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2020年9月15日

箱根湿性花園(3・終)チョウは夏枯れ 8月25日

今回期待していたのは、黒いアゲハたちで、特にミヤマカラスアゲハの写真が撮りたかった。湿性花園はチョウの好きな花が多いので、チャンスはあると思っていたが、この日現れたのは破損したクロアゲハとカラスアゲハのみだった。この2種は、平地ではおおよそ、5月ごろ春型が発生し、7月中頃から8月にかけて第2化が羽化、9月に第3化が発生するようだ。丁度第2化と第3化の端境期だったようだ。ミヤマカラスアゲハは第2化が7月から8月にかけて発生する。
 ここは標高は約650mである。ゼフィルスのミドリシジミは、横浜の舞岡公園では5月末から6月にかけて発生する。しかし、箱根湿性花園での最盛期は、毎年変わるようではあるが、概ね7月10日ごろのようだ。
 今回は残念ながら期待外れだった。次回は8月初めごろにでも来てみよう。
 入笠山では、メスグロヒョウモン♀と、ミドリヒョウモン♂の斑紋異常(脱色)を撮影したが、この日はイチモンジセセリの脱色タイプを撮影できた。

001_200824129 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg  1.クロアゲハ♀ -1
入園して、「世界の食虫植物展」を見ていると、ナガバミズアオイの花にクロアゲハの♀が来ていた。比較的傷のない個体だ。♀は後翅の赤い紋がきれいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
002_200824120 X800 △箱根湿性花園 RX10M4.jpg 2.クロアゲハ♀ -2
しばらく花から花へ移動していたが、なかなかじっとしていてはくれない。距離があるので、35mm換算の600mmで撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 なし
003_200824035 X800 〇箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 3.イチモンジセセリ -1
ミソハギにイチモンジセセリが来ていた。イチモンジセセリが多い。ひょっとしてホソバセセリでもいないかと目を凝らすが、みんなイチモンジセセリだった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO110 ) 露出補正 なし 
004_200824040 X800 箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 4.カラスアゲハ♀ -1
仙石原湿原植生復元区に咲くコオニユリに、カラスアゲハ 来てていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO110 ) 露出補正 なし
005_200824145 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 5.キアゲハ
前回、7月22日に来た時には、キアゲハのきれいな個体が多く飛んでいた。この日もキアゲハ多かったが、破損した個体が多い。これは比較的きれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_200824048 X800 〇箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 6.イチモンジセセリ -2
アサマフウロで吸蜜するイチモンジセセリ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_200824156 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 7.コミスジ
コミスジは草原の花畑を好むチョウではない。林縁を飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO800 ) 露出補正 なし
008_200824162 X800 △箱根湿性花園 RX10M4.jpg 8.イチモンジセセリ -3
イチモンジセセリはミソハギの花を好む。ハチに割り込まれ、驚いて翅をはばたかせている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 196mm ISO800 ) 露出補正 なし
009_200824172 X800 〇箱根湿性花園 シシウド RX10M4.jpg 9.スジグロシロチョウ
スジグロシロチョウがシシウドの花に止まって吸蜜していた。   

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO800 ) 露出補正 なし
010_200824204 X800 〇箱根湿性花園 イチモンジセセリ 斑紋異常 RX10M4.jpg 10.イチモンジセセリ 斑紋異常? -1
またイチモンジセセリかと思い、何気なく見ると右側後翅に白い部分がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO2000 ) 露出補正 なし
011_200824207 X800 〇箱根湿性花園 イチモンジセセリ 斑紋異常 RX10M4.jpg 11.イチモンジセセリ 斑紋異常? -2
よく見てみるが、擦れて鱗粉が落ちてしまっているのではなさそうだ。先日入笠山で一部脱色したと思われるメスグロヒョウモン♀とミドリヒョウモン♂を観察したが、このイチモンジセセリもそうなのだろうか。それとも、単に鱗粉が擦れて脱落したのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
012_200824221 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 12.サトキマダラヒカゲ
意外と敏捷に飛んできて木の幹や葉に止まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2500 ) 露出補正 なし
013_200824227 X800 〇箱根湿性花園 ナガバミズアオイ チャバネ RX10M4.jpg 13.チャバネセセリ
ナガバミズアオイが咲く湿地で飛び交うイチモンジセセリを目で追っていると、チャバネセセリが花に止まった、  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_200824232 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 14.ヒメウラナミジャノメ
きれいな葉の上に止まって開翅していると、このチョウも新鮮に見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO800 ) 露出補正 なし
015_200824239 X800 〇箱根湿性花園 ヒメキマダラ RX10M4.jpg 15.ヒメキマダラセセリ
先月22日に来たときは、♀が元気に飛んでいたが、これは♂で擦れてしまっている個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
016_200824084 X800 〇箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 16.モンキチョウ♀ -1
仙石原湿原植生復元区に咲くオミナエシにモンキチョウの♀が舞っている。他のチョウたちが擦れている個体が多いのに比べ、モンキチョウは新鮮で元気だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_200824252 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 17.モンキチョウ♀ -2
何頭かのモンキチョウが飛んでいたが、♀が多い。箱根の山を背景に撮った。wikipediaによれば、「箱根山は40万年前に活動を開始した第四紀火山である。カルデラと中央火口丘、二重の外輪山で構成され、内側には堰止湖の芦ノ湖を形成している。現在でも大涌谷などで噴煙や硫黄などの火山活動が見られ、致死性の火山ガスを噴出する場所もある。」とある。箱根湿性花園のある仙石原は箱根火山カルデラ内の北部に位置し、湿原や草原が広がる。総面積は約16ha。これはかつてこの地域がカルデラ湖の一部だった名残りであるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 30mm ISO250 ) 露出補正 なし
018_200824268 X800 〇箱根湿性花園 クルマグサ RX10M4.jpg 18.キタキチョウ
キタキチョウがクルマバナに来た。キタキチョウの翅表の写真は飛翔中を撮らないと不可能だが、不完全ながら、何とか翅表前翅の黒い斑紋が見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 175mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_200824284 X800 〇箱根湿性花園 RX10M4.jpg 19.カラスアゲハ♀ -2
コオニユリに来るカラスアゲハは何頭か見たが、すべて♀で、しかもボロボロだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_200824095 X800 〇箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 20.イチモンジセセリ -4
ミソハギで吸蜜していたイチモンジセセリが、離脱する瞬間である。 

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO110 ) 露出補正 なし
021_200824097 X800 〇箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg 21.イチモンジセセリ -5
このイチモンジセセリは擦れてしまっていたが、目がなかなかチャーミングと思う。ミソハギの苞葉の腋(蕾を包むように葉が変形した部分)に1〜3個ずつつく花は色鮮やかである。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO125 ) 露出補正 なし


2019年9月14日

池の平、鹿沢園地、小諸高原美術館 <8月27日~28日>(4) 鹿島園地 8月27日

湯の丸高峰林道を抜けて、地蔵峠から県道94号線を新鹿沢温泉、鹿沢園地のほうへ向かうと、途中の右側に百番観音があった。ちょっと車を停めて手を合わせる。
 2時過ぎに今宵の宿である休暇村嬬恋鹿沢の駐車場に着いた。チェックインを済ませ、かみさんにはゆっくり温泉に入っていてもらうことにして、私はRX10M4を持って、野草園に向かった。黄色いアキノキリンソウが咲いていて、ミドリヒョウモンが吸蜜に来ていた。まだ、擦れていない♂も飛んでいる。クジャクチョウを数頭見ることが出来た。7月に比べて活動しているチョウの種類は少なかったが、明日は多分雨であろうと思い、1時間ほど撮影を楽しんだ。

  1908273_001.jpg 1.百体観音の百番観音
  今朝、東部湯の丸ICを下りて、長野県東御市の新張(みはり)から、県道94号線に入って地蔵峠に上がってきたが、その県道94号線に入るところに一番観音があった。そこから地蔵峠を越えて鹿沢温泉に至る道には、一番から百番までの観音様が祀られている。これを百体観音というのだそうだ。信州花岡果実園のHPにその花岡武彦さんが百体観音について次のように書かれていた。江戸時代、観音信仰が盛んになり、この地でも1864年(元治元年)に長野県東御市から群馬県嬬恋村の鹿沢温泉までの湯治の「湯道」の安全を祈願して、1町(約109m)ごとの観音像建立が始まったという。写真の百番観音の建立には鹿沢温泉に湯治に来ていた500人の寄付により出来上がっているそうだ。1874年(明治7年)の5月7日には百番観音開眼祝いが行われている。戦後、「湯道」では車が通れないため、1959年(昭和34年)には地蔵峠(県境)まで車道が開通し、さらに工事は進み、1962年(昭和37年)には鹿沢温泉までの車道である現在の県道94号線が完成した。そして、2年の歳月をかけて「湯道」から県道への観音像の移転作業が行われた。県道への移転前から、観音像は一部紛失していたが、県道移転後になると、車での往来が楽になり、盗難や紛失が起こり、数が減ってしまったそうだ。そこで、1981年(昭和56年)に新たな寄進者を募り像を復元し、入魂式も行われたという。此処の観音像は真言系の聖観音・千手観音・十一面観音・如意輪観音・准胝観音・馬頭観音という六観音が安置されている。一番観音から2km西の祢津東町にある真言宗長命寺境内にある観音堂に由来するそうだ。百体観音は東御市石造文化財に指定されている。長くなってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
1908273_002.jpg 2.メスアカミドリシジミ?
野草園に足を踏み入れてしばらく行くと、不意に足元から小さなチョウが飛び立って近くに咲くアキノキリンソウの花に止まった。同定が難しいが、メスアカミドリと思う。この時期にゼフィルスに会えるとは意外だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 51mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
1908273_003.jpg 3.ミドリヒョウモン♀ -1
ミドリヒョウモンは擦れていない♀が多かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段 
1908273_004.jpg 4.ミドリヒョウモン♀ -2
いま、ここで飛んでいるヒョウモン類はミドリヒョウモンしかいないようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
1908273_005.jpg 5.コミスジ
散策路に渡された木道にコミスジが止まっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908273_006.jpg 6.キアゲハ
名前はわからないが青紫色の花にキアゲハが絡んでいた。彩りが鮮やかである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
1908273_007.jpg 7.ミドリヒョウモン♀ -3
ノアザミにもミドリヒョウモンが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
1908273_008.jpg 8.ミドリヒョウモン♀ -4
ミドリヒョウモン以外に撮る対象が現れてくれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 78mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
1908273_009.jpg 9.ミドリヒョウモン♂ -1
このミドリヒョウモンは前翅に性票が見えるので♂と確認できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 17mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908273_010.jpg 10.クジャクチョウ -1
池の平ではクジャクチョウを撮ったが、ここにもクジャクチョウがいた。2~3年前、クジャクチョウやキベリタテハなどの山地性タテハチョウ科のチョウが少なくなった年があったが、少なくともクジャクチョウの個体数は回復してきているように思う。この個体は少し擦れていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
1908273_011.jpg 11.クジャクチョウ -2
別の個体が飛んできて、路上に止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 73mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
1908273_012.jpg 12.クジャクチョウ -3
前の写真と同じ個体。しばらく路上に静止していた。路上に止まったチョウの写真は撮るのが難しい。上から押さえつけて撮るとよい写真は撮れない。ローアングルでモニターを見ながらできるだけ近づいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908273_013.jpg 13.クジャクチョウ -4
3頭目のクジャクチョウ。この個体が一番きれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
1908273_014.jpg 14.クジャクチョウ -5
これは写真10.と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
1908273_015.jpg 15.ミドリヒョウモン♀ -5
また、ミドリヒョウモンだ。山地で生息する各種ヒョウモンチョウ類の中で最普通種と言われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
1908273_016.jpg 16.ミドリヒョウモン♂ -2
8月の終わりであるが、この♂はまだまだきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
1908273_017.jpg 17.ミドリヒョウモン♂ -3
ミドリヒョウモンはいろいろな花を訪れる。シシウドの仲間の白い花にもよく来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 129mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
1908273_018.jpg 18.ミドリヒョウモン♀ -6
被写体はミドリヒョウモンばかりになってしまった。ミドリヒョウモンの成虫は6月の終わりごろから発生(羽化)し始め、盛夏には夏眠をして、8月の終わり頃から秋にかけて再び活動するとされている。産卵は夏眠後の秋に行われるというが、ここで見たミドリヒョウモンたちは、夏眠から明けたところなのだろうか、それとも夏眠はしなかったのだろうか? 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
1908273_019.jpg 19.シラヒゲソウ
見たことのない花が咲いていた。調べてみるとシラヒゲソウという花だった。白い花弁の外側が糸のように細かく裂けていて髭みたいだから、白髭草というらしい。「山渓ハンディー図鑑 山に咲く花」には山地の湿地に生える多年草。根生葉は長柄があり長さ幅とも2〜4cmの心円形で基部は深い心形。茎葉は数個つき、無柄で茎を抱く。花茎は10〜30cmで茎頂に直径2.0〜2.5cmの白い花を1個つける。花弁は5個で、縁は糸状に細裂する。花期は8〜9月。とあった。日本の本州(中部と西部の太平洋側)、四国、九州の温帯域に分布し、山地の湿地に生育する。多くの地域で減少傾向にあり絶滅が危惧されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段


2016年8月24日

蝶が少なかった八島が原湿原(2 終) 8月4日

鎌が池の先の蝶々深山へのトレッキングコースの分岐路まで行き、引き返すことにした。そこへエルタテハが飛んできて、道に止まって吸水を始める。相変わらず元気なのはヒョウモンチョウだ。ヒメシジミの♀や絶滅危惧Ⅱ類のアカセセリを撮りながら、湿原の入り口まで戻る。何時もアザミの花にいっぱい来ているギンボシヒョウモンやウラギンヒョウモンが少ない。スジボソヤマキチョウも飛ぶのを見たが撮れなかった。
  12時前に八島が原湿原を切り上げ、美ヶ原へ向かった。おおよそ30分くらいビーナスラインをドライブして、山本小屋の駐車場に入る。美ヶ原も蝶が少ない。
 美ヶ原を、美しの塔を見て、塩くれ場まで行ったら、雲行きが怪しくなってきたので、引き返すことにした。ここでも収穫はなかった。

;クリックすると大きな写真になります。 18.エルタテハ -1
エルタテハが飛んできて路上に止まり吸水を始めた。遠くから数ショット撮る。次にP610で背景を入れて撮ったが、なかなかよい位置に来てくれない。 ​

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4.5 1/320秒 15mm ISO100) 露出補正-0.3段​​​​ ​​
;クリックすると大きな写真になります。 19.エルタテハ -2
前の写真と同じ個体。上から押さえつけるような写真になってしまうが、開翅してくれているうちにとD5300でも撮った。​​​

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​​​​​​​.3​​​ 1/​320​秒 3​​​​00​​​mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 20.アカセセリ -1
アカセセリ♂がハクサンフウロで吸蜜していた。​​

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​​​​​​​.3​​​ 1/​1000秒 3​​​​00​​​mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 21.アカセセリ -2​​
開翅してくれたので同定しやすい写真が撮れた。前翅の黒褐色の部分の幅が広く、コキマダラセセリと区別できる。​​

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​​​​​​​.3​​​ 1/​1000秒 2​80​​​mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 22.ヒヨドリバナとヒョウモンチョウ -1​​
このヒョウモンチョウは♀のようだ。気が付くと望遠端の300mmを多用していた。楽なのだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​​​​​​​.3​​​ 1/​1000秒 300mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 23.ヒヨドリバナとヒョウモンチョウ -2
​​ これは♂だ。ヒョウモンチョウは今が盛りなのだろう。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​ 絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​​​​​​​.3​​​ 1/​1000秒 300mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 24.ヒメシジミ♀
​​​​ ヒメシジミの♀の裏面は♂の裏面と比べると地色は褐色となり、黒い斑紋の周りが白く縁どりされる。 ​​

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ 絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​​​​​​​.3​​​ 1/​800秒 300mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 25.ヒメシジミ♂
​​​​ ハクサンフウロでヒメシジミが吸蜜していたが撮りにくい位置だ。前にある草の葉が邪魔になる。そのあいたところを抜いてフォーカスする。 ​​

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ 絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​​​​​​​.3​​​ 1/​1000秒 300mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 26.湿原に咲くシシウドとヤナギラン​​
​​​​ 八島が原湿原を代表する光景だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels​​
​​​​ プログラムオートで撮影 (​ ​f3.8 1/1600秒 4​​​mm ISO100​ ) ​ 露出補正​ -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 27.コキマダラセセリ -1
​​​​ 湿原から駐車場へ行く手前にコキマダラセセリがいた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​​​ 絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​​​​​​​.3​​​ 1/​1250秒 300mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 28.コキマダラセセリ♀ 
​​​​​​ この辺りはいつもギンボシヒョウモンやウラギンヒョウモンが一つのノアザミの花を奪い合うように飛び交っているところだが、今回はそういう光景が見られない。代ってコキマダラセセリがノアザミの花を訪れていた。

​​Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​​​​​ 絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​​​​​​​.3​​​ 1/​800秒 300mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 29.美ヶ原のギンボシヒョウモン -1
​​​​​​​​ 八島が原湿原を切り上げた時間が早かったので、美ヶ原へ寄ってみることにした。山本小屋の駐車場に車を置いて歩き始める。ノアザミの花にやってきたギンボシヒョウモンをやっと見ることができた。​​

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​​​​​ 絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​​​​​​​.3​​​ 1/​400秒 300mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 30.美ヶ原のギンボシヒョウモン -2
​​​​​​​​ ギンボシヒョウモンは数こそ少ないが元気に飛び回っていた。​

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​​​​​ 絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​​​​​​​.3​​​ 1/​800秒 300mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 31.ハクサンフウロで吸蜜するジャノメチョウ
​​​​​​​​ 八島が原湿原でもジャノメチョウは多かったが、ここでも数が多い。というよりほかに蝶が飛んでいない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​​​​​ 絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​​​​​​​.3​​​ 1/​800秒 300mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 32.美しの塔と王ケ頭​​
​​​​​​​​ 雲行きが少し怪しくなってきた。塩くれ場までは10分ほどだ。塩くれ場の近くには何かいるのではないかと期待して行ってみる。​​

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​​​​​​​ 絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​​​​​​​.3​​​ 1/​1000秒 92mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 33.放牧されている牛たち​​​​
​​​​​​​​ 広々として牛たちも気持ちがよいことだろう。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​​​​​​​​​ 絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f6​​​​​​​.3​​​ 1/​1000秒 200mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 34.王ケ頭を望む​​​​
​​​​​​​​​​ 遊歩道には柵が設けられ、観光客は放牧地の中に入ることはできない。牛は悠々と歩いている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels​​​​
​​​​​​​​​​ プログラムオートで撮影 (​ ​f5.2 1/320​​​秒 30​​​mm ISO100​ ) ​ 露出補正​ -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 35.いよいよ雲行きが怪しくなる​​​​
​​​​​​​​​​ 王ケ頭の向こう、松本の方から雲が急に湧き上がってきた。ここは標高2000m、山の天候の変化は怖い。塩くれ場まで来たが、なにか蝶がいるのではないかという期待は裏切られ、早足で駐車場へ戻ることにした。幸い降られなかったが、帰路の中央高速では激しい夕立に見舞われた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels​​​​
​​​​​​​​​​ プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6​​​​ 1/5​0​​​0​​​秒 8​1​​​​​​mm ISO100​ ) ​ 露出補正​ -0.3段
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2016年7月28日

箱根湿生花園に咲く花々 7月19日

入園の際にいただいたパンフレットには、箱根湿生花園は、湿原をはじめとした川や湖沼などの水湿地に生育している植物を中心とした植物園であり、園内には低地から高地まで日本の各地に点在している湿地帯の植物200種のほか、草原や林、高山植物1.100種が集められ、その他珍しい外国の山草も含め約1,700種の植物が四季折々に花を咲かせているとある。
 この日は先に記したように蝶が少なかったので、花の写真を撮りながら歩いた。もちろん、撮った花のすべては網羅できないが、花の名前を添えて載せてみる。花の写真の撮り方の基本を知らないので、種が分かりにくいこともあると思うがお許しいただきたい。

18.箱根湿生花園を歩く
箱根湿生花園は箱根町仙石原にあって、「狭い」か「広い」かは人により感じ方が異なるが、広さはおおよそ17ヘクタールという。普通の足でゆっくり園内を一周するのに、40分ほどかかる。湿原が復元されている園内には木道が敷かれていて歩きやすい。もちろんその木道以外のところへ立ち入ることはできない。12月には閉園され、翌春の3月20日の開園日までは冬季休園となる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4 1/160秒 10mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
19.マツムシソウ 松虫草
信州の高原でよく見かけるマツムシソウが咲いていた。信州の池の平湿原でマツムシソウにベニヒカゲが群がるのは8月に入ってからだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.ハクサンフウロ 白山風露
この花も夏の高原で多く咲いている可憐な花だ。花の写真の撮り方の基本を知らないが、構図とどこにピントを合わせるかということは、何の写真を撮るにも共通のことだろう。もう一つ大事なのは「光線」だ。この写真のように日の光をいっぱいに受けている花を撮るのは難しい。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.オオバギボウシ 大葉擬宝珠
ギボウシとは、蕾の形が日本の橋の欄干にある擬宝珠の形に似ていることによる。オオバギボウシの若葉はウルイと呼ばれ、山菜として賞味されるという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/1600秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.サワラン 沢蘭
湿原や湿った草原に生える多年草だ。オレンジ色が目を引く。手ぶれしてしまったのかピントが甘くなっているが、サワランを撮ったのはこのショットしかなく御容赦。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.5 1/125秒 48mm ISO250 ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.ヤマユリ 山百合
立派な花だ。カラスアゲハなど大形の黒いアゲハが頭を突っ込むようにして、このヤマユリの蜜を吸って、その黒い翅にオレンジ色の花粉を付けているのをしばしば見ることがある。 

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 64mm ISO140 ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.クガイソウ 九蓋草、九階草
この花は同定に迷った。ルリトラノオとよく似ているが、房にある小さな花の形がクガイソウのようだ。同定できない花を「この花の名は?掲示板」に投稿して教えていただくことがあるが、その際、しばしば、「葉が写っていないので確認できない」また、「茎の立ち上がりが見たい」などのご指摘を受けることがある。同定のための写真と、一般的な花の写真とは違うと思うが、同定の際には必要なポイントだ。クガイソウとルリトラノオも葉の付き方をはっきり撮っておけば後で同定しやすかったと思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.5 1/400秒 14mm ISO100 ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.リアトリス 和名はキリンギク 麒麟菊
原産地は北米で日本には大正時代に渡来したそうだ。入園口近くの「外国の山荘と園芸種」というコーナーに植えられていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.5 1/400秒 14mm ISO100 ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
26.タチギボウシ 立擬宝珠
前掲のオオバギボウシとよく似るが、背丈が低い。さらに小さいコバギボウシというのもある。暗いところで咲いていたのでP610のフラッシュを使った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
27.コオニユリ 小鬼百合 -1
山地の少し湿った場所に生える多年草とのことで、昨年、湯の丸高原へ行った時には、コオニユリに来たミヤマシロチョウを撮影できた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/1000秒 4mm ISO100 ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.コオニユリ 小鬼百合 -2
コオホネやヒツジグサの咲く池のほとりにコオニユリが咲いていた。気に入ったショットだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.8 1/125秒 19mm ISO100 ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.エゾミソハギ 禊萩
近縁のミソハギより大型で、葉の基部が茎を抱き、毛が多いという。この写真では同定の役に立たないが、そばに種名の札が立っていたの確認できた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
30.ノカンソウ 野萱草
ニッコウキスゲの仲間。よく似たヤマカンゾウは舞岡公園でも見られる。ヤマカンゾウの花が八重なのに比べ、このノカンゾウは一重だ。カンゾウ(萱草)の意味はこの美しい花を見ていると物も忘れると言う故事からの漢名で、忘れ草とも言うとのこと。

  Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/800秒 4mm ISO100 ) ​ 露出補正 -0.3段 
;クリックすると大きな写真になります。
31.キキョウ 桔梗 -1
日当たりのよい草原に見られるが、国内ではそのような場所が激減したため絶滅危惧種になっているそうだ。キキョウは舞岡公園で見かける。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/160秒 4mm ISO100 ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
32.キキョウ 桔梗 -2
湿原植生復元区にすっきりと伸びた一本が爽快な花を咲かせていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 64mm ISO125 ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
33.ミヤマアズマギク 深山東菊 
中部地方以北の高山帯の乾いた礫地や草地に生える高山植物でアズマギクの亜種とのこと。コマクサやクロユリなどの日本の代表的な高山植物が集められているところに生えていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/800秒 4mm ISO125 ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
34.シャジクソウ -1 車軸草
シャジクソウとは、葉が車輪の軸のように付くからで、夏の高原を彩る代表植物の一つという。マメ科のシロツメクサなどの仲間で英語ではクローバーと総称されるとのこと。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/125秒 4mm ISO125 ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
35.シャジクソウ -6 車軸草
90mmマクロで撮る。ピントの合わせどころが難しい。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/4000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
36.ハマナス 浜茄子
「知床旅情」の歌詞で聞くがどんな花なのか、よく知らなかった。みずみずしい美しい花が咲いていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.ハマナスの実
こんな実がなることも知らなかった。根は染料などに、花はお茶などに、果実はローズヒップとして食用になるそうだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.ホザキシモツケ 穂咲下野
涼しい気候の温地帯に生育するそうだ。円錐花序が密集して8~15cmの長い花穂となる。この花の特徴から「穂咲」と命名されたとのこと。日光の戦場ヶ原では群生する。

  Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5 1/400秒 21mm ISO125 ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
39.イタドリの実
何年か前、美ヶ原山麓の三城牧場に咲いていたイタドリの花にサカハチチョウの夏型が吸蜜に来ていた。ファインダーを通して見た、青空を背景にイタドリの花で吸蜜するサカハチチョウを忘れられない。

  Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
40.コウホネ 川骨、河骨
コウホネは、スイレン科の植物の1種である。湿生花園の池に咲いていた。 

  Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 108mm ISO160) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
41.オグラセンソウ 小倉仙翁 
ナデシコ科センノウ属の多年草。夏に引き裂いたような紅い色の花をつける。九州地方、岡山県以西の中国地方などの山間部の湿地帯に生育する。絶滅危惧種になっているそうだ。箱根湿生花園にはよく似たエンビセンノウの咲いているが、エンビセンノウに比べて花びらの裂け方が浅い。日が当たっている赤い花の色が飛んでしまった。

  Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/200秒 64mm ISO100) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
42.エゾリンドウ  蝦夷竜胆
葉の中に埋もれていて見つけにくく、上からしか見られなかったのでこんな写真になってしまった。この写真では同定に苦労する。 

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/320秒 64mm ISO100) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
43.オオマツヨイグサ 大待宵草
  花は夕方に開き朝にはしぼむ黄色い一日花だそうだ。ただいま、9時56分。まだ、朝のうちなのだろか。北アメリカ原産の植物をもとに、ヨーロッパでつくられた園芸種といわれ、明治のはじめに渡来し、現在では各地に野生化しているとのこと。そういえば、春にツツジを見に葉山国際村へ行ったときに、この花、あるいは近縁種を見た記憶がある。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
44.エンビセンノオ 燕尾仙翁 -1
花びらの裂けた形が燕尾形に長いところから 「燕尾」と名づけられている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4 1/125秒 10mm ISO320) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
45.エンビセンノオ 燕尾仙翁 -2
90mmマクロで撮る。エンビセンノウは山地、高原に咲くナデシコ科の多年草であるというが、花の形がナデシコに似ている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
46.カライトソウ 唐糸草
唐の絹の紐糸に似ていることから、カライトソウ(唐糸草)という名前だが、純国産の高山植物で ワレモコウやシロバナトウウチソウの仲間だそうだ。ワレモコウとは似ていないように思うが。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 90mm ISO100) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
47.キリンソウ 麒麟草、麒輪草 -1 
想像上の動物である麒麟の胸が黄色であることから、という説と、黄色い花が輪になって咲くという説とで、漢字名が異なる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.5 1/125秒 14mm ISO100) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
48.キリンソウ 麒麟草、麒輪草 -2
キリンソウの花は茎先に円錐花序を出し、10~30輪の黄色い小さな花をつける。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
49.キンロバイ 金露梅
標高の高い場所に自生する。 花は黄色でヘビイチゴに似た、花径2~3cm位の黄色い花が木に咲く。丈は低く15cmほどの高さで、 高山の岩場に生える落葉小低木。岩礫地や岩の間に咲く。葉は花より小さく毛が目立つ。白い花もあり、それをハクロバイともギンロバイとも言う。名の由来は花の形がウメに似ており、黄色であることからという。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
50.ニッコウキスゲ 日光黄菅
黄色の花を咲かせ、葉がスゲに似ていて、日光の山に多く咲くところからこの名がついたようだ。ニッコウキスゲ の名称の方が有名であるが、種の統合の結果、ゼンテイカ(禅庭花)の和名が適切との こと。この時期に蝶の写真を撮りに信州の高原に行くと咲いている。群落になって咲いていることが多いので一輪だけ咲いているのを見るとなにか違う花のように思える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/250秒 4mm ISO100) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
51.アミメヘイシソウ 網目瓶子草
サラセニア属の食虫植物の1種だそうだ。捕虫葉の先端部分に紅白の網目模様が入り、美しい。箱根湿生花園では、この8月1日から31日まで世界の食虫植物展が開催される。、世界各地に分布する食虫植物を約100 種700 点展示されるとのこと。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.1 1/125秒 54mm ISO110) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
52.ミツバウツギの実
春には蝶がよく集まる白い花を咲かせるミツバウツギの実は変わった形をしている。先のとがった軍配のようだ。長さ、幅とも2~3センチ。今はまだ緑色をしているが、9月になると熟して茶色くなる。中には4~5mmの種子が数個ずつ入っている。果肉を持たないこの実は、風に飛ばされることによって種子を運ぶのだろうか。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
53.シシウド 猪独活
信州の高原でもよく見かける。山地のやや湿った向陽地に生えるという。高さ2mほどで、小さな花が傘状に集まった花序はセリ科の特徴である。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.1 1/125秒 54mm ISO110) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
54.ヌマトラノオ 沼虎の尾
この花の名を調べるのにはずいぶん手間取った。箱根湿生花園でもあまり多く咲いていない。 オカトラノオ が高原や山に育つ植物なら、ヌマトラノオは湿地に育つことからその名があるようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/400秒 4mm ISO110) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
55.この花の名は?
この花は何という花なのだろうかとネットでいろいろ調べたが、とうとう確信を持てなかった。前のオカトラノオにも似ているのだが。同定のためには茎の立ち上がりや、葉の形状、つき方が判るように撮っておかねばならないことがよくわかる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/320秒 90mm ISO110) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2015年8月 6日

八島ヶ原湿原一周と高原の花(2) 7月27日

10時半を少し回った。湿原の入口からは大分奥の方へ来たが、まだ半分も歩いていない。やがて湿原から少し離れて、木立の中の道を歩き、御射山(みさやま) に到着する。御射山ヒュッテが見えてくる頃、正面に見えるのが御射山である。

御射山とはどの山のことをいうのだろうかと思っていたが、ここ​霧ヶ峰の旧御射山遺跡は、中世に諏訪神社下社の狩猟神事が行われた祭祀遺跡​だそうだ​。中央の祭場と​狩猟の​競技場を取り囲んで階段状の桟敷が設けられて​いたという跡があり​、鎌倉時代には全国の武士達が集まり盛大に流鏑馬(やぶさめ)などの奉納射技が行われ​多と伝えられる。

御射山ヒュッテの少し先にある「旧御射山 神社入口​​」という標識が立っているところまで行き、戻ってきて、今度は左手に湿原を眺めながら進む。鏡ヶ池近くのゼブラ山への分岐になる旧キャンプ場​までくれば、あとは過去にも何回か歩いた道だ。

午後1時、出発点だった湿原入口に着いた。写真を撮りながらゆっくり歩いて3時間半かかっていた。松本へにでも泊まるのなら、美ヶ原へ向かうのだが、この日は日帰り。帰りの運転のこともあるので、早めに切り上げた。

36.カラマツソウ(20) -1
線香花火を思い起こさせるような白い可憐な花が咲いている。カラマツソウ「唐松草」だ。北海道から 本州の山地~高山帯の草地に自生する高山植物。日本固有種だそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.カラマツソウ -2
​カラマツソウには​花弁はなく、萼片も早くに落下する。花のように見えるのは雄しべの花糸である。花糸は先が棍棒のように肥厚している​。​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1​00​0秒 ​85mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.ゼブラ山、北の耳、南の耳​
少しずつ前に現れる景色が変わってくる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4​ 1/​8​00秒 ​8​mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
39.木立の中の木道
木道は少し湿原から離れる。さわやかな木陰の道だ。ウラジャノメらしき蝶が飛ぶ。GPS位置情報で確認すると、ここは入り口から御射山へ3分の2ほど来たところだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5​ 1/​125秒 ​24​mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
40.グンナイフウロ(21)
グンナイフウロは青紫色の五弁花を横向きに 咲かせる多年草の高山植物だそうだ。しかし、この日に見たグンナイフウロは花が見られなかった。写真はこれから開く花と、既に散った花のようだ。開花後、1-2日で花弁が散って萼が残る。和名のグンナイ「郡内」というのは山梨県東部の桂川流域の古名で、武田氏家臣の小山田氏が勢力を振るった地域だそうで、 その地域に多いということが名の由来とのいこと。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1640秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
41.御射山への木道
湿原の端に出た。もうすぐ御射山だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​3.5​ 1/​1600秒 ​5mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
42.御射山
その昔、狩猟神事の​競技場だったという御射山が見えてきた。正面の巨大な階段状の地形が狩猟神事競技場の観覧席だったという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5​ 1/​400秒 ​24mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
43.旧御射山史跡
左手に「旧御射山神社入口」という立札と、旧御射山史跡の説明板が立っていた。書かれれている文字は擦れてしまっていて読みにくいが、「平安時代から鎌倉、室町を経て元禄時代まで続いた諏訪大社下社の催事の跡である。この祭事には各地の代人たちが騎射を行い、周囲の階段状の地形は桟敷の跡といわれる。長野県史跡に指定」のような説明がなされていた。現在の御射山神社は諏訪大社上社境外摂社として、諏訪郡富士見町原村にあるとのこと。車山の方から林間学校の子供たちが降りてきた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5​ 1/​400秒 ​21mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
44.御射山ヒュッテ
​宿泊施設と、喫茶ができるヒュッテ御射山だ。「ヒュッテみさやま」は素泊まりのご宿泊を基本とした宿だそうだが、Cafeもあり、別料金で簡単な朝食と夕食が用意できるそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​3.8​ 1/​400秒 ​7mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
45.コウリンカ -2
歩き始めたときにも撮ったが、この咲きかけのコウリンカもきれいだった。和名は赤みを帯びた黄色の花びらが車輪のように見えることから付けられている。標高の高い草原の植物で、美ヶ原でもみた。。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1640秒 ​100mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
46.クサフジ(22)
藤に似た花を付ける草「草藤」だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 ​90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
47.湿原一周ルートへ
ヒュッテ御射山の少し先まで歩いてみて、旧御射山史跡から湿原を一周するルートとなる鏡ヶ池の方へ戻る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4.2 1/​500秒 ​12mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
48.鷲ヶ峰
ここからは湿原を左側に見て進む。駐車場からも見えた鷲ヶ峰だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4.8 1/​640秒 ​17mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
49.ニホンジカ防護柵
湿原をニホンジカによる踏み荒らしと食圧から守るためにボランティアと関係機関が連携、協力して防御策が設けられている。右側に見える扉を開けて通り抜け、扉を閉める。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4.8 1/​640秒 ​17mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
50.シシウド -3
シシウドと鷲ヶ峰。ひときわ大きなシシウドが咲いていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4.5 1/​1250秒 ​15mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
51.草原と鷲ヶ峰
鷲ヶ峰の東斜面を眺める。この辺は湿原入口からちょうど湿原を挟んで反対側になる。バスツアーで来ている人たちはここまでは来ないようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4.5 1/​1250秒 ​15mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
52.マルバダケブキ(23)
「丸葉岳蕗」と書く。フキのような長さも幅も20cmから30cmくらいある大きく丸い腎円形の葉をい付けることからこの名がある。美ヶ原でも咲いていて、ウラギンヒョウモンやギンボシヒョウモンがやってきていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5.2 1/​640秒 ​30mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
53.美ヶ原を望む
鷲ヶ峰の左手に美ヶ原が遠望できた。王ヶ頭の電波塔も良く見えた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5.5 1/​640秒 ​54mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
54.湿原入口の広場を望む
湿原の向こうに出発点だった湿原入口の広場が見える。広場から湿原に下りてくる人たちが見える。手前の草原にはシシウドやマルバダケブキが咲いている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5.5 1/​320秒 ​45mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
55.シモツケソウ(24)
シモツケソウは下野(しもつけ)の国、現在の栃木県に多く生えていたからとのことから付けられたとのこと。秋には果実が真っ赤が実り、茎の色と相まってサンゴのようになるとのこと。この花に蝶は来ない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1​00​0秒 ​95mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
56.ハナチダケサシ(25)
淡いピンクのチダケサシという花もあり、それは舞岡公園でも見ることができる。このハナチダケサシ「花乳茸刺」は山地から亜高山の林縁に生える 多年草だそうだ。チダケサシという名の由来は、食用 キノコの乳茸(ちちだけ)を採取するとこの草の茎に刺して持ち帰ったことから「チダケサシ」となった言うのが通説らしいとのこと。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4.5 1/​800秒 ​14mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
57.鏡ヶ池 -1
ゼブラ山への分岐になっている旧キャンプを過ぎると鏡ヶ池が見えてきた。今まで湿原を左回りに歩いたときは、このあたりまで来て戻っていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4.8 1/​640秒 ​17mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
58.鏡ヶ池 -2
向こう側は霧ヶ峰。風はほとんど感じないが、水面にはさざ波が立っていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4 1/​1250秒 ​8mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
59.鏡ヶ池 -3
鏡ヶ池の向こうに車山を見ながら、湿原入口へと歩く、また、歩いている人が多くなってきた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4.8 1/​640秒 ​19mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
60.ホソバノキリンソウ -2
茎の先に集散花序を出し、黄色い5弁花をつける。花はほぼ水平に開く。丈はそれほど高くなく、上から花を撮れる。印象に残る花だった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1200​0秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
61.鬼ヶ泉水
もう一つ鬼ヶ泉水という小さな池があった。浮島のある池に青空が映る。もうすぐ周回路も完結する。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4 1/​400秒 ​8mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
62.湿原展望
出発した広場の下に戻ってきた。時間は午後1時、ゆっくり歩いて90分のコースを倍以上の3時間半かけて歩いてきた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4 1/​1000秒 ​10mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
63.コバギボウシ(26)
「小葉擬宝珠」。ギボウシは擬宝珠(ぎぼうしゅ)の転訛であるが、これはこの植物のつぼみ、または包葉に包まれた若い花序が、橋の欄干の上にある、 玉ねぎをさかさまにしたような装飾物、擬宝珠に似ることに由来するそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​50mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
64.コウゾリナ -2
意識して花の写真を撮りながら歩いてきたが、26種類しか撮っていなかった。このほかにウツボグサやヤナギランなども見て歩いたが、あまり好きな花ではなかったのでやり過ごしてしまっている。このあと、駐車場に戻って八島ビジターセンターあざみ館に寄り、解らなかった花の名前を教えていただいたりしたが、いまは約80種の花が咲いているとのことだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 ​50mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2015年8月 2日

八島ヶ原湿原一周・高原の花(1) 7月27日

7月30日~31日、一泊のバス旅行で黒部・立山へ行く予定だったが、なぜか申し込んでいたツアーが催行されなくなった。というわけで今年の夏は、アクセントが無くなってしまった。それでは、日帰りで信州へ出かけようと、先週の湯の丸高原に続き、今週は、もう何回も行っているところだが、霧ヶ峰の八島ヶ原湿原へ行くことにした。

自宅を朝5時半に出発し、八島湿原の駐車場に着いたのは9時10分ごろだった。まだ、駐車場は十分に停めるスペースがあった。夏休み期間中は駐車場が満杯になってしまうことがあると聞く。一応、急な雨に備えてビニールのレインコート、着替えと麦茶を2本リュックに入れて持ち歩くことにする。カメラの準備をして、歩き始めようとすると駐車場の整理をされている方から「熱中症対策は大丈夫ですか」と声を掛けられた。「大丈夫です」と答えて、ヴィーナスラインをくぐるトンネルを抜けて、八島湿原の入り口広場に向かった。

ここにはもう4~5回は来ている。しかし、美ヶ原へ行く途中に寄ったり、三城牧場から松本へ抜ける途中に寄ったりで、ここだけを目的に来たことはない。1時間半くらいで湿原を一周できるそうだが、まだ、一回りしたことはなく、左回りで途中まで行って引き返してきていた。一度だけ右回りに少し進んだことがあるが、この時も後の時間が迫っていて、途中で引き返し、駐車場に戻ってきていた。そこで、この日は右回りに一周することにした。

蝶はあまり収穫はなかったが、先日、湯の丸高原で撮りそこなったコヒョウモンモドキと、初めて見るアカセセリを撮ることができたのはうれしい。

蝶の写真は後にして、まず、雄大でさわやかな景色と、高原の花を載せる。COOLPIX P610 にはGPSで位置情報を記録する機能がついていて、ファイルごとにどこで撮った写真かを記録することができる。
P610でGPS位置情報を記録するように設定しておくと、撮影した画像のファイルをパソコンに取り込めば、Nikonの無償ソフトである ViewNX 2 で地図情報に撮影位置が表示させることができる。

この日は、先に述べたように八島湿原を右回りに一周することにした。

八島ビジターセンター あざみ館 のホームページにアップされている八島ヶ原湿原(八島湿原)のイラストマップを転載させていただいた。

IllustMap.JPG

1.八島湿原駐車場到着
9時10分ごろ、美ヶ原へ向かうヴィーナスラインの手前にある八島ヶ原湿原の大きな駐車場に入った。まだ、余裕を持って停められたが、すぐ満杯になるらしい。カメラを準備し、雨具や水を入れた小さなリュックサックを背負って出発した。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.ノアザミ(1)
駐車場からはヴィーナスラインの下をくぐるトンネルを抜けて八島湿原の展望が開ける広場へと向かう。そこまでの道にも花が沢山咲いている。ノアザミが色鮮やかだった。漢字では「野薊」と書く。アザミ(薊)の由来は「花に魅かれて触ると葉のトゲに刺される」ということで、つまり「あざむく」が変化してアザミとなったとのことらしい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.シシウド(2) -1
シシウドが咲いている。湿原ではひときわ大きいので目を引く。漢字では「猪独活」と書く。これから盛夏に向けて咲いていく。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
150801_003.jpg
4.コウリンカ(3)
ここは湿原の傍だが、コウリンカは明るい乾いた草原に生える多年草だそうだ。「紅輪花」と書く。これから花が咲いていく今が一番きれいな時季のようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.コオニユリ(4)
先週登った烏帽子岳では、コオニユリでミヤマシロチョウが吸蜜していた。箱根の湿生花園ではコオニユリ「小鬼百合」にキアゲハがぶら下がって吸蜜するのが見られる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1250秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.エゾカワラナデシコ(5)
​ナデシコの類もいろいろな種がある。エゾカワラナデシコは「蝦夷河原撫子​」と書く。本州中部以北に分布する種のようだ。​

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1000秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.ヨツバヒヨドリ(6)
このヨツバヒヨドリや同じヒヨドリバナの仲間のフジバカマは蝶が好む花である。アサギマダラやヒョウモンチョウの類が多くが集まるキク科の多年草である。「四葉鵯」と書く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.八島湿原入口
まっすぐ歩けば5分と掛からないほどだが、花の写真を撮りながら20分ほどかかって、八島湿原の入り口に着いた。ここから湿原を一周する遊歩道がつけられているが、右回りと左回りがある。いずれも平坦な道で、ゆっくり歩いても1時間半で一周できるようだ。霧ヶ峰湿原植物群落として昭和35年に天然記念物に指定されている。湿原の標高は1,630mで、約12,000年の年月を経て現在の姿になったそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/800秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.八島湿原 花ごよみ
八島湿原の入り口にはこのような看板があった。今の季節に見られる花として57種の花の写真と名前が掲示されていた。今日はどれほどの花に気が付いて、見ることができるだろうか?

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 8mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.林間学校
小学校の林間学校のグループが来ていた。このグループは右回りのコースを行くのだろうか、それとも左回りだろうか?引率の先生のお話が終わって、湿原の方へ下って行った。私が行こうと思っているのと反対の左回りに行くようだ。それにしても快晴である。暑いのは我慢することにして出発しよう。私には時間がたっぷりある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/1250秒 7mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.コウゾリナ(7)
キク科の越年草だそうだ。このタンポポの花に似たコウゾリナの和名の由来は何だろうと思って調べてみると、漢字で「顔剃菜」と書き、固い毛を剃刀に見立てたものであるようだ。和名の由来やその漢字については、「季節の花 300」というサイトなどを参考にさせていただいている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.霧ヶ峰を望む
手前の池は八島ヶ池。湿原の向こうには霧ヶ峰の山並みが拡がる。まだ時間は早いが、バスツアーで来た人たちなど、歩く人も多い。特に年配のご夫婦が多いが道も平坦なので、好天のもと、花を愛でながら歩くには最適である。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 17mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.八島湿原全容
右の方が霧ヶ峰の車山(1,925m)の方向。正面(東側には)蓼科山(2,530m)が頭を見せる。左手が八島ヶ池。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.ノリウツギ(8)
この花もチョウが好きだ。箱根湿生花園に咲くノリウツギには、ミドリシジミ、ミヤマカラスシジミ、オオウラギンスジヒョウモン、アサマイチモンジなどが吸蜜にくる。ここ八島湿原には蝶の好きな花がいっぱい咲いている。ミドリヒョウモンが舞っていた。漢字では「糊空木」と書くが、樹皮の内皮をはいで水につけて粘液を出させて、それを和紙を漉くときの糊として使ったことからこの和名があるそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/800秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.イブキトラノオ(9) -1
イブキトラノオは、滋賀県と岐阜県の県境の伊吹山に多く生え、虎のしっぽのような花穂からこの名前になったという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.御射山へ
入口の広場から南東にある御射山に向かって歩いている。手前にノリウツギの白い花が咲いている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 10mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.オミナエシ(10)
秋の七草のひとつ、オミナエシが咲いていた。オミナエシの「おみな」は「女」の意、「えし」は古語の「へし(圧)」で美女を圧倒する美しさから名づけられたそうで、漢字で「女郎花」と書くようになったのは平安時代のなかば頃からだそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.カワラマツバ(11)
地味な花だ。和名は河原に生え、葉が松葉のようであることからカワラマツバというらしい。漢字では「河原松葉」と書く。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 75mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.ゼブラ山
中央に見えるのは、霧ヶ峰の山並みの西の端、ゼブラ山(1,776m)だ。こことの標高差は140mほどしかない。ゼブラ山の東側に山彦谷北の耳、山彦谷南の耳が連なる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/1000秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.蓼科山遠望
山彦谷南の耳とそ右(東)側手前に見える蝶々深山(1,836m)の間に、蓼科山が遠望できた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/1000秒 17mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.左奥に蓼科山、右に車山
この写真の右端が車山で山頂の気象レーダーが見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.シュロソウ(12)
シュロソウ「棕櫚草」とは、シュロの幹の周りに付く毛のような皮に似たものが、葉の根本の葉柄(さや状に葉を包んでいた柄)が腐りシュロに似た毛になることから名付けられたという。ユリ科だそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/200秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.イタチササゲ(13)
7月11日に観音平でこの花を見たときは、クララかなと思っていた。しかし、ここで見たこの花にはイタチササゲという札が立ててあった。イタチササゲ「鼬大角豆」という和名は,花色がイタチの毛色に似ていることに由来しているそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 100mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.フタバハギ(14)
マメ科の花でナンテンハギとかタニワタシともいうらしい。「二葉萩」

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.ツリガネニンジン(15)
ツリガネニンジンは、花の形が釣鐘形で、白く太い根が人参(高麗人参)の形に似ていることから「釣鐘人参」と名付けられている。。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1250秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
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26.ハクサンフウロ(16)
ハクサンフウロ「白山風露」は、先週、烏帽子岳でもたくさん見てきた。ミヤマモンキチョウも吸蜜していた。この花が発見された石川県の白山にちなんだ名命だそうだ。フウロというのは、風が冷たく露が降りているところに咲くからだろうか。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/640秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
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27.キンバイソウ(17) -1
まだ開ききっていない黄色いきれいな花があった。花がウメのように咲き、黄色であることから「金梅草」と名付けられている。実はこの写真の状態で見たときは、開くとどのような花なのかわからなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1000秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
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28.キンバイソウ -2
しばらく先に進むと開いた花が咲いていて、そこにキンバイソウという札が立てられていた。先月、舞岡公園で見たキンシバイとは花も名前も似ている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 66mm ISO200 ) 露出補正 なし
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29.ホソバノキリンソウ(18)
「細葉の麒麟草」と書く。別名ミヤマキリンソウともいう。和名はキリンソウより葉が細長いことに由来する。ホソバノキリンソウは神奈川県と三重県で絶滅し、岡山県で絶滅危惧I類に指定されている種だそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/500秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
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30.湿原と鷲ヶ峰
写真を撮りながら40分~50分ほど歩いた。強清水や車山肩、沢渡方面への分岐になる御射山に向かっている。振り返ると、駐車場から近くに見えた鷲ヶ峰(1,798m)が湿原の左手に見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1250秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
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31.ヨツバヒヨドリとミドリヒョウモン
湿原とは反対側になる進行方向右手の斜面にはヨツバヒヨドリが咲き、ミドリヒョウモンが舞っていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 81mm ISO100 ) 露出補正 なし
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32.シシウドの咲く道
正面に車山を見て進む。両側にはシシウドが多く咲いていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/400秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
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33.シシウド -2
湿原でのシシウドはひときわ背が高い。今が一番きれいな時季なのだろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.4 1/400秒 6mm ISO100 ) 露出補正 なし
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34.イブキトラノオ -2
トラノオと名の付く花の種類もいろいろあるようだが、このイブキトラノオは舞岡公園などでも咲いているオカトラノオと比べると、花穂がまっすぐに伸びる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
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35.ノハナショウブ(19)
ノハナショウブは湿原あるいは湿性の草原に生育する多年草。ハナショウブの原種であり、和名「野花菖蒲」の意味はいうまでもなく野に咲く花菖蒲である。時刻は10時半になった。この後は、次回のアップにしたい。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1250秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
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