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2024年2月17日

シーズン最後のチョウ撮り 2023年11月8日 横浜市保土ヶ谷区 県立保土ヶ谷公園

この先、ムラサキツバメや、ウラギンシジミなどの越冬個体を見ることがあるかもしれないが、チョウの撮影はそろそろ終了と思い、ここのところ頻繁に通っていた保土ヶ谷公園へ行ってみた。まだ、セイタカアワダチソウは咲き残っていて、相変わらずの秋のチョウたちが集まっていた。傷のないアオスジアゲハが元気に飛んでいた。

000_231108086 X700 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
セイタカアワダチソウに飛来したアオスジアゲハ♀ 2023年11月8日 横浜市保土ヶ谷区 県立保土ヶ谷公園

001_231108031 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 1.カタバミの花とヤマトシジミ♂
高温期には縁の黒い部分が広くなっていたが、秋深くなると、その黒い部分は細くなる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 )
002_231108032 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 2.キタテハ秋型♀ -1
キタテハはほとんどの個体が傷や擦れのない完全な姿だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
003_231108035 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 3.キタテハ秋型♀ -2
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
004_231108041 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 4.イチモンジセセリ 2頭
イチモンジセセリの裏面の銀色の紋は個体差があるようだが、この写真では上の個体は前翅の紋が明瞭であり、下の個体は後翅の斑紋が明瞭である。擦れて色が落ちてしまうこともあるのだろうが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 )
005_231108044 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 5.ウラナミシジミ♀ -1
とっさに雌雄を判別するのは難しい。この個体も♂かと思ったが♀だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
006_231108054 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 6.ウラナミシジミ♀ -2
ウラナミシジミは傷んだ個体が多くなっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
007_231108062 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 7.キタテハ秋型
翅の表側からは雌雄の判別が難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
008_231108066 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 8.ベニシジミ -1
セイタカアワダチソウには多くのベニシジミが吸蜜に来ていた。雌雄の識別は難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO320 )
009_231108072 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 9.ベニシジミ -2
ベニシジミも擦れた個体が多くなっていた。夏型の名残りを残すオレンジ色に重なる黒い部分が多い。特に春と秋遅くに出てくるベニシジミは、オレンジ色が明るく、黒い部分が少ないので美しい。ベニシジミは1997年(平成9年)11月28日発売の30円普通切手の意匠になった。その切手は2015年(平成27年)9月30日に販売を終了している。切手に描かれている橙色が鮮やかな個体は、添えられている花の絵から春型かと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 78mm ISO160 )
010_231108074 X900 ◎保土ヶ谷公園 ベニとウラナミ RX10M4.jpg 10.ベニシジミとウラナミシジミ
キタテハとともに、セイタカアワダチソウのフィールドで、多く見られた2種だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 81mm ISO400 )
011_231108089 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
11.アオスジアゲハ♀
2023年11月の気温は高く、1日から9日までは連日20℃を超える日だった。この日も暖かくて、日差しの強い日だったのを記憶している。アオスジアゲハも元気だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO500 )
012_231108097 X900 ◎保土ヶ谷公園 ムラサキシジミ RX10M4.jpg
12.ムラサキシジミ
保土ヶ谷公園でムラサキシジミを見るのは初めてだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO400 )
013_231108098 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
13.ウラナミシジミ♀ -3
裏面と表面を見せてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO800 )
014_231108109tm2 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
14.ベニシジミ 2頭 -1
オレンジ色が鮮やかな個体だった。寒くなってから育った個体であろう。上の個体は翅頂が尖っているので♂だと思う。下の個体はお腹が太く♀なのか。眼は上の個体に向け4ている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO500 )
015_231108112 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
15.ベニシジミ 2頭 -2
♂の方が♀の後ろに回った。♀は吸蜜に夢中だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 200mm ISO400 )
016_231108116 X900  ◎保土ヶ谷公園 求愛 RX10M4.jpg
16.ベニシジミ 2頭 -3
後に回った♂が、腹端を曲げて求愛をしている。だが♀の方はストローを伸ばしてまだ吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 200mm ISO500 )
017_231108130 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
17.ウラナミシジミ♂
コセンダングサで吸蜜するウラナミシジミの♂。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 203mm ISO160 )
018_231108133 X900 ◎保土ヶ谷公園 ツバメ RX10M4.jpg
18.ツバメシジミ♂
擦れてはいるが尾状突起はしっかり付いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 200mm ISO200 )
019_231108151 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
19.ツマグロヒョウモン♀
ツマグロヒョウモンも秋に多く見られるようになるチョウだ。北へと分布を拡大してきているが、20年~30年くらい前からだろうか、神奈川でも普通に見られるようになっている。昨年(2023年)の夏には上高地でこのチョウを見かけ、驚いたものだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 200mm ISO320 )

2024年2月13日

秋たけなわ 保土ヶ谷公園のチョウたち その3 2023年11月3日 横浜市保土ヶ谷区

撮影を続ける。セイタカアワダチソウの群落に飛来したのは、やや大型のキタテハ、ツマグロヒョウモン、アオスジアゲハで、あとは小さな、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ベニシジミ、ウラナミシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ、そしてシャッターを押せなかったクロマダラソテツシジミの10種だった。

000_231103212tm X700 ◎保土ヶ谷公園 ウラナミ交尾 DSC08135.jpg
ウラナミシジミ 交尾 2023年11月3日 横浜市保土ヶ谷区県立保土ヶ谷公園

017_231103125 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト RX10M4.jpg 17.ヤマトシジミ斑紋変化 -1
ヤマトシジミの♀。この程度では斑紋異常とは言わないのだろうが、後翅前縁下の2つの黒斑がつながっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 )
018_231103126 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト斑紋異常 RX10M4.jpg 18.ヤマトシジミ斑紋変化 -2
前翅の黒斑も滲んでいるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
019_231103137m x900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 19.ベニシジミ -5
ベニシジミは多くみられた。擦れてしまっている個体も多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
020_231103147m X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 20.キタテハ秋型とセイタカアワダチソウ -4
♀。越冬して春には産卵し、次世代につなぐ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
021_231103158tm x900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 21.ベニシジミ -6
これはきれいな個体だった。♂のように見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
022_231103160tm X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 22.ウラナミシジミ -1
ウラナミシジミの個体数は多かった。関東南部以南の暖かいところで成虫越冬し、6月に産卵、成虫になって発生を繰り返し、秋に向け北上し個体数を増やしていく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
023_231103173 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 23.キタテハ秋型とセイタカアワダチソウ -5
やっと裏面を見れば雌雄が判るようになった。これは♂だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 208mm ISO160 )
024_231103188m X900 保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 24.ウラナミシジミ -2 ♀
綺麗な個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 192mm ISO100 )
025_231103199 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 25.キタテハ秋型とセイタカアワダチソウ -6
ポートレート写真になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 155mm ISO100 )
026_231103206 X900 ◎保土ヶ谷公園 DSC08135.jpg 26.コセンダングサに来たキタテハ秋型♂ -1
秋のチョウはコセンダングサにも良く飛来する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 220mm ISO100 )
027_231103209 X900 ◎保土ヶ谷公園 DSC08135.jpg 27.コセンダングサに来たキタテハ秋型♂ -2
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 220mm ISO100 )
028_231103216t X900 ◎保土ヶ谷公園 ウラナミ交尾 DSC08135.jpg 28.ウラナミシジミ交尾
ウラナミシジミの交尾シーンは多くみられた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 220mm ISO100 )
029_231103226 X900 ◎保土ヶ谷公園 DSC08135.jpg 29.キタキチョウ
 従来キチョウとされていた種は、キチョウ(ミナミキチョウ Eurema hecade、南西諸島に分布)とキタキチョウ(Eurema mandarina、本州~南西諸島に分布)の2種に分けられることになったが、外見による識別は困難である。成虫は年に5、6回発生し、越冬も行う。いつでも、どこにでもいる蝶だ。秋型は翅表は翅頂の黒斑がほとんどなくなり、黄色一色になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/800秒 220mm ISO100 )
030_231103239tx X900 ◎保土ヶ谷公園 DSC08135.jpg 30.コセンダングサとウラナミシジミ♀
コセンダングサにはウラナミシジミも来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO640 )
031_231103261 X900 〇保土ヶ谷公園 DSC08135.jpg 31.小型犬の集い
梅の開花が待たれる梅林で、若い奥様方4人が小型の犬の散歩の途中で立ち話をされていた。憩いのひとときなのだろう。この秋は甲斐犬、ダルメシアン、など大型犬を散歩させていた女性にも会う機会があり、お声がけして撮らせていただいたが、このグループには声をかけづらかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 25mm ISO2000 )
032_231103266 法性寺 X900 ジュウガツザクラ DSC08135.jpg 32.法性寺 ジュウガツザクラ
この日は保土ヶ谷公園までバスで来ていたので、いつものように帰りは歩いて帰る。法性寺では、毎年、この時期にはジュウガツザクラが咲いている。だが、花の数は少なくちょっと寂しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO1000 )
033_231103272 X900 〇法性寺 カキと鐘楼 DSC08135.jpg 33.法性寺 鐘楼と柿
鐘楼の前に植えられている柿の木には柿がたくさん実っていた。食べられるのかどうかわからない。秋を満喫した一日だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 25mm ISO1000 )

2024年2月11日

秋たけなわ 保土ヶ谷公園のチョウたち その2 2023年11月3日 横浜市保土ヶ谷区

翌日の11月3日も良い天気だった。一昨年(2022年)も最後にチョウの写真を撮ったのは11月3日保土ヶ谷公園だった。そろそろ、チョウも飛ばなくなると思い、この日も保土ヶ谷公園へ出かけた。ひょっとしたら、民家の庭に植えられたソテツにクロマダラソテツシジミがいるのではないかと思い、星川駅から保土ヶ谷公園の南側の道を歩いて行ったが、その姿はなかった。

000_231103033 X700 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
セイタカワダチソウで吸蜜するキタテハ秋型 2023年11月3日 横浜市 県立保土ヶ谷公園

001_231103005 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 1.キタテハとコセンダングサ
星川から国道1号へ抜ける道を進み、右の方へ入ると、右手に保土ヶ谷公園が位置する。横浜市立桜ケ丘高校の下に保土ヶ谷公園への入り口がある。そこを入ったところから下池、上池への散策路がある。入ってすぐのところにコセンダングサの群落があり、キタテハが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/500秒 98mm ISO320 )
002_231103007 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 2.キタテハ秋型 -1
  キタテハは雌雄の同定が難しいが、この個体は♂である。日本チョウ類保全協会編のフィールドガイド「日本のチョウ」を見ると、♂は後翅裏面の外側は内側に比べ淡黄色になっているとある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/500秒 94mm ISO320 )
003_231103010 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 3.キタテハ秋型 -2
翅表では同定が難しいが、♂の方が縁や斑点の黒と地の緋縅色とのコントラストがはっきりしているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/500秒 90mm ISO320 )
004_231103012 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 4.キタテハ秋型 -3
前の写真と同じ個体である。どちらかというと♀のような気がする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/500秒 90mm ISO320 )
005_231103025 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 5.キタテハ秋型 -4
少し下池の方に歩いた。吸蜜に飽きたのか木の幹に止まって開翅する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 155mm ISO400 )
006_231103030 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 6.キタテハ秋型とセイタカワダチソウ -1
下池から上家へかけての散策路の右側の土手にはセイタカワダチソウが真っ黄色に咲いていた。今が盛りで、虫媒花である花は虫たちを呼び寄せる。黒い斑点がはっきりしていて、これは♂と思える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 203mm ISO160 )
007_231103032 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 7.キタテハ秋型とセイタカアワダチソウ -2
この個体は♀だ。後翅外縁部が淡黄色にならないで濃い褐色である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 210mm ISO250 )
008_231103033 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 8.キタテハ秋型とセイタカアワダチソウ -3
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 210mm ISO250 )
009_231103041 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 9.木に止まるキタテハ秋型 -1
夏型とは異なるこの裏面が好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 210mm ISO320 )
010_231103048 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 10.木に止まるキタテハ秋型 -2
前の写真と同じ個体。♀である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 190mm ISO400 )
011_231103057 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト RX10M4.jpg 11.ベニシジミ -1
私にとって、この季節にベニシジミを見る機会は今まであまり多くなかった。暖かい地方では念い4~6回発生するというから、珍しいことではないのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
012_231103067 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト RX10M4.jpg 12.ベニシジミ -2
裏面は春に見るベニシジミのように鮮やかだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
013_231103071 X900 ◎保土ヶ谷公園 ヤマト RX10M4.jpg 13.ベニシジミ -3
このチョウも雌雄同定が難しい。♂は♀に比べて前翅頂が尖るというので、これは♂と思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 )
014_231103091 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 14.ツマグロヒョウモン♂
ツマグロヒョウモンもセイタカワダチソウに来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
015_231103109 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 15.ベニシジミ -4
この個体は少々傷があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
016_231103115 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 16.セイタカアワダチソウの群落
ご覧の通り、日当たりのよい土手にはびっしりとセイタカアワダチソウが育ち、虫たちが集まって来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 14mm ISO100 )

2024年2月 7日

秋たけなわ 保土ヶ谷公園のチョウたち その1 2023年11月2日 横浜市保土ヶ谷区

11月に入ってから近所で撮ったチョウの写真のアップを後回しにしていたが再開する。   昨年11月上旬、横浜は暖かい日が続く。この日も日中は25℃近くになるほどで快晴の日だった。
 保土ヶ谷公園は鮮やかな黄色のセイタカアワダチソウが真っ盛りだった。コセンダングサも咲いている。例年なら、保土ヶ谷公園の近くの明神台公園で、キバナコスモスに来るチョウを撮って楽しむのだが、昨秋はすっかりそのキバナコスモスが公園の整備で刈られてしまっていて、花がないのが残念だ。
 しかし、保土ヶ谷公園の下池、上池の近くの土手に咲くセイタカアワダチソウには秋のチョウが多かった。

000_231102022 X700 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
セイタカアワダチソウに来たキタテハ秋型 2023年12月2日 横浜市 県立保土ヶ谷公園

001_231102003 X900 保土ヶ谷公園 イチョウ G7X.jpg 1.イチョウ坂の銀杏
特に日当たりのよいところのイチョウは黄色くなっていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 11mm ISO160 )
002_231102005 X900 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 2.キタテハ秋型 -1
バス通りから下りて来て、下池の少し手前には、コセンダングサが咲くところがある。秋にはこの花に、キタテハや、ツマグロヒョウモン、ウラナミシジミなどが集まって来る。晩秋に入ると赤銅色の秋の装いになったキタテハ秋型が多くなる。私はこのキタテハの秋型が好きだ。コセンダングサ(小栴檀草)は空き地などでよくみられる黄色い小さな雑草の花だが、チョウが好む。花が終わると先端にある棘が衣服などに付きやすく、ひっつき虫である。今シーズンは花が咲くのが少し遅かったと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1250秒 9mm ISO125 )
003_231102006 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 3.キタテハ秋型 -2
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)は花粉症の元凶であるブタクサと似ているため間違えられることが多いが、セイタカアワダチソウは虫媒花で風媒花ではないので、花粉の生成量は少ない上に比較的重く、形状も風で飛ぶのには不適であるため花粉症とは無関係であると考えられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 143mm ISO200 )
004_231102014 X900 保土ヶ谷公園 ウラナミ RX10M4.jpg 4.ウラナミシジミ(上)とベニシジミ
セイタカワダチソウには、シジミチョウの仲間も吸蜜に来る。クロマダラソテツシジミの寒冷期型と思しき姿も目撃したのだが、撮りそこなってしまい、二度と現れてくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 192mm ISO160 )
005_231102017 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 5.キタテハ秋型 -3
セイタカワダチソウの黄色はレモンイエローではなく、タンポポ色である。鮮やかな黄色であり、キタテハ秋型の赤銅色を浮き立たせる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 250mm ISO250 )
006_231102018 X900 △保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 6.飛び立つウラナミシジミ
ウラナミシジミも秋になると多くなるチョウである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
007_231102034 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 7.ウラナミシジミ -1
吸蜜するウラナミシジミ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 160mm ISO200 )
008_231102036 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 8.キタテハ秋型 -4
表も裏も魅力的だ。雌雄を同定するのは難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
009_231102038 X900 〇保土ヶ谷公園 ベニシジミ RX10M4.jpg 9.ベニシジミ -1
いままで、ベニシジミをこの時期に見ることは多くなかった。暖かいところでは年3〜4回の発生だが、夏型は橙色の部分が黒くなる。だが、この個体のオレンジ色は明るい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
010_231102039 X900 〇保土ヶ谷公園 ベニシジミ RX10M4.jpg 10.ベニシジミ -2
ベニシジミもセイタカアワダチソウによく似合う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
011_231102046 X900 ◎保土ヶ谷公園 ベニシジミ RX10M4.jpg 11.ベニシジミ -3
前の写真の個体と色彩が異なる。前翅の形から♀のように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO320 )
012_231102058m X900 〇保土ヶ谷公園 河津桜 RX10M4.jpg 12.河津桜開花
まだ、11月の初めである。上池から下池へと流れるせせらぎの傍に植えられている河津桜が開花していた。wikipediaを見ると「東京の花期は通常は2月から3月上旬で、稀に早い年には12月に開花することもある。」と記されていた。11月初めの開花は「狂い咲き」であろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 13mm ISO800)
013_231102061 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 13.ツマグロヒョウモン♂
ツマグロヒョウモンもセイタカアワダチソウの花に来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 180mm ISO200)
014_231102068t X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 14.キタテハ秋型 -5
コセンダングサにも来た。裏面にも味がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 186mm ISO125)
015_231102069 X900 △保土ヶ谷公園 チャバネ RX10M4.jpg 15.チャバネセセリ
チャバネセセリやイチモンジセセリもセイタカアワダチソウに集まって来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 190mm ISO200)
016_231102072 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 16.キタテハ秋型 -6
キタテハの雌雄の判定は難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 186mm ISO125)
017_231102078 X900 ◎保土ヶ谷公園 ツバメ RX10M4.jpg 17.ツバメシジミ♂
ブルーの美しいチョウだ。ヤマトシジミやルリシジミに比べると見る機会は少ない。裏面の尾状突起あたりの橙色の斑紋が可愛い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO180)
018_231102084 X900 ◎保土ヶ谷公園 ベニ RX10M4.jpg 18.ウラナミシジミ -2
キタテハの秋型とともに平地の秋を代表するチョウである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 31mm ISO160)
019_231102086 X900 保土ヶ谷公園 マユミ RX10M4.jpg 19.マユミ(檀・真弓)
上池から下池へ流れるせせらぎの途中に、マユミの小さな木がある。淡紅色の実が成っていた。美しい色だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels 絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 50mm ISO1600)
020_231102091 X900 保土ヶ谷公園 セイヨウマユミ RX10M4.jpg 20.マユミの実
wikipediaによれば、「淡紅色の果実は熟すと4つに裂けて、中から赤い種子が現れる。秋に果実と種子、紅葉を楽しむ庭木としても親しまれ、盆栽に仕立てられることもある。果実は有毒であるが、春の新芽は山菜として利用される。」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 196mm ISO1600)

2023年12月15日

星川駅から保土ヶ谷公園南側へ 2023年10月27日 横浜市保土ヶ谷区

 10月21日に保土ヶ谷公園の東側に位置する家内の姉がいる施設の近くでクロマダラソテツシジミを見かけた。ひょっとして保土ヶ谷公園、あるいはその周辺にもいるのではないかと思い、この日、歩いてみることにした。
 まずは、先日見かけたソテツの木が植えられているところへ行ってみたが、その姿はなかった。そこをまっすぐ先へ歩くと保土ヶ谷公園のバス通りの下の辻広場や、下池、上池のあるエリアに入れる。
 コセンダングサが咲き、しばらく行くと、下池の先の右側の土手にはセイタカアワダチソウの群落がある。濃い黄色鮮やかに咲いていた。

000_231027031 X700 河津桜 保土ヶ谷公園 G7X.jpg
せせらぎに植えられた河津桜が開花 2023年10月27日 横浜市保土ヶ谷区保土ヶ谷公園

001_231027004 X700 柿と崖 星川 G7X.jpg 1.崖と柿の木
保土ヶ谷辺りは起伏の多いところである。大雨が降った際には、土砂災害の避難勧告が出されるところもある。この写真の右上の高いところは、保土ヶ谷公園の方向だと思う。しっかりとコンクリートの擁壁で保護されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 13mm ISO160 ) 
002_231027007t X900 ウキツリボク 星川 G7X.jpg 2.ウキツリボク(浮釣木)
星川から相鉄線を超えて進むと、沿道に建つ家の庭に植えられた数々の花が眺められる。これは、ウキツリボクで、まっすぐ吊り下げたランタンに見立てられる赤と黄色のコントラストが鮮やかな花を咲かせ、温室栽培や、鉢植え・地植えの庭木として観賞用に栽培される。花弁の一部にも見える鮮赤色の部分が見える萼の写真の状態から、筒状で5つに裂けるその萼の中から、5枚の鮮黄色の花弁がのぞく。写真は、赤い萼が裂ける前だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 )
003_231027012 X900 〇ツバメ 星川 G7X.jpg 3.ツバメシジミ♂
ヤマトシジミかと思ったら尾状突起があり、ブルーも鮮やかだ。ツバメシジミだ。ヤマトシジミより見る機会は少ない。G7Xでチョウの写真を撮るのにだいぶ慣れてきた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO125 )
004_231027017 X900 ソバ 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 4.ソバ(蕎麦)の花
保土ヶ谷公園の南西端にあたる公園では最も低いところに入った。野生化しているソバの花が咲いていた。畑に真っ白に咲くソバの花は見る機会があるが、ポツンと咲いているのは初めて見た。ソバの花は茎頂や枝先に短い総状花序を出し、白色か淡紅色で、花には、花弁がなく、萼が深く5つに裂けて、短期間で開花結実するという。 ソバの実は三角錐形。花期は8〜10月。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 37mm ISO200 )
005_231027021 X900 ◎キタテハ 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 5.キタテハ秋型 -1
きれいな秋型のキタテハがいた。コセンダングサで吸蜜する。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO125 )
006_231027023 X900 ◎キタテハ 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 6.キタテハ秋型 -2
夏型に比べて翅が大きくくびれた形をしていて精悍な感じがする。シータテハの秋型を想起させる。この個体は多分♂だと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
007_231027029 X900 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 7.赤い帽子の子供たち
引率された子供たちが下池から上池へと歩いている。その右側に、季節外れに数輪咲いたカワズザクラの木が数本ある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 )
008_231027037 X900 〇河津桜 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 8.季節外れに咲いたカワズザクラ
このカワズザクラの木がここに植えられたのはそれほど前のことではない。10年位前だろうか。はじめのころは目立たなかったが、毎年どんどん成長して高さ4〜5mになっている。通常2月に開花するのだが、今、数輪が開花していた。自宅近くのソメイヨシノといい、このカワズザクラといい、今年は少し変である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 10mm ISO125 )
009_231027046 X900 〇ウラナミ 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 9.キタテハ秋型の裏面
キタテハの秋型は夏型に比べて、色が濃く、赤銅色は逞しく見える。好きな姿だ。セイタカアワダチソウが良く似合う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
010_231027053 X900 ◎ウラナミ セイタカアワダチ 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 10.ウラナミシジミ♀ -1
上池のバス通り側(テニスコート側)の斜面にセイタカアワダチソウが咲いていて、そこに秋のチョウが集まってきていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
011_231027054t X900 ◎ウラナミ セイタカアワダチ 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 11.ウラナミシジミ♀ -2
前の写真と同じ個体。翅を開いてくれた。♂との違いがよくわかる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO125 )
012_231027066t X900 ◎キタテハ 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 12.コセンダングサのキタテハ秋型 -1
この個体は♀のように見える。キタテハ秋型の裏の模様のグラデーションは繊細だ。♀の方が色が濃いように思える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
013_231027078 X900 ◎保土ヶ谷公園 ツマグロ G7X.jpg 13.ツマグロヒョウモン♂
セイタカアワダチソウにはツマグロヒョウモンも来る。この花は、キク科アキノキリンソウ属の多年草で、虫媒花である帰化植物だそうだ。よく似ているといわれるブタクサとは違う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO125 )
014_231027083 X900 〇保土ヶ谷公園 キタテハ G7X.jpg 14.コセンダングサのキタテハ秋型 -2
いずれも黄色い花だが、キタテハはセイタカアワダチソウとこのコセンダングサが好きなようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO125 )
015_231027088 X900 星川 トキワサンザシ G7X.jpg 15.トキワサンザン(常磐山査子)の実
星川へ戻る道筋で、見たことのない黄色い実をつけた木があった。似た仲間にタチバナモドキやカザンデマリ(ヒマラヤトキワサンザシ)があり、合わせてピラカンサと呼ばれるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO250)
016_231027092 X900 峰岡公園 ヤマト G7X.jpg 16.ヤマトシジミ♀
いつもの小さな公園に寄った。チョウの数は少ない。裏面が黄色味を帯びたヤマトシジミがいた。♀だろうと思う。この小さな公園のヒャクニチソウとセンイチコウもそろそろ終わるのか。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO250)

2023年12月 1日

ムシャククロツバメシジミ 2023年10月17日 神奈川県秦野市

今年の神奈川県でのクロマダラソテツシジミの発生状況をネットで調べていたところ、ムシャククロツバメシジミが昨年、今年と神奈川県の秦野市で発生しているという記述を偶然に見つけた。恥ずかしながら、ムシャククロツバメシジミというのは初めて知るチョウである。さっそく「フィールドガイド 日本のチョウ」で確認したところ、2012年4月に発刊された初版には記載がなかった。買い求めておいた2019年1月発刊の「増補改訂版」には、2013年10月上旬に、名古屋市内で確認され、それ以降同市内にて発生が継続していると掲載されていた。
 神奈川県のタウンニュースに「葛葉緑地に外来種の蝶」という記事が載っていて、それによると、自然観察施設「くずはの家」がある葛葉緑地の河原で2022年11月9日、外来種の蝶「ムシャククロツバメシジミ」が確認されたと記されていた。時季的にも見られる可能性はあると思い、東名高速を利用して、秦野市の現地へ行ってみたところ1頭だけだったが、見ることが出来た。ムシャククロツバメシジミは、中国や台湾に生息し、大きさは2〜2.5cmほどで、雌雄とも翅の表面は黒色、裏面は薄褐色に黒色の紋がある。「ムシャク」とは台湾の地名「霧社」のことだという。

000_231017024 X700 ◎秦野 くずはの家 ムシャククロツバメシジミ RX10M4.jpg
セイタカアワダチソウで吸蜜するムシャククロツバメシジミ 2023年10月17日 神奈川県秦野市

001_231017102m X900 秦野くずはの家  RX10M4.jpg 1.秦野くずはの家
自宅から、渋滞なく小1時間で現地に到着した。先生に引率された小学生が自然観察学習に来ていた。中には研修室と閲覧室がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 11mm ISO125 )
002_231017007 X900 秦野 くずはの家 葛葉川 RX10M4.jpg 2.葛葉緑地
葛葉緑地を流れる葛葉川。発生地がどこなのかピンポイントの情報は何もない。ただ、前述した神奈川県のタウンニュースには葛葉緑地の河原でとあったので、どこから河原に降りられるかなと、ルートを探ってみたがよくわからなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 24mm ISO500 )
003_231017038s X900 ◎秦野 くずはの家 ムシャククロツバメシジミ RX10M4.jpg 3.ムシャククロツバメシジミ -1
葛葉緑地を歩いてみる以外に探す方法はない。ヤマトシジミ、ウラナミシジミ、ツバメシジミなどを見ながら歩いていると、セイタカアワダチソウに小さなシジミチョウが1頭止まって吸蜜していた。一見、ヤマトシジミのように見えるが、ちょっと、様子が違う。ファインダーで覗いてシャッターを切る。その画像をモニターで拡大して見ると、ムシャククロツバメシジミだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 125mm ISO800 )
004_231017036tm X900 ◎秦野 くずはの家 ムシャククロツバメシジミ RX10M4.jpg 4.ムシャククロツバメシジミ -2
足場が悪い。位置を変えて撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 125mm ISO800 )
005_231017049st X900 ◎秦野 くずはの家 ムシャククロツバメシジミ RX10M4.jpg 5.ムシャククロツバメシジミ -3
3〜4分ほど吸蜜を続けていた。一瞬、翅を開きそうになった。翅表は真っ黒だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
006_231017056 X900 ◎秦野 くずはの家 ムシャククロツバメシジミ RX10M4.jpg 6.ムシャククロツバメシジミ -4
良い方向から撮影するのが難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
007_231017071 X900 ◎秦野 くずはの家 ムシャククロツバメシジミ RX10M4.jpg 7.ムシャククロツバメシジミ -5
5〜6分ほど吸蜜を続けてくれた。やがて、飛んだので、良いところに止まってほしいと思ったが、期待に応えてはくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO400 )

2020年8月10日

舞岡公園の蝶 55種 (13) コミスジ、キタテハ、ルリタテハ

コミスジは陽光を浴びて、スイスイと飛び、梢の葉の上で翅を休める。キタテハの秋型は赤褐色に引き締まったタテハチョウらしいチョウだ。ルリタテハの瑠璃色の襷がけの帯はとてもユニークである。いずれもこの辺りでは普通種だ。
 今年の梅雨はとても長く、大雨も降らせている。特に九州の熊本や大分では、70人におよぶ人々がお亡くなりになり、2,000人を超えるかたがたが避難所で生活されている。お気の毒に思う。長野県では松本から上高地に抜ける道で土砂崩れのため、約1週間通行止めになった。
 そんな時に蝶の写真を撮りに出かけるどころではない。7月16日~18日は、湯の丸高原へ出かけようと宿の予約もしてあったが、天候が悪いのと、新型コロナウィルス感染症の感染者がまた増え始めているのでキャンセルしてしまった。
 7月18日、東京都の新たな感染者は、これまでで最も多い290人が確認された。7月22日から、Go to キャンペーンが始まるが、東京都はその対象から除外された。神奈川県も過去最多の1日当たりの感染者が出て、「神奈川警戒アラート」が発出されてしまった。(7月19日記)

4.タテハチョウ科 ③  コミスジ、キタテハ、ルリタテハ

  07) コミスジ

40701 2005年6月8日 撮影
第1化は5月に発生する。梢の葉上に止まることが多い。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
データ不詳
01_050608025 X800 D100.jpg
40702 2006年5月31日 撮影
コミスジの♂♀の同定は難しい。♀の方が翅形に丸みがあるという。これは♀のようだ。

Nikon D100 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
02_060531037 X800 D100 18-200VR.jpg
40703 2007年5月29日 撮影
しばしば路上に静止することがある。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 10.8mm ISOオート )  
03_070529018 X800 A640.jpg
40704 2009年5月19日 撮影
これは♂のようだ。コミスジは、自分の縄張りをもっていて、時々パトロールして他のチョウを追い払う。

Nikon D5300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
04_090519034 X800 D300 Tokina100.jpg
40705 2011年7月18日 撮影
♂のようだ。コミスジは年3~4回発生する。これは第2化と思う。

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
05_110718064 X800 D300 SIGMA 105macro.jpg
40706 2013年9月17日 撮影
きれいな個体だった。これは第3化と思う。

FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/250秒 41mm ISO320  ) 露出補正 -1.0段
06_130917467 X800 HS50EXR.jpg
40707 2015年8月14日 撮影
コミスジは東部から胴の背ににかけて緑色の毛で覆われていて、これが金属光沢(タマムシ色)に見える。  

FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 148mm ISO100  ) 露出補正 なし
07_140815029 X800 HS50.jpg
40708 2017年5月19日 撮影
テリトリーを張る♂

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/250秒 40mm ISO320 ) 露出補正 なし
08_170519071 X800 D5300 SIGMA18-300.jpg
40709 2018年5月29日 撮影
♂ 開翅

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
09_180529035 X800 RX10M4.jpg
40710 2018年9月17日 撮影
第3化 私の好みでは、コミスジは裏面の方が良い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
10_180917079 X800 RX10M4.jpg
40711 2019年6月13日 撮影
大柄な個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段 08) キタテハ
11_190613028 X800 RX10M4.jpg


08) キタテハ

40801 2005年6月8日 撮影
ウツギの花が咲く頃第1化夏型が羽化してくる。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
01_050608011 X800 D100.jpg
40802 2005年10月2日 撮影
秋型は赤褐色になり、精悍なタテハチョウの装いになる。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8 macro
    データ不詳
02_051021057 X800 D100 Tokina100.jpg
40803 2006年5月31日 撮影
ウツギの花を訪れる。これは♀のようだ。

Nikon D100 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
  データ不詳
03_060531041 X800 D100 18-200VR.jpg
40804 2006年5月31日 撮影
谷戸に咲くウツギの花に良く来る。焦点距離の短いコンデジを利用して環境を写し込んで撮る。 

Canon PowerShot A620 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 7.4 Mega Pixels
データ不詳
04_060531093 X800 A620.jpg
40805 2007年10月24日 撮影
秋も深まった頃、コセンダングサの花で吸蜜する。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
05_071024025 X800  D100 Tokina100.jpg
40806 2010年4月13日 撮影
4月の暖かい日、越冬した秋型が元気に飛び回る。求愛

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
  絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1600秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
06_100413038 X800 D300 Tokina100.jpg
40807 2010年10月16日 撮影
セイタカアワダチソウの濃い黄色に秋型の赤褐色は良く似合う。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/2000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
07_101016055 X800 D5000 VR18-200.jpg
40808 2010年10月16日 撮影
♂ コセンダングサはチョウたちの好きな花だ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
08_101016068 X800 ○舞岡公園 D5000 VR18-200.jpg
40809 2010年10月16日 撮影
静止して開翅 日光浴か

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/640秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
09_101016125 X800 D5000 VR18-200.jpg
40810 2010年11月3日 撮影
11月になると擦れた個体が多くなる。ニコンの一眼レフで、初めてライブ・ビューで撮れるようになったのがD5000だった。

Nikon D5000 TAMRON 60mm f2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( f9 1/1250秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
10_110330069 X800 D5000 TAMRON 60 Macro.jpg   
40811 2011年3月30日 撮影
越冬明けの秋型がミツマタの花で吸蜜

Nikon D5000 TAMRON 60mm f2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( f9 1/4000秒 60mm ISO280 ) 露出補正 なし
11_110330104 X800 D5000 TAMRON 60 Macro.jpg
40812 2012年3月27日 撮影
春先は枯葉の上に止まることが多い。

Nikon COOLPIX P90 f3.3-6.5 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/5秒 110mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
12_120327044TS X800 P90.jpg
40813 2013年4月13日 撮影
春の陽を浴びて

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
13_130413039 X800 G12.jpg


09) ルリタテハ
  
40901 2011年4月26日 撮影
越冬明けの個体 擦れてはいるが破損はほとんどない。

Nikon D5000 TAMRON 60mm f2.0G macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
01_110426061 X800 D5000 TAMRON 60mm.jpg
40902 2014年8月15日 撮影
ルリタテハは年3回発生するようだ。春に越冬明けの個体を見ることが多く、8月に生まれてくる夏型を見る機会は少ない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 185mm ISO250  ) 露出補正 -0.3段
02_140815071 X800 HS50.jpg
40903 2014年8月15日 撮影
春はアセビなどの花に来て吸蜜するが、この時期はクヌギやコナラの樹液に集まることが多い。開翅して特徴ある美しい姿を見せる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 185mm ISO250  ) 露出補正 -0.3段
03_140815072 X800 HS50.jpg


舞岡公園,コミスジ,キタテハ,ルリタテハ,ウツギ,セイタカアワダチソウ,コセンダングサ,ミツマタ,カメラ,ライブ・ビュー

2017年10月23日

ツマグロヒョウモンは今秋も元気 10月8日

やっと晴れて、気温も上がってきた。舞岡公園へ行こうかと思ったが、今日は日曜日なので敬遠する。
 キバナコスモスに集まるツマグロヒョウモンでも撮りに行こうと保土ヶ谷公園に出かけた。バス停を降りたところにキバナコスモスの植え込みがあるが、そこにはチョウの影はない。公園の南側、バス通りの下にある下池の方へ下りていく途中で、数本のセイタカアワダチソウが黄色い花を咲かせていたが、そこに夢中で吸蜜するツマグロヒョウモンの♂がいた。きれいな個体なので、時間をかけて20~30カット撮影した。
 せせらぎが造られている下池、上池の周囲は、最近、ずいぶんと整備がなされ、ナガサキアゲハでも来ていないかと楽しみにしていた白いブッドレアの花は剪定され、花は咲いていなかった。

保土ヶ谷公園地図.jpg
神奈川県立保土ヶ谷公園管理組合ホームページより

 次に、秋にはキバナコスモスがたくさん咲いている明神台公園へ行ってみる。ここは児童公園なのだが、日曜日なのに子供連れの姿は少ない。少し遅いかなと思ったが、キバナコスモスは咲いていて、ツマグロヒョウモンが舞っていた。

クリックすると大きくなります。 1.ツマグロヒョウモン♂ -1
星川駅前からバスに乗って、明神台で降りる。帰りは歩くのだが、往きは上りで少々辛いのでバスを利用する。バス停から、保土ヶ谷公園の下池の方へ下りていく途中に、数は多くないが、セイタカアワダチソウが咲いていた。とても小さなツマグロヒョウモンの♂が吸蜜をしていた。​​

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 2.ツマグロヒョウモン♂ -2
落ち着いて吸蜜しているので、いろいろな姿を撮ってみよう。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 3.ツマグロヒョウモン♂ -3
他にモデルになってくれるような蝶もいない。今度は翅を開いて見せてくれた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 4.ツマグロヒョウモン♂ -4
頭を下にして蜜をさぐる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 5.ツマグロヒョウモン♂ -5
こんどは裏面を見せてくれた。前翅裏面の赤味がかった色がこのチョウの特徴と思う。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 6.ツマグロヒョウモン♂ -6
こんどは横向きに展開。ここまでおよそ10分間、吸蜜を続け、楽しませてくれた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.ツマグロヒョウモン♂ -7
このチョウは一旦セイタカアワダチソウから離れ、近くの木の上に静止した。P610で撮る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/400秒 116mmISO100​ )​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.ツマグロヒョウモン♀
そこへ♀が飛んできた。セタカアワダチソウで吸蜜を始めるが、さっきの♂がすぐに追いかける。2匹はどこかへ飛んで行ってしまい、戻っては来なかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/200秒 90mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 9.下池から桜丘高校側(西側)の眺め
この辺りは11月下旬には紅葉がきれいだ。この時期はカエデの類はまだ色づいていないが、1本だけ葉が黄色くなっている木があった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f4.5 1/640秒 12mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.カツラの黄葉
その木は何の木だろうかと後で調べてみた。葉の形を見ると、どうやらカツラのようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 11.ツバメシジミ♀
下草の上を飛んでいるツバメシジミがいた。尾状突起は無くなっているようだが、きれいな♀だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 12.イチモンジセセリ -1
イチモンジセセリが飛んできて、目の前で止まった。だいぶ擦れている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 13.チャバネセセリ
これはチャバネセセリ。イチモンジセセリに比べ個体数は多くない。イチモンジセセリとは良く見ないと区別をつけ難い。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 14.イチモンジセセリ -2
明神台公園に着いた。花壇にはイチモンジセセリが多い。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 15.ウラナミシジミ♀ -1
秋になるとウラナミシジミが現れる。年4回くらい発生するるようだが、9月を過ぎるころから個体数が多くなる。南方系のチョウだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 16.ウラナミシジミ♀ -2
ウラナミシジミはキバナコスモスにも来る。この個体はすごく小さい。左側の翅が伸び切らなかった羽化不全のようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 17.ツマグロヒョウモン♂ -7
明神台公園に咲くキバナコスモスには、数頭のツマグロヒョウモンが飛んでいた。しかし、♂ばかりだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/1600秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 18.ツマグロヒョウモン♂ -8
下から撮れるところに止まってくれた。ツマグロヒョプモンの裏面は好きだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 19.ツマグロヒョウモン♂ -9
この日(10月10日)はツマグロヒョウモンは元気で、数も多かった。しかし、翌週になるとすっかり気温が下がってしまった。10月の中ごろとしては46年ぶりの寒さなどと報じられている。ツマグロヒョウモンが元気に翔ぶのもこれが最後だったかも知れない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 20.ベニシジミ
ベニシジミがまだ飛んでいた。このチョウも春早くから11月ごろまで見られる。たくさんいるので大事にしないが、ユニークな柄をした、なかなかきれいなチョウである。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 21.アオスジアゲハ
元気にキバナコスモスの花を、次から次へと飛び回っていたが、さすがに大分擦れてきている。そろそろ、チョウの季節も終わりになる。それにしても今年の天候不順は、チョウたちにも厳しい年になったのではないだろうか。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 22.モンキアゲハ♀
保土ヶ谷公園から星川へ下りてきた。保土ヶ谷区役所の花壇にモンキアゲハを見つけた。しかし、後翅は傷み、片方の尾状突起はない。トリミングして、傷を隠してやろう。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/250秒 90mm ISO320 )露出補正 -0.3段


2014年10月21日

保土ヶ谷公園を散歩 10月10日・16日


 今朝も新横浜公園のホームページを見たが、10月6日の台風18号による大雨の被害はまだ復旧せず、閉鎖されたままだった。また、来週早々には19号が関東を狙っている。しばらく新横浜公園のフジバカマに集まる蝶は撮れないかもしれない。

  この日も天気が良いので、散歩がてら保土ヶ谷公園へ行った。人が少なかったので、のんびりと歩いてきたが、蝶の数は少ない。ナガサキアゲハが飛んでいたが、吸蜜してくれるような花もなく、撮ることができなかった。

 16日にも保土ヶ谷公園へ行った。この日は、いつもと違う道を通って、直接「花と緑の広場ゾーン」の下に出ようと思ったが、杉山神社への坂道を上がってしまっていた。

セイタカアワダチソウとベニシジミ;クリックすると大きな写真になります。 1.セイタカアワダチソウとベニシジミ
公園のの縁にはセイタカアワダチソウが咲いている。ちょっと離れた高いところに咲く花に動くものが見えた。花の裏からベニシジミが出てきた。飛び道具が活きる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/300秒 185mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
ホワイト・ブッドレアとツマグロヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。 2.ホワイト・ブッドレアとツマグロヒョウモン
ホワイト・ブッドレアはまだ、咲いていた。9月15日に来たときは、この花にミドリヒョウモンが来ていた。3週間も咲いている。ツマグロヒョウモンは新鮮な個体だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 89mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
ツマグロヒョウモン開翅;クリックすると大きな写真になります。 3.ツマグロヒョウモン開翅
良い角度で撮れたのだが、残念ながら蝶との間に何かが重なってしまった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/340秒 89mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
パート・カラー;クリックすると大きな写真になります。 4.パート・カラー
HS50に特定の色だけを残し、残りをモノクロにするという機能がある。残す色をオレンジにして、ツマグロヒョウモンを撮ってみた。表翅を撮るチャンスがなかったのが残念。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/550秒 89mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
整備された公園;クリックすると大きな写真になります。 5.整備された公園
保土ヶ谷公園には、甲子園の神奈川県予選を行う保土ヶ谷球場や、ラグビー場、サッカー場の運動施設や、かながわアートホール、噴水などがある。バス通りを挟んで反対側に梅園やテニスコートがあり、その下に、「森とせせらぎゾーン」「花と緑の広場ゾーン」が整備されている。来年は、もっとよくなるのではと期待している。写真は「森とせせらぎゾーン」の上から、「花と緑の広場ゾーン」を眺めたところ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/950秒 12mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
ハナミズキの実;クリックすると大きな写真になります。 6.ハナミズキの実
木々に実のなる季節である。ハナミズキの実は不味いそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/350秒 33mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
ゴンズイの実;クリックすると大きな写真になります。 7.ゴンズイの実
今まであまり見ることがなかった。実はミカンの房のような袋に包まれている。秋に赤く熟して裂け、中には黒い光沢のある種子がある。ゴンズイという魚がいるが、植物のゴンズイ(別名クロハゼ)は、その樹皮の模様が、魚のゴンズイに似ている、あるいは役に立たないところが似ている、などその名のついた魚との関係がありそうだと言われている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/250秒 33mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
1本脚のアオサギ;クリックすると大きな写真になります。 8.1本脚のアオサギ
帷子川の相鉄線の星川駅のところにかかっている橋のひとつ上流にかかる橋(ほしかわ橋)の上から下流を眺めると、右岸にアオサギが片足で立っていた。なぜ鳥は片足で立つのだろうか。体温保持のためらしい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/210秒 167mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
秋型キタテハ;クリックすると大きな写真になります。 9.秋型キタテハ
16日にも保土ヶ谷公園へ行ったが、いつもと違う杉山神社への坂道を上がっていくと、小さな公園があった。キバナコスモスが咲いていたので、何かいないかと目を凝らすと、ウラナミシジミ、ヤマトシジミが飛んでいる。撮影チャンスがないまま、先へ行こうと思ったとき、今年初めて撮る秋型キタテハが飛んできた。このキタテハは羽化の時、右前翅の先が伸びきれなかったようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/900秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
フヨウの花;クリックすると大きな写真になります。 10.フヨウの花
公園から杉山神社へ行く道にフヨウの花が咲いていた。いっぱい蕾を付けている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.4 1/900秒 16mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
杉山神社;クリックすると大きな写真になります。 11.杉山神社
星川杉山神社の祭神は、賢く、勇敢で力が強く、さらに容姿端麗であったといわれる伝説の英雄、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)といわれる。杉山神社が文献にあらわれるのは約千年前、平安の時代にさかのぼるとのこと。杉山神社という名称の神社は古くから複数があり、江戸時代に書かれた『武蔵国風土記』には、当時の武蔵国に杉山神を奉斎するお社が72社あったことが記されているそうだ。平成16年には神社の裏手より、縄文時代から弥生時代にかけてのものと思われる遺跡も発見されているという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/900秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
保土ヶ谷公園の緑;クリックすると大きな写真になります。 12.保土ヶ谷公園の緑
ここは、公園の噴水のある広場からバス通りを挟んで反対側にある憩いの場だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/850秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
クロアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります。 13.クロアゲハ♂
この日もホワイト・ブッドレアが咲くところへ行ってみた。黒いアゲハがふわふわと花に絡んでいた。ナガサキアゲハかと思い駆け寄ったが、クロアゲハの♂だった。だいぶ破損している。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.4 1/850秒 124mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
チャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります。 14.チャバネセセリ
「花と緑の広場ゾーン」からの帰り道は、下校する横浜市立桜丘高校の生徒さんたちと一緒に、星川駅への道を歩いた。なだらかな下り坂だけど、遠かった。アザミの花で比較的新鮮なチャバネセセリが吸蜜していた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/900秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段


2014年10月18日

秋! 舞岡公園 10月7日


  台風18号が10月6日の午前中に関東に上陸し、横浜でも強い雨が降った。 翌7日は台風一過、良い天気になったので、新横浜公園に咲くフジバカマに集まる蝶たちを撮ろうと思っていた。しかし、そういえば昨年、カバマダラを狙って新横浜公園に出かけたが、この時も伊豆大島に大きな被害をもたらした台風26号に伴う雨で、ここ新横浜公園は冠水し、閉鎖されていた。もしやと思い、インターネットで新横浜公園のホームページを開いてみたところ、案の定、閉鎖になっていた。

  そこで、この日は再び舞岡公園へ行くことにした。
  台風一過というものの、雲がでて、やや肌寒い。しかし、公園は秋の収穫のシーズンで、引率の先生に連れられて、小学生が大勢来ていた。田んぼに入り、稲刈りをしている。クサギやカラタチも実を付けていた。

  蝶の数は少なかった。先月末に行ったときに多く見られたオオウラギンスジヒョウモン、ミドリヒョウモンは姿を見せない。アカボシゴマダラ、ウラナミシジミは多くなっている。キタテハの秋型はまだのようで、ヒメアカタテハも見ることができなかった。

遊歩道のヒカゲチョウ;クリックすると大きな写真になります。 1.遊歩道のヒカゲチョウ
前回も同じところで写真を撮ったと思う。この時期、ここでは必ず、ヒカゲチョウが飛び出す。今日は気温が低く、ヒカゲチョウの飛び方も活発ではない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/160秒 4.4mm ISO320 ) 露出補正 なし
ヒヨドリバナとイチモンジセセリ;クリックすると大きな写真になります。 2.ヒヨドリバナとイチモンジセセリ
イチモンジセセリは多くなっている。と同時に、擦れた個体が多くなってきた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/750秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
アカボシゴマダラ -1;クリックすると大きな写真になります。 3.アカボシゴマダラ -1
小谷戸の里まできて、ふと、近くにある木を見るとアカボシゴマダラが翅を休めていた。寒いのかじっとしている。止まっている木はエノキのようにも見えるのだが。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
アカボシゴマダラ -2 HS50;クリックすると大きな写真になります。 4.アカボシゴマダラ -2 HS50
今度はアカボシゴマダラが3.の写真と同じくらいの大きさになるようにHS50で撮ってみた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/160秒 46mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
アカボシゴマダラ -3 HS50;クリックすると大きな写真になります。 5.アカボシゴマダラ -3 HS50
同じ状況で、HS50を望遠側にして撮る。バックのボケもきれいだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 160mm ISO160 ) 露出補正 -1.0段
141016_006.jpg 6.水車
小谷戸の里から出てくると、水車の音が聞こえる。普段は動いていない水車が動いていた。私も10年間舞岡公園に通っているが、動いている水車を見るのは初めてだった。水車の直径は3mある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 20mm ISO6400 ) 露出補正 なし
水車小屋の中;クリックすると大きな写真になります。 7.水車小屋の中
この日は、閉まっている時しか見たことのない水車小屋の扉が開けられていて、中の仕組みを見せていた。近づくと説明担当のご婦人が、いろいろと説明をしてくださった。小川の水量が少ないため、いったんため池に水を上げて、そこから落として水車を回しているとのこと。中の仕組みは木の色からしてそう古くはない思ったが、それでも設置してから約20年たっていると話してくれた。米が杵で搗かれていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/30秒 18mm ISO6400 ) 露出補正 なし
古民家の前で説明を聞く小学生;クリックすると大きな写真になります。 8.古民家の前で説明を聞く小学生
園内は稲刈りを体験したり、古民家で当時の生活の説明を聞いたりする小学生のグループで溢れていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/480秒 7mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
クサギの実;クリックすると大きな写真になります。 9.クサギの実
8月の終わりにモンキアゲハやカラスアゲハが吸蜜に集まっていたクサギの花も落ち、実がなっていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/160秒 32mm ISO320 ) 露出補正 -0.7段
ウラナミシジミ♀;クリックすると大きな写真になります。 10.ウラナミシジミ♀
今年初めて撮るウラナミシジミ。谷戸のあぜ道に咲く小さな花、アキノウナギツカミ(ミゾソバかもしれない)で吸蜜する。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO280 ) 露出補正 なし
ウラナミシジミ 裏面 -1;クリックすると大きな写真になります。 11.ウラナミシジミ 裏面 -1
こんな小さな花に蜜などあるのかと思うが、ここにいた数頭のウラナミシジミは、アキノウナギツカミで吸蜜していた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/170秒 39mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
セイタカアワダチソウとイチモンジセセリ;クリックすると大きな写真になります。 12.セイタカアワダチソウとイチモンジセセリ
セイタカアワダチソウの黄色が目立つ季節になっていた。イチモンジセセリやキタテハの秋型がこの花を好む。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/220秒 155mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
ヒメジャノメ;クリックすると大きな写真になります。 13.ヒメジャノメ
大分擦れてしまっていたが、開翅してくれた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 185mm ISO500 ) 露出補正 -0.7段
さくらなみ池のカルガモ;クリックすると大きな写真になります。 14.さくらなみ池のカルガモ
カルガモが5羽ほど、さくらなみ池を泳いでいた。カルガモは8月~9月に羽毛が生え変わる。とてもきれいだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/800秒 185mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
ウラナミシジミ♂ -1;クリックすると大きな写真になります。 15.ウラナミシジミ♂ -1
コセンダングサでもウラナミシジミが吸蜜していた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 185mm ISO125 ) 露出補正 -0.7段
ウラナミシジミ♂ -2;クリックすると大きな写真になります。 16.ウラナミシジミ♂ -2
この角度で撮ると表翅の金属光沢のブルーが際立つ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/210秒 115mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
アザミに来たイチモンジセセリ;クリックすると大きな写真になります。 17.アザミに来たイチモンジセセリ
この時期、舞岡公園に飛ぶセセリチョウはイチモンジセセリだけのようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO2200 ) 露出補正 なし
カラタチの実;クリックすると大きな写真になります。 18.カラタチの実
アゲハの食草であるカラタチは、ミカン科の植物。ミカンより少し小さい丸い実を付ける。果実には種が多く、また酸味と苦味が強いため食用にならないそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 103mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
ヒカゲチョウ;クリックすると大きな写真になります。 19.ヒカゲチョウ
ヒカゲチョウは時として活発に、敏速に飛び回るが、この日は気温が低いためか、ひらひらと飛んできて、止まった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/220秒 61mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
吸水するアカボシゴマダラ;クリックすると大きな写真になります。 20.吸水するアカボシゴマダラ
狐久保の方への道をしばらく行くと、アカボシゴマダラが目の前の下りてきて、吸水を始めた。D5300のライブ・ビューで撮ってみた。比較的上手くピントが合わせられたと思う。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 95mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウラナミシジミ♀ 開翅;クリックすると大きな写真になります。 21.ウラナミシジミ♀ 開翅
開翅しているウラナミシジミを上から撮った。♀の縁どりのあるブルーも渋い。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウラナミシジミ 裏面 -2;クリックすると大きな写真になります。 22.ウラナミシジミ 裏面 -2
きれいな個体だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/850秒 133mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
イチモンジセセリの交尾;クリックすると大きな写真になります。 23.イチモンジセセリの交尾
刈り取った稲の整理作業が行われている脇の木道で、イチモンジセセリが交尾をしていた。初めて見るシーンである。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/850秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
ウラギンシジミ♂;クリックすると大きな写真になります。 24.ウラギンシジミ♂
今秋はまだウラギンシジミの良い写真が撮れていない。9月29日に来たときに、数頭のウラギンシジミがテリトリーを張っていたのと同じところで、この日もその飛翔が見られた。しばらく待つとやっと撮れそうなところに止まってくれたが、それでも蝶までの距離は遠い。飛び道具を使っても精いっぱいだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/210秒 185mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段

2013年11月 4日

新横浜公園 セイタカアワダチソウとフジバカマ 10月18日


10月の第1週だったか、いくつかの蝶のブログを閲覧していると、横浜市でカバマダラが発生しているというコンテンツがあった。最近になって、そこが新横浜公園であることが分かった。他に予定もあって、すぐには出かけられず、やっと、10月18日に行くことが出来た。
  行ってみて驚いた。伊豆大島に大きな被害をもたらした台風26号で、ここ新横浜公園も冠水し、第三京浜の港北インターから新横浜へ向かう道(県道13号線)を挟んで、日産スタジアムの反対側の公園や運動場部分は、閉鎖されていた。
  どうしようもなく、少し歩いてみようと鶴見川にかかる橋(亀甲橋)を渡り始めると、向こうからカメラ2台を肩に掛けられた見るからに同好の方が歩いてこられた。中に入れないので、公園の周囲を一周されたという。カバマダラはいなかったようだ。一緒にフジバカマが咲いているというポイントを探してみようと、途中、公園管理事務所の方にお聞きしながら、それらしき方向へ向かう。公園への降り口には警備員の方が立っていて、進入禁止になっている。土手の上からフジバカマの咲いているところが見えた。どうやらあそこらしい。同好の方が管理事務所に電話をして、何とか入れてもらえないかと交渉するが、OKにはならない。午後2時ごろ入れるようになる予定だと。時間は11時50分。昼食などをして、時間を過ごし、ふたたび、午後2時に来てみたところ、入ることが出来た。さっそくフジバカマを目指すが、アカタテハが2頭いるのみで、カバマダラの姿は見ることが出来なかった。台風26号でどこかへ飛ばされてしまったのだろうか。でも卵や幼虫も発見されていたので、もう少し日にちが経過すれば、羽化してくるのではと期待もするが、台風で倒された土手の草がすっかり刈られてしまい、難しそうだ。

ヤマトシジミ;クリックすると大きな写真になります。 1.ヤマトシジミ
カバマダラのことがなかったら、この日は舞岡公園へ出かけていただろう。そろそろ蝶のシーズンも終わりになる。出会えた蝶は撮っていこう。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/181秒 66.0mm〈Equiv.135≑358mm〉 ISO100 ) 露出補正 なし
セイタカアワダチソウとイチモンジセセリ;クリックすると大きな写真になります。 2.セイタカアワダチソウとイチモンジセセリ
これこそ「秋」という組み合わせだ。ここのセタカアワダチソウも午後には刈り取られてしまっていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/2500秒 90.0mm〈Equiv.135≑488mm〉 ISO400 ) 露出補正 なし
消毒;クリックすると大きな写真になります。 3.消毒
冠水したグランドを消毒しているのだろうか。きれいな虹が出ている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/800秒 25.0mm〈Equiv.135≑135mm〉 ISO100 ) 露出補正 なし
ヒメアカタテハ -1;クリックすると大きな写真になります。 4.ヒメアカタテハ -1
ちょっと離れていたので、目一杯ズームして撮ったが、手ブレしてしまった。ご容赦。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/200秒 185.0mm〈Equiv.135≑1000mm〉 ISO100 ) 露出補正 なし
ヒメアカタテハ -2;クリックすると大きな写真になります。 5.ヒメアカタテハ -2
今年は舞岡公園ではヒメアカタテハが少なく、写真も撮っていない。しかし、ここにで複数のヒメアカタテハが飛び回っていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/605秒 185.0mm〈Equiv.135≑1000mm〉 ISO100 ) 露出補正 なし
ヒメアカタテハ 裏面;クリックすると大きな写真になります。 6.ヒメアカタテハ 裏面
複雑な、幾何学的な模様だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/549秒 185.0mm〈Equiv.135≑1000mm〉 ISO100 ) 露出補正 なし
フジバカマに来たアカタテハ -1;クリックすると大きな写真になります。 7.フジバカマに来たアカタテハ -1
午後2時になって、やっと公園の中に入ることが出来た。さっそく、カバマダラはいないかとフジバカマの咲いているところに行ってみる。蝶影があった。だが、アカタテハだった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
フジバカマに来たアカタテハ -2;クリックすると大きな写真になります。 8.フジバカマに来たアカタテハ -2
アカタテハはもう1頭いた。今度はHA50EXRで撮る。185mmで撮ったが、今度はブレが少なかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/180秒 185.0mm〈Equiv.135≑1000mm〉 ISO100 ) 露出補正 なし
フジバカマに来たアカタテハ -3;クリックすると大きな写真になります。 9.フジバカマに来たアカタテハ -3
もう1枚。これも何とか手ブレしないで撮れた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/180秒 185.0mm〈Equiv.135≑1000mm〉 ISO100 ) 露出補正 なし
ホウジャク;クリックすると大きな写真になります。 10.ホウジャク
他に撮るものもなく、フジバカマに長い口吻を伸ばしていたホウジャクに被写体になってもらった。オオスカシバと違って翅が透きとおっていない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
県道13号線の橋脚;クリックすると大きな写真になります。 11.県道13号線の橋脚
午後3時になった。雲がかかり、気温が下がってきて、カバマダラは期待できないと思い、帰路に就くことにした。駐車場は日産スタジアム側にあり、県道13号線の下を歩く。朝はここも通れなかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/100秒 37.0mm〈Equiv.135≑200mm〉 ISO400 ) 露出補正 なし


2010年10月23日

今年最後? 舞岡公園


 10月16日 天気予報によると朝は曇っているが午前中には晴れ、気温も22~23度を超えるという。この日は何も予定がなかったので、今年最後になるなと思いつつ、舞岡公園へ向かった。前回は9月7日に来ているが、公園の様子も変わり、秋の深まりを実感した。
かかしのコンクール;クリックすると大きな写真になります 1.かかしのコンクール
ここの田んぼの刈り入れは終わっていた。かかしは先月からあったが、数も増えていた。この「たこの占師 パウル」というのはなかなか凝った作品で、出来栄えも素晴らしいと思う。ほかにも力作が多かった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
柿の葉の紅葉;クリックすると大きな写真になります 2.柿の葉の紅葉
柿の葉は色づいて落葉が始っている。柿の葉にはバクテリアの繁殖を抑えバクテリアの発生による悪臭を抑える作用があり、柿の葉寿司はその作用を生かしたものという。もちろん柿の葉ずしに使われる葉は緑色の葉である。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/250秒 170mm ISO400 ) 露出補正 なし
セイタカアワダチソウにヒメアカタテハ;クリックすると大きな写真になります 3.セイタカアワダチソウにヒメアカタテハ
11時半を過ぎると陽が射し気温も上がってきた。谷戸沿いの道はセイタカアワダチソウの黄色がきれいだ。今年は見ることの少なかったヒメアカタテハも来ていた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
キタテハ秋型;クリックすると大きな写真になります 4.キタテハ秋型
セイタカアワダチソウにはキタテハの秋型が集まっている。夏型に比べ翅の色は赤茶色になり、精悍に見える。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
キタテハ秋型裏面;クリックすると大きな写真になります 5.キタテハ秋型裏面
夏型に比べ秋型は裏もぐっとしまりが出て見栄えがする。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
秋景色;クリックすると大きな写真になります 6.秋景色
セイタカアワダチソウの後ろはまだ刈入れが終わっていない谷戸の稲が拡がる。秋らしさを感じる。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/800秒 75mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウラギンシジミ♂;クリックすると大きな写真になります 7.ウラギンシジミ♂
この日出会ったウラギンシジミは♂が多かった。11月に近づくと♀が目立つようになる。成虫で越冬して、来年の春、産卵をして世代をつなぐ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/640秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
IXY30Sで撮ったウラギンシジミ;クリックすると大きな写真になります 8.IXY30Sで撮ったウラギンシジミ
地面に降りて吸水する個体が多い。こうなると写真は撮り難くなる。上から撮ると背景は地面になってしまう。ポケットに入れていたIXY30Sの広角側マクロで撮った。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/1250秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
ツマグロヒョウモン♀;クリックすると大きな写真になります 9.ツマグロヒョウモン♀
羽化まもないツマグロヒョウモン♀がいた。最近、伊藤嘉昭という方が書かれた「ツマグロヒョウモンの北進と擬態の謎にせまる」というサブタイトルの付いた「琉球の蝶」という本をアマゾンで見つけ購入した。ツマグロヒョウモンは♂と♀で翅の模様が違う。♀はカバマダラやスジグロカマダラに擬態しているといわれる。カバマダラやスジグロカマダラは捕食者である鳥たちにとって味が悪いようで、食べない。それに擬態することで鳥に食べられるのを逃れるのか。しかし、今やツマグロヒョウモンはカバマダラやスジグロカマダラが棲めない北へ進出している。もともと琉球列島、九州、および四国の南部にのみ生息していたツマグロヒョウモンは、戦後間もなく中国地方、近畿南部、三重に定着した。私が中学生ころ(1955年ころ)高尾山の尾根道でこの蝶を見たときは大珍蝶であった。名古屋では1995年ころから急に数が増え始め、一般的な蝶になった。さらに2000年を過ぎたころだったか出張先の長野県の松本市でも見かけた。今や関東では全くの普通種である。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1600秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウラナミシジミ;クリックすると大きな写真になります 10.ウラナミシジミ
吸蜜中のウラナミシジミが開翅してくれた。控え目なブルーが陽を浴びて輝く。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/640秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
101022_011.jpg 11.雀の鈴なり
まだ刈り取りが済んでいない田んぼが広がる木立が騒がしいのでふと見ると、雀がいっぱい集まっていた。彼らにとっても豊穣の秋なのだろう。人が傍を通ると一斉に飛び立つ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/200秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし