検索結果: Studio YAMAKO

Studio YAMAKOで“スパイダーリリー”タグの付いているブログ記事

2018年10月20日

キシタアゲハ舞う! ベトナム ダナンで撮ったチョウ(2) 8月8日~9日

インターコンチネンタル・ダナン・サン・ペニンシュラ・リゾートは著名な建築家ビル・ベンズリーが、山腹をキャンパスに描いた作品と言われる。熱帯雨林と輝くばかりに美しい海岸線を擁するソンチャー半島は自然の宝庫。国の自然保護区に指定され、3000㎡の半島には300種以上の植物が自生するそうだ。
 柳の下のドジョウを狙って、しばらくケーブルカーの「SKY」駅の周囲で撮影する。 このリゾートの遊歩道を行き来しながら4日間、チョウ追ったが、その中でもチョウの多いところ、写真を撮りやすいところが分かってきた。緑に囲まれたケーブルカーが天「HEAVEN」・空「SKY 」・地「EARTH 」・海「SEA」の4層を結んでいるが、「SKY」駅の周囲にチョウが多い。
 最後の日となった8月9日は小雨模様だったが、気温が高いのでチョウは飛んでいた。私たちが泊ったコテージの前の遊歩道には、数本のハイビスカスの木が花を咲かせていたが、ここには必ずチョウ、とくにアゲハチョウやシロチョウが来るはずと思い、このポイントも何回か見に行ったが、最終日にキシタアゲハが来ていた。
 カメラに収めることはできなかったが、最初にレセプションで見かけたルリモンアゲハの瑠璃色は忘れられないし、ベニモンアゲハのような小型のアゲハや、ひょっとしてハレギチョウかなと思うようなタテハ、また、キミスジのようなチョウもいた。フィールドでは見たことないチョウを多く見ることができ、今回の「のんびりすることが目的」のベトナム旅行は、私にとって、とても有意義だった。

181019_030.jpg 30.チャバネセセリの仲間 -3 8月8日
チャバネセセリの仲間も、20cmくらいの高さに咲く黄色い花で吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
181019_031.jpg 31.ホリイコシジミ Zizula hylax -3 8月8日
ホリイコシジミもこの花が好きなようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO200 ) 露出補正 なし
181019_032.jpg 32.ホリイコシジミ Zizula hylax -4 8月8日
ホリイコシジミは擦れた個体も多かった。それにしても小さいのに胴が細長い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO320 ) 露出補正 なし
181019_033.jpg 33.チャバネセセリの仲間 -4 8月8日
翅表を見ることができたが、チャバネセセリのそれとは違う。イチモンジセセリに似ているようにも見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO250 ) 露出補正 なし
181019_034.jpg 34.エピミンティアムラサキジャノメ Coelites epiminthia  -1 8月8日
和名は http://butterflynonno.net/20160228datai.html というサイトを参考にさせていただいた。英名を Blue Catseye といい、翅表はブルーに輝くらしいが、開翅はしてくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO2500 ) 露出補正 なし
181019_035.jpg 35.エピミンティアムラサキジャノメ Coelites epiminthia  -2 8月8日
前の写真と同じ個体。脚が黄色い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 151mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181019_036.jpg 36.ルリモンジャノメ Elymnias hypermnesra
このチョウはバリ島でも多く見かけた。止まるときは翅を閉じるので、翅表の模様が分からないが、雌雄で異なる。♂はルリマダラのようで、♀はカバマダラにように化けている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181019_037.jpg 37.ホリイコシジミ Zizula hylax -5 8月8日
ほんとに小さくて撮りにくいチョウだ。吸蜜しているときは、接近できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO320 ) 露出補正 なし
181019_038.jpg 38.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -8 8月8日
再びキシタアゲハがやってきた。新鮮なきれいな個体だった。因みにキシタアゲハの幼虫は、他のアゲハチョウ科の幼虫と同様に、臭角と呼ばれる収納可能なヘビの舌のように二叉になった器官を持つ。臭角はテルペン由来の化学物質を分泌し、幼虫が刺激を受けたときなどに放出される。幼虫は有毒なため、天敵にはエサとしての魅力があまりない。ジャコウアゲハのように、幼虫の食草であるウマノスズクサ科植物にはアリストロキア酸が含まれており、これはラットに対する発癌性があることで知られるそうだ。幼虫は食草に含まれるアリストロキア酸を体内で濃縮して、変態中のみならず成虫になった後もずっと毒として機能させる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 58mm ISO800 ) 露出補正 なし
181019_039.jpg 39.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -9 8月8日
キシタアゲハの蛹は枯葉もしくは小枝に擬態する。蛹化の直前に、幼虫は食草から離れてさまよい歩くことがあるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 58mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181019_040.jpg 40.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -10 8月8日
キシタアゲハの後翅の黄色い色はなかなか取れにくいそうだ。鱗粉の中にある色のついた成分は幼虫が蛹になり、変態ホルモンの働きで成虫に変わる時、不要になったものをこの鱗粉の中に捨てるそうだが、それが種特有の模様になるという。仕組みは未だに分かっていないとのこと。 鮮やかな黄色だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO640 ) 露出補正 なし
181019_041.jpg 41.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -11 8月8日
1995年頃から数年間、日本最南端の有人島である波照間島で数年間発生を繰り返していたそうだ。1998年以降この集団は消滅したというが、2002年~2003年にふたたび記録されている。おそらく台湾から迷い込んだ個体と考えられているが、人為的に放蝶された可能性もあるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO640 ) 露出補正 なし
181019_042.jpg 42.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -12 8月8日
一連のシーンはほんの1~2分のあいだにシャッターを切ったが、ここでこの花から離れ、飛び去ってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
181019_043.jpg 43.チャバネセセリの仲間 -5 8月8日
アリアケカズラの黄色い花に頭を入れて吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO640 ) 露出補正 なし
181019_044.jpg 44.チャバネセセリの仲間 -6 8月8日
これは、スパイダーリリーに頭を突っ込んで吸蜜していた。地味なセセリチョウの姿が、スパイダーリリーに引き立てられる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO320 ) 露出補正 なし
181019_045.jpg 45.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -13 8月8日
ついに、私たちが泊ったコテージの前の遊歩道のハイビスカスの花に訪れたキシタアゲハを撮るチャンスに恵まれた。しかも、なかなかきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181019_046.jpg 46.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -14 8月8日
写真48.までは同じ個体である。チョウも、花に絡みながら動き、花から花へと移動したりするので、こちらも追従していく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO1250 ) 露出補正 なし
181019_047.jpg 47.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -15 8月8日
花びらに着いた水滴を吸っているようだ。キシタアゲハの赤い"襟"も洒落ている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO1250 ) 露出補正 なし
181019_048.jpg 48.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -16 8月8日
次の花に移動した。キシタアゲハはヘレナキシタアゲハに似ているが、♂では、後翅外縁の黒縁取り周辺が黄色地色側へ「シミ」のように滲むのが本種の特徴という。この画像を見るとそれが確認できた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181019_049.jpg 49.チャバネセセリの仲間 -7 8月8日
一旦、部屋にお戻って、午後2時半ごろ、ふたたび「SKY」へ行く。44.で撮った個体と後翅の銀紋の並びが違うように見える。別種なのか、雌雄の違いなのか? セセリチョウのの同定は難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 132mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181019_050.jpg 50.キシタアゲハ♀ Troides aeacus -7 8月9日
最終日、8月9日は、小雨が降ったりやんだりの天気だった。それでも、チョウは飛ぶだろうと、チェック・アウト前に遊歩道を散策する。私たちが泊ったコテージの前で、キシタアゲハの♀が羽を休めていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
181019_051.jpg 51.Tanaecia julii -1 8月9日
チェック・アウトは済ませたが、ダナン発の飛行機の時間までまだまだ、時間がある。午後4時ごろホテルを出ればよいので、それまで、ここにいることにする。簡単な昼食をとった後、私以外の3人はビーチでのんびり過ごすという。チェック・アウト後もサービスを受けられる。私は、また「SKY」へ。 今まで見かけていなかったチョウが飛んでいた。もちろん、この場では同定できない。帰国後、いろいろ検索して同定を試みたところ、どうやら、Tanaecia julii というイナズマチョウの仲間のようだ。英名を Common Earl という。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
181019_052.jpg 52.Tanaecia julii -2 8月9日
同じ個体。開翅してくれて、後翅外縁のブルーの帯が見え、♂と分かった。♀は翅表全体が褐色のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO1250 ) 露出補正 なし
181019_053.jpg 53.Tanaecia julii -3 8月9日
位置を変えて裏面を見せてくれた。この熱帯的な花は何という花だろうか? これから開くのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO1250 ) 露出補正 なし
181019_054.jpg 54.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -17 8月9日
もう一度ハイビスカスの咲くところへ。キシタアゲハが来てくれた。前翅の外中央部から外縁部にかけての黒地に透き通ったところがあり、向こう側のハイビスカスの赤がうっすらと見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO1250 ) 露出補正 なし
181019_055.jpg 55.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -18 8月9日
花に静止して吸蜜をしないのは、躰を支えることができないのだろうか。常にホバリングをしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO1250 ) 露出補正 なし
181019_056.jpg 56.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -19 8月9日
また、次にのは花へと移動する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 132mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181019_057.jpg 57.キシタアゲハ♂ Troides aeacus -20 8月9日
54.から57.までは同じ個体である。4日間で会えたキシタアゲハはほとんどが新鮮な、美しい個体だった。発生の適期だったのはラッキーだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181019_058.jpg 58.キシタアゲハ♀ Troides aeacus -8 8月9日
空港へ行く時間が近づいてきた。最後にと思って、「SKY」へ。期待通り、今度はキシタアゲハの♀が白い花にきていた。左側前翅の外縁に傷があったが、擦れの少ない個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
181019_059.jpg 59.キシタアゲハ♀ Troides aeacus -9 8月9日
左側前翅の外縁の傷が隠れてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181019_060.jpg 60.キシタアゲハ♀ Troides aeacus -10 8月9日
インターコンチネンタル・ダナン・サン・ペニンシュラ・リゾートで撮影したキシタアゲハは、♀に始まって、♀で終わった。ここへ来るまでは、想像もできなかった。良い思い出になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181019_061.jpg 61.シロオビアゲハ♂ Papilio polytes -1 8月9日
キシタアゲハの♀が去ったあと、離れたところでシロオビアゲハが花から花を訪れながら、吸蜜しているのを見つけた。はじめは遠くにいたがだんだん近くの花にきてくれる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2500 ) 露出補正 なし
181019_062.jpg 62.シロオビアゲハ♂ Papilio polytes -2 8月9日
シロオビアゲハは日本の南西諸島にも生息する。私も石垣島や竹富島で撮影したことがある。その時撮ったシロオビアゲハに比べ、その名の由来である後翅の白い帯が太いように思えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2500 ) 露出補正 なし
181019_063.jpg 63.シロオビアゲハ♂ Papilio polytes -3 8月9日
因みに、シロオビアゲハの♀には2っの型がある。雄と同じく後翅に白い帯がある通常型(第1型)、そしてもう1つが、後翅の白い帯が小さくなり、加えて赤色斑紋が発達して有毒種のベニモンアゲハに似ているベニモン型(第2種)である。ベニモン型はベニモンアゲハの生息する場所に現れるが、ベニモンアゲハの生息しないところには表れないそうだ。「美しい日本の蝶図鑑 工藤誠也・矢後勝也」によれば、♂はベニモン型よりもシロオビ型(通常型)の♀を交尾相手に選びやすいとする研究報告があり、身を守る擬態効果と♂に選ばれる性選択のせめぎあいが2っの型の出現頻度を決めるものと推測されるとのこと。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2500 ) 露出補正 なし
181019_064.jpg 64.シロオビアゲハ♂ Papilio polytes -4 8月9日
このシロオビアゲハも、全く擦れていない、新鮮な個体だった。フィールドではなかなかこんなきれいな個体には会えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 なし
181019_065.jpg 65.シロオビアゲハ♂ Papilio polytes -5 8月9日
しばらく、白い花から花へ飛び回っていたが、離れて行ってしまった。最後の最後で、イナズマチョウの仲間と、シロオビアゲハを今回の旅行の収穫に加えることができた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2500 ) 露出補正 なし


2015年1月18日

二度目のBali島・今回は3泊4日の旅 1月9日~13日 (1) ジンバランで1泊


  Bali島へはおととし2月に、娘たち夫婦に誘われて初めて行った。その時は、レギャンで3泊、ウブドで3泊で、行き返りともシンガポール経由の夜行便だったので、計8泊9日の長い旅行だったが、今回も帰りの飛行機が夜行便だったので、それを含めると4泊5日となるが、実質は3泊と短期間の滞在であった。

 おととしのことは、バリ島旅行 2月5日~13日 (1)~(8)で記録したとおり、いろいろなところも観光したが、今回は娘夫婦の提案で、短い日数でもあるので、あまりあちこち動かずに、のんびりしようということになった。

  1月9日の朝、11時45分発ガルーダ・インドネシア航空のGA887便で羽田をたち、夜にデンパサールに降りた。その日はそこから比較的近いジンバランに泊まった。翌日、ジンバランのホテルを昼ごろ出発して、デンパサールの中央市場などを見て、ウブドに入った。翌11日は、昼過ぎからウブドの街を散策し、かみさんと娘のショッピングにつきあい汗びっしょりになった。そして最終日の12日は、3人は昼前から再びウブドの街へ出向いて、3時ごろにホテルへ戻り、ホテルのレストランで夕食をして、デンパサール空港へ向かった。

  毎日、3人はとにかく午前中はホテルでのんびりすることを楽しみにしている。私は午前中はホテル敷地内で「放し飼い」にされ、蝶の撮影を楽しむことができた。最終日の12日は、私はウブドの街へは行かず、昼食抜きで写真を撮っていた。

  さて、蝶の写真はあとでアップすることにして、旅の概要を書き留めておきたい。しかし、今回は観光なしだったのであまりその題材がない。まずは1月9日、出発の日の羽田からジンバランのホテルまでと、2日目、そのホテルを出発するまでを記す。

1.出発の朝の羽田空港から
1月9日の朝は快晴だった。雲一つなく、周りの山が良く見える。富士山もくっきり。空港ロビーの厚いガラス越しに撮った。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/1000秒 19mm ISO160 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
2.搭乗機 B777-300ER
2年前に行ったときはシンガポール航空で、シンガポールを経由したが、今回はガルーダ・インドネシア航空 のGA887便でBali島のデンパサール空港へ直行する。おおよそ7時間かかる。時差はマイナス1時間で、時計の針を1時間戻すことになる。ガルーダ・インドネシア航空は一時EUで安全性に問題があるとして乗り入れが禁止されていたが、2009年にEUの乗り入れ禁止解除を受け、再建計画が発表され、同時にロゴ、制服、機体塗装、尾翼のデザインなどが一新されたという。搭乗ブリッジより撮る。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/2000秒 12mm ISO125 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
3.デンパサール空港
Bali時間の午後7時、デンパサール空港に到着した。一昨年来たとき、空港は2013年のAPEC開催に向けて工事中だったが、とても立派になっているのに驚いた。デンパサール空港はNgurah Rai国際空港という。カタカナではンガラ・ライと書かれている。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/30秒 5mm ISO500 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
4.リンバ・ジンバランに到着
ングラ・ライ空港からホテルの迎えの車で南南西へ30分ほど走って、今夜の宿であるRIMBA Jinbaran Baliに到着した。ハワイ島のリゾートホテルを思わせるフロントだ。このRIMBA Jinbaran BALIは敷地続きにあるAYANA Resort and Spa BALIの関連施設である。AYANA Resort はリッツ・カールトン の名がついていたが、2009年4月に名前を変更し、改装、創業した。RIMBAは2013年に開業したまだ新しい施設である。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/4秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
5.アヤナで夕食
RIMBAにチェックインした後、フロント前から連絡バスに乗ってAYANAへ出かけた。AYANAのメイン・プールの奥にあるイタリアン・レストランの「サミサミ」まで歩く。途中には写真のようなヒンドゥーの神様の仏像があって、ライトが当てられていた。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/20秒 7mm ISO800 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
6.雨上がりの朝
着いた日の夜は雨が降っていた。翌1月10日の朝7時半、雨は止んでいて鳥のさえずりが聞こえる。鳥の写真を撮ったが、名前を知る手がかりもない。トリミングしている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 167mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
7.RIMBAのプール
昨夜到着したときは暗くてわからなかったが、フロントのすぐ向こうにメイン・プールがあった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/800秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
8.RIMBAの玄関
左側にあるのは、歓迎のドラで、昨夜到着したときは鳴らしてくれて、白い花の首輪を掛けてもらった。その右側、ほぼ中央に日本にもありそうな足形がある。これは何かと聞くと呼び鈴だと教えてくれた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/200秒 6mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
9.朝のレストラン
朝食はロビー奥のプールの向こう側、一段下がった所にある「トゥゲ」というレストランにした。午前8時、とても気持ちが良い。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/120秒 10mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
10.南国の花 -1 スパイダーリリー
レストランの周囲には南国の花々が美しく咲いている。この花はスパイダーリリーというのだろうか。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/220秒 10mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
11.南国の花 -2 プリメリア
昨夜、着いたときに掛けていただいた首飾りはこの花で作られていた。白い花はマイナス露出補正で・・・

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/220秒 10mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
12.南国の花 -3 白いハイビスカス
これを見たときはこういう形の花かと思った。何の花かわからなかった。雄蕊の色がきれいだったので撮ったのだが。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/220秒 22mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。
13.南国の花 -3 開花している白いハイビスカス
しばらく歩くと、この花があった。これを見て先に見たのは白いハイビスカスが花びらを閉じたものと解った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/220秒 22mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。
14.南国の花 -4
ネットで調べてみたがこの花の名前には行きつかなかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 7mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
15.南国の花 -5
デザート・ローズという花に似ているが、それに比べこの花の花弁の先は尖っていない。オーストラリアでFrangipani と呼ばれているという花のようにも見える。もしそうだとすると、インドソケイ (Plumeria rubra)という種のようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/280秒 22mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。
16.南国の花 -6
この花の名もわからない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/160秒 8mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
17.南国の花 -7
この花は日本の熱帯植物園で良く見る。ヘリコニアの一種と思う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/105秒 13mm ISO400 ) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。
18.南国の花 -8
やっと解り易い花になった。おなじみのハイビスカスである。この花にはしばしば蝶も訪れる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/850秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。