口から兼六園に入り、瓢池の右側を栄螺山のほうに歩き、霞ヶ池に出た。内橋亭や蓬莱島、そして徽軫灯籠を眺め、写真を撮りながら、霞ヶ池の右(東側)を歩く。すでに雪吊りが施された唐崎松を見て、徽軫灯籠を見に行った。徽軫灯籠は桂坂口から近い。観光客が増えてきた。
 そこから東へ、展望台から金沢の街並みを眺め、兼六園の七つある料金所の一つである上坂口へ歩いた。

000_221121537 X700 〇金沢 兼六園 霞ヶ池 徽軫灯籠 Z50 Z18-140.jpg
虹橋からみた霞ヶ池と徽軫灯籠 2022年11月21日 金沢市 兼六園霞ヶ池

062_221121440 X800 金沢 石浦神社 Z50 Z18-140.jpg 62.石浦神社
石浦神社は2013年10月に能登半島をドライブ旅行をした折、21世紀美術館を見たいと、金沢に立ち寄ったが、その時に道路(本多通り)を挟んで反対側にあるこの神社にお参りしている。石浦神社は古墳時代に初めて建てられた金沢最古の神社といわれる。金沢城地の土地神として歴代藩主の崇敬も厚く、2代藩主利長は社殿を再建、5代藩主綱紀は安産祈願をしたといわれている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO500 ) 露出補正 なし
063_221121441 X800 金沢 兼六園 真弓坂口 Z50 Z18-140.jpg 63.兼六園真弓坂口 -1
真弓坂口は、1874年(明治7年)、兼六園が正式に一般解放された時に、開かれた坂道だそうだ。桂坂口に次いで観光客の多い入口である。ここはまだ料金所へのアプローチの道だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO4000 ) 露出補正 なし
064_221121443 X800 金沢 兼六園 真弓坂口 Z50 Z18-140.jpg 64.兼六園真弓坂口 -2
料金所に向かう柵の中に入ると、静寂な道が続き、真っ赤なもみじの葉が昨日の雨で濡れた地面に落ちていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.3 1/500秒 35mm ISO5600 ) 露出補正 なし
065_221121444 X800 〇金沢 兼六園 真弓坂口 Z50 Z18-140.jpg 65.兼六園真弓坂口 -3
料金所までの道には黄色い葉が落ちている。イチョウかと思ったが、カエデのようだ。オオモミジだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 47mm ISO2000 ) 露出補正 なし
066_221121449m X800 〇金沢 兼六園 真弓坂口 Z50 Z18-140.jpg 66.兼六園真弓坂口 -4
道に黄色い落ち葉が敷き詰められている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO2000 ) 露出補正 なし
067_221121457 X800 〇金沢 兼六園 真弓坂口 Z50 Z18-140.jpg 67.兼六園真弓坂口 -5
料金所から中に入る。入園料は大人一人310円だが、65歳以上は証明書を提示すれば無料で入園できる。ありがたい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 27mm ISO560 ) 露出補正 なし
068_221121455 X800 〇金沢 兼六園 真弓坂口 Z50 Z18-140.jpg 68.兼六園真弓坂口 -6
改めて振り返って黄色い葉を落としていた木を見る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 30mm ISO1400 ) 露出補正 なし
069_221121462m X800 〇金沢 兼六園 瓢池 Z50 Z18-140.jpg 69.兼六園真弓坂口 -7
これはイロハモミジやオオモミジではなさそうだ。いろいろな木が黄葉、紅葉している。地面に敷き詰められた落ち葉はきれいである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 34mm ISO2800 ) 露出補正 なし
070_221121466 X800 〇金沢 兼六園 瓢池-霞ヶ池 Z50 Z18-140.jpg 70.栄螺山への道
左手に木漏れ日が差す木々の間から瓢池を眺め、まっすぐ栄螺山、霞ヶ池の方へ進む。栄螺山は、第13代藩主斉泰(なりやす)が、隣にある霞ヶ池を作るために、池の底を掘った時の土を盛って作られた山だそうだ。高さは9mとか。頂上へ登る道は、時計回りでぐるぐるとうずを巻き、まるで栄螺の殻を思わせることからその名が付いたという。「現地ガイドが配信する金沢観光メニュー」というサイトには、山頂から眺める霞ヶ池は神秘的な雰囲気を漂わせていると書かれていたが、上るのはパスしてしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 25mm ISO280 ) 露出補正 なし
071_221121475 X800 〇金沢 兼六園 瓢池-霞ヶ池 Z50 Z18-140.jpg 71.絞りの椿
真弓坂口から栄螺山へ歩く途中の右側に休憩所があり、係の女性が竹ぼうきで落ち葉を集めておられた。「おはようございます」と挨拶をする。「きれいな椿が咲いてますよ」と教えてくれた。絞りの入った椿だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 140mm ISO3600 ) 露出補正 なし
072_221121483 X800 〇金沢 兼六園 霞ヶ池 蓬莱島 Z50 Z18-140.jpg 72.霞ヶ池の蓬莱島
霞ヶ池は、兼六園内の中心に位置し、広さが約5,800㎡(1,800坪)あり、園内で最も大きな池である。霞ヶ池は、日本庭園の手法の一つ、借景という技法で設計されていて、園外にある卯辰山を遠景、霞ヶ池の内橋亭を近景、真ん中の中景となる蓬莱島が浮島に見えるという演出になっているそうだ。霞ヶ池の真ん中にある蓬莱島は眺を楽しむ島なので渡ることはできない。蓬莱島の蓬莱とは、古代中国で仙人が住むといわれている蓬莱山のことで、大きな亀の背中にある山と言われている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
073_221121488m X800 〇金沢 兼六園 霞ヶ池徽軫灯籠 Z50 Z18-140.jpg 73.霞ヶ池と徽軫灯籠
霞ヶ池の南側に立ち左手に内橋亭を見ている。前回訪れたときはこの位置から徽軫灯籠を見ていない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 ) 露出補正 なし
074_221121490 X800 〇金沢 兼六園 霞ヶ池 内橋亭 Z50 Z18-140.jpg 74.内橋亭と徽軫灯籠
桂坂口から入ってきて徽軫灯籠を見ると、霞は池の向こうの右側に内橋亭fが見える。兼六園のホームページによれば、内橋亭はかつて蓮池庭内にあった四亭の一つで、霞ヶ池の西南岸に設けられた水亭。蓮池馬場の馬見所に建てられていたものを、明治7年(1874年)、現在の場所に移築したそうだ。栄螺山のうっそうとした樹々を背景に、石脚で支えられたこの亭は、まるで水面に浮かんでいるような印象を与える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 70mm ISO320 ) 露出補正 なし
075_221121491 X800 〇金沢 兼六園 霞ヶ池 内橋亭 Z50 Z18-140.jpg 75.内橋亭 -1
陽の光をいっぱいに浴びて輝き、水面に影を映していた。今は食事処となっていて池の上に立つ水亭と手前の部屋の間に橋が掛かっていることから「内橋亭」と呼ばれている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 85mm ISO140 ) 露出補正 なし
076_221121494 X800 金沢 兼六園 霞ヶ池 内橋亭 Z50 Z18-140.jpg 76.内橋亭 -2
写真で見える左側が入口で、その建物は食事処になっている。メニューには、親子丼、玉子丼、蕎麦、和菓子付きの抹茶などがあるそうだ。この位置からだとその建物と水亭の間に架かる橋が見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 32mm ISO140 ) 露出補正 なし
077_221121508m X800 〇金沢 兼六園 霞ヶ池 内橋亭 Z50 Z18-140.jpg 77.霞ヶ池に映る徽軫灯籠
霞ヶ池に沿って北へ歩く。霞ヶ池の北岸に配された、兼六園を代表する景観である。徽軫灯籠は足が二股になっていて、琴の糸を支える琴柱(ことじ)に似ているのでその名が付いたと言われている。この灯籠は水面を照らすための雪見灯籠が変化したもので、高さは2.67m。要綱を浴びた徽軫灯籠の2本の足が開いたように水に映り、その姿はひし形を作っている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
078_221121511 X800 〇金沢 兼六園 霞ヶ池 雪吊り 唐崎松 Z50 Z18-140.jpg 78.唐崎松
13代藩主 斉泰(なりやす)が近江八景の一つ、琵琶湖畔の唐崎松から種子を取り寄せて育てた黒松。兼六園のなかで最も枝ぶりの見事な木である。雪の重みによる枝折れを防ぐため、冬にほどこされる雪吊りは兼六園ならではの風物詩となり、他の庭園では見られない、趣深い風情を織りなす。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 28mm ISO100 ) 露出補正 なし
079_221121519 X800 〇金沢 兼六園 霞ヶ池 雪吊り 唐崎松 Z50 Z18-140.jpg 79.霞ヶ池に映る唐崎松
雪吊された唐崎松が霞が池の水面に映っている。雪吊りの作業は、11月1日にこの唐崎松を皮切りに、12月中旬頃まで行われる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 20mm ISO200 ) 露出補正 なし
080_221121520 X800 〇金沢 兼六園 霞ヶ池 雪吊り 唐崎松 Z50 Z18-140.jpg 80.雪吊された唐崎松
徽軫灯籠とともに、兼六園を代表する景観である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 30mm ISO110 ) 露出補正 なし
081_221121522 X800 〇金沢 兼六園 月見灯籠 Z50 Z18-140.jpg 81.唐崎松と月見灯籠
曲水(庭園などの中を曲がりくねりながら流れる水)が霞ヶ池に流れ落ちる所に架かる月見橋の袂に建てられた、園内唯一の月見燈籠である。見事な枝ぶりを誇る唐崎松の右側に佇んでいる。月見灯籠の近くには月見橋もあって、月見灯籠・月見橋・唐崎松・曲水の四者が一景を成している。月見灯籠は高さ2.1mあり、石材は御影石製だそうだ。満月をイメージしたデザインなのか、笠や中台、火口、竿は円形としている。笠は直径1.9m程あり、火袋には四方に丸い火照口を持たせている。全体的に丸みを帯び、やわらかな印象を与える燈籠だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 20mm ISO110 ) 露出補正 なし
082_221121531 X800 〇金沢 兼六園 霞ヶ池 徽軫灯籠 Z50 Z18-140.jpg 82.虹橋と徽軫灯籠
唐崎松から雪見橋を渡った先には、月見橋、虹橋が曲水に架かる。月見橋は徽軫灯籠を眺める一方通行の出口になっていて、桂坂口の方にある虹橋が入口になっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 32mm ISO180 ) 露出補正 なし
083_221121534 X800 〇金沢 兼六園 霞ヶ池 徽軫灯籠 Z50 Z18-140.jpg 83.虹橋から見る徽軫灯籠
前回兼六園に来たのは、2005年2月11日で、たまたま前の日の夜に雪が降り、朝早く訪れた兼六園はまだ観光客も少なく"新雪"状態だった。徽軫灯籠の傘は雪をかぶり、雪吊りされた唐崎松の枝や、雪吊りの縄には雪が積もっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 37mm ISO200 ) 露出補正 なし
084_221121536 X800 〇金沢 兼六園 霞ヶ池 徽軫灯籠 Z50 Z18-140.jpg 84.徽軫灯籠と霞ヶ池と内橋亭
霞ヶ池の周囲には紅葉する木が少ない。紅橋のたもとから撮る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 25mm ISO180 ) 露出補正 なし
085_221121538 X800 〇金沢 兼六園 霞ヶ池 内橋亭 Z50 Z18-140.jpg 85.唐崎松の雪吊りと内橋亭
すべてが霞ヶ池の水面に映る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 22mm ISO125 ) 露出補正 なし
086_221121548 X800 〇金沢 兼六園 雁行橋 Z50 Z18-140.jpg 86.雁行橋
曲水が流れる月見橋、木橋の南側に雁行橋がある。11枚の赤戸室石を使用し、雁が夕空に列をなして飛んでいく様をかたどった「雁行橋」。石の一枚一枚が亀の甲の形をしていることから「亀甲橋」とも言われ、この橋を渡ると長生きするとされてきましたが、現在は石の磨耗が著しいため、昭和44年(1969)雁行橋が渡れなくなり、観光客が渡る代替橋として木橋が架けられたそうだ。確かにすり減った石に昨日の雨水がたまっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 44mm ISO280 ) 露出補正 なし
087_221121552 X800 金沢 兼六園 七福神山 Z50 Z18-140.jpg 87.七福神山
雁行橋から少し南へ行ったところの右側に七福神山というところがあった。兼六園ホームページによれば、12代藩主 斉広(なりなが)が造営した竹沢御殿に附帯していた庭園の一部だそうだ。「福寿山」とも呼ばれるこの山は、曲水、築山、雪見灯籠など、当時の雰囲気をそのままに伝えている。また、七福神になぞらえた七つの自然そのままの石を配置しているのも大きな特徴と記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO125 ) 露出補正 なし
088_221121555 X800 〇金沢 兼六園 上坂口 Z50 Z18-140.jpg 88.上坂口
左手にもみじがきれいなところがあった。そこは兼六園の七つの入り口の一つである上坂口だ。料金所の女性が落ち葉を掃いておられた。写真を撮ろうと近寄ると「どうぞ」と退いて下さった。そして、「この先の山崎山は紅葉ががきれいですよ」と教えて下さった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.3 1/500秒 36mm ISO200 ) 露出補正 なし
089_221121562 X800 〇金沢 明治紀念之標 Z50 Z18-140.jpg 89.明治紀念の標
右へ上がってみると何やら大きな銅像があった。「明治紀念の標」という。それは西南戦争で戦死した郷土軍人の霊を慰めるものだった。銅像の身長は5.5m、明治13年(1880年)日本で最初に建てられた銅像といわれていいる。両脇に植えられた赤松は「手向松(たむけまつ)」と呼ばれ、当時、京都の東西両本願寺の門跡から移されたものだそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO140 ) 露出補正 なし
090_221121566 X800 〇金沢 明治紀念之標 Z50 Z18-140.jpg 90.日本武尊
明治紀念の標の銅像は誰なのだろか。立札には像は日本武尊と書かれているが、正面は逆光なので顔がよくわからない。後ろへ回ってみた。自然石を積み上げ、その上に日本武尊の像を置いている。なぜ、日本武尊なのだろうか。西南戦争で戦った兵士を、九州熊襲を征伐した伝説上の英雄である日本武尊になぞらえ、加賀藩・金沢を象徴する兼六園に置くことで、明治政府との距離を縮めようとしたのだろうとの説がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 72mm ISO125 ) 露出補正 なし

2021年12月14日

保土ヶ谷公園 紅葉探し 11月25日

少し早いかと思ったけれど保土ヶ谷公園のイチョウとカエデの紅葉を見に行った。保土ヶ谷公園では、「辻広場」というところを除いて、カエデ類の紅葉はあまり多く見られない。
 星川駅前で乗った市営バスは、横浜新道の星川入り口からへ左へ曲がって、イチョウ並木を上がって行く。イチョウはもちろん色づいているが、まだピークではないようだ。明神台のバス停で下りて、辻広場へ向かう。
 見渡したところ、カエデ類は紅葉はしているもののあまり色濃くない。イロハモミジはまだ青い葉が残っている一方、ハナカエデは葉が落ち始めていた。

000_211125050 X700 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg
保土ヶ谷公園 イチョウ並木のバス通り 11月25日

001_211125003 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 1.オオモミジ
保土ヶ谷公園のなかでは一番紅葉が美しく、何種かのカエデがある「辻広場」に来た。このカエデは葉が大きく7裂になっている。オオモミジのようだ。あまり赤くはなってていない。葉は色が褪せて、落ち始めていた。オオモミジに関してはタイミングが遅かったようだ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 150mm ISO110 ) 露出補正 なし
002_211125008 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 2.イロハモミジ
これはイロハモミジのようだ。まだ、紅葉していない葉も残っている。陽を浴びて輝いていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 150mm ISO180 ) 露出補正 なし
003_211125012 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 3.ハナカエデ -1
このハナカエデの木は美しく紅葉するのだが、やや遅く、葉は落ち始めていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO160 ) 露出補正 なし
004_211125014m X800 〇保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 4.若いお母さんと幼児 -1
「辻広場」で若いお母さんが子供を遊ばせていた。お母さんに「2歳ですか?」と尋ねるとまだ1歳だとのこと。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO110 ) 露出補正 撮影後補正
005_211125015m X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 5.若いお母さんと幼児 -2
「遠くから撮らせてください」と言って、この女の子に手を振ると、バイバイをしてくれた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 90mm ISO140 ) 露出補正 撮影後補正
006_211125018 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 6.ハナカエデ -2 「辻広場」の奥の方にもハナカエデがあり、まだ、紅葉の進まない葉が残っていた。ハナノキともいう。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 150mm ISO180 ) 露出補正 なし
007_211125019 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 7.「下池」
「下池」の手前から「上池」、「にぎわい広場」方向を眺める。午前十時、人影はない。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO320 ) 露出補正 なし
008_211125021 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 8.「わんぱく広場」
逆に「上池」を背に、「辻広場」の下にある桜丘高校方面への出口の方を見る。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.2 1/640秒 35mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_211125027 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 9.「ふれあいの森」の紅葉
保土ヶ谷公園のカエデの紅葉は、そう広い範囲ではない。「上池」の先の「にぎわい広場」を左に階段を上がると「ふれあいの森」がある。そこのモミジが逆光できれいだった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 120mm ISO180 ) 露出補正 なし
010_211125028 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 10.春を待つ「梅園」
「にぎわい広場」を右へ上がると5面のテニスコートがある。年配の方々がプレーを楽しんでおられた。右下に「上池」、「下池」を眺めながら戻るように進むと「梅園」に出る。約40品種、約120本のウメがあり、2月には「梅まつり」が行われる。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 65mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_211125032 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 11.イチョウ並木 -1
星川駅前から、横浜新道の星川入り口を左に曲がる路線バスは、保土ヶ谷公園へのイチョウ並木を登って、明神台から右の方へ、保土ヶ谷公園のなかを花見台方面へ進む。そのイチョウの写真を撮ろうと明神台から、横浜新道の星川入口の方へ下って行った。イチョウ並木の左側を下りていくと、右後ろからお日様が照り、イチョウ並木の遊歩道に影をつくる。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.2 1/500秒 46mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_211125038 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 12.イチョウ並木 -2
イチョウ並木をいったん下まで下りて、バス通りを反対側に渡り、再び明神台へと上っていく。今度はイチョウ並木は順光である。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 72mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_211125039 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 13.イチョウ並木 -3
一本一本の木々は色づき方が異なり、グラデーションになっていた。神宮外苑のイチョウには叶わないが、ここのイチョウ並木も美しい。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/640秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_211125057 X800 光栄山法性寺 D750 TAMRON 35-150.jpg 14.寺光榮山法性寺
明神台のバス停から、帰路にいつも寄る明神台公園へ寄って見た。明神台公園の隅にキバナコスモスが植えられていて、秋にはツマグロヒョウモンがいつも来ている。そのキバナコスモスは、整備のためか抜かれてしまっていたが、土から顔を出す可愛い芽が見えた。この公園は保土ヶ谷区の土木事務所で管理されているようだ。そこから、法性寺へ。大イチョウが見たかった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 44mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_211125063 X800 ◎光栄山法性寺 D750 TAMRON 35-150.jpg 15.10月桜
法性寺の門を入ると、七面堂の前に今年も10月桜が咲いていた。「猫の足あと」というサイトの寺社案内によると、このお寺は日蓮宗の寺院で、芝生村の人齋藤忠兵衞が開基檀那となり、法性院日在(元和7年寂)が元和2年(1616)に開山したと記されていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムで撮影  ( f4.1 1/640秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_211125068 X800 光栄山法性寺 D750 TAMRON 35-150.jpg 16.法性寺山門と大イチョウ
御本堂でお参りをして、山門と大イチョウの写真を撮った。まだ、紅葉の見ごろまではちょっと間があったようだ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4.1 1/500秒 35mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_211125075 X800 光栄山法性寺 D750 TAMRON 35-150.jpg 17.法性寺山門への階段と大イチョウ
山門をくぐると星川駅から保土ヶ谷公園へ向かうバス通りに向けて、石段が造られていた。振り向くと大イチョウはその右側に立つ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 56mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_211125079 X800 ◎峰岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 18.コセンダングサとキタテハ
自宅に戻る途中、何か飛んでいないかと、いつもの公園の裏手にある空き地に寄った。キタテハとウラナミシジミ、ヤマトシジミが元気に飛んでいた。クロマダラソテツシジミはどうかと、いつものポイントを見回ったが見られなかった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし


2021年5月 3日

ウスバシロチョウを撮りに 4月22日

南足柄へ行くのは例年は5月に入ってからであるが、今年はチョウの発生が早いようなので、4月22日に出かけた。晴れていて気温も高く、絶好のコンディションと思ったのだが、チョウの個体数は少なかった。ウスバシロチョウは、午前中5~6頭の個体を見るのだが、全く撮影のチャンスを与えてくれない。
 ツツジは咲いているのだが、そのツツジの花に来る黒いアゲハたちも少ない。カラスアゲハを見ただけだった。目撃したカラスアゲハは、新鮮な♂だったので、まだ発生最盛期には至っていないようだ。時期尚早だった。

1.ヤマガラ
地蔵堂の駐車場に着いた。歩き始めようとすると野鳥の鳴き声がした。樹上を見るとシジュウカラがみえた。もう一羽いた。それがこのヤマガラだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
001_210422008 X800 ◎ヤマガラ 地蔵堂 RX10M4.jpg
2.モンシロチョウ♂
めぼしいチョウは姿を見せない。アブラナにはモンシロチョウが多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 160mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_210422014 X800 ◎夕陽の滝 RX10M4.jpg
3.キュウリグサ(胡瓜草)
足元を見ると、直径約2mmの淡青紫色の花が咲いていた。日本全土の路傍や庭などに多い高さ15〜30cmの雑草である。和名は、葉をもむとキュウリのようなにおいがすることに由来するという。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_210422149 X800 キュウリグサ 夕陽の滝 D5300 TAMRON 90.jpg
4.カキドオシ(垣通し)
wikipediaによれば、和名のカキドオシは生け垣の下などで、隣接地から垣根を突き抜けるほど、勢いよく伸びてくる様子に由来するという。別称は、小児の癇の薬にする薬草にするところからカントリソウ(癇取り草)、カンキリソウ(癇切り草)といわれるそうだ。マクロで撮ったら、ピントの深度が浅くなり、下手な写真になってしまった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_210422155 X800 カキドオシ 夕陽の滝 D5300 TAMRON 90.jpg
5.ノムラモミジ
手前の赤い葉を付けたカエデは、その後ろに立つやや大きな黄土色の葉を付けたカエデの木の折れたところから、ひこばえのように生えている。この季節に紅葉したような葉を付けるのはノムラモミジといい、イロハカエデの園芸品種で、オオモミジの変種という説があるそうだ。赤い葉も、後ろの大きな木の黄土色の葉も、葉はオオモミジの葉に似ている。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 25mm ISO160 ) 露出補正 なし
005_210422030 X800 夕陽の滝 RX10M4.jpg
6.スジグロシロチョウ 春型♀
舞岡公園などへ行くとスジグロシロチョウはモンシロチョウより数が多いと思うのだが、ここではアブラナの花にモンシロチョウもスジグロシロチョウも同じようにやってくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 143mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_210422039 X800 ◎夕陽の滝 RX10M4.jpg
7.ラビットアイブルーベリー
2日前に府中市郷土の森博物館(公園)で見たばかりだったので、種名の見当はついた。ツツジ科だそうだ。また紅葉が綺麗なことも特徴という。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_210422156 X800 ラビットアイ・ブルーベリー 夕陽の滝 D5300 TAMRON 90.jpg
8.ツマキチョウ♂
ツマキチョウが珍しい花に止まった。ジンチョウゲに似ているが、調べて見たところコショウノキのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
  プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO250 ) 露出補正 なし
008_210422043 X800 夕陽の滝 RX10M4.jpg
9. ツマキチョウ♂ 飛散
次の瞬間、飛び去ってしまっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
  プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO200 ) 露出補正 なし
009_210422044 X800 △夕陽の滝 RX10M4.jpg
10.カラスアゲハ♂
夕陽の滝の駐車場に植えられたツツジの花に、黒いアゲハが飛来した。落ち着かずに花から花へと飛び回っていて、なかなか捉えられない。破損のないカラスアゲハの♂だった。まだ、発生初期のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
  プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 76mm ISO1250 ) 露出補正 なし
010_210422045 X800 △夕陽の滝 RX10M4.jpg
11.ムラサキケマン(紫華鬘)に来たツマキチョウ♂
ウスバシロチョウのいそうなところを何回か、行ったり来たりして歩いていると、ツマキチョウはがムラサキケマンの花で吸蜜していた。ここいらで、ここは切り上げて、大雄山最乗寺へ移動する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
  プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_210422061 X800 〇ムラサキケマン 夕陽の滝 RX10M4.jpg


2019年12月13日

江ノ電に乗って 12月3日 ①光則寺と高徳院 鎌倉大仏

鎌倉に紅葉を見に行こうと思っていた。今年は円覚寺、東慶寺、明月院ではなく、長谷のほうへ行ってみようと思う。 インターネットで鎌倉市観光協会の紅葉情報をみると、紅葉はそろそろ見ごろになってきているようだ。ただ、今年は台風15号、19号の影響で葉が落ちたり、傷んだりしているという。 横浜から横須賀線に乗って、鎌倉へ出る。途中、北鎌倉の駅を出たところで、車内から円覚寺の紅葉が眺められた。山門へ上がる石段のもみじがきれいだ。 鎌倉からは江ノ電に乗る。先頭車両の一番前に並んで、折り返しの電車が入ってくるのを待って乗り込む。一番前の前向きの席に座った。 鎌倉から3駅目の長谷で下車した。時刻は午前9時半。まだ観光客は少ない。この日、長谷では光則寺、高徳院の鎌倉大仏長谷寺甘縄神明神社、御霊神社へ行く予定にしている。まず向かったのは初めて行く光則寺。紅葉は見るべきところはなかったが、梅に始まる春はカイドウも咲き、良いところのようだ。次に高徳院へ向かった。

1.古都を走る江ノ電
鎌倉を発車した江ノ電が、次の駅である和田塚を出てすぐの線路際に、「無心庵」という古都を思わせる店構えの甘味処が見えた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 19mm ISO3200 ) 露出補正 なし
191203_001.jpg
2.由比ヶ浜駅
江ノ電は2番目の駅、由比ヶ浜に入る。左側が由比ヶ浜海岸だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1250秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
191203_002.jpg
3.光則寺門前
長谷駅で江ノ電を下車し、県道32号線を大仏に向かって歩き始める。長谷観音前という交差点があり、そこを左に行くとに長谷寺である。長谷寺は後にして、まず光則寺に向かう。長谷観音前の信号の先を左に入る。瀟洒な住宅が建ち並ぶ道を進むと光則寺の門前だった。門前には幼稚園があり、子供を送ったお母さんが自転車で走り去る。  

   Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 70mm ISO360 ) 露出補正 なし
191203_003 .jpg
4.光則寺山門
光則寺は日蓮宗の寺院で山号を行時山という。 wikipediaによれば、「日蓮の佐渡配流に際して鎌倉幕府5代執権北条時頼は、弟子の日朗も捕らえて家臣の宿屋光則邸の土牢に監禁した。しかし、監視役の光則は日朗と日蓮を私淑するようになり、1274年(文永11年)には日蓮を放免した後の自邸を寺に改め、日朗を開山に迎えに創建した」とあった。道の先には石段があり、山門があった。山門は朱塗りで、桁行1間(約3m)、梁間2軒の四脚門で、江戸初期(17世紀中期)のものとのことだ。特徴として、内法貫(うちのりぬき: 鴨居の上部に通っている貫のこと)の中間に、龍の透彫りがある大きな蟇股がある。あとで、新しくなっているが以前にあったものと同じような雰囲気をもつ見事なものと知った。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 44mm ISO800 ) 露出補正 なし
191203_004.jpg
5.オオモミジ
山門を入ってすぐ右手に真っ赤に紅葉した大きな葉を付けるカエデがった。木に「オオモミジ」の札がかけられている。葉は少し傷み始めていた。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 44mm ISO640 ) 露出補正 なし
191203_005.jpg
6.山門を振り返る
本堂の前まで来て、山門の方を振り返ってみた。境内は広くはないが落ち着いた雰囲気だ。植栽の手入れをされている人がいたが、私たち以外に参拝者はいない。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO140 ) 露出補正 なし
191203_006.jpg
7.ミツマタ
本堂の手前にミツマタの木があった。たくさんの蕾を付けている。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 105mm ISO1100 ) 露出補正 なし
191203_007.jpg
8.本堂
本堂への参道の前には日蓮聖人の真筆に基づく「立正安国論 御勧由来」を彫った石碑が立っていた。本堂は、慶安3年(1650年)、江戸時代初期のものだが、寛政12年(1799年)と関東大震災の修理などを経ているものの、比較的新しく見える。桁行5間、梁間5間で、正面と両側に縁がめぐらされている。外側は、角材を使い、縁長押と内法長押( 鴨居の上にあるなげし ) がめぐらされている。扁額は「師孝第一」となっていたが、写真では隠れてしまった。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO560 ) 露出補正 なし
191203_008.jpg
9.池
本堂に向かって右手前には樹齢おおよそ150年の海棠(カイドウ)があり、開花の時期(4月~5月)には大勢の人が訪れるという。その季節にまた訪れてみたい。本堂に向かって左手には池があり、季節の花や木々を楽しむことが出来るというが、今回は何もなく淋しかった。池の手前には宮沢賢治の碑があったが、これは宮沢賢治が日蓮宗に深く帰依し、活動したことから建てられたという。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 34mm ISO2500 ) 露出補正 なし
191203_009.jpg
10.土の牢
先にふれたが、日蓮上人が佐渡へ流された時、高弟・日朗が捕らえられて鎌倉幕府第5代執権 北条時頼の重臣・宿屋左衛門尉光則の邸内の土牢に監禁された。その土牢が残っている。  

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO1250 ) 露出補正 なし
191203_010.jpg
11.ハツカリ
今の季節は花は少ないが、境内に白い椿のような花が咲いていた。枝に名札があって、ハツカリ(初雁)、またはショウワワビスケ(昭和侘助)と書かれていた。ツバキ科である。花は11月~3月に咲くそうだ。日本原産の植物なので耐暑性、耐寒性ともに高いという。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
191203_011.jpg
12.高徳院(鎌倉大仏)
仁王門光則寺を退出し、長谷寺は後で行くことにして、県道32号へ出て左に行く。少し歩くと道は右へ緩やかの曲がり、高徳院の仁王門が見えてきた。高徳院 は大異山高徳院清浄泉寺といい、法然上人(1133年 ~ 1212 年)を開祖とする浄土宗の寺院である。大仏は高徳院の本尊(阿弥陀如来)である。かって大仏殿があったが、何度も台風や震災に遭い倒壊していて、再建されていない。2004年(平成16年)2月27日、境内一帯が「鎌倉大仏殿跡」の名称で国の史跡に指定された。この仁王門は、18世紀初めに他所から移されてきたものと考えられ、安置されている仁王像も同時期のもの考えられているそうだ。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO450 ) 露出補正 なし
191203_012.jpg
13.大仏 -1
仁王門をくぐって、左側にある受付で参拝券を求め、石畳の参道を歩く。左手に熟したようなカエデの紅葉があった。鎌倉市観光協会の紅葉情報によれば、高徳院は「葉に傷みあり。イチョウは台風被害で葉が3/4程度落ちている。」となっていた。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f5 1/640秒 38mm ISO100 ) 露出補正 なし
191203_013.jpg
14.大仏 -2
高徳院に本堂はない。「鎌倉大仏」「長谷の大仏」また、「露坐の大仏」として名高い高徳院の本尊は、国宝銅造阿弥陀如来坐像だ。像高約11.3m、重量約121tトンのこの仏像は、規模こそ奈良東大寺の大仏(盧舎那仏) に及ばぬものの、ほぼ造立当初の像容を保ち、我が国の仏教芸術史上ひときわ重要な価値を有しているという。wikpediaによれば、高徳院 は、初期は真言宗で、鎌倉・極楽寺開山の忍性など密教系の僧が住持となっていた。のち臨済宗に属し建長寺の末寺となったが、江戸時代の正徳年間(1711年 - 1716年)に江戸・増上寺の祐天上人による再興以降は浄土宗に属し、材木座の光明寺(浄土宗関東総本山)の末寺となっている。「高徳院」の院号を称するようになるのは浄土宗に転じてからである。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 28mm ISO100 ) 露出補正 なし
191203_014.jpg
15.大仏のお顔 右側から
大仏の建造時期であるが、「吾妻鏡」には、建長4年(1252年)から「深沢里」にて金銅八丈の釈迦如来像の造立が開始されたとの記事もある。「釈迦如来」は「阿弥陀如来」の誤記と解釈し、この1252年から造立の開始された大仏が、現存する鎌倉大仏であるとするのが定説であるそうだ。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 85mm ISO100 ) 露出補正 なし
191203_015.jpg
16.大仏の背中
大仏の後ろに回ってみた。大仏像の脇に胎内への入り口があり、中に入ることが出来る。大仏の背中から自然光が取り入れられている。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO100 ) 露出補正 なし
191203_016.jpg
17.大仏のお顔 左側から
鎌倉大仏の眼に瞳があるのかどうか、俯き加減の眼を見上げてみたがよくわからない。インタネットで検索してみたが、わからなかった。奈良東大寺の大仏の眼には瞳があったように思う。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 78mm ISO100 ) 露出補正 なし
191203_017.jpg
18.大仏 -3
鎌倉大仏の高さは11.31m、重さ121トン。因みに奈良の大仏は高さ14.98m、重さ350トンだそうだ。また造られたのは、鎌倉大仏が1252年(建武4年)、奈良の大仏は742年(天平14年)と古い。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 35mm ISO100 ) 露出補正 なし
191203_018.jpg
19.大仏 -4
鎌倉大仏は阿弥陀如来で、印相(いんそう:手の組み方)は九品(くほん)で最も格式高い上品上生印(じょうぼんじょうしょういん)を組んでいるという。または定印(じょういん)とも言い、阿弥陀如来の一般的な印相だそうだ。この大仏の大きさなので、印相がとても目立つ。まねして写真を撮ってみたくなる。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 35mm ISO100 ) 露出補正 なし
191203_019.jpg
20.門と紅葉
ここのカエデはオレンジ色に紅葉していた。近づいてみるとやはりは葉は傷んでいるところがあるが、離れて撮ると隠せる。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 56mm ISO180 ) 露出補正 なし
191203_020.jpg
21.大仏 -5
時刻は10時を回った。だんだん外国人観光客の方々が多くなってきた。もう一度大仏を振り返って退出し、長谷寺に向かう。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 55mm ISO100 ) 露出補正 なし
191203_021.jpg
22.華正樓
長谷観音前に戻る道筋に、横浜中華街に本店がある華正樓の「長谷華正樓」がある。写真の右奥に立派な本館が見えるが、メニューを見ると、ランチで¥3.3K~¥7.7K、ディナーコースは、¥5,5k~¥22Kになっていた。この売店で肉まんを買って食べ歩きもできるようだが、それもお行儀が悪い。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 34mm ISO100 ) 露出補正 なし
191203_022.jpg
23.對僊閣(たいせんかく)
長谷観音前を右に曲がって長谷寺の参道を行くと左側に「對僊閣」という古い木造の建物があった。説明板を見ると、「對僊閣」は明治末期からこの場所で旅館業を営んいる。4っの欄間窓、高欄、組子が密な格子窓を持った華やかな北側のファサードは、創建当初の姿をよく留めている。鎌倉における戦前の和風旅館として歴史的にも貴重な建物である。平成12年に鎌倉市景観重要建築物に指定されている。と記されていた。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO280 ) 露出補正 なし
191203_023.jpg


2016年12月14日

三渓園 紅葉の季節 (2) 11月22日

11時45分、内苑のきれいな紅葉を鑑賞して、三渓園の南端の高台にある展望台へ来た。首都高速湾岸線の向こうに新日本石油の精油所が眺められた。ここから戻って、三渓園を紹介する写真ではいつも背景として山の上に見える旧燈明寺の三重塔へ行く。ここは紅葉はいまいちだった。
  歩き回ったので小腹がすいてきた。そしてビールで喉を潤したい。待春軒という茶屋があった。席も空いているようだ。ざる蕎麦を食べたいと思ったのだが、10月以降は蕎麦は温かいものだけにしたという。私の汗ばんでいる体はそれを拒否した。もう少しお預けだ。

27.展望台
展望台は「松風閣」という明治20年ごろに建てられたレンガ造りの建物の跡にあった。「松風閣」は重要な客をもてなすゲストハウスとして使われたという。当時は東京湾の絶景が眺められたのであろう。今は根岸の石油コンビナートが眺められる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f10​​​ 1/​400​秒 48mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.「旧燈明寺三重塔」​​
展望台へ登った後、また戻って、出世観音の脇を通って「旧燈明寺三重塔」へ来た。室町時代の康正3年(1457年)に京都・木津川市の燈明寺(今は廃寺)に建てられ、大正3年(1914年)に移築された。燈明寺は江戸時代に宗派が変わった際に東明寺から燈明寺に改名されたそうだ。 瓦に東明寺と刻印されているのは、そのためだという。 園内のほぼ全域から、その姿を見ることができる三重塔は三溪園を象徴する建物になっている。現在、関東地方にある木造の塔では最も古い。重要文化財に指定されている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f7.1 1/​250​秒 22mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.「旧燈明寺本堂」の屋根​​
「旧燈明寺三重塔」からこれから向かう「旧燈明寺本堂」の屋根が見えた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f7.1 1/​250​秒 22mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
30.石橋​​​​
明治39年(1906年)の開園当初から、いつでも麦茶や香煎(麦こがし)を入れた白湯を飲む事ができたという「初音茶屋」とうところに下りてきた。そこから大池の南端にかかるこの石橋を渡る。待春軒という食事処があった。朝が早かったので小腹が減った。この日は温かく、また、歩いて来て汗ばんでいたので、冷たい蕎麦を食べようとこの待春軒に入ろうとしたが、10月以降は温かい蕎麦だけにしているという。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.3 1/​250​秒 78mm ISO400​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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31.紅葉​​​​
​​ 真っ赤に紅葉したモミジもあれば、まだ緑の葉をつけている木もある。日の当たる真っ赤に染まった葉を裏から見ると透過して鮮やかな色だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​320​秒 185mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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32.「旧燈明寺本堂」​​​​​​
「旧燈明寺三重塔」と同じく、康正3年(1457年)に京都・木津川市の燈明寺(今は廃寺)に建てられた。ただ、三溪園には、1988年(昭和62年)に5年がかりで移築・保存作業が行われ、 中世密教寺院の姿がよみがえったという。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 18mm ISO400​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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33.「旧燈明寺本堂」の仏像
本堂の中には​​仏像が安置されてい​た​​​​​​​​​。この仏像は何だろうとネットで探ってみたら、AzTakさんという方のブログに​​​「​​燈明寺の旧仏は本物は京都府木津川市兎並(うなみ)(旧相楽郡加茂町)の御霊神社に保管されているそうだが、この堂内にあるのは御霊神社に保管されている十一面観音のレプリカのようだ。」​という記述があった。​​​

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​50​秒 130mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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34.残った柿
「旧燈明寺本堂」の脇に、鳥にも啄まれずに、まだ実が残っている小さな柿の木があった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.8 1/2​50​秒 50mm ISO400​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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35.三渓園天満宮​​
大池の東側を正門の方へ進むと右手に三渓園天満宮があった。三渓園のホームぺージによれば、三溪園天満宮は、江戸時代に京都北野天満宮から勧請した間門天神がその前身だそうだ。昭和51年1月25日に三溪園に遷座し、以後三溪園天満宮として来園者に親しまれている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.5 1/2​50​秒 44mm ISO1250​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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36.キンクロハジロ♂​​​​
いったん正門まで戻る。まだ時間も早い。もう一度内苑のモミジを撮りたいと大池に沿って歩く。池には水鳥が浮かんでいる。これはキンクロハジロだ。大きさ(全長)は40cm~47cm。これくらいの大きさの鳥だと300mmで十分とらえられる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/500秒 300mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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37.マガモ♂
​​ 首周りの白い帯から上の頭の色はミドリシジミを思わせる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/250秒 300mm ISO220 ​) 露出補正​ ​なし
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38.マガモ♀
​​ ♂と全く羽色が異なる。ただし♂のエクリプスと言われる生殖羽は♀によく似た地味な色をしているが、嘴の色で♂のエクリプスと♀とは区別できるようだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/500秒 300mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
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39.「月影の茶屋」
​​ 「三渓記念館」の裏手に原三渓翁の碑があり、その前に食事処が並んでいた。そのうちの一軒、「月影の茶屋」を覗いてみると、冷たい蕎麦があるようだ。ざる蕎麦を注文し、もちろんビールも頼んだ。残念ながらビールはあまり冷えていなかった。それでも、しばらく座っていると汗も引き、落ち着いてきた。さて、これからもう一度内苑にい行ってみようと腰を上げる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f4.5 1/250秒 44mm ISO1000 ​) 露出補正​ ​なし
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40.菊花展
​​ 三渓園では11月に菊花展が行われる。今年は10月26日~明日11月23日まで行われているようだ。菊花約500点が展示され、大菊や懸崖・小菊盆栽などレパートリー豊かな菊花の世界が楽しめるという。特に江戸時代から各地で改良、伝えられてきた古典菊は、珍しく必見とあるが、残念ながら私は菊のことに知識がない。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/250秒 32mm ISO2000 ​) 露出補正​ ​なし
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41.「三渓記念館」裏手の紅葉
​​​​ 「月影の茶屋」でビールを飲んでいるときに、このきれいな紅葉を眺めていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f4.8 1/250秒 56mm ISO360 ​) 露出補正​ ​なし
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42.モミジの紅葉グラデェーション
​​​​ モミジの種類もいろいろあるが、これは葉の形からしてイロハモミジと思う。木の高いところにある枝の葉は紅葉していて、下の方の葉はまだ緑が残っている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.3 1/250秒 92mm ISO320 ​) 露出補正​ ​なし
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43.「海岸門」​​
さっきは内苑側から「海岸門」をくぐって外苑側に出たが、今度は外苑から内苑に入った。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/250秒 18mm ISO2500 ​) 露出補正​ ​なし
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44.「旧天瑞寺寿塔覆堂」のイチョウ​​​​
再び「旧天瑞寺寿塔覆堂」のところへやってきた。イチョウの古木の葉が鮮やかな黄色に輝く。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.8 1/250秒 24mm ISO1100 ​) 露出補正​ ​なし
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45.「亭榭」と「臨春閣」
「旧天瑞寺寿塔覆堂」の前から「亭榭」と「臨春閣」を眺める。モミジを配して撮る。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/250秒 18mm ISO400 ​) 露出補正​ ​なし
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46.「旧天瑞寺寿塔覆堂」の屋根と紅葉​​
迦陵頻迦(かりょうびんが)や蓮の花などの彫りの深い装飾、そりあがった「旧天瑞寺寿塔覆堂」の屋根は、重厚である。葉が深紅に染まっているモミジと橙色のモミジがある。後者はオオモミジだろうか?

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/250秒 18mm ISO400 ​) 露出補正​ ​なし
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47.美しき「聴秋閣」​​​​
三渓園のホームページには「各部の意匠は独創性・変化に富みますが、書院造としての格や茶亭としての機能に応じて緻密に構成されています。L字型の一段下がった杢板敷きの入口は舟で漕ぎ着ける場を想像させ、当初は水辺に面して建てられたのかもしれません。江戸時代はじめの上流武士階級の風流な文化が伝わります。」と説明されている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/250秒 18mm ISO1600 ​) 露出補正​ ​なし
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48.三渓園正門
午後1時過ぎ、入園口である正門へ戻ってきた。2時間半ほど三渓園に滞在したことになる。紅葉はまだ少し早かったようだが、さわやかな秋空にめぐまれ楽しい散策だった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.8 1/250秒 52mm ISO720 ​) 露出補正​ ​なし
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