検索結果: Studio YAMAKO

Studio YAMAKOで“ヒガンバナ”タグの付いているブログ記事

2023年10月18日

散歩 帷子川から峰岡公園 2023年9月27日 横浜市保土ヶ谷区星川

暑さ寒さも彼岸までというが、横浜は9月21日を境に気温が下がってきた。だが、この日の最高気温は29.9度と暑さが戻ってきている。
 前日は明神台公園へ行ってみたが、キバナコスモスがきれいに刈られていて、Z18-140mmのレンズでのマクロ的撮影が楽しめなかった.。この日はいつもの散歩コースである帷子川沿いを歩き、帰路、峰岡公園へ寄った。
 散策路も、帷子川に面して林立する集合住宅の整備で、雑草が刈られていたが、刈らずにに残された植え込みに咲く花を撮って歩く。
 帰路に寄り道した峰岡公園は今年はヒャクニチソウが植えられ、センニチコウも例年通り咲いていた。そこは猫の額ほどの狭い花壇だが、近隣自治会のボランティアの方々が、花を咲かせて下さっている。アゲハや、ツマグロヒョウモン、ヤマトシジミなどが集まってきていた。

000_230927131m ◎峰岡公園 アゲハ♀ ヒャクニチソウ Z50 Z18-140.jpg
ヒャクニチソウにきたアゲハ 2023年9月27日 横浜市保土ヶ谷区 峰岡公園

001_230927003 X900 〇帷子川 カポック ハッピー・イエロー Z50 Z18-140.jpg 1.カポック
帷子川の常盤橋のわきに黄色い実を沢山付けた木があった。PictureThis で検索するとハッピー・イエローと出た。ハッピー・イエローはホンコンカポックのことを言うらしい。カポックの別名はシェフレラ(Schefflera arboricola)だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 73mm ISO180 ) 露出補正 なし
002_230927006 X900 〇帷子川 ハナトラノオ Z50 Z18-140.jpg 2.ハナトラノオ(花虎の尾)
wikipediaによれば、北米東部原産のシソ科の植物。宿根草で日本では園芸植物としてよく見られる。花期は8~9月頃。大変性質が強く、一度植えると放置していても地下茎でよく増え、半野生化することもある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO110 ) 露出補正 なし
003_230927007 X900 帷子川 デュランタ Z50 Z18-140.jpg 3.デュランタ
熱帯性花木だそうだ。原産地は米国フロリダ州からブラジルにかけての熱帯アメリカ。日本では、観賞用としてタイワンレンギョウの名前でも多く出回っている。6-9月に垂れ下がる花茎に径1cmほどの紫色の花を房状につけるが、暖地では通年咲くという。日本では、特に写真のような濃紫色の花びらに白い縁取りが入るタカラヅカが人気品種として多く栽培されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO110 ) 露出補正 なし
004_230927009 X900 〇帷子川 ケイトウ Z50 Z18-140.jpg 4.ケイトウ(鶏頭、鶏冠)
wikipediaによれば、学名 Celosia argentea は燃焼という意味のギリシャ語に由来する。ケイトウの花が燃え盛る炎を彷彿とさせるのが根拠と思われる。ニワトリのトサカに似ていることから「鶏頭」と呼ばれ、花房の先端が平たく帯状や扇状に大きく広がり、よく目立つのが特徴である。花穂の形状の異なる羽毛ケイトウ、久留米ケイトウ、トサカケイトウなどの系統があるそうだ。ヤリゲイトウでは尖っている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 92mm ISO400 ) 露出補正 なし
005_230927010 X900 帷子川 アフリカン・マリーゴールド Z50 Z18-140.jpg 5.マリーゴールド
PictureThis で検索するとアフリカン・マリーゴールドと同定された。アフリカン・マリーゴールドは江戸時代初期に日本に初めて入ってきたマリーゴールドだそうだ。wikipediaによれば、アフリカン・マリーゴールド (Tagetes erecta)は和名をセンジュギク(千寿菊)、サンショウギク(山椒菊)という。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 102mm ISO280 ) 露出補正 なし
006_230927014 X900 帷子川 ハブランサス・ロブスタス Z50 Z18-140.jpg 6.ハブランサス・ロブスタス
ハブランサスとは、中南米におよそ15種が分布する草丈15~20cmの半耐寒性の球根植物で、初夏~秋に花を咲かせる。自生地では雨が降ったときに花を咲かせるので、レインリリーとも呼ばる。ハブランサスの代表的な種が淡いピンクの大輪花が美しく、ピンクレインリリーとも呼ばれるハブランサス・ロブスタスだそうだ。ここでは一輪だけポツンと咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
007_230927019 X900 帷子川 タイワンツクバネウツギ Z50 Z18-140.jpg 7.ハナツクバネウツギ(花衝羽根空木) アベリア
PictureThisではタイワンツクバネウツギと同定された。だが、タイワンツクバネウツギは日本では、奄美大島、沖縄本島、石垣島に分布するのだそうだ。とするとこれは、栽培種のハナゾノツクバネウツギがあろう。ハナツクバネウツギはハナツクバネともいい、ふつう、アベリアと呼ばれ、公園や庭園に植栽され、生け垣などに利用される。花は白色、ときにピンク色を帯び、萼片は2-5個ある。花期は6-11月と長い。交雑種(学名 Abelia×grandiflora)とのこと。(wikipedia参照)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO110 ) 露出補正 なし
008_230927025 X900 ◎帷子川 チャバネ Z50 Z18-140.jpg 8.ランタナに来たチャバネセセリ
帷子川河畔左岸の道を上流に向かって歩き、柳橋の手前にランタナが植えられているところがある。そこにチャバネセセリと、イチモンジセセリが飛びかっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_230927029 X900 〇帷子川 シチヘンゲ Z50 Z18-140.jpg 9.シチヘンゲ(シチヘンゲ)
学名をLantana camara L.という。和名のシチヘンゲ (七変化)は鮮やかな色の花をつけ、その色が次第に変化することに由来する。可愛くきれいな花と思うのだが、中南米や南欧原産の約150種の低木または多年草を含むランタナ属は。熱帯・亜熱帯では広く野生化し、オーストラリアや東南アジアではやっかいな雑草として問題になっているそうだ。世界の侵略的外来種ワースト100に選定されているという。特に熱帯~亜熱帯気候の土地では、よほどきちんと管理してないとそこかしこにこぼれ種で増えてしまい、そうした気候の土地では「植えてはいけない花」と言われることさえある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_230927030 X900 帷子川 マンジュシャゲ Z50 Z18-140.jpg 10.ヒガンバナ(彼岸花)
別名は歌の文句にもある曼珠沙華(マンジュシャゲ)と呼ばれる。だがこの花は、毎年多くの人が訪れる巾着田のように群落になって咲いていないと、何か寂しい。地下の鱗茎(球根)に強い毒性を有する有毒植物だそうだ。日本列島のヒガンバナは種子を作らない、自然の中で生まれた三倍体植物の代表的な種であるそうだ。ググってみると、三倍体とは細胞の染色体の基本数の3倍の染色体数をもつ倍数体をいう。 主として植物に限られ、四倍体の植物と二倍体の植物を交雑することによって得られる。 自然でも三倍体の植物ができる場合があり、ポプラの三倍体は山火事が原因でできたといわれているが、人為的処理で比較的容易に得られる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO140 ) 露出補正 なし
011_230927038t2m2 X900 ◎帷子川 ボラ Z50 Z18-140.jpg 11.ボラ(鰡、鯔、鮱)
柳橋の近くで帷子川を覗き込んでみると、岸の近くで10cmくらいの大きさの黒い魚の群れが泳いでいた。ここにいるコイの幼魚かと思ったが、そうではなさそうだ。一瞬、横原を見せるので、シャッターを切り、拡大してGoogle Lens で検索したら、ボラだった。wikipediaで検索すると「河口や内湾の汽水域に多く生息する。基本的には海水魚であるが、幼魚のうちはしばしば大群を成して淡水域に遡上する。この群れは時に川を埋め尽くすほどになり、水中の酸欠をもたらす場合もある。水の汚染にも強く、都市部の港湾や川にも多く生息する。」と記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
012_230927054 X900 〇峰岡公園 Z50 Z18-140.jpg 12.キバナコスモスに来ていたツマグロヒョウモン♂ -1
正午過ぎに峰岡公園に戻ってきた。公園の手前に咲くキバナコスモスにツマグロヒョウモンが来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO140 ) 露出補正 なし
013_230927055 X900 〇峰岡公園 Z50 Z18-140.jpg 13.キバナコスモスに来ていたツマグロヒョウモン♂ -2
傷のないきれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO140 ) 露出補正 なし
014_230927057 X900 峰岡公園 サルスベリ Z50 Z18-140.jpg 14.サルスベリ(百日紅、猿滑、紫薇)
ミソハギ科の落葉中高木である。和名サルスベリの語源は、木登りが上手なサルでも、滑り落ちるほど樹皮が滑らかという例えから名付けられている。サルスベリは漢字での名称「百日紅」の名のとおり、初夏から秋までの長い間鮮やかな紅色やピンク、白などの花を咲かせる。この公園に咲くサルスベリの花は今が盛りのようだ。ヤマトシジミや、一昨年にはクロマダラソテツシジミが吸蜜に来ていたセンニチコウ(千日紅)も、この公園の花壇で咲いている。サルスベリの花は高いところに咲くので、細かく見たことがない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 69mm ISO116 ) 露出補正 なし
015_230927058 X900 ◎峰岡公園 Z50 Z18-140.jpg 15.ヒャクニチソウに来たツマグロヒョウモン♂
峰岡公園の花壇にはヒャクニチソウが咲くが、そこへツマグロヒョウモンが良く飛来する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO125 ) 露出補正 なし
016_230927069 X900 峰岡公園 オオスカシバ ヒャクニチソウ Z50 Z18-140.jpg 16.オオスカシバもヒャクニチソウで吸蜜
スズメガ科に属するガの一種である。蛾らしくない蛾で、昼間、ホバリングをして花の蜜を吸う。幼虫は大きく育ち、食草であるクチナシの葉を食い尽くし丸坊主にしてしまうことがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO125 ) 露出補正 なし
017_230927071 X900 〇峰岡公園 Z50 Z18-140.jpg 17.センニチコウで吸蜜するヤマトシジミ -1
一群のヒャクニチソウの隣に植えられたセンニチコウではヤマトシジミが吸蜜していた。ヤマトシジミはヒャクニチソウには来ない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_230927080 X900 〇峰岡公園 Z50 Z18-140.jpg 18.センニチコウで吸蜜するヤマトシジミ -2
センニチコウは白い花と赤紫色の花があるが、どちらかというと後者の方を好むようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 ) 露出補正 なし
019_230927087 X900 ◎峰岡公園 ナス Z50 Z18-140.jpg 19.ナス(茄子)の花
薄紫色で、黄色の雄蕊が目立ち、5弁の花びらで下向きに咲いていた可憐な花があった。何の花かわからずPictureThisで検索するとナスだった。野生のナスもあるようだが、なぜこんなところでナスが生えているのか不思議に思った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
020_230927101x X900 ◎峰岡公園 アゲハ ヒャクニチソウ Z50 Z18-140.jpg 20.ヒャクニチソウに来たアゲハ♀ -1
今度はヒャクニチソウの花にアゲハが来た。きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO160 ) 露出補正 なし
021_230927103 X900 ◎峰岡公園 アゲハ ヒャクニチソウ Z50 Z18-140.jpg 21.ヒャクニチソウに来たアゲハ♀ -2
アゲハももっぱらヒャクニチソウの蜜を吸う。センニチコウには行かない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
022_230927116 X900 ◎峰岡公園 アゲハ♀ ヒャクニチソウ Z50 Z18-140.jpg 22.ヒャクニチソウに来たアゲハ♀ -3
花から花へと移り、しばらくここから離れていかない。私の方がお先に失礼した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO140 ) 露出補正 なし

2020年10月21日

三浦半島を巡る(1) 観音崎 10月13日

台風14号が関東に向かってきたが、八丈島、三宅島など伊豆諸島に大雨を降らせたものの、Uターンして熱帯低気圧となって帰って行ってしまった。ここのところ、寒くて天気も悪かったが、台風が去ってしまった後、気温も上がり、青空も広がった。
 9月30日、自宅近くの明神台公園へ、キバナコスモスに集まるチョウを撮りに出かけたが、その時、思いがけずクロマダラソテツシジミに遭遇した。インターネットで調べてみると、今年の秋、このチョウは三浦半島で発生しているとの情報があった。クロマダラソテツシジミにちょっと興味が沸いて、三浦半島へ行って見ることにした。
 自宅からは横浜横須賀道路 の終点まで1時間足らずで行くことが出来、終点の馬堀海岸で下りれば観音崎は目と鼻の先だ。この日は、観音崎、横須賀美術館、荒崎海岸を巡ってこようと計画した。観音崎には2007年に行ったことがあるが、灯台を観ただけだった。
 予想通り朝から快晴だった。観音崎公園の駐車場に着くと、平日のためか駐車場のゲートはあるものの無料でとめることが出来た。カメラはRX10M4を片手に歩き始める。
 観音崎公園の東側半分を歩いて、駐車場に戻り、車を横須賀美術館の地下駐車場に移動させた。エレベータで地上に上がると浦賀水道を行きかう船を眺められる横須賀美術館のレストランの横に出た。時計を見るとまだ11時を少し過ぎたところだったが、昼食にすることにした。良く冷えたノンアルコールビールで、パスタを食べた。
 砲台などに関する記述は公園内の案内板、説明板およびwikipediaや関連するブログなどを参考にさせていただいた。

1.ハクセキレイ
駐車場を出て海岸の道を右へ、まず、観音崎灯台へと向かう。岩の上に止まったセキレイは、セグロセキレイかと思ったが、ハクセキレイだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO100 ) 露出補正 なし
001_201013004 X800 〇観音崎公園 RX10M4.jpg
2.権現洞から東京湾を眺める
この辺りに、天平13年(741年)に行基菩薩が諸国修行の途中に、洞窟に住んでいる大蛇を退治してその霊を鵜羽山権現として祀ったと伝えられる権現洞があった。観音崎の地名は、奈良時代の行基が船の安全のため、十一面観音を観音埼灯台近くの園路沿いにあるその海蝕洞穴に納めたことに由来すると伝えられる。 「船守観音」とも呼ばれた菩薩は漁民や船乗りに信仰され、江戸時代には観音寺も立ち並んでいたという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_201013011 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
3.2代目灯台の残骸
初代の観音崎灯台は煉瓦造りの四角い洋館建てで、設計はレオンス・ヴェルニー等フランス人技師が担当した、屋上に灯塔を設けたフランス風白色八角形の煉瓦造灯台で、地上から灯火までの高さは12.12mあった。その初代灯台は1922年(大正11年)4月26日の地震のため大きな亀裂が発生し、取り壊された。そして、地震で被災した初代に代わりコンクリート造で再建された2代目は、関東大震災により、わずか半年ほどで崩壊した。写真はその残骸。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_201013018 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
4.観音崎灯台
権現洞の先の階段を上がって灯台に出る。関東大震災の後にコンクリート造で再建され、現在使用されているのがこの灯台である。1925年(大正14年)6月1日に再建、1989年(平成元年)5月には遠隔監視に切り換えられ、無人化されている。1998年(平成10年)11月1日には日本の灯台50選に指定されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_201013021 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
5.北門第一砲台跡
観音崎には明治時代に旧陸軍が敵艦の東京湾への進入を阻止する目的で砲台が建設された。明治10年代から20年代にかけて建設された砲台と弾薬庫跡が多く残る。北門第一砲台は、明治13年に第二砲台に引続いて起工、明治17年に竣工している。24㎝カノン砲台として設計されたが、兵備は12cmカノン砲2門であった。しかし、日清戦争に際し、臨時に24㎝カノンが設置され、そのまま24㎝カノン2門の兵備に改正されたとある。写真は北門第一砲台跡のフランス積みのレンガ造りの地下倉庫(弾薬庫)だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/80秒 15mm ISO3200 ) 露出補正 なし
005_201013023 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
6.海の展望台園地
北門第一砲台跡を出て左手に海を見ながら、南の方へ下りる。車が通る観音崎トンネルを左下に見ながら、さらに進むとレンガ造りのトンネルがあり、そのトンネル入り口の右下に見えるプレートには「海の展望台園地」とあった。ここは明治15年起工、明治17年竣工、大正14年除籍となった28㎝榴弾砲4門の観音崎第三砲台へのトンネルだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/320秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
006_201013033 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
7.観音崎第三砲台の倉庫
これも地下倉庫の跡と思われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/200秒 30mm ISO3200 ) 露出補正 なし
007_201013040 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
8.海の展望台園地
第三砲台の跡は「海の展望台園地」になっていて、フヨウの花が咲いていた。久しぶりの青空が目映い。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 20mm ISO3200 ) 露出補正 なし
008_201013041 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
9.戦没船員の碑
「海の展望台園地」 のトンネルへ戻り、出て左に進むと「戦没船員の碑」があった。ここは大浦堡塁があったところだ。(堡塁というのは、積極的に敵を攻撃する為のものではなく、砲撃用砲台の背後もしくは側面防御の為に儲けられた砲台であり、海面方向より内陸を指向していることが多い) 報われることなく海底に眠る戦没船員と戦後の殉職船員の御霊を慰め、二度と戦火のない海洋永遠の平和を祈念するため、昭和46年3月に完成した戦没船員の碑は、敷地約4.300㎡あり、東京芸術大学教授吉村順三氏の設計による碑文石、白磁の大碑壁(高さ24m)、同大学彫刻科教授菊池一雄氏の制作によるブロンズ群像等で構成されている。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_201013043 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
10.練習船「進徳丸」の錨
「戦没船員の碑」の敷地内に「進徳丸」 の錨が置かれていた。神戸商船大学構内に保存されていた進徳丸は平成7年1月17日は阪神淡路大震災で設置地盤が崩壊し、老朽化していた船体は平成8年に解体撤去された。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_201013046 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
11.群像
彫刻家で東京芸術大学名誉教授菊池一雄氏の制作による「海の男たち」(昭和45年)のブロンズ群像があった。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_201013049 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
12.天皇皇后 御製 歌碑
敷地内に平成天皇皇后両陛下が追悼式への臨席された折や、この碑にご供花をされた折などに戦没船員を悼み歌われた御製碑、御歌碑が建立されいる。天皇陛下御製「戦日に逝きし船人を悼む碑の彼方に見ゆる海平らけし」(平成4年)、皇后陛下御歌「かく濡れて遺族らと祈る 更にさらにひたぬれて君ら逝ゆき給ひしか」(昭和46年)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
012_201013051 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
13.灯台の形をしたポール
「戦没船員の碑」から駐車場へ下りてきた。車道と歩道の境に、写真のようなポールが並んでいた。これはオブジェなのか、道路標識なのか、何と呼んでよいのかわからないが、灯台の形をしていて、デザインも色彩もユニークだ。これはよい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 51mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_201013058 X800 観音崎公園 RX10M4.jpg
14.横須賀美術館のレストラン
観音崎公園の駐車場に置いておいた車を動かし、国道16号線(観音崎通り)を少し戻って、横須賀美術館の地下駐車場に入った。エレベータで地上に上がると、レストラン「ACQUAMARE」の横に出た。11時半にもなっていなかったが、席に着いた。今日は暑くて喉が渇いたので、普段は飲まないノンアルコールビールを注文する。良く冷えていて旨かった。ピザとパスタを注文したがこれもリーズナブルな価格で、しかも美味かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 110mm ISO160 ) 露出補正 なし
014_201013066 X800 観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg
15.三軒家砲台跡
食事のあと、ウェイトレスさんに観音崎公園散策の後半の目的である「花の広場」へ上がっていく道を尋ねた。いただいた「おさんぽマップ」を片手に美術館の裏手の道を歩き始める。途中に、明治時代中期の明治27年(1894年)12月に着工し、明治29年(1896年)12月に竣工、昭和初期の1934年に除籍された三軒家砲台跡があった。24cmカノン砲  4門と12cmカノン砲2門があった。地下庫子、見張所、便所などもあったが、昭和9年に廃止されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
015_201013074 X800 観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg
16.三軒家砲台 観測所付属室
明治10年代の構築はフランス積みで、明治20年代以降はイギリス積みと言われるが、この構築物はイギリス積レンガが美しい。司令部があった建物、あるいは倉庫跡のようだとの記述もあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO2000 ) 露出補正 なし
016_201013077 X800 観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg
17.三軒家園地
三軒家砲台跡のそばに三軒家園地というきれいに整備された公園があった。観てはいないが、三軒家園地は見晴らしが良く、観音崎の海岸、東京湾を眺めることができると案内されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_201013079 X800 観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg
18.花の広場 -1
花の広場に着いた。今まで歩いてきたところから、ここにこんなに広い緑の広場があるなど、想像が出来なかった。この場所についてあまり詳しく書かれている案内はないが、写真を見ていただくとおりに広大である。しかも人が少なく独り占めしたような気分だ。東側には「うみの子とりで」というアスレチック広場もある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_201013086 X800 観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg
19.花の広場 -2
花の広場の中に入り、入り口の方を眺める。石柱は5本立っていたが、これはなんだかわからない。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_201013089 X800 観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg
20.花の広場 -3 サクラが咲く
入り口近くに何本かのサクラの木があるが、パラパラとではあるが、淡い紅色の花が咲いている。オカメザクラのように見えるが、オカメザクラは早咲きと言っても花期は2月下旬から3月上旬ごろだ。狂い咲きか? 十月桜とは明らかに違う。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 23mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_201013092 X800 〇観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg
21.花の広場 -4
花の広場の半分ほどまで行くと、その左側に花畑があり、黄色とオレンジのマリーゴールドが咲いている。マリーゴールドはチョウの好む園芸種である。クロマダラソテツシジミでも来ていないかと目を凝らしたが、いたのはヤマトシジミだった。マリーゴールドの花畑を背に入り口方面を眺める。広い。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 23mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_201013095 X800 観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg
22.花の広場 -5
コスモスの畑があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
022_201013098 X800 〇観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg
23.横須賀美術館へ戻る
期待した花の広場は、その広さは期待以上だったが、肝心の花はマリーゴールドとコスモスの他はヒガンバナが咲いていたくらいでちょっと物足りなかった。同じ道を横須賀美術館へ戻る。この日はハクセキレイを多く見かけた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 125mm ISO1000 ) 露出補正 なし
023_201013109 X800 観音崎公園 ACQUAMARE RX10M4.jpg


2020年10月17日

秋の舞岡公園 10月6日

しばらく舞岡公園へ行ってなかった。秋のチョウはどんな状況だろうかと思い、出かけてみることにする。 もう一つ、ひょってしてクロマダラソテツシジミに会えるかもしれないという期待もあった。 少し気温が上がってからと思い、11時ごろに現地に到着して歩き始めたが、チョウの姿はほとんどない。日当たりの良い、スダジイが立つ南の丘に行って見ると、ツマグロヒョウモンが1頭飛んでいた。草はらには、ヤマトシジミ、ツバメシジミが飛んでいたが、落ち着いてくれず、撮影できない。 公園は草刈りが行われて、チョウたちが好きなコセンダングサの数も減ったように思うし、アカボシゴマダラ、アカタテハ、ヒメアカタテハ、アゲハ、キアゲハ、そして黒いアゲハたちの姿は見られなかった。 残されたコセンダングサの花にはウラナミシジミが吸蜜委に来ていたが、擦れている個体が多かった。 セイタカアワダチソウはまだ蕾だった。しかし、今まであまり見ることが出来なかったヒガンバナがあちこちで咲いている。特に瓜久保のカッパ池の手前の草地に多く見られた。来年が楽しみである。また、まだ、蕾であったが、古民家の裏庭のフジバカマの数も増えたように思う。アサギマダラが来るかもしれない。 新調したTAMRON 35-150mm f2.8-4 を試してみたかった。macro使用にはなっておらず、最短撮影距離は全域45cmで、撮影倍率は 1/4 である。チョウの写真を撮れないことはないが、150mmで45cmまで寄って撮れればまあまあというところだった。解像は良いと思う。

001_201006005 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 1.ツマグロヒョウモン♂
「南の丘」で新調のTAMRON 35-150で最初に撮ったチョウ。150㎜で寄ろうとしたが、この程度が限度のようだ。しかし、なかなかクリアに撮れている。カメラはずしりと重い。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO140 ) 露出補正 なし
002_201006012 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg   2.キタキチョウ♂
ヤマハギの花にキタキチョウが止まった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO200 ) 露出補正 なし
003_201006018 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 3.モンシロチョウ♂
マルチパターン測光で撮影しているが、露出補正なしで見事モンシロチョウが適正露出になっている。  

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO200 ) 露出補正 なし
004_201006019 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 4.モンシロチョウ♀
コセンダングサはまだ蕾が多かった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO160 ) 露出補正 なし
005_201006026 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 5.キタキチョウ秋型♂
裏面の小さな黒点がはっきりした典型的な秋型だ。きれいな個体だった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO180 ) 露出補正 なし
006_201006029 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 6.ウラナミシジミ -1
だいぶ擦れている。♂のようだ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO280 ) 露出補正 なし
007_201006039 X800 舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 7.コスモスの花
「狸久保」へ入るところの休耕田にコスモスが植えられている。ここは夏には大輪のヒマワリが咲く。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 75mm ISO360 ) 露出補正 なし
008_201006043 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 8.スジグロシロチョウ♀
このレンズは撮影倍率は1/4である。チョウが逃げなければもう少し寄って大きく撮れる。マクロ撮影ではTAMRON 90mm の方がディスタンスが撮れるように思う。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO200 ) 露出補正 なし
009_201006048 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 9.ツマグロヒョウモン♀ きれいな個体だった。もっと寄ろうと思ってカメラ近づけていったら、草むらの中に潜ってしまった。なぜ、飛び立たなかったのだろうか?

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO140 ) 露出補正 なし
010_201006053 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 10.イチモンジセセリ
ノハラアザミにイチモンジセセリが来ていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO1800 ) 露出補正 なし
011_201006057 X800 舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 11.ヒガンバナ
たまたま、その季節にあまり訪れていないからかもしれないが、舞岡公園であまりヒガンバナを見る機会はない。この日は多く見かけた。これは「瓜久保」の「カッパ池」の手前の草地だが、始めて見る光景だ。ヒガンバナは種子で増えることはなく、球根の分球で増えるそうだが、人の手を介さないで自然に増えることが出来るのだろうか。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 102mm ISO560 ) 露出補正 なし
012_201006061 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 12.キタテハ
離れていてもミニターで拡大して見ると解像は良い。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO180 ) 露出補正 なし
013_201006063 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 13.ウラナミシジミ -2
コセンダングサが咲くところへ戻ってきた。この個体も擦れている。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO180 ) 露出補正 なし
014_201006072 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 14.ウラナミシジミ -3
ウラナミシジミの個体数は多かった。この個体は比較的きれいだった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 150mm ISO125 ) 露出補正 なし
015_201006093 X800 〇舞岡公園 黒米 D750 TAMRON 35-150.jpg 15.黒米
田んぼの一条に黒米 が植えられていた。黒米は古代米と言われ、美味しいらしい。楊貴妃も愛したと言われ、栄養もあり、美肌に役立つ効能があるというが。通販での価格は1㎏で1,200円円ほどだ。新潟産コシヒカリは5kgで2,500円ほどなので、結構な値段だと思う。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 100mm ISO200 ) 露出補正 なし
016_201006076 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 16.ウラナミシジミ -4
開翅これは♀のようだ。きれいな個体だった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 100mm ISO200 ) 露出補正 なし
017_201006078 X800 〇舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 17.ウラナミシジミ -5
開翅小さなシジミチョウも寄れればこの程度に撮れる。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 100mm ISO200 ) 露出補正 なし
018_201006089 X800 舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 18.案山子コンクール
舞岡公園では今年も案山子コンクールが行われている。人気投票が募られていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 100mm ISO200 ) 露出補正 なし
019_201006097 X800 舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 19.ルリタテハ -1
南門を出て、「おおなばの丘」の下から自動車が通る道に掛けられた橋を渡るのだが、そこできれいなルリタテハが翅を開いていた。カメラを近づけていくと、逃げられてしまった。しかし、後を追ってみると、日当たりの良い柵に止まった。きれいな個体である。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 100mm ISO140 ) 露出補正 なし
020_201006101 X800 舞岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 20.ルリタテハ -2
駐車場へ戻る道を歩いていると、またルリタテハが現れた。今度のはボロボロになった個体だった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 100mm ISO280 ) 露出補正 なし


2020年10月13日

キバナコスモス咲く明神台公園 9月30日

家の近くを歩くとキバナコスモスが咲いている季節になった。明神台公園に咲くキバナコスモスにはここ数年、毎年この季節を楽しませてもらっている。
 昨年は10月1日に訪れたときも、10月7日も、ツマグロヒョウモン、アゲハ、ウラナミシジミなどはとても新鮮できれいな個体が多かったが、今年は少し、発生が早かったようだ。アゲハはほとんど破損した個体だし、ツマグロヒョウモンも擦れた個体が多かった。破損のないきれいな個体を探して撮るようにした。ウラナミシジミも擦れた個体が多い。
 ツバメシジミだろうと思って撮ったシジミチョウが、帰宅してパソコンのモニターで見たところ、クロマダラソテツシジミだったので驚いた。ネットで検索してみると、近年分布を北へ拡大していて、今年は三浦半島あたりでも多く発生しているようだ。翌々日、クロマダラソテツシジミを狙って再度明神台公園へ行って見たが、柳の下に泥鰌はいなかった。
 また、ミドリヒョウモンの♀に会えたのも収穫だった。ここ数年、舞岡公園でも見たことがない。

001_200930022tm X800 明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 1.ツマグロヒョウモン♂ -1
まず、定番のツマグロヒョウモンである。昨年より数が少ないように思えた。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_200930028 〇X800 明神台公園 クロマダラソテツシジミ♂ D750 TAMRON 90.jpg 2.クロマダラソテツシジミ
撮った時はクロマダラソテツシジミとは思いもよらなかった。確認していればもっと慎重に、沢山のカットを撮ったと思うのに残念なことをした。本種は、グアム島で撮ったことはあるが、沖縄を含めて国内では初めての経験である。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
プログラム優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_200930036 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 3.ツマグロヒョウモン♂ -2
キバナコスモスで吸蜜。開翅していたが右後翅が破損していた。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
プログラム優先オートで撮影  ( f5 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_200930041 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 4.ツマグロヒョウモン♂ -3
前の写真と同じ個体だった。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
プログラム優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_200930047 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 5.キタテハ秋型 -1
これからのキタテハは秋型になる。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_200930058 X800 〇明神台公園 チャバネ D750 TAMRON 90.jpg 6.チャバネセセリ
横に突き出て咲く花にキバネセセリが止まって吸蜜をしていた。少し擦れてきている。チャバネセセリは暖地性のチョウだ。暖かいところで幼虫で越冬した世代が分散して、発生しながら秋にかけて個体数が増加するという。よく見ないとイチモンジセセリと区別できない。 

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_200930059 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 7.モンキチョウ
ここでのモンキチョウの数は多くなかった。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_200930063 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 8.キタテハ -1
このキタテハはまだ夏型の装いをしていた。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO140 ) 露出補正 なし
009_200930076 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 9.ミドリヒョウモン♀ -1
ツマグロヒョウモンに混じってミドリヒョウモンが飛来した。ここでは珍しい。眼に良くピントを合わすことが出来た。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_200930083 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 10.ミドリヒョウモン♀ -2
前の写真と同じ個体。比較的傷のない個体だったが、左後翅が破損していた。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
011_200930079 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 11.ツマグロヒョウモン♂ -4
背中が少し擦れているが、まあまあきれいな個体だった。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/640秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_200930002 X800 明神台公園 D7X.jpg 12.キタテハ秋型 -2
ポケットに入っていた PowerShot G7X の広角側で被写体に近寄って撮った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1000秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
013_200930082 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 13.キタテハ秋型 -3
花から花へ移動して吸蜜していた。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO110 ) 露出補正 なし
014_200930093 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 14.ツマグロヒョウモン♀
飛んでいるツマグロヒョウモンは♂の方が圧倒的にに多く、♀の個体数は少なかった。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO125 ) 露出補正 なし
015_200930101t X800 明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 15.アゲハ♂
アゲハは数頭飛んでいたがどの個体も傷んでいた。この個体も左側後翅が破損している。できるだけ傷を隠してやろうとトリミングした。  

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_200930104 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 16.ウラナミシジミ -1
最盛期は過ぎているようだった。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/2000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_200930107 X800 △明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 17.ツマグロヒョウモン求愛
ツマグロヒョウモンは♀が少なく、♀1頭に♂10頭といった状態だったが、♀を探して追いかける♂は多くはなかった。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO160 ) 露出補正 なし
018_200930005 明神台公園 D7X.jpg 18.ツバメシジミ交尾
この状態であると近寄って撮影できる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1000秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし 
019_200930007 X800 明神台公園 D7X.jpg 19.ツマグロヒョウモン♂ -5
Canon PowerShot G7Xで寄って撮った。  

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1000秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
020_200930121 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 20.ヤマトシジミ
ヤマトシジミは地表近くを飛び回る。ヒメツルソバの花で吸蜜する。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_200930132 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 21.ウラナミシジミ -2
開翅を待ったが、ダメだった。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1250秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
022_200930013 X800 明神台公園 D7X.jpg 22.ウラナミシジミ -3
広角撮影を試みたが、決め手となる背景選びが難しい。また、できるだけ近寄らないとAFが捉えてくれず背景にピントが合ってしまう。ふと見ると、大きなネットを持って三角ケースを腰に付けた年配のかたがキバナコスモスの植え込みに登場した。ツマグロヒョウモンなどをターゲットにして、時折ネットを振る。私は退散することにした。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1000秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし 
023_200930020 X800 法性寺 D7X.jpg 23.法性寺のヒガンバナ
何時ものとおり、法性寺から下る。法性寺境内の石仏のわきで白いヒガンバナが咲いていた。赤いヒガンバナも咲いている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/500秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし 
024_201002051 X800 明神台公園 RX10M4.jpg 24.ウラナミシジミ -4 10月2日撮影
9月30日に思いがけずクロマダラソテツシジミを撮っていたので、まだいるかと期待して、翌々日、再び明神台公園へ行って見た。小さなシジミチョウに注意してねばってみたが、クロマダラソテツシジミは現れなかった。ハギ類はウラナミシジミの食草のひとつ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
025_201002003 X800 明神台公園 RX10M4.jpg 25.ルリシジミ 4月2日撮影
ヤマハギもルリシジミの食草のひとつである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO800 ) 露出補正 なし


アゲハ,ツマグロヒョウモン,ツバメシジミ,ヤマトシジミ,ウラナミシジミ,クロマダラソテツシジミ,ルリシジミ,ミドリヒョウモン,キタテハ,モンキチョウ,チャバネセセリ,キバナコスモス,ヤマハギ,ヒガンバナ,法性寺,Canon PowerShot G7X, Nikon D750,TAMRON AF90mm,SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 

2020年4月21日

舞岡公園の蝶 55種 (3) キアゲハ、アオスジアゲハ

舞岡公園で過去に私が撮影したアゲハチョウ科のチョウは全8種である。今回のキアゲハとアオスジアゲハですべてだ。「暖蝶寒鳥」というブログで写真が掲載されていたオナガアゲハ、ミヤマカラスアゲハは、私はまだ出会ったことがないが、そのチャンスを待ちたい。

1.アゲハチョウ科 ③  キアゲハ、アオスジアゲハ

07) キアゲハ

10701 2005年4月28日 撮影
春に咲く小さな花、ホトケグサで吸蜜する。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
データ不詳
10701)050428022X800 ○舞岡公園D100Tokina.jpg
10702  2005年4月28日 撮影
前の個体と同じ 寄って撮った。♀のようだ。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
データ不詳
10702)050428024X800 ○舞岡公園D100Tokina.jpg
10703 2007年10月5日 撮影
秋の日にヒガンバナを訪れたキアゲハ♂

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8 macro
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
10703)071005017 X800 ◎舞岡公園 D100 Tokina100.jpg
10704   2007年10月5日 撮影
前の個体と違う個体だ。♀のようだ。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8 macro
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
10704)071005021 X800 ◎舞岡公園 D100 Tokina100.jpg
10705 2007年10月5日 撮影
赤いヒガンバナにキアゲハという画が美しい。この個体は夢中で吸蜜をしていて、マクロで撮ることが出来た。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8 macro
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
10705)071005022 X800 ◎舞岡公園 D100 Tokina100.jpg
10706 2009年6月13日 撮影
ノアザミで吸蜜する。キアゲハは暖かいところでは年3~4回発生する。これはとてもきれいな個体だが、第二化だろうか。  

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1600秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
10706)090613072TF X800 ◎舞岡公園 D300 Tokina100.jpg  
10707 2011年6月20日 撮影
ニンジンに産卵 

Nikon D300 SIGMA 105mm f2.8 macro
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
10707)100620026TF X800 ○舞岡公園 D300 SIGMA 105mm macro.jpg
10708 2012年5月8日 撮影
春型♂ アカツメクサの花で吸蜜

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
10708)120508034 X800 ○舞岡公園 D300 Tokina100.jpg  
10709 2012年5月8日 撮影
前の写真と同じ個体 見事な姿だ。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
10709)120508042 X800 ○舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
10710 2017年6月15日 撮影
田んぼに置かれた焼却材(消し炭)で吸水する♂ 田んぼの水に初夏の空と雲が映る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/800秒 4mm ISO100 )  露出補正 -0.7段
10710)170615031 X800 〇舞岡公園 P610.jpg  
10711 2017年6月23日 撮影
キキョウの花に顔を埋める。

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm f3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 300mm ISO500 ) 露出補正 +0.7段
10711)170623165 X800 〇舞岡公園 D5300 SIGMA18-300.jpg
10712 2017年6月23日 撮影
前翅の付け根の部分が黒いので♀と思う。

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm f3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 300mm ISO320 ) 露出補正 +0.7段
10712)170623173 X800 ◎舞岡公園 D5300 SIGMA18-300.jpg
10713 2018年5月29日
ニンジン畑で産卵

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
10713)180529013 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg


08) アオスジアゲハ

10801 2007年5月29日 撮影
ウツギの花に飛来 写真でアオスジアゲハの♂♀同定は極めて難しい。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8 macro
プログラムオートで撮影 ( f5 1/400秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
10801)070529009○ 舞岡公園 D100 Tokina100.JPG
10802 2009年5月19日 撮影
この季節にはウツギ、エゴノキ、イボタといったよく似た白い花が咲く。これはイボタの花と思う。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
10802)090519078TF X800 ◎舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
10803 2009年5月19日 撮影
イボタに飛来

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
10803)090519082TF X800 ◎舞岡公園 D300 Tokina100.jpg    
10804 2009年5月19日 撮影
アカツメクサで吸蜜

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
10804)090519098 X800 ◎舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
10805 2010年6月1日 撮影
イボタの花を好む

Nikon D5000 NIKKON 18-200mm
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/800秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
10805)100601077 X800 ◎舞岡公園 D5000 VR18-200.jpg 
10806 20011年5月31日 撮影
ウツギに飛来

Nikon D300 SIGMA 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
10806)110531023 X800 ○舞岡公園 D300 SIGMA 105mm macro.jpg
10807 2012年5月8日 撮影
ハルジオンにも良く来る。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/400秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
10807)120508053 X800 ○舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
10808 2012年5月8日 撮影
アオスジアゲハは白い花が好きだ。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
10808)120508066 X800 ○舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
10809 2012年5月8日 撮影
ハルジオンを訪花

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
10809)120508072 X800 ○舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
10810 2013年5月31日 撮影
♂♀の同定は難しい。

Nikon COOLPIX P90 f3.3-6.5 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 110mm ISO64 )  露出補正 なし
10810)130531047 X800 ○舞岡公園 P90.jpg


2019年10月12日

再び明神台公園へ 10月7日

急に涼しくなった。キバナコスモス、フヨウ、ハギが元気なうちにもう一度、明神台公園へ行ってみようと思った。
 この日は Nikon の D750 にSIGAM 150mm macro を付けていった。SIGMA 150mm macro はまだ十分使い方がわかっていない。絞りの設定にもよるのだろうが、被写界深度が極めて浅い。寄って撮る場合、チョウの目にピントを合わせると触覚がボケるといった具合に1mmくらいのところで、ピントがずれる。チョウ全体にピントを合わせようと思うと、翅を閉じた状態では、目と前翅の先端がレンズから平行にしないとならない。ちょっとあつかいが難しいと思った。
 ツマグロヒョウモンは個体数が少なかったが、この日、撮りたいと思っていたウラナミシジミは増えていた。

191007_001.jpg   1.ヒメアカタテハ
この日は、保土ヶ谷公園には立ち寄らずに、まっすぐ明神台公園に来た。前回、10月1日に来た時と同じようにキバナコスモスは咲き、フヨウはさらに多く咲いていた。ハギの花も咲いている。だが、10月1日に比べると随分涼しくなっていた。この日、最初に撮ったチョウはヒメアカタテハだった。このチョウも秋になると多く見られるようになる。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO110 ) 露出補正 -0.3段
191007_002.jpg 2.ツマグロヒョウモン♂ -1
ツマグロヒョウモンは多くは飛んでいなかった。この♂は、とてもきれいな個体だった。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
191007_003.jpg 3.ウラナミシジミ♀
ウラナミシジミは、先日来た時より数が多くなっていた。この日はウラナミシジミの写真を多く撮ることになる。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
191007_004.jpg 4.アオスジアゲハ
アオスジアゲハも、群生するキバナコスモスの周りを飛び回り、短い時間吸蜜して、次の花に移る。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
191007_005.jpg 5.ツマグロヒョウモン♂ -2
出来るだけ近づいて撮ってみた。眼にきちっとピントを合わせられなかった。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 150mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191007_006.jpg 6.アゲハ♂
破損していない、きれいなアゲハがキバナコスモスに来た。少しカメラから距離がある。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
191007_007.jpg 7.フヨウの花
朝咲いて夕方にはしぼむ一日花で、長期間にわたって毎日次々と開花する。フヨウは柔らかな花姿と、1日で枯れてしまう儚さから、昔から美しい女性の例えとして使われてきたという。このことから、「繊細な美」「しとやかな恋人」という花言葉がつけられたそうだ。  写真の左の花は、朝に咲いて、今は12時半だが、すでに萎んでしまった花だ。フヨウの雌しべの先端は 5 裂になり、その雌しべの下の方に雄しべがある。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 150mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191007_008.jpg 8.ハギの花にきたウラナミシジミ -1
近くに咲くハギの花に止まってくれたので、寄って撮った。♂のように思うが、裏面から雌雄の区別は難しい。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 150mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191007_009.jpg 9.ハギの花にきたウラナミシジミ -2
ウラナミシジミの食草はエンドウ、ダイズ、インゲンなど、マメ科の植物であるが、ハギもその一つである。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 150mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
191007_010.jpg 10.キバナコスモスに来たウラナミシジミ♀
キバナコスモスのきれいな一輪にウラナミシジミが止まり、ストローを伸ばす。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 150mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191007_011.jpg 11.ウラナミシジミとヤマトシジミ
ハギの花にウラナミシジミ2頭とヤマトシジミが集まっていた。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO280 ) 露出補正 -0.3段
191007_012.jpg 12.ハギの花にツバメシジミ
ツバメシジミも各種マメ科の植物を食草にしている。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8
macro 絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
191007_013.jpg 13.ツバメシジミ♀
ハギが植えられているためだろうか、ツバメシジミが多くいた。絞り優先オートで、絞りは f4 にして、シャッタースピードの下限(最低速)を1/500秒に設定しているので、f4 1/500秒 ISO100 より暗い場合、設定した上限のISO3200までは、ISO感度が露出調整の役割をしている。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
191007_014.jpg 14.キバナコスモスにチャバネセセリ
キバナコスモスには、イチモンジセセリも吸蜜にやってくるが、飛んでいるときは、イチモンジセセリとチャバネセセリは区別できない。f4 1/500秒 ISO100 より明るい場合は、シャッタースピードが速くなって露出を調整する。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/1000秒 150mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191007_015.jpg 15.フヨウの花とチャバネセセリ
フヨウの花で吸蜜するのはチャバネセセリが多い。昨年はイチモンジセセリがフヨウの花に入潜り込んで吸蜜している姿も見ているが。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/1600秒 150mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191007_016.jpg 16.ハギの花にきたウラナミシジミ -3
日本チョウ類保全協会編の「フィールドガイド 日本のチョウ」によると、ウラナミシジミは「本土で越冬できるのは九州~関東地方南部沿岸の温暖な地域に限られ、発生を繰り返しながら分布を北に拡大し、8月下旬ごろには個体数が急激に増加して、秋には北海道でも見られるようになる。」と記されている。横浜では、越冬出来るのだろうか? ハギに産卵しているようであったが。 Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO220 ) 露出補正 -0.3段
191007_017.jpg 17.黄色のヒガンバナ
この日は1時間ほどで切り上げた。いつものように法性寺の境内を通らせていただいたが、そこには黄色い彼岸花が咲いていた。白いヒガンバナは巾着田でも見たことはあるが、黄色は初めて見た。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 150mm ISO220 ) 露出補正 -0.3段


2019年9月17日

池の平、鹿沢園地、小諸高原美術館 <8月27日~28日>(5・終) 小諸高原美術館 8月28日

小諸にある小諸高原美術館で、海野和男さんの写真展「小諸日記20年」と「蝶・多様性の世界」が7月24日から8月28日まで開催されているのをインターネットで知っていた。今日が最終日である。天気予報通り、朝から雨模様だった。チョウの撮影はあきらめて、小諸へ行って、小諸高原美術館でこの写真展を見て、美味しいそばでも食べて早めに帰ろうということになった。
 小諸高原美術館は地蔵峠から下りてきて、上信越自動車道に乗らずに下道を走ってほど近い飯綱山というところにある。カーナビに従って進むと小高い丘の上に、小諸高原美術館の建物が見えてきた。車を停めた駐車場の奥は富士見城跡のある飯綱山公園になっている。地元出身の日本画家白鳥映雪の作品や、小諸義塾にゆかりのある作家の作品が収蔵・展示された小諸市立小諸高原美術館・白鳥映雪館として平成10年(1998年)に創立された。
 小諸市にアトリエを構える昆虫写真の第一人者である海野和男さんが、インターネット上で公開されている小諸市を中心に撮影された写真とコメントで紹介される「小諸日記」は、20年の節目を迎え、各テーマごとに再構成された写真が展示されていた。同時に、海野和男さんが審査委員長をされている第5回「生きもの写真リトルリーグ」の優秀作品の展示が行われていた。これも良い写真がいっぱいあった。
 第2展示室の「蝶・多様性の世界 -世界に蝶を追って-」では、世界の蝶の高速動画の展示のほか、海野和男さんが2年間に日本を含む、10か国で撮影された蝶の写真の作品が一堂に並び、多様性あふれる蝶の世界が楽しめた。カメルーン、マダガスカル、タイ、マレーシアには複数回取材、アメリカ、オーストラリア、フレンチギアナ、フィリピン、ミャンマーは1回ずつの取材だったそうだ。 今年の3月29日から4月3日に東京のオリンパスギャラリーでもその写真展が行われたが、それには行くことが出来ず、今回この機会を得て、 ラッキーだった。
 「小諸日記の20年」 、「蝶・多様性の世界 -世界に蝶を追って-」および「生きもの写真リトルリーグ」の作品の一部についてここで載せさせていただいている。
 会場で海野和男さんにお目にかかることが出来た。以前の写真展の会場でお話をさせていただいたことがあったので、ご挨拶させていただいた。会場も良く、素晴らしい写真展だったと思う。
 小諸高原美術館で受付のご夫人から教えていただいた懐古園の傍にある「手打ちそば処 水車」という店でそばを食べ、のんびりと車を走らせ、無事、横浜に帰着した。

1.鹿島園地の朝
朝6時ごろに起床した時は予報通り雨が降っていた。ゆっくり朝食を済ませ、部屋に戻ったが、そろそろ出発しようかと思った9時少し前に、4階の部屋から外を眺めたら、空は少し明るくなっていた。右手は村上(1746m)の山すそで野草園になっている。正面は群馬県嬬恋村だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
  190828_001.jpg
2.嬬恋村のキャベツ畑
嬬恋村の農園では「嬬恋高原キャベツ」の生産が盛んである。標高800m~1,400mの高冷地で育てられた自然たっぷりの高原野菜だ。嬬恋村のキャベツは、主に夏から秋にかけて出荷されている。その時期、嬬恋村産のキャベツの売上は全国の総出荷量の半分を占め、名実ともに「日本一のキャベツ産地」だそうだ。4階の窓から望遠側で撮った。前の写真の中央部の切り取りである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 201mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
190828_002.jpg
3.飯綱山 富士見城跡
10時少し前に小高いところに建つ小諸高原美術館に着いた。奥に駐車場があったが、その向こうが小諸市飯綱山公園(富士見城跡)になっていた。富士見城は400年から500年前の戦国時代に築城されたと考えられている。富士見城は戦闘の時に使用される城・砦であり、常時人が生活していなかったと考えられる。武田氏が佐久地方へ進出したころはその佐久地方統括拠点であり小諸城の前身である小諸鍋蓋城として整備された。武田氏の滅亡後は徳川家康の家臣である柴田康忠が一時布陣したそうだ。山の一番高いところに主郭(本丸)がある。上には上がらなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
190828_003.jpg
4.小諸市立小諸高原美術館
今から20年前に建てられているが、なかなか近代的で立派な美術館である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190828_004.jpg
5.小諸市の市街
小諸高原美術館の前からは小諸の市街地が眺められる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 43mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190828_005.jpg
6.小諸高原美術館の入り口
開催中の写真展「小諸日記20年」と「蝶・多様性の世界」と「生きもの写真リトルリーグ 2019 優秀作品展」の案内札があった。いずれも今日が最終日であった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
190828_006.jpg
7.「小諸日記20年」
受付で入館料をお支払いし、写真撮影の可否を伺ってから、「小諸日記20年」の作品が展示されている第一展示室へ入った。1月から月を追って撮られた写真が展示されていた。海野和男さんがWEBで「小諸日誌」をアップされ始めたのは1999年の2月からだったそうだ。以後、原則、毎日更新されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段
190828_007.jpg
8.「小諸日記20年」浅間山の四季
左側の大きなパネルは浅間山の四季の写真で、右上の「春」から左下の「冬」の浅間山の表情の写真が組まれている。魅了された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/320秒 14mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190828_008.jpg
9.「小諸日記20年」四季彩 夏
独特の小諸の四季がテーマである。「寒かった冬が終わると、美しい花が一斉に咲き出す、夏は空が青く澄み、遠くから来た人は小諸の空はなんと青いのかと感激する」と、述べられている。このパネルは「夏」で生き生きとしたチョウの姿が写されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 23mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190828_009.jpg
10.「小諸日記20年」ハチとアブとアリ
会場で購入した「小諸日誌」ガイドブックで海野さんは「ハチとアブはよく似ているが、まったく違う仲間だ。アブはハチに似ることで身を守っているのかもしれない。アリはハチにとても近い仲間で、新しく生まれる女王やオスアリは翅を持っている。ある日、物置を整理したら、ぼくが子供のころに遊んだミニチュアカーがアリに占領されていた。パトカーはアリのゴミ捨て場になっていた。」と書かれている。「  パトカーはアリのゴミ捨て場」には驚いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/125秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190828_010.jpg
11.クラシックカメラと四季
海野和男さんは2002年に「海野和男とクラシックカメラ」という本を出されている。"クラシックカメラで自然を撮る"というサブタイトルがつけられていて、それぞれのカメラで撮られたチョウなどの自然の写真に興味があって、発売されたときに購入した。私も蝶の写真が撮りたくて、平成になったころEOS650を手に入れた。その後、Nikon F3、F90 を購入し、2001年、最後に買ったフィルムカメラはFM3Aだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/400秒 11mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190828_011.jpg
12.「小諸日誌」を支えたデジタルカメラ
海野和男さんがWEBで「小諸日誌」を始められたころは丁度フィルムからデジタルへの移行期だったと思う。「小諸日誌」 はデジタルカメラで撮られている。海野さんが2002年の3月に出された「デジカメで記録する 海野和男の里山日記」では、初めてデジカメを使ったのは1998年11月と記されている。その時のカメラは Olympus Cー1400XL という機種で140万画素だったそうだ。私がチョウの写真を撮るためにデジカメを購入したは 2002年でOlympus E10 だった。そして、その年にNikonから発売されたD100を購入したのを憶えている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/200秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190828_012.jpg
13.「生きもの写真リトルリーグ 」2015年~2018年最優秀作品賞受賞作品
2015年から始められた海野和男氏が実行委員長をされている「生きもの写真リトルリーグ 」は5年目を迎えた。2015年からの 最優秀作品賞受賞作品が紹介されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 11mm ISO2000 ) 露出補正 -0.3段
190828_013.jpg
14.生きもの写真リトルリーグ2019 地区優秀作品 
第一会場に設置された7台のモニターでは、それぞれ北海道、東北、関東、中部・東海、関西、中国・四国、九州・沖縄 の各地区優秀作品のスライドショーが、上映されていた。これが小学生、中学生が撮ったのかと驚くほどの作品ばかりだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段
190828_014.jpg
15.生きもの写真リトルリーグ2019 
中部・東海地区の優秀作品の一コマ。ヒガンバナにモンキアゲハが舞う写真が映し出されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190828_015.jpg
16.蝶・多様性の世界 ビクトリアトリバネアゲハ
第2展示室に移動した。2年間で日本を含む熱帯地域の10か国で撮影された蝶の写真が展示されていた。この写真はガダルカナルで撮影されたビクトリアトリバネアゲハ♂だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/200秒 20mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190828_016.jpg
17.蝶・多様性の世界 アメリカの蝶
アゲハチョウの本を作っておられるとかで、アメリカの中央部に行かれた時の写真だそうだ。それぞれのチョウの種名が示されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/200秒 22mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190828_017.jpg
18.蝶・多様性の世界 フィリッピン
ルソン島フィリッピン ルソン島へは40年ぶりに行かれたそうだ。写真のチョウはベンゲットアゲハといい、日本のナミアゲハに似ているがルソン島の標高2,000m付近だけに生息する依存種だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 22mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190828_018.jpg
19.蝶・多様性の世界 アカエリトリバネアゲハ マレーシア
アカエリトリバネアゲハの写真は多く撮られているようだ。200回も撮りに行かれているという。これは生き生きとした吸水シーンである。他の作品展で、あまり見ることのできない♀の写真の写真も見せていただいている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/200秒 25mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190828_019.jpg
20.蝶・多様性の世界 フレンチギアナの蝶 ダイダミアモルフォ
仏領ギアナは南アメリカ北東部に位置する。よくこんな遠くまで撮影に行かれると驚く。流石、世界的な昆虫写真家だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190828_020.jpg
21.ヤマキチョウ 日本の蝶
中学生のころ、美ヶ原山麓の三城牧場で、採っても採りきれないほどのヤマキチョウに会ったのを記憶している。しかし、今は信州へ行ってもヤマキチョウに会えることが出来なくなってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190828_021.jpg
22.蝶のスローモーション動画
モニターでは世界各地で撮影された蝶の飛翔のスローモーション動画(45分)が上映されていた。この時、たまたまヤマキチョウの飛翔シーンが写っていた。しばらく閲覧していたが、肉眼では見取ることのできない情景である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
190828_022.jpg
23.富士見城跡の旗塚からの眺め
駐車場に戻り、先ほどの富士見城跡の入口である小高いところまで階段を上がり、小諸市内を眺めた。右側が小諸市内で、左側が上信越自動車道、高峰高原方面になる。11時過ぎに小諸高原美術館を退出し、受付の女性に教えていただいた「水車」というそば処で信州そばを食べて、帰路についた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190828_023.jpg


2018年11月 1日

舞岡公園 秋の入り口 9月17日

少し前のことになるが、しばらく行っていなかった舞岡公園へ久しぶりに足を運んだ。
  季節は秋の入り口で、黒いアゲハたちが訪れるクサギの花は終り、実が成っていたし、古民家裏手のウメモドキの赤い実が鮮やかだった。柿はまだ赤くなっていない。今年は少し遅いのだろうか。稲は実を膨らませ、穂は垂れている。
  チョウは端境期か、少ない。黒いアゲハも飛び去るクロアゲハらしき姿を見ただけだし、ウラナミシジミも見なかった。アカボシゴマダラだけは多く見られた。
  SONYのRX10M4をオールイン・ワンで使いこなそうと思っているが、道に止まるチョウを、背景を入れてロー・アングルで、至近距離で撮りたいときに、ネックストラップでは、首からか掛けているストラップが邪魔になってカメラの位置がとれなかった。そこでハンド・ストラップを購入して、ホールド感などを試してみた。もちろんネック・ストラップより自由がきく。まだ、うまく使いこなせないでいるが、使えそうである。

1.クサギの実
モンキアゲハやカラスアゲハなどの第3化の黒いアゲハが撮れないかと思っていたが、少し遅かったようだ。クサギの花は8月の終わりごろが盛期であり、そのころにこの花に集まる黒いアゲハを多く見ることができる。クサギの花は咲き終わって、実がなっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 84mm ISO100 ) 露出補正 なし
181031_001.jpg
2.柿の実
2015年9月12日にここに来た時には、水車小屋の傍の熟した柿の実で、アカボシゴマダラ、ゴマダラチョウ、そしてコムラサキが吸汁していた。柿の実は今年はまだ青かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 45mm ISO1000 ) 露出補正 なし
181031_002.jpg
3.ウメモドキ
古民家の裏庭にあるウメモドキは今年も真っ赤な実を付けていた。今年の夏はあれほど暑かったのに、秋は来ている。思い起こしたが、スジボソヤマキチョウの食樹であるクロウメモドキというのがある。クロウメモドキはその名の通り真っ黒な実をつける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 48mm ISO125 ) 露出補正 なし
181031_003.jpg
4.キタキチョウ
このチョウは決して大きな花の蜜は吸わないようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 217mm ISO100 ) 露出補正 なし
181031_004.jpg
5.秋の実り
公園の谷戸の田んぼはそれほど広くはないが、実を付けた穂が連なる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
181031_005.jpg
6.赤トンボ
赤トンボは秋を思い起こさせる。これはネキトンボの♂だ。翅の付け根がオレンジ色である。♂は顔まで真っ赤に染まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
181031_006.jpg
7.アカボシゴマダラ -1
舞岡公園でアカボシゴマダラが多くみられる季節になった。人為的に移入されたチョウでなければ、もっともっと愛されるチョウに違いない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 187mm ISO100 ) 露出補正 なし
181031_007.jpg
8.コミスジ -1
このチョウは年3回の発生で5月から晩秋まで見られる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
181031_008.jpg
9.クリ
栗の毬はまだ小さく青かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 87mm ISO400 ) 露出補正 なし
181031_009.jpg
10.アカボシゴマダラ -2
この日、アカボシゴマダラは比較的多くみられたが、擦れている個体も多かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO1600 ) 露出補正 なし
181031_010.jpg
11.イチモンジセセリ -1
各種イネ科植物を食草とするこのチョウは、秋になると数を増す。典型的な普通種だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO320 ) 露出補正 なし
181031_011.jpg
12.イチモンジセセリ -2
飛翔は敏捷であるが、各種の花に来て吸蜜をする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO1250 ) 露出補正 なし
181031_012.jpg
13.アカボシゴマダラ -3
瓜久保の入り口の大きな石に止まっていた。比較的きれいな個体だった。前翅の形が丸いので♀だろうと思う。220mm望遠端で撮影。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
181031_013.jpg
14.アカボシゴマダラ -4
どこまで逃げないでいてくれるか、ロー・アングルにして近づいて行った。9mm広角端で撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
181031_014.jpg
15.イチモンジセセリ -3
いつもはあまり撮ろうと思わないチョウだが・・・ ほかに被写体となるチョウが少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO1250 ) 露出補正 なし
181031_015.jpg
16.コミスジ -2
比較的きれいなコミスジだった。玉虫色の襟足とトルコ石のような色をした目玉がこの種の特徴だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
181031_016.jpg
17.ツバメシジミ
ルリシジミやヤマトシジミは全く見なかった。ツバメシジミは夏の終わりから、秋にかけて数を増す。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
181031_017.jpg
18.ツバメシジミ♀
ツバメシジミの♀の翅表は一見黒いが、前翅に青い鱗粉が散りばめられた個体もいる。後翅の亜外縁の橙色が鮮やかだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
181031_018.jpg
19.ヒガンバナ
舞岡公園にヒガンバナは多くない。ところどころに、1本、2本と咲いている。ナガサキアゲハでも来てくれるといいのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
181031_019.jpg


2015年9月22日

やっと晴れた舞岡公園は実りの秋、蝶も元気だった (2) 9月12日

この頃舞岡公園へ行くと今まで目につかなかったごく小さい花が気になるようになった。視力が衰えたので肉眼ではどんな花なのかよくわからないが、ファインダーを通してみるとそれぞれなかなか魅力的だ。

小谷戸の里から再び柿の実が成ってところへいく。まだ、アカボシゴマダラが乱舞していた。さっきのゴマダラチョウはどこへ行ったかと探すと、ちょっと離れた木の枝に止まっていた。さっきの熟した柿の実はと思って見てみると何やら違う蝶が来ていた。肉眼では同定できず、P610のファインダーで覗いてみたところコムラサキだった。この季節にここでコムラサキに出会うなんてラッキーだ。キタテハの秋型もやってきてアカボシゴマダラと3種がひと盛りになった。

かっぱ池の方へも行ってみる。前回来たときは干上がっていた池には水が蓄えられていた。そして、ヒヨドリバナで吸蜜するツマグロヒョウモンの​♀を撮り、最後にもう一度熟した柿の実のなる木を見上げて、帰路に着いた。この日は駐車代が少々かかってしまったが、有意義な時間を過ごすことができた。

;クリックすると大きな写真になります。 25.ママコノシリヌグイ
小さなピンクの花が咲いていた。調べてみたらママコノシリヌグイという。漢字では「継子の尻拭い」で、この和名は、この草の棘だらけの茎や葉から、憎い継子の尻をこの草で拭くというたとえから来ているという。名に似合わず可愛い花だ。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.3 1/250秒 ​140mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 26.ミズヒキ
多くは日陰に生えている。上から見ると赤く見え、下から見ると白く見える花を、紅白の「水引」に見立てているそうだ。

NikonD5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 ​140mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 27.コミスジ -1
古民家の裏手で久しぶりにきれいなコミスジを見た。胴体の玉虫色の金属光沢が映える。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 ​116mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 28.コミスジ -2
前の写真と同じ個体。横向きの姿を撮った。

NikonD5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/105秒 ​116mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 29.ベニシジミ
白い花がすっ飛んでしまった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 5mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
150922_006.jpg 30.フジカンゾウ
名前の由来は花がフジに似ていて、葉がマメ科の甘草(カンゾウ:著名な漢方薬)に似ているという所からきているそうだ。花の輪郭が捉えにくく、ピントが合っているのかどうかわかりにくかった。もっとシャープに撮らなくてはいけない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 5mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 31.ウメモドキ
古民家の裏庭ではウメモドキ(梅擬)の紅い実が鮮やかだ。果実は9月頃から赤く熟し12月頃に落葉しても枝に残っていて落葉後も赤い実が目立つ。和名は、葉がウメの葉に似ていることや初夏に咲く花もウメに似ていることに由来するそうだ。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5 1/1000秒 ​70mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 32.ヤマボウシの実
ミドリシジミの頃、淡黄色で小さく、多数が球状に集合し、その外側に大形白色の総包片が4枚あり、花弁のように見える花が咲くヤマボウシ(山法師、山帽子)の実だ。この実は食用になるという。wikipediaによれば、果肉はやわらかく黄色からオレンジ色でありマンゴーのような甘さがあって、果皮も熟したものはとても甘く、シャリシャリして砂糖粒のような食感があるそうだ。飲んだことはないが、果実酒にも適するとされる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 143mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 33.ゴマダラチョウさっそうと
柿の実にゴマダラチョウを探した。いない。ふと近くの枝を見るとさっそうとゴマダラチョウが止まっていた。アカボシゴマダラの勢力に圧倒されているが、ゴマダラチョウに頑張ってほしい。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 98mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 34.コムラサキ
熟した柿の実に目を戻すと何やら見慣れぬ趣の蝶が来ている。肉眼ではなんだかわからない。P610のファインダーで見てコムラサキだと分かった。もう9月も半ば過ぎだというのに、それほど傷んでもいない。暖かいところでは年に3~4回発生するという。とすればこの個体は第2化か第3化か?

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 179mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 35.3種盛り
蝶たちはこの柿の実が美味しいらしい。左からキタテハ秋型、アカボシゴマダラ、コムラサキ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 98mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 36.コムラサキの紫
コムラサキはちょうど陽の光が前翅に当たる位置へ移動してきた。その翅が紫色に輝いた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 143mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 37.クズ(葛)の花
かっぱ池の方へ行く。途中、クズの花が咲いていた。クズは根を用いて食材の葛粉や漢方薬が作られ、万葉の昔から秋の七草の一つに数えられている。ウラギンシジミの食草でもある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 98mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 38.ヒガンバナ(彼岸花)
マンジュシャゲ(曼珠沙華)ともいう。彼岸花の名は秋の彼岸ごろから開花することに由来する。wikipediaによれば曼珠沙華は、法華経などの仏典に由来するというが仏教でいう曼珠沙華は「白くやわらかな花」であり、ヒガンバナの外観とは似ても似つかぬものだそうだ。瓜久保で咲いていた。ジョロウグモがいる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/15秒 98mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 39.水が戻ったかっぱ池
8月18日に来たときは池の水は干上がっていて、地面がひび割れしていたが、ここのところの大雨で水が戻ってきていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 40.ツマグロヒョウモン♀
ヒヨドリバナでツマグロヒョウモンの♀が吸蜜していた。しかし、今年は舞岡公園で見るツマグロヒョウモンは極めて少ない。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​140mm ISO1250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 41.アカボシゴマダラ
また、例の柿の木のところに戻ってきた。大きなアカボシゴマダラだった。ゆったりと止まっていたので撮り易かった。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 ​95mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 42.柿の実とゴマダラチョウ
ちょっと離れた柿の実にゴマダラチョウが止まって吸汁していた。この柿も良く熟れているようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 43.樹の幹に止まるアカボシゴマダラ -1
食事に飽きて一休みというところか。.

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5 1/500秒 ​75mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 44.樹の幹に止まるアカボシゴマダラ -2
同じ個体。今度は近づいてP610で撮る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 45.アカボシゴマダラが3頭
例の柿の実にアカボシゴマダラが3頭集まって吸汁している。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/125秒 258mm ISO140 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 46.たわわに実る稲穂 小谷戸の田んぼでは、稲がたわわに実を付けていた。


Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/800秒 36mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 47.ヒカゲチョウ
駐車場への戻り道、ここは何時もヒカゲチョウが飛び出すところだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段