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2024年3月 8日

多摩動物公園 ⑤ 昆虫生態園とアフリカ園のネコ科の動物 2024年1月29日 東京都日野市

夢中になって撮影を続けた。12時半を過ぎそろそろ引き上げることにした。
 せっかく来たのだから動物たちも少し見ておきたい。見るとすればやはりネコ科の動物たちなので、昆虫園を出て、右(北)にあるアフリカ園へ向かった。その途中にサバンナキッチンというレストランがあった。もちろん、セルフサービスのところで、子供さんたちと一緒の家族連れが多く、賑やかである。ノンアルコール・ビールとパスタを注文して、受け取ったが、座る席が見つからない。やっと空いた席があって着席、落ち着いた。
 食事を終え、ライオンバスの乗り場がある、ライオンの放し飼いされているフィールドを見た。残念ながら、台の上に♀ライオンが1頭休んでいるだけで、閑散としていた。そこへ子供たちを沢山乗せたライオンバスがやってきた。ライオンが横たわっている台に向かってくる。ライオンは立ち上がり、バスを迎える。バスからライオンに餌が与えられるのかと持ってみていたが、ライオンバスの車内からの餌やりは行っていないそうだ。そして、主にサハラ砂漠以南のアフリカ大陸に生息する、大きさ60cm~90cm程度のサーバルというネコと、チーターを見てきた。チータはこの2月にアメリカから3頭受け入れ、9頭になるそうだ。このほかネコ科では、ユキヒョウ、アムールトラが飼育されている。
 午後2時、帰路に着いた。帰り、ナビは中央高速道に上がり高井戸から環八経由で帰る道を指示したが、時間的には早かった。

000=240129192 X700 多摩動物公園 サーバル  RX10M4.jpg
サーバル 2024年1月29日 東京都日野市 多摩動物公園

082_240129141mt X900 ◎多摩動物公園 RX10M4.jpg 82.アオタテハモドキ♂ -1
温室の中で撮影を続ける。アオタテハモドキは、地下1階のフィールドに多くいた。あまり高いところへは行かず、地面に生えている草に沿って飛んでは、静止し、吸蜜する。ランタナの花に来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 )
083_240129422t X900 多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 83.オオゴマダラ
オオゴマダラは相変わらず比較的大きな木に周囲に集まって飛んでいる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f4.0 1/500秒 105mm ISO100 )
084_240129148 X900 〇多摩動物公園 RX10M4.jpg 84.ツマベニチョウ♂ -1
傷のない綺麗なツマベニチョウの♂を見つけた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
085_240129425 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 85.タイワンキチョウ
このタイワンキチョウはホナガソウではなく他の小さな花(メキシコハナヤナギ?)で吸蜜していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f3.0 1/500秒 105mm ISO180 )
086_240129429tm X900 ◎多摩動物公園 ベニバナサンダンカ Z50 Z105mc.jpg 86.ツマベニチョウ♂ -2
これもきれいなツマベニチョウの♂と思ったが、後翅の先が擦れていた。ツマベニチョウは敏速に飛翔するので、擦れることが多いのだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO100 )
087_240129153t X900 ◎多摩動物公園 RX10M4.jpg 87.アオタテハモドキ ♂か♀か?
同じ個体に再会したのかもしれない。ちょっと♀のようにも見えるのだが、やはり♂かな。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 )
088_240129434 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 88.アオタテハモドキ♂ -3
メキシコハナヤナギ(墨西哥花柳)の小さな花で吸蜜していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO110 )
089_240129438 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 89.アオタテハモドキ♀
アオタテハモドキの♀の花紋は変異が多い。この個体も♂のように後翅に「青」がある。後ろのランタナではオオゴマダラが吸蜜していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO110 )
090_240129450tm X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 90.ツマベニチョウ♂ -3
ベニバナサンタンカ(紅花山丹花)で吸蜜するきれいな♂だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO100 )
091_240129173 X900 ◎多摩動物公園 ツマムラサキ飛翔 RX10M4.jpg 91.ツマムラサキマダラ♀ 飛翔
少し被写体ブレしたのが飛んでいる感じが出てよかったのではないかと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO125 )
092_240129464 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 92.ツマベニチョウ♂ -4
ようやくきれいな個体のマベニチョウが姿を現すようになった。だが、この個体もよく見ると右前翅の先端が切れているようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f3.0 1/500秒 105mm ISO110 )
093_240129471 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 93.イシガケチョウ
最後にイシガケチョウがランタナの花に来たところを撮った。翅を逆に閉じるようにして止まっていた。これで蝶園を退出する。ベニモンアゲハのきれいな個体が撮れなかったのは残念だったが、十分撮影を楽しむことが出来た。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO100 )
094_240129174 X900 多摩動物公園 全景 RX10M4.jpg 94.昆虫園
昆虫園を後にして、アフリカ園へ向かう。振り返ると、写真の右側に見えるのが昆虫生態園、左側が昆虫園本館である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/640秒 9mm ISO100 )
095_240129176 X900 多摩動物公園 ライオン RX10M4.jpg 95.ライオン
その前に腹ごしらえをしてアフリカ園へ行く。サッカー場ほどあるフィールド(放牧場)には、木で作られた1mほどの台の上で雌ライオンが腹ばいになっていた。他にライオンの姿は見えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 220mm ISO100 )
096_240129178 X900 多摩動物公園 ライオンバス  RX10M4.jpg 96.ライオン・バス
右手の奥にライオン・バスの乗り場があり、そこから子供たちを大勢乗せたバスが出てきた。バスは雌ライオンが横たわっていた台に近づく。と、ライオンは立ち上がってバスを迎える。係の人が餌を与えるのかと思ったが、それはなかったようだ。バスからの餌やりは行っていないという。多摩動物公園では現在14頭のライオンを飼育されている(2022年4月現在)。 普段ライオンバスから見られるライオンの群れのメンバーは9頭おり、そのなかから日替わりで6頭前後が放飼場で展示されるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 220mm ISO160 )
097_240129186 X900 多摩動物公園 サーバル  RX10M4.jpg 97.サーバル -1
サーバルの舎へ行く。もちろん金網で囲われている。大きさはそれほど大きくなかったが、このサーバルは体調70cmくらいだった。品の良い猫のような可愛い顔をしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/640秒 140mm ISO100 )
098_240129188 X900 多摩動物公園 サーバル  RX10M4.jpg 98.サーバル -2
突然大きな口を開けて欠伸をした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 140mm ISO100 )
099_240129191 X900 多摩動物公園 サーバル  RX10M4.jpg 99.サーバル -3
向きを変えてくれた。金網越しに撮っているので画像にその影響が出る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 140mm ISO320 )
100_240129198 X900 多摩動物公園 サーバル  RX10M4.jpg 100.サーバル -4
凛々しい良いルックスだと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/640秒 208mm ISO100 )
101_240129201 X900 多摩動物公園 チーター  RX10M4.jpg 101.チーター -1
その隣にチーターの放牧場があった。約3秒で時速0kmから96kmまで加速できるとされ、世界最速の哺乳類といわれているチーターにとっては決して広い放牧場っではない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 210mm ISO800 )
102_240129205 X900 多摩動物公園 チーター  RX10M4.jpg 102.チーター -2
多摩動物公園で飼育されているチーターは6頭であったが、この2024年2月1日にアメリカのリーG.シモンズワイルドサファリパーク(ネブラスカ州)から雄2頭、ザ・ワイルズ(オハイオ州)から♀1頭がが来園し、計9頭になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/640秒 213mm ISO100 )
103_240129219mt X900 多摩動物公園 チーター  RX10M4.jpg 103.チーター -3
wikipediaによると、チーターは体長110 - 150cmで、肩高67 - 94cm。体重35 - 72キログラムkg。体型は細い。頭部は小型。耳介は小型で、やや扁平。犬歯および歯根は小型だが、これにより鼻腔が広くなり呼吸量を増加させると共に獲物に噛みつきながら呼吸がしやすくなっている。この放牧場の隣に飼育舎がある。これからどうしようかと思案したが、この日はこれで園を退出することにして、帰路に着いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 250mm ISO100 )

2024年3月 5日

多摩動物公園 ④ 昆虫生態園_4 2024年1月29日 東京都日野市

時刻は11時半を過ぎた。汗をかいた身体を少し冷やそうといったん外に出る。
 自然の環境を施した温室で、生きた蝶を見ることが1970年代からイングランドで盛んになったという。世界初の蝶園の一つに、1988年アメリカ合衆国のフロリダ州・ココナッツクリークに建てられた「バタフライワールド」がある。ネットで検索してみると「Butterfly World 最後の六日間」がヒットした。あれ、もうなくなったのかと思いきや、これは岡崎琢磨さん (著)の推理小説だった。さらに検索を続けると、「フォートローダーデールのバタフライワールドへの訪問は、リラックスした1日であり、目の保養になります。エキゾチックな植物や花でいっぱいのアトリウムで、何千もの蝶があなたの周りを舞うのを体験してください。バタフライワールドを訪れると、最大50種の蝶を見ることができます。いつでも少なくとも10,000匹の蝶が展示されています。もう1つの大きな魅力は、ハチドリの鳥小屋です。ここでは、座って小鳥が飛んでいるのを観察できます。カメラと追加のフィルムを忘れずに持ってきて、美しい蝶と一緒にポーズをとることができます。」という記述が見つかった。wikipediaで「蝶園」を検索してみると、アメリカ合衆国には30か所ほどの蝶園があり、その中の一つにその「Tradewinds Park Butterfly World, Coconut Creek, Florida」というのがあった。行ってみたいなという気持ちが募る。
 アメリカ以外では、カナダ 4、ブラジル 1、コスタリカ 1、ヨーロッパ 10、オーストラリア 1、アジア 6、そして、日本には、ここを含めて8っの蝶園があるとされている。wikipediaのリストに含まれていないところも多くありそうだ。
 私が海外旅行をしたときに寄ったことのある蝶園には、カナダのNiagara Falls Butterfly Conservatory、バリ島のタバナン・バタフライ・パーク、シンガポールのチャンギ空港 バタフライ・ガーデン、シンガポールのセントーサ島バタフライ・パーク、台北市立動物園の蝶園があるが、カナダのナイアガラ蝶園を覗いては、wikipediaのそのリストに含まれていない。
 自然昆虫園の外に一旦出て、涼しい風にあたって一休みして、自然昆虫園の向かい側にある昆虫標本館に寄ってみた。

000_240129222 X700 摩動物公園 昆虫園 RX10M4.jpg
多摩動物公園入口付近から昆虫生態園ドームを見上げる 2024年1月29日 東京都日野市 多摩動物公園

061_240129088 X900 多摩動物公園 園外 RX10M4.jpg 61.ミカンの樹 アゲハ蝶の食草と説明されていたミカンの樹には大きな実が沢山なっていた。また、主にチョウの卵を採るために用意してい鉢植えのミカンを栽培している。鉢のままチョウのいる生態園におき、アゲハ類がある程度卵を産みつけたら引き上げるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 39mm ISO160 )
062_240129089 X900 多摩動物公園 昆虫標本館 RX10M4.jpg 62.標本展示室入口
昆虫園本館に入り、標本展示室の入口にはチョウを形どって並べられた レテノール モルフォの標本があった。館内に展示されたチョウの標本は、モルフォとトリバネアゲハが中心だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO1250 )
063_240129095 X900 多摩動物公園 昆虫園入口 RX10M4.jpg 63.生態昆虫園入口のモザイクアート
床(石畳)にはオオムラサキの、壁にはチョウやトンボの素晴らしいモザイクアートがあった。先にも記したが、これは梵寿綱さんの仕事もしている上哲男さんという人の作品だそうだ。右側が昆虫生態園入口である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO160 )
064_240129386 X900 ◎多摩動物公園 ランタナ Z50 Z105mc.jpg 64.リュウキュウアサギマダラ♂
ランタナで吸蜜していたのは、素晴らしくきれいな完品だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f3.0 1/500秒 105mm ISO280 )
065_240129371 X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 65.ランタナに来たツマムラサキマダラ♂
和名からすると、♀が紫色のように思うが、漢字では褄紫斑と書き、褄(ツマ)、翅の先端の方が紫色というところに由来する。♀にも♂に比べると弱いながら、褄に紫色の光沢がある。この個体は比較的傷が少なかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f3.0 1/500秒 105mm ISO110 )
066_240129374 X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 66.ツマムラサキマダラ♂ 裏面 -1
前の写真の個体の裏面である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f3.0 1/500秒 105mm ISO160 )
067_240129388 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 67.スジグロシロチョウ求愛 -1
これは飼育されているチョウではなく、何かで紛れ込んだものだと思う。ホナガソウに止まっている♀に♂がアプローチしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f4.0 1/500秒 105mm ISO110 )
068_240129393 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 68.スジグロシロチョウ求愛 -2
どうやら♀の方は尾端を上げて交尾を拒否していたようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO110 )
069_240129397t X900 △多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 69.タイワンキチョウ♂
ホナガソウに止まろうとするタイワンキチョウ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO100 )
070_240129396t X900 △多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 70.タイワンキチョウ -1
この個体は♀のように見えたが、雌雄を判別は難しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO110 )
071_240129402t X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 71.タイワンキチョウの吸水
タイワンキチョウが周回路のわきにできた湿った土で吸水をしていた。吸水するチョウはそのほとんどが♂と言われている。なぜ吸水行動をするかについては、2つの説がある。一つは体温調整のため、もう一つは吸水している蝶たちの殆どが♂で、しかもその多くが羽化したばかりばかりであり、♀が吸水していることはまれなことから、吸水行動はチョウの♂が羽化した後に、♂の体に必要な成分を補給するために行う行動とも考えられているという。羽化後の摂食(吸水)行動が彼らの繁殖(配偶行動)を成功させるために重要であることを示しているとも。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO100 )
072_240129122m X900 ◎多摩動物公園 RX10M4.jpg 72.ツマベニチョウ♂
完品のツマベニチョウかと思ったが、翅の縁がだいぶ擦れていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 220mm ISO100 )
073_240129130 X900 多摩動物公園 タテハモドキ  RX10M4.jpg 73.ランタナに来たタテハモドキ
ランタナには多くのチョウが吸蜜に来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 42mm ISO100 )
074_240129405 X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 74.アオタテハモドキ♀
この♀は後翅に♂のような「青」の部分がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO100 )
075_240129407 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 75.ツマムラサキマダラ♂ 裏面 -2
雌雄の裏面の模様は異なる。♀の裏面はリュウキュウアサギマダラに似ている。きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO100 )
076_240129411 X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 76.ツマグロヒョウモン♂
これも何処からか迷い込んだ個体だと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.0 1/500秒 105mm ISO100 )
077_240129413 X900 △多摩動物公園 ベニモン♀ Z50 Z105mc.jpg 77.ベニモンアゲハ
ベニモンアゲハがランタナの花に来た。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.0 1/500秒 105mm ISO110 )
078_240129135m X900 ◎多摩動物公園 RX10M4.jpg 78.タイワンキチョウ -2
タイワンキチョウはホナガソウ一辺倒である。他の花には見向きもしない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 220mm ISO100 )
079_240129415 〇多摩動物公園 ツマベニ♀ Z50 Z105mc.jpg 79.ツマベニチョウ♀ -1
ツマベニチョウの♀は♂に比べ全体が灰色を帯び、前翅の先端部のオレンジ色も渋い。後翅の外縁部に添って黒斑がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO110 )
080_240129416t X900 ◎多摩動物公園 ツマベニ♀ Z50 Z105mc.jpg 80.ツマベニチョウ♀ -2
前の写真と同じ個体である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.0 1/500秒 105mm ISO110 )
081_240129419tm X900 ◎多摩動物公園 ツマベニ♀  Z50 Z105mc.jpg 81.ツマベニチョウ♀ -3
クササンタンカで吸蜜していた♀が、飛び立った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO110 )

2024年2月24日

多摩動物公園 ① 昆虫生態園_1 2024年1月29日 東京都日野市

久しぶりに多摩動物公園にある昆虫園の昆虫生態園(蝶園)へ行った。電車で行こうか、車で行こうかと考えたが、カメラ2台を持って行きたいので車にした。国道16号を鵜野森で右に曲がって、そこからしばらくの間、町田を抜けるのに時間がかかってしまった。公共交通機関を利用すると、横浜→武蔵小杉→分倍河原→高畑不動→多摩動物公園前というコースになり、4回の乗り換えを要する。マイカーでも1時30分かかり10時丁度に多摩動物公園に到着した。まっすぐ、昆虫園へ行く。既に入園者がいた。
 蝶園に入ると眼鏡が曇る。生態園の中は20℃以上に保たれているので、少し歩くと汗ばむ。今日は晴天で、大きな天井からは日が燦燦と注ぐ。
 タイワンキチョウがたくさん飛んでいる。この園内で羽化したのだろうか。それとも飼育室で羽化した個体が運び込まれ放たれているのだろうか。

000_240129042m X700 ◎多摩動物公園 アオタテハ RX10M4.jpg
多摩動物公園北側の丘の上に建つ昆虫生態園 2024年1月29日 東京都日野市 多摩動物公園

001_240129224 X900 多摩動物公園 昆虫園 Z50 Z105mc.jpg 1.バッタのモニュメント
昆虫園の丘に上がると体長約3mのトノサマバッタのモニュメントが迎えてくれた。「巨大ステンレスアート彫刻」で昆虫園前の広場に設けられた彫刻家の中嶋大道さんによる作品である。多摩動物公園は1958年に開園した。そして、昭和41年(1966年)に昆虫園のバッタとチョウの温室が公開され、一年中ばったやチョウの姿が見られるようになったのだそうだ。現在の昆虫生態園の大温室は、開園30周年記念でオープンしたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO110 )
002_240129225 X900 多摩動物公園 昆虫園 モザイク Z50 Z105mc.jpg 2.昆虫生態園入口回廊のモザイクアート
昆虫生態園(蝶園・大温室)に向かって歩いていくと。石畳に施されたオオムラサキのレリーフ彫刻が現れる。旨く言い表せないが、中央に立られたステンレスの柱に写るとその形を変える。そして、壁にはチョウやトンボの素晴らしいいモザイクアートがあった。梵寿綱さんの仕事もしている上哲男さんという人の作品だそうだ。   

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f2.8 1/500秒 105mm ISO250 )
003_240129008 X900 多摩動物公園 RX10M4.jpg 3.右 ツマムラサキマダラ♂ 左 リュウキュウアサギマダラ♂
ツマムラサキマダラ♂の鮮やかなブルーが目に飛び込んできた。隣で翅を拡げているリュウキュウアサギマダラの♂とツーショット。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 114mm ISO640 )
004_240129011 X900 〇多摩動物公園 RX10M4.jpg 4.ツマムラサキマダラ♂
この色が撮りたかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 146mm ISO500 )
005_240129227 X900 ◎多摩動物公園 昆虫園 Z50 Z105mc.jpg 5.タテハモドキ
NIKKOR 105mm のマクロレンズはシャープだ。九州南部以南には定着している。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/500秒 105mm ISO100 )
006_240129230 X900 〇多摩動物公園 昆虫園 Z50 Z105mc.jpg 6.ツマベニチョウ♂
ツマベニチョウも子供の頃に図鑑を見て憧れたチョウの一つだった。フィールドでは、那覇の末吉公園で見た。海外ではバリ島のウルワツ寺院でみた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 105mm ISO110 )
007_240129235 X900 多摩動物公園 トウロウソウ Z50 Z105mc.jpg 7.トウロウソウ(灯籠草)
大温室の中で澪たことのない花を見た。wikipediaによれば、セイロンベンケイというベンケイソウ科の植物であり、別名をトウロウソウといい、こちらを標準和名とする説がある。原産は南アフリカだが、現在では熱帯地方各地に帰化している。日本では沖縄や小笠原諸島に帰化している。チョウは来ていなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f3.0 1/500秒 105mm ISO280 )
008_240129237 X900 多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 8.イシガケチョウ -1
特異な翅の紋を持つチョウだ。四国の高知へ行ったときに町のカレー屋さんの看板に止まっている本種を見た。北に分布を拡大していて島根県や岡山県、兵庫県南部までは定着しているという。珍しいチョウではない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f3.0 1/500秒 105mm ISO110 )
009_240129239 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 9.イシガケチョウ -2
和名通りの石崖・石垣模様を持ち、ひらひらと紙切れが舞うように飛ぶ。地面に降りて吸水したり、花に来ることもある。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 105mm ISO160 )
010_240129240 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 10.2頭のイシガケチョウ
2頭ともほぼ無傷の個体だった。2頭のチョウを撮る場合、両方にピントをぴったり合わせて撮るのはなかなか難しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 105mm ISO100 )
011_240129245 X900 ◎多摩動物公園 リュウキュウアサギマダラ Z50 Z105mc.jpg 11.リュウキュウアサギマダラ♂
本種は奄美大島以南に生息する。石垣島や竹富島では多く見られる。♂は翅脈の間の白く見えるところが青みを帯びる。この個体は傷がなくきれいだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 105mm ISO110 )
012_240129014 X900 〇多摩動物公園 RX10M4.jpg 12.イシガケチョウ -3
カメラをSONYのRX10M4に持ち換えて、その広角側で撮った。この昆虫生態園は2,486㎡あり、テニスコート約10面分ある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/640秒 9mm ISO100 )
013_240129250 X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 13.シロオビアゲハ♂ -1
アゲハチョウ科のチョウはシロオビアゲハとベニモンアゲハしか飛んでいなかった。傷のない、きれいな個体を狙っていたが、なかなか現れない。吸蜜している花は、wikipediaによれば、同じ科に属するサンタンカの花と姿が似ている為、和名をクササンタンカ(草山丹花)と言う。原産地は熱帯、東アフリカからイエメンで、暑さに強いが耐寒性は低いそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 105mm ISO100 )
014_240129252m X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 14.シロオビアゲハ♂ 2頭
もう1頭飛来したが、この個体も尾状突起がない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 105mm ISO100 )
015_240129256 X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 15.シロオビアゲハ♂ -2
なんとか切れたところが目立たないように撮る。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/500秒 105mm ISO110 )
016_240129259 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 16.ツマムラサキマダラ♂と♀ -1
ニチニチソウ(日日草)の赤い花に止まって吸蜜している♀のところへ肩越しに♂がアプローチしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 105mm ISO110 )
017_240129263 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 17.ツマムラサキマダラ♂と♀ -2
盛んにアプローチするが、♀は相変わらず吸蜜している。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 105mm ISO110 )
018_240129268 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 18.ツマムラサキマダラ♂と♀ -3
♀は知らん顔のようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 105mm ISO110 )
019_240129269 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 19.ツマムラサキマダラ♂と♀ -4
この間1分もたたないわずかな時間であったが、やがて♂は鮮やかなブルーを見せて飛び去ってしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 105mm ISO125 )

2022年10月18日

足立区生物園 9月21日

昆虫切手研究会のSさんから、足立区生物園で保全のための飼育をしているツシマウラボシシジミを9/18から同23まで大温室に放蝶、公開するというお知らせをいただいた。足立区生物園ではツシマウラボシシジミの絶滅を防ぐため、生息域外保全の活動を行なっている。大温室の一部区画にて本種の交配を行ない、交配済みの 成虫から採卵する。孵化した幼虫は個別に飼育管理し次世代へと繋ぐ活動をされている。生物園では本種の個体数を安定させ、生息地の対馬へ戻すことを目標にしている。
 wikipediaには1969年に「ツシマウラボシシジミ繁殖地」が上県町(対馬の北部西岸の町)の天然記念物となり、2005年の市町村合併により対馬市の天然記念物に指定された。その後、急激なシカの増加に伴う林床植生の食害およびこれに伴う林内の乾燥化で、本種の好む林床植生が破壊され、幼虫の食草であるヌスビトハギ類や成虫の吸蜜植物が激減し、2013年にはほぼ野生絶滅の状態にまで陥った[3]。2017年には環境省の「種の保存法」の国内希少野生動植物種に指定された。と記されている。先日も舞岡公園でヌスビトハギを見たが、恥ずかしながら、そのときはツシマウラボシシジミの食草であるとは知らなかった。
 私は足立区生物園には過去3回訪れている。2015年2月に西新井大師のお参りを兼ねて、初めて行った。2回目は2016年のGWに日本チョウ類保存協会からのお知らせで知って放蝶されたツシマウラボシシジミを見に行った。3回目は2018年の2月で、新しく購入したカメラである SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ の蝶撮りを試しに行き、今回が4度目である。
 いつもはマイカーで行くのだが、この日初めて電車を利用した。地下鉄日比谷線に乗って竹ノ塚迄行き、駅からタクシーで750円の距離だった。だが、2時間たっぷりかかってしまった。8時15分ごろ家を出て、撮影を始めたのは10時半だった。  期間中、毎日8~10頭程度で放蝶されるのはすべて 。放蝶された個体は夕方には回収される( は産卵の問題があり、放蝶出来ないそうだ)。保全活動にご尽力されている方々のご苦労には申し訳ないが、残念ながら放蝶されていた個体は、擦れていて、鱗粉の脱落、また、個体識別のためのマーキングがなされていた。
 この日は正午ごろまで撮影した。

000_220921115t X700 ◎足立区生物園 飛翔 Z50 MC105.jpg
ホナガソウの花に絡むツシマウラボシシジミ 9月21日 足立区生物園温室

001_220921007 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 1.ツシマウラボシシジミ -1
  10時半過ぎに温室の中に入った。クロテンシロチョウが迎えてくれた。まずは、何が翔んでいるか温室の中を見回す。さっそく、1頭の小さなチョウを見つけた。足立区生物園のHPによれば、この日、ツシマウラボシシジミは8頭が放蝶されているようだ。クサギのような花に止まっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 1400 ) 露出補正 なし
002_220921012 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 2.ツシマウラボシシジミ -2
  最初の写真とは別のの個体である。後翅裏面に茶色の個体識別のマーキングがされている。裏面外縁の薄茶色の縁取りは薄れてしまっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 280 ) 露出補正 なし
003_220921017 X800 〇足立区生物園 タイワンレンギョウ Z50 MC105.jpg 3.ツシマウラボシシジミ -3
  また別の個体のようだ。xの識別マークが付けられている。紫色のタイワンレンギョウの花にストローを伸ばしている。ツシマウラボシシジミは、日本国外ではインド北東部のアッサム地方やミャンマー、ベトナム、中国、台湾に分布する。日本では対馬にのみ生息する。環境省レッドリストの絶滅危惧ⅠA類および、「種の保存法」における国内希少野生動植物種に指定されている種である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 900 ) 露出補正 なし
004_220921036 X800 〇足立区生物園 ヒギリ Z50 MC105.jpg 4.ヒギリ(緋桐)の花に来たクロアゲハ  -1
温室にある大きなヒギリ(シソ科の低木)の木がいっぱい花を咲かせているが、そこに黒いアゲハたちが飛来する。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 560 ) 露出補正 なし
005_220921049 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 5.カバタテハ -1
カバタテハは、日本では以前は迷チョウであった。1967年に石垣島と西表島、1973年に西表島で記録された。1980年から波照間島や竹富島で継続的に見られるようになった。八重山のほぼ全域に生息していたが最近では、あまり見られないそうだ。私は2005年5月に竹富島で撮影している。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 720 ) 露出補正 なし
006_220921058 X800 〇足立区生物園 タイワンレンギョウ Z50 MC105.jpg 6.リュウキュウアサギマダラ デュランタ(タイワンレンギョウ)の花で2頭のリュウキュウアサギマダラが吸蜜。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 560 ) 露出補正 なし
007_220921062t X800 △足立区生物園 Z50 MC105.jpg 7.ツシマウラボシシジミ 飛翔
ツシマウラボシシジミは止まるときは翅を閉じている。表側を撮るには翔んでいるところを狙うしかない。このショットはホナガソウ (穂長草)に絡んでいるところを撮ったが、多少被写体ブレはしているものの、翅表の黒褐色に縁取られた金属光沢のある青藍色を見せてくれた。 の表面は一様に黒褐色である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 2200 ) 露出補正 なし
008_220921072 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 8.カバタテハ -2
カバタテハは比較的破損の無いきれいな個体が多かった。 だと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 500 ) 露出補正 なし
009_220921080 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 9.ツシマウラボシシジミ -4
ホナガソウに逆さまに止まって吸蜜している。絞り優先オートで撮る。最低シャッタースピード1/500秒でISO100より暗くなると、ISO感度で露光をコントロールしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 900 ) 露出補正 なし
010_220921087 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 10.アサギマダラとヒメアサギマダラ
ランタナ(和名はシチヘンゲ 七変化)の黄色い花で吸蜜するアサギマダラにヒメアサギマダラが絡んできた。アサギマダラの後翅には "9・14" というマーキングがされていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 900 ) 露出補正 なし
011_220921096 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 11.ツマグロヒョウモン
横浜でもお馴染みのチョウである。きれいな個体だったので撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 180 ) 露出補正 なし
012_220921101 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 12.イシガキチョウ -1
他の種には見られない特異な模様の衣装をまとっている。よく見ると尾状突起が付いている。多化性で、成虫は越冬を終えた春から発生を繰り返し、秋遅くまで見られる。食樹はクワ科のイヌビワ・イチジク・オオイタビなど。温暖化により北上している蝶のひとつでもあり、国内では年々分布域を広げている。確実に土着しているのは紀伊半島以南・四国・九州・南西諸島である。四国に旅行した時、高知でレストランの看板に止まる本種を見て、驚いたのを覚えている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 100 ) 露出補正 なし
013_220921105 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 13.ツシマウラボシシジミ -5
これは比較的擦れていないきれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 320 ) 露出補正 なし
014_220921107 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 14.ツシマウラボシシジミ
ホソバソウの花に着地し、止まって翅を閉じる直前の姿だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 200 ) 露出補正 なし
015_220921127 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 15.ツシマウラボシシジミ -7
写真13~15は同じ個体のようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 140 ) 露出補正 なし
016_220921121 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 16.イシガキチョウ -2
本種が止まるときは、ほとんどこのように翅を開いている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO 1400 ) 露出補正 なし
017_220921132 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 17.ジャコウアゲハ  -1
ホナガソウはチョウたちの好きな花のようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO 200 ) 露出補正 なし
018_220921138 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 18.ジャコウアゲハ  -2
前の写真と同じ個体。後翅尾状突起のあたりの赤い紋がはっきりしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 180 ) 露出補正 なし
019_220921152 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 19.ヒギリの花に来たクロアゲハ  -2
この花に止まるとクロアゲハも小さく見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 200 ) 露出補正 なし
020_220921165 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 20.クロテンシロチョウ
ゆっくりと翔ぶのだが、方向定まらず翔んでいるところは撮れなかった。以前は台湾などからの迷蝶だったが、1980年代の終わりから与那国島、波照間島、西表島、石垣島と分布をゆっくり広げているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 100 ) 露出補正 なし
021_220921180 X800 〇足立区生物園 ツマムラサキマダラ♀ Z50 MC105.jpg 21.ツマムラサキマダラ  -1
ツマムラサキマダラも以前は国内には定着しておらず、迷チョウとして扱われていたが、1992年頃から沖縄島に定着し、現在では奄美から八重山諸島にかけて分布が確認されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 400 ) 露出補正 なし
022_220921184 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 22.ツマムラサキマダラ  -2
♂は前翅が紫青色に輝くが、 ♀はその輝きは鈍い。後翅の斑紋は雌雄で異なる。比較的きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 280 ) 露出補正 なし
023_220921193 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 23.ヒギリの花に来たオキナワカラスアゲハ
本土にいるカラスアゲハやミヤマカラスアゲハに比べ、後翅の青の輝きが特徴的で、一見して識別できる。この個体はその後翅の破損が大きく残念だ。美麗な蝶と思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 250 ) 露出補正 なし
024_220921196 X800 〇足立区生物園 アサギマダラ ツマウラボシ Z50 MC105.jpg 24.ツシマウラボシシジミとアサギマダラ -1
タイワンレンギョウの花に、マーキングされたツシマウラボシシジミと、マーキングされたアサギマダラが吸蜜していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 1000 ) 露出補正 なし
025_220921209 X800 ▲足立区生物園 アサギマダラ ツマウラボシ Z50 MC105.jpg 25.ツシマウラボシシジミとアサギマダラ -2
両者はさらに近づいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 360 ) 露出補正 なし
026_220921221 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 26.ヒギリの花にクロアゲハとオキナワカラスアゲハ
破損ができるだけ目立たないように撮る。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 1000 ) 露出補正 なし
027_220921226 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 27.カバタテハ -3
取り分けてきれいな個体だったので撮った。温室内で羽化しているのだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 1000 ) 露出補正 なし
028_220921227 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 28.スジグロカバマダラ
見栄えのするチョウである。 は後翅に性標がるのが、この写真ではよくわからない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 280 ) 露出補正 なし
029_220921245 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 29.リュウキュウヒメジャノメ
石垣島では林道などでよく見たチョウである。関東で見るヒメジャノメやコジャノメに比べ裏面前翅から後翅にかけての白い帯が目立つ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 1250 ) 露出補正 なし
030_220921253 X800 ◎足立区生物園 ヒメアサギマダラ Z50 MC105.jpg 30.ヒメアサギマダラ
本種もかっては迷チョウであったが、1980年代後半から与那国島で継続的に発生するようになった。八重山諸島各地で記録されている。今回はツマベニチョウやコノハチョウに会えなかったのは残念だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 560 ) 露出補正 なし


2021年7月14日

足立区生物園 ツシマウラボシシジミを見に行く 2 of 3 7月3日

今朝は6時半から近所のゴルフの練習場へ行き、小一時間汗を流し、8時半には家に戻って、MLBオールスターゲームの中継を見んとテレビの前に座った。昨日のホームラン競争はちょっと気の毒な感じがしたが、今日はまず、アメリカンリーグの1番指名打者、そして、その裏の先発投手としてオータニさんを応援したい。先頭打者としてはヒットが出なかったが、その裏のピッチングは素晴らしかった。160kmの速球も投げナショナルリーグの強打者を3者凡退に退けた。すばらしい。
 さて、7月3日にもどる。足立生物園での小一時間もあっという間に過ぎてしまった。園内には20種ほどの暖地性のチョウが放たれている。アクリル板の窓で囲われた蝶園のチョウは、その窓にぶつかり前翅の先端が擦れてちぎれていることが多いが、ここにいるチョウは比較的それが少ない。良く管理され、入れ替えられているのだと思う。
 しばらくツシマウラボシシジミ以外のチョウを撮ったりしていたが、再びこの日の目的に戻る。

020_210703144 X800 〇足立区生物園 RX10M4.jpg 20.ツシマウラボシシジミ -8
日本では沖縄県南西諸島に生育する南アメリカ原産の帰化植物、チリメンナガボソウ(縮緬長穂草)で吸蜜する。望遠端で撮影した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1600 ) 露出補正 なし
021_210703151 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 21.ツシマウラボシシジミ -9
マーキングのないきれいな個体だった。この日は SONYのRX10M4 しか携行していなかったが、TAMRON 90 macro を付けた Nikon も持ってきておくべきだった。なにせ被写体が小さい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO1600 ) 露出補正 なし
022_210703153 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 22.ツシマウラボシシジミ -10
前の写真と同じ個体である。チリメンナガボソウの茎に止まっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO1600 ) 露出補正 なし
023_210703174m X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 23.ツシマウラボシシジミ -11
葉先に止まって開翅し始めたツシマウラボシシジミがいた。しかし、これ以上は開いてくれない。これは♂だろうか? ♂ならもっと青紫色が輝くと思うのだが。♀にしては明るすぎる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 32mm ISO2000 ) 露出補正 なし
024_210703175 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 24.ツシマウラボシシジミ -12
前の写真と同じ個体。少し下がって周囲の様子を映し込んだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 87mm ISO1250 ) 露出補正 なし
025_210703181 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 25.ツシマウラボシシジミ -13
もう1枚。とうとうこれ以上は開いてくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO1250 ) 露出補正 なし
026_210703182 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 26.ツシマウラボシシジミ -14
同じ個体。翅を閉じたところ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
027_210703191 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 27.ツシマウラボシシジミ -15
これはまた、別の個体である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
028_210703196tm X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 28.ツシマウラボシシジミ -16
これは遠慮がちにマーキングされた個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
029_210703207tm X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 29.ツシマウラボシシジミ -17
27.の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
030_210703203 X800 足立区生物園 RX10M4.jpg 30.お嬢ちゃんとオオゴマダラ
オオゴマダラは人懐こい。しばしばこういう光景が見られる。梅雨の晴れ間の土曜日の午後、家族連れの入場者が増えてきた。お父さんも Canon を持ってこられていた。「撮らせてください」とお断りして撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 23mm ISO1000 ) 露出補正 なし
031_210703208 X800 足立区生物園 RX10M4.jpg 31.オオゴマダラ
成虫は白地に黒い模様の端麗な姿だが、オオゴマダラの蛹は黄金色で、食草のホライカガミなどにぶら下がる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO500 ) 露出補正 なし
032_210703214 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 32.リュウキュウアサギマダラ -2
少し園内に放蝶されている他のチョウを撮っていく。このチョウは石垣島、竹富島へ行ったときに多く見ることが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 42mm ISO1250 ) 露出補正 なし
033_210703220 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 33.イシガキチョウ
このチョウも蝶園ではおなじみのチョウだ。台湾、沖縄本島、石垣島で見てきたが、高知へ行ったときにカレー屋さんの黄色い看板に止まって翅を開いていたこともあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 29mm ISO800 ) 露出補正 なし
034_210703228tm X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 34.ヒメアサギマダラ -1
リュウキュウアサギマダラよりは小さく、可愛いチョウだ。2頭とも♂で、後翅の肛角部付近に黒い性標がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
035_210703229 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 35.ジャコウアゲハ♀
「どうぞ撮って下さい」と言わんばかりに止まっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO500 ) 露出補正 なし
036_210703232 X800 〇足立区生物園 RX10M4.jpg 36.ヒメアサギマダラ -2
この花が好きなようで集まってきている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO500 ) 露出補正 なし
037_210703237 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 37.ヒメアサギマダラ -3
私はヒメアサギマダラは石垣島や竹富島で見たことがない。かっては迷蝶だったとのことで1980年代後半から与那国島で継続的に発生しているという。1990年代中ごろに一時記録が途絶えたが、近年再び発生し、八重山諸島各地で見られるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO800 ) 露出補正 なし
038_210703245 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 38.リュウキュウアサギマダラとツマムラサキマダラ
左側のツマムラサキマダラは上を飛んでいるのが♂で、下で翅を閉じて吸蜜しているのが♀である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO1000 ) 露出補正 なし


2021年7月10日

足立区生物園 ツシマウラボシシジミを見に行く 1 of 3 7月3日

梅雨でここのところ雨の日が続く。日野春へオオムラサキも見に行きたいし、そろそろ箱根の湿性花園ではミドリシジミが出始める。
 インターネットで情報を探していたところ、以前にも行ったことがある感染対策の為休園中であった足立区生物園が、6月1日に再開園され、7月3日~8日の間、飼育されていたツシマウラボシシジミが大温室(蝶園)に放蝶され、公開されることを知った。足立区生物園ではツシマウラボシシジミの絶滅を防ぐため、生息域外保全の活動が行われ、大温室の一部区画にて本種の交配を行ない、交配済みのメス成虫から採卵し、孵化した幼虫は個別に飼育管理し、本種の個体数を安定させ、生息地の対馬へ戻すことを目標に活動がなされている。その産卵を終えた成虫が放蝶されるのだ。ツシマウラボシシジミは日本では長崎県対馬北部にのみ分布する小さなシジミチョウである。生息地の環境の変化によって近年生息数が急激に減少しており、2017年1月に環境省が定める種の保存法において、「国内希少野生動植物種」に指定された。
 7月3日は曇り時々雨の予報だが、大温室なら雨が降っても問題ない。
 大温室には他にも暖かいところに生息する何種かの蝶が飛んでいた。午後から空が明るくなってきた。土曜日なので、子供さんたちが多かったが、しばし、撮影を楽しんできた。

000_210703364 X600 足立区生物園 RX10M4.jpg 足立区生物園入り口

足立区生物園は東部東上線の竹ノ塚駅の近くにある。中目黒から地下鉄日比谷線で行けるので、そうしようかなと思ったが、それだと雨具の用意もしなくてはならないので、やはりマイカーで行くことにした。しかし、横浜からは首都高で結構な時間がかかる。羽横線から都心環状線を走り、常磐自動車道の三郷JCTの手前の加平で下りた。加平からはそれほど遠くはない。足立区生物園の指定駐車場が満杯で、駐車場を探すのに少々時間を費やし、足立区生物園に入ったのは正午を少し過ぎていた。この写真は退出時の午後2時過ぎに撮った。薄日が差していた。

001_210703006 X800 〇足立区生物園 RX10M4.jpg 1.ツシマウラボシシジミ -1 交尾
この日はツシマウラボシシジミを見るのが目的だった。出かける前に足立区生物園公式twitterを見てみると、この日は20数頭が放蝶されていると記されていた。大温室に入る。さっそくツシマウラボシシジミを見つけることが出来た。しかも交尾中である。飼育繁殖のため、後翅裏面の中央に識別マーキングがされていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 24mm ISO500 ) 露出補正 なし
002_210703011 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 2.ツシマウラボシシジミ -2 交尾
このチョウは開長2cmほどでとても小さい。望遠端の220㎜(600mm相当)では2m近く離れないとフォーカスしないので、被写体を大きく写し取れない。広角側にシフトして近寄らざるを得ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 35mm ISO640 ) 露出補正 なし
003_210703028 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 3.ツシマウラボシシジミ -3
すぐに次の個体を発見した。この個体は黄色でマーキングされていた。望遠側にシフトして撮る。連写で撮るが手振れしてしまうので歩留まりが悪い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 35mm ISO640 ) 露出補正 なし
004_210703034 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 4.ツマムラサキマダラ -1
羽化したばかりのようなツマムラサキマダラの♀がいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
005_210703041 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 5.ツシマウラボシシジミ -4 交尾
写真1.写真2.と同じペアである。望遠側で撮ると背景はボケる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO400 ) 露出補正 なし
006_210703045 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 6.カバタテハ -1
カバタテハの食草はトウゴマ(唐胡麻)で別名をヒマ(蓖麻)という。そのヒマの葉にカバタテハの♀が止まっていた。右上に見える種子から得られる油はひまし油(蓖麻子油)である。このチョウは2005年に竹富島で撮影したことがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 17mm ISO250 ) 露出補正 なし
007_210703048 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 7.ツシマウラボシシジミ -5
私の他に2人ほどツシマウラボシシジミの写真を撮っている方が居られた。そのレンズの先を見るとまた違う色でマーキングされた個体が止まっていた。小さくて見つけにくい。「いいですか」とお断りして脇から撮った。開いてくれないと♂♀は判らない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 24mm ISO250 ) 露出補正 なし
008_210703076 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 8.ツシマウラボシシジミ -6
この写真ではマーキングが見られなかった。もしかしたら左側後翅にマークがあるのかもしれないが。もし左右どちらかの後翅だけにマーキングがされるのであれば、前出の交尾中の写真で見るように、右、左の決まりはないようだ。あるいは♂♀でマークするところを左右で決められているのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO400 ) 露出補正 なし
009_210703078t X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 9.ツシマウラボシシジミ -7
被写体にレンズの先端が触れそうになるほど近づいて撮った。マークは見えないし、ピントもまあまあで良く撮れたと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
010_210703100 X800 ツマベニ 足立区生物園 RX10M4.jpg 10.ツマベニチョウ
翔んでいるところを見たときはナミエシロチョウかウスキシロチョウかと思った。モニターで確認するとかすかだが翅頂にオレンジが見え、後翅裏面には波模様があるように見えた。これはツマベニチョウだ。大温室に放たれて随分長いあいだ頑張って生きていたのだなと察する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 76mm ISO250 ) 露出補正 なし
011_210703101 X800 足立区生物園 RX10M4.jpg 11.オオゴマダラ群飛 -1
何処の蝶園でも一番多く放たれているのはオオゴマダラだ。大きいしい、白と黒でよく目立つ。いわば蝶園のシンボルである。ここでも群れ飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 76mm ISO1250 ) 露出補正 なし
012_210703112 X800 足立区生物園 RX10M4.jpg 12.オオゴマダラ群飛 -2
♂が♀にご機嫌伺をしているのだろうが、翅の模様からは雄雌の区別は難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 76mm ISO1250 ) 露出補正 なし
013_210703114 X800 〇足立区生物園 RX10M4.jpg 13.リュウキュウアサギマダラ -1
ここではこのリュウキュウアサギマダラとヒメアサギマダラが飛んでいた。リュウキュウアサギマダラとヒメアサギマダラは模様は似ているが、このリュウキュウアサギマダラの方がやや大きい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO1000 ) 露出補正 なし
014_210703116 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 14.カバタテハ -2
この種も♂♀を同定するのが難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 43mm ISO125 ) 露出補正 なし
015_210703133 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 15.ツマムラサキマダラ -2
♂である。裏面は地味なチョウだが開くと前翅の紫青色の輝きが美しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 25mm ISO2000 ) 露出補正 なし
016_210703135 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 16.ツマムラサキマダラ -3
これもツマムラサキマダラの♂だが、この角度では前翅の紫青色の輝きがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO1000 ) 露出補正 なし
017_210703136 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 17.ツマムラサキマダラ -4
飛んでいるツマムラサキマダラ♂。前翅の紫青色が輝く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO800 ) 露出補正 なし
018_210703140 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 18.モンシロチョウ -1 ♂
改めて昆虫園で飼育放蝶する種ではないと思うが、ここで見たモンシロチョウは型が小さく、何か違う種のように見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO2000 ) 露出補正 なし
019_210703141 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 19.ツマムラサキマダラ -5
翅を開いて止まることはあまりなかった。翅表の紫青色のの輝きは飛翔中にこそ見られる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO2000 ) 露出補正 なし


2020年2月16日

多摩動物公園 昆虫生態園(4・終)リュウキュウムラサキ 2月3日

園内をもうひと回りする。まだ、撮ってないチョウもいるはずだ。オレンジ色の鮮やかなチョウが現れた。メスアカムラサキの♀かなと思ったが、スジグロカバマダラだった。リュウキュウムラサキも飛び始めた。
 この日は、17種を撮影した。撮らなかったが、ツマグロヒョウモン、モンシロチョウ、スジグロシロチョウも見かけている。
 昆虫生態園では、おおよそ1時間半、チョウの写真を撮って楽しむことが出来た。 昆虫生態園を出たときは汗ばんでいたが、外の空気が心地よかった。そのあと前にある昆虫館本館を見学した。
 昆虫館本館の見学を終え、せっかく来たのだから、動物公園の園内を少し歩いてみよう思った。ところがアフリカ園は工事中でライオンなどは見ることが出来ない。牙の折れたアフリカゾウとチータ、サーバルなどをみて引き返すことにした。
200203_049.jpg 49.ジャコウアゲハ♀ -4
立派なジャコウアゲハの♀だ。舞岡公園ではオカトラノオでこのように開翅して吸蜜する姿を時々見ることがある。広角端で被写体に寄って撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200203_050.jpg 50.スジグロカバマダラ♀
再び園路を巡っていると、メリハリのある生まれたばかりのようなスジグロカバマダラがランタナの花に来ていた。このチョウには沖縄本島や石垣島、竹富島で会っている。グァム島でも目撃した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO200 ) 露出補正 なし
200203_051.jpg 51.カバタテハ -4
カバタテハは翅が傷ついている個体が多かった。これは良いかと思ったがやはり少々擦れている。これは♀のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
200203_052.jpg 52.ツマムラサキマダラ♀ -1
ツマムラサキマダラの♀は、♂に比べ地味だが、前翅の先が紫色に輝く。しかし、光の加減ではこのように渋い。日本では以前は迷蝶であったようだが、1992年頃から沖縄本島で定着し現在では奄美大島から八重山諸島で継続的に発生しているという。私は沖縄県ではまだ会ったことがない。台北で街中で飛んでいるのを目撃した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO1600 ) 露出補正 なし
200203_053.jpg 53.ツマムラサキマダラ♀ -2 裏面


裏面は♂と紋様が異なる。 SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
200203_054.jpg 54.ツマムラサキマダラ♀ -3 裏面
園路を背景にして広角端で撮った。チョウの好む環境が判る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
200203_055.jpg 55.ツマムラサキマダラ♀ -4 開翅
開翅を待っていたら紫色の輝く姿を見せてくれた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 20mm ISO1000 ) 露出補正 なし
200203_056.jpg 56.ツマムラサキマダラ♀ -5 開翅
翅を開いたり閉じたりするので開いたタイミングでシャッターを切る。ムラサキというより気品のあるブルーだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 43mm ISO1600 ) 露出補正 なし
200203_057.jpg 57.ツマムラサキマダラ♀ -6 開翅
今度は反対側を向いて止まり、羽を開いた。この角度が気品のあるブルーの輝きはない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO1250 ) 露出補正 なし
200203_058.jpg 58.イシガケチョウ -7
逆さになってランタナで吸蜜する。擦れのないきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO640 ) 露出補正 なし
200203_059.jpg 59.リュウキュウアサギマダラ♂ -2
リュウキュウアサギマダラがランタナの花で開翅して吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO250 ) 露出補正 なし
200203_060.jpg 60.リュウキュウムラサキ♂ -1 裏面
ランタナに来ていたリュウキュウムラサキの♂を見つけた。やや大型のチョウだ。この個体は擦れがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 43mm ISO125 ) 露出補正 なし
200203_061.jpg 61.リュウキュウムラサキ♂ -2 半開翅


表は紫色に囲まれた白班がある。過去に訪れた石垣島、竹富島では見ることが出来なかった。 SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 43mm ISO320 ) 露出補正 なし
200203_062.jpg 62.リュウキュウムラサキ♂ -3 裏面
同じ個体だが、背景がボケて撮れた。翅を閉じて止まることが多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 87mm ISO320 ) 露出補正 なし
200203_063.jpg 63.リュウキュウムラサキ♂ -4 半開翅
粘ってみたが、なかなか開始したところを見せてくれなかった。生息する地域によって♀はフィリッピン型、大陸型、パラオ型などの変異があるが、ここにいるのは大陸型のみと思う。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
200203_064.jpg 64.ツマムラサキマダラ 交尾
♂と♀の裏面の班紋の相違が判る。上が♂。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 38mm ISO160 ) 露出補正 なし
200203_065.jpg 65.タイワンキチョウ
あまりきれいな個体ではなかったが、タイワンキチョウをちゃんと撮っておきたかった。これは♂だと思う。キタキチョウやミナミキチョウに比べて、後翅の外縁が弧状に丸くなる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし
200203_066.jpg 66.大温室の全容
wikipediaによると、自然物のある温室で生きた蝶を見ることが1970年代からイングランドで盛んになった。 世界初の蝶園の一つに、1988年アメリカ合衆国のフロリダ州・ココナッツクリークに建てられた「バタフライワールド」がある。と記されていた。世界初の蝶園のひとつとして、アメリカフロリダ州の「バタフライワールド」が紹介されているが、多摩動物公園の昆虫生態園が開園したのが1988年であるので、開園はほぼ同時期になる。日本最大級の蝶園であることは間違いない。写真は出口の近くから撮ったが、全体は捉えられなかった。入り口、出口はいわば1階にあり、園路を下りて、チョウの好む花が咲く、広くなったところは、地階にあたる。天井は高く、明るい。12時半すぎたところで退出した。参考:日本の蝶園 世界の蝶園

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし


2020年2月 7日

多摩動物公園 昆虫生態園(1)イシガケチョウ 2月3日

しばらく蝶の写真を撮っていない。先日(1月30日)、たまたまテレビ朝日の「東京サイト」という番組を見ていたら、多摩動物公園の昆虫生態園が紹介されていた。メスアカムラサキが広い園内を舞い、木の葉に止まって開翅するシーンもあった。
 多摩動物公園の昆虫生態園には何回か行っているが、私の印象ではチョウの種類と個体数はそれほど多くなく、飛んでいるチョウも破損しているものが多かった記憶がある。むしろ足立区生物園の温室のほうが魅力があった。
 ところが、この日は違っていた。飛んでいるチョウの数が多い。昆虫生態園に入るとまず、イシガケチョウ、タテハモドキの多さに驚いた。蝶園では初めて見たアオタテハモドキも数多くいた。蝶園の定番であるオオゴマダラはむしろ控えめである。多摩動物公園の昆虫生態園に放たれているチョウは約20種で、2,000頭とも4,000頭ともいわれる。昨年の11月には園内に放たれたチョウの数は4,458匹という記録があった。

多摩動物公園パンフレットより X600 .jpg
多摩動物公園パンフレットより

多摩動物公園には、1966年に昆虫生態園の元祖と言える「バッタとチョウの温室」が完成しているが、この昆虫生態園は1987年に竣工し、翌年開園された。延べ面積は2,486㎡あるそうだ。建物はチョウをイメージしており、1989年、日本建築学会賞を受賞している。
 生態園はチョウの翅の形をしている。玄関の床はオオムラサキが羽を開いたようにタイルで描かれている。チョウが舞う生態園温室の入り口は、その左ウイングを飼育室などの展示を見ながら、回っていく。チョウの形の後翅および胴にあたるスペースが大温室になっている。扉を開けて一歩温室の中に入ると、暖かい空気の中を多数のチョウが舞っていた。
 とにかく被写体の数が多いので、あっという間に500カット以上を撮ってしまった。撮った順に、何回かに分けて掲載する。

001.jpg 1.オオムラサキが迎える玄関に進む
タイル張りのオオムラサキが迎えてくれる。これは昆虫生態園の玄関を背に昆虫館本館を見て撮影した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
002.jpg 2.コノハチョウの飼育
左ウイングの通路を飼育に関する展示を見ながら歩いた。コノハチョウの飼育ケージがあり、羽化したコノハチョウがいた。この日温室内にはコノハチョウの姿はなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 39mm ISO500 ) 露出補正 なし
003.jpg 3.イシガケチョウ -1
扉を開けて温室の中に入ると、さっそくイシガケチョウが目についた。数も多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO125 ) 露出補正 なし
004.jpg 4.イシガケチョウ -2
イシガケチョウはしばしばこのようにさかさまになったり、葉の裏に張り付くように止まる。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO500 ) 露出補正 なし
005.jpg 5.ツマベニチョウ♀ -1
シロチョウ科のチョウとしては世界最大級の種だ。日本では鹿児島県の山川駅付近が北限とされていたが、今は宮崎県でも見られるようだ。 「幸せを呼ぶ蝶」と言われる。この生態園では数多くの個体が飛んでいた。食樹はギョボク。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
006.jpg 6.タテハモドキ -1
タテハモドキも多く飛んでいた。残念ながら、翅が傷んでいる個体が多かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO160 ) 露出補正 なし
007.jpg 7.タテハモドキ -2 裏面
タテハモドキは九州南部以南に生息する。2015年にバリ島に行ったときに、ウブドのホテルの周囲で撮ったのを思い出す。バリ島でもごく普通種である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
008.jpg 8.ベニモンアゲハ♂
ベニモンアゲハはもっと状態の良い個体も飛んでいたが、撮影できなかった。シロオビアゲハのベニモン型といわれる♀とよく似ているが、ベニモンアゲハは♂♀ともに胴が鮮やかな赤だ。日本では八重山諸島に生息する。分布は北上傾向にあり、2001年には奄美大島に侵入し、定着しているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 125mm ISO320 ) 露出補正 なし
009.jpg 9.カバタテハ -1
日本では以前は迷蝶だった。1967年に石垣島、西表島で見られ、1980年代から竹富島や波照間島で八重山諸島のほぼ全域で継続的に確認されていたが、石垣島からの情報でも最近は少ないようだ。私は2005年に竹富島で撮っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 130mm ISO160 ) 露出補正 なし
010.jpg 10.カバタテハ -2
カバタテハもきれいな個体が少なかったが、この個体は比較的状態が良かった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO250 ) 露出補正 なし
011.jpg 11.ツマベニチョウ♀ -2
♀の比較的きれいな個体だった。ツマベニチョウは2005年に沖縄本島で、2013年にはバリ島で目撃している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO160 ) 露出補正 なし
012.jpg 12.アオスジアゲハ
もちろん日本の都会でも普通に見られるチョウだが、これはとてもきれいな個体だった。右側に止まっているのはツマムラサキマダラの♂だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 78mm ISO500 ) 露出補正 なし
013.jpg 13.タイワンキチョウ -1
ミナミキチョウとよく似るが、ここにいるのはタイワンキチョウのようだ。花には来るのだが、すぐに離れてしまうので、なかなか撮りづらい。多くのミナミキチョウが飛んでいた。この花は日本では沖縄県南西諸島に生育する帰化植物でチリメンナガボソウ(縮緬長穂草)という。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 76mm ISO800 ) 露出補正 なし
014.jpg 14.オオゴマダラ -1
狭い場所でも生活環 が成立するため飼育しやすいチョウの一つで蝶園の定番である。ランタナやチリメンナガボソウにも良く訪花する。喜界島と沖縄本島以南の南西諸島に分布する。フィールドでは、首里城公園や、竹富島、台湾(台中)で撮影している。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 78mm ISO640 ) 露出補正 なし
015.jpg 15.イシガケチョウ -3
南西諸島ではごく普通に見られるが、近年、北方に分布が拡大していて、島根県、岡山県、兵庫県南部では定着しているそうだ。もう10年以上前のことだが、四国を旅行した時に、高知の街でカレーハウスの看板に止まったイシガケチョウを見て、こんなところにもいるのだと思ったことを思い出した。温室に入ってからこのショットを撮るまで15分足らずだった。ターゲットは多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 78mm ISO200 ) 露出補正 なし


2019年10月20日

蝶 自選年間ベスト10 (17) 2019年

9月9日には、台風15号が千葉県に大きな被害をもたらし、その傷が癒えないまま、10月12日から13日にかけて、今度は19号が来襲した。15号では、強風による送電線の切断などで多くの世帯で電気、水道が止まり、生活に大きな支障をもたらした。19号は東日本全域に及ぶ広範囲に大雨を降らせ、千曲川、阿武隈川などが氾濫、NHKニュースでは、10/19現在、79人の方々が亡くなり、71河川が決壊したと報じている。自然の猛威には勝てないのか。被害に遭われた方々の苦難は計り知れないが、何もして差し上げることが出来ない。

 さて、2019年に撮ったチョウの写真についてであるが、2019年は、5月はじめに台北、同じく下旬に羽黒山へ観光旅行、7月後半には北海道十勝、7月30日に箱根湿性花園、8月には上高地へ日帰りで行き、8月後半には今回の台風19号で道路が寸断され孤立した休暇村嬬恋鹿沢に泊まり、湯の丸高原で撮影した。そして9月には、軽井沢でのゴルフの集いの翌日、「花咲山蝶の楽園」というところでチョウを追った。出羽三山の羽黒山では、思いもかけずギフチョウに会った。すでに最盛期を過ぎ、翅は破損した個体だったが、印象に残っている。
 私見だが、チョウをテーマにした写真には、どんな要件があるかを考えてみた。
1.チョウの目にピントが合っていること。カメラぶれのないこと。
2.モデルであるチョウが、美麗種、希少種であること(に越したことはない)。
3.モデルのチョウの翅が破損したり、擦れたりしていないきれいな個体であること。
4.チョウのいる環境が写し込まれていること、チョウ以外に目を引く被写体が入っていること。
5.訪花、飛翔、吸水、求愛など、チョウの生活があること。
6.それらを含めた構図の良さ。などがあると思う。
 例えば、広角レンズで、画面の左側に高山植物の花が咲き、その花で高山蝶が吸蜜をしている。画面右手の空間には、アルプスの山が、あるいは眼下に見える花咲く草原が広がる、といった構図で、チョウの目にシャープにピントが合い、背景のボケもできるだけ抑えて、その景色が識別できるような写真が撮れたらいいなと思う。ただし、希少なチョウであれば、その生息地がわかるような背景はそのチョウの保護を目的として、公表は控えなければならないだろう。 また、背景がうるさい構図ではマクロレンズで、その背景を色彩の濃淡のみになるようぼかしてしまう。地面や下草に止まったチョウは、ローアングルで背景を景色として写し込むといった撮り方を工夫したい。

190000_001.jpg 1.タイワンキマダラ 2019年5月5日 台湾 台北動物園内
5月4日から8日まで4泊5日の台湾観光旅行をした。その2日目、天気が良いことを見はかって、台北動物園を訪れ、園内の虫虫探索谷という遊歩道を歩いた。タイワンキマダラが飛んできて近くの木に止まった。するともう1頭飛んできて求愛が始まる。右側の翅を開いている方が♂と思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190000_002.jpg 2.アカシジミ 2019年5月26日 横浜市舞岡公園
良く咲いたクリの花で吸蜜する。アカシジミはクリの花が好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
190000_003.jpg 3.トラフシジミ夏型 2019年6月6日 横浜市舞岡公園
羽化したてのとてもきれいな個体だった。今年はトラフシジミの夏型を多く見かけた。舞岡公園で春型を見る機会は少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190000_004.jpg 4.クロアゲハ♂ 2019年6月18日 横浜市舞岡公園
この日は良い天気になった。午前10時、古民家の門の前の道でクロアゲハが吸水する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
190000_005.jpg 5.ホソバヒョウモン 2019年7月23日 北海道大雪高原温泉林道
7月22日から25日まで久しぶりに北海道へ撮影を目的に出かけたが、あいにく天気が悪く、多くの成果は得られなかった。ホソバヒョウモンは北海道にしかいないチョウだ。キオンの花に来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
190000_006.jpg 6.コヒオドシ 2019年7月25日 北海道十勝千年の森
今回の北海道遠征では少なくともコヒオドシの写真は撮りたかったが、期待した大雪高原温泉林道、銀泉台への林道では見ることが出来なかった。ところが最終日に立ち寄った、北海道ガーデン街道の中の一つである「十勝千年の森」で思いがけずコヒオドシに会えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO400 ) 露出補正 なし
190000_007.jpg 7.ミヤマカラスシジミ 2019年7月30日 箱根湿性花園
例年、箱根湿性花園へは、7月20日ごろに行っているが今年は7月30日になってしまった。ミドリシジミや、ミヤマカラスシジミが良く来るノリウツギの花はさすがに終わっていた。これはチダケサシで吸蜜するミヤマカラスシジミ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190000_008.jpg 8.ベニヒカゲ♀ 2019年8月27日 長野県湯の丸高原
湯の丸には3種の高山蝶が生息し、もちろん採集は禁止され保護されている。その中の1種であるベニヒカゲは池の平湿原に多産する。発生時期は他の2種の高山蝶より遅れ、8月に入ってから数を増やす。♀のきれいな個体が多くいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 203mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190000_009.jpg 9.シータテハ 2019年9月7日 長野県信濃追分付近
軽井沢でゴルフを楽しんだ翌日、信濃追分付近の「蝶の楽園」と呼ばれるところへ行った。ここはフジバカマを植えて、アサギマダラを呼んでいるが、行った日はフジバカマはまだ蕾が多く、アサギマダラは来ていなかった。ブッドレアにシータテハが来ていた。シータテハには久しぶりに会った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 42mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190000_010.jpg 10.ミヤマカラスアゲハ 2019年9月7日 長野県信濃追分付近
「蝶の楽園」にクサギの木が1本あり、花を咲かせていた。これは何か来るなと期待していたところ、クロアゲハに続いて、ミヤマカラスアゲハが吸蜜に来た。花から花へと飛び回る。ほとんど擦れていないきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 208mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190000_011.jpg 補1.ツマムラサキマダラ♀ 2019年5月5日 台湾 台北動物園内
台湾では普通種だが、今回は美しい個体に会えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
190000_012.jpg 補2.コムラサキ 2019年8月8日 長野県上高地
AFではピントが合わせ難い状況だが、合焦した瞬間にシャッターを切ることが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
190000_013.jpg 補3.アサギマダラ 2019年8月27日 長野県湯の丸林道
アサギマダラがフワフワと飛んできて林道脇に咲くヒヨドリバナに止まった。車を停めて撮影。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO320 ) 露出補正 なし
190000_014.jpg 補4.キタテハ秋型 2019年10月1日 横浜市保土ヶ谷区星川
法性寺というお寺の境内で、飛んできたキタテハの秋型が大きな岩の上に止まった。寄って撮るとすぐ飛び去ってしまったが、飛び立つ瞬間が撮れていた。

Nikon D750 Tokina macro 100mm f2.8 D
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 100mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
190000_015.jpg 補5.アゲハ 2019年10月7日 横浜市保土ヶ谷区明神台公園
公園の片隅にキバナコスモスとフヨウが咲いていた。ツマグロヒョウモンやアオスジアゲハなどが吸蜜に来るキバナコスモスにアゲハもやってきて開翅してくれた。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO280 ) 露出補正 なし


 

2019年6月 2日

台北市動物園 園内を飛ぶチョウ 5月5日

朝、パンダを見て外に出ると、黄褐色の中型のチョウが飛んでいた。どうやら、オナシアゲハのようだ。
 園内にも多くのチョウが見られ、フラミンゴがいた池の周りでも何種か飛んでいた。「虫虫探索谷」を歩くのだが、まず、「昆虫館」へ行ってしまうことにした。前回掲載したとおりである。
 「昆虫館」は30分で切り上げ、「虫虫探索谷」へ行くことににした。ほとんど誰も歩いていない。「昆虫館」でも見たチョウ、「昆虫館」では見なかったチョウが次々と現れる。残念ながら「虫虫探索谷」には花が少なかった。  しばらく行くと向こうからかみさんと娘夫婦が歩いてきた。私が「昆虫館」にいた間に、この先まで歩いていたらしい。「もうちょっと、先まで行ってくるよ」と言ってすれ違った。
 あまり多くの種の撮影はできなかったが、小一時間楽しんだ。最後にフラミンゴのいた池の近くでタイワンキマダラなどを撮って、家族と合流した。台湾の普通種は、日本の南西諸島にも生息する種が多い。今回撮ることができたチョウの中で、日本には生息していない種は、クロタテハモドキ、オナシアゲハ、それに同定が正しければであるが、クロウラナミシジミのみである。「昆虫館」で撮ったチョウも、タイワンジャコウアゲハと強いて言えば、オナシクロアゲハくらいだった。今回の4泊5日の台湾旅行で晴れたのはこの日一日だけだったので、この日に動物園へ行けたことに感謝である。

190505_054.jpg 17.オナシアゲハ -1
パンダ館を出てくると見たことのない蝶が飛んでいる。飛んでいるところにカメラを向け、数カット撮ったうちの1枚である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 53mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
190505_055.jpg 18.オナシアゲハ -2
やっと止まってくれたので近づいて撮る。どうやらオナシアゲハのようだ。チャンギ国際空港のバタフライ・ガーデンで見たオナシアゲハはもっと白っぽかったように思う。「原色台湾蝶類大図鑑」によれば、♀は♂に比べてやや翅型が幅広く、地色はくすんだ黄色とあるので、これは♀だと思う。台湾では珍しくないチョウのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 53mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
190505_056.jpg 19.コミスジ あるいは リュウキュウミスジ
フラミンゴの池の傍でミスジチョウの仲間が葉に止まったが、全体が撮れず、同定できなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
190505_057.jpg 20.ツマムラサキマダラ ♂ -1
  ツマムラサキマダラがフラミンゴの池の草むらを飛び回っている。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190505_058.jpg 21.ツマムラサキマダラ ♂ -2
このチョウも日本の奄美から八重山で継続的に発生している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190505_059.jpg 22.イシガケチョウ
「虫虫探索谷」を歩き始める。さっそくイシガケチョウが飛び出した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 201mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
190505_060.jpg 23.クロテンシロチョウ
きれいな個体だった。このチョウも翅を開いて止まることはないようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
190505_061.jpg 24.クロタテハモドキ -1
これもきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
190505_062.jpg 25.タイワンルリシジミ ♂
なかなか敏感でこれ以上近づかせてくれなかった。日本でも本州は太平洋、瀬戸内海沿岸部に分布し、南西諸島には広く分布し、特に屋久島と八重山諸島に多いという。日本ではヤクシマルリシジミと呼ばれる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190505_063.jpg 26.タイワンルリシジミ ♀
新鮮な♀が半分開翅してくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
190505_064.jpg 27.タイワンルリシジミ ♀ 裏面
前の写真と同じ個体。羽化したてのきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
190505_065.jpg 28.ツマムラサキマダラ ♀
後翅に多数の白い筋を見せるツマムラサキマダラの♀。きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
190505_066.jpg 29.クロタテハモドキ -2
クロタテハモドキの数は多い。この個体は、撮った時はイワサキタテハモドキかと思っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
190505_067.jpg 30.クロタテハモドキ -3
裏面はほとんど真っ黒である。前の写真に比べて黒くて精悍な姿である。雌雄差あるいは個体差があるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
190505_068.jpg 31.クロウラナミシジミ?
「原色台湾蝶類大図鑑」を首っ引きで検索してみたが、もっともそれらしいのがクロウラナミシジミだった。だが岡崎市の杉坂美典さんの素晴らしいホームページ「台湾の蝶」によれば、クロウラナミシジミの台湾での分布は台湾中部の山岳地帯と南部の低標高(~1000m)の常緑広葉樹林の周辺とされている。ここは「昆虫館」ではなく、フィールドである。いるはずはないのだが、同ホームページに掲載されているたくさんの同種の写真を拝見したところ、後翅裏面の外縁部にある特徴的な黒い斑紋も共通するように思える。ルリウラナミシジミ、ヒメウラナミシジミの可能性もあると思うが。写真は大きくトリミングしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
190505_069.jpg 32.タイワンキマダラ -1
  そろそろチョウを撮るのを終わりにしようかと思っていたところ、すぐそばにあった木にタイワンキマダラが飛んできた。日本でのタイワンキマダラは、日本チョウ類保全協会編の「日本のチョウ」によると、「1973年に西表島で発見された。台湾からの迷蝶由来とされる。以後、西表島では完全に土着し、八重山の各島でも定着している」とある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
190505_070.jpg 33.タイワンキマダラ -2
そこへもう1頭タイワンキマダラが飛んできて、絡んでいる。右側が後から飛んできたほうで、こっちが♂と思う。昨年8月に訪れたベトナムのダナンでも本種を撮った。日本最西端の島である与那国島から、台北までの距離は約157km、そして、石垣島から台北までの距離は約271kmである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段


2015年2月27日

足立区生物園と西新井大師(3) 2月10日 足立区生物園大温室の蝶


 話は戻るが、2月10日、ちょうど正午ごろ、足立区生物園の大温室に入った。かけていた遠近両用のメガネが曇る。D5300に付けたレンズも曇ってしまっていた。レンズ拭きで拭いたが、またすぐ曇る。機材が大温室の気温に温まるまで、しばらく待たねばならなかった。

 大温室は2層になっていた。上の、高いほうを眺めるとオオゴマダラが多く飛んでいるほか、リュウキュウアサギマダラ、イシガキチョウ、カバタテハ、ナガサキアゲハ、シロオビアゲハなど、南方系の蝶に交じって、アゲハ、アオスジアゲハ、キタキチョウ、クロアゲハなど、普段よく見る蝶たちも飛んでいる。ジャコウアゲハもいる。蝶の個体数は多い。残念ながら、ヤエヤマカラスアゲハ、ベニモンアゲハ、コノハチョウ、ツマベニチョウなど、南西諸島に生息する美麗種は見られない。
 40分ほど撮影して、退出した。外の冷たい空気が気持ちよかった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.曇ったレンズ ナガサキアゲハ
大温室に入ると、外の寒冷な空気から一変して、亜熱帯の気候になった。早々にナガサキアゲハ♂が止まっているのを見つけ、ファインダーを覗く。ぼやっとした像だったがピントは合ったようで、シャッター・ボタンを押してしまった。撮れたのはこんな写真。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ナガサキアゲハ♀ 今の時期、飼育室ではナガサキアゲハが多く羽化しているようだった。これは♀。前翅の付け根・中室にある赤い△が目をひく。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 122mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ナガサキアゲハ♂
前翅中室の鱗粉が落ちて、透き通って見える。後翅も傷んでいる。きれいな個体を撮ることができなかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 122mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.アゲハ♂ -1
ランタナの花に春型のアゲハが吸蜜に来ていた。小さくてクリーミーな地色がきれいだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.アゲハ♂ -2
前の写真とは違う個体と思うが、これもきれいだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.アオスジアゲハ
アオスジアゲハが飛んでいた。もちろん今の時期、外界では見ることができない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.イシガキチョウ -1
この蝶は、ずいぶん前に石垣島で集団吸水しているところを見た。高知の市内でも見かけたし、台湾の陽明山でも会った。しかし、蝶園では見たことがなかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.イシガキチョウ -2
同じくイシガキチョウ。別の個体。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.オオゴマダラ -1
日本の蝶園では必ず飛んでいるオオゴマダラ。飼育しやすいのだろうか。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO900 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.オオゴマダラ -2
オオゴマダラは2~3頭群れて飛んでいることもある。雌雄の区別は難しい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO5600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.カバタテハ
この蝶は、2005年に竹富島で撮ったことがある。以前は迷蝶だったようだが、1967年に石垣島と西表島で記録され、その後継続的にみられるようになったとのこと。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.カバタテハ 開翅
きれいな個体だった。雌雄の差を見分けるのは難しいが、これは♂のように見える。俊敏に飛び回り、葉上で休む。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.リュウキュウアサギマダラ -1
リュウキュウアサギマダラが多く飛んでいた。いま、石垣島でもリュウキュウアサギマダラが多く見られると「昆虫愛ランド in 石垣島」のオーナーから情報をいただいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.リュウキュウアサギマダラ -2 開翅
アサギマダラに比べて小さく、地味な感じの蝶だ。八重山諸島では最も普通種のマダラチョウである。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 100mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.リュウキュウアサギマダラ♂ -3 お見合い中
上が♂で下が♀だろうか。♂は首を曲げて♀を見ている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.リュウキュウアサギマダラ -4 開翅
前翅の先が丸みを帯びていて♀のように感じるが良くわからない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.ツマムラサキマダラ
ちょっと離れたところに止まっていて、翅の模様も判別できなかったが、あとでモニターで拡大してみたところ、ツマムラサキマダラの♂だった。前翅表は青紫色に輝く。八重山諸島では継続的に発生しているという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし

2014年3月17日

南房総ドライブ(3) 南房パラダイス 蝶館 3月4日


南房パラダイスで楽しみにしていた蝶館に入る。オオゴマダラがぱらぱらと飛んでいる程度かなと思っていたが、思っていたより、蝶の数は多い。
 日本の南西諸島に生息する蝶たちだが、まず目に付くのが、オオゴマダラ、カバタテハ、ツマ ムラサキマダラだ。ツマベニチョウ、シロオビアゲハはいなかった。個体数は多かったが、種類は今一つ少なかった。
  友人のご主人に作っていただいた行程表では、11時には南房パラダイスを出発する予定になっていたが、少々、道に迷ってしまったことと、ここが意外と充実した内容だったために、約1時間遅くなってしまった。そろそろ腹もすいてくる。

35.レンズが曇る オオゴマダラ
蝶館の中に入ると遠近両用メガネが曇ってしまった。目の前の紫色の花にオオゴマダラがいたので、さっそく撮ったが、レンズも曇っていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/90秒 25.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
レンズが曇る オオゴマダラ;クリックすると大きな写真になります。
36.ツマムラサキマダラ♂ 開翅
ツマムラサキマダラは台湾や、バリ島で撮ったことはあるが、なかなか開翅して撮らせてくれない。少し傷んだ個体だったが、きれいな紫色だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/160秒 52.8mm ISO320 ) 露出補正 なし
ツマムラサキマダラ♂ 開翅;クリックすると大きな写真になります。
37.カバタテハ -1
この蝶は2005年に竹富島で撮ったことがある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/320秒 154.7mm ISO100 ) 露出補正 なし
カバタテハ -1;クリックすると大きな写真になります。
38.ツマムラサキマダラ♂
これはきれいな個体だったので開翅を待ったが、開いてくれない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/200秒 99.2mm ISO400 ) 露出補正 なし
ツマムラサキマダラ♂;クリックすると大きな写真になります。
39.リュウキュウアサギマダラ
2005年に石垣島へ行った時には、たくさんのこの蝶を見ることが出来た。南西諸島ではもっとも普通に見られる蝶の一つのようだ。この日はこの1頭しか、見かけなかった。大分擦れている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/125秒 31.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
リュウキュウアサギマダラ;クリックすると大きな写真になります。
40.オオゴマダラ開翅
フワーと飛んできて花につかまり、吸蜜する。オオゴマダラは飼育しやすいのだろうか。見栄えがすることとあいまって、どこの蝶園でも貴重な存在となっている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/240秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
オオゴマダラ開翅;クリックすると大きな写真になります。
41.オオゴマダラ乱舞
羽の模様は雌雄同じようで区別が付け難い。腹部先端のオレンジ色の交尾器が見えるので、右2頭は♂のようだ。多分3頭とも♂だろう。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 29.2mm ISO400 ) 露出補正 なし
オオゴマダラ乱舞;クリックすると大きな写真になります。
42.カバタテハ -2
蝶館の中では、小さいながらオレンジ色がきれいな蝶で、活発に飛ぶので良く目立つ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/320秒 39.3mm ISO200 ) 露出補正 なし
カバタテハ -2;クリックすると大きな写真になります。
43.ツマムラサキマダラ♀
後翅の模様が明らかに違うので雌雄の区別は容易である。♀の開翅シーンを撮れなかったが、前翅表は♂と似ているものの、その紫色の光沢は弱いく、先端部に限られる。ツマムラサキの「ツマ」は妻ではなく、物の先を表す「ツマ」のようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/640秒 38.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
ツマムラサキマダラ♀;クリックすると大きな写真になります。
44.オオゴマダラ 葉の裏表
葉の裏表に止まっているオオゴマダラが何か妙だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/800秒 19.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
オオゴマダラ 葉の裏表;クリックすると大きな写真になります。
45.蝶館の外観
20分くらい蝶館の中で撮影を楽しんだ。あまり広くはなかったが、良く管理されていると思う。オオムラサキやナガサキアゲハの羽化を見られる季節もあるという。いろいろなバタフライ・パークを見てきたが、意外とよかったのがシンガポールのチャンギ国際空港内にあるバタフラー・ガーデンだった。  

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8.0 1/850秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
蝶館の外観;クリックすると大きな写真になります。


2013年3月30日

バリ島のフィールドで撮った蝶 -1 2月7日 /バリ島旅行 2月5日~13日


 つぎはバリ島滞在中にフィールドで撮った蝶の写真をご覧いただく。午前中の観光への出発前に撮った写真や、寺院へ行ったときに偶然に撮ることができた写真である。バリ島ではどこにでも蝶はいる。ちょっと脇道に入ると、すぐに何種かの蝶に出会えるし、空き地があれば、戻らなくてはいけない時間を忘れるほど蝶を追うことができる。ただ、バリ島の蝶に無知な私にはどの蝶が珍しい蝶で、どの蝶が普通種なのか区別できない。私にとってはみんな初めて見る珍しい蝶だ。

 今回撮影した場所は、海側のスミニャックのプティトゥンガット寺院付近、タナ・ロット寺院、南側のウルワツ付近、タバナン郊外バタフライ・パーク付近、それにウブド近郊の空き地などだ。
撮っているときはなんという名の蝶かわからない。横浜に戻ってきて、参考図書をひっくり返して探したり、インターネットで検索したりした。近縁種と区別したい検索の場合は、学名でするとそのグループ(属)の種類についての情報が得られる。外国の蝶愛好家のホームページや、ブログにヒットして「アッ、これだ」ということが何度かあった。

 生物地理区でいうとバリ島は東南アジア、インド、中東を含む東洋区にある。(バリ島のすぐ東側はオーストラリア区で、 ウォレス線やウェーバー線によって、分かれている。)
日本国内では、屋久島と奄美大島の間に位置するトカラ列島南部の、小宝島以南の南西諸島が東洋国に属するという。言い換えれば、南北に長い日本の南側はバリ島と同じ東洋区なのだ。八重山諸島に生息する蝶がバリ島にもいて、和名がついているのだ。東洋区には約2,900種の蝶がいるといわれ、多くは熱帯雨林を中心に生息している。

カバマダラ;クリックすると大きな写真になります 24.カバマダラ
2月7日、スミニャック・クロボカン地区。これは日本にもいるカバマダラだ。プティトゥンガット寺院の塀のそばに咲く小さな花に吸蜜に来ていた。バリ島へ来て初めて撮る蝶だ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro

絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/400秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
スミニャック プティトゥンガット寺院付近の路地;クリックすると大きな写真になります 25.スミニャック プティトゥンガット寺院付近の路地
車が行き交う幹線道路から、ちょっと脇道に入ってみた。すぐに蝶たちが飛び出してきた。 2月7日

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ハイイロタテハモドキ;クリックすると大きな写真になります   26.ハイイロタテハモドキ
何回か図書や、インターネットで見たことがある蝶がいた、このときは名前はわからなかった。西表島や石垣島で採集された記録がある。スミニャックのプティトゥンガット寺院付近の路地で撮影。 2月7日  

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ハイイロタテハモドキ;クリックすると大きな写真になります 27.ハイイロタテハモドキ
26.と同じ個体が陽の当たる葉先に止まって半開翅してくれた。だいぶ擦れてしまっている。 2月7日

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
クロテンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 28.クロテンシロチョウ
日本では1988年以降、与那国島に定着し、その後、八重山の各地で継続して発生しているいう。躰が細くヒメシロチョウに似た蝶だ。スミニャックのプティトゥンガット寺院付近の路地で撮影。 2月7日  

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO800 ) 露出補正 なし
タテハモドキ;クリックすると大きな写真になります 29.タテハモドキ
日本では九州以南に生息している。スミニャックのプティトゥンガット寺院付近の路地の明るい草地で活発に飛んでいた。なんとか開翅しているところを撮ろうと思ったが、チャンスを与えてくれなかった。2月7日

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
コヒゲセセリのようなセセリチョウ;クリックすると大きな写真になります 30.コヒゲセセリのようなセセリチョウ
  Guamにいたコヒゲセセリのような蝶だ。でも分布域も違う。コヒゲセセリ(Hylephila phyleus)ではない。2月7日

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
クロマダラソテツシジミ;クリックすると大きな写真になります 31.クロマダラソテツシジミ
2月7日、午前中のわずかな時間スミニャックの路地で撮影を楽しんだが、午後は、ウルワツへ出かけた。昼食をしたBVLGARIのビラでも蝶が飛んでいた。この蝶は近年は南西諸島や九州南部で定着したという。台風に乗って飛んでくるのか、大阪、東京そして神奈川県の三浦半島でもソテツで発生することがある。でも、そこでは年を越して世代をつなぐことはできないようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ツマムラサキマダラ;クリックすると大きな写真になります 32.ツマムラサキマダラ
そのBVLGARIのレストランの中でツマムラサキマダラが、ガラスに遮られ、外に出るに出られなくてもがいていた。大分弱っている。手に取って、モデルになってもらった。この後、手にのせたままレストランの外に行き、植え込みに置いてやり、改めて撮ろうとしたら、元気に飛んで行ってしまった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
クロテンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 33.クロテンシロチョウ
BVLGARIの敷地内にもクロテンシロチョウがいた。屋根の隙間に生えている小さな花で吸蜜していた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/4000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ナガサキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 34.ナガサキアゲハ
同じく2月7日、BVLGARIの敷地内に立派なナガサキアゲハの♀が舞っていた。これは娘の主人が「いますよー」と教えてくれ、走り寄って撮った一枚だ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし
シロオビアゲハ;クリックすると大きな写真になります 35.シロオビアゲハ
シロオビアゲハも飛んでいる。やはり、沖縄やGuamにいるシロオビアゲハより後翅の白い帯が太い。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ツマベニチョウ;クリックすると大きな写真になります 36.ツマベニチョウ
2月7日午後、BVLGARIで時間を過ごした後、ウルワツ寺院へ行った。境内に入ると3~4mくらいの木に咲いたオレンジ色の花に多くのツマベニチョウが飛び交っていた。残念ながら、立ち入りにくいところなので、離れて撮ることになってしまった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ユベンタヒメゴマダラ;クリックすると大きな写真になります 37.ユベンタヒメゴマダラ
2月8日、タバナンのバタフライ・パークから出てきたところに、ランタナの植え込みがあり、蝶が舞っていた。この蝶は初めて見る蝶だった。素晴らしくきれいな個体だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ユベンタヒメゴマダラ;クリックすると大きな写真になります 38.ユベンタヒメゴマダラ
見事に開翅してくれた。リュウキュウアサギマダラの近縁種といわれる。与那国島で迷蝶として採集されたことがあるとのこと。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
Catopsillia pomona ♀ pale form ウスキシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 39.Catopsillia pomona ♀ pale form ウスキシロチョウ
日本でも、沖縄以南に土着する。♀の低温期型ではこのような赤褐色の斑紋が出る。2月8日、タバナンのバタフライ・パークから出てきたところのランタナの花に来ていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
イワサキタテハモドキ;クリックすると大きな写真になります 40.イワサキタテハモドキ
2月8日、タバナンのバタフライ・パークの傍の茂みのなかにいた。日本では八重山などで記録されるが迷蝶のようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし
ルリモンジャノメの仲間;クリックすると大きな写真になります 41.ルリモンジャノメの仲間
イワサキタテハモドキを追って、薄暗い藪に踏み込んだら飛び出した。この蝶は日本にはいないようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO1800 ) 露出補正 なし
ユベンタヒメゴマダラ;クリックすると大きな写真になります 42.ユベンタヒメゴマダラ
もう一度、ユベンタヒメゴマダラ。横から翅の裏側が見ることができた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウスキシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 43.ウスキシロチョウ
2月8日、タバナンのバタフライ・パークのあと、タナ・ロット寺院へ行った。駐車場からの道を歩いていると、ハイビスカスの花に黄色い蝶が顔を埋めていた。ウスキシロチョウと思うが、39.で見ていただいた低温期型とはずいぶん模様が違う。キシタウラナミシロチョウかもしれないと調べてみたが、そうでは無いようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
メスアカムラサキ ♀;クリックすると大きな写真になります 44.メスアカムラサキ ♀
2月8日、タナ・ロット寺院。こいつには騙された。帰宅するまで、てっきりカバマダラと思っていた。撮ってきた写真をパソコンに取り込んでいるときに、何か違和感があったので、よく見るとメスアカムラサキの♀だった。それにしてもうまく擬態するものだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
コモンタイマイ;クリックすると大きな写真になります 45.コモンタイマイ
タナ・ロット寺院の境内を歩いていると、かみさんが「キアゲハがいる」と言う。見るともちろん「キアゲハ」ではない大型の蝶がランタナの花に絡んでいる。コモンタイマイだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
アオタテハモドキ?;クリックすると大きな写真になります 46.アオタテハモドキ?
タナ・ロット寺院の散策を終え、駐車場近くのレストランで遅い昼食となった。陽のあたるテラス席で食べていると、タテハチョウらしき蝶が飛んできて地面に止まった。飛び出して行って、シャッターを切るが、すぐ飛び去ってしまった。八重山にもいるアオタテハモドキと思う。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし


2011年5月28日

台北郊外 陽明山大屯の蝶 5月10日 その1


 5月10日 台湾は台北郊外の陽明山大屯自然公園へ蝶の写真を撮りに行った。日本にいる間にいろいろとインターネットで情報を収集したが、その中で You Tube に「2010陽明山蝴蝶季 蝶舞草山」 というのがあった。こんな世界に身を置いてみたいとわくわくした。
 ただ、陽明山での蝶のシーズンは6月に入ってからだという。もうひとつは天気で、雨さえ降らなければOKだが、ネット上にいくつかある台北の天気予報では9日、10日はある天気予報サイトでは晴れ時々曇りといい、別のサイトでは雨という。現地で確認するより仕方がなく、雨だったらあきらめようと思った。
  アンバサダーホテルのコンシェルジェは、大屯自然公園からは帰りのバスがないから、タクシーはチャーターして行ったほうが良いというが、現地で4時間程度またせることになり無駄である。私が出発前にインターネットで調べたところ、自然公園内を#108という巡回バスが走っているはずであるので、調べてくれと言ったら、どこかに電話をして聞いてくれ、その通りということになった。
 予定通り、午前9時、タクシーで陽明山大屯自然公園へ向かった。10時少し前に、巡回バスの停留所である二子坪に着いた。まず、そこにあった案内所のスタッフに状況を訊ねてみた。やはり、まだ蝶は多くはないとのこと。どこを歩けばよいか、大体のことを聞いて歩き出す。

モンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 1.台北市街の蝶 モンシロチョウ
陽明山で撮った蝶の前に、前日(5月9日)に台北の街で撮った2枚。まず、アンバサダーホテルの傍で植えられた花に来たモンシロチョウ。これは日本にもいるモンシロチョウと同種のようだ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/200秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
ツマムラサキマダラ;クリックすると大きな写真になります 2.台北市街の蝶 ツマムラサキマダラ
同じく5月9日に台北101へ行った折、市政府付近を歩いていると、ひらひらと飛んできて、植栽に停まった。ツマムラサキマダラのようである。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 200mm ISO900 ) 露出補正 なし
イシガキチョウ;クリックすると大きな写真になります 3.イシガキチョウ
二子坪のバス停留所の案内所で、どの道を歩けば蝶が多いかを訊ねてみた。選択肢は二つあり一つは左手の大屯山車道、もうひとつは二子坪歩道とのこと。そこでまず、大屯山車道を行くことにした。この道はあとひと月もすれば、アサギマダラがうようよいるようになるらしい。その頃は、蝶を見に来る人たちも多く、この車道は車を通行止めにする。あいにくガスがかかってきた。しばらくこの車道を上ると、何か飛んできて、離れたところに止まった。60mmでは役に立たない。P90を望遠端にして撮った。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/232秒 110.4mm ISO64 ) 露出補正 なし
イシガキチョウ裏面;クリックすると大きな写真になります 4.イシガキチョウ裏面
前の写真と同じ個体。翅を立てたところを撮った。何か日本にいるイシガキチョウと違う感じがする。イシガキチョウには、高温期型と低温期型があり、これは高温期型のようだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/205秒 110.4mm ISO64 ) 露出補正 なし
タイワンモンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 5.タイワンモンシロチョウ
日本にいるモンシロチョウと比べると後翅の縁に黒い斑点があり、明らかに区別できる。個体数は非常に多かった。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
タイワンモンシロチョウ裏面;クリックすると大きな写真になります 6.タイワンモンシロチョウ裏面
翅を閉じたところ。裏面には黒い斑点がないが透けて見えるのでタイワンモンシロチョウと判る。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウラナミシジミ;クリックすると大きな写真になります 7.ウラナミシジミ -1
裏に波模様のあるシジミチョウが花に止まった。日本にはいないウラナミシジミの一種かと思い期待したが、日本にいるのと同じウラナミシジミのようだ。ただし日本で見られるのは秋で、この時期に見ることはない。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
モンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 8.モンシロチョウ
これは日本にいるモンシロチョウと同じだ。5.6.と比べてみていただきたい。ここではこの2種が混在している。個体数は、タイワンモンシロチョウのほうが多く、このモンシロチョウのほうが少なかった。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウラナミシジミ;クリックすると大きな写真になります 9.ウラナミシジミ -2
日本にいるウラナミシジミと同種であろう。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウラフチベニシジミ;クリックすると大きな写真になります 10.ウラフチベニシジミ -1
この蝶は今回撮りたかったウラフチベニシジミ。シシウドの花に止まって吸蜜していた。あいにくガスがかかってきて輝きがない。シシウドの花の白に引っ張られて金色の裏面の露出がアンダーなってしまった。この蝶は日本にいるベニシジミの仲間である。美しい蝶だが台湾では普通種らしい。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウラフチベニシジミ;クリックすると大きな写真になります 11.ウラフチベニシジミ -2
前の写真より少し金色がきれいに写しとれた。ベニシジミの仲間とはいうものの、日本で見慣れたベニシジミには無い立派な尾状突起をもっている。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
アサギマダラ;クリックすると大きな写真になります 12.アサギマダラ -1
数は少ないがアサギマダラは飛んでいた。高いところをふわふわ飛んでいるのが多かったが、やっとフジバカマに来ていたのを見つけた。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 60mm ISO640 ) 露出補正 なし
アサギマダラ;クリックすると大きな写真になります 13.アサギマダラ -2
写真12.と同じ個体である。翅を開いてくれるのを待ったが、飛んで行ってしまった。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 60mm ISO500 ) 露出補正 なし

2010年6月26日

多摩動物公園 昆虫生態園


 6月3日、多摩動物公園へ行ったときに同行の人たちに少々自由時間を頂き、昆虫生態園で写真を撮った。5~6年前にも来たことがある。
 良く整備されていて、温室の中で飛び回る蝶たちを楽しむことができる。
 温室では季節を作ることが難しい。したがってその多くは南方系の蝶になる。この日も沖縄や南西諸島に生息する蝶たちが舞っていた。
アカボシゴマダラ;クリックすると大きな写真になります 1.多摩動物園にもアカボシゴマダラが
ここは園内で昆虫生態園の外。いわば自然な環境の中の蝶である。他にはアカシジミ、テングチョウなどを見かけた。アカボシゴマダラの侵攻ぶりは凄いとしか言いようがない。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 200mm ISO560 ) 露出補正 なし
昆虫生態園入口;クリックすると大きな写真になります 2.昆虫生態園入口
昆虫生態園の入口である。磨かれた柱に敷石に埋め込まれたタイルで描かれたオオムラサキが映っている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 22mm ISO400 ) 露出補正 なし
オオゴマダラの幼虫と黄金の蛹;クリックすると大きな写真になります 3.オオゴマダラの幼虫と黄金の蛹
生態園に入る手前の飼育室では、オオゴマダラの幼虫と蛹が、成虫になって温室(生態園)に放たれるのを待っている。幼虫の大きさの割に蛹は小さく、見事な金色に輝いている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 105mm ISO3200 ) 露出補正 なし
リュウキュウアサギマダラ;クリックすると大きな写真になります 4.リュウキュウアサギマダラ
この蝶は2005年に石垣島へ行ったときに撮影している。アサギマダラに比べるとやや小型である。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
オオゴマダラ;クリックすると大きな写真になります 5.オオゴマダラ
オオゴマダラは昆虫園のシンボル的存在で、全国どこの昆虫生態園でも飼育され、温室内に放たれている。2005年に沖縄と石垣島を訪れたときにも撮影することができた。破損のない美しいこの蝶を自然の状態で見ることは少ないように思う。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/800秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
オキナワカラスアゲハ ♀;クリックすると大きな写真になります 6.オキナワカラスアゲハ ♀
今日はこの蝶に出会えてうれしかった。日本のどこにでもいるカラスアゲハの亜種なのか、あるいは別種なのか解らないが、そのカラスアゲハの♀に比べ、後翅の青と緑の輝きははるかに美しい。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/640秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ツマムラサキマダラのペア;クリックすると大きな写真になります 7.ツマムラサキマダラのペア
♂の前翅の表は紫色に輝く。日本では西表島などの南西諸島で採集さることはあるが、それは迷蝶であり、土着はしていないと言われている。主な生息地は、台湾、マレー半島、フィリピンなど。♂の裏面はグアムで撮ったマルバネルリマダラに似ている。広角側で温室の雰囲気を出そうと試みた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/400秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
カバタテハ;クリックすると大きな写真になります 8.カバタテハ
2005年5月に石垣島で撮った。この蝶も迷蝶と言われていたが最近は土着しているらしい。これらの蝶のほかにツマベニチョウやベニモンアゲハも飛んでいたので撮りたかったが、傷んでいる個体がほとんどであった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/400秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし