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2022年9月 5日

入笠すずらん山野草公園 ② 7月28日

「八ケ岳展望台」まで来た。八ヶ岳には雲がかかっているが、視界は良い。JR中央本線、中央高速道、国道20号(中山道)が通っている富士見町が見下ろせる。
 時刻は10時20分。八ヶ岳を眺めながら、少し時間をかけて写真を撮る。八ヶ岳の主峰、赤岳の山頂辺りは雲で隠れていた。しかし、思っていたより良い天気であった。入笠山に登ったKさんはどうしてるかなと思う。山頂からの眺めはどんな具合かなと思う。夏休みが始まったばかりなので、きっと学童たちの林間学校が多いだろうと察する。山頂は彼らに占領されているのではなかろうか。

000_220728258 X800 △入笠山 Z50 18-140.jpg
高原に咲くユウスゲ 2022年7月28日 長野県諏訪郡富士見町 富士見パノラマリゾート「入笠すずらん山野草公園」

021_220728386 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 21.アサギマダラ♂ -5
     「八ケ岳展望台」からゲレンデは急斜面になり、富士見の町が眺められる。アサギマダラが悠々と花にぶら下がっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/600秒 26mm ISO 100 ) 露出補正 なし
022_220728392 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 22.アサギマダラ♂ -6
少しカメラを起こして八ヶ岳連峰を画面に入れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 14mm ISO 100 ) 露出補正 なし
023_220728112x X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 23.アサギマダラ♂ -7
アサギマダラはヒヨドリバナの花が大好きだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 45mm ISO 140 ) 露出補正 なし
024_220728122 X800 入笠山 Z50 18-140.jpg 24.八ヶ岳連峰
山頂付近の雲が取れたら姿を見たかった。「八ケ岳展望台」に置かれた案内板には、左から天狗岳(2,646m)、硫黄岳(2,760m)、少し稜線があって横岳(2,829m)、阿弥陀岳(2,805m)、そして主峰赤岳(2,899m)、少し低くなって西岳(2,398m)、権現岳(2,715m)、編笠岳(2,524m)と続く、

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 44mm ISO 110 ) 露出補正 なし
025_220728133t X800 ◎入笠山 クジャク Z50 18-140.jpg 25.クジャクチョウ
やっとクジャクチョウが現れたと思ったら、破損した個体だった。時期的に第一化と第二化のはざまなのだろう。この日見たクジャクチョウはこの1頭のみだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 98mm ISO 220 ) 露出補正 なし
026_220728403 X800 ▲入笠山 RX10M4.jpg 26.キアゲハ♂
高原のキアゲハはなかなか見栄えがする。カワラナデシコ(河原撫子)で吸蜜していて翔び立ったところだ。偶然ピントが合ってくれた。惜しいことに右側の尾状突起の先がちょっとだけ切れていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 250 ) 露出補正 なし
027_220728137 X800 △入笠山 Z50 18-140.jpg 27.モンキチョウ♂
ピントが少し外れてしまった。紫色の花はイブキジャコウソウ(伊吹麝香草)と思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 98mm ISO 200 ) 露出補正 なし
028_220728146 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 28.ミドリヒョウモン♀ -3
♀はほとんどが破損、擦れがないきれいな個体だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 200 ) 露出補正 なし
029_220728420 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 29.ノアザミに来たキアゲハ -1
これは先の個体とは異なる個体で尾状突起も切れていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 250 ) 露出補正 なし
030_220728434 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 30.ノアザミに来たキアゲハ -2
前の写真と同じ個体だ。躍動感のあるショットだと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 200 ) 露出補正 なし
031_220728441 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 31.テングチョウ♀ -1
まだ羽化して間もない鮮やかな個体と思う。来春の5月くらいまでは生きるのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO 200 ) 露出補正 なし
032_220728156t X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 32.テングチョウ♀ -2
テングチョウの雌雄は裏面で同定できる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 250 ) 露出補正 なし
033_220728157 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 33.アサギマダラ♀
アサギマダラは♂の方が圧倒的に多いが、初めて♀を撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 49mm ISO 400 ) 露出補正 なし
034_220728164 X800 ◎入笠山 ウラギンヒョウモン Z50 18-140.jpg 34.ウラギンヒョウモン♂ -2
ここでは、ミドリヒョウモンが吸蜜するのはヒヨドリバナばかりだが、ウラギンヒョウモンはノアザミの方が好きなようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 720 ) 露出補正 なし
035_220728450t X800 ◎入笠山 ギンボシ RX10M4.jpg 35.ギンボシヒョウモン♂
ギンボシヒョウモンを探していたが、やっと現れてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 38mm ISO 320 ) 露出補正 なし
036_220728174 X800 ◎入笠山 メスグロ Z50 18-140.jpg 36.メスグロヒョウモン♂
本種の♂の裏面は、ウラギンスジヒョウモンや、オオウラギンスジヒョウモンと似るところがあるが、表はクモガタヒョウモンに似るところがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 400 ) 露出補正 なし
037_220728180 X800 ◎入笠山 ウラギン Z50 18-140.jpg 37.ウラギンヒョウモン♂ -3
またノアザミに来ていたのはギンボシヒョウモンだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 63mm ISO 180 ) 露出補正 なし
038_220728468 X800 ◎入笠山 レンゲショウマ RX10M4.jpg 38.レンゲショウマ(蓮華升麻)
wikipediaによれば、高さは80cm程度となり、写真にあるような丸い蕾をつける。赤みを帯びた光沢のある薄紫の上品で気品あふれる花が、様々な方向を向いて咲く。花の直径は4センチほど。萼も花弁も共に花弁状に見える。萼は花弁状で平らに開き、花弁は抱えるように咲くため、一見では二段構えに花弁が並んでいるように見える。和名は花がハス(蓮華)のように咲き、葉がサラシナショウマに似ているので付けられた。関東では奥多摩の御岳山が有名である。箱根湿性花園でキレンゲショウマを見たことがある。光線が悪く良い写真が撮れなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO 500 ) 露出補正 なし
039_220728478 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 39.アサギマダラ♂ -8
この花はヒヨドリバナではなく、葉が輪生しているように見えたのでヨツバヒヨドリかもしれない。いずれにしてもアサギマダラが好む似たような花である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO 400 ) 露出補正 なし
040_220728196 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 40.ヒメキマダラヒカゲ♂ -1
高原のササ類の生える落葉広葉樹林~常緑針葉樹林に生息し個体数は多い。これは♂だと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 450 ) 露出補正 なし
041_220728485 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 41.ヒメキマダラヒカゲ♂ -2
クガイソウの花で吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 320 ) 露出補正 なし


2022年9月 1日

入笠すずらん山野草公園 ① 7月28日

長野県諏訪郡富士見町にある富士見パノラマスキー場は1987年12月の開業。当初はスキーブームで事業は順調に立ち上がったのだが、1992年に第3ゲレンデを900mから一気に3,000mとする大規模なゲレンデ拡張を行い、ゴンドラリフトを増設したのが裏目に出て、経営改善のために富士見町が東急リゾートサービスと業務提携し、運営主体はそのままに、東急側が運営業務のマネージメントを行っている。しかし、今や夏季にはゲレンデをマウンテンバイクのコースとして活用しているほか、ゴンドラの山頂駅周辺には山野草公園や入笠湿原があり、多くのハイキング客で賑わっている。
 以前にも数回入笠山へ行っているが、その時はすべて、「マナスル山荘」のある入笠山登山口までマイカーで入って、帰路は、千代田湖キャンプ場がある金沢峠を抜けて諏訪へ出ていた。その後、しばらく行っていなかったが一昨年の8月4日に久しぶりにに入笠山へ行ったときには、山頂直下(マナスル山荘)へアクセスする入笠林道は4月末から11月中旬にかけてマイカー規制が実施されていた。事前に承知していたので、ゴンドラを利用して行ったのだが、そのゴンドラの山頂駅に「入笠すずらん山野草公園」があり、多くのチョウが翔んでいた。
 そのことを旅友達のKさんに話したところ、一度行って見たいと言われていた。7月の下旬と考えていたが、なかなか天気が定まらない。午前中は何とか大丈夫だろうと判断して、朝6時に横浜を出発した、9時にはゴンドラ乗り場に着いた。

 入笠山へ登り、大河原湿原へ歩くというKさんと、ゴンドラの頂上駅の散策路案内図の前で、午後1時にゴンドラ駅で合流することにして別れ、私は、「入笠すずらん山野草公園」で蝶撮りに専念することにした。
 一昨年は8月4日に来ている。それより、1週間ほど早い。一昨年は大分擦れた個体しかいなかったギンボシヒョウモンは新鮮な個体が翔んでいたし、一昨年は多く見たメスグロヒョウモンの雌は全く見なかった。タテハチョウに関しては破損したクジャクチョウを1頭だけ目撃したが、一昨年見られたヒオドシチョウ、シータテハ、エルタテハは全く姿を見せなかった。時間の経過の順に、今回撮影してきたチョウを見て行きたい。

000_220728333 X700 ◎入笠山 RX10M4.jpg
ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ  2022年7月28日 長野県諏訪郡富士見町 富士見パノラマリゾート

001_220728010m X800 〇入笠山 Z50 18-140.jpg 1.「ゴンドラすずらん」
9時にゴンドラに乗った。何とか天候が悪くなりませんようにと願う。富士見町を見下ろす。しばらく進むと傾斜が急になった。高低差730mの1,780mのゴンドラ山頂駅へ向かう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 47mm ISO 400 ) 露出補正 なし
002_220728015 X800 〇入笠山 Z50 18-140.jpg 2.ゴンドラ山頂駅へ
どうやら雲の上に出たようだ。ゴンドラ山頂駅の上には青空が見える。午後1時くらいまで、天気がもってくれることを祈る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 125 ) 露出補正 なし
003_220728298 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 3.アカタテハ
ゴンドラ山頂駅から「入笠すずらん山野草公園」の入り口まで歩く途中に、夏型のサカハチチョウが翔んでいた。残念ながら撮影できず。Kさんと午後1時に再会することにして、私は「入笠すずらん山野草公園」を歩くことにする。最初に迎えてくれたのはアカタテハだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 400 ) 露出補正 なし
004_220728022 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 4.ミドリヒョウモン  -1
ここはミドリヒョウモンが多い。昨年は、雌も多く見かけたが、この日は雄の発生最盛期のようで、きれいな個体が多かった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 560) 露出補正 なし
005_220728029 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 5.ミドリヒョウモン  -2
このレンズは背景のボケもなかなかきれいだと思う。望遠端140mm でf6.3 開放で撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 360) 露出補正 なし
006_220728307 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 6.クガイソウ(九蓋草)に来たスジグロシロチョウ
クガイソウもチョウの好きな花である。和名は葉が何層にもなっているところに由来する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO 320 ) 露出補正 なし
007_220728310 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 7.ミドリヒョウモン  -3
ミドリヒョウモンも傷のないきれいな個体だが、止まっている葉もきれいな緑だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 250 ) 露出補正 なし
008_220728313 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 8.ミドリヒョウモン  -4
クガイソウで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 200 ) 露出補正 なし
009_220728318 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 9.ウラジャノメの出会い ウラジャノメが止まっていた。ウラジャノメは少し前に発生した個体のようで擦れてしまっていたが、撮影しようと近寄っていくと翔び立たれてしまった。眼で追っていると、下に落ちるように急に見えなくなってしまった。傍に行って見ると翅を閉じているもう1頭のウラジャノメと、向かい合うようにして止まっている。多分、翔んでいったのが で、葉に静止していたのが なのだろう。 はよく見つけられるものだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 320 ) 露出補正 なし
010_220728328 X800 〇入笠山 RX10M4.jpg 10.クロヒカゲ
クロヒカゲも擦れた個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 400 ) 露出補正 なし
011_220728052 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 11.ミドリヒョウモン  -1
ミドリヒョウモンは も発生している。昨年来たときは著しく黒い暗色型の が多かったが、この個体はふつうだった。沢山咲いているヒヨドリバナにはミドリヒョウモンや、アサギマダラが多く見られる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 800) 露出補正 なし
012_220728057x X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 12.アサギマダラ  -1
10時少し前になった。翔んでいるアサギマダラの数が多くなったように思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 1000) 露出補正 なし
013_220728062 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 13.ミドリヒョウモン  -2
11.の写真の より、少し暗色になっている。生まれたばかりのように傷も擦れもないきれいな個体である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 320) 露出補正 なし
014_220728077tm X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 14.アサギマダラ  -2
後翅の肛角部近くに黒斑の性標があるので、雌雄の同定はしやすい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 250) 露出補正 なし
015_220728083x X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 15.アサギマダラ  -3
すぐそばに咲いていたヒヨドリバナに止まった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 56mm ISO 160) 露出補正 なし
016_220728087x X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 16.アサギマダラ  -4 前の写真と同じ個体である。少し翅を開いてくれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 56mm ISO 100) 露出補正 なし
017_220728348 X800 〇入笠山 RX10M4.jpg 17.ミドリヒョウモン  -5
ストローを伸ばして、ヒヨドリバナの蜜を吸う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO 250 ) 露出補正 なし
018_220728354 X800 ▲入笠山 RX10M4.jpg 18.ミドリヒョウモン  -6 飛翔
ミドリヒョウモンはヒヨドリバナからヒヨドリバナへと翔び回る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO 250 ) 露出補正 なし
019_220728366 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 19.ミドリヒョウモン  -7
ゴンドラの山頂駅から「入笠すずらん山野草公園の散策路」を左右を見ながら、ジグザクに歩いて、「八ケ岳展望台」まで来た。ここから富士見町越しに八ヶ岳連峰が眺められる。ここからゲレンデは急なダウンヒルになっていく。フジバカマに混じって、シモツケの花が咲いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 114mm ISO 200 ) 露出補正 なし
020_220728372 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 20.ウラギンヒョウモン -1
ノアザミに来たウラギンヒョウモン。特に表はギンボシヒョウモンと区別し難いが、前翅の性標がはっきりしているのでウラギンヒョウモンと同定した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO 125 ) 露出補正 なし


2021年8月 5日

池の平と嬬恋鹿沢 2 of 3  7月19日 コヒョウモンモドキを狙う

2日目の朝はアイノミドリシジミの活動時間に合わせて、昨日様子を見てきたポイントへ行く予定だった。しかし、一昨年の台風19号の豪雨のため、橋が流されてしまい、その場所へ安全に行くことが出来ないので、あきらめざるを得ない。
 昨日到着後に寄った野草園で発生初期のコヒョウモンモドキに会えた。午前中はそこでコヒョウモンモドキを狙うことにした。まずまずの成果が得られたと思う。
 午後からは、湯の丸キャンプ場から湯の丸山の鐘分岐へ上がり、こんこん平と呼ばれるスキー場の第一リフトの上に出てミヤマシロチョウを撮ろうかと考えていた。しかし、暑さが厳しく、疲れもあったので、午後は早めに温泉に入ってのんびり過ごすことにした。

33.ヒョウモンチョウ -1
8時半、野草園を歩き始めた。さっそく小型のオレンジ色が飛ぶので追いかけ、黄色い花に来たところを撮った。飛び方はコヒョウモンモドキと変わりなく見えたが、形はやや大きく、ヒョウモンチョウだった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
033_210719006 X800 ◎嬬恋鹿沢 メタカラコウD5300 TAMRON 90.jpg
34.ヒョウモンチョウ -2
吸蜜している花はメタカラコウ(雌宝香)。キク科の多年草である。ヒョウモンチョウはコヒョウモンに似るがここにいるのはヒョウモンチョウだ。ヒョウモンチョウもコヒョウモンもいる所には個体数は少なくないが、ヒョウモンチョウの方は旬絶滅危惧種になっている。草原環境の減少で彼らには住みにくくなっているようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
034_210719009 X800 ◎嬬恋鹿沢 D5300 TAMRON 90.jpg
35.コキマダラセセリ -1
野草園にはノアザミが多く咲く。この花もチョウの好きな花だ。そこへセセリチョウが飛来し、吸蜜を始めた。コキマダラセセリのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
035_210719139m X800 ◎嬬恋鹿沢 RX10M4.jpg
36.コキマダラセセリ -2
翅表が見えた。どうやら雌のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
036_210719233 X800 ◎嬬恋鹿沢 コキマダラセセリ RX10M4.jpg
37.コキマダラセセリ -3
マクロで撮った。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
037_210719077 X800 ◎嬬恋鹿沢 D5300 TAMRON 90.jpg
38.コヒョウモンモドキ -1
8時40分、ヨツバヒヨドリで吸蜜しているコヒョウモンモドキを発見。シジミチョウのように小さい。向こうに見えるのは桟敷山(1,915m)。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
038_210719169 X800 ◎嬬恋鹿沢 コヒョウモンモドキ RX10M4.jpg
39.コヒョウモンモドキ -2
同じ個体。「フィールドガイド 日本のチョウ」では、は翅表の黒色部が発達するとあるので、のように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 94mm ISO100 ) 露出補正 なし
039_210719162 X800 ◎嬬恋鹿沢 コヒョウモンモドキ RX10M4.jpg
40.コヒョウモンモドキ -3
同じ個体。裏面を観察。好きな花を見つけると、しばらく落ち着いて吸蜜している。ヨツバヒヨドリが咲いていてくれてよかった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
040_210719030 X800 ◎嬬恋鹿沢 D5300 TAMRON 90.jpg
41.コヒョウモンモドキ -4
そこにもう1頭コヒョウモンモドキが飛来した。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
041_210719042 X800 ◎嬬恋鹿沢 D5300 TAMRON 90.jpg
42.コヒョウモンモドキ -5
まるで顔を見合わせているようだ。となのだろうか。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
042_210719048 X800 ◎嬬恋鹿沢 D5300 TAMRON 90.jpg
43.コヒョウモンモドキ -6
向こう側の個体の頭部が隠れてしまっているので、吸蜜しているのかどうかわからない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
043_210719061 X800 ◎嬬恋鹿沢 D5300 TAMRON 90.jpg
44.コヒョウモンモドキ -7
向こう側の個体が尾端を曲げて求愛していて、手前の個体が尾端を上げて拒否しているようにも見える。交尾は成立しなかった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/640秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
044_210719059 X800 ◎嬬恋鹿沢 D5300 TAMRON 90.jpg
45.ウラギンヒョウモン -1
大形のヒョウモンがノアザミに来た。ギンボシヒョウモンではなく、ウラギンヒョウモンのようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO110 ) 露出補正 なし
045_210719066 X800 ◎嬬恋鹿沢 D5300 TAMRON 90.jpg
46.ウラギンヒョウモン -2
元気に飛び回ってはノアザミで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 94mm ISO100 ) 露出補正 なし
046_210719216 X800 ◎嬬恋鹿沢 ウラギン RX10M4.jpg
47.ヒメキマダラセセリ
小さなセセリチョウだった。ヒメキマダラセセリの雄と思う。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
047_210719098 X800 ◎嬬恋鹿沢 D5300 TAMRON 90.jpg
48.ホオジロ
5~6m離れたところの木の枝に鳥が止まった。何だか確認できないまま、フォーカスして連写で撮った。後で調べてみるとホオジロのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
048_210719269 X800 ◎嬬恋鹿沢 ホオジロ RX10M4.jpg
49.ヒョウモンチョウ -3
ヒョウモンチョウも飛ぶようになった。飛翔中はコヒョウモンモドキと区別しにくいが、本種の方が大きい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
049_210719288 X800 ◎嬬恋鹿沢 RX10M4.jpg
50.ヒョウモンチョウ -4
チダケサシで吸蜜。前翅の外縁に丸みがあるのでと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
050_210719298 X800 ◎嬬恋鹿沢 RX10M4.jpg
51.ヒョウモンチョウ -5
前と同じ個体。きれいな個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
051_210719311 X800 ◎嬬恋鹿沢 RX10M4.jpg
52.コヒョウモンモドキ -8
今度はチダケサシにコヒョウモンモドキがきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO160 ) 露出補正 なし
052_210719334 X800 ◎嬬恋鹿沢 コヒョウモンモドキ RX10M4.jpg
53.コヒョウモンモドキ -9
花から顔を出すのを待って撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
053_210719342 X800 ◎嬬恋鹿沢 コヒョウモンモドキ RX10M4.jpg
54.コヒョウモンモドキ -10
チダケサシでも落ち着いて吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 208mm ISO100 ) 露出補正 なし
054_210719370 X800 ◎嬬恋鹿沢 コヒョウモンモドキ RX10M4.jpg
55.コヒョウモンモドキ -11
同上。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 205mm ISO100 ) 露出補正 なし
055_210719383 X800 ◎嬬恋鹿沢 コヒョウモンモドキ RX10M4.jpg
56.コヒョウモンモドキ -12
同上。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO100 ) 露出補正 なし
056_210719391 X800 ◎嬬恋鹿沢 コヒョウモンモドキ RX10M4.jpg
57.コヒョウモンモドキ -13
コヒョウモンモドキはこのように花が咲く草むらの低いところを飛び、気にいった花で吸蜜する。クガイソウも咲いている。クガイソウは本種の食草のひとつだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f8 1/500秒 90mm ISO500 ) 露出補正 なし
057_210719109 X800 ◎嬬恋鹿沢 D5300 TAMRON 90.jpg
58.コヒョウモンモドキ -14
チダケサシでも10分近く吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
058_210719416 X800 ◎嬬恋鹿沢 コヒョウモンモドキ RX10M4.jpg
59.コヒョウモンモドキ -15
最後の1枚。実際に撮影した個体数は4~5頭だったが、充実した時間を過ごすことが出来た。「フィールドガイド 日本のチョウ」に草原環境の減少や開発、シカによる(食草の)食害などに寄って減少が著しく、現存の生息地は少ないとされている。ここで心配なのはシカの食害かなと思うが、人為的な現象はあって欲しくない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
059_210719433 X800 ◎嬬恋鹿沢 コヒョウモンモドキ RX10M4.jpg


2020年8月30日

入笠山 ゲレンデは花盛り(5・終) 8月4日

午後1時半、2巡目の八ヶ岳展望台に来た。これから、ゆっくりゴンドラ山頂駅へ戻り、ゴンドラで下りようと思う。
 この日は、入笠山で初めてゴンドラに乗って上がったが、思いもかけずに, 標高1,780m~1,740Mのスキーゲレンデに沿って設けられている「入笠すずらん山野草公園」を知った。人の手で植えられたものなのかどうかはわからないが、ヒヨドリバナやクガイソウといったチョウたちの好きな花が沢山咲いていた。そして、高原のチョウたちの天国だった。
 それほど広くない「入笠すずらん山野草公園」で20種弱のチョウが舞うのが見られたが、種類の多さ、そして、それらの個体数の多さには驚いた。予定では、大阿原湿原や、入笠牧場、入笠山斜面の花畑、入笠湿原などを歩こうと思っていたが、その意欲は消されてしまった。
 次回は季節を変えて訪れてみたい。その時には、大阿原湿原など、この日歩かなかったところも巡ってみたいと思う。

086_200804649 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 86.八ヶ岳展望台 -2
コナシゲレンデの端からパラグライダーが飛ぶ。左側が正面から八ヶ岳が展望ができ、その右側(南側)は、雲がかかって見えなかったが、富士山、鳳凰三山 、甲斐駒ヶ岳の方向になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
087_200804655t X800 入笠公園 RX10M4.jpg 87.エゾカワラナデシコに来たキアゲハ
ナデシコは「愛しい子」を表す「撫し子」がその名の由来だそうだ。「撫でるほど可愛い子」から名づけられたと云う説もあるそうだ。この花は、ミヤマカラスアゲハなどのチョウにも好まれる。このキアゲハは残念ながら後翅が破損していたので、トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO200 ) 露出補正 なし
088_200804659 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 88.ミドリヒョウモンと八ヶ岳
ヒヨドリバナに来ていたミドリヒョウモンをシモツケの群落の背後に八ヶ岳を入れて撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
089_200804032 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 89.ヤマトスジグロシロチョウ
私が昆虫少年だったころはヤマトスジグロシロチョウという名はなかった。スジグロシロチョウと、エゾスジグロシロチョウだったが、エゾスジグロの方が近年の研究で、北海道にいる亜種と本州にいる亜種が別種とされて、北海道にいる亜種がエゾスジグロシロチョウという和名を継承し、本土亜種がヤマトスジグロシロチョウと呼ばれるようになったのだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし  
090_200804035 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 90.2頭のミドリヒョウモン♂
2頭両方の顔にピントを合わせるのは難しい。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
091_200804042 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 91.ソバナに来たアサギマダラ♂
ツリガネニンジンソウによく似た花だが、花が輪生していないのでソバナだと思う。アサギマダラとの取り合わせが良い。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
092_200804663 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 92.クジャクチョウ -9
クジャクチョウは発生適期なのだろうか個体数も多く、ほとんどがきれいな個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
093_200804678 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 93.メスグロヒョウモン♂ -2
メスグロヒョウモン♂とミドリヒョウモンの♂は、翅表はよく似ている。メスグロの裏面は、オオウラギンスジヒョウモンに似ていて、ミドリとは明らかに相違するのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
094_200804048 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 94.ヒメキマダラヒカゲとジャノメチョウ
異種同卓。左がヒメキマダラヒカゲ、右がジャノメチョウ。共に♂のようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO900 ) 露出補正 なし
095_200804051 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 95.アサギマダラ♀とミドリヒョウモン♂
クガイソウの花にアサギマダラとミドリヒョウモンが同席。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO900 ) 露出補正 なし
096_200804062 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 96.ヒメキマダラヒカゲ♂
ヒメキマダラヒカゲは「入笠すずらん山野草公園」の下のほうから、中ほどのあずまやの辺りに多く見られた。  

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO1000 ) 露出補正 なし
097_200804683 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 97.ウラギンヒョウモン♂ -3
クガイソウにウラギンヒョウモンがいた。ウラギンヒョウモンの♂は擦れている個体が多いように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO160 ) 露出補正 なし
098_200804687 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 98.ギンボシヒョウモン♂ -1
ギンボシヒョウモンと同定したが、ウラギンヒョウモンと区別がつけ難い。「入笠すずらん山野草公園」の上の方はウラギンヒョウモン、ギンボシヒョウモンが多くなる。コナシゲレンデの方にも飛んでいる。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO250 ) 露出補正 なし
099_200804074 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 99.ギンボシヒョウモン♂ -2
ノアザミにギンボシヒョウモンが来ていた。これはきれいな個体だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
100_200804077 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 100.ギンボシヒョウモン♂ -3
前の写真と同じ個体である。裏面後翅の斑紋が見える。これでギンボシヒョウモンと同定できる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
101_200804697 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 101.スジボソヤマキチョウ♀ -1
歩いている「 入笠すずらん山野草公園 」から、ふとコナシゲレンデを見ると、スジボソヤマキチョウが飛んでいる。柵があってすぐにゲレンデには入れないが、カフェがある上の方まで行ってから、コナシゲレンデを下りてきた。小さなピンクの花で吸蜜していた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 217mm ISO100 ) 露出補正 なし
102_200804703 X800 〇a入笠公園 RX10M4.jpg 102.スジボソヤマキチョウ♀ -2 開翅
ゲレンデに咲く小さなピンクの花から花へとはばたいていたが、タイミングよく表が旨く撮れた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 218mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
103_200804707 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 103.スジボソヤマキチョウ♀ -3 開翅
スジボソヤマキチョウは、花などに止まるときは必ず翅は閉じる。翅表を撮るにはこういうチャンスを待つ以外にない。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 218mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
104_200804095 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 104.スジボソヤマキチョウ♀ -4
スジボソヤマキチョウは、高原の花畑を楽しんでいるようだった。このチョウは成虫で越冬し、翌春には色は退職し、傷んで透けそうな翅で姿を現す。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
105_200804715 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 105.ゴンドラのキャビン
午後2時を過ぎた。このゴンドラで駐車場へ戻る。8人乗りだが、往復とも他のお客さんは乗ってこなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1000秒 16mm ISO1600 ) 露出補正 -1.0段
106_200804719 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 106.「すずらんゴンドラ」
全長2,489m、高低差730mのゴンドラで、標高1,050mの山麓駅までいっきに下る。キャビンの中からマウンテンバイクのコースが見え隠れする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
107_200804723m X800 入笠公園 RX10M4.jpg 107.パラグライダー
ゴンドラのキャビンの中から滑空するパラグライダーが見えた。wikipediaによると、スポーツとしてのパラグライダーは、1978年頃、フランスのスカイダイバーが山の斜面からスクエアーパラシュート(四角いパラシュート)で下りたのが始まりとされる。  日本で普及し始めたのは1986年から。当初は滑空性能が低くスキー場のゲレンデを斜面と並行に滑空を楽しむ程度のもので飛行時間にして約3〜5分程度であったそうだ。入笠山には「JMB富士見パノラマ パラグライダー・スクール」がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 151mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段

過去5回ほど入笠山に行っているが、今回、初めてゴンドラを利用したことで、今までその存在さえ知らなかった「入笠すずらん山野草公園」で、思いもかけず多くのチョウたちに会うことが出来、楽しい時間を過ごした。全部で2,000ショットほどのシャッターを切ったなかから選んだが、同じような写真が多く、ご退屈なことだったと思うがお許し願いたい。


2020年8月22日

入笠山 ゲレンデは花盛り(3) 8月4日

「入笠すずらん山野草公園」の中ほどに、あずまやがあった。来る途中、談合坂SAで買っておいたサンドウィッチをアイスバッグに入れ、リュックに入れて持ち歩いていたが、そのあずまやで、リュックを下ろし、ランチ・タイムにした。食べていても、辺りを翔ぶチョウたちが気になる。
 今日はここ「入笠すずらん山野草公園」で写真を撮って、終わりにしようと腹を決めた。最後に来た時から10年もたつので、入笠山の斜面にある花畑や、大阿原湿原も、随分変わっているかもしれないが、それは次に来るときの楽しみにしておこうと自分に言い聞かせた。
 早々にランチタイムを切り上げて、今度はゴンドラ山頂駅の方へ歩いた。

045_200804326 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 45.ミドリヒョウモン♀ -4
クガイソウにミドリヒョウモンの♀がいた。♀は♂に比べて暗色になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO320 ) 露出補正 なし
046_200804336 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 46.ミドリヒョウモン♀ -5 暗色型
ひときわ黒いミドリヒョウモンの♀がいた。ヒヨドリバナに飛来した時は、何か違う種かと見紛う。今まで見てきたミドリヒョウモンの♀では最も黒い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
047_200804347 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 47.ミドリヒョウモン♀ -6 暗色型
同じ個体だが、きっちり撮っておきたかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
048_200804350 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 48.ミドリヒョウモン♀ -7
ヨツバヒヨドリに飛来した一般的なミドリヒョウモンの♀は、暗色型と比べると同じ種かと思うほど差がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
049_200804353 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 49.ミドリヒョウモンの♂と♀
クガイソウで知らぬ振りで食事をする♂♀ミドリヒョウモン。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO400 ) 露出補正 なし
050_200804362 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 50.ミドリヒョウモン♂3頭と♀1頭
クガイソウに集まるミドリヒョウモンたち。ミドリヒョウモンの個体数は極めて多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO500 ) 露出補正 なし
051_200804370 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 51.コオニユリに3種のチョウ
コオニユリでキアゲハ、ギンボシヒョウモン、ミドリヒョウモンが吸蜜中。ギンボシヒョウモンとウラギンヒョウモンを翅表で同定するのは難しいが、ギンボシヒョウモン♂の方は前翅下方の翅脈上にある性標がウラギンヒョウモンに比べて細く不鮮明である。ギンボシと同定したが、ウラギンかもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO250 ) 露出補正 なし
052_200804384t X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 52.キアゲハ♂ -2
このキアゲハは尾状突起を失っていた。トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO320 ) 露出補正 なし
053_200804389 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 53.ジャノメチョウ -1
あずまやの傍で撮った。きれいな個体である。ゴルフ場などでよく見られるチョウだ。♀と思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO640 ) 露出補正 なし
054_200804398 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 54.ミドリヒョウモン♀ -8
これも暗色型ではあるが、写真46.47.と比較すると、通常の暗色型だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO500 ) 露出補正 なし
035_200804287 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 55.ミドリヒョウモン♀ -9
これはもはや暗色型ではない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO250 ) 露出補正 なし
056_200804411 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 56.ミドリヒョウモン♂ -6
大好物のヒヨドリソウが多数咲き、ミドリヒョウモンにとっては天国のようなところなのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
057_200804414 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 57.ミドリヒョウモン♀ -10
ミドリヒョウモンの写真ばかりになってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
058_200804421 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 58.コチャバネセセリ -2
ヨツバヒヨドリにコチャバネセセリが来ていた。ここにはコキマダラセセリやヒメキマダラセセリの姿は見られない。ヨツバヒヨドリはヒヨドリバナの変種で葉が4枚茎に輪生する。一方ヒヨドリバナの葉は向かい合って2枚対生している。花は全く同じようなので、遠くからは見分けられない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO160 ) 露出補正 なし
059_200804428 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 59.ジャノメチョウ -2
これは表翅がより黒いので♂のように思える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
060_200804435m X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 60.花園の中のアサギマダラ
これくらいの画角で撮ると、必ず何頭かのチョウが映りこむほど、チョウ密度が高い。キオンの花も咲いているが、チョウたちが好きなのはヒヨドリバナやヨツバヒヨドリだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO640 ) 露出補正 なし
061_200804438 X800 入笠公園 エゾリンドウ RX10M4.jpg 61.エゾリンドウ(蝦夷竜胆)
まだ蕾も多いが、エゾリンドウが咲き始めていた。日本原産で、北海道から本州、近畿以北にかけて分布し、山地の湿地帯に生えるという。北方に多いのでエゾ(蝦夷)の名がついたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 51mm ISO320 ) 露出補正 なし
062_200804441 X800 入笠公園 キツリフネ ノコギリグサ RX10M4.jpg 62.ゲレンデに咲く花
あずまやからゴンドラ山頂駅の方に歩いてきて、駅の洗面所を使って、再びコナシゲレンデを下っていく。八ヶ岳方面を見渡すとゲレンデには黄色いキツリフネ(黄釣舟)や白く小さいセイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)の花が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし


2020年8月18日

入笠山 ゲレンデは花盛り(2) 8月4日

「入笠すずらん山野草公園」の散策路を、花を観賞するグループと行き交いながら、コナシゲレンデの先端に設けられた八ヶ岳展望台まで下りて行く。
 八ヶ岳を背景にしてチョウを撮ろうと試みるが、なかなか良い構図を作れない。
 「入笠すずらん山野草公園」の中を行ったり来たりして、写真を撮り続ける。シャッター・チャンスは次から次とあるので、忙しい。あっという間に時間が過ぎる。メスグロヒョウモンの♀で左後翅の一部が白化した個体が飛んでいるのを見つけたが、しばらくしてミドリヒョウモンの♂で翅の色が飛んでしまって白くなっている個体も見た。鱗粉が剥げ落ちたのではなさそうだ。

  023_200804232 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg   23.ミドリヒョウモン♂ -4
クガイソウも蝶の好きな花だ。以前、大阿原湿原を歩いた時もクガイソウが咲いていたが、そこに飛来したシータテハの秋型の美しさに目を奪われたのを思い出す。漢字で九蓋草と書くが、茎に輪生する葉が層になってつくことに由来するという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO250 ) 露出補正 なし
  024_200804239 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 24.アサギマダラとミドリヒョウモン
クガイソウには一つの花穂に数種、数頭のチョウが吸蜜していることがある。アサギマダラは♀、ミドリヒョウモンは♀

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO320 ) 露出補正 なし
025_200804253 X800 〇入笠公園 白化 RX10M4.jpg 25.メスグロヒョウモン♀ 白化?
メスグロヒョウモンの♀がいた。ただ、よく見ると左側後翅の下部が異様に白い。擦れて鱗粉が剥落しているのとは違うようだ。ネットで識者の報告があるかどうか検索したところ、メスグロヒョウモンではないが、yada1さんの「蝶鳥ウォッチング」https://yoda1.exblog.jp/16494630/ というブログで、オオウラギンスジヒョウモンの白化型(色調異常)の記述があった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO160 ) 露出補正 なし
026_200804260 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 26.スジボソヤマキチョウ♂
代表的な高原のチョウである。本当はヤマキチョウに会いたいのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 143mm ISO100 ) 露出補正 なし
027_200804265 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 27.キアゲハ♂ -1
鮮やかな赤紫色のノアザミの花にキアゲハ♂が来た。次々と新しい被写体が現れるので忙しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO200 ) 露出補正 なし
028_200804271 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 28.八ヶ岳展望台
ゴンドラ山頂駅から写真を撮りながら歩き、40分経過した。八ヶ岳展望台は、八ヶ岳が正面に見えるコナシゲレンデの先端であり、「入笠すずらん山野草公園」が終わるところにある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 19mm ISO100 ) 露出補正 なし
029_200804274 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 29.八ヶ岳展望台からの眺め
富士見町、中央自動車道の向こうに八ヶ岳連峰を望む。残念ながら主峰の赤岳(2,899m)やその左に続く阿弥陀岳(2,805m)、横岳(2,829m)には雲がかかっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
030_200804278 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 30.ミドリヒョウモン♂ -5
八ヶ岳連峰を背景にしたかったが良い構図を作れなかった。絞り込みもしなくてはいけないのかもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 22mm ISO100 ) 露出補正 なし
031_200804282 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 31.ミドリヒョウモン♂5頭とアサギマダラ
画面に写るヒヨドリソウの花々に、ミドリヒョウモン♂が5頭とアサギマダラが吸蜜に来ていた。ひょっとすると一番左のオレンジはメスグロヒョウモンの♂かもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO250 ) 露出補正 なし
032_200804007 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 32.ウラギンヒョウモン♂ -2
ウラギンヒョウモンはミドリヒョウモンに比べ発生時期が早いのか、擦れている個体が多かった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
033_200804010 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 33.アサギマダラ -3
再びゴンドラ山頂駅の方に戻ろうとしている。この辺りはアサギマダラが多い。きれいな♀だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
034_200804011 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 34.ミドリヒョウモン♀ -2
ミドリヒョウモンはまだ♂の方が多いが、♀も元気に飛んではヒヨドリバナを訪花する。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
035_200804287 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 35.ミドリヒョウモン♀ -3
止まっている花は、ヒヨドリバナによく似るが、ヨツバヒヨドリと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
036_200804014 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 36.コチャバネセセリ -1
コチャバネセセリは南西諸島を除いて、日本全土の山地から平地にかけて何処にでもいるようだ。横浜の舞岡公園でもよく見るチョウである。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
037_200804016 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 37.アサギマダラ -4
これは♂だ。後翅の肛角部のあたりに黒い紋(性標)があるので♀と区別できる。90mmマクロで撮ると背景がきれいにボケる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
038_200804293 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 38.ヒメキマダラヒカゲ -1
甲信越の高原の代表的なヒカゲチョウだ。時にタテハチョウの仲間のように敏捷な動きをする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO320 ) 露出補正 なし
039_200804295 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 39.ヒメキマダラヒカゲとミドリヒョウモン♂
沢山花があるのにどういうわけか一つの花にチョウが集まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO320 ) 露出補正 なし
040_200804300 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 40.アサギマダラ -5
アサギマダラはこんな環境のところに多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
041_200804030 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 41.キバネセセリ♀ -1
あまり見ることのないセセリが飛んできた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし  
042_200804315 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 42.キバネセセリ♀ -2
セセリチョウのなかでは大型で、特徴のある色調をしている。山地性のチョウである。♀は前翅に灰黄色の斑紋が鮮明で、♂と区別できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
043_200804323 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 43.ミドリヒョウモンとメスグロヒョウモン -1
クガイソウが沢山咲いていて、多くのミドリヒョウモン♂が見られた。その中で中央にメスグロヒョウモンの♀がいて、その左上にはメスグロヒョウモンの♂がいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
044_200804325 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 44.ミドリヒョウモンとメスグロヒョウモン -2
少し近寄って撮ることが出来た。メスグロヒョウモンの♀は、先の斑紋異常(白化型)の個体とは異なる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO400 ) 露出補正 なし


2020年8月14日

入笠山 ゲレンデは花盛り(1) 8月4日

長かった梅雨が明けた。予定していた湯の丸高原への撮影旅行を止めてしまったあと、どこへ行く当てもない。8月に入ってからは好天が続いている。久しぶりに日帰りで入笠山へでも行って見ようかと思いついた。
 かって南アルプスの北端にある入笠山へはマイカーで5回ほど行っている。最初に行ったのは1991年、最後が2010年だった。富士見の街から車で上がって、まず、大阿原湿原を歩いて一周し、それから、また車で標高1,787mの入笠山御所平登山口まで行って、駐車場に車を置く。その頃は車の数は決して多くなかった。そこから、入笠山の裾にある花畑や、入笠牧場、入笠湿原、鐘打平を歩く。1,955mの入笠山山頂までは2回ほど登った。帰路は芝平峠から諏訪へ下りて来るのが常だった。
 入笠山山麓はスキー場として賑わい、マウンテンバイクの常設ダブルヒルコースがあり、夏はスキーのゲレンデを利用してパラグライダーの飛行も行われている。1987年12月に 富士見パノラマリゾート が開設され、標高1,050mの山麓駅から、1,780mの山頂駅までゴンドラが出来ていた。かって、マイカーで登っていた頃は、ゴンドラが出来ていることは知っていたが、スキーとマウンテンバイクのためのものとしか思っていなかった。ゴンドラ山頂駅は入笠湿原の先にあり、行ったこともなかった。
 2010年7月に行ったときは、まだマイカーで入笠山御所平登山口まで行くことが出来たが、その後、マイカーでの入山は標高 1,452mの 沢入登山口から先は規制されている。今回は、ゴンドラ山麓駅の広大な駐車場に車を置き、「すずらんゴンドラ」でゴンドラ山頂駅まで上がった。
 はじめにゴンドラ山頂駅から、スキー場のゲレンデのわきに散策路が設けられている「入笠すずらん山野草公園」に行ってみて、その後で大阿原湿原、入笠山御所平登山口、入笠牧場を歩こうと考えていた。しかし、その 「入笠すずらん山野草公園」に入るとチョウの数が多いのに驚いた。ミドリヒョウモンなどのヒョウモンたちが、飛び回っている。ヒオドシチョウが止まっているのに気が付かず、 遊歩道に 踏み込んでしまった。シータテハがいた、クジャクチョウも現れた、そしてアサギマダラもフワフワ飛んでいる。といった具合で被写体にこと欠かない。言ってみれば、それらのチョウたちは夏の高原の普通種であるが、甲信越の山に来てはじめて会える。
 結局、何処にも移動せずに、11時から2時まで、ずっとこの 「入笠すずらん山野草公園」で過ごしてしまった。カメラに収めたチョウは20種近くに及んだ。撮ってきた写真を何回かに分けて見ていただきたいと思う。

200804443b X800 入笠公園案内図 RX10M4_0000.jpg
入笠山案内図ゴンドラ山頂駅にあった案内板

  001_200804111 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 1.ミドリヒョウモン♀ -1
10時半ごろに富士見パノラマリゾートの駐車場に着き、そこから「ゴンドラすずらん」の山麓駅まで、100mか200mほど歩いたが、その間にさっそくミドリヒョウモンが出迎えてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_200804113 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 2.スキーゲレンデ
ゴンドラ山頂駅の1.750mから下りて来るスキーゲレンデは、駐車場からゴンドラ山麓駅の間に集まってくる。駐車場側から、ファミリーゲレンデ、センターゲレンデ、中級コースのシーダーゲレンデがある。これはセンターゲレンデと思う。ゴンドラの他に、ペアリフトが6基ある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 43mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_200804114 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 3.「ゴンドラすずらん」乗り場
ゴンドラ山麓駅でチケットを購入する。往復1人1,700円。コロナ対策で、用意されたカードに、名前、自宅住所、電話番号を記入した。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_200804120 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 4.ゴンドラ・キャビンからの眺め
ゴンドラは8人乗りのキャビンで、山頂駅まで全長2,489m、高低差730mを北西に向かって登っていく。東には、富士見の街を挟んで八ヶ岳連峰が眺められた。所要時間は10分か15分くらいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_200804129 X800 〇入笠公園 ウラギン RX10M4.jpg 5.ウラギンヒョウモン♂ -1
標高1,780mのゴンドラ山頂駅には11時ごろに到着した。左は入笠山御所平登山口へ向かうコースで、右はコナシゲレンデだ。コナシゲレンデは八ヶ岳の方に向かって下り、標高1,740mの八ヶ岳展望台の辺りでラーチゲレンデとアルパインゲレンデの2つのコースに分かれる。おおよそ250mくらいあるコナシゲレンデに沿って、その北側に「入笠すずらん山野草公園」がある。まず、この「入笠すずらん山野草公園」を歩いてみようと、コナシゲレンデを下り始める。クルマバナにいたウラギンヒョウモンを撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO250 ) 露出補正 なし
006_200804142 X800 〇入笠公園 ウラギン RX10M4.jpg 6.ウラギンヒョウモン♂ -2
コナシゲレンデの入り口付近で見るヒョウモンはウラギンヒョウモンが多い。ゲレンデの下からゴンドラ山頂駅を見上げるように撮った。写真の左端がゴンドラ山頂駅で、右側の建物はレストハウスだ。スキーシーズンには収容能力が足りないのではないかと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_200804146 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 7.ヒオドシチョウ -1
八ヶ岳に向かってゲレンデの左側は「入笠すずらん山野草公園」になっていて、多くの花が咲いているのが見えた。その散策路に入ると、大型のタテハチョウが飛び立った。ヒオドシチョウだ。夏にヒオドシチョウに会うのは久しぶりだ。さっそく連写で撮ったが、すぐに飛び立たれてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO160 ) 露出補正 なし
008_200804150 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 8.ヒオドシチョウ -2
飛び立ったヒオドシチョウは、少し離れたところの木の幹に止まった。開翅はしてくれないまま、森の奥へと去ってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
009_200804153 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 9.ミドリヒョウモン♂ -1
「入笠すずらん山野草公園」の遊歩道をゆっくりと下る。いろいろな花が咲いているが、これは人の手が入っているのだろう。チョウたちが好きなヒヨドリバナも多く咲いている。あちらこちらでミドリヒョウモンが舞っている。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
010_200804159 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 10.シータテハ夏型 -1
ふと見ると、ヒヨドリバナにシータテハが止まっていた。大分擦れてしまっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
011_200804002 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 11.シータテハ夏型 -2
首から下げていたTAMRONの90mmマクロを付けたD5300で同じシーンを撮影した。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
012_200804165 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 12.シータテハ夏型 -3
もう1枚、今度はCyber-shot RX10M4 の広角端で背景を写し込んだ。

    SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
013_200804006 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 13.ミドリヒョウモン♂ -2
ミドリヒョウモンは傷のないきれいな個体が多い。ここはウラギンヒョウモンなどより、ミドリヒョウモンが多いエリアだ。 

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 90mm ISO160 ) 露出補正 なし
014_200804177 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 14.クジャクチョウ -1
クジャクチョウも現れた。みんなヒヨドリバナで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO250 ) 露出補正 なし
015_200804187 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 15.テングチョウ
眼が悪くなってファインダーを覗かないと同定がし難い。何だろうと思ったらテングチョウだった。6月初めに八王子城跡にいっぱいいたテングチョウをここで見るとかえって意外だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO250 ) 露出補正 なし
016_200804191 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 16.クガイソウに集うミドリヒョウモン
ヒヨドリバナ、ヨツバヒヨドリに混じってクガイソウも咲いていた。クガイソウもチョウの好きな花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 55mm ISO500 ) 露出補正 なし
017_200804194 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 17.アサギマダラとヒヨドリバナ
アサギマダラもヒヨドリバナが好きだ。ヒヨドリバナが咲くところには、複数の個体が集まることが多い。黄色いキオンの花も見えるが吸蜜するチョウはいない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 55mm ISO400 ) 露出補正 なし
018_200804199 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 18.アサギマダラ -1
開翅して花にぶら下がるようにして吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 55mm ISO400 ) 露出補正 なし
019_200804207 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 19.クジャクチョウ ー2
「入笠すずらん山野草公園」を八ヶ岳展望台に向かって、半分ほど下りてきた。あずまやがあった。2頭目のクジャクチョウに会う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO250 ) 露出補正 なし
020_200804209 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 20.ミドリヒョウモン♂ -3
ミドリヒョウモンはそこいら中にいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO1000 ) 露出補正 なし
021_200804224 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 21.アサギマダラ -2
これは♀だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO200 ) 露出補正 なし
022_200804228 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 22.3頭のアサギマダラ
アサギマダラもミドリヒョウモンほどではないが、個体数が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO640 ) 露出補正 なし


2019年8月20日

日帰りで上高地へ 8月8日

旅行社が企画する上高地日帰りバスツアーがある。鉄道を利用すると中央本線「あずさ」で松本まで行き、松本からしなの電鉄で新島々へ、そこからバスということになる。だが、このバスツアーだと横浜から乗車して苦労なく上高地の大正池、さらに河童橋近くのバスターミナルまで行ける。
 今回のツアーは朝食として弁当が付いていた。6時半に横浜を出発して、山手トンネル経由で中央道に出る。途中2回、各15分ほどの休憩をとり、大正池に着いたのが丁度12時だった。それから4時間、自由時間となり、午後4時にバスターミナル出発で帰路につく。
 大正池から見る穂高連峰の吊り尾根は、雲一つかからない絶景だった。田代池で再び穂高連峰を仰ぎ、田代橋を渡り、梓川の右岸を写真を撮りながら歩く。途中にあるホテルで昼食をして、明治時代に日本アルプスに魅了され、その存在を世界に広めた功労者ウォルター・ウェストンの碑を見て、河童橋まで散策した。歩く人は後を絶たず、河童橋周辺の賑わいはすごい。
 チョウは多くは期待していなかった。ベニヒカゲや、コヒオドシらしき影を見たが、定かではない。
 小梨平の手前の上高地ビジターセンターでは、「田淵行男の世界」(高山蝶と山岳写真)のパネルや、「山に向かう心」をテーマに、写真と文人・旅人の文章が組み合わされたコラボレーション展示が見ごたえがある。
 帰りは相模湖の手前から渋滞が始まった。八王子JCT.から圏央道経由で東名に出る。海老名まではスイスイと進んだが、東名は大和トンネルまで渋滞。横浜駅西口に着いたのは9時半だった。往復でバスに乗っていた時間は休憩を入れて11時間で、現地滞在は4時間だった。

190808_001.jpg 1.快晴の穂高連峰 -1
バスは上高地への入り口である釜トンネルを抜けた。釜トンネルは1927年に上高地への唯一の自動車道として開通し、1935年(昭和10年)に乗合バスが河童橋まで運行された。1937年(昭和12年)に土砂崩れ対策のため、中ノ湯側に新たな坑口を開いて約270mを掘削し、途中で初代・釜トンネルと接続させた。中学校の林間学校で上高地へ行ったときには、その掘削された岩肌がむき出しの釜トンネルをバスで抜けたことを思い出す。その後、今後の崩壊の懸念のために、釜トンネルの東側に釜上トンネル(仮称)の建設を行い、2002年に供用を開始し、2005年に中ノ湯側から釜上トンネルに接続させる形で新しい釜トンネルを供用開始した。旧トンネルの代替ルートとして、2002年(平成14年)から2005年(平成17年)にかけて建設された釜トンネルを抜けて、正午に大正池ホテルの前でバスを降りる。池のほとりに下りると雲一つかかっていない穂高連峰の絶景が待っていた。これだけで今日来た甲斐がある。(wikipedia参照)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 22mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_002.jpg 2.快晴の穂高連峰 -2
一番右に見えるのが明神岳(2,931m)、その左が前穂高岳(3,090m)、前穂高岳からの吊り尾根が主峰奥穂高岳(3,190m)に続く。吊り尾根の下には少し雪を残した岳沢が見える。ジャンダルム(3,163m) 、間ノ岳(2,907m)とあって西穂高岳(2,909m)に連なる見事な眺めだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 29mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_003.jpg 3.焼岳
振り返れば活火山 焼岳(2,455m)が見える。これから行く穂高橋から3時間の登りという。大正池に姿を映すが画面に入りきらない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 29mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_004.jpg 4.吊り尾根を見ながら
大勢の観光客が身軽な格好で、吊り尾根を見ながら林間の道を進む。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 34mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_005.jpg 5.コムラサキ
ここまでチョウは少なかったが、ヤナギの枝にコムラサキが止まった。産卵をしているように見えたが。きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
190808_006.jpg 6.田代池から眺める穂高連峰
左手前に見える西穂高岳が高く見える。吊り尾根はその右奥に広がるからだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_007.jpg 7.田代池の案内板
20分ほど歩いて田代池に着いた。ここは撮影ポイントになっている。上高地の散策路にはこういった案内板が整備されている。正面の谷が岳沢でその奥の平らな頂点が日本第3位の高さの奥穂高岳(3,190m)と説明されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_008.jpg 8.田代橋の上から見た吊り尾根
田代池から梓川の川岸に出ると梓川の中洲に向け田代橋がかかっていて、そこから右岸へは穂高橋が架けられている。上高地温泉ホテルが見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_009.jpg 9.六百山と霞沢岳
穂高橋から梓川右岸道を歩く。河童橋まで30分くらいのところだ。しばらく行くと梓川の向こう側にそびえる六百山(2,450m)と霞沢岳(2,646m)が見えてきた。上る人も稀な山ながら霞沢岳には徳本峠から尾根伝いに登山道が通じている。六百山、八衛門沢などこの辺りの地名には、かって木材生産の場であった上高地の長い歴史が示されているという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_010.jpg 10.ゴリラ岩
六百山の稜線に、ゴリラの横顔に見えるゴリラ岩が見えた。ゴリラ岩は梓川左岸のバスターミナルからも見ることができ、以前に、バスの添乗員さんに教えてもらった。白い雲の下に見える岩だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_011.jpg 11.ミヤマカラスアゲハ
午後1時を回って昼飯にしようと上高地ルミエスタホテルのレストランに入った。歩いた後のビールが旨い。パスタ・ランチの食事を終え、一息入れていると窓の外に黒いアゲハを見つけた。カメラを持って、そとに回る。大分傷んでしまっているミヤマカラスアゲハの♂だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 67mm ISO500 ) 露出補正 なし
190808_012.jpg 12.キアゲハ
再び右岸を歩き始める。シナノナデシコにキアゲハがきた。なかなか活発で、落ち着いて吸蜜はしない。きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_013.jpg 13.梓川とゴリラ岩
カーブを描く梓川の清流とゴリラ岩。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_014.jpg 14.キオンの花にヒョウモンチョウ?
上高地にいるのはコヒョウモンばかりと思っていたが、この個体の前翅外縁の形や、前翅内縁の黒斑は上高地のコヒョウモンの特徴と大きく異なる。ヒョウモンチョウのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO400 ) 露出補正 なし
190808_015.jpg 15.ヤマキマダラヒカゲ
日の当たらない木の幹にヤマキマダラヒカゲが止まった。D750 + SIGAMA 150mm macro で撮ってみる。背景との明暗差が激しいが、まあまあ撮れている。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO1600 ) 露出補正 なし
190808_016.jpg 16.河童橋界隈の賑わい
ごご2時半、河童橋に着いた。河童橋は上高地を象徴するのシンボルの一つである。この賑わいは凄い。この橋から穂高岳、焼岳などの山々を望むことができる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 11mm ISO100 ) 露出補正 +0.3段
190808_017.jpg 17.河童橋 右岸側
河童橋は標高約1,500mに位置する。1891年(明治24年)に初めて橋が架けられた。全長37m、幅3.1m、長さ36.6mのカラマツ製の吊り橋 である。 橋は過去に4回架け替えられており、現在の橋は1997年(平成9年)7月に架け替えられた5代目だそうだ。河童橋という名前の由来には諸説があるようで、昔ここに、河童が住みそうな深い淵があったため、とか、まだ橋のなかった時代、衣類を頭に乗せて川を渡った人々が河童に似ていたからなどと言われているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 +0.3段
190808_018.jpg 18.河童橋の上から穂高連峰の眺め
皆さん穂高連峰を背景に記念写真を撮っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 +0.3段
190808_019.jpg 19.振り向けば焼岳
だが、焼岳を背景に記念写真を撮る人は少ない。先ほどから露出補正が+0.3になってしまっていたのを気が付かずに撮影を続けてしまった。初歩的なミスだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO160 ) 露出補正 +0.3段
190808_020.jpg 20.コヒョウモン -1
前翅の外縁が丸みを帯びていて、コヒョウモンであることがわかる。上高地ビジターセンターの先の小梨平の入り口に咲くヒヨドリバナで吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
190808_021.jpg 21.コヒョウモン -2 クガイソウに飛来した。シジミチョウのように小さな個体だった。


SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO160 ) 露出補正 +0.3段
190808_022.jpg 22.コヒョウモン -3
開翅してくれた。前翅内縁近くの黒斑の位置とその大きさはコヒョウモンの特徴である。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_023.jpg 23.コヒョウモン -4
時期的には、発生の最盛期を過ぎているようだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 +0.3段
190808_024.jpg 24.エルタテハ -1
エルタテハが飛んできて、道に止まった。このチョウは大概このように路上に止まる。ローアングルで撮影。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 +0.3段
190808_025.jpg 25.エルタテハ -2
ときどき翅を開く。タイミングを計って連写する。クジャクチョウ、キベリタテハとともに高原のタテハチョウの代表格だと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
190808_026.jpg 26.ミドリヒョウモン
この日も新鮮なミドリヒョウモンをあちこちで見た。ミドリヒョウモンは沖縄県を除いて日本全土の森林、林縁に見られ、ヒョウモンチョウの類では最も普遍的な種と思う。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO140 ) 露出補正 なし
190808_027.jpg 27.河童橋と穂高連峰
3時半を過ぎたので、集合場所のバスセンターへ向かう。最後に、もう一度、河童橋と穂高連峰を振り帰った。バスセンターは河童橋から5分ほどのところだ。今回は、チョウに関しては、イマイチだったが、快晴の下、穂高連峰を眺めることが出来たよい一日だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段


2019年8月 4日

チョウを求めて北海道をドライブ <7月22日~25日>(3) 大雪森のガーデン、銀泉台と十勝牧場 7月24日

ホテルの窓から外を眺めると晴れ間が見える。3日目にして天気が好転したようだ。
 ホテルの朝食はバイキングだ。私は長年の習慣で朝はパンにしている。だが、ここはご飯を中心にした料理ががほとんどだった。オレンジジュースが出ていないので、牛乳にする。バターを探すが見つからない。係の人に聞いたら、折ってマーガリンとイチゴジャムが出てくる、いわばお子様向けのもののみ。バターナイフもなくティー・スプーンでお願いしますという。そういえばスプーン、フォークも出されてなかったように思う。シリアル類はもちろんない。お客さんはすべてが日本人とアジア系観光客ではなく、ヨーロッパ系の方もおられた。層雲峡という観光地で設備の良いホテルだっただけに少々疑問に思った。
 日が照ってきた。今朝は上川のほうへ上がって「大雪森のガーデン」へ行く。北海道ガーデン街道の一番北で、旭川からは最も近いところにある。きれいに整備された、花の多い庭園だった。その周囲も広々とした風景が広がる。
 次に大雪山赤岳の登山口である銀泉台へ行く。国道273号線から北海道道1162号銀泉台線という林道を14.8km走ると銀泉台に着いた。チョウが現れることを期待していたが、めぼしいものは現れてくれなかった。秋の紅葉の頃は大変混雑するところだが、今は観光客、登山客は少なかった。もとより登山道に入る気はなく、20分ほど滞在して、また、国道273号線へ引き返した。
 途中糠平で昼食にしようと思って、ペンションが営業しているレストランに寄ってみたが、休みだった。
 昼食抜きを決意して、士幌町の先、音更町から西へ入ったところにある家畜改良センター十勝牧場へ向かう。銀泉台から途中糠平によって、3時間かかり、午後3時半に着いた。
 今宵は1日目と同じ帯広のホテルに泊まる。一休みして、また、帯広の街へ出かけた。

190724_001.jpg 1.コキマダラセセリ -1 「大雪森のガーデン」
「大雪森のガーデン」 の駐車場に車を停めるとさっそくオレンジ色のセセリチョウが飛んだ。コキマダラセセリに違いない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO200 ) 露出補正 なし
190724_002.jpg 2.コキマダラセセリ -2 「大雪森のガーデン」
この花はクガイソウだろうか? コキマダラセセリが日に当たって吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO200 ) 露出補正 なし
190724_003.jpg 3.アサマシジミ?♀ 「大雪森のガーデン」
ヒメシジミかアサマシジミか同定できない。アサマシジミは北海道では低地~低山地に生息するらしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
190724_004.jpg 4.ミドリヒョウモン♂♀ 「大雪森のガーデン」
ヒヨドリバナの仲間らしい白い花に交尾したミドリヒョウモンがいた。♂も♀もストローを伸ばして吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
190724_005.jpg 5.「大雪森のガーデン」
「大雪森のガーデン」は、大雪山連峰とニセイカウシュッペの森に囲まれた広大な田園が広がる大雪高原旭ヶ丘にある。園内はそれほど広くはないが、色彩豊かな「森の花園」と樹木や山野草に癒される「森の迎賓館」、さらにその奥に「遊びの森」という3っのエリアで構成されている。その「森の花園」は約800の草花が彩鮮やかに植栽され、手入れも良くなされていた。スカシユリ(レッドツイン)が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190724_006.jpg 6.「大雪森のガーデン」周辺
ガーデン周囲の景色は広々としていて北海道らしい。ここは旭川空港から約60km、車で70分ほどのところにある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190724_007.jpg 7.モンキチョウ「大雪森のガーデン」
マメ科の花にモンキチョウがたくさん飛んでいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190724_008.jpg 8.銀泉台へ向かう
2005年7月4日~7日、2回目に大雪山周辺に来た時に、赤岳の第一花園の先まで行って、あわよくばウスバキチョウに会いたいと企てていた。しかし、その時は気温が低く、銀泉台に来る前に行った大雪高原温泉の林道で現れたチョウはサトキマダラヒカゲのみという状況だったので、とても銀泉台にこれなかった。時期が早かったようだ。ということで銀泉台まで登るのは初めてである。写真は銀泉台から、国道273号線の大雪湖方面の展望である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 28mm ISO100 ) 露出補正 なし
190724_009.jpg 9.銀泉台
銀泉台は標高1,500m、国道273号の大雪ダムから赤岳に向かって登る観光道路の終点で、大雪山赤岳(2,078m)への登山口でもある。写真の山は定かではないが緑岳(2,020m)の方向と思う。ここは日本一早い紅葉をうたっており、紅葉の名所でもある。登山口から30分程度歩いて開けた登山道からみる第一花園の下の斜面が赤・黄・緑色に染まる景色は特に人気があるという。一度、旅行社のツアーに参加して秋の紅葉の季節に来たいと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
190724_010.jpg 10.銀泉台バス停
道道1162号銀泉台線の通行可能期間は毎年6月下旬から10月上旬までで、その他の期間は長い冬季通行止期間となっている。毎年7月から9月まで層雲峡温泉と銀泉台の間を路線バスが1日2往復運行される。また、毎年9月の紅葉シーズンには一般車両が通行止めとなり、道北バスの路線車両を使った、銀泉台シャトルバスが運行されるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
190724_011.jpg 11.銀泉台 赤岳登山口
ここが第一花園→第二花園→コマクサ平、そして赤岳への登山道入り口である。銀泉台からコマクサ平までは約1時間半の登りというが、もう私の足では無理だろう。発生時期の7月10日頃に、コマクサ平まで行ければウスバキチョウに会えるかもしれないのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190724_012.jpg 12.クロヒカゲ -1  銀泉台から国道へ
12時半前に銀泉台から下りる。途中に木の肌が何故かあらわになっているところで、何頭ものクロヒカゲが飛んでいた。クロヒカゲモドキならいいなと思ったが、北海道にはクロヒカゲもどきはいない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO1250 ) 露出補正 なし
190724_013.jpg 13.クロヒカゲ -2
ササの葉にも止まる。ササはクロヒカゲの食草だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO250 ) 露出補正 なし
190724_014.jpg 14.クロヒカゲ -3
同じ種でも、よく見ると斑紋の現れ方が少しずつ違う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO1600 ) 露出補正 なし
190724_015.jpg 15.ヤマキマダラヒカゲとヒメキマダラヒカゲ
ヤマキマダラヒカゲとサトキマダラヒカゲはよく似ているが、ヤマのほうが黒っぽい。北海道のこの辺りにいるのはほとんどヤマのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
190724_016.jpg 16.コチャバネセセリ
キオンが咲いているところがあった。まだしっかり鱗粉が残っているコチャバネセセリが吸蜜していた。前翅の幅が広く、お腹も太いので♀だろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
190724_017.jpg 17.オオモンシロチョウ
この種は1995年に北海道への侵入が確認された。ロシア沿海部から飛来して侵入したと考えられているが、農作物の害虫として駆除が行われている。モンシロチョウよりやや大きく前翅の先端が尖っているのですぐ見分けられる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO640 ) 露出補正 なし
190724_018.jpg 18.エゾスジグロシロチョウ
キオンの花も蝶が好きなようだ。エゾスジグロシロチョウも来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO640 ) 露出補正 なし
190724_019.jpg 19.十勝牧場への入口
銀泉台から糠平によって、ここまで2時間半ほどかかってしまった。そろそろガソリンも入れておきたい。ガソリンスタンドの看板を頼りに、国道241号線(273号線)の音更町から右に入る。ガソリン(レギュラー 139円/l 26l)を入れ、十勝牧場の入口の白樺並木に着いたのは、午後3時半近かった。この白樺並木は音更町の美林に指定されていて、TVドラマのロケに使われたこともあるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO250 ) 露出補正 なし
190724_020.jpg 20.十勝牧場 白樺並木
音更町から走ってきた道道133号線から十勝牧場の場内に通じる白樺並木は1.3km続く。白樺並木の手前にも駐車場があったが、展望台まで車で行くことにした。並木の両側はもう牧草地だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO640 ) 露出補正 なし
190724_021.jpg 21.十勝牧場 馬 -1
十勝牧場は正しくは、「独立行政法人 家畜改良センター 十勝牧場」という。HPには、「家畜改良の推進、優良な種畜や飼料作物種苗の生産、供給等を通じて、我が国の畜産の発展と国民の豊かな食生活に貢献することを使命としています。」また、「肉用牛、乳用牛、農用馬、めん羊について畜産新技術を活用した改良増殖を行い、優良な種畜や精液を全国に供給しているほか、家畜のエサとなる飼料作物の生産や、国内で育成された優良な飼料作物種子の増殖など、改良と技術で日本の畜産に貢献しています。」とあった。展望台の駐車場に入ると、牧草地に馬が放たれていた。柵の傍に集まっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 67mm ISO250 ) 露出補正 なし
190724_022.jpg 22.十勝牧場 馬 -2
我が国で唯一、馬の育種改良を手がける牧場として、農用馬(ブルトン種・ペルシュロン種)の改良・増殖を行い、全国へ貸付、配布、精液販売を行っているそうだ。また、現在頭数が非常に少なくなってしまった北海道和種、木曽馬、対州馬、トカラ馬、宮古馬、与那国馬の6種の日本在来馬の遺伝資源の保存を行っているとある。馬の種の区別はつかないが、馬の憂いがあるような目が優しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 78mm ISO160 ) 露出補正 なし
190724_023.jpg 23.十勝牧場 馬の放牧
牧草地で多くの馬が放牧され、牧草を食んでいる。かみさんは今回のドライブでここが一番良かったと喜んでくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO200 ) 露出補正 なし
190724_024.jpg 24.十勝牧場 牛
牛の放牧も行われていた。肉用牛と乳用牛の改良業務が行われている。肉用牛では、受精卵移植技術や生体内卵子吸引技術および体外受精技術を活用した黒毛和種の育種改良に取り組んでいるという。乳用牛では、ジャージー種、ホルシュタイン種の評価検定が行われている。写真は乳用牛のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 78mm ISO200 ) 露出補正 なし
190724_025.jpg 25.十勝牧場 旧庁舎
並木道のほうへと戻る。牧場から並木道に入る手前にある事務所の隣側に古い建物があった。「診療所」という看板がかかっていたが、種馬牧場時代の旧庁舎だそうだ。十勝牧場の沿革は、明治43年(1910年)4月に内閣馬政局によって「十勝種畜牧場」として設置され、同年6月陸軍省の管轄となった。牧場は大正12年(1923年)に陸軍省から農商務省に移管され、名称は「十勝種馬所」、「十勝種畜牧場」、「家畜改良センター十勝牧場」と変わってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
190724_026.jpg 26.居酒屋「かかし」
十勝牧場から帯広のホテルまでは30分ほどで着いた。一休みして、おとといと同じく外へ出る。ホテルで居酒屋で良いところはないかと聞いたところ「かかし」という店を紹介された。まだ明るいので他にも良いところがあればと見て歩くが、結局「かかし」にした。昭和50年創業の地元で人気の店だそうだ。日本酒と本場広尾産のシシャモとイカ焼き、後ろの席の人に「美味いですよ」と勧められた鳥の手羽焼きなどを楽しんだ。カウンターに座ったが、隣の席に座っていた、出張で札幌から来ているという、大手外資系製薬会社を退社し北海道に帰って農薬の会社で営業をされている方といろいろな話ができた。「かかし」を出て、一昨日に入った「十勝乃長屋」の「武太郎」により、寿司を摘まんでホテルに戻った。 Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし


2018年8月22日

池の平 7月20日

昨年に続き、今年も7月20日ー21日に池の平、湯の丸高原へ行ってきた。さいわい好天に恵まれ、多くの高原のチョウに会うことができた。
 早朝5時半にマイカーで自宅を出発した。途中2回ほど小休止をして、9時前に湯の丸高原の地蔵峠に着く。この日はまず、池の平に行くことにした。湯の丸高峰林道を20分ほど走って、池の平の駐車場に着いた。混雑を心配したがそれほどではなかった。ここは標高2,000mある。
 昨年はKさんのご主人と、雲上の丘広場から、三方ヶ峰を歩いて湿原に下りたが、今回は湿原の真ん中を歩く。コヒョウモンやギンボシヒョウモンを撮りながら、ミヤマモンキチョウの生息地に向かうと、先客が2人ほどおられた。挨拶をする。ひとりの方は昨日も来られていて、昨日はこの近くでノアザミの花にきていたミヤマシロチョウを撮ったと、Nikon一眼のモニターを見せてくれた。
 ミヤマモンキチョウは数は多いと思ったが、♂はすでに擦れた個体が多い。森林管理員の方と出会ったので話をしたら、今年は花も何もかも早く、マツムシソウも咲いている。ミヤマモンキチョウもその発生が10日近く早いのではないかとのことだった。
 池の平での撮影を終了して、湯の丸高原へ戻った。池の平でのミヤマシロチョウは無理だったが、途中のスキー場ゲレンデで、車を停めて撮っていたところ、遠くをミヤマシロチョウらしき飛び方のチョウを目撃した。
 この日は群馬県側の休暇村嬬恋鹿沢に泊まる。チェックインする前に、ホテル前の野草園を歩いた。コヒョウモンモドキはいないかと思って探したが、いなかった。
  夕食前に露天風呂に浸かったら、さっき野草園で母親らしき人とネットを持って歩いていた男の子に会った。「何を採っているの」と聞いたところ、「いろいろです」との返事だった。高校生かと思ったら大学生で、一緒に採集に歩く友人がいないのだと言っていた。今は昆虫採集も人気がないのだろう。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ハクサンフウロとコヒョウモン -1
この時期、池の平には新鮮なコヒョウモンが飛ぶ。いろいろな花で吸蜜するがハクサンフウロは好きなようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 37mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.マルバダケブキとコヒョウモン -1
マルバダケブキにも頭を突っ込んで吸蜜する。花の咲くタイミングとチョウの生まれるタイミングが合致している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 201mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.マルバダケブキに群れるコヒョウモン
一つの花に集まらなくとも他に沢山マルバダケブキは咲いているのにと、いつも思うのだが。コヒョウモンによく似たヒョウモンチョウとの区別は難しい場合がある。上高地に生息するコヒョウモンは、前翅内縁の外側の黒斑が明らかに融合しているので解りやすいが、池の平のコヒョウモンは、それほど顕著ではない。しかし、前翅外縁が丸みを帯びていること、後翅裏面外縁部の内側が赤みが強いことなどから、見た感じでコヒョウモンと判断する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.マルバダケブキとコヒョウモン -2
マルバダケブキは丁度私の目の高さに花が咲く。青空をバックに撮れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 20mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.クガイソウとコヒョウモン
何層かになって広がる輪状の葉の上に紫色の花穂を付けるクガイソウもチョウの好きな花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 121mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ハクサンフウロとコヒョウモン -2
コヒョウモンは今が最盛期できれいな個体が多かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.ミヤマモンキチョウ♂ -1
ミヤマモンキチョウがいるところに来た。活発に飛び回るのでなかなか撮りにくい。ハクサンフウロで吸蜜するが、これも低い位置なので、苦しい姿勢で撮ることになる。大分擦れていて、翅も破損していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.ミヤマモンキチョウ♂ -2
前の写真と同じ個体。こちら側の前翅が切れていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ミヤマモンキチョウ♀ -1
イブキジャコウソウで吸蜜するミヤマモンキチョウの♀。♂に比べて傷のない個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.ミヤマモンキチョウ♂ -3
前翅が少し切れているが比較的きれいな♂だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 136mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.ミヤマモンキチョウ♀ -2
♀はきれいな個体が多い。やはり発生が遅れる分、傷ついていないのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 12.ミヤマモンキチョウ♀ -3
比較的近くで咲くハクサンフウロで吸蜜を始めた。実はこのカメラ、これくらいの距離でピントを合わせるのが難しい。被写体との距離を測りながらフォーカスする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO125 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 13.♀にアプローチするミヤマモンキチョウ♂
この♂は翅の淵のピンクの縁毛がきれいな個体だった。しかも、開翅してくれている。♀のほうにピントを合わせに行っていたので、どちらつかずになってしまい、少しピンボケなのが残念だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO160 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 14.ミヤマモンキチョウ♀ -4
残った♀は、尾端を上げて交尾拒否の意思表示。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO160 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 15.ミヤマモンキチョウ♀ -5
時刻は11時。♀が花を訪れることが多くなった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 16.ノアザミで吸蜜するミヤマモンキチョウ♂
10時ごろから11時過ぎまで1時間ちょっとミヤマモンキチョウの撮影に没頭した。いまいち、良い写真が撮れなかったのが残念だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 17.スジボソヤマキチョウ -1
そろそろ駐車場へ戻ろうとしていた途中で、スジボソヤマキチョウが飛んでいた。ノアザミの花に来るのを待つ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 203mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 18.スジボソヤマキチョウ -2
夢中で吸蜜するスジボソヤマキチョウに近づいて背景を入れて撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 19.スジボソヤマキチョウ -3
今度は反対側に回り込んで撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 20.イブキジャコウソウとコヒョウモン
イブキジャコウソウは低い位置で咲く。モニターを立ててローアングルで撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 46mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 21.マルバダケブキとコヒョウモン
まさに高原のチョウという感じだ。Canon PowerShot G7の広角端で撮る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 22.ギンボシヒョウモン
ギンボシヒョウモンは標高1,000m~2,000mのところに多く生息するので、信州まで来ないとなかなか見ることができない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 23.ウラギンヒョウモン
池の平の駐車場を出て、地蔵峠へ戻る途中のスキー場のゲレンデで撮った。向こうに見えるのは湯の丸山だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きくなります。 24.オオチャバネセセリ
生まれたばかりのような、きれいなオオチャバネセセリがいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 203mm ISO100 ) 露出補正 なし


2017年8月12日

嬬恋鹿沢 2泊3日のドライブ旅行(7/19-21) (2)鹿沢園地 7月19日-21日

第1日目は、これから2泊する休暇村の宿へ午後3時ごろ着いた。もちろん、夕食前にひと風呂浴びたいが、まだ、陽が高い。
 宿の近くに小さなスキーのゲレンデのような草原がある。少し、歩いてみようと思う。草原にはいろいろな花が咲いている。アヤメ、オカトラノオ、コオニユリ、カラマツソウ、オオバギボウシ、ウツボグサ、チダケサシ・・・など、今が一番花が多い季節なのだろう。
 チョウも飛んでいる。多いのはヒョウモンチョウ、ヒメキマダラセセリなどだ。残念ながらクジャクチョウなどのタテハは姿がない。でも、小一時間、撮影を楽しんだ。
  翌日は池の平湿原に出かけたが、ここからなら車で1時間もかからない。朝は9時出発にした。朝食後、出発までのあいだ、再びこの草原を歩いた。ヒョウモンチョウだと思って、カメラを構え、ファインダー越しに見ると、どうも様子が違う。裏面を覗き込むとコヒョウモドキだった。残念ながら、その時はP610しか持っていなかった。しかも、最初の数ショットはピントを外してしまった。
  最終日の朝も、この草叢を歩く。道はあるのだが、朝露がズボンを濡らす。昨日、良い写真が撮れなかったコヒョウモンモドキを探した。それらしき姿は見かけたが、シャッター・チャンスはなかった。

クリックすると大きくなります。 19.ヒメキマダラセセリ
午後3時を過ぎていた。友人のご主人とスキーのゲレンデのように斜面になっている草地を登っていく。遊歩道が付けられていて、草地の植物は保護されている。ノアザミでヒメキマダラセセリが吸蜜していた。♀だろうと思う。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250​秒 300mm ISO​400​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
170810_020.jpg 20.仲良しのヒメキマダラセセリ -1
上にいるのが♀と思う。下にいる♂が近寄っていく。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​800​秒 300mm ISO​400​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 21.仲良しのヒメキマダラセセリ -2
2匹が並んで止まっている。何かささやき合っているようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​800​秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 22.ヒョウモンチョウ​​
小型のヒョウモンチョウが多く飛んでいる。ヨツバヒヨドリの花に止まった。ヒョウモンチョウとコヒョウモンはよく似ているが、ここにいるのはヒョウモンチョウのようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​640​秒 300mm ISO​200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 23.ヒョウモンチョウ♀ -1​​​​
♀は♂に比べ少し黒ずんでいる。これは♀のようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​320​秒 300mm ISO​200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 24.ヒョウモンチョウ♀ -2​​​​​​
前写真と同じ個体だ。P610で撮った。SIGMA 18-300の望遠端より、P610の方が引き寄せられる。焦点距離は、前の写真のSIGMAは300mmで35mm版で約450mm相当、P610は215mmで35mm版では1200mm相当になる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels​​​​​​
プログラムオートで撮影(​ ​f6 1/125秒 215mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 25、ミドリヒョウモン
チョウはヒヨドリバナが好きだ。チャツボミゴケ公園でもヨツバヒヨドリにアサギマダラが群がっていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/250秒 125mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 26.コオニユリ (小鬼百合)
オレンジ色の花が緑の草原に目立つ。コオニユリとクルマユリはよく似ているが、コオニユリの方が花が先に咲くようだ。クルマユリの雄蕊はオレンジ色だが、コオニユリの雄蕊は茶色に近いので、両者を区別できる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​500​秒 200mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 27.コチャバネセセリとウツボグサ (靫草)​​
コチャバネセリは擦れている個体が多かったが、これはいくらかましだった。足元に咲くウツボグサで吸蜜をする。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250​秒 260mm ISO​400​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 28.コヒョウモンモドキ 裏面
次の日の朝、朝食後から出発までの小一時間、前日に歩いた草原に行った。朝8時を少し過ぎたころだったが、小さなヒョウモンチョウが飛んできて葉の陰に止まった。ヒョウモンチョウと少し飛び方が違ったので、良く見る。しゃがみこんで裏面を確認するとコヒョウモンモドキだった。この時はP610しか持っていない。少し、ピントを外してしまった。もう少し離れるか、もう少し焦点距離を短くしないと合焦しない距離だったのだ。コヒョウモンモドキには最近は滅多に会えない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5 1/125秒 21mm ISO250​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 29.コヒョウモンモドキ
飛び立って少し移動し、また静止した。だが、葉の陰になってうまく位置が取れない。体を伸ばして狙うがこれが精いっぱいだった。コヒョウモンモドキは絶滅危惧Ⅱ類である。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.3 1/125秒 235mm ISO180​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 30.カラマツソウ (落葉松草、唐松草)
長い茎の先に、白く細い糸状の小花をつけるカラマツソウが草原の草花たちから抜け出している。こういう花は何処にピントを合わせてよいのか・・・。広角でパンフォーカスで撮る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/800秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 31.ホシミスジ
3日目の朝、何とかコヒョウモンモドキの良い写真が撮れないかと、また、出発までの小一時間、草原を歩く。ヒョウモンチョウとは微妙に飛び方が違う小さなヒョウモンチョウを見かけるが、撮影に至らなかった。これは、朝いちばんに撮ったホシミスジ。生まれたばかりのきれいな個体だった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250​秒 300mm ISO​220​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 32.ノアザミにぶら下がるヒメキマダラセセリ​​
ヒメキマダラセセリは擦れて鱗粉が落ちた個体が多くなっていた。ノアザミで吸蜜するヒョウモンチョウやセセリは高原の夏の風景である。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250​秒 300mm ISO​720​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 33.ヒョウモンチョウ♂​​​​
ヒョウモンチョウは数多く飛んでいる。だが、このヒョウモンチョウも準絶滅危惧種だそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250​秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 34.ヒョウモンチョウ♂とキリンソウ (麒麟草)
ヒョウモンチョウはきれいな個体だけを選んで撮影する。wikipediaによれば、キリンソウの和名は「傷薬の草」を意味し、これが転訛して「キリンソウ」となったとする説や、中国の古書に登場する伝説上の動物麒麟に由来するという説もある。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250​秒 300mm ISO​250​​​​ ​)露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 35.ヒメキマダラセセリ♂​​
前翅の濃い黒褐色の縁どりが太いので一瞬♀かと思ったが♂だった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250​秒 300mm ISO​220​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 36.ヒョウモンチョウ♂ 開翅
きれいな♂だった。ヒョウモンチョウとコヒョウモンはよく似ているが、この場所にいるのはヒョウモンチョウばかりで、コヒョウモンはいなかった。前翅内縁に並ぶ黒斑の位置で両者の区別ができる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250​秒 300mm ISO​250​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 37.クガイソウ(九蓋草、九階草)に来たイチモンジセセリ​​
高原で見るイチモンジセセリは何か気品がある。美しい個体だった。残念ながらコヒョウモンモドキには会えぬまま、3人が待つ宿のロビーへ向かった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​320​秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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2016年8月 4日

湯の丸高原 地蔵峠から池の平湿原へ(1) 7月24日

ここ何年もの間、人出の多い土曜、日曜は信州などへの日帰りドライブは避けていた。7月の末には高原の蝶を撮りにどこかへ行きたい。だが、天気予報によれば、7月23日、24日の土曜日、日曜日が晴れ間が出る以外、しばらくは晴れそうな日はない。意を決して24日に湯の丸高原へ出かけることにした。
  早朝5時15分に自宅を出発し、東名高速、圏央道、関越、上信越道を走り、東部湯の丸ICで下り、県道94号線を30分ほど登って、8時半に地蔵峠駐車場に着いた。
  昨年は地蔵峠から烏帽子岳に登り、ミヤマシロチョウやミヤマモンキチョウを撮影することができた。今回はきつい山登りは避けて、地蔵峠から林道を池の平湿原まで歩いて往復するというコースを選択した。
 300mmのレンズが欲しくなり、安直なSIGMA18-300を注文していたが、前日に届いたので、これをD5300に付けた。価格に相応して300mmの開放はf6.3と暗い。どれくらい解像してくれるか。この日は、そのD5300をいつものように首に掛け、P610を右手に持ち、90mmマクロを付けたD5000を雨具や着替えなどと一緒に小さなリュックに入れて歩くことにしていた。
  しかし、あってはならないミスをしていた。地蔵峠の駐車場にある大きな案内図を撮っておこうとP610のシャッターボタンを押したところ、バッテリーを入れ忘れていることに気が付いた。予備のバッテリーがベストのポケットの入っているので、安心して挿入しようとしたが、なんとP610の予備バッテリーとして用意していたのはG7Xのバッテリーだった。これでこの日はP610は使用できない。
  湯の丸自然学習センターに立ち寄って、湯の丸高峰林道を池の平湿原へ向け歩き始めた。見た蝶と花を時系列に写真を載せていく。花の咲いている場所が判るような記述や写真は、それをヒントにその場所が特定され、盗掘されるので控えるべきであるとの指摘を目にする。そのことはわきまえなくてはいけないが、歩いた地域を述べないと自然観察紀行にならないだろう。もちろん、保護されていない地域での絶滅危惧種といった希少な蝶や、植物に限っては撮影場所を安易に開示にすることを避けなければいけない。

1.地蔵峠
上信越自動車道を東部湯の丸ICでおりて県道94号線を地蔵峠へ上がってくるとここに出る。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​400​秒 185mm ISO200​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.地蔵峠駐車場
ここは湯の丸スキー場の大きな駐車場があるので、駐車しておくことに問題はない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​1000​秒 18mm ISO200​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.湯の丸スキー場
新しいレンズのSIGMA 18-300mmを付けたD300を首に掛け、TAMRON90mmを付けたD5000を小さなリュックに入れて、湯の丸高峰林道を池の平湿原へ向け歩き始めた。本来ならP610をいつものように右手に持つのだが、上述したようにP610は役に立たないので車に置いてきた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​1000​秒 24mm ISO200​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.ヒメキマダラヒカゲ
時間は9時。ヒメキマダラヒカゲとクロヒカゲが活発に飛び出す。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250秒 120mm ISO200​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.シモツケ 下野
​​ シモツケが咲いていた。しっとりとして美しい。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250秒 120mm ISO200​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.ノアザミ 野薊
​​ アザミもいろいろあって同定するのが難しい。タムロソウなどというのもある。これはノアザミだろう。もう少し時間がたって、日が差して来ればヒョウモンチョウやクジャクチョウが飛来しそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250秒 82mm ISO800​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.ヤマオダマキ 山苧環
​​ ヤマオダマキが咲き始めていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​320秒 195mm ISO200​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.クロヒカゲ​​
​​ クロヒカゲの飛翔もなかなか速い。昨年、烏帽子岳に登った時もまず、飛び出したのは、クロヒカゲとヒメキマダラヒカゲだった。これは♂のようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250秒 280mm ISO250 ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.マタタビの葉 木天蓼
​​​​ ハンゲショウかと思ったが、マタタビのようだ。この葉は、芽だしの頃は緑であり、その後に白い斑紋ができ、やがて再び緑色になるという。不思議だ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​250秒 165mm ISO640 ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.これから咲くヒヨドリバナ 鵯花
​​​​ ヒヨドリバナは蝶が好きな花だ。開花するとヒョウモンたちや、アサギマダラ、ヒメアカタテハなどがやってくる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​640秒 70mm ISO200​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.ハナチダケサシ? 花乳茸刺
​​​​ 似たような白い花をつける花序を持つ花が何種か咲いていた。素人のわたくしには同定が難しいがこれはハナチダケサシのようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​800秒 70mm ISO200​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.咲き始めのシモツケ 下野
咲き始めの頃が可憐である。望遠端の300mm f6.3開放でもなかなかシャープだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​400秒 300mm ISO200​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.カラマツソウ? 落葉松草、唐松草​​
ネットでいろいろ調べてみると葉の形が少し違うようだが、カラマツソウのように思える。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​800秒 70mm ISO200​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.シャジクソウ 車軸草​​
​​ 蝶がなかなか現れないので花の写真が多くなってしまう。この花は箱根湿生花園でも見たシャジクソウだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​250秒 175mm ISO280​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.ヤマホタルブクロ 山蛍袋
​​ 舞岡公園にも咲いていたホタルブクロかと思ったが、萼片の形からヤマホタルブクロだと思う。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​250秒 175mm ISO800​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.アカショウマ? 赤升麻
​​​​ 似たような白い花が多く咲いている。これはアカショウマだろう。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​250秒 175mm ISO800​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.ヤマブキショウマ? 山吹升麻
​​​​ アカショウマに似ているが、花の色が淡黄色だ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250秒 102mm ISO250​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.マルバダケブキ 丸葉岳蕗
​​​​ 高原ではお馴染みの大きな黄色い花だ。この花にもヒョウモンチョウなどが集まる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250秒 120mm ISO640​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.クガイソウ 九蓋草​​
​​​​ 茎に輪生する葉が層になってつくので、九蓋草、九階草の名があるという。この花も蝶が好きな花だ。まだ気温が低いのか蝶の姿はない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250秒 44mm ISO720​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.開きかけのニッコウキスゲ 日光笠萓
​​​​ 花が黄色で葉がカサスゲ(笠萓)に似ているため、地名を付けてニッコウキスゲと呼ばれだし、全国に広まった名前だが、正しくはゼンテイカ(禅庭花)というとのこと。。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​500秒 210mm ISO200​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.夏のスキー場
​​​​​​ 林道の途中から湯の丸スキー場のゲレンデが広がる。正面が湯の丸山でその左側の尖った山が昨年登った烏帽子岳だ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​1250秒 31mm ISO200​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.コキマダラセセリ
​​​​​​ 草原になっている夏のゲレンデでは、薄日が差すと蝶が飛び出す。目につくのはモンキチョウで、残念ながらミヤマモンキチョウではない。コキマダラセセリが飛んできて目の前の草に止まった。300mmでマクロを試した。距離は十分とれるので楽だ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​500秒 300mm ISO200​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.ヒョウモンチョウ -1
​​​​​​​​ コヒョウモンかと思ったが前翅外縁が直線的なのでヒョウモンチョウだと思う。でも、とても小さい個体だった。ハクサンフウロで吸蜜する。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​640秒 250mm ISO200​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.ヒョウモンチョウ -2​​
日が差し始めるとあちらこちらでヒョウモンチョウが飛び出す。夏のゲレンデにはハクサンフウロが多く咲いていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​400秒 300mm ISO200​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.ハクサンフウロ 白山風露​​​​
ゲレンデの草原にはハクサンフウロがたくさん咲いていた。ハクサンフウロを手前に置いて遠景に湯の丸山が写る構図をトライしたが無理だった。P610が健在だったら撮れたかもしれない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​500秒 300mm ISO200​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
26.ベニヒカゲ -1​​​​​​
草原を歩いているとふいに黒い蝶が飛び立って、葉の上にとまった。ベニヒカゲだ。まだベニヒカゲは時期的に無理だろうと思っていたので、ラッキーだ。よくぞ早く生まれてきてくれた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​400秒 300mm ISO200​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
27.ベニヒカゲ -2​​​​​​​​
同じ個体。今度は近づいて撮らせてくれた。後翅まで伸びたオレンジ色の帯が鮮やかだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​320秒 300mm ISO200​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.ベニヒカゲ -3
​​ 一度飛び立つが、また近くの葉に止まる。きれいな♂だった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​500秒 270mm ISO200​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.モンキチョウ
モンキチョウの雌雄が寄り添うように翅を休めていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​800秒 220mm ISO200​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
30.ヒョウモンチョウ -3
ハクサンフウロの花で吸蜜するヒョウモンチョウ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​640秒 200mm ISO200​ ​) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
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2016年7月28日

箱根湿生花園に咲く花々 7月19日

入園の際にいただいたパンフレットには、箱根湿生花園は、湿原をはじめとした川や湖沼などの水湿地に生育している植物を中心とした植物園であり、園内には低地から高地まで日本の各地に点在している湿地帯の植物200種のほか、草原や林、高山植物1.100種が集められ、その他珍しい外国の山草も含め約1,700種の植物が四季折々に花を咲かせているとある。
 この日は先に記したように蝶が少なかったので、花の写真を撮りながら歩いた。もちろん、撮った花のすべては網羅できないが、花の名前を添えて載せてみる。花の写真の撮り方の基本を知らないので、種が分かりにくいこともあると思うがお許しいただきたい。

18.箱根湿生花園を歩く
箱根湿生花園は箱根町仙石原にあって、「狭い」か「広い」かは人により感じ方が異なるが、広さはおおよそ17ヘクタールという。普通の足でゆっくり園内を一周するのに、40分ほどかかる。湿原が復元されている園内には木道が敷かれていて歩きやすい。もちろんその木道以外のところへ立ち入ることはできない。12月には閉園され、翌春の3月20日の開園日までは冬季休園となる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4 1/160秒 10mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
19.マツムシソウ 松虫草
信州の高原でよく見かけるマツムシソウが咲いていた。信州の池の平湿原でマツムシソウにベニヒカゲが群がるのは8月に入ってからだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.ハクサンフウロ 白山風露
この花も夏の高原で多く咲いている可憐な花だ。花の写真の撮り方の基本を知らないが、構図とどこにピントを合わせるかということは、何の写真を撮るにも共通のことだろう。もう一つ大事なのは「光線」だ。この写真のように日の光をいっぱいに受けている花を撮るのは難しい。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.オオバギボウシ 大葉擬宝珠
ギボウシとは、蕾の形が日本の橋の欄干にある擬宝珠の形に似ていることによる。オオバギボウシの若葉はウルイと呼ばれ、山菜として賞味されるという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/1600秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.サワラン 沢蘭
湿原や湿った草原に生える多年草だ。オレンジ色が目を引く。手ぶれしてしまったのかピントが甘くなっているが、サワランを撮ったのはこのショットしかなく御容赦。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.5 1/125秒 48mm ISO250 ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.ヤマユリ 山百合
立派な花だ。カラスアゲハなど大形の黒いアゲハが頭を突っ込むようにして、このヤマユリの蜜を吸って、その黒い翅にオレンジ色の花粉を付けているのをしばしば見ることがある。 

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 64mm ISO140 ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.クガイソウ 九蓋草、九階草
この花は同定に迷った。ルリトラノオとよく似ているが、房にある小さな花の形がクガイソウのようだ。同定できない花を「この花の名は?掲示板」に投稿して教えていただくことがあるが、その際、しばしば、「葉が写っていないので確認できない」また、「茎の立ち上がりが見たい」などのご指摘を受けることがある。同定のための写真と、一般的な花の写真とは違うと思うが、同定の際には必要なポイントだ。クガイソウとルリトラノオも葉の付き方をはっきり撮っておけば後で同定しやすかったと思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.5 1/400秒 14mm ISO100 ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.リアトリス 和名はキリンギク 麒麟菊
原産地は北米で日本には大正時代に渡来したそうだ。入園口近くの「外国の山荘と園芸種」というコーナーに植えられていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.5 1/400秒 14mm ISO100 ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
26.タチギボウシ 立擬宝珠
前掲のオオバギボウシとよく似るが、背丈が低い。さらに小さいコバギボウシというのもある。暗いところで咲いていたのでP610のフラッシュを使った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
27.コオニユリ 小鬼百合 -1
山地の少し湿った場所に生える多年草とのことで、昨年、湯の丸高原へ行った時には、コオニユリに来たミヤマシロチョウを撮影できた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/1000秒 4mm ISO100 ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.コオニユリ 小鬼百合 -2
コオホネやヒツジグサの咲く池のほとりにコオニユリが咲いていた。気に入ったショットだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.8 1/125秒 19mm ISO100 ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.エゾミソハギ 禊萩
近縁のミソハギより大型で、葉の基部が茎を抱き、毛が多いという。この写真では同定の役に立たないが、そばに種名の札が立っていたの確認できた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
30.ノカンソウ 野萱草
ニッコウキスゲの仲間。よく似たヤマカンゾウは舞岡公園でも見られる。ヤマカンゾウの花が八重なのに比べ、このノカンゾウは一重だ。カンゾウ(萱草)の意味はこの美しい花を見ていると物も忘れると言う故事からの漢名で、忘れ草とも言うとのこと。

  Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/800秒 4mm ISO100 ) ​ 露出補正 -0.3段 
;クリックすると大きな写真になります。
31.キキョウ 桔梗 -1
日当たりのよい草原に見られるが、国内ではそのような場所が激減したため絶滅危惧種になっているそうだ。キキョウは舞岡公園で見かける。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/160秒 4mm ISO100 ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
32.キキョウ 桔梗 -2
湿原植生復元区にすっきりと伸びた一本が爽快な花を咲かせていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 64mm ISO125 ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
33.ミヤマアズマギク 深山東菊 
中部地方以北の高山帯の乾いた礫地や草地に生える高山植物でアズマギクの亜種とのこと。コマクサやクロユリなどの日本の代表的な高山植物が集められているところに生えていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/800秒 4mm ISO125 ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
34.シャジクソウ -1 車軸草
シャジクソウとは、葉が車輪の軸のように付くからで、夏の高原を彩る代表植物の一つという。マメ科のシロツメクサなどの仲間で英語ではクローバーと総称されるとのこと。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/125秒 4mm ISO125 ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
35.シャジクソウ -6 車軸草
90mmマクロで撮る。ピントの合わせどころが難しい。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/4000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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36.ハマナス 浜茄子
「知床旅情」の歌詞で聞くがどんな花なのか、よく知らなかった。みずみずしい美しい花が咲いていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.ハマナスの実
こんな実がなることも知らなかった。根は染料などに、花はお茶などに、果実はローズヒップとして食用になるそうだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.ホザキシモツケ 穂咲下野
涼しい気候の温地帯に生育するそうだ。円錐花序が密集して8~15cmの長い花穂となる。この花の特徴から「穂咲」と命名されたとのこと。日光の戦場ヶ原では群生する。

  Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5 1/400秒 21mm ISO125 ) ​ 露出補正 -0.3段
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39.イタドリの実
何年か前、美ヶ原山麓の三城牧場に咲いていたイタドリの花にサカハチチョウの夏型が吸蜜に来ていた。ファインダーを通して見た、青空を背景にイタドリの花で吸蜜するサカハチチョウを忘れられない。

  Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
40.コウホネ 川骨、河骨
コウホネは、スイレン科の植物の1種である。湿生花園の池に咲いていた。 

  Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 108mm ISO160) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
41.オグラセンソウ 小倉仙翁 
ナデシコ科センノウ属の多年草。夏に引き裂いたような紅い色の花をつける。九州地方、岡山県以西の中国地方などの山間部の湿地帯に生育する。絶滅危惧種になっているそうだ。箱根湿生花園にはよく似たエンビセンノウの咲いているが、エンビセンノウに比べて花びらの裂け方が浅い。日が当たっている赤い花の色が飛んでしまった。

  Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/200秒 64mm ISO100) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
42.エゾリンドウ  蝦夷竜胆
葉の中に埋もれていて見つけにくく、上からしか見られなかったのでこんな写真になってしまった。この写真では同定に苦労する。 

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/320秒 64mm ISO100) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
43.オオマツヨイグサ 大待宵草
  花は夕方に開き朝にはしぼむ黄色い一日花だそうだ。ただいま、9時56分。まだ、朝のうちなのだろか。北アメリカ原産の植物をもとに、ヨーロッパでつくられた園芸種といわれ、明治のはじめに渡来し、現在では各地に野生化しているとのこと。そういえば、春にツツジを見に葉山国際村へ行ったときに、この花、あるいは近縁種を見た記憶がある。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
44.エンビセンノオ 燕尾仙翁 -1
花びらの裂けた形が燕尾形に長いところから 「燕尾」と名づけられている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4 1/125秒 10mm ISO320) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
45.エンビセンノオ 燕尾仙翁 -2
90mmマクロで撮る。エンビセンノウは山地、高原に咲くナデシコ科の多年草であるというが、花の形がナデシコに似ている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
46.カライトソウ 唐糸草
唐の絹の紐糸に似ていることから、カライトソウ(唐糸草)という名前だが、純国産の高山植物で ワレモコウやシロバナトウウチソウの仲間だそうだ。ワレモコウとは似ていないように思うが。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 90mm ISO100) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
47.キリンソウ 麒麟草、麒輪草 -1 
想像上の動物である麒麟の胸が黄色であることから、という説と、黄色い花が輪になって咲くという説とで、漢字名が異なる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.5 1/125秒 14mm ISO100) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
48.キリンソウ 麒麟草、麒輪草 -2
キリンソウの花は茎先に円錐花序を出し、10~30輪の黄色い小さな花をつける。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
49.キンロバイ 金露梅
標高の高い場所に自生する。 花は黄色でヘビイチゴに似た、花径2~3cm位の黄色い花が木に咲く。丈は低く15cmほどの高さで、 高山の岩場に生える落葉小低木。岩礫地や岩の間に咲く。葉は花より小さく毛が目立つ。白い花もあり、それをハクロバイともギンロバイとも言う。名の由来は花の形がウメに似ており、黄色であることからという。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
50.ニッコウキスゲ 日光黄菅
黄色の花を咲かせ、葉がスゲに似ていて、日光の山に多く咲くところからこの名がついたようだ。ニッコウキスゲ の名称の方が有名であるが、種の統合の結果、ゼンテイカ(禅庭花)の和名が適切との こと。この時期に蝶の写真を撮りに信州の高原に行くと咲いている。群落になって咲いていることが多いので一輪だけ咲いているのを見るとなにか違う花のように思える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/250秒 4mm ISO100) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
51.アミメヘイシソウ 網目瓶子草
サラセニア属の食虫植物の1種だそうだ。捕虫葉の先端部分に紅白の網目模様が入り、美しい。箱根湿生花園では、この8月1日から31日まで世界の食虫植物展が開催される。、世界各地に分布する食虫植物を約100 種700 点展示されるとのこと。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.1 1/125秒 54mm ISO110) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
52.ミツバウツギの実
春には蝶がよく集まる白い花を咲かせるミツバウツギの実は変わった形をしている。先のとがった軍配のようだ。長さ、幅とも2~3センチ。今はまだ緑色をしているが、9月になると熟して茶色くなる。中には4~5mmの種子が数個ずつ入っている。果肉を持たないこの実は、風に飛ばされることによって種子を運ぶのだろうか。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
53.シシウド 猪独活
信州の高原でもよく見かける。山地のやや湿った向陽地に生えるという。高さ2mほどで、小さな花が傘状に集まった花序はセリ科の特徴である。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.1 1/125秒 54mm ISO110) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
54.ヌマトラノオ 沼虎の尾
この花の名を調べるのにはずいぶん手間取った。箱根湿生花園でもあまり多く咲いていない。 オカトラノオ が高原や山に育つ植物なら、ヌマトラノオは湿地に育つことからその名があるようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/400秒 4mm ISO110) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
55.この花の名は?
この花は何という花なのだろうかとネットでいろいろ調べたが、とうとう確信を持てなかった。前のオカトラノオにも似ているのだが。同定のためには茎の立ち上がりや、葉の形状、つき方が判るように撮っておかねばならないことがよくわかる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/320秒 90mm ISO110) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2015年7月28日

烏帽子岳登山 7月21日 (2)

さらにその稜線沿いの尾根道を烏帽子岳に進む。烏帽子岳が標高2,065m、その少し手前にある小烏帽子(2,045m)に着いたのは、12時近くになっていた。総勢80名の小学生の一団が、若い先生らに引率されて元気に登ってきた。ここで、この林間学校の生徒たちをやり過ごすと、向こうに見える烏帽子岳の山頂付近は、その子らに占領されてしまった。記念写真を撮って、お弁当を食べるのだろう。私は、それを言い訳にして烏帽子岳山頂踏破を断念した。ここらあたりで1時間ほど蝶と遊ぶ。

1時半に下山をはじめ、蝶を撮りながら、地蔵峠の駐車場に戻ったのは、午後3時を過ぎていた。コヒョウモンモドキとフタスジチョウに会えたのに、シャッターチャンスを逃したのは悔やまれたものの、今日はまずまずの成果だった。

地蔵峠から烏帽子岳への登山は、距離こそさほどないものの、その登山道が岩がごつごつと露出し、足を踏み下ろすところを気を付けないと捻挫しそうになる。遠近両用メガネを掛ける私にはとても歩きにくかった。また、頂上付近はガレ場の急な登りになる。私にとっては少々きつい登山だった。「余裕があったら池の平へ廻ろう」などという考えは愚かだった。また出直すことにしよう。

3時半に湯の丸の地蔵峠を出発、途中、上里で小休止した。渋滞もあって、自宅に着いたのは8時だった。少々疲れた。もう若くはないのだ。でも、風呂上りに飲んだビールは最高に旨かった。

;クリックすると大きな写真になります。 21.浅間山遠望
ここのところ噴火をして、6月30日に噴火警戒レベルが2に引き上げられ、火口から2km以内の立ち入り禁止となった浅間山だが、今日の山頂付近はとても平穏に見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/640秒 39mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 22.ヒメシジミ♂ -2
地面に止まっていて写真は撮りにくいが、半分翅を開いてくれた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 23.ヒメシジミ♂ -3
ウスユキソウの花にヒメシジミが止まってくれた。もう少し低い位置から撮りたいのだが、足場も悪く体を動かすことができない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 24.ヒメシジミ♂ -4
そのヒメシジミが飛び立った。表面の黒い縁取りを見ると、今まで見たヒメシジミより、幅が狭く、ひょっとしてミヤマシジミかなと疑うが、前の写真で裏面の斑紋を見るとやはりヒメシジミのようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 25.キアゲハ♂
尾根道を堂々と飛び交うキアゲハ。とても見栄えがする。ノアザミの花で吸蜜する。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 26.ツマグロヒョウモン♂ -1
ひときわ大きく鮮やかなヒョウモンが尾根道に君臨する。ツマグロヒョウモンは南から北上してきた蝶だが、この標高2,000m近いところに住み着いている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 236mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 27.ツマグロヒョウモン♂ -2
今年は横浜市の舞岡公園などでは、あまりツマグロヒョウモンを見ていない。場違いな蝶だがついつい熱心に撮ってしまった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 28.ツマグロヒョウモン♂ -3
縄張りを監視するように睨みをきかす。他のツマグロヒョウモンが飛んでくるとスクランブル発進していた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 29.ツマグロヒョウモン♂ -4
ウラギンヒョウモンや、ギンボシヒョウモンが飛んでいない。ここでのオレンジ色はツマグロヒョウモンだけだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 30.ヒオドシチョウ -1
もう1種、尾根道の岩の上で縄張りを見張る大型のタテハチョウがいた。エルタテハかなと思ったが、ヒオドシチョウだった。飛び立ったところを見ると、表の緋色は鮮やかである。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 116mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 31.ヒオドシチョウ -2
前の写真と同じ個体。近づくとパッと飛び立ち、旋回して同じようなところに止まる。翅は開いてくれない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 32.ヒオドシチョウ -3
こういうところに止まって縄張り監視をしている。飛ばれないようにそっと近づく。向こうは美ヶ原に続く山々だろうか。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 33.ミヤマモンキチョウ♀ -1
ようやく、今日のもう一つの本命であるミヤマモンキチョウが多く飛ぶようになった。ハクサンフウロの花に止まる。♂も飛んでいるがなかなかシャッター・チャンスがない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 81mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 34.ミヤマモンキチョウの♀とモンキチョウの♂
ハクサンフウロで吸蜜しているミヤマモンキチョウの♀にモンキチョウの♂がアプローチしている。私としてはミヤマモンキチョウの♂であって欲しかったのだが。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 161mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 35.ミヤマモンキチョウ♀ -2
これも前の写真と同じ取り合わせだ。ミヤマモンキチョウの♀にフォーカスした。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 161mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 36.ミヤマモンキチョウ♀ -3
今度は近くによって撮ることができた。なかなか翅を開いてくれない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 37.ミヤマモンキチョウ♀ -4
♂の写真、また翅を開いたところの写真は撮ることができなかったが、ミヤマモンキチョウを撮ろうという目的は達することができた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 38.小諸方面の眺め
稜線付近で小一時間ほど、ミヤマモンキチョウなどを撮影した。午後1時になったので、そろそろ下山することにする。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1250秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 39.ミヤマシロチョウ♀ -1
ミヤマシロチョウは何頭か飛んでいる姿を目撃したものの、撮影できたのは往路、マルバダケブキで吸蜜していた1頭のみだった。下山の途中、コオニユリの花にぶら下がるようにして吸蜜していたミヤマシロチョウが不意に目の前に現れた。撮ろうとしたら飛び立ったが、すぐに、まだ蕾のクガイソウ?に止まった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 100mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 40.ミヤマシロチョウ -2
まだ、蜜が出ていなかたのかすぐに飛び立ってしまった。少し擦れている個体だが、前翅の基半部が半透明の♀の特徴が認められる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 100mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 41.ミヤマシロチョウ -3
飛び立ったミヤマシロチョウは、はじめに止まっていたコオニユリの花に戻った。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 100mm ISO450 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 42.ミヤマシロチョウ -4
白とオレンジ色と緑の鮮やかな彩りの写真になった。残念ながら少々暗かった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 100mm ISO560 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 43.ミヤマシロチョウ -5
再び飛び立ったミヤマシロチョウは、今度はササの葉に止まった。この個体はいろんなシーンのモデルになってくれた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 44.ヒメキマダラヒカゲ -6
ヒメキマダラヒカゲの多かったところまで下りてきた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/125秒 64mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 45.ゴイシシジミ -1
2012年9月3日に池の平湿原に来て、その帰りに寄った地蔵峠でゴイシシジミを見ている。キャンプ場を通り過ぎて登山道の入り口近くへ来ると、数頭の小さな蝶が飛んでいた。多分ゴイシシジミだろうと思い、近寄ってみるとビンゴ!だった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 46.ゴイシシジミ -2
私がゴイシシジミの写真を撮っていると、私よりもご年配と思われるご夫婦が傍に来られた。見るとお二人ともカメラ(P610と同じタイプ)を持たれている。「ゴイシシジミはいますか?」と聞かれたので、「そこに止まっていますよ」と教えて差し上げた。以前に山で見たゴイシシジミが忘れらず、ゴイシシジミに会いたいと思っていたそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 47.ゴイシシジミ -3
幼虫は純肉食性で、ササ類に付くアブラムシを食べるそうだ。母蝶はアブラムシの群れの中に産卵する。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし


2015年1月14日

蝶 自選年間ベスト10 (3) 1999年以前


 蝶 自選年間ベスト10 (1)2005年 と、蝶 自選年間ベスト10 (2) 2006年を蝶のオフシーズンである昨年の2月にアップしているが、今回は1999年以前にもどる。

 中学生までは、補虫網をもって野山で蝶を追う昆虫少年だった。ところが中学2年の時から始めた卓球が面白くなって、高校の卓球部に入ると神奈川県代表でチーム戦の一員としてインターハイにも出らるようになり、蝶のことは置き去りにしてしまった。そして、大学を卒業し就職すると、当然ながら、蝶にも卓球にも割ける時間はなくなっていた。
 昭和45年(1970年)、娘が誕生した翌年に、PENTAX SPという一眼レフを、当時まだ開業間もない新宿のヨドバシカメラで購入した。当時としてはTTL測光の最新のカメラで4万円くらいだったと思う。子供のころからの蝶好きは変わらず、一眼レフを手に入れたことで、蝶の生態写真を撮りたいとの思いはじめたのだが、仕事に追われる毎日で、そのPENTAX SPで蝶を撮る機会はほとんどなかった。
 オートフォーカスのEOS650を買ったのは1991年(平成3年)だった。2002年にOlympus E10、そしてNikon D100を購入するに至り、デジタルに移行していった。

  これらは、フィルム時代の懐かしい蝶の写真である。
;クリックすると大きな写真になります。 1.ミヤマシロチョウ 1967年7月某日 長野県 美ヶ原高原 
これは夜行日帰りで美ヶ原へ登った時に撮ったミヤマシロチョウだ。カメラは兄貴から借用したペンタックスS2で、それに接写リングを付けて55mmのレンズで撮ったと思う。

ASAHI PENTAX S2 Super Takumar 55mm nega color film
接写リング使用
;クリックすると大きな写真になります。 2.ゴイシシジミ 1991年7月某日 長野県 入笠山
EOS650を手に入れて、蝶の写真を撮ろうという欲が出てきた。さっそく南アルプス北端にある入笠山へ行く。ゴイシシジミは、そのころは東京近郊でも普通に見られたシジミチョウだが、最近は全く見ることができない。舞岡公園でもいるという話は聞くが、まだ会ったことがない。

Canon EOS650 Canon 35-70mm f3.5-5.6 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 3.ギンボシヒョウモン 1991年7月某日 長野県 入笠山
これも入笠山で撮った。初めて手に入れたマイ・カーで、山頂のすぐ下まで行くことができた。ギンボシヒョウモンは高原の蝶。この写真は、1992年の年賀状に使用した。

Canon EOS650 Canon 35-70mm f3.5-5.6 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 4.ウラギンスジヒョウモン 1992年8月20日 長野県 高ボッチ高原
高原に咲くオオハンゴンソウに飛んできて止まった。全国的に減少が著しく、生息地が少なくなっているという。オオウラギンスジヒョウモンのほうは、箱根の湿生花園や、昨年は舞岡公園でも見られ、個体数が多い。

Canon EOS650 Canon 35-70mm f3.5-5.6 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 5.キアゲハ 1992年8月22日 長野県 扉峠
前日は扉温泉に泊まったことを思いだす。初めて美ヶ原へ行ったのは、中学2年のころだったと思う。今から60年も前のことになる。当時は、ミヤマシロチョウやオオイチモンジもいた。クジャクチョウなどは、咲く花に鈴なりになっていた。

Canon EOS650 Canon 35-70mm f3.5-5.6 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 6.クジャクチョウ 1993年7月25日 長野県 蓼科 御泉水 
ヒメオウギアヤメでクジャクチョウが吸蜜していた。ファインダーで見る美しさに感動したのを覚えている。翌年の年賀はがきに使った写真。

Canon EOS650 Canon 35-70mm f3.5-5.6 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 7.コヒョウモンモドキ 1993年7月26日 長野県南佐久 海ノ口牧場
1958年8月に海ノ口牧場で、今や絶滅危惧種のオオウラギンヒョウモンを採ったのを思い出す。'93年には、まだ会えるのではないかと思って行ってみたのだが、その姿はなかった。その時に撮ったコヒョウモンモドキも今はめっきり数が少なくなっていて、この時以降、見たことがない。

Canon EOS650 Canon 35-70mm f3.5-5.6 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 8.シータテハ 1996年8月8日 長野県 入笠山
このころ入笠山へは毎夏のように出かけた。湿原の遊歩道に咲いていたクガイソウの花に、たくさんのミドリヒョウモンに混じって、シータテハの秋型が吸蜜していた。これは'97の年賀状に使った。

Nikon F50 Sigma 105mm macro f2.8 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 9.Gulf Fritillary (ヒョウモンドクチョウ) 1997年8月某日 ハワイ オアフ島 North Shore
夏休みにハワイへ行った。ハワイに住んでいる家内の兄貴の友人に、あちこち案内していただいた。ハワイは蝶の数は少なかったが、たまたま道路わきのコセンダングサに絡んでいるヒョウモンチョウのような蝶を見つけた。 '98の年賀状にした。 

Nikon F50 Sigma AF 28-200mm f3.8-5.6 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 10.ベニヒカゲ 1999年8月6日 長野県 池の平
この湿原には準高山蝶であるベニヒカゲが多産する。最盛期は遊歩道の獣糞に集まったベニヒカゲを踏んでしまうほどだ。これはマルバダケブキで吸蜜するベニヒカゲだが、マツムシソウにも集まる。2000年の年賀状にした。

Nikon F90  Sigma 105mm macro f2.8 nega color film


2014年8月15日

上高地 日帰り 穂高橋から河童橋、小梨平へ 8月1日


 途中で足を止めて写真を撮っていると、ひっきりなしに人が通る。路上に止まるシータテハ夏型を撮り逃がしたが、文句は言えない。
  バスの出発が朝早かったということで、車内でおにぎりが3個配られ、暑い緑茶のサービスもあり、これがとても旨かった。梅干し、鮭、塩昆布とも食べてしまった。さらに、おにぎりが出るとは思わなかったので、朝飯用にと思い、持ってきていたカレーパン(2個)も大正池で下車するまでに食べてしまった。午後1時を回り、昼飯の時間になったが、結局、昼飯は食べないで、午後2時ごろに、五千尺ホテルのカフェで、これもツアーについていた券を利用して、ケーキとコーヒーで済ませた。ビールを一杯飲みたかったのだが、カフェにビールはなかった。

 河童橋の周りは人がいっぱいだった。簡単に、しかも日帰りでも上高地を訪れることができるのだから、当たり前だ。だから自分も来られる。
 河童橋を渡って、左岸に出て、ビジター・センターのある小梨平で30分ほど撮影した後、午後3時半が集合予定であるバス・センターへ向かった。

 オオイチモンジは望むべくもなかったが、この日の収穫は、ミヤマカラスアゲハが撮れたこと。それに、ノアザミで吸蜜するコキマダラセセリを、吊り尾根を背景に撮れたのもうれしかった。
  思いもかけず好天にも恵まれた。しかし、バスが上高地を出発するころは、まだ晴れてはいたものの、雲行きが怪しくなってきていた。

  諏訪SAで休憩した後、車内は眠る人も多く静かだったが、笹子トンネルを過ぎるころから、雷が鳴り、続いて強い雨が降ってきた。大月のあたりでは豪雨になった。この雨の影響だろうが、西丹沢のキャンプ場で、テントを張っていた4WD車専用のキャンプ地がある中州から、危険と思い、川を渡って川岸へ戻ろうとした自家用車が鉄砲水に流されて、3人の人が亡くなられたという事故があったことをニュースで知った。

ウラギンヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。 25.ウラギンヒョウモン
穂高橋から梓川右岸の小道を河童橋に向け歩きはじめる。そこへ、ウラギンヒョウモンが飛来して、下草に止まった。なにか弱々しく葉の裏側に身をひそめようとする。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/350秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
梓川とコチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります。 26.梓川とコチャバネセセリ
ヨツバヒヨドリの花には、いろいろな蝶が吸蜜に来る。右のほうに田代橋が見える。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/900秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
ミヤマカラスアゲハ -1;クリックすると大きな写真になります。 27.ミヤマカラスアゲハ -1
ウェストン・レリーフの少し手前に建つホテルの敷地に何やら黒いアゲハが飛んでいた。緑色の金属光沢が美しい、ミヤマカラスアゲハの♂だ。どこかに止まってくれないかとじっと待っていると、そこに咲いていたシナノナデシコに近づき、吸蜜を始めた。連写で数ショットを撮る。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
ミヤマカラスアゲハ -2;クリックすると大きな写真になります。 28.ミヤマカラスアゲハ -2
以下、ミヤマカラスアゲハは、すべて同じ個体の写真である。これは夏型で、春型に比べて大きく、後翅裏面の白帯は目立たない。シナノナデシコは高さが30cm位しかない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
29.ミヤマカラスアゲハ -3;クリックすると大きな写真になります。 29.ミヤマカラスアゲハ -3
ほとんど傷のないきれいな個体だった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
ミヤマカラスアゲハ -4;クリックすると大きな写真になります。 30.ミヤマカラスアゲハ -4
少し位置を変えてくれた。表翅を全開して見せてくれた。今日の成果の一つである。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウェストン・レリーフ;クリックすると大きな写真になります。 31.ウェストン・レリーフ
三度にわたり、日本に長期滞在をしたイギリス人宣教師のウォルター・ウェストンは、日本アルプスなどの山および当時の日本の風習を世界中に紹介した登山家である。このレリーフは1937年(昭和12年)8月に設置された。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/85秒 8mm ISO400 ) 露出補正 なし
梓川右岸の林道;クリックすると大きな写真になります。 32.梓川右岸の林道
六百山(2,470m)を眺めながら歩く林道は木漏れ日がそそぎ、すがすがしい。穂高の名声に隠れがちであるが、この梓川左岸の六百山、その右側に続く八衛門沢、霞沢岳は、捨てがたい魅力があるという。霞沢岳には徳本峠から尾根を上る登山道が通じている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 30mm ISO200 ) 露出補正 なし
ヒメキマダラセセリ;クリックすると大きな写真になります。 33.ヒメキマダラヒカゲ
これもきれいな個体だった。昨年8月28日に来たときは、数は多かったが、擦れた個体がほとんどだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO400 ) 露出補正 なし
34.アカタテハ -1;クリックすると大きな写真になります。 34.アカタテハ -1
ヨツバヒヨドリの咲くところには必ず何かがいる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
35.アカタテハ -2 開翅;クリックすると大きな写真になります。 35.アカタテハ -2 開翅
都会でも良く見る蝶である。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
36.アカタテハ -3;クリックすると大きな写真になります。 36.アカタテハ -3
HS50の広角側で背景を入れて撮った。露出補正なしでとると、ヨツバヒヨドリなど白い花は飛んでしまう。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/600秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
ミドリヒョウモンとヨツバヒヨドリ 37.ミドリヒョウモンとヨツバヒヨドリ
ミドリヒョウモンンもほとんどがきれいな個体である。D5300+NIKKOR18-140mm のマルチパターン測光で撮ると少しアンダー気味に撮れる傾向を感じていたが、ヨツバヒヨドリの花も白トビしていない。適正露出と思う。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
清水川;クリックすると大きな写真になります。 38.清水川
河童橋を左岸へ渡って、ビジター・センターがある。小梨平に入るところに清水橋があり、湧き水が渦を作る清水川という清流が流れている。陽の光に水草の緑が映えて美しい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/120秒 7mm ISO400 ) 露出補正 なし
39.コヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。 39.コヒョウモン
小梨平のビジタ-・センターの裏にクガイソウ、ヨツバヒヨドリが咲いていた。今日はコヒョウモンの写真を撮りたいと思ってきているが、見かけはするものの、よい写真が撮れなかった。ここにはコヒョウモンが他のヒョウモンチョウに混じって多く飛んでいた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/900秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
トリカブト;クリックすると大きな写真になります。 40.トリカブト
これはヤチトリカブト(谷地鳥兜)というらしい。ご存じのとおり、全草に猛毒を含む。主な毒成分はジテルペン系アルカロイドのアコニチンだそうだ。きれいな花だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 50mm ISO200 ) 露出補正 なし
クガイソウで吸蜜するコヒョウモン -1;クリックすると大きな写真になります。 41.クガイソウで吸蜜するコヒョウモン -1
コヒョウモンは、赤城山にいたヒョウモンチョウと良く似ている。前翅表の内縁後角側の2つの黒い紋が、コヒョウモンではつながるので区別できる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
クガイソウで吸蜜するコヒョウモン -2;クリックすると大きな写真になります。 42.クガイソウで吸蜜するコヒョウモン -2
後翅裏面外縁の薄紫色の帯の形状でもヒョウモンチョウと区別ができる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
クガイソウで吸蜜するコヒョウモン -3;クリックすると大きな写真になります。 43.クガイソウで吸蜜するコヒョウモン -3
気に入った写真が撮れた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
キンモンガ;クリックすると大きな写真になります。 44.キンモンガ
蝶に見紛うようなきれいな蛾でキンモンガという。昼行性だが薄暗い林などでヒラヒラ飛び、花の蜜を吸うことが多いようだが、ここは陽光降りそそぐところでヨツバヒヨドリで吸蜜していた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 70mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウラギンヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。 45.ウラギンヒョウモン
上高地では今の時期、ミドリヒョウモンとオオウラギンスジヒョウモンが圧倒的に多く、ウラギンヒョウモンは少なかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 62mm ISO200 ) 露出補正 なし
ミドリヒョウモン ♀ -1;クリックすると大きな写真になります。 46.ミドリヒョウモン ♀ -1
今日見てきたミドリヒョウモンはすべて♂だったが、ここで♀に出会った。バランスの良い構図で撮れた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
ミドリヒョウモン ♀ -2;クリックすると大きな写真になります。 47.ミドリヒョウモン ♀ -2
おそらく今日、羽化してきた個体だと思う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/900秒 57mm ISO200 ) 露出補正 なし
オウラギンスジヒョウモン ♀;クリックすると大きな写真になります。 48.オオウラギンスジヒョウモン ♀
はじめ、ミドリヒョウモンの♀かと思っていたが、後で調べてみると、前翅表側の内縁後角の黒い紋の位置から、オオウラギンスジヒョウモンと判別できた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/640秒 103mm ISO1250 ) 露出補正 なし
コヒョウモン 斑紋異常?;クリックすると大きな写真になります。 49.コヒョウモン 斑紋異常?
前翅表の斑紋に何か違和感があった。そのわけは黒い紋が大きく、特に内縁の内側の二つの黒い紋が繋がってしまっている。しかし、この程度はそう珍しくはないようで、結論は斑紋異常ではない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
河童橋;クリックすると大きな写真になります。 50.河童橋
はとバスのサービスでいただいたチケットで、コーヒー・ケーキ・セットを五千尺ホテルのCafeで楽しんで、そろそろ、バス・センターに戻ることにする。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/800秒 8mm ISO200 ) 露出補正 なし
雲行き怪しく;クリックすると大きな写真になります。 51.雲行き怪しく
午後3時、吊り尾根を振り返ると、雲がかかってきていた。午後、遅くには雨が降るという天気予報は当たっているようだ。しかし、今日はラッキーだった。半分あきらめていたのに、写真を撮っている間はづっと晴れていたのだから。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/900秒 11mm ISO400 ) 露出補正 なし