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2021年10月14日

北海道 3泊4日 10月7日~10日 その1 旭川と旭山動物園

7月の中頃に申し込んでおいた某旅行社の「北海道大周遊4日間」というツアーが催行されることになり行ってきた。
 新型コロナウィルスの日々の感染者数は、10月に入って著しく減少した。10月4日以降は東京、神奈川とも100人を下回るようになり、びっくりしている。お陰で少し旅行にも出かけやすくなった。
 テーマが大周遊というものの、4日間のうち、1日目は旭川に行くだけ。2 日目に行く、旭山動物園、美瑛、富良野がメインで、3日目も、恵庭にある「えこりん村」と支笏湖畔へ行くだけだ。このツアーは1泊目「星野リゾート 旭川OMO7」、2泊目富良野の「ラビスタ富良野ヒルズ」、そして最後に「ザ・ウィンザーホテル洞爺」に泊るということがテーマのようなものだった。

1日目、羽田から昼の便で新千歳空空港へ、そのまま旭川へバスに揺られ、夕方「星野リゾート 旭川OMO7」に入る。夕食は"敢えて"自由食だった。
2日目はバスで「旭山動物園」へ。約3時間滞在したが飽きなかった。昼食はそこで簡単に済ませ、美瑛へ。Mac Computer のコマーシャルの壁紙になったという「青い池」を見たあと「白髭の滝」、「十勝岳望岳台」の風景を楽しんだ。「青い池」は意外に印象的だった。
3日目、 水力発電、潅漑のダムによる「かなやま湖」へ立ち寄ったが無用だった。そこから「びっくりドンキー」が運営する「えこりん村」へ行った。東エリアと西エリアがあり、西エリアの「銀河庭園」「みどりの牧場」は別料金だが、よく手入れがされていた。昼食後、支笏湖畔へ寄り、洞爺湖の「ザ・ウィンザーホテル洞爺」に入った。
最終日は、洞爺湖が眺められる「サイロ展望台」、洞爺湖温泉の「わかさいも本舗」に寄って新千歳空港へ。昼食は空港3階の「市電通り食堂街」の「函太郎」で寿司にした。食後、2階の海産物を扱う店が並ぶコーナーへ寄った。酒の当てに旨そうなものがいっぱい並んでいて、買わざるを得なかった。緊急事態宣言が解除された後の日曜日とあって混雑はしていたが、新千歳空港は楽しむことが出来た。

それでは、第1日目から2日目の旭山動物園前半まで。

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キングペンギン 2021年10月8日 旭川市 旭山動物園

1.旭川のすし屋
新千歳空港からバスに揺られ、旭川市役所のすぐそばにある「星野リゾート OMO7 旭川」に着いたのは6時少し前だった。北海道は日が暮れるのが早い。この日の夕食はなぜか自由食。寿司を食べたいと思い、出発前にチェックしておいた3軒の店の中から、最初に電話した「二幸本店」というところを予約した。場所は買物公園通りの三条で、見当をつけて歩き始める。買物公園通りに出て、地元のかたに聞いてたどり着いた。繁華街のはずだが、人通りは少ない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/125秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
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2.「二幸本店」品書き
中に入ると、すし屋というより、居酒屋のようだった。まず、「にぎり」を頼み、この品書きから酒の肴を選ぶ。「たちのてんぷら」と「北寄貝のバター焼き」が美味かった。「にぎり」はイクラはイマイチだったが、ウニは美味かった。珍しい「ハッカク」や「アブラボウズ」も美味かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/125秒 15mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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3.買物公園通り
食事を終えた後、買物公園通りを歩いてみる。JR旭川駅前に通ずる歩行者専用の買物公園通りは、商店や飲食店が並ぶ目抜き通りである。ブランド店もある。道端にこんな像があった。後で調べたところ、ベンチに座ってサックスを吹くおじさんと、その先にネコが座っている「サキソフォン吹きと猫」というブロンズ像だ。黒川晃さんというかたの2001年の作品だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/125秒 12mm ISO1600 ) 露出補正 なし
003_211007036 X800 旭川 買物公園通り 北海道旅行 D7X.jpg
4.「星野リゾート OMO7 旭川」のロビー
8時ごろホテルに戻ると、明日行く旭山動物園に因んで動物たちの骨についての話があるというので、30分ほど聴いてみた。このホテルの1階フロアは、朝食に使用するCafeを含めて、この時間はフリーのスペースになっていて、コーヒーやフルーツ・ウォーターなどのサービスもある。写真はその一部で、ブック・トンネルと呼ばれるスペースだ。周りには書棚があり、旭川に関する写真集などをテーブルに持ってきて、自由に閲覧できる。落ちつた良い空間と思う。創業は1920年(大正9年)というこの宿は、1994年(平成6年)「旭川グランドホテル」として開業した。2016年(平成29年)春から旭川グランドホテルの経営に参画している星野リゾートが、2018年(平成30年)にホテルを星野リゾートの新たなブランド「OMO」(おも)第1号となる「OMO7 旭川」と改名した。OMOとはどんな意味かと聞いたら冗談で「おもしろい」のOMOだというが、OMOとはOnline Merges with Offlineの略で「オンラインとオフラインが融合した世界」を指す。 オンライン(インターネット)とオフライン(リアル店舗)の境界線をなくして個々の顧客に最適なサービスを提供し、CX(顧客体験)の向上を目指そうというものだそうだ。星野リゾートのOMOは、その街だけの楽しさや美味しいものをスタッフ目線で紹介してくれるなど、"街を楽しむ"という視点"から生まれたのが「旅のテンションを上げる都市観光ホテル」というOMO Hotels のコンセプトという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/125秒 12mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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5.旭川の朝
次の日の10月8日は今回の目的のひとつである「旭山動物園」だ。ここから近いので、その開園時間に合わせ9時半出発と遅い。出発まで間、ホテルの外に出て見た。写真は9時少し前の市役所前の通りである。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/1800秒 19mm ISO640 ) 露出補正 なし
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6.「旭山動物園 」東門 あべ弘士のヒョウ
10時ちょうどにバスは「旭山動物園」に着いた。旭山という山があって、その下に動物園が作られたので「旭山動物園」の名がある。団体客は東門から入る。その東門にあべ弘士さんというかたの絵のヒョウのモニュメントがあった。あべ弘士さんは、1970年代に旭山動物園飼育員として25年勤務され、その後、絵本作家として活躍中である。夕べOMO7で閲覧した絵が気にって、「動物園物語」という冊子を売店で求めたが品切れ中、帰ってきてAMAZONで見つけ発注すると、翌日に届いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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7.モンキチョウ 雄
東門は動物園内で一番高いところにある。そこから動物たちのいる方へ下りていくのだが、動物に会う前にモンキチョウに会ってまった。普段見ているモンキチョウより小型で、飛んでいるとミヤマモンキチョウを思わせる。北海道の10月はもうチョウは飛ばないと思っていたが、意外だった。個体数も多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO200 ) 露出補正 なし
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8.エゾユキウサギ
そばの説明板を見るとエゾユキウサギとあった。愛くるしい姿をしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO500 ) 露出補正 なし
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9.ジェフロイクモザル
クモザルは、南米原産の小型のサルの仲間で、樹上で小さな群れを作って生活している。細長い腕と、物をつかむことのできるしっぽを用いて枝から枝、木から木へと優雅に移動する。敏捷なこのサルは、ほとんどの時間を木の上で過ごし、親指がないか、非常に小さいにもかかわらず、木の枝にしっかりつかまって活動する。旭山動物園では、「くもざる・かぴばら館」でカピバラと同居する。クモザルは上の方に、カピバラは地表にと棲み分けるが、この時はクモザルは地表に降りていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 97mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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10.カピバラ
げっ歯類(ネズミの仲間)の中では最大の種類で、クモザルと同じように南米に生息している。異種で混同飼育する事は難易度が高く、逃げ場などを用意しておかないと事故が起こる事もあるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 62mm ISO400 ) 露出補正 なし
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11.ワオキツネザル
名前の由来は尻尾と顔で、わっかになった尾の狐みたいな顔のサルだ。体温調節が苦手で、お腹を太陽やヒータに向けて対応んを上げる。メスが擬陰茎(巨大化した陰核)を有することが特徴である。マダガスカルの国獣に指定されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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12.アビシニアコロブス
本種は Leaf Eater で主食は木の葉だそうだ。胃が3室に分かれ、胃の中には微生物が生息して分解を助けている。このおかげで他のサルたちとエサを巡っての争いをしないで済む。きれいなマントのような白い毛は、目立ってしまいそうだが木の上では保護色になる。黒はこの葉の陰に見え、白は木漏れ日に見えるのだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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13.ホッキョクグマ -1<br> ホッキョクグマの展示場所は2つある。こちらは、堀を利用し、檻のない放飼場になっており、陸上でのホッキョクグマを観察できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 29mm ISO640 ) 露出補正 なし
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14.ホッキョクグマ -2
食べ終わったエサ入れを抱えて眠っている。腹がいっぱいになれば眠くなる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 36mm ISO250 ) 露出補正 なし
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15.ホッキョクグマ -3
もう一つ、ホッキョクグマを観察する場所として、水中を泳ぐところを見ることが出来るプールがある。なかなかプールの中に入って泳いでくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO800 ) 露出補正 なし
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16.キングペンギン
ペンギンは旭山動物園の人気ものである。ここではキングペンギン、ジェンツーペンギン、フンボルトペンギン、イワトビペンギンの4種類のペンギンが飼育されている。写真の右側の2頭はキングペンギンだ。オオサマペンギンともいう。そして左にいるチョコレートの塊のようなのは、キングペンギンの幼鳥である。キングペンギンはコウテイペンギンに次いで2番目に大きな種類のペンギンで、体長は85-95cmほどで体重は10-16kg。外見はコウテイペンギンに似るが小型で、頭部から喉にかけてのオレンジ色が強い。また、体に対するくちばしやフリッパーの比率も大きい。卵は54日ほどで孵化するが、それまではオスとメスが交代で抱卵する。夏の海は餌が多いので、オスとメスはこの機を活かしてヒナに多くの餌を与える。秋を迎えるまでには、ヒナの体重は成鳥の8割ほどになる。雛の羽毛は生後約6ヶ月で大人の羽に生え変わり、自力で泳ぐことができるようになるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 36mm ISO400 ) 露出補正 なし
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17.キングペンギンの顔
実に立派な顔をしている。自然の造形は見事である。眼が顔の黒と同じ色をしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO400 ) 露出補正 なし
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18.イワトビペンギン
イワトビペンギンは体長45-58cmほどと比較的小さい。鋭い目の上の白い一筋の模様は特徴的だ。足は白い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 48mm ISO160 ) 露出補正 なし
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19.ペンギンのお食事タイム
東門を入った時に、ペンギンの「もぐもぐタイム」は10時45分からと掲示されていた。もうすぐ、その10時45分になる。ペンギンたちが集まってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 25mm ISO100 ) 露出補正 なし
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20.立派なイワトビペンギン
これは立派な成鳥のようだ。眼の上の黄色い模様と黄色い冠羽が凛として立派だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO250 ) 露出補正 なし
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21.4種類のペンギンたち
飼育員の傍にペンギンたちが集まってきた。一番左の手前にいるのがフィンボルトペンギン、右から3番目のやや大きい褐色で、眼の後ろに白い斑紋があるのが、ジェンツーペンギンだ。ジェンツーペンギンは体長は51cm - 90cm、体重は5kg - 8.5kgほどで、大きさはペンギン18種類のうち、コウテイペンギン、キングペンギンに次いで3番目に大きい。 フィンボルトペンギンは 全長64 - 69cmだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 94mm ISO200 ) 露出補正 なし
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22.餌を与えられるイワトビペンギン
種類の違うペンギンたちだが、争うことなく、おとなしく餌を食べている。これも躾けられているのだろうか。

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プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 84mm ISO250 ) 露出補正 なし
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23.泳ぐキングペンギン -1
ペンギン館の館内に入ると360度見渡せる水中トンネルがあり、ペンギンが飛んでいるように泳ぐ姿を観察することができる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
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24.泳ぐキングペンギン -2
立っているときの姿とは違った魅力がある。ちゃんと速く泳げるような体形になっているのだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
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25.イワトビペンギンの顔
イワトビペンギンの成鳥の目の上には眉毛のような黄色の羽(冠羽)があるのが大きな特徴だ。目とくちばしが赤い。旭山動物園の続きは次回にアップする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO500 ) 露出補正 なし
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2015年11月 7日

野毛山動物園 10月28日

朝から暖かい日になった。舞岡公園に行こうかと思ったが、あまり成果を期待できないのでやめにして、先日、護衛艦「いずも」を見に行った時に、その近くまで行った野毛山動物園に行ってみることにした。先日は桜木町の駅前から動物園通りという道を歩いたが、この日は県道218号平戸桜木通りの1本左側の野毛仲通りを入っていった。途中、中央通りとか、野毛たべもの横丁のある柳通りと交差する。桜木町の駅の反対側のみなとみらい地区とはまったく趣が違う下町的な佇まいである。野毛三丁目で平戸桜木通りを渡り、野毛坂へと登って行った。

野毛山公園の入り口を右手に見て、しばらく行くと野毛山動物園の入り口があった。ベビーカーに小さな子供さんを乗せた若いお母さんたちがお仲間と動物園に入っていく。
  1951年(昭和26年)に開設された野毛山動物園は横浜市立で、その面積は1999年(平成11年)7に開園されたよこはま動物園ズーラシアの55.3ヘクタールに比べると、3.3ヘクタールと広くはない。しかし、飼育されている動物はライオン、アムールトラ、キリン、チンパンジー、レッサーパンダ、フンボルトペンギンなど100種類以上、1,000頭以上の動物を擁しており、都心部の動物園としての飼育数はかなり充実しているといわれる。
  しかし、動物園と言えば必ずいるゾウがいない。wikipediaによると、開園した年1951年(昭和26年)の4月17日にインドゾウの「はま子」(メス、推定7歳)がカルカッタから来園し、1957年(昭和32年)には2頭目のゾウ「マリ子」推定2歳が来園した。しかし、「マリ子」は1987年(昭和62年)11月2日に急死した。そして開園以来飼育されていた人気者のゾウ「はま子」は​2​003年(平成15年)に享年59歳で死亡したそうだ。それ以来、ゾウはいないようだ。
  動物園を一通り歩いて退出し野毛山公園を散策した。

1.野毛仲通り
10月11日に来たときは動物園通りを歩いたが、この日は野毛仲通りを入った。まだ11時前なので町は静かだった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
2.たべもの横丁
野毛仲通りを歩いていくと野毛たべもの横丁という提灯がかかったアーチがある路があった。この通りは柳通りというらしい。たべもの横丁はこの柳通りを入った路地のようだ。夜は賑やかなのだろうと思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/400秒 21mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
3.野毛山動物園入口
右手に野毛山公園を見ながら坂を上がっていくと、野毛山動物園の入り口に着いた。入園料を支払おうと窓口に行くと、なんと入園無料になっていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/200秒 39mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
4.エントランス
入ったところは小さな広場になっていて、折からハロウィンの飾り付けがされた花壇の前ではお母さんたちが我が子の写真を撮っていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 8mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
5.ショウジョウトキ
入口の花壇の右手には鳥舎があった。数種類の鳥が同居している。これは中央アメリカ、南アメリカに生息するショウジョウトキだ。たべものに含まれる色素で羽が赤くなるという。曲がったくちばしで浅い水辺の水の中から甲殻類などを探し出して食べるそうだ。この鳥舎の中に、これからの時期自宅近くの帷子川で良く見かけるキンクロハジロがいた。どこからか飛んできたのだろうか。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 125mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
6.インドセタカガメ
爬虫類の部屋に入るとカメやワニ、ヘビなどがいた。これは水槽で泳ぐインドセタカガメ。インド北部と南東部、バングラデシュ、パキスタン南部に生息する。左から首を伸ばしているのはバタグールガメというそうだ。ともに植物を食べるというので共食いはなさそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/125秒 12mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
7.横浜市電
この車両が製造された年の昭和26年に開園した野毛山動物園で第二の人生を送る1518 号。横浜市傳は昭和47年に全線廃止され、この1518号は野毛山動物園で保存、展示されて43年になる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/200秒 5mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
8.インドライオン
ここの猛獣舎は少しさびしい。この日はこのライオン1頭しかいなかった。さびしそうな顔をしていた。従来はアフリカライオンを飼育・展示していたが、2014年6月21日よりよこはま動物園ズーラシアで2008年2月11日に生まれたオスのインドライオン「ラージャーを飼育・展示しているという。アムールトラもいるらしいがこの日は姿を見なかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/40秒 21mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
9.アミメキリン
昨年、飼育していた沖縄生まれのアミメキリンの雄「テビチ」が死んだらしい。夜間に転倒して頭を打ったのが死因とみられているという。人間の60歳前後に相当する15歳だったそうだ。当時の新聞には「子どものソラ(2歳、雄)と仲むつまじく歩く姿が、子どもたちに人気だった。」とあるので、このキリンは子どもの「ソラ」なのだろうか。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 116mm ISO100 ) 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。
10.フラミンゴ
チリ、ペルー、アルゼンチンの塩湖やラグーンに生息する。数百から数千の群れを作って湖の水辺で生活するという。脚を水たまりに踏み入れた時の波紋がきれいだった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/125秒 36mm ISO250 ) 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。
11.ニューカレドニアの国鳥カグー
ほとんど飛べないそうだ。森に棲んでいてミミズなどを歩いて探すそうだが、開発による生息地の破壊、羽毛やペット目的の乱獲、人間が持ち込んだ動物による食害により生息数は減少しているそうだ。絶滅危惧種(1B類)。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 72mm ISO560 ) 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。
12.フンボルトペンギン
​wikipediaによれば、​フンボルトはドイツの地理学者であるアレクサンダー・フォン・フンボルトに由来する。フンボルト海流が流れ込む南アメリカの沿岸地域に暮らして​いるが、産卵場の環境破壊、餌の魚の乱獲など人為的影響やエルニーニョなどにより個体数の減少が続き、野生種は2005年には約1万羽にまで減少したとされる​。​日本動物園水族館協会の調べによると2003年に全国約70園で1480羽と、野生の生息数の一割以上を日本の水族館や動物園が飼育する状況に至っている​という​。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/​2000​秒 ​90mm ISO​100​ ) 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。
13.コンドル♂「ショウ」
1997年5月生まれの♂。コンドルはアンデス山脈に生息し​、視力が発達していて上空から食べ物を探すことfができる。野生化では主に動物の死肉を食べているという。体は大きいが心はとてもナイーブだそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.​5 1/​125秒 ​48mm ISO​1600​ ) 露出補正 -0.3
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14.コンドル♀「ヘンリエッタ」
コンドル舎には2頭のコンドルがいた。これは「ヘンリエッタ」という名前が付けられた♀のコンドルのようで、下に下りていた。♂には大きなとさかがあるが、メスには無い。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/​125秒 ​98mm ISO​1600​ ) 露出補正 -0.3
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15.ノスリ
猛禽舎​には​「ノスコ」と「ノスミ」という​2頭のノスリがいた。本州の中部以北の山林で繁殖するが秋冬には低地や暖地にも移動すると説明されていた。小型のタカという印象だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4​ 1/​125秒 ​258mm ISO​1600 ) 露出補正 -0.3
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16.レッサーパンダ
レッサーパンダは動物園の人気者だ。入口を入ってすぐのレッサーパンダ舎には「キンタ」と「ケンケン」​という2頭のレッサーパンダがいた。わたくしが入園したときは、まだ外に出てきていなかったが、活動し始めたようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5.6 1/​125秒 ​90mm ISO​800 ) 露出補正 -0.3
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17.クロツラヘラサギ
最初にショウジョウトキを見たバードゲージにこんな鳥がいた。トキ科の鳥だ。へら状のくちばしを使って水中のたべものを探す。​wikipediaによれば開発による生息地の破壊、狩猟などにより生息数が減少していて環境省レッドリストでは絶滅危惧IB類(EN)となっているそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5.6 1/​640秒 ​179mm ISO​100 ) 露出補正 -0.3
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18.ヒカゲチョウ
12時少し前、動物園を退出した。今日は暖かい日となって、動物園の中ではアカタテハ、キタキチョウ、ツマグロヒョウモン、ヤマトシジミが飛んでいた。​野毛山公園の展望台へ行ってみようと歩き始めたら、樹上から舞い降りて葉の上に止まった。キタテハかなと思ったら、ヒカゲチョウだった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​6.5 1/​250秒 ​258mm ISO​100 ) 露出補正 -0.3
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19.野毛山配水池
展望台の手前は野毛山配水池となっていた。横浜市西区のホームページによれば、開港以来、水不足に悩まされていた横浜に、明治20年(1887年)日本最初の近代水道が創設され、野毛山に最初の浄水場が完成した。40キロメートル以上も離れた相模川上流で取られた水が、ここまで送られてきたそうだ。その後、関東大震災で壊滅し、現在は浄水場の姿はみることはできない。しかし、大正15年に浄水場跡地が公園として整備され、地下に1万立方メートルの野毛山配水池が完成した。さらに昭和42年には水需要の増加に対応して4万立方メートルの配水池が新たに整備された。配水池は「浄水場でつくられた水が家庭に届く前に蓄えておく」「災害など緊急時の飲み水を蓄えておく」という役割を持っている。現在、西区全域と中区・南区の一部の地域にここから水が送られているという。野毛山公園内には、昭和62年、横浜水道創設100周年を記念して建てられた横浜水道の設計・工事を手がけた「近代水道の父」ヘンリー・スペンサー・ パーマーの胸像があった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4 1/​200秒 ​9mm ISO​100 ) 露出補正 -0.3
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20.野毛山公園展望台
​野毛山は標高50mほどの小さな山である。​1966年から横浜市民に親しまれてきた展望台​は​2011年8月に45年ぶりにリニューアルされた​という。​みなとみらいの横浜ランドマークタワーや、横浜ベイブリッジ​が​一望で​きた​。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5.3 1/​1600秒 ​6mm ISO​100 ) 露出補正 -0.3
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21.プリンセス ドゥ モナコ​
展望台の奥は地下が配水池となっている芝生の広場があった。そこはバラ園になっている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4 1/​2000秒 ​8mm ISO​100 ) 露出補正 -0.3
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22.中村汀女句碑
動物園の入り口まで戻り、野毛山公園の中を桜木町の駅に向かって下って行った。幕府の下田開港のうわさを聞き、これを批判、横浜開港に奔走した佐久間象山顕彰碑があった。さらに下ると​中村汀女句碑があった。女流俳人の中村汀女(1900~1988)は、大蔵省官吏の夫と昭和5年(1930)から西戸部町の税関官舎に住み結婚後に中断していた句作を再開した。文芸雑誌『ホトトギス』の同人として俳壇での本格的な活動に入り、多くの女流俳人に影響を与えた。野毛山公園には「蕗のたう おもひおもひの 夕汽笛」と野毛の早春を詠んだ句碑が建っている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​3.8 1/​125秒 ​7mm ISO​180 ) 露出補正 -0.3
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