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2015年3月28日

石垣島・竹富島で撮った蝶 3月9日~11日 (1) 於茂登岳山麓の林道① 3月9日


 初日は10:00に石垣空港に到着し、昆虫観察のガイドさんと合流、新石垣空港から比較的近い於茂登岳山麓の林道にご案内いただいた。林道の入り口に車を停め、さっそく歩きはじめる。
 今回は、天候が悪く、特に気温が低いので、果たして蝶が現れてくれるかどうか心配だった。しかし、初日はまあまあ蝶が飛んでくれた。昼食前、3km~4kmをゆっくり歩く間に15種以上の蝶に出会えた。今回特に撮りたかったのは、コノハチョウ、ミカドアゲハ、ツマベニチョウだったが、なんと最初にシャッターを切ったのが、ミカドアゲハだった。だが、コノハチョウは2回ほど見かけたが、撮影できず、ツマベニチョウはまったく姿を観なかった。
  日が差さず、木が茂った暗いところが多く、なかなか鮮やかな発色をしてくれないのが残念だった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ミカドアゲハ
先にも記したが、最初に現れたのがこの美しいミカドアゲハだった。まず、右手に持ったHS50で撮ったが、1回シャッターを押させてくれただけでいなくなってしまった。貴重な1枚である。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/640秒 47mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 2.ウスイロコノマチョウ -1 低温期型
頑張って生き抜いてきた個体のようだ。裏面の模様がこの後で撮ったウスイロコノマチョウと比べて著しく異なる。後翅裏面の4っの黒い紋が気になるのだが。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 148mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 3.ヒメウラナミシジミ♀ -1
種が分からなかったが、ヒメウラナミシジミの♀と教えていただいた。破損している。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ヒメウラナミシジミ♂
翅を閉じて止まったヒメウラナミシジミ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ヒメウラナミシジミ♀ -2
この個体も擦れている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 122mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.リュウキュウヒメジャノメ -1
ヒメジャノメやコジャノメに似るが、より黒褐色で裏面の白い帯が白くて鮮やかである。この蝶はどこででも見られた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.リュウキュウヒメジャノメ -2
これは♀のようだが定かではない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO560 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.ウスイロコノマチョウ -2
比較的きれいな個体だった。個体によって裏面の模様は少しずつ異なるようだ。この日の天候はウスイロコノマチョウにとっては適しているのだろう。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO560 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.クロアゲハ♀ -1
少し擦れているがきれいな個体だった。八重山地方のクロアゲハは赤い紋が発達している。特にメスは鮮やかだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.クロアゲハ♀ -2
前の写真と同じ個体。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.クロアゲハ♀ -3
前の個体と同じ。もう少し裏面全面を撮りたかったのだが。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.モンシロチョウ -1
モンシロチョウは石垣島ではきわめて稀だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.モンシロチョウ -2
前の個体と同じ。センダングサにはいろいろな蝶がやってくる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/220秒 130mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 14.アサギマダラ -1
この日、多くのアサギマダラと出会った。暑くなると北へ渡っていく。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.アサギマダラ -2
開翅してくれた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 144mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 16.アサギマダラ -3
林道の様子が見て取れる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/400秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 17.アサギマダラ -4
石垣島でこんなに多くアサギマダラを撮るとは思っていなかった。10年前、5月に来たときは1頭も見なかったのに。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO900 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 18.イシガケチョウ -1
少し白トビさせてしまった。この日、イシガケチョウの個体数は少なかった。近寄って撮ることができなかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/640秒 185mm ISO1250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 19.クロセセリ
初めて見た蝶だった。羽化したてのようだ。かっては九州以南にしか生息していなかったが、分布を拡大していて、四国や、本州にも侵入しているとのこと。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/150秒 103mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 20.ネッタイアカセセリ
これも初めて見る蝶だった。見たときは種名はわからなかったが、ネッタイアカセセリと教えていただいた。八重山諸島にのみ生息する。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 107mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段


2015年2月13日

2015年 Bali島で撮った蝶(3) ウブド② 1月12日


 ウブドで2日目を迎えた。今日は遅い時間の飛行機で日本へ帰る。それまでの間、ホテルで過ごせるようにチェック・アウトの時間を午後6時にしてくれている。それまでの間、私以外の3人は、この日もウブドの街へ出かけるという。私は、ひとりホテルに残って、ホテルの敷地内で蝶の写真を撮りながら過ごすことにした。

 9時半ごろから行動を開始する。ウブドの街へ行く3人を玄関で見送った後、ゆっくりと、くまなく、ホテルの敷地内を歩く。一番のポイントは、ホテルの敷地の北側の縁沿いにある路だ。そこをのんびりと行ったり来たりし、疲れたら、石段に腰を掛けて休む。

 12時半くらいまで撮っていたが、現れる蝶も変わり映えがしないので、あとはコテージに戻ってシャワーを浴び、ビールを飲んで一休み。3人が帰るのを待った。

  今回のバリ島での蝶の撮影はこれで終わりにした。今回は残念ながら大型のアゲハチョウを撮ることができなかった。見かけたのも、シロオビアゲハ、コモンタイマイくらいだ。カザリシロチョウやツマベニチョウにも会えなかった。バリ島は6月くらいが最も良い気候というが、次回に来る機会があれば、そんな時に来てみたいと思う。

;クリックすると大きな写真になります。 35.ネッタイアカセセリの仲間? -1
陽当たりのよい明るい道端に咲く黄色い花に、ネッタイアカセセリ、あるいはキマダラセセリに似た蝶がいた。一昨日、ジンバランで見たのと同じ種なのか、違う種なのかもわからない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 36.ネッタイアカセセリの仲間? -2
前の写真と同じ種と思う。雌雄での差もあるので何とも言えないが、前翅のオレンジ色の部分が、ジンバランで撮ったのと比べると少ないようで、別の種のように思える。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 37.ネッタイアカセセリの仲間? -3
同じく、翅を閉じて裏面を見せてくれた。キマダラセセリに似ている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 38.タテハモドキ -1
前の日はKamandale Ubud の敷地外で撮ったが、破損個体が多かった。この日はホテル敷地内の北側のゲートに近い側で多く見たタテハモドキは比較的きれいな個体が多かった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 39.タテハモドキ -2
黄色い花に良く訪れる。とてもきれいな個体だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 40.タテハモドキ -3
きれいな個体を選んで撮れるほど、数は多かった。日本でも九州南部以南に生息している。日本での発生は7月、8月ごろだ。かっては日本には生息していなかったが、温暖化のためか分布が北上している。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 41.シロオビヒカゲ
北側の明るい場所を離れて、南の方へ下ってきた所にあるコテージの周囲を歩いてみる。南東側はペタヌ川が流れる谷になっている。その谷の方から、吹き上げられるように、この蝶が飛んできた。初めて見る蝶だった。フィールドガイド「日本のチョウ」によると、このシロオビヒカゲは、日本では、もともとは西表島だけで知られていた蝶だったが、1969年に石垣島で記録され、その後定着したという。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 42.イワサキコノハ -1
今回、Bali島で撮影できたもっとも大きな蝶だ。その時は名前はわからなかったが、コノハチョウの仲間だなということは見当がついた。このイワサキコノハは八重山でも記録されているが、迷蝶である。パタパタと時々開翅するときにシャッターを切るが、タイミングを合わせるのが難しかった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 43.イワサキコノハ -2
近づくと飛び立つが、遠くへ行かないで、また、戻ってくる。近くの石垣に止まったが、コノハチョウののようにさかさまに止まる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 44.イワサキコノハ -3
石畳に止まるので、上から撮ってはさまにならない。HS50に持ち替えて、ローアングルで狙った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/240秒 21mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
150213_045.jpg 45.イワサキコノハ -4
裏面の銀色の紋が印象に残る。-1からー4まですべて同じ個体であるが、この右向きの写真が一番傷が目立たない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/450秒 21mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 46.イワサキタテハモドキ 裏面 -1
昨日も同じところで撮った。この蝶は明るいところより、少し薄暗いところの方が好きなようだ。羽化したてのきれいな個体だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO1000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 47.イワサキタテハモドキ 裏面 -2
この蝶も迷蝶である。ただ、最近、2011年に石垣島と、西表島で一時的に発生したと伝えられている。イワサキタテハモドキ、あるいはイワサキコノハの「イワサキ」は石垣島気象台長であったの岩崎卓爾氏に因んで付けられた和名である。前の写真とともに裏面の模様のディテールが写し取れたと思う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/160秒 8mm ISO120 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 48.ヒメシルビアシジミ -1
ヤマトシジミかと思ったが、後翅裏面前縁部に並ぶ黒い小さな点の間隔が異なる。定かではないが、昨日も撮ったヒメシルビアシジミのようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 49.ヒメシルビアシジミ -2
これもヒメシルビアシジミと思う。午後になって、黄色い花で吸蜜している姿を見るようになった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 50.イチモンジセセリの仲間
イチモンジセセリのようなセセリチョウも飛んでいた。普段、横浜近郊で見ているイチモンジセセリより、前翅の角が丸みをおびている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 51.カバマダラ -1 ♂
日の当たるところに咲く小さな花にはカバマダラも吸蜜にくる。一昨年、新横浜公園で撮ったカバマダラに比べ、やや小型で裏面の色が灰色がかっているように思える。日本での分布は徐々に北上していて、近年では九州南部でも定着しつつあるという。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 52.カバマダラ -2 ♂
なかなか開翅を撮らせてくれない。これも♂のようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/240秒 21mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 53.カバマダラ -3 ♂
後翅裏面の色が灰色がかっているのが著しい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/240秒 21mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 54.カバマダラ -4 ♂
やっと正面で開翅してくれた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 55.同定できないシジミチョウ
日本では見たことない小さなシジミチョウだった。裏面にはウラナミシジミのような模様があったが同定できなかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 96mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 56.ウスイロコノマチョウ
小さなスコールがあったので雨宿りしていたら、谷の方から飛来して、屋根の藁に止まった。光が逆になり撮りにくい。+補正した。日本でも南の方(九州以南)に生息し、夏型と秋型があるが、この写真のウスイロコノマチョウは日本産の夏型と同じように眼状紋が顕著である。良く似たクロコノマチョウは、舞岡公園や裏高尾でで会ったことがある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/120秒 89mm ISO400 ) 露出補正 +0.3段


2012年2月18日

2012年 グアム・ゴルフ・ツアー その2 マンギラオ 2月7日~8日


 3日目の2月7日、今回2回目のゴルフを Mangilao Golf Club で行う。前日のタロフォフォに比べて、海越えのショート・ホールに代表される変化に富んだコースである。全員、昨日より成績が悪かった。しかし、そのコースは美しい。とくにイン・コースの海沿いの景観はすばらしい。
 蝶はマルバネルリマダラは多かったが、今年もあまり良い写真は撮れなかった。昨年いなかったクロマダラソテツシジミに出会えたのが良かった。
  毎回夕食を何処で何を食べようかとみなで相談するのだが、これも楽しみの一つである。着いた日はグアムの中心地であるタモンにある「トニー・ローマ」へタクシーで出掛けて、 スペア・リブとオニオン・リングを食べた。昨夜はホテル内にある「嵯峨野」でしゃぶしゃぶ食べ放題、そして3日目の夜は、タモンの先、恋人岬の手前にあるホテル日航の「桃李」で中華にした。
  翌、最終日の午前中は、ホテルから無料タクシーに乗って、DFSで買い物をし、再びホテルに戻り、午後1時にチェックアウト、ホテルの車で空港に向かった。成田空港に預けてあった友人の車で自宅まで送ってもらったが、お陰さまでとても楽をさせていただいた。

13.マンギラオ・ゴルフ・クラブ 12番海越えショート・ホール
マンギラオの名物ホールである。これはひとつ前の11番ホールのティー・グラウンド付近から眺めたグリーン。12番ホールのティー・グラウンドは、やや打ちおろしで右ドッグレッグの11番ミドル・ホールを終えた先にある。男性は164ヤード、女性は92ヤードだ。この日は男女合わせて9人のうち一人だけ、見事ワン・オンした。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マンギラオ・ゴルフ・クラブ 12番海越えショート・ホール;クリックすると大きな写真になります
14.ネッタイアカセセリの仲間
ティー・グラウンド近くの芝生の上を飛び回っていた。一瞬、小さな木の葉上に止まり、開翅してくれた。キマダラセセリなどのアカセセリ亜科の蝶と思うが、斑紋は石垣島などにいるネッタイアカセセリに近い。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ネッタイアカセセリの仲間;クリックすると大きな写真になります
15.マルバネルリマダラ 羽化不全の個体
センダングサで吸蜜しているマルバネルリマダラの様子が何か変なので近づいてみた。左側の前翅と後翅が重なるあたりが折れて白くなっている。羽化不全と言うよりも蛹の時に何か問題があったのかもしれない。斑紋異常ではなさそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/500秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マルバネルリマダラ 羽化不全の個体;クリックすると大きな写真になります
16.プルメリアの木
ところどころでコースは白い花を付けたプルメリアの木でセパレートされている。この花には蝶は来ない。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F11 1/500秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
プルメリアの木;クリックすると大きな写真になります
17.プルメリアの花
はっきりした5弁の白い花がとてもきれいなプルメリアはグアムの真っ青な空によく似合う。熱帯アメリカ地方原産の、夾竹桃(きょうちくとう)科の花で、レイ(首飾り)やコサージュに使われるとのこと。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/640秒 26mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
プルメリアの花;クリックすると大きな写真になります
18.マルバネルリマダラ
アウトコースのラウンドを終え、スルーでインコースの10番へ向かう。カート道は海に向かって下がっていくが、その途中にテイキンザクラが咲いているところがあり、その深紅の花に今年もマルバネルリマダラが集まっていた。18番ホールを終えると、同じ道をクラブハウスへ戻る。その時に、パートナーに少しの間、カートを停めて待っていてもらって撮った。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F5 1/320秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マルバネルリマダラ;クリックすると大きな写真になります
19.マルバネルリマダラ 開翅
今年はこのマルバネルリマダラの開翅のきれいな写真が撮りたくて、ラウンド中にD5000を携行した。しかし、なかなかきれいな個体に出会えなかったし、光がいまいちで瑠璃色の輝きがうまく撮れなかった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F5 1/400秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マルバネルリマダラ 開翅;クリックすると大きな写真になります
20.マルバネルリマダラ 裏面
ややきれいな個体だったので、翅を開いてくれないかと待ったが、だめだった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F5 1/400秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マルバネルリマダラ 裏面;クリックすると大きな写真になります
21.クロマダラソテツシジミ ♂
昼食を終え、ホテルへ帰るバスを待つ間、何か蝶はいないかとクラブハウスの裏側を探した。ちらちらと飛ぶブルーがいたので、ウラナミシジミかクロマダラソテツシジミかと思ったが、幸いにも後者だった。昨年は会うことができなかった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F8 1/1000秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
クロマダラソテツシジミ ♂;クリックすると大きな写真になります
22.クロマダラソテツシジミ 半開翅
前の写真と同じ個体である。ちょっとだけ翅を開いてくれた。2009年頃より、秋に東京、千葉、神奈川の海岸沿いのソテツで本種が発生して話題になった。昨年は三浦半島や、湘南で多くみられたようだ。しかし、そこでは越冬はできず、世代を継ぐことはできないと思われる。今年の秋も、また何処からかやってきて、ソテツに卵を産み、成虫が育つのだろうか。今年の秋は、探しに行って見ようと思う。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
クロマダラソテツシジミ 半開翅;クリックすると大きな写真になります
23.ひょっこりひょうたん島
午後の日差しが降り注ぐアガニャ湾。真ん中に見える島はアルバット島といって、「ひょっこりひょうたん島」のモデルと言われる。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F25 1/2000秒 40mm ISO400 ) 露出補正 -2.0段 トリミング
ひょっこりひょうたん島;クリックすると大きな写真になります
24.タモン湾の残照
2月7日の夕食は中華にしようということで、昨年も食べた日航ホテル16階にある「桃李」へ行った。窓から眺めるタモン湾の残照がきれいだった。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
タモン湾の残照;クリックすると大きな写真になります
25.朝のアガニャ湾
2月8日、最後の朝となった。現地時間で午前8時半、午前中の柔らかな光に海に色が冴える。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.8 1/400秒 17.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
朝のアガニャ湾;クリックすると大きな写真になります
26.朝のビーチ
9時半になった。まだ、人が出て来ていないビーチは静かだ。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 4.8mm ISOオート ) 露出補正 なし
朝のビーチ;クリックすると大きな写真になります
27.旧日本軍の砲 20cm Costal Defence Guns
太平洋戦争の初期、1941年にはグアムには日本軍の予想した兵力の半数の米軍もおらず、日本軍は上陸からたった1日でグアムを占領することができたという。しかし、1944年7月21日には米軍が上陸し、日本軍は撤退する。50年間放置され、腐食していた日本軍の20cm曲射砲が発見されて、オンワード・ビーチ・リゾートのプールの傍らに置かれていた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/125秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
旧日本軍の砲;クリックすると大きな写真になります


(追記:2012/7/26)
14.のセセリチョウの写真について
skipperfreakさん( ハワイ・ビショップ博物館リサーチアソシエート Ph.D )という先生から 「セセリはHylephila phylaeusです。これはハワイではなく、間違いなくグアムでしょうか。他の蝶はハワイにいないものばかりです。実はこれ新記録かもしれません。グアム大学の友人に確認中です。」
というコメントをいただいて、その後メールで間違いなくグァムのマンギラオというゴルフ場で撮影したことをお伝えしたところ、コメントにある通り、このセセリチョウ(コヒゲセセリ)はグァムでは初めての記録に違いないとのことだった。
 skipperfreakさんからお申し出をいただき、skipperfreakさんが「昆虫と自然」という専門誌の8月号でミクロネシアの昆虫の特集を担当されるので、その専門誌にskipperfreakさんと連名で報告していただくことになった。また、私がグァムで撮った蝶の写真を何点か提供したところ、その中から表紙と口絵のカラーページに数点の写真をご使用いただいた。
 Studio YAMAKOの写真が、専門に研究されている先生の目に止まり、専門誌にご報告いただけたということは、大変光栄なことである。

昆虫と自然 2012年 08月号 [雑誌]

ニュー・サイエンス社 (2012-07-23)