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2023年7月24日

猛暑の箱根湿性花園 ① 2023年7月18日 神奈川県箱根町仙石原

例年、箱根湿性花園へはミドリシジミの発生時期に合わせて、7月20日前後に行っていた。ところがここ数年、そのタイミングが合わなくなってきていた。少し発生が早くなってきているのだと思い、今年は7月第2週に行こうと予定していたが、その週は予定が重なり、ラストチャンスの14日も雨の予報になってしまった。そのあとは3連休になり、混雑が煩わしい。結局、18日に行ってきた。
 天気は良かったのだが、猛暑だった。その日、横浜は37.3℃を記録している。
 朝8時には湿性花園に到着していた。じっと待っていても仕方ないので、近所を歩いてみるが、それだけで汗ビッショリになってしまった。おそらく30℃はすでに超えていたと思う。工事の資材置き場を歩くキジを見ているうちに湿性花園が開いた。
 ノリウツギの花はまだ少し残っていた。リョウブの花も咲いていた。チョウが来ていないかと目を凝らして見ながら歩いたが、チョウの姿はなかった。
 記述については、箱根湿性花園のパンフレットや、いつも通り、wikipediaを参照させていただいた。

000_230718016 X700 〇猛暑の湿性花園 キジ RX10M4.jpg
キジのお散歩 2023年7月18日 神奈川県箱根町仙石原

001_230718003 X900 猛暑の湿性花園 開門前 RX10M4.jpg 1.開園前の箱根湿性花園
自宅から車で2時間弱、朝8時に箱根湿性花園の駐車場に着いた。開くのは午前9時である。箱根といえども既に暑い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 100mm ISO3200 ) 露出補正 なし
002_230718002 X900 猛暑の湿性花園 ホンアジサイ RX10M4.jpg 2.ホンアジサイの品種
駐車場の前にある「湿性茶屋」という蕎麦屋の前に、わたくしとしては初めて見るアジサイの品種が咲いていた。「Picture This」で検索するもホンアジサイとしか出てこない。インターネットでホンアジサイの画像を丹念に検索してみたところ、「ダンスパーティー」という品種によく似ていた。「ダンスパーティー」は1994年頃に静岡県にある加茂花菖蒲園で作出され、近年鉢物のギフトが数多く流通するようになって一気にブレイクし、以来不動の人気を誇るアジサイだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 19mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_230718133 X900 箱根湿性花園外 ベニバナユウゲショウ Z50 Z105mc.jpg 3.ユウゲショウ(夕化粧)
湿性花園の辺りを当てもなく、開園までの時間つぶしに歩いてみる。まだ、8時半前なのに汗が噴き出してくる。この花はアカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)といわれることもある。5月から9月にかけて、茎上部の葉の脇から薄紅色で直径1~1.5cmの花をつける。可憐な花だ。和名の由来は、午後遅くに開花して、艶っぽい花色を持つことからとされるが、実際には昼間でも開花した花が見られる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f.0 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
004_230718134 X900 箱根湿性花園外 ヒメオウギズイセン Z50 Z105mc.jpg 4.ヒメオウギズイセン(姫檜扇水仙)
ヒメヒオウギズイセンは、園芸ではクロコスミア、または旧学名のモントブレチアの名前でも呼ばれることもあるそうだ。花茎から穂状花序を分枝し、各々にオレンジ色の花を付ける。全世界で野生化していて、佐賀県では移入規制種の指定を受けており、栽培が条例で禁止されているそうだ。(wikipedia参照)

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f9 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
005_230718007 X900 猛暑の湿性花園 マドンアリリー蕾 RX10M4.jpg 5.マドンナリリーの蕾
「Picture This」 で検索するとマドンナリリーと結果が出たが・・・。wikipediaで調べてみると、種としてのユリは「北半球のアジアを中心にヨーロッパ、北アメリカなどの亜熱帯から温帯、亜寒帯にかけて広く分布しており、原種は100種以上、品種は約130品種(アジア71種、北アメリカ37種、ヨーロッパ12種、ユーラシア大陸10種)を数える。日本には15種があり7種は日本特産種だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.4 1/1250秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
006_230718024 X900 〇猛暑の湿性花園 キジ RX10M4.jpg 6.キジ♂
以前にも湿性花園が仙石原湿原と接するあたりでキジを見たことがあった。キジは日本鳥学会が選定した国鳥であるとともに、国内の多くの自治体でも「市町村の鳥」に指定されている。wikipediaによれば、「日本には、東北地方に生息するキタキジ、本州・四国の大部分に生息するトウカイキジ、紀伊半島などに局地的に生息するシマキジ、九州に生息するキュウシュウキジの4亜種が自然分布していた。ユーラシア大陸が原産地であるコウライキジが、もともとキジが生息していなかった北海道、対馬、南西諸島などに狩猟目的で放鳥され、野生化している。」

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
007_230718026 X900 猛暑の湿性花園 RX10M4.jpg 7.レブンソウ(礼文草)
午前9時、箱根湿性花園の門が開いた。高山や北海道など寒冷地に見られる花が植えられているところに行く。北海道礼文島の固有種のレブンソウが咲いていた。礼文島の桃岩展望台や桃岩歩道などで見られるそうだ。絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト)である。礼文島へは4年ほど前にツアーを申し込んでいたが、催行されず行けなかった。

SONY Cyber-shot RX10Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 168mm ISO320 ) 露出補正 なし
008_230718140 X900 箱根湿性花園 ソラマメ科 Z50 Z105mc.jpg 8.モンキチョウ♀ 産卵行動
モンキチョウが産卵していた。種名は解らなかったがマメ科の植物の細い枝に産み付けようとしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f9 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
009_230718145 X900 箱根湿性花園 ノムラツツジ Z50 Z105mc.jpg 9.鮮やかな紅葉 ノムラモミジ(野村紅葉)
イロハモミジは淡い緑の新芽から夏の濃い緑、そして秋には真っ赤な紅葉へと、季節によって色の変化を楽しめるのが魅力である。 一方、ノムラモミジの葉はずっと赤いままだ。wikipediaによれば、日本は世界有数の多品種のカエデが見られる国で自生種は27種が存在する(園芸種は120種以上)。日本のカエデとして代表されるのはイロハモミジである。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
010_230718076 X900 猛暑の湿性花園 コウホネ RX10M4.jpg 10.コウホネが咲く池
仙石原湿原植生復元区の近くの池にはコウホネの黄色い花が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_230718032tm X900 猛暑の湿性花園 コウホネ RX10M4.jpg 11.コウホネ(河骨) -1
wikipediaによれば、コウホネはスイレン科コウホネ属に属する水草の1種である。底泥中を横に這う地下茎から葉を伸ばし、ふつう水面より上に葉を立ち上げるが 、水面に浮かべる浮水葉をつけることもある。また水中の沈水葉は細長い。夏になると、長い花柄の先に直径3~5cmほどの黄色い花を咲かせる。日本固有種ともされ、北海道から九州の浅い池や沼に生育する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
012_230718147tm X900 〇箱根湿性花園 コウホネ Z50 Z105mc.jpg 12.コウホネ -2
コウホネ (河骨)の名の由来は、底泥中を這う白い地下茎が骨のように見えるためとされることが多い。この地下茎を乾燥させたものは川骨(せんこつ)とよばれ、生薬とされる。日の当たる黄色い花は露出をマイナス補正して撮影した。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f11 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
013_230718044 X900 ◎猛暑の湿性花園 コウホネ RX10M4.jpg 13.コウホネ -3
コウホネの花は、長い花柄 (直径 3〜6mm) が地下茎から生じて水上へ伸び、その先端に直径 3~5cm で上向きに咲く黄色いカップ状の花を1個つける。数日開花し、雌しべが成熟した後に雄しべが成熟する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO125 ) 露出補正 -1.0段
014_230718036 X900 △猛暑の湿性花園 RX10M4.jpg 14.ハグロトンボ
池が「ポコッ」と音がして、池の水面に丸く水紋ができた。魚がいるのだ。コウホネの葉に止まっていたハグロトンボが驚いて飛んだ。露出補正を元に戻す間がなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 36mm ISO1250 ) 露出補正 -1.0段
015_230718057 X900 猛暑の湿性花園 アサザ RX10M4.jpg 15.アサザ(浅沙、阿佐佐)
その隣の池にはアサザが咲いていた。こちらはミツガシワ科アサザ属の多年草。同じような黄色い花が咲く水草だが、5枚ある花弁の周辺には細かい裂け目が多数ある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
016_230718048 X900 猛暑の湿性花園 ヤマユリ RX10M4.jpg 16.ヤマユリ(山百合)
平地にも咲く、特に珍しいユリではないが、wikipediaにある「山地に生える日本特産のユリで、夏に咲く花は大型で白く、山中でもよく目立ち、強い芳香を放つ。」という通りに咲いていた。モンキアゲハなどが吸蜜に来る。オレンジ色の花粉を裏面にいっぱい付けたキアゲハもよく見かける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 65mm ISO400 ) 露出補正 なし
017_230718050 X900 猛暑の湿性花園 ナガバミズアオイ RX10M4.jpg 17.ナガバミズアオイ(長葉水葵)
少し休んで水分を補給しようと思い、休憩所に腰を下ろした。休憩所の前の池にはナガバミズアオイが咲いていた。この花にもチョウはよく来るのだが、今日はその姿がない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
018_230718053 X900 猛暑の湿性花園 コバギボウシRX10M4.jpg 18.コバギボウシ(小葉擬宝珠) -1
蕾の状態では、どんな花か分かり難かったが、「Picture This」はコバノギボウシと同定した。先日、舞岡公園で見たオオバギボウシは白い花だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 44mm ISO250 ) 露出補正 なし
019_230718069 X900 猛暑の湿性花園 コバギボウシ RX10M4.jpg 19.コバギボウシ(小葉擬宝珠) -2
コバギボウシはオオバギボウシに比べると全体的に小さく、花茎の高さは30~50cmである。日当たりの良い湿った草原や湿原に自生する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.4 1/1250秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
020 230718153 X900 箱根湿性花園 フシグロセンノウ Z50 Z105mc.jpg 20.フシグロセンノウ(節黒仙翁)
ナデシコ科(センノウ属)の花だそうだ。和名の由来のように茎の節が黒褐色になり、茎の上部は分枝し、まばらな軟毛がある。森林の伐採や園芸採取などによる減少が危惧されているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/800秒 105mm ISO1400 ) 露出補正 なし
021_230718155 X900 〇箱根湿性花園 エゾカワラナデシコ Z50 Z105mc.jpg 21.エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)
エゾカワラナデシコはカワラナデシコの基準変種で、花がやや大きく、色が鮮やかな傾向がある程度で遠目にはカワラナデシコとの識別は難しいという。カワラナデシコには3〜4対ある苞が、2対しかないのがエゾカワラナデシコの特徴という。wikipediaによれば、カワラナデシコ は苞が 3〜4対あり、がく片が 3〜4cmと長いところが本種とは異なるというが、意識して見ないと解らない。私には区別するのが難しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
022_230718157 X900 箱根湿性花園 ハマナス Z50 Z105mc.jpg 22.ハマナス(浜茄子)の実 -1
ハマナスは、バラ科バラ属の落葉低木である。枝先に1~3個ほど紅紫色の5弁花を咲かせ、強く甘い芳香がある。花は昨年、北海道の「ファーム富田」へ行ったときに咲いているのを見た。花が咲いた後、果実(偽果)が結実する。果実の中には、種子が多く含まれているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f9 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
023_230718156 X900 箱根湿性花園 ハマナス Z50 Z105mc.jpg 23.ハマナス(浜茄子)の実 -2
果期は8~10月というが、すでに真っ赤に育った実も付いていた。wikipediaでは、和名ハマナスの語源は、浜(海岸の砂地)に生え、熟した果実が甘酸っぱいので、ナシに例えて「ハマナシ(浜梨)」という名が付けられ、それが転訛したと武田久吉博士が唱え、後に牧野富太郎博士が唱えた同様の説が通説になっていると。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正

2020年8月 1日

梅雨明けやらぬ 箱根湿性花園(2) 7月22日

チョウが好むヌマトラノオやカセンソウが咲く仙石原湿性植生復元区との境の辺りを行ったり来たりしながら1時間ほど撮影を楽しんだ。 青空は見えるが湿度も高く、汗びっしょりになってしまった。熱中症も心配なので、何か冷たい飲み物でもと思い、いったん、入り口付近へ戻り、喫茶室のある建物の中に入る。アイス・ティーが生き返らせてくれた。

24_200722164 X800 RX10M4.jpg 24.ウラナミシジミ -1
青く輝くシジミチョウが飛び立った。ルリシジミかツバメシジミかなと思ったが、形が大きい。再び止まったところを見るとウラナミシジミのようだ。このチョウは発生を繰り返しながら分布を北に拡大するというが、この時期には少なく、秋になるとよく見られるようになる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
25_200722167 X800 RX10M4.jpg 25.ウラナミシジミ -2
翅を閉じて裏面を見せてくれた。舞岡公園などにも生息するが、7月に本種を見たことはほとんど記憶がない。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
26_200722173 X800 RX10M4.jpg 26.キタキチョウ
従来のキチョウがミナミキチョウ(南西諸島に分布)とキタキチョウ(本州~南西諸島に分布)の2種に 分けられて久しい。どこででも見られるチョウと言っても過言ではない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
27_200722185 X800 RX10M4.jpg 27.オオウラギンスジヒョウモン♀ -1
オオウラギンスジヒョウモンの♀は♂に比べ色が濃く黒っぽいので、翔んでいても見分けられる。♀はまだ、発生初期のようで擦れていないきれいな個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 94mm ISO100 ) 露出補正 なし
28_200722191 X800 RX10M4.jpg 28.オオウラギンスジヒョウモン♀ -2
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO100 ) 露出補正 なし
29_200722194 X800 RX10M4.jpg 29.オオウラギンスジヒョウモン♀ -3
ヌマトラノオの花を、花から花へと移りながら吸蜜する。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 136mm ISO100 ) 露出補正 なし
30_200722198 X800 RX10M4.jpg 30.アカタテハとキタテハ
仙石原湿性植生復元区のカセンソウで吸蜜する。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO100 ) 露出補正 なし
31_200722201 X800 RX10M4.jpg 31.コウホネ
11時40分、汗びっしょりになってしまった。気温も上がり、湿度も高く、熱中症に気を付けなくてはいけないと思い、少し休もうと、入り口付近の建物へ向かう。途中、低層湿原をモデルにした池にコウホネ(河骨スイレン科)が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
32_200722208 X800 RX10M4.jpg 32、カライトソウ
高山の花畑をモデルにした花畑にはカライトソウ(唐糸草、バラ科バラ亜科ワレモコウ属)が咲いていた。wikipediaによれば、カライトソウは日本の固有種で、本州中部地方の日本海側(飛騨山脈北部、白山から滋賀県の三国山などにかけて)に分布する。「花の百名山」(田中澄江著)で、飛騨山脈の爺ヶ岳を代表する花の一つとして紹介された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO160 ) 露出補正 なし
33_200722209 X800 RX10M4.jpg 33.ハマナス
ハマナス(浜梨 バラ科)の花期は初夏から夏で赤い花(稀に白もある)を咲かせる。これは果実( 偽果)で、中に( そう果  )がある。果実(偽果)は扁球形、径は2 - 3cmの大きさだ。wikipediaによれば、ハマナスは日本では北海道に多く(そういえば歌にあった)、太平洋側は茨城県、日本海側は鳥取県を南限として浜辺に分布する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO125 ) 露出補正 なし
34_200722212 X800 RX10M4.jpg 34.コハマナス
隣にコハマナスがあった。コハマナスはハマナスとノイバラの交雑種だそうだ。花は終わってしまっているようで見られないが、ハマナスより小さく、径3-4cmの淡いピンクの5弁花という。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
35_200722213 X800 RX10M4.jpg 35.ヘメロカリス
ヘメロカリスはニッコウキスゲの仲間だ。日本ではニッコウキスゲ、ノカンゾウ、ヤブカンゾウ、ユウスゲなどが、この仲間の野性種として知られている。一般にヘメロカリスというと、品種改良した園芸品種をさす。ヘメロカリスとは、ギリシャ語で「一日の美」の意味で、その名の通り、ひとつの花は朝開いて夕方から夜には萎んでしまう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 50mm ISO500 ) 露出補正 なし
36_200722224 X800 RX10M4.jpg 36.コキマダラセセリとナガバミズアオイ
(8/27訂正)ナガバミズアオイの花が咲く湿地でセセリチョウが飛び交っていた。これはコキマダラセセリで、ナガバミズアオイの花の影から覗き見るような姿が可憐だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO100 ) 露出補正 なし
37_200722231 X800 RX10M4.jpg 37.イチモンジセセリとナガバミズアオイ
(8/27訂正)こちらはイチモンジセセリ。ホソバセセリはいないかと目を凝らしたが、見つけられなかった。ナガバミズアオイ(長葉水葵)は、日当たりのよい水湿地を好む。花期は6月~10月と長い。北アメリカ東部の原産で、池沼の浅瀬に生育する。日本では、鑑賞用に水辺や水鉢で栽培されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし
38_200722235 X800 RX10M4.jpg 38.ヤマユリ
ヤマユリを見る機会は少なくないが、これは大きな、立派な花だった。手入れが良いのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 30mm ISO800 ) 露出補正 なし
39_200722238 X800 RX10M4.jpg 39.スジグロシロチョウ
チョウの多い湿性花園の中で、遠慮したように目立たなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO400 ) 露出補正 なし
40_200722244 X800 RX10M4.jpg 40.オオウラギンスジヒョウモン -10
オオウラギンスジヒョウモンは箱根湿性花園のほぼ全域で見ることが出来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
41_200722253 X800 RX10M4.jpg 41.オオウラギンスジヒョウモン -11
前の写真と同じ個体。花から花へと元気に翔びまわる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO100 ) 露出補正 なし


2016年7月28日

箱根湿生花園に咲く花々 7月19日

入園の際にいただいたパンフレットには、箱根湿生花園は、湿原をはじめとした川や湖沼などの水湿地に生育している植物を中心とした植物園であり、園内には低地から高地まで日本の各地に点在している湿地帯の植物200種のほか、草原や林、高山植物1.100種が集められ、その他珍しい外国の山草も含め約1,700種の植物が四季折々に花を咲かせているとある。
 この日は先に記したように蝶が少なかったので、花の写真を撮りながら歩いた。もちろん、撮った花のすべては網羅できないが、花の名前を添えて載せてみる。花の写真の撮り方の基本を知らないので、種が分かりにくいこともあると思うがお許しいただきたい。

18.箱根湿生花園を歩く
箱根湿生花園は箱根町仙石原にあって、「狭い」か「広い」かは人により感じ方が異なるが、広さはおおよそ17ヘクタールという。普通の足でゆっくり園内を一周するのに、40分ほどかかる。湿原が復元されている園内には木道が敷かれていて歩きやすい。もちろんその木道以外のところへ立ち入ることはできない。12月には閉園され、翌春の3月20日の開園日までは冬季休園となる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4 1/160秒 10mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
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19.マツムシソウ 松虫草
信州の高原でよく見かけるマツムシソウが咲いていた。信州の池の平湿原でマツムシソウにベニヒカゲが群がるのは8月に入ってからだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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20.ハクサンフウロ 白山風露
この花も夏の高原で多く咲いている可憐な花だ。花の写真の撮り方の基本を知らないが、構図とどこにピントを合わせるかということは、何の写真を撮るにも共通のことだろう。もう一つ大事なのは「光線」だ。この写真のように日の光をいっぱいに受けている花を撮るのは難しい。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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21.オオバギボウシ 大葉擬宝珠
ギボウシとは、蕾の形が日本の橋の欄干にある擬宝珠の形に似ていることによる。オオバギボウシの若葉はウルイと呼ばれ、山菜として賞味されるという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/1600秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
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22.サワラン 沢蘭
湿原や湿った草原に生える多年草だ。オレンジ色が目を引く。手ぶれしてしまったのかピントが甘くなっているが、サワランを撮ったのはこのショットしかなく御容赦。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.5 1/125秒 48mm ISO250 ) ​ 露出補正 なし
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23.ヤマユリ 山百合
立派な花だ。カラスアゲハなど大形の黒いアゲハが頭を突っ込むようにして、このヤマユリの蜜を吸って、その黒い翅にオレンジ色の花粉を付けているのをしばしば見ることがある。 

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 64mm ISO140 ) ​ 露出補正 なし
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24.クガイソウ 九蓋草、九階草
この花は同定に迷った。ルリトラノオとよく似ているが、房にある小さな花の形がクガイソウのようだ。同定できない花を「この花の名は?掲示板」に投稿して教えていただくことがあるが、その際、しばしば、「葉が写っていないので確認できない」また、「茎の立ち上がりが見たい」などのご指摘を受けることがある。同定のための写真と、一般的な花の写真とは違うと思うが、同定の際には必要なポイントだ。クガイソウとルリトラノオも葉の付き方をはっきり撮っておけば後で同定しやすかったと思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.5 1/400秒 14mm ISO100 ) ​ 露出補正 なし
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25.リアトリス 和名はキリンギク 麒麟菊
原産地は北米で日本には大正時代に渡来したそうだ。入園口近くの「外国の山荘と園芸種」というコーナーに植えられていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.5 1/400秒 14mm ISO100 ) ​ 露出補正 なし
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26.タチギボウシ 立擬宝珠
前掲のオオバギボウシとよく似るが、背丈が低い。さらに小さいコバギボウシというのもある。暗いところで咲いていたのでP610のフラッシュを使った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) ​ 露出補正 なし
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27.コオニユリ 小鬼百合 -1
山地の少し湿った場所に生える多年草とのことで、昨年、湯の丸高原へ行った時には、コオニユリに来たミヤマシロチョウを撮影できた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/1000秒 4mm ISO100 ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.コオニユリ 小鬼百合 -2
コオホネやヒツジグサの咲く池のほとりにコオニユリが咲いていた。気に入ったショットだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.8 1/125秒 19mm ISO100 ) ​ 露出補正 なし
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29.エゾミソハギ 禊萩
近縁のミソハギより大型で、葉の基部が茎を抱き、毛が多いという。この写真では同定の役に立たないが、そばに種名の札が立っていたの確認できた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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30.ノカンソウ 野萱草
ニッコウキスゲの仲間。よく似たヤマカンゾウは舞岡公園でも見られる。ヤマカンゾウの花が八重なのに比べ、このノカンゾウは一重だ。カンゾウ(萱草)の意味はこの美しい花を見ていると物も忘れると言う故事からの漢名で、忘れ草とも言うとのこと。

  Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/800秒 4mm ISO100 ) ​ 露出補正 -0.3段 
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31.キキョウ 桔梗 -1
日当たりのよい草原に見られるが、国内ではそのような場所が激減したため絶滅危惧種になっているそうだ。キキョウは舞岡公園で見かける。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/160秒 4mm ISO100 ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
32.キキョウ 桔梗 -2
湿原植生復元区にすっきりと伸びた一本が爽快な花を咲かせていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 64mm ISO125 ) ​ 露出補正 -0.3段
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33.ミヤマアズマギク 深山東菊 
中部地方以北の高山帯の乾いた礫地や草地に生える高山植物でアズマギクの亜種とのこと。コマクサやクロユリなどの日本の代表的な高山植物が集められているところに生えていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/800秒 4mm ISO125 ) ​ 露出補正 -0.3段
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34.シャジクソウ -1 車軸草
シャジクソウとは、葉が車輪の軸のように付くからで、夏の高原を彩る代表植物の一つという。マメ科のシロツメクサなどの仲間で英語ではクローバーと総称されるとのこと。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/125秒 4mm ISO125 ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
35.シャジクソウ -6 車軸草
90mmマクロで撮る。ピントの合わせどころが難しい。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/4000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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36.ハマナス 浜茄子
「知床旅情」の歌詞で聞くがどんな花なのか、よく知らなかった。みずみずしい美しい花が咲いていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
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37.ハマナスの実
こんな実がなることも知らなかった。根は染料などに、花はお茶などに、果実はローズヒップとして食用になるそうだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
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38.ホザキシモツケ 穂咲下野
涼しい気候の温地帯に生育するそうだ。円錐花序が密集して8~15cmの長い花穂となる。この花の特徴から「穂咲」と命名されたとのこと。日光の戦場ヶ原では群生する。

  Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5 1/400秒 21mm ISO125 ) ​ 露出補正 -0.3段
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39.イタドリの実
何年か前、美ヶ原山麓の三城牧場に咲いていたイタドリの花にサカハチチョウの夏型が吸蜜に来ていた。ファインダーを通して見た、青空を背景にイタドリの花で吸蜜するサカハチチョウを忘れられない。

  Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
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40.コウホネ 川骨、河骨
コウホネは、スイレン科の植物の1種である。湿生花園の池に咲いていた。 

  Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 108mm ISO160) ​ 露出補正 なし
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41.オグラセンソウ 小倉仙翁 
ナデシコ科センノウ属の多年草。夏に引き裂いたような紅い色の花をつける。九州地方、岡山県以西の中国地方などの山間部の湿地帯に生育する。絶滅危惧種になっているそうだ。箱根湿生花園にはよく似たエンビセンノウの咲いているが、エンビセンノウに比べて花びらの裂け方が浅い。日が当たっている赤い花の色が飛んでしまった。

  Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/200秒 64mm ISO100) ​ 露出補正 なし
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42.エゾリンドウ  蝦夷竜胆
葉の中に埋もれていて見つけにくく、上からしか見られなかったのでこんな写真になってしまった。この写真では同定に苦労する。 

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/320秒 64mm ISO100) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
43.オオマツヨイグサ 大待宵草
  花は夕方に開き朝にはしぼむ黄色い一日花だそうだ。ただいま、9時56分。まだ、朝のうちなのだろか。北アメリカ原産の植物をもとに、ヨーロッパでつくられた園芸種といわれ、明治のはじめに渡来し、現在では各地に野生化しているとのこと。そういえば、春にツツジを見に葉山国際村へ行ったときに、この花、あるいは近縁種を見た記憶がある。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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44.エンビセンノオ 燕尾仙翁 -1
花びらの裂けた形が燕尾形に長いところから 「燕尾」と名づけられている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4 1/125秒 10mm ISO320) ​ 露出補正 -0.3段
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45.エンビセンノオ 燕尾仙翁 -2
90mmマクロで撮る。エンビセンノウは山地、高原に咲くナデシコ科の多年草であるというが、花の形がナデシコに似ている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
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46.カライトソウ 唐糸草
唐の絹の紐糸に似ていることから、カライトソウ(唐糸草)という名前だが、純国産の高山植物で ワレモコウやシロバナトウウチソウの仲間だそうだ。ワレモコウとは似ていないように思うが。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 90mm ISO100) ​ 露出補正 -0.3段
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47.キリンソウ 麒麟草、麒輪草 -1 
想像上の動物である麒麟の胸が黄色であることから、という説と、黄色い花が輪になって咲くという説とで、漢字名が異なる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.5 1/125秒 14mm ISO100) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
48.キリンソウ 麒麟草、麒輪草 -2
キリンソウの花は茎先に円錐花序を出し、10~30輪の黄色い小さな花をつける。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
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49.キンロバイ 金露梅
標高の高い場所に自生する。 花は黄色でヘビイチゴに似た、花径2~3cm位の黄色い花が木に咲く。丈は低く15cmほどの高さで、 高山の岩場に生える落葉小低木。岩礫地や岩の間に咲く。葉は花より小さく毛が目立つ。白い花もあり、それをハクロバイともギンロバイとも言う。名の由来は花の形がウメに似ており、黄色であることからという。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
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50.ニッコウキスゲ 日光黄菅
黄色の花を咲かせ、葉がスゲに似ていて、日光の山に多く咲くところからこの名がついたようだ。ニッコウキスゲ の名称の方が有名であるが、種の統合の結果、ゼンテイカ(禅庭花)の和名が適切との こと。この時期に蝶の写真を撮りに信州の高原に行くと咲いている。群落になって咲いていることが多いので一輪だけ咲いているのを見るとなにか違う花のように思える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/250秒 4mm ISO100) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
51.アミメヘイシソウ 網目瓶子草
サラセニア属の食虫植物の1種だそうだ。捕虫葉の先端部分に紅白の網目模様が入り、美しい。箱根湿生花園では、この8月1日から31日まで世界の食虫植物展が開催される。、世界各地に分布する食虫植物を約100 種700 点展示されるとのこと。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.1 1/125秒 54mm ISO110) ​ 露出補正 -0.3段
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52.ミツバウツギの実
春には蝶がよく集まる白い花を咲かせるミツバウツギの実は変わった形をしている。先のとがった軍配のようだ。長さ、幅とも2~3センチ。今はまだ緑色をしているが、9月になると熟して茶色くなる。中には4~5mmの種子が数個ずつ入っている。果肉を持たないこの実は、風に飛ばされることによって種子を運ぶのだろうか。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
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53.シシウド 猪独活
信州の高原でもよく見かける。山地のやや湿った向陽地に生えるという。高さ2mほどで、小さな花が傘状に集まった花序はセリ科の特徴である。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.1 1/125秒 54mm ISO110) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
54.ヌマトラノオ 沼虎の尾
この花の名を調べるのにはずいぶん手間取った。箱根湿生花園でもあまり多く咲いていない。 オカトラノオ が高原や山に育つ植物なら、ヌマトラノオは湿地に育つことからその名があるようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/400秒 4mm ISO110) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
55.この花の名は?
この花は何という花なのだろうかとネットでいろいろ調べたが、とうとう確信を持てなかった。前のオカトラノオにも似ているのだが。同定のためには茎の立ち上がりや、葉の形状、つき方が判るように撮っておかねばならないことがよくわかる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/320秒 90mm ISO110) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。