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2023年10月 2日

信州 夏の高原のチョウと花 ⑥ 終 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山

再び「入笠すずらん山野草公園」の一番端、八ヶ岳展望台へ来ている。この周辺でもう少しクジャクチョウなどを撮っていきたい。
 マツムシソウにはクジャクチョウが多い。コオニユリにはまた、キアゲハが吸蜜に来るのを期待する。
 この日は、チョウの種類こそ多くはなかったが、久しぶりにクジャクチョウをたっぷり撮影できたし、スジボソヤマキチョウの良い写真が撮れ、楽しむことが出来、充実感があった。
 チョウと花とは切っても切れない。写真にタイトルを付けるにしても、「花に止まるチョウ」ではなく「マツムシソウにきたクジャクチョウ」としたい。今回は花の写真も撮り、PictureThisで検索もしてみた。一遍には覚えきれないが、これからも学んでいきたい。
 午後2時、そろそろゴンドラに乗って下る時間になった。帰りも安全運転で無理をせず、休憩をとりながら走りたい。午後3時に富士見パノラマリゾートの駐車場を出発した。中央道は工事渋滞が2か所あり、圏央道から東名に入り、厚木―横浜町田、そして最後の保土ヶ谷バイパスが混雑し、4時間かかってしまったが、無事自宅に帰着した。

000_230822704xm2 X700 入笠山 キアゲハ コオニユリ RX10M4.jpg
コオニユリに来たキアゲハ 2023年8月22日 長野富士見町入笠山「入笠すずらん山野草公園」

104_230822639t X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 104.マツムシソウとクジャクチョウ -21
マツムシソウが咲くところでは午後になってもクジャクチョウが多く翔んでいた。裏が真っ黒なところへ赤い翅表が見え、精悍な感じがする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 193mm ISO320 ) 露出補正 なし
105_230822643x X900 〇入笠山 クジャク RX10M4.jpg 105.マツムシソウとクジャクチョウ -22
マツムシソウの頭花は4-7cmで、小さな花が集まっている。その小さな花に口吻を入れて吸蜜している。マツムシソウの雄しべは4本、花糸は淡青色、葯は淡紫色、花粉は白色。雌しべは1本、柱頭は頭状。外側から内側に咲き進むそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 198mm ISO125 ) 露出補正 なし
106_230822747 X900 ◎入笠山 富士見パノラマリゾート G7X.jpg 106.マツムシソウとクジャクチョウ -23
視界に2〜3頭のクジャクチョウが目に入る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
107_230822646x X900 入笠山 ウラギン♂ RX10M4.jpg 107.ウラギンヒョウモンとマツムシソウ
ウラギンヒョウモンはマツムシソウにも来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 147mm ISO500 ) 露出補正 なし
108_230822652x X900 入笠山 クジャク撮る人 RX10M4.jpg 108.クジャクチョウを撮る人
マツムシソウで吸蜜するクジャクチョウを草の上に横たわって撮っている愛好者もおられた。レンズの先には別の個体がいた。私の場合、あのような姿勢になると起き上がるのが容易ではない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 50mm ISO250 ) 露出補正 なし
109_23082266tx X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 109.マツムシソウとクジャクチョウ -24
隣に咲くヤマハハコに止まるクジャクチョウを一度見たが、やはりマツムシソウの方が好きなようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 203mm ISO320 ) 露出補正 なし
110_2308220133 X900 入笠山 クジャクZ50 Z105mc.jpg 110.マツムシソウとクジャクチョウ -25
マツムシソウとヤマハハコ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO160 ) 露出補正 なし
109_23082266tx X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 111.ミドリヒョウモン♂ -3
このフジバカマ(PictureThis ではヘンプアグリモニー)にいたミドリヒョウモンは比較的破損していなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 219mm ISO250 ) 露出補正 なし
112_230822680 X900 入笠山 ミドリ♀ アキノキリンソウ RX10M4.jpg 112.ミドリヒョウモン♀がアキノキリンソウに
きれいな♀の個体だった。アキノキリンソウによく似合う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 132mm ISO1250 ) 露出補正 なし
113_230822688tx X900 入笠山 ヤマトスジグロ RX10M4.jpg 113.ヤマトスジグロシロチョウ
スジグロシロチョウか、ヤマトスジグロシロチョウか迷ったが、後者と同定した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
114_230822692x X900 入笠山 サラシナショウマ RX10M4.jpg 114.サラシナショウマ(晒菜升麻、更科升麻)
上高地ではサカハチチョウが吸蜜していたこの花を見たが、ここでは群落になって咲いていた。和名サラシナショウマは、若芽を茹でて、水にさらして山菜として食したことに由来するのだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 128mm ISO500 ) 露出補正 なし
115_230822694x X900 入笠山 ホソバエゾリンドウ RX10M4.jpg 115.ホソバエゾリンドウ(細葉蝦夷竜胆)
wikipediaによれば、エゾリンドウという種もあり、それはこのホソバエゾリンドウの変種で学名をGentiana triflora var. japonica という。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 37mm ISO1250 ) 露出補正 なし
116_230822698x X900 入笠山 ヒメキマダラヒカゲ ヘンプアグリアモニー RX10M4.jpg 116.ヒヨドリバナに来たヒメキマダラヒカゲ
PictureThisではヘンプアグリモニーと同定された。ヒヨドリバナ属にもフジバカマをはじめ、いろいろな種があるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
117_230822699 X900 入笠山 キアゲハ RX10M4.jpg 117.コオニユリとキアゲハ
先ほどもこのコオニユリに来たキアゲハを撮った。必ず、また来てると思い、狙っていると翔んできてくれた。先ほどのとは違う個体で、尾状突起も切れていない。このショットは、顔が花に隠れてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
118_230822709s X900 入笠山 ミドリヒョウモン RX10M4.jpg 118.ミドリヒョウモン♂ -4
ミドリヒョウモンの破損のないきれいな個体が葉っぱの上に静止して、翅を開いていた。ミドリヒョウモンは、信州の高原では最もポピュラーな種である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
119_230822714x X900 入笠山 ヤマユリ RX10M4.jpg 119.八ヶ岳を背景に咲くヤマユリ
このヤマユリも一株にたくさんの花を付けていて、見事に咲いていた。wikipediaによれば、「山地に生える日本特産のユリで、夏に咲く花は大型で白く、山中でもよく目立ち、強い芳香を放つ。鱗茎は食用のユリ根になり、別名リョウリユリともよばれている。」と解説されている。ただし、山地に生えるユリがヤマユリの語源であるようだが、ヤマユリは舞岡公園などの平地でも咲く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 43mm ISO160 ) 露出補正 なし
120_230822716 入笠山 X900 クジャク RX10M4.jpg 120.クジャクチョウ翔び立つ
ヤマハハコで吸蜜していたと思われるクジャクチョウが花を離れた。そろそろ、ゴンドラの山頂駅へ向かう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 147mm ISO160 ) 露出補正 なし
121_230822752 X900 〇入笠山 帰路 G7X.jpg 121.下りのゴンドラ
午後2時半、まだまだ日は高く、降りる人も少ない。籠に乗るのは一人である。自転車を載せてしtから上がってくる人もいる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし

2023年9月28日

信州 夏の高原のチョウと花 ⑤ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山

午後1時近くなった。あと1時間くらい粘ってみようと思う。午前中もスジボソヤマキチョウが遠くで元気よく飛ぶ姿を見ていたが、一輪のアザミ(ノハラアザミと思ったが、PictureThisでは、キリシウム・リブラレと同定された)のお陰で撮影チャンスに恵まれた。きれいな♂の開翅シーンが撮影できた。
 まだまだ、クジャクチョウもマツムシソウに来ている。この日は天候に恵まれ、昨年のリベンジが果たせた。

000_230822561mx X700 〇入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg
アザミの花にアプローチをするスジボソヤマキチョウ♂ 
2023年8月22日 長野富士見町入笠山「入笠すずらん山野草公園」

086_230822527 X900 入笠山 アキノキリンソウ RX10M4.jpg 86.咲き始めのアキノキリンソウ
wikipediaによれば、アキノキリンソウは高さは70[〜80cm程度となり、8〜11月に総状の黄色い花を多数つけると記されている。午前中にたくさんの花を付けた本種を見たが、この株はまだ、これからである。たくさんの蕾を付けている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 129mm ISO250 ) 露出補正 なし
087_230822536x X900 入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 87.スジボソヤマキチョウ♂ -1
スジボソヤマキチョウの♂が飛んでいた。これは撮ってやろうと思い、追跡を始める。やがて一輪のアザミの花に静止した。慎重に近づく。このチョウは花に止まるときは翅を閉じる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
088_230822539mt X900 入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 88.スジボソヤマキチョウ♂ -2
トリミングした。このアザミは、あとでPictureThisで検索したところ、キリシウム・リブラレ( Cirsium rivulare)と同定された。別名プラム・シスル(plume thistle)やブルック・シスル(brook thistle)とも呼ばれるヨーロッパ原産の多年草だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
089_230822542tmx X900 入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 89.スジボソヤマキチョウ♂ -3
レモンイエローが鮮やかである。この花が気に入ったらしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
090_2308220112 X900 入笠山 ウラギン ヒヨドリバナ Z50 Z105mc.jpg 90.ウラギンヒョウモン♀とヒヨドリバナ
破損はなく、鱗粉も落ちていないきれいな個体だった。♀が多く翔んでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO140 ) 露出補正 なし
091_230822549tmx X900 入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 91.スジボソヤマキチョウ♂ -4
花から離れて翅を開いたところを撮りたいのだが、位置は換えるがこの花から離れようとしない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
092_230822551 X900 △入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 92.スジボソヤマキチョウ♂ -5
2分ほど経って、やっと花から離れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
093_230822552x X900 △入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 93.スジボソヤマキチョウ♂ -6
そのまま、右の方へ翔んで行ったが少しピントが外れてしまった。表側のレモン・イエローが見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
094_230822565mx X900 〇入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 94.スジボソヤマキチョウ♂ -7
一回りして再びアザミの花に戻ってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
095_230822602x X900 〇入笠山 スジボソヤマキ RX10M4.jpg 95.スジボソヤマキチョウ♂ -8
アザミの花のどの蜜腺にアプローチしようか考えているようにホバリングをしているところが撮れた。ピントもまずまずだったし、今回の一番気に入ったショットになった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
096_230822574x X900入笠山 ミドリヒョウモン RX10M4.jpg 96.ミドリヒョウモン♂ -2
ミドリヒョウモンは♂も元気に翔んでいるが、破損が有ったり、鱗粉がとれている個体が多かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
097_230822614 X900 入笠山 ヒメキマダラヒカゲ RX10M4.jpg 97.ヒメキマダラヒカゲ -3
ヒメキマダラヒカゲはヒヨドリバナが好きだ。これは♀のようである。新鮮な個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
098_230822620x X900 入笠山 赤トンボ RX10M4.jpg 98.アキアカネ
Googleの「レンズ」で検索したら、アキアカネだった。wikipediaによると、「赤とんぼとは、通常はトンボ科アカネ属に属するトンボを総称して呼ぶが、狭義には秋に平地に群を成して出現するアキアカネ(Sympetrumfrequens)のみを指すことがある。」とあった。6月頃に羽化する 、夏の間は高い山に登って避暑し、秋が近づくと里に降りてくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
099_230822624 X900 入笠山 カンッパニュラ・ラティフォリア RX10M4.jpg 99.カンパニュラ・ラテフォリア PictureThisで検索すると、カンパニュラ・ラテフォリア(Campanula latifolia)とあった。カンパニュラ  は、キキョウ科ホタルブクロ属でキキョウやホタルブクロの仲間らしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1250秒 9mm ISO110 ) 露出補正 なし
100_2308220120 X900 入笠山 ハタザオギキョウ Z50 Z105mc.jpg 100.ハタザオギキョウ(旗竿桔梗)
これもホタルブクロ属の植物である。wikipediaで検索してみると、学名を Campanula rapunculoides L.といい、栽培種という区分に入っていた。前種とは葉で区別することが出来た。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO450 ) 露出補正 なし
101_230822628 X900 入笠山 ハンカイソウ RX10M4.jpg 101.ハンカイソウ(樊噲草) -2
マルバダケブキ、ハンゴンソウ、オタカラコウ、ツワブキと夏の高原にはよく似通った黄色い花が多くみられる。この写真はPictureThisでハンカイソウでと判定されたが、このメタカラコウ、オタカラコウ、マルバダケブキは、キク科のメタカラコウ属である。ツワブキは同じくキク科のツワブキ属、ハンゴンソウは気温属である。また、オオハンゴンソウというのは、キク科のオオハンゴンソウ属だそうだ。PictureThisに頼らなければ判定できない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1250秒 13mm ISO320 ) 露出補正 なし
102_2308220122 X900 入笠山 シモツケ Z50 Z105mc.jpg 102.シモツケ(下野)
バラ科シモツケ属に分類される落葉低木で、 和名のシモツケは最初に下野国、現在の栃木県で発見されたことに由来するそうだ。蕾が開き切っていないためか色濃く見える。この花にチョウが来ているのは見たことがない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO280 ) 露出補正 なし
103_230822632x X900 入笠山 アメリカ・シモツケソウ RX10M4.jpg 103.アメリカシモツケソウ
シモツケ(Spiraea japonica)と思ったが、PictureThisde 改めて検索したところ、これは花穂が大きい大型のシモツケソウで園芸用に人気があるアメリカシモツケソウ(Filipendula rubra)というそうだ。同じバラ科だが、前者はシモツケ属、後者はシモツケソウ属だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし

2022年9月 9日

入笠すずらん山野草公園 ③ 7月28日

正午になった。少し雲行きが怪しくなってきたが、まだ、空は明るいのでもう少し撮ろう。入笠山へ登られたKさんは雨に降られないか、ちょっと心配である。
 小一時間粘ってみたが、目新しい成果は何もなかった。Kさんから、1時に少し遅れるとの電話があったが、撮影は切り上げ、山頂カフェの椅子に座っていると、1時少し過ぎにKさんが戻ってこられた。雨に降られなくてよかった。
 アイスコーヒーを飲んで一休みしてから、ゴンドラに乗って駐車場へ下りる。途中、談合坂のS.Aは混んでいたが、帰りもスムーズに走れ、6時まえに横浜に到着できた。秋になる前に高原のタテハチョウを狙ってもう一度チャレンジしたいなと思う。

000_220728411 X700 ◎入笠山 RX10M4.jpg
エゾカワラナデシコに来たキアゲハ  2022年7月28日
長野県諏訪郡富士見町 富士見パノラマリゾート「入笠すずらん山野草公園」

042_220728490 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 42.ウラギンヒョウモン♂ -4
きれいな個体である。ウラギンヒョウモンとギンボシヒョウモンの同定は翅表では難しいが、この個体は前翅の性標が濃く出ているのでウラギンヒョウモンと思われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 640 ) 露出補正 なし
043_220728500 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 43.ミドリヒョウモン♂ 2頭
ミドリヒョウモンは撮り飽きてきたが、そこへ2頭ならんで止まってくれた。両方にピントが合うようにカメラの位置を移動する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO 160 ) 露出補正 なし
044_220728202 X800 ◎入笠山 ギンボシ Z50 18-140.jpg 44.ギンボシヒョウモン♂ -2
ウラギンヒョウモンの裏面と比べるとギンボシヒョウモンの裏面後翅の緑色は淡い。そして、後翅前縁に並ぶ銀紋はウラギンが5っなのに対しギンボシは4っである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 500 ) 露出補正 なし
045_220728211 X800 ◎入笠山  Z50 18-140.jpg 45.ウラギンヒョウモン♂ -5
ギンボシヒョウモンもウラギンヒョウモンも、ヒヨドリバナには来ない。専らノアザミに止まって吸蜜していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 400 ) 露出補正 なし
046_220728217 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 46.アサギマダラ♀ -2
アサギマダヒヨドリバナ(鵯花)のほかには吸蜜に来ない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 89mm ISO 280 ) 露出補正 なし
047_220728221 X800 〇入笠山 Z50 18-140.jpg 47.アサギマダラ♀ -3
カメラを縦位置にして撮った。背景に奥行きが出た。黄色いキオンの花や、ノアザミも近くに咲くが、ヒヨドリバナ以外見向きもしない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 61mm ISO 280 ) 露出補正 なし
048_220728224 X800 〇入笠山 レンゲショウマ Z50 18-140.jpg 48.レンゲショウマ -2
小さな提灯のような形をした蕾が可愛い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 65mm ISO 4000 ) 露出補正 なし
049_220728229 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 49.アサギマダラ♀ -4
花からふわっと飛び立つところを狙うがなかなかチャンスがない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 65mm ISO 1800 ) 露出補正 なし
050_220728234 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 50.アサギマダラ♂ -9
花の色に少し赤みがあるので、フジバカマかなと思ったが、葉の形を見てやはりヒヨドリバナだと思う。ヒヨドリバナ(鵯花)の名の由来はヒヨドリが里に下りてきて鳴く頃に咲くのでヒヨドリバナと呼ばれたとする説が有力で、フジバカマは花の色が藤色で、形が袴を帯びているように見える事から来ているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 52mm ISO 1000 ) 露出補正 なし
051_220728240 X800 ◎入笠山 オオウラギンスジ Z50 18-140.jpg 51.オオウラギンスジヒョウモン♂ -1
夏の高原を代表するヒョウモンの仲間、本日5種目である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 63mm ISO 4500 ) 露出補正 なし
052_220728248 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 52.ヒメキマダラヒカゲ
ちょっと雌雄の同定が難しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 4000 ) 露出補正 なし
053_220728253 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 53.ウラギンヒョウモン♀
ウラギンヒョウモンの雌はまだ多くは飛んでいない。発生初期だと思う。きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 34mm ISO 320 ) 露出補正 なし
054_220728503 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 54.シモツケ(下野)
和名のシモツケ(下野)は最初に下野国、現在の栃木県で発見されたことに由来する。他でも見ることはあるが、こんなにきれいな赤紫(濃紅色)の花は初めて見た。wikipediaによると、新しい枝の先に頂端が平らな複散房形花序に多数の花を付ける。両性花で、香気があり、花の直径は3 - 6 mm。花の色は濃紅色、紅色、薄紅色、稀に白色などがある。花弁は5個、楕円形 - 広楕円形で、長さ2.5 - 3.5 mm、幅1.5 - 3 mm。雄蕊は25 - 30個で花弁よりも長い。雌蕊は5個、花柱は無毛で長さ1 - 1.5 mm とあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 34mm ISO 160 ) 露出補正 なし
055_220728263 X800 ◎入笠山 ウラジャノメ Z50 18-140.jpg 55.ユウスゲ(夕菅)に止まるウラジャノメ
ユウスゲという名は、花が夕方に開き翌日の午前中にしぼみ、葉がスゲに似ていることに由来する。別名が、キスゲというそうだ。ウラジャノメは最盛期を過ぎているようだが、比較的きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 72mm ISO 320 ) 露出補正 なし
056_220728506 X800 入笠山 RX10M4.jpg 56.クルマユリ
コオニユリとクルマユリは良く似ている。コオニユリの葉は茎から互い違いに生えるているのに対し、クルマユリは放射状に生えているという。 これはクルマユリのようだ。また、コオニユリの雄しべは茶色で、クルマユリはオレンジ色だ。箱根湿性花園ではコオニユリが咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO 500 ) 露出補正 なし
057_220728511 X800 ◎入笠山 オオウラギンスジ RX10M4.jpg 57.オオウラギンスジヒョウモン♂ -2
ヒヨドリバナに来たオオウラギンスジヒョウモン。箱根の湿性花園では、黄色いカセンソウ、ピンクのチダケサシ、白いヌマトラノオで吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO 1600 ) 露出補正 なし
058_220728281 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 58.オオウラギンスジヒョウモン♂ -3
これもオオウラギンスジヒョウモンだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO 1250 ) 露出補正 なし
059_220728519 X800 ◎入笠山 オオウラギンスジ RX10M4.jpg 59.オオウラギンスジヒョウモン♂ -4
空が暗くなってきた。そろそろKさんが下りてくる午後1時になる。最後はオオウラギンスジヒョウモンになった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO 1250 ) 露出補正 なし


2022年9月 5日

入笠すずらん山野草公園 ② 7月28日

「八ケ岳展望台」まで来た。八ヶ岳には雲がかかっているが、視界は良い。JR中央本線、中央高速道、国道20号(中山道)が通っている富士見町が見下ろせる。
 時刻は10時20分。八ヶ岳を眺めながら、少し時間をかけて写真を撮る。八ヶ岳の主峰、赤岳の山頂辺りは雲で隠れていた。しかし、思っていたより良い天気であった。入笠山に登ったKさんはどうしてるかなと思う。山頂からの眺めはどんな具合かなと思う。夏休みが始まったばかりなので、きっと学童たちの林間学校が多いだろうと察する。山頂は彼らに占領されているのではなかろうか。

000_220728258 X800 △入笠山 Z50 18-140.jpg
高原に咲くユウスゲ 2022年7月28日 長野県諏訪郡富士見町 富士見パノラマリゾート「入笠すずらん山野草公園」

021_220728386 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 21.アサギマダラ♂ -5
     「八ケ岳展望台」からゲレンデは急斜面になり、富士見の町が眺められる。アサギマダラが悠々と花にぶら下がっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/600秒 26mm ISO 100 ) 露出補正 なし
022_220728392 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 22.アサギマダラ♂ -6
少しカメラを起こして八ヶ岳連峰を画面に入れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 14mm ISO 100 ) 露出補正 なし
023_220728112x X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 23.アサギマダラ♂ -7
アサギマダラはヒヨドリバナの花が大好きだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 45mm ISO 140 ) 露出補正 なし
024_220728122 X800 入笠山 Z50 18-140.jpg 24.八ヶ岳連峰
山頂付近の雲が取れたら姿を見たかった。「八ケ岳展望台」に置かれた案内板には、左から天狗岳(2,646m)、硫黄岳(2,760m)、少し稜線があって横岳(2,829m)、阿弥陀岳(2,805m)、そして主峰赤岳(2,899m)、少し低くなって西岳(2,398m)、権現岳(2,715m)、編笠岳(2,524m)と続く、

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 44mm ISO 110 ) 露出補正 なし
025_220728133t X800 ◎入笠山 クジャク Z50 18-140.jpg 25.クジャクチョウ
やっとクジャクチョウが現れたと思ったら、破損した個体だった。時期的に第一化と第二化のはざまなのだろう。この日見たクジャクチョウはこの1頭のみだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 98mm ISO 220 ) 露出補正 なし
026_220728403 X800 ▲入笠山 RX10M4.jpg 26.キアゲハ♂
高原のキアゲハはなかなか見栄えがする。カワラナデシコ(河原撫子)で吸蜜していて翔び立ったところだ。偶然ピントが合ってくれた。惜しいことに右側の尾状突起の先がちょっとだけ切れていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 250 ) 露出補正 なし
027_220728137 X800 △入笠山 Z50 18-140.jpg 27.モンキチョウ♂
ピントが少し外れてしまった。紫色の花はイブキジャコウソウ(伊吹麝香草)と思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 98mm ISO 200 ) 露出補正 なし
028_220728146 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 28.ミドリヒョウモン♀ -3
♀はほとんどが破損、擦れがないきれいな個体だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 200 ) 露出補正 なし
029_220728420 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 29.ノアザミに来たキアゲハ -1
これは先の個体とは異なる個体で尾状突起も切れていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 250 ) 露出補正 なし
030_220728434 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 30.ノアザミに来たキアゲハ -2
前の写真と同じ個体だ。躍動感のあるショットだと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 200 ) 露出補正 なし
031_220728441 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 31.テングチョウ♀ -1
まだ羽化して間もない鮮やかな個体と思う。来春の5月くらいまでは生きるのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 219mm ISO 200 ) 露出補正 なし
032_220728156t X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 32.テングチョウ♀ -2
テングチョウの雌雄は裏面で同定できる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 250 ) 露出補正 なし
033_220728157 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 33.アサギマダラ♀
アサギマダラは♂の方が圧倒的に多いが、初めて♀を撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 49mm ISO 400 ) 露出補正 なし
034_220728164 X800 ◎入笠山 ウラギンヒョウモン Z50 18-140.jpg 34.ウラギンヒョウモン♂ -2
ここでは、ミドリヒョウモンが吸蜜するのはヒヨドリバナばかりだが、ウラギンヒョウモンはノアザミの方が好きなようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 720 ) 露出補正 なし
035_220728450t X800 ◎入笠山 ギンボシ RX10M4.jpg 35.ギンボシヒョウモン♂
ギンボシヒョウモンを探していたが、やっと現れてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 38mm ISO 320 ) 露出補正 なし
036_220728174 X800 ◎入笠山 メスグロ Z50 18-140.jpg 36.メスグロヒョウモン♂
本種の♂の裏面は、ウラギンスジヒョウモンや、オオウラギンスジヒョウモンと似るところがあるが、表はクモガタヒョウモンに似るところがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 400 ) 露出補正 なし
037_220728180 X800 ◎入笠山 ウラギン Z50 18-140.jpg 37.ウラギンヒョウモン♂ -3
またノアザミに来ていたのはギンボシヒョウモンだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 63mm ISO 180 ) 露出補正 なし
038_220728468 X800 ◎入笠山 レンゲショウマ RX10M4.jpg 38.レンゲショウマ(蓮華升麻)
wikipediaによれば、高さは80cm程度となり、写真にあるような丸い蕾をつける。赤みを帯びた光沢のある薄紫の上品で気品あふれる花が、様々な方向を向いて咲く。花の直径は4センチほど。萼も花弁も共に花弁状に見える。萼は花弁状で平らに開き、花弁は抱えるように咲くため、一見では二段構えに花弁が並んでいるように見える。和名は花がハス(蓮華)のように咲き、葉がサラシナショウマに似ているので付けられた。関東では奥多摩の御岳山が有名である。箱根湿性花園でキレンゲショウマを見たことがある。光線が悪く良い写真が撮れなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO 500 ) 露出補正 なし
039_220728478 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 39.アサギマダラ♂ -8
この花はヒヨドリバナではなく、葉が輪生しているように見えたのでヨツバヒヨドリかもしれない。いずれにしてもアサギマダラが好む似たような花である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO 400 ) 露出補正 なし
040_220728196 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 40.ヒメキマダラヒカゲ♂ -1
高原のササ類の生える落葉広葉樹林~常緑針葉樹林に生息し個体数は多い。これは♂だと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 450 ) 露出補正 なし
041_220728485 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 41.ヒメキマダラヒカゲ♂ -2
クガイソウの花で吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 320 ) 露出補正 なし


2022年9月 1日

入笠すずらん山野草公園 ① 7月28日

長野県諏訪郡富士見町にある富士見パノラマスキー場は1987年12月の開業。当初はスキーブームで事業は順調に立ち上がったのだが、1992年に第3ゲレンデを900mから一気に3,000mとする大規模なゲレンデ拡張を行い、ゴンドラリフトを増設したのが裏目に出て、経営改善のために富士見町が東急リゾートサービスと業務提携し、運営主体はそのままに、東急側が運営業務のマネージメントを行っている。しかし、今や夏季にはゲレンデをマウンテンバイクのコースとして活用しているほか、ゴンドラの山頂駅周辺には山野草公園や入笠湿原があり、多くのハイキング客で賑わっている。
 以前にも数回入笠山へ行っているが、その時はすべて、「マナスル山荘」のある入笠山登山口までマイカーで入って、帰路は、千代田湖キャンプ場がある金沢峠を抜けて諏訪へ出ていた。その後、しばらく行っていなかったが一昨年の8月4日に久しぶりにに入笠山へ行ったときには、山頂直下(マナスル山荘)へアクセスする入笠林道は4月末から11月中旬にかけてマイカー規制が実施されていた。事前に承知していたので、ゴンドラを利用して行ったのだが、そのゴンドラの山頂駅に「入笠すずらん山野草公園」があり、多くのチョウが翔んでいた。
 そのことを旅友達のKさんに話したところ、一度行って見たいと言われていた。7月の下旬と考えていたが、なかなか天気が定まらない。午前中は何とか大丈夫だろうと判断して、朝6時に横浜を出発した、9時にはゴンドラ乗り場に着いた。

 入笠山へ登り、大河原湿原へ歩くというKさんと、ゴンドラの頂上駅の散策路案内図の前で、午後1時にゴンドラ駅で合流することにして別れ、私は、「入笠すずらん山野草公園」で蝶撮りに専念することにした。
 一昨年は8月4日に来ている。それより、1週間ほど早い。一昨年は大分擦れた個体しかいなかったギンボシヒョウモンは新鮮な個体が翔んでいたし、一昨年は多く見たメスグロヒョウモンの雌は全く見なかった。タテハチョウに関しては破損したクジャクチョウを1頭だけ目撃したが、一昨年見られたヒオドシチョウ、シータテハ、エルタテハは全く姿を見せなかった。時間の経過の順に、今回撮影してきたチョウを見て行きたい。

000_220728333 X700 ◎入笠山 RX10M4.jpg
ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ  2022年7月28日 長野県諏訪郡富士見町 富士見パノラマリゾート

001_220728010m X800 〇入笠山 Z50 18-140.jpg 1.「ゴンドラすずらん」
9時にゴンドラに乗った。何とか天候が悪くなりませんようにと願う。富士見町を見下ろす。しばらく進むと傾斜が急になった。高低差730mの1,780mのゴンドラ山頂駅へ向かう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 47mm ISO 400 ) 露出補正 なし
002_220728015 X800 〇入笠山 Z50 18-140.jpg 2.ゴンドラ山頂駅へ
どうやら雲の上に出たようだ。ゴンドラ山頂駅の上には青空が見える。午後1時くらいまで、天気がもってくれることを祈る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 125 ) 露出補正 なし
003_220728298 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 3.アカタテハ
ゴンドラ山頂駅から「入笠すずらん山野草公園」の入り口まで歩く途中に、夏型のサカハチチョウが翔んでいた。残念ながら撮影できず。Kさんと午後1時に再会することにして、私は「入笠すずらん山野草公園」を歩くことにする。最初に迎えてくれたのはアカタテハだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 400 ) 露出補正 なし
004_220728022 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 4.ミドリヒョウモン  -1
ここはミドリヒョウモンが多い。昨年は、雌も多く見かけたが、この日は雄の発生最盛期のようで、きれいな個体が多かった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 560) 露出補正 なし
005_220728029 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 5.ミドリヒョウモン  -2
このレンズは背景のボケもなかなかきれいだと思う。望遠端140mm でf6.3 開放で撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 360) 露出補正 なし
006_220728307 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 6.クガイソウ(九蓋草)に来たスジグロシロチョウ
クガイソウもチョウの好きな花である。和名は葉が何層にもなっているところに由来する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO 320 ) 露出補正 なし
007_220728310 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 7.ミドリヒョウモン  -3
ミドリヒョウモンも傷のないきれいな個体だが、止まっている葉もきれいな緑だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 250 ) 露出補正 なし
008_220728313 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 8.ミドリヒョウモン  -4
クガイソウで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 200 ) 露出補正 なし
009_220728318 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 9.ウラジャノメの出会い ウラジャノメが止まっていた。ウラジャノメは少し前に発生した個体のようで擦れてしまっていたが、撮影しようと近寄っていくと翔び立たれてしまった。眼で追っていると、下に落ちるように急に見えなくなってしまった。傍に行って見ると翅を閉じているもう1頭のウラジャノメと、向かい合うようにして止まっている。多分、翔んでいったのが で、葉に静止していたのが なのだろう。 はよく見つけられるものだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO 320 ) 露出補正 なし
010_220728328 X800 〇入笠山 RX10M4.jpg 10.クロヒカゲ
クロヒカゲも擦れた個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO 400 ) 露出補正 なし
011_220728052 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 11.ミドリヒョウモン  -1
ミドリヒョウモンは も発生している。昨年来たときは著しく黒い暗色型の が多かったが、この個体はふつうだった。沢山咲いているヒヨドリバナにはミドリヒョウモンや、アサギマダラが多く見られる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 800) 露出補正 なし
012_220728057x X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 12.アサギマダラ  -1
10時少し前になった。翔んでいるアサギマダラの数が多くなったように思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 1000) 露出補正 なし
013_220728062 X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 13.ミドリヒョウモン  -2
11.の写真の より、少し暗色になっている。生まれたばかりのように傷も擦れもないきれいな個体である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 320) 露出補正 なし
014_220728077tm X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 14.アサギマダラ  -2
後翅の肛角部近くに黒斑の性標があるので、雌雄の同定はしやすい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 250) 露出補正 なし
015_220728083x X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 15.アサギマダラ  -3
すぐそばに咲いていたヒヨドリバナに止まった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 56mm ISO 160) 露出補正 なし
016_220728087x X800 ◎入笠山 Z50 18-140.jpg 16.アサギマダラ  -4 前の写真と同じ個体である。少し翅を開いてくれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 56mm ISO 100) 露出補正 なし
017_220728348 X800 〇入笠山 RX10M4.jpg 17.ミドリヒョウモン  -5
ストローを伸ばして、ヒヨドリバナの蜜を吸う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO 250 ) 露出補正 なし
018_220728354 X800 ▲入笠山 RX10M4.jpg 18.ミドリヒョウモン  -6 飛翔
ミドリヒョウモンはヒヨドリバナからヒヨドリバナへと翔び回る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO 250 ) 露出補正 なし
019_220728366 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 19.ミドリヒョウモン  -7
ゴンドラの山頂駅から「入笠すずらん山野草公園の散策路」を左右を見ながら、ジグザクに歩いて、「八ケ岳展望台」まで来た。ここから富士見町越しに八ヶ岳連峰が眺められる。ここからゲレンデは急なダウンヒルになっていく。フジバカマに混じって、シモツケの花が咲いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 114mm ISO 200 ) 露出補正 なし
020_220728372 X800 ◎入笠山 RX10M4.jpg 20.ウラギンヒョウモン -1
ノアザミに来たウラギンヒョウモン。特に表はギンボシヒョウモンと区別し難いが、前翅の性標がはっきりしているのでウラギンヒョウモンと同定した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO 125 ) 露出補正 なし


2021年1月23日

蝶 自選年間ベスト10 (17) 2019年

2019年のまとめをしていなかった。遅くなってしまったが振り返ってみる。
 5月のGWに2回目の台湾旅行をした。今回も娘たち夫婦と一緒に、グルメと観光の旅である。半日だけ台北市動物園を付き合ってもらった。ここは蝶園もあるが、動物園の中に「虫虫探索谷」という探索路があり、そこに舞うチョウたちを自然な状態で楽しむことが出来る。敷地面積は上野動物園の10倍以上と広い。だが、あまりめぼしいチョウを見ることは出来なかった。
 5月中旬には、友人のご夫婦と岩手、秋田、山形をドライブ旅行した。山形の出羽三山で有名な羽黒山で、予期せずにギフチョウに出会えた。
 7月22日~25日、久しぶりに北海道へ行った。旭川便が取れなかったので帯広に宿をとり、レンタカーで大雪高原温泉や、銀泉台、十勝地方を巡った。残念ながら天候がいまひとつすぐれず、チョウは少なく、北海道の普通種に甘んじた。
 8月はキベリタテハを撮りたいと湯の丸高原へ出かけたが、成果なし。ベニヒカゲは多かった。
 9月7日、軽井沢でゴルフを楽しんだ翌日、信濃追分近くの「蝶の楽園」(個人の方がアサギマダラを呼び込もうとテニスコート2面を潰してフジバカマを植えた)へ寄ってみた。良い写真は撮れなかったが、シータテハ、クジャクチョウ、ミヤマカラスアゲハなどが、花に集まっていて、ひと時を楽しんだ。

1.クロアゲハ♂ 春型 2019年5月2日 八王子市長池公園
まだ十分に咲いていないミツバウツギの花にクロアゲハが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO1250 ) 露出補正 なし
001_190502 X800 長池公園 RX10M4 JPEG DSC06337a.jpg
2.イシガケチョウ 2019年5月5日 台湾 台北市立動物園 虫虫探索谷
人が多い、いわゆる動物園のエリアから離れて、虫虫探索谷という散策路を歩く。最初に見たのはオナシアゲハ♀だった。ツマムラサキマダラ、クロテンシロチョウ、クロタテハモドキ、タイワンルリシジミなどが次々と現れる。どこからともなく飛んできたイシガケチョウが、大きな葉の上に止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 201mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
002_190505173 X800 台北市動物園 虫虫探索谷 DSC06686 JPEG.jpg
3、タイワンキマダラ♂♀ 2019年5月5日 台湾 台北市立動物園 虫虫探索谷
梢に止まるタイワンキマダラを見つけた。すると、もう1頭飛んできてカップルが出来た。手前が♀。このチョウは最近では八重山諸島にも生息しているが、台湾からの迷蝶由来である。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
003_190505232 X800 台北市動物園 虫虫探索谷 DSC06779 JPEG.jpg
4.トラフシジミ♂ 2019年6月6日 横浜市 舞岡公園
平地産ゼフィルスを撮りに舞岡公園へ行った。飛び出してきたこのチョウは羽化したばかりと思われるら夏型のトラフシジミだった。裏面の色が濃い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 168mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
004_190606079 X800 舞岡公園 RX10M4 JPEG DSC08015aa.jpg
5.クロアゲハ♀の吸水 2019年6月18日 横浜市 舞岡公園
もう第2化が出ているのだろうか。きれいな個体だった。なかなか近寄らせてくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_190618017 X800 ◎舞岡公園 RX10M4 JPEG.jpg
6.ホソバヒョウモン 2019年7月23日 北海道 大雪高原温泉林道
あいにく日が差さず気温が低い。キオンの花に2頭のホソバヒョウモンが来ていた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO400 ) 露出補正 なし
006_190723306 X800 〇大雪高原温泉林道 RX10M4.jpg
7.ミドリヒョウモン♂♀ 2019年7月24日 北海道 上川 大雪森のガーデン
北海道ガーデン街道のいちばん北へ行った。ヒヨドリバナのような花にいたミドリヒョウモンのカップルは♂♀ともストローを伸ばして吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
007_190724415t X800 〇大雪森のガーデン RX10M4.jpg
8.コヒオドシ 2019年7月25日 北海道 十勝千年の森
帯広から日高山脈に向かって、車で45分ほどのところにある十勝千年の森へ行った。チョウの数は多い。せめてコヒオドシでもいないかと思っていたところ、ヨツバヒヨドリに来てくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
008_190725615 X800 〇十勝千年の森 RX10M4.jpg
9.ベニヒカゲ♀ 2019年8月27日 湯の丸高原 池の平
池の平はベニヒカゲの多産地。8月下旬、マツムシソウで吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/640秒 203mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
009_190827103 X800 〇池の平 RX10M4.jpg
10.アサギマダラ♂ 2019年8月27日 湯の丸高峰林道
   池の平から湯の丸地蔵峠への林道を走っていると、ヒヨドリバナの咲くところで数頭のアサギマダラが、舞っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
010_190827435 X800 〇湯の丸林道 RX10M4.jpg
補1.ギフチョウ 2019年5月22日 山形県 羽黒山
ドライブ旅行で行った山形県の羽黒山で思いがけずにギフチョウに逢った。アゲハかと思って追いかけたが、飛び方が違っていた。破損した個体で、良い写真ではないが、記憶に残る1枚となった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
補001_190522100 X800 〇羽黒山 DSC07136.jpg
補2.アカボシゴマダラ(外来種)春型♀ 2019年5月26日 横浜市 舞岡公園
舞岡公園にアカボシゴマダラが住み着いてからもう15年くらいになるのではないだろうか。初めて、春に、真っ白いこのチョウの♀が飛ぶ姿を見たときは、「これは何だ!」と驚いたものだった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
補002_190526121 X800 舞岡公園 RX10M4 DSC07578.jpg
補3.ミドリヒョウモン♂ 2019年7月25日 北海道 帯広近郊
札幌に本社がある「マルセイバターサンド」というお菓子で有名な六花亭が企画運営する庭園、六花の森に寄った。ここは帯広空港に近い。花が多く、チョウの数も多かった。カラスシジミもいた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
補003_190725133t X800 六花の森 G7X.jpg
補4.サトキマダラヒカゲ 2019年9月3日 横浜市 舞岡公園
舞岡公園のサトキマダラヒカゲは数を減らしているように思う。

Nikon D750 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f4.5 1/500秒 40mm ISO1100) 露出補正 -0.3段
補004_190903056m X800 〇舞岡公園 LV D750 SIGMA18-300.jpg


2020年10月13日

キバナコスモス咲く明神台公園 9月30日

家の近くを歩くとキバナコスモスが咲いている季節になった。明神台公園に咲くキバナコスモスにはここ数年、毎年この季節を楽しませてもらっている。
 昨年は10月1日に訪れたときも、10月7日も、ツマグロヒョウモン、アゲハ、ウラナミシジミなどはとても新鮮できれいな個体が多かったが、今年は少し、発生が早かったようだ。アゲハはほとんど破損した個体だし、ツマグロヒョウモンも擦れた個体が多かった。破損のないきれいな個体を探して撮るようにした。ウラナミシジミも擦れた個体が多い。
 ツバメシジミだろうと思って撮ったシジミチョウが、帰宅してパソコンのモニターで見たところ、クロマダラソテツシジミだったので驚いた。ネットで検索してみると、近年分布を北へ拡大していて、今年は三浦半島あたりでも多く発生しているようだ。翌々日、クロマダラソテツシジミを狙って再度明神台公園へ行って見たが、柳の下に泥鰌はいなかった。
 また、ミドリヒョウモンの♀に会えたのも収穫だった。ここ数年、舞岡公園でも見たことがない。

001_200930022tm X800 明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 1.ツマグロヒョウモン♂ -1
まず、定番のツマグロヒョウモンである。昨年より数が少ないように思えた。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_200930028 〇X800 明神台公園 クロマダラソテツシジミ♂ D750 TAMRON 90.jpg 2.クロマダラソテツシジミ
撮った時はクロマダラソテツシジミとは思いもよらなかった。確認していればもっと慎重に、沢山のカットを撮ったと思うのに残念なことをした。本種は、グアム島で撮ったことはあるが、沖縄を含めて国内では初めての経験である。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
プログラム優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_200930036 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 3.ツマグロヒョウモン♂ -2
キバナコスモスで吸蜜。開翅していたが右後翅が破損していた。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
プログラム優先オートで撮影  ( f5 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_200930041 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 4.ツマグロヒョウモン♂ -3
前の写真と同じ個体だった。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
プログラム優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_200930047 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 5.キタテハ秋型 -1
これからのキタテハは秋型になる。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_200930058 X800 〇明神台公園 チャバネ D750 TAMRON 90.jpg 6.チャバネセセリ
横に突き出て咲く花にキバネセセリが止まって吸蜜をしていた。少し擦れてきている。チャバネセセリは暖地性のチョウだ。暖かいところで幼虫で越冬した世代が分散して、発生しながら秋にかけて個体数が増加するという。よく見ないとイチモンジセセリと区別できない。 

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_200930059 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 7.モンキチョウ
ここでのモンキチョウの数は多くなかった。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_200930063 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 8.キタテハ -1
このキタテハはまだ夏型の装いをしていた。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO140 ) 露出補正 なし
009_200930076 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 9.ミドリヒョウモン♀ -1
ツマグロヒョウモンに混じってミドリヒョウモンが飛来した。ここでは珍しい。眼に良くピントを合わすことが出来た。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_200930083 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 10.ミドリヒョウモン♀ -2
前の写真と同じ個体。比較的傷のない個体だったが、左後翅が破損していた。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
011_200930079 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 11.ツマグロヒョウモン♂ -4
背中が少し擦れているが、まあまあきれいな個体だった。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/640秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_200930002 X800 明神台公園 D7X.jpg 12.キタテハ秋型 -2
ポケットに入っていた PowerShot G7X の広角側で被写体に近寄って撮った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1000秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
013_200930082 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 13.キタテハ秋型 -3
花から花へ移動して吸蜜していた。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO110 ) 露出補正 なし
014_200930093 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 14.ツマグロヒョウモン♀
飛んでいるツマグロヒョウモンは♂の方が圧倒的にに多く、♀の個体数は少なかった。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO125 ) 露出補正 なし
015_200930101t X800 明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 15.アゲハ♂
アゲハは数頭飛んでいたがどの個体も傷んでいた。この個体も左側後翅が破損している。できるだけ傷を隠してやろうとトリミングした。  

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_200930104 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 16.ウラナミシジミ -1
最盛期は過ぎているようだった。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/2000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_200930107 X800 △明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 17.ツマグロヒョウモン求愛
ツマグロヒョウモンは♀が少なく、♀1頭に♂10頭といった状態だったが、♀を探して追いかける♂は多くはなかった。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO160 ) 露出補正 なし
018_200930005 明神台公園 D7X.jpg 18.ツバメシジミ交尾
この状態であると近寄って撮影できる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1000秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし 
019_200930007 X800 明神台公園 D7X.jpg 19.ツマグロヒョウモン♂ -5
Canon PowerShot G7Xで寄って撮った。  

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1000秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
020_200930121 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 20.ヤマトシジミ
ヤマトシジミは地表近くを飛び回る。ヒメツルソバの花で吸蜜する。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_200930132 X800 〇明神台公園 D750 TAMRON 90.jpg 21.ウラナミシジミ -2
開翅を待ったが、ダメだった。

Nikon D750 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1250秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
022_200930013 X800 明神台公園 D7X.jpg 22.ウラナミシジミ -3
広角撮影を試みたが、決め手となる背景選びが難しい。また、できるだけ近寄らないとAFが捉えてくれず背景にピントが合ってしまう。ふと見ると、大きなネットを持って三角ケースを腰に付けた年配のかたがキバナコスモスの植え込みに登場した。ツマグロヒョウモンなどをターゲットにして、時折ネットを振る。私は退散することにした。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1000秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし 
023_200930020 X800 法性寺 D7X.jpg 23.法性寺のヒガンバナ
何時ものとおり、法性寺から下る。法性寺境内の石仏のわきで白いヒガンバナが咲いていた。赤いヒガンバナも咲いている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/500秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし 
024_201002051 X800 明神台公園 RX10M4.jpg 24.ウラナミシジミ -4 10月2日撮影
9月30日に思いがけずクロマダラソテツシジミを撮っていたので、まだいるかと期待して、翌々日、再び明神台公園へ行って見た。小さなシジミチョウに注意してねばってみたが、クロマダラソテツシジミは現れなかった。ハギ類はウラナミシジミの食草のひとつ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
025_201002003 X800 明神台公園 RX10M4.jpg 25.ルリシジミ 4月2日撮影
ヤマハギもルリシジミの食草のひとつである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO800 ) 露出補正 なし


アゲハ,ツマグロヒョウモン,ツバメシジミ,ヤマトシジミ,ウラナミシジミ,クロマダラソテツシジミ,ルリシジミ,ミドリヒョウモン,キタテハ,モンキチョウ,チャバネセセリ,キバナコスモス,ヤマハギ,ヒガンバナ,法性寺,Canon PowerShot G7X, Nikon D750,TAMRON AF90mm,SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 

2020年8月30日

入笠山 ゲレンデは花盛り(5・終) 8月4日

午後1時半、2巡目の八ヶ岳展望台に来た。これから、ゆっくりゴンドラ山頂駅へ戻り、ゴンドラで下りようと思う。
 この日は、入笠山で初めてゴンドラに乗って上がったが、思いもかけずに, 標高1,780m~1,740Mのスキーゲレンデに沿って設けられている「入笠すずらん山野草公園」を知った。人の手で植えられたものなのかどうかはわからないが、ヒヨドリバナやクガイソウといったチョウたちの好きな花が沢山咲いていた。そして、高原のチョウたちの天国だった。
 それほど広くない「入笠すずらん山野草公園」で20種弱のチョウが舞うのが見られたが、種類の多さ、そして、それらの個体数の多さには驚いた。予定では、大阿原湿原や、入笠牧場、入笠山斜面の花畑、入笠湿原などを歩こうと思っていたが、その意欲は消されてしまった。
 次回は季節を変えて訪れてみたい。その時には、大阿原湿原など、この日歩かなかったところも巡ってみたいと思う。

086_200804649 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 86.八ヶ岳展望台 -2
コナシゲレンデの端からパラグライダーが飛ぶ。左側が正面から八ヶ岳が展望ができ、その右側(南側)は、雲がかかって見えなかったが、富士山、鳳凰三山 、甲斐駒ヶ岳の方向になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
087_200804655t X800 入笠公園 RX10M4.jpg 87.エゾカワラナデシコに来たキアゲハ
ナデシコは「愛しい子」を表す「撫し子」がその名の由来だそうだ。「撫でるほど可愛い子」から名づけられたと云う説もあるそうだ。この花は、ミヤマカラスアゲハなどのチョウにも好まれる。このキアゲハは残念ながら後翅が破損していたので、トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO200 ) 露出補正 なし
088_200804659 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 88.ミドリヒョウモンと八ヶ岳
ヒヨドリバナに来ていたミドリヒョウモンをシモツケの群落の背後に八ヶ岳を入れて撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
089_200804032 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 89.ヤマトスジグロシロチョウ
私が昆虫少年だったころはヤマトスジグロシロチョウという名はなかった。スジグロシロチョウと、エゾスジグロシロチョウだったが、エゾスジグロの方が近年の研究で、北海道にいる亜種と本州にいる亜種が別種とされて、北海道にいる亜種がエゾスジグロシロチョウという和名を継承し、本土亜種がヤマトスジグロシロチョウと呼ばれるようになったのだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし  
090_200804035 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 90.2頭のミドリヒョウモン♂
2頭両方の顔にピントを合わせるのは難しい。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
091_200804042 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 91.ソバナに来たアサギマダラ♂
ツリガネニンジンソウによく似た花だが、花が輪生していないのでソバナだと思う。アサギマダラとの取り合わせが良い。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
092_200804663 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 92.クジャクチョウ -9
クジャクチョウは発生適期なのだろうか個体数も多く、ほとんどがきれいな個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
093_200804678 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 93.メスグロヒョウモン♂ -2
メスグロヒョウモン♂とミドリヒョウモンの♂は、翅表はよく似ている。メスグロの裏面は、オオウラギンスジヒョウモンに似ていて、ミドリとは明らかに相違するのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
094_200804048 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 94.ヒメキマダラヒカゲとジャノメチョウ
異種同卓。左がヒメキマダラヒカゲ、右がジャノメチョウ。共に♂のようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO900 ) 露出補正 なし
095_200804051 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 95.アサギマダラ♀とミドリヒョウモン♂
クガイソウの花にアサギマダラとミドリヒョウモンが同席。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO900 ) 露出補正 なし
096_200804062 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 96.ヒメキマダラヒカゲ♂
ヒメキマダラヒカゲは「入笠すずらん山野草公園」の下のほうから、中ほどのあずまやの辺りに多く見られた。  

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO1000 ) 露出補正 なし
097_200804683 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 97.ウラギンヒョウモン♂ -3
クガイソウにウラギンヒョウモンがいた。ウラギンヒョウモンの♂は擦れている個体が多いように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO160 ) 露出補正 なし
098_200804687 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 98.ギンボシヒョウモン♂ -1
ギンボシヒョウモンと同定したが、ウラギンヒョウモンと区別がつけ難い。「入笠すずらん山野草公園」の上の方はウラギンヒョウモン、ギンボシヒョウモンが多くなる。コナシゲレンデの方にも飛んでいる。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO250 ) 露出補正 なし
099_200804074 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 99.ギンボシヒョウモン♂ -2
ノアザミにギンボシヒョウモンが来ていた。これはきれいな個体だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
100_200804077 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 100.ギンボシヒョウモン♂ -3
前の写真と同じ個体である。裏面後翅の斑紋が見える。これでギンボシヒョウモンと同定できる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
101_200804697 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 101.スジボソヤマキチョウ♀ -1
歩いている「 入笠すずらん山野草公園 」から、ふとコナシゲレンデを見ると、スジボソヤマキチョウが飛んでいる。柵があってすぐにゲレンデには入れないが、カフェがある上の方まで行ってから、コナシゲレンデを下りてきた。小さなピンクの花で吸蜜していた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 217mm ISO100 ) 露出補正 なし
102_200804703 X800 〇a入笠公園 RX10M4.jpg 102.スジボソヤマキチョウ♀ -2 開翅
ゲレンデに咲く小さなピンクの花から花へとはばたいていたが、タイミングよく表が旨く撮れた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 218mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
103_200804707 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 103.スジボソヤマキチョウ♀ -3 開翅
スジボソヤマキチョウは、花などに止まるときは必ず翅は閉じる。翅表を撮るにはこういうチャンスを待つ以外にない。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 218mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
104_200804095 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 104.スジボソヤマキチョウ♀ -4
スジボソヤマキチョウは、高原の花畑を楽しんでいるようだった。このチョウは成虫で越冬し、翌春には色は退職し、傷んで透けそうな翅で姿を現す。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
105_200804715 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 105.ゴンドラのキャビン
午後2時を過ぎた。このゴンドラで駐車場へ戻る。8人乗りだが、往復とも他のお客さんは乗ってこなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1000秒 16mm ISO1600 ) 露出補正 -1.0段
106_200804719 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 106.「すずらんゴンドラ」
全長2,489m、高低差730mのゴンドラで、標高1,050mの山麓駅までいっきに下る。キャビンの中からマウンテンバイクのコースが見え隠れする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
107_200804723m X800 入笠公園 RX10M4.jpg 107.パラグライダー
ゴンドラのキャビンの中から滑空するパラグライダーが見えた。wikipediaによると、スポーツとしてのパラグライダーは、1978年頃、フランスのスカイダイバーが山の斜面からスクエアーパラシュート(四角いパラシュート)で下りたのが始まりとされる。  日本で普及し始めたのは1986年から。当初は滑空性能が低くスキー場のゲレンデを斜面と並行に滑空を楽しむ程度のもので飛行時間にして約3〜5分程度であったそうだ。入笠山には「JMB富士見パノラマ パラグライダー・スクール」がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 151mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段

過去5回ほど入笠山に行っているが、今回、初めてゴンドラを利用したことで、今までその存在さえ知らなかった「入笠すずらん山野草公園」で、思いもかけず多くのチョウたちに会うことが出来、楽しい時間を過ごした。全部で2,000ショットほどのシャッターを切ったなかから選んだが、同じような写真が多く、ご退屈なことだったと思うがお許し願いたい。


2020年8月26日

入笠山 ゲレンデは花盛り(4) 8月4日

ゴンドラ山頂駅にあるカフェの前を左(西)へ、入笠湿原や入笠山の斜面にある入笠花畑の方へ行く道がある。その入り口にマツムシソウが咲いていて、エルタテハが来ていた。次回ここへ来たときには、この道を行って見ようと思う。
 再び、ゲレンデの上から、八ヶ岳展望まで歩く。同じような写真も多くなるが、欲張ってもう少し載せておきたい。

  063_200804446 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 63.エルタテハ -1
カフェの前で「入笠山案内図」の看板を見て、目を入笠湿原方面の道に向けると、そこに咲くマツムシソウに、何かチョウが来ていた。エルタテハだ。さっきも「入笠すずらん山野草公園」の途中で見かけたが、撮りそこなっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO320 ) 露出補正 なし
064_200804461 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 64.エルタテハ -2
本州では主に標高1,000m以上の落葉広葉樹林で見られ、散策路などに出てきて、静止することも多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 201mm ISO250 ) 露出補正 なし
065_200804490 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 65.クジャクチョウ -3
3頭目のクジャクチョウは、ちょっと翅に傷があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
066_200804504 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 66.2頭のアサギマダラ
アサギマダラが2頭、ヒヨドリバナで吸蜜している。右側が♂で、左が♀だ。異性よりも食欲のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
067_200804512 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 67.クジャクチョウ -4
今度はきれいな個体だった。撮る方もだんだん余裕が出てきて、どういうように撮ろうかと考える。生息環境を入れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 45mm ISO200 ) 露出補正 なし
068_200804513 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 68.クジャクチョウ -5
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
069_200804519 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 69.クジャクチョウ -6
左側に写っている丸い蕾(あるいは実)は何だろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO320 ) 露出補正 なし
070_200804530 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 70.クジャクチョウとミドリヒョウモン
花はすぐ隣にも咲いているのに、なぜ同じ花で吸蜜するのだろうか? SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO250 ) 露出補正 なし
071_200804534 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 71.ミドリヒョウモン♂ 脱色型 -1
先のメスグロヒョウモン♀の斑紋異常で左後翅に白く色が抜けたようになっている個体を見つけ、撮影した。白化型としたが、このミドリヒョウモンにも同じような色の抜けがある。白化型というより、脱色型といった方が適しているかもしれない。このミドリヒョウモン♂の場合は、左右の前後翅すべてに、左右対称に脱色部分が見られた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO400 ) 露出補正 なし
072_200804545 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 72.クジャクチョウ -7
午後になって、クジャクチョウの数が多くなったように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO400 ) 露出補正 なし
073_200804553 X800  〇入笠公園 RX10M4.jpg 73.ミドリヒョウモン♂ 脱色型 -2
撮っておきたい対象が多くて忙しい。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
074_200804557 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 74.クジャクチョウ -8
クジャクチョウの眼は真っ黒だ。コントラストがなく、ピントを合わせずらい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
075_200804567 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 75.ヒメキマダラヒカゲ -2
同じ様な写真が多くなってしまった。この個体は♀のように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 114mm ISO400 ) 露出補正 なし
076_200804571 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 76.スジボソヤマキチョウ -3
吸蜜しているときは開翅しない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO320 ) 露出補正 なし
077_200804577 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 77.ミドリヒョウモン♀ -11
これも比較的強い暗色型だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO250 ) 露出補正 なし
078_200804586 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 78.メスグロヒョウモン♂ -1
また、ミドリヒョウモンかと思って見たら、ちょっと感じが違う。これはメスグロヒョウモンの♂だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
079_200804608 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 79.ミドリヒョウモン♀ -12
また、同じような写真になってしまった。しかし♀は羽化したばかりの個体が多く、みんなきれいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO250 ) 露出補正 なし
080_200804612 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 80.ミドリヒョウモン♀ -13
午後になって、♀の数が多くなったように思う。近寄って撮った。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO250 ) 露出補正 なし
081_200804615 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 81.八ヶ岳連峰遠望
「入笠すずらん山野草公園」の一番上から、また、八ヶ岳展望台まで下りてきた。赤く咲く花はシモツケ(下野)だ。 枝先の複散房形 花序 に多数の花を付ける。チョウはほとんど来なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
082_200804621 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 82.ミドリヒョウモン♂ -7
シモツケの花もたくさん咲いているのだが、やっぱりヒヨドリバナが良いと見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
083_200804627 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 83.ミドリヒョウモン♀ -14
「入笠すずらん山野草公園」 はここで行き止まりだ。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
084_200804632 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 84.ミドリヒョウモン交尾 -1
ちょっとわかり難いが翅を閉じた♀が下にいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
085_200804642 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 85.ミドリヒョウモン交尾 -2
交尾中ではあるが、ストローを伸ばして吸蜜しているようだった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし


2020年8月22日

入笠山 ゲレンデは花盛り(3) 8月4日

「入笠すずらん山野草公園」の中ほどに、あずまやがあった。来る途中、談合坂SAで買っておいたサンドウィッチをアイスバッグに入れ、リュックに入れて持ち歩いていたが、そのあずまやで、リュックを下ろし、ランチ・タイムにした。食べていても、辺りを翔ぶチョウたちが気になる。
 今日はここ「入笠すずらん山野草公園」で写真を撮って、終わりにしようと腹を決めた。最後に来た時から10年もたつので、入笠山の斜面にある花畑や、大阿原湿原も、随分変わっているかもしれないが、それは次に来るときの楽しみにしておこうと自分に言い聞かせた。
 早々にランチタイムを切り上げて、今度はゴンドラ山頂駅の方へ歩いた。

045_200804326 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 45.ミドリヒョウモン♀ -4
クガイソウにミドリヒョウモンの♀がいた。♀は♂に比べて暗色になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO320 ) 露出補正 なし
046_200804336 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 46.ミドリヒョウモン♀ -5 暗色型
ひときわ黒いミドリヒョウモンの♀がいた。ヒヨドリバナに飛来した時は、何か違う種かと見紛う。今まで見てきたミドリヒョウモンの♀では最も黒い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
047_200804347 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 47.ミドリヒョウモン♀ -6 暗色型
同じ個体だが、きっちり撮っておきたかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
048_200804350 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 48.ミドリヒョウモン♀ -7
ヨツバヒヨドリに飛来した一般的なミドリヒョウモンの♀は、暗色型と比べると同じ種かと思うほど差がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
049_200804353 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 49.ミドリヒョウモンの♂と♀
クガイソウで知らぬ振りで食事をする♂♀ミドリヒョウモン。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO400 ) 露出補正 なし
050_200804362 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 50.ミドリヒョウモン♂3頭と♀1頭
クガイソウに集まるミドリヒョウモンたち。ミドリヒョウモンの個体数は極めて多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO500 ) 露出補正 なし
051_200804370 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 51.コオニユリに3種のチョウ
コオニユリでキアゲハ、ギンボシヒョウモン、ミドリヒョウモンが吸蜜中。ギンボシヒョウモンとウラギンヒョウモンを翅表で同定するのは難しいが、ギンボシヒョウモン♂の方は前翅下方の翅脈上にある性標がウラギンヒョウモンに比べて細く不鮮明である。ギンボシと同定したが、ウラギンかもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO250 ) 露出補正 なし
052_200804384t X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 52.キアゲハ♂ -2
このキアゲハは尾状突起を失っていた。トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO320 ) 露出補正 なし
053_200804389 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 53.ジャノメチョウ -1
あずまやの傍で撮った。きれいな個体である。ゴルフ場などでよく見られるチョウだ。♀と思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO640 ) 露出補正 なし
054_200804398 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 54.ミドリヒョウモン♀ -8
これも暗色型ではあるが、写真46.47.と比較すると、通常の暗色型だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO500 ) 露出補正 なし
035_200804287 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 55.ミドリヒョウモン♀ -9
これはもはや暗色型ではない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO250 ) 露出補正 なし
056_200804411 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 56.ミドリヒョウモン♂ -6
大好物のヒヨドリソウが多数咲き、ミドリヒョウモンにとっては天国のようなところなのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
057_200804414 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 57.ミドリヒョウモン♀ -10
ミドリヒョウモンの写真ばかりになってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
058_200804421 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 58.コチャバネセセリ -2
ヨツバヒヨドリにコチャバネセセリが来ていた。ここにはコキマダラセセリやヒメキマダラセセリの姿は見られない。ヨツバヒヨドリはヒヨドリバナの変種で葉が4枚茎に輪生する。一方ヒヨドリバナの葉は向かい合って2枚対生している。花は全く同じようなので、遠くからは見分けられない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO160 ) 露出補正 なし
059_200804428 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 59.ジャノメチョウ -2
これは表翅がより黒いので♂のように思える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
060_200804435m X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 60.花園の中のアサギマダラ
これくらいの画角で撮ると、必ず何頭かのチョウが映りこむほど、チョウ密度が高い。キオンの花も咲いているが、チョウたちが好きなのはヒヨドリバナやヨツバヒヨドリだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO640 ) 露出補正 なし
061_200804438 X800 入笠公園 エゾリンドウ RX10M4.jpg 61.エゾリンドウ(蝦夷竜胆)
まだ蕾も多いが、エゾリンドウが咲き始めていた。日本原産で、北海道から本州、近畿以北にかけて分布し、山地の湿地帯に生えるという。北方に多いのでエゾ(蝦夷)の名がついたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 51mm ISO320 ) 露出補正 なし
062_200804441 X800 入笠公園 キツリフネ ノコギリグサ RX10M4.jpg 62.ゲレンデに咲く花
あずまやからゴンドラ山頂駅の方に歩いてきて、駅の洗面所を使って、再びコナシゲレンデを下っていく。八ヶ岳方面を見渡すとゲレンデには黄色いキツリフネ(黄釣舟)や白く小さいセイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)の花が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし


2020年8月18日

入笠山 ゲレンデは花盛り(2) 8月4日

「入笠すずらん山野草公園」の散策路を、花を観賞するグループと行き交いながら、コナシゲレンデの先端に設けられた八ヶ岳展望台まで下りて行く。
 八ヶ岳を背景にしてチョウを撮ろうと試みるが、なかなか良い構図を作れない。
 「入笠すずらん山野草公園」の中を行ったり来たりして、写真を撮り続ける。シャッター・チャンスは次から次とあるので、忙しい。あっという間に時間が過ぎる。メスグロヒョウモンの♀で左後翅の一部が白化した個体が飛んでいるのを見つけたが、しばらくしてミドリヒョウモンの♂で翅の色が飛んでしまって白くなっている個体も見た。鱗粉が剥げ落ちたのではなさそうだ。

  023_200804232 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg   23.ミドリヒョウモン♂ -4
クガイソウも蝶の好きな花だ。以前、大阿原湿原を歩いた時もクガイソウが咲いていたが、そこに飛来したシータテハの秋型の美しさに目を奪われたのを思い出す。漢字で九蓋草と書くが、茎に輪生する葉が層になってつくことに由来するという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO250 ) 露出補正 なし
  024_200804239 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 24.アサギマダラとミドリヒョウモン
クガイソウには一つの花穂に数種、数頭のチョウが吸蜜していることがある。アサギマダラは♀、ミドリヒョウモンは♀

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO320 ) 露出補正 なし
025_200804253 X800 〇入笠公園 白化 RX10M4.jpg 25.メスグロヒョウモン♀ 白化?
メスグロヒョウモンの♀がいた。ただ、よく見ると左側後翅の下部が異様に白い。擦れて鱗粉が剥落しているのとは違うようだ。ネットで識者の報告があるかどうか検索したところ、メスグロヒョウモンではないが、yada1さんの「蝶鳥ウォッチング」https://yoda1.exblog.jp/16494630/ というブログで、オオウラギンスジヒョウモンの白化型(色調異常)の記述があった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO160 ) 露出補正 なし
026_200804260 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 26.スジボソヤマキチョウ♂
代表的な高原のチョウである。本当はヤマキチョウに会いたいのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 143mm ISO100 ) 露出補正 なし
027_200804265 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 27.キアゲハ♂ -1
鮮やかな赤紫色のノアザミの花にキアゲハ♂が来た。次々と新しい被写体が現れるので忙しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO200 ) 露出補正 なし
028_200804271 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 28.八ヶ岳展望台
ゴンドラ山頂駅から写真を撮りながら歩き、40分経過した。八ヶ岳展望台は、八ヶ岳が正面に見えるコナシゲレンデの先端であり、「入笠すずらん山野草公園」が終わるところにある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 19mm ISO100 ) 露出補正 なし
029_200804274 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 29.八ヶ岳展望台からの眺め
富士見町、中央自動車道の向こうに八ヶ岳連峰を望む。残念ながら主峰の赤岳(2,899m)やその左に続く阿弥陀岳(2,805m)、横岳(2,829m)には雲がかかっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
030_200804278 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 30.ミドリヒョウモン♂ -5
八ヶ岳連峰を背景にしたかったが良い構図を作れなかった。絞り込みもしなくてはいけないのかもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 22mm ISO100 ) 露出補正 なし
031_200804282 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 31.ミドリヒョウモン♂5頭とアサギマダラ
画面に写るヒヨドリソウの花々に、ミドリヒョウモン♂が5頭とアサギマダラが吸蜜に来ていた。ひょっとすると一番左のオレンジはメスグロヒョウモンの♂かもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO250 ) 露出補正 なし
032_200804007 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 32.ウラギンヒョウモン♂ -2
ウラギンヒョウモンはミドリヒョウモンに比べ発生時期が早いのか、擦れている個体が多かった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
033_200804010 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 33.アサギマダラ -3
再びゴンドラ山頂駅の方に戻ろうとしている。この辺りはアサギマダラが多い。きれいな♀だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
034_200804011 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 34.ミドリヒョウモン♀ -2
ミドリヒョウモンはまだ♂の方が多いが、♀も元気に飛んではヒヨドリバナを訪花する。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
035_200804287 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 35.ミドリヒョウモン♀ -3
止まっている花は、ヒヨドリバナによく似るが、ヨツバヒヨドリと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
036_200804014 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 36.コチャバネセセリ -1
コチャバネセセリは南西諸島を除いて、日本全土の山地から平地にかけて何処にでもいるようだ。横浜の舞岡公園でもよく見るチョウである。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
037_200804016 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 37.アサギマダラ -4
これは♂だ。後翅の肛角部のあたりに黒い紋(性標)があるので♀と区別できる。90mmマクロで撮ると背景がきれいにボケる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
038_200804293 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 38.ヒメキマダラヒカゲ -1
甲信越の高原の代表的なヒカゲチョウだ。時にタテハチョウの仲間のように敏捷な動きをする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO320 ) 露出補正 なし
039_200804295 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 39.ヒメキマダラヒカゲとミドリヒョウモン♂
沢山花があるのにどういうわけか一つの花にチョウが集まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO320 ) 露出補正 なし
040_200804300 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 40.アサギマダラ -5
アサギマダラはこんな環境のところに多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
041_200804030 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 41.キバネセセリ♀ -1
あまり見ることのないセセリが飛んできた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし  
042_200804315 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 42.キバネセセリ♀ -2
セセリチョウのなかでは大型で、特徴のある色調をしている。山地性のチョウである。♀は前翅に灰黄色の斑紋が鮮明で、♂と区別できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
043_200804323 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 43.ミドリヒョウモンとメスグロヒョウモン -1
クガイソウが沢山咲いていて、多くのミドリヒョウモン♂が見られた。その中で中央にメスグロヒョウモンの♀がいて、その左上にはメスグロヒョウモンの♂がいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
044_200804325 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 44.ミドリヒョウモンとメスグロヒョウモン -2
少し近寄って撮ることが出来た。メスグロヒョウモンの♀は、先の斑紋異常(白化型)の個体とは異なる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO400 ) 露出補正 なし


2020年8月14日

入笠山 ゲレンデは花盛り(1) 8月4日

長かった梅雨が明けた。予定していた湯の丸高原への撮影旅行を止めてしまったあと、どこへ行く当てもない。8月に入ってからは好天が続いている。久しぶりに日帰りで入笠山へでも行って見ようかと思いついた。
 かって南アルプスの北端にある入笠山へはマイカーで5回ほど行っている。最初に行ったのは1991年、最後が2010年だった。富士見の街から車で上がって、まず、大阿原湿原を歩いて一周し、それから、また車で標高1,787mの入笠山御所平登山口まで行って、駐車場に車を置く。その頃は車の数は決して多くなかった。そこから、入笠山の裾にある花畑や、入笠牧場、入笠湿原、鐘打平を歩く。1,955mの入笠山山頂までは2回ほど登った。帰路は芝平峠から諏訪へ下りて来るのが常だった。
 入笠山山麓はスキー場として賑わい、マウンテンバイクの常設ダブルヒルコースがあり、夏はスキーのゲレンデを利用してパラグライダーの飛行も行われている。1987年12月に 富士見パノラマリゾート が開設され、標高1,050mの山麓駅から、1,780mの山頂駅までゴンドラが出来ていた。かって、マイカーで登っていた頃は、ゴンドラが出来ていることは知っていたが、スキーとマウンテンバイクのためのものとしか思っていなかった。ゴンドラ山頂駅は入笠湿原の先にあり、行ったこともなかった。
 2010年7月に行ったときは、まだマイカーで入笠山御所平登山口まで行くことが出来たが、その後、マイカーでの入山は標高 1,452mの 沢入登山口から先は規制されている。今回は、ゴンドラ山麓駅の広大な駐車場に車を置き、「すずらんゴンドラ」でゴンドラ山頂駅まで上がった。
 はじめにゴンドラ山頂駅から、スキー場のゲレンデのわきに散策路が設けられている「入笠すずらん山野草公園」に行ってみて、その後で大阿原湿原、入笠山御所平登山口、入笠牧場を歩こうと考えていた。しかし、その 「入笠すずらん山野草公園」に入るとチョウの数が多いのに驚いた。ミドリヒョウモンなどのヒョウモンたちが、飛び回っている。ヒオドシチョウが止まっているのに気が付かず、 遊歩道に 踏み込んでしまった。シータテハがいた、クジャクチョウも現れた、そしてアサギマダラもフワフワ飛んでいる。といった具合で被写体にこと欠かない。言ってみれば、それらのチョウたちは夏の高原の普通種であるが、甲信越の山に来てはじめて会える。
 結局、何処にも移動せずに、11時から2時まで、ずっとこの 「入笠すずらん山野草公園」で過ごしてしまった。カメラに収めたチョウは20種近くに及んだ。撮ってきた写真を何回かに分けて見ていただきたいと思う。

200804443b X800 入笠公園案内図 RX10M4_0000.jpg
入笠山案内図ゴンドラ山頂駅にあった案内板

  001_200804111 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 1.ミドリヒョウモン♀ -1
10時半ごろに富士見パノラマリゾートの駐車場に着き、そこから「ゴンドラすずらん」の山麓駅まで、100mか200mほど歩いたが、その間にさっそくミドリヒョウモンが出迎えてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_200804113 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 2.スキーゲレンデ
ゴンドラ山頂駅の1.750mから下りて来るスキーゲレンデは、駐車場からゴンドラ山麓駅の間に集まってくる。駐車場側から、ファミリーゲレンデ、センターゲレンデ、中級コースのシーダーゲレンデがある。これはセンターゲレンデと思う。ゴンドラの他に、ペアリフトが6基ある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 43mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_200804114 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 3.「ゴンドラすずらん」乗り場
ゴンドラ山麓駅でチケットを購入する。往復1人1,700円。コロナ対策で、用意されたカードに、名前、自宅住所、電話番号を記入した。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_200804120 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 4.ゴンドラ・キャビンからの眺め
ゴンドラは8人乗りのキャビンで、山頂駅まで全長2,489m、高低差730mを北西に向かって登っていく。東には、富士見の街を挟んで八ヶ岳連峰が眺められた。所要時間は10分か15分くらいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_200804129 X800 〇入笠公園 ウラギン RX10M4.jpg 5.ウラギンヒョウモン♂ -1
標高1,780mのゴンドラ山頂駅には11時ごろに到着した。左は入笠山御所平登山口へ向かうコースで、右はコナシゲレンデだ。コナシゲレンデは八ヶ岳の方に向かって下り、標高1,740mの八ヶ岳展望台の辺りでラーチゲレンデとアルパインゲレンデの2つのコースに分かれる。おおよそ250mくらいあるコナシゲレンデに沿って、その北側に「入笠すずらん山野草公園」がある。まず、この「入笠すずらん山野草公園」を歩いてみようと、コナシゲレンデを下り始める。クルマバナにいたウラギンヒョウモンを撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO250 ) 露出補正 なし
006_200804142 X800 〇入笠公園 ウラギン RX10M4.jpg 6.ウラギンヒョウモン♂ -2
コナシゲレンデの入り口付近で見るヒョウモンはウラギンヒョウモンが多い。ゲレンデの下からゴンドラ山頂駅を見上げるように撮った。写真の左端がゴンドラ山頂駅で、右側の建物はレストハウスだ。スキーシーズンには収容能力が足りないのではないかと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_200804146 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 7.ヒオドシチョウ -1
八ヶ岳に向かってゲレンデの左側は「入笠すずらん山野草公園」になっていて、多くの花が咲いているのが見えた。その散策路に入ると、大型のタテハチョウが飛び立った。ヒオドシチョウだ。夏にヒオドシチョウに会うのは久しぶりだ。さっそく連写で撮ったが、すぐに飛び立たれてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO160 ) 露出補正 なし
008_200804150 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 8.ヒオドシチョウ -2
飛び立ったヒオドシチョウは、少し離れたところの木の幹に止まった。開翅はしてくれないまま、森の奥へと去ってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
009_200804153 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 9.ミドリヒョウモン♂ -1
「入笠すずらん山野草公園」の遊歩道をゆっくりと下る。いろいろな花が咲いているが、これは人の手が入っているのだろう。チョウたちが好きなヒヨドリバナも多く咲いている。あちらこちらでミドリヒョウモンが舞っている。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
010_200804159 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 10.シータテハ夏型 -1
ふと見ると、ヒヨドリバナにシータテハが止まっていた。大分擦れてしまっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
011_200804002 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 11.シータテハ夏型 -2
首から下げていたTAMRONの90mmマクロを付けたD5300で同じシーンを撮影した。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro 絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
012_200804165 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 12.シータテハ夏型 -3
もう1枚、今度はCyber-shot RX10M4 の広角端で背景を写し込んだ。

    SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
013_200804006 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 13.ミドリヒョウモン♂ -2
ミドリヒョウモンは傷のないきれいな個体が多い。ここはウラギンヒョウモンなどより、ミドリヒョウモンが多いエリアだ。 

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 90mm ISO160 ) 露出補正 なし
014_200804177 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 14.クジャクチョウ -1
クジャクチョウも現れた。みんなヒヨドリバナで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO250 ) 露出補正 なし
015_200804187 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 15.テングチョウ
眼が悪くなってファインダーを覗かないと同定がし難い。何だろうと思ったらテングチョウだった。6月初めに八王子城跡にいっぱいいたテングチョウをここで見るとかえって意外だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO250 ) 露出補正 なし
016_200804191 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 16.クガイソウに集うミドリヒョウモン
ヒヨドリバナ、ヨツバヒヨドリに混じってクガイソウも咲いていた。クガイソウもチョウの好きな花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 55mm ISO500 ) 露出補正 なし
017_200804194 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 17.アサギマダラとヒヨドリバナ
アサギマダラもヒヨドリバナが好きだ。ヒヨドリバナが咲くところには、複数の個体が集まることが多い。黄色いキオンの花も見えるが吸蜜するチョウはいない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 55mm ISO400 ) 露出補正 なし
018_200804199 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 18.アサギマダラ -1
開翅して花にぶら下がるようにして吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 55mm ISO400 ) 露出補正 なし
019_200804207 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 19.クジャクチョウ ー2
「入笠すずらん山野草公園」を八ヶ岳展望台に向かって、半分ほど下りてきた。あずまやがあった。2頭目のクジャクチョウに会う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO250 ) 露出補正 なし
020_200804209 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 20.ミドリヒョウモン♂ -3
ミドリヒョウモンはそこいら中にいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO1000 ) 露出補正 なし
021_200804224 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 21.アサギマダラ -2
これは♀だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO200 ) 露出補正 なし
022_200804228 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 22.3頭のアサギマダラ
アサギマダラもミドリヒョウモンほどではないが、個体数が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO640 ) 露出補正 なし


2020年7月28日

梅雨明けやらぬ 箱根湿性花園(1) 7月22日

今年の中休みのない梅雨は長い。ただ、7月2日は天気予報が当たり、その日だけ晴れ、武蔵嵐山へ 待ち構えるようにして出かけたがそれ以後、全く晴れる日がない。7月16日~18日に宿の予約も済ませていた池の平、湯の丸行きも、天気が全く好転する気配がなく、重ねて新型コロナウィルス感染症の感染者数が再び増加したことと重なって、キャンセルしてしまっていた。
 昨年は7月30日に行った箱根湿性花園へ、何としても7月23日~26日の連休前に行きたかった。7月22日も曇り時々雨の予報だったが、気温は高くなりそうだった。駄目でもともとと思い、行ってみることにした。
 自宅を朝8時少し前に出発したが、東名高速へのアプローチである国道16号のバイパスが大渋滞で、東名に上がったのは9時を過ぎていた。御殿場インターを10時少し前に下りて、湿性花園に到着したのは10時半ごろだった。途中の道路は濡れていたので、朝のうちは雨が降っていたのだろう。気温が高ければ少しは翔ぶだろうと、曇り時々小雨を覚悟していたが、好転してくれ、決行大成功だった。

a200722424 X800 箱根湿性花園 RX10M4_0000.jpg
園内に設けられた案内図より  

毎年、ここへ来るようになったのは、ミドリシジミを撮るのが目的だった。舞岡公園などより発生は遅く、年によって違うのだろうが、7月20日ごろが適期だった。今年は発生が早かったようである。すでに数は少なく、見つけた1頭は♀で、しかも擦れてしまっていた。オオウラギンスジヒョウモンも♂は傷んでいる個体が多い。ミヤマカラスシジミにも会えた。
 花はきれいだった。コオニユリに羽化したばかりと思われるキアゲハが絡み、きれいだった。

01_200722003 X800 RX10M4.jpg 1.箱根の山
JAFの割引が適用され、100円引きの600円で入園した。仙石原湿性植生復元区の向こうに見える山並みには雲がかかっていた。ところが、順路に沿って歩き始めると、雲ははとれ、日が差すようにもなってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 26mm ISO100 ) 露出補正 なし
02_200722007 X800 RX10M4.jpg 2.オオウラギンスジヒョウモン♂ -1
気温は比較的高く、さっそくオオウラギンスジヒョウモンが翔び始めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
03_200722010 X800 RX10M4.jpg 3.キアゲハとコオニユリ -1
全く傷のないキアゲハの♂がコオニユリに飛来した。絵になる。コオニユリの花も大きく、見事に咲いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
04_200722014 X800 RX10M4.jpg 4.キアゲハとコオニユリ -2
前の写真と同じ個体。開翅してくれた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO160 ) 露出補正 なし
05_200722022 X800 RX10M4.jpg 5.オオウラギンスジヒョウモン♂ -2
この個体は比較的擦れていないきれいな個体だが、左後翅の肛角辺りがちぎれている。鳥に狙われたのか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
06_200722023 X800 RX10M4.jpg 6.オオウラギンスジヒョウモン♂ -3
ヌマトラノオで吸蜜するきれいな♂。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
07_200722027 X800 RX10M4.jpg 7.ミヤマカラスシジミ -1
ミヤマカラスシジミは神奈川県では丹沢と箱根の山地にだけ見られるチョウのようだ。食草はクロウメモドキだが、仙石原のハンノキ林の周辺にわずかに生育するという。以前には湿性花園に咲くノリウツギの花に、ミドリシジミに混じって吸蜜する本種を観察した。裏面はよく見ないとミドリシジミと区別できない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
08_200722039 X800 RX10M4.jpg 8.ミヤマカラスシジミ -2
前の写真と同じ個体。ヌマトラノオで吸蜜する擦れのない美しい個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
09_200722042 X800 RX10M4.jpg 9.ヒメアカタテハ
カセンソウが咲く、この季節の仙石原湿性植生復元区の花畑では必ず元気に飛んでいる。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
10_200722048 X800 RX10M4.jpg 10.コキマダラセセリ♀ -1
おそらく箱根湿性花園では初めて見たと思う。少し擦れている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
11_200722056 X800 RX10M4.jpg 11.ミドリヒョウモン♂
ここで翔んでいるヒョウモン類は、オオウラギンスジヒョウモンがほとんどで、このミドリヒョウモンは少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
12_200722070 X800 RX10M4.jpg 12.オオチャバネセセリ
昨年初めて撮影できたホソバセセリに再会したいと思って、セセリチョウには注意していたが、これはオオチャバネセセリだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 76mm ISO125 ) 露出補正 なし
13_200722075 X800 RX10M4.jpg 13.イチモンジセセリ
これはイチモンジセセリ。チダケサシで吸蜜。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO200 ) 露出補正 なし
14_200722087 X800 RX10M4.jpg 14.キアゲハとコオニユリ -3
コオニユリが咲いていると、キアゲハは見過ごさずに下りてきて吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
15_200722111 X800 RX10M4.jpg 15.オオウラギンスジヒョウモン♂ -4
少し擦れているが、まずまずきれいな個体だった。湿原植生復元区との境の辺りに咲くヌマトラノオで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
16_200722113 X800 RX10M4.jpg 16.オオウラギンスジヒョウモン♂ -5
前の写真と同じ個体。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
17_200722118 X800 RX10M4.jpg 17.オオウラギンスジヒョウモン♂ -6
ホバリングをして、ヌマトラノオに摑まる。 もう少しピントが合えば良かったのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
18_200722127t X800 RX10M4.jpg 18.コキマダラセセリ♀ -2
開翅して見せてくれた。ジェット機のようだ。翔ぶのも速い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
19_200722130 X800 RX10M4.jpg 19.オオウラギンスジヒョウモン♂ -7
仙石原湿性植生復元区に咲くカセンソウの花で吸蜜する。ここまではヌマトラノオによく来ていたが、カセンソウにも来るようになった。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
20_200722142 X800 RX10M4.jpg 20.オオウラギンスジヒョウモン♂ -8
やはり、草原のヌマトラノオが好みのようだ。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO125 ) 露出補正 なし
21_200722148 X800 RX10M4.jpg 21.オオウラギンスジヒョウモン♂ -9
前の写真と同じ個体。この日はウラギンスジヒョウモンは現れない。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO320 ) 露出補正 なし
22_200722155 X800 RX10M4.jpg 22.ミドリシジミ♀ -1
ようやくヌマトラノオで吸蜜するミドリシジミを探し出した。♀で、しかも大分擦れてしまっている。♂が先に羽化してくるのだが、状況からすると今年の本種の発生時期は随分早かったようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
23_200722161 X800 RX10M4.jpg 23.ミドリシジミ♀ -2
前の写真と同じ個体。開翅を待ったが駄目だった。この日のミドリシジミはこの1頭のみだった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし


箱根湿性花園,仙石原,ミドリシジミ,オオウラギンスジヒョウモン,ミドリヒョウモン,キアゲハ,ヒメアカタテハ,ミヤマカラスシジミ,コキマダラセセリ,オオチャバネセセリ,イチモンジセセリ,カセンソウ,ヌマトラノオ,コオニユリ,チダケサシ,箱根湿性花園案内図

2020年7月 6日

舞岡公園の蝶 55種 (11) テングチョウ、アサギマダラ、ミドリヒョウモン

新型コロナウィルス禍に関しては、6月19日にほぼ全面的に自粛が解除され、今後は「新しい日常」として「三密」を避け、マスク着用、手洗いを励行して、人に感染させることなく、自衛する"とき"に入った。しかし、東京都内では、6月24日から1週間ほど1日の新たな感染者が50人を超えるような日が続いている。急激に感染者数が増加することがないことを祈るばかりだ。
 さて、「舞岡公園の蝶」は前回までで、アゲハチョウ科8種、シロチョウ科5種、シジミチョウ科15種、計28種を載せた。次はタテハチョウ科であるが、私が昆虫少年だったころ、タテハチョウ科のテングチョウ亜科、マダラチョウ亜科、ジャノメチョウ亜科のチョウは、タテハチョウ科に含まれず、それぞれ独立した科として分類されていた。タテハチョウ科  のチョウには脚が4本しかない。正確には、6本の脚があるが、前脚は退化して、細く短くなって小さく折りたたまれているので、4本にしか見えないのだ。かって、テングチョウ科、マダラチョウ科、ジャノメチョウ科と分けられていたチョウたちも、この特徴は当てはまる。この退化した前脚は、歩くためには役に立たなくなっているが、味を感じたりする感覚器官として機能しているという。(7月2日記)

4.タテハチョウ科 ①   テングチョウ、アサギマダラ、ミドリヒョウモン

01) テングチョウ

40101 2011年6月5日 撮影
テングチョウは成虫で越冬するが、その越冬したチョウと入れ替わるように、5月の終わりごろから、新生テングチョウが発生する。そのころ、路上に止まり、吸水、吸汁するテングチョウが見られる。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 7mm ISOオート )
40101_110606009T X800  A640.jpg
400102 2017年6月6日 撮影
♂ 敏捷に飛びまわっては、このようなところにも止まる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
40102_170605110 X800 D5000 TAMRON 90.jpg
400103 2018年5月25日 撮影
この時期のテングチョウはとてもきれいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
40103_180525008 X800 RX10M4.jpg
40104 2018年5月25日 撮影
♀ この年はテングチョウが多かったように思う。裏高尾へ行った時もキャンプ場で多くの個体を見かけた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
40104_180525065 X800 RX10M4.jpg
40105 2018年5月29日 撮影
縄張り争いをするように葉上に静止

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
40105_04180529023 X800 RX10M4.jpg
40106 2019年5月26日 撮影
テングチョウの食草はエノキなどのニレ科植物だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
40106_190526114 X800 RX10M4 DSC07565a.jpg
40107 2019年5月30日 撮影
♂ 吸水しているチョウのほとんどが♂である。しかもその多くが羽化したばかりだ。吸水行動によってアンモニアを窒素源として摂取し筋肉や精子の生産に役立てていると考えられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
40107_190530003 X800 RX10M4 DSC07622.jpg


02) アサギマダラ

40201 2006年5月31日 撮影
♂ この辺りではアサギマダラは幼虫で越冬し、春に蛹となって、5月に第一化が発生する。これは舞岡公園で初めて見た個体だった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
データ不詳
40201_060531025 X800 D100 18-200VR.jpg
40202 2009年5月26日 撮影
舞岡公園でアサギマダラに会える機会はそう多くはない。この個体は水車小屋近くのウツギの花を訪れていた。しばらくの間、滞在し、モデルになってくれた。以下の写真は、すべてこの時撮影したものである。

Nikon COOLPIX P90 f3.3-6.5 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/337秒 19mm ISO640 )  露出補正 なし
40202_090526018-06C X800 P90.jpg
40203 2009年5月26日 撮影
♀ ♂は裏面肛角部に黒斑が現れるが、この個体にはない。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
40203_090526019 X800 D300 Tokina100.jpg
40204 2009年5月26日 撮影
水車小屋

Nikon COOLPIX P90 f3.3-6.5 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/62秒 5mm ISO135 )  露出補正 -0.3段
40204_090526023TFPL X800 ◎舞岡公園 P90.jpg
40205 2009年5月26日 撮影
水車小屋付近

Nikon COOLPIX P90 f3.3-6.5 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/62秒 5mm ISO135 )  露出補正 -0.3
040205_090526025 X800 P90.jpg
40206 2009年5月26日 撮影
開翅

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
040206_090526041PLF X800 D300 Tokina100.jpg
40207 2009年5月26日 撮影
おおよそ15分間のあいだ撮影を楽しむことが出来た。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
040207_090526051PLF X800 D300 Tokina100.jpg


03) ミドリヒョウモン

40301 2005年9月29日 撮影
秋も深まってきた日、夏眠から覚めて活動を始めたミドリヒョウモン♂がヒヨドリソウに飛来した。

Nikon D100 Tokina 100mm f2.8D macro
データ不詳
40301_050929103 X800 D100 Tokina100.jpg
40302 2014年9月29日 撮影
求愛中。久しぶりに舞岡公園でミドリヒョウモンを見た。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/250秒 112mm ISO360 ) 露出補正 なし
40302_140929077T X800 D5300 NIKKOR 18-140.jpg
40303 2014年9月29日 撮影
破損が著しいが、その状態から見て、前の写真と同じ個体だろう。     

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 112mm ISO200 ) 露出補正 なし
40303_140929081 X800 D5300 NIKKOR 18-140.jpg
40304 2015年6月5日 撮影
ゼフィルス狙いで歩いていると、田んぼに新鮮な♂が降りていた。口吻は見えないが吸水しているものと思われる。舞岡公園で羽化直後のミドリヒョウモンに会うのはこの時が初めてだった。この前年、ここで、秋に雌雄のミドリヒョウモンを見ており、その次世代かも知れないと思いつつ撮影した。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/125秒 258mm ISO140 )  露出補正 -0.3段
40304_150605054  X800 P610.jpg


 

2019年9月29日

軽井沢 蝶の楽園(2・終) 9月7日

 

「蝶の楽園」のとなりはテニスコートが残されていて、そのわきに「花咲山せせらぎの小径」に入る道があった。小さな流れのせせらぎに沿って歩いていくと、ところどころ広くなり、日も差し込んでチョウのいる環境として悪くない。
 ここはNHK大河ドラマ「真田丸」第一話のロケ地になっていたようだ。撮影場所の決め手となったこの清流では、6月末から7月中旬までホタルが見られるらしい。 この日はせせらぎの小径で収穫はなかったが、春から初夏にかけても訪れてみたいところだ。
 再び「蝶の楽園」に戻って、アサギマダラを待ってみたが、この日はとうとう彼らはやってこなかった。

190907_026.jpg 26.「花咲山せせらぎの小径」入り口
「蝶の楽園」を挟んで浅間山と反対側の森に、NHK大河ドラマのロケ地となった 「花咲山せせらぎの小径」への入り口があった。 2015年9月1日、NHK大河ドラマ「真田丸」の第一話の撮影が行われたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_027.jpg 27.徳川軍布陣の地
せせらぎに沿って散策路を進むと、ロケで徳川軍布陣の地となったところがあった。チョウのいそうな環境である。この奥は工事用のトラックが止まっていたので、先へは進まずに「蝶の楽園」に戻る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
190907_028.jpg 28.カラスアゲハ裏面
「蝶の楽園」に戻る途中で、だいぶ擦れてしまっているカラスアゲハの♀が、しばらく周囲を舞っていたが、日が当たっているカエデの葉に止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 183mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_029.jpg 29.シータテハ -6
向こうを向いたシータテハを狙ってみた。見えない眼にピントを合わせるのは難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 181mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_030.jpg 30.シータテハ -7
前翅、後翅のくびれが大きい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 183mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_031.jpg 31.クジャクチョウ -3
チョウが集まるため、英名では「バタフライブッシュ」と呼ばれるブッドレアでは、クジャクチョウも複数の個体が吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 51mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_032.jpg 32.ミドリヒョウモン♂ -2
オミナエシの花にミドリヒョウモンが来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 102mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_033.jpg 33.ミドリヒョウモン♂ -3
前の写真と同じ個体。擦れてはいるが破損はほとんどない。高原のヒョウモンチョウの仲間で最も普通に見られるチョウだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 45mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_034.jpg 34.ミドリヒョウモン♀ -2
ブッドレアに来たミドリヒョウモンは、前翅が破損していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 30mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_035.jpg 35.「蝶の楽園」のフジバカマ
「蝶の楽園」 はそれほど広いわけではない。テニスコート2面くらいだろうか。そこに700株ものフジバカマが植えられている。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_036.jpg 36.ミドリヒョウモン♀ -3
ミドリヒョウモンはいろいろな花で吸蜜をする。これはシモツケだろうか?同じバラ科によく似た花が咲くシモツケソウというのがあるが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 73mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_037.jpg 37.モンキチョウ
モンキチョウはもっぱらシモツケ?の花に集まっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3
190907_038.jpg 38.クジャクチョウ 裏面
クジャクチョウの裏面は真っ黒である。しかし、日が当たって細かなところまで見えると、微妙な模様がある。左上にはアカタテハが吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 25mm ISO100 ) 露出補正 -0.3
190907_039.jpg 39.アカタテハ -3
アカタテハの後翅裏面は凝った模様と思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3
190907_040.jpg 40.クジャクチョウとシータテハ
クジャクチョウが開翅してくれるのを待っていたが、なかなかチャンスはなかった。シータテハと表裏になって吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3
190907_041.jpg 41.シータテハとクジャクチョウ
左上にクジャクチョウが見える。広角側で両者が入るようにした。f8くらいに絞るとクジャクチョウがもっとシャープに撮れたと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3
190907_042.jpg 42.クジャクチョウ -4
翅を閉じて吸蜜していたが、開いてくれるのを待った。一瞬開いて、すぐまた閉じるので、そのタイミングを合わせて撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3
190907_043.jpg 43.キタテハ
キタテハもいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 50mm ISO100 ) 露出補正 -0.3
190907_044.jpg 44.ミヤマカラスアゲハ♂
時々目をやっていた「蝶の楽園」の奥に咲くクサギの花に黒いアゲハが吸蜜に来た。待ちに待ったミヤマカラスアゲハである。しかもほとんど擦れていないきれいな個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/600秒 208mm ISO100 ) 露出補正 -0.3
190907_045.jpg 45.ミヤマカラスアゲハ♂ -2
なかなかじっとしていてくれない。私もクサギの木の周りを右往左往だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO200 ) 露出補正 -0.3
190907_046.jpg 46.ミヤマカラスアゲハ♂ -2
前翅表の青鱗色のラインが輝く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO200 ) 露出補正 -0.3
190907_047.jpg 47.ミヤマカラスアゲハ♂ -3
もっと良い画が撮れないかと粘ったが、高いところの花で吸蜜しているので難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3
190907_048.jpg 48.ミヤマカラスアゲハ♂ -4
近くの花に来たが裏面しか撮らせてくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 219mm ISO100 ) 露出補正 -0.3
190907_049.jpg 49.アサマイチョミンジ -3
アサマイチモンジは盛期を過ぎていた。擦れた個体ばかりである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 -0.3
190907_050.jpg 50.ベニシジミ
そろそろ引き上げようと駐車場に戻ると、黄色い花が咲いていて、ベニシジミが吸蜜していた。可愛らしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 41mm ISO100 ) 露出補正 -0.3


  

2019年9月24日

軽井沢 蝶の楽園 (1) 9月7日

  インターネットで「軽井沢 蝶の楽園」というところがあるのを知った。そこにはフジバカマがたくさん植えられ、秋にはアサギマダラが群れ飛ぶという。
 9月5日に毎年お世話になっている学生時代の友人の軽井沢の別荘に泊めていただき、翌6日は仲間とゴルフを楽しんだ。例年ゴルフをした日の夜は泊まり、翌日の朝食後に解散になる。ゴルフをした6日も快晴だったが、7日も天気は良かった。私は、「晴れたので、軽井沢で写真を撮っていきたい」と勝手を言い、毎年、往きにわたくしの車に同乗してきた2人に、帰路は同乗をお断りして新幹線で帰っていただいた。
   軽井沢駅まで2人を送った後、 信濃追分の近くの花咲山というところにある「軽井沢 蝶の楽園」に向かった。ごく近いところなのだが、カーナビに登録されていなかったので少々道に迷ってしまったが、スマホ検索で10時半に現地を探し当て、到着した。
 「軽井沢 蝶の楽園」に入る。管理をされている「軽井沢アサギマダラの会」の受付があったので、挨拶に行くと、ここの地主さんなのだろうか、5年前にここに「蝶の楽園」を造られた土屋正治さんという方が来て居られて話をさせていただいた。御代田の神社で見たアサギマダラが好きになり、この地にアサギマダラを呼びたいとテニスコートだっところに、フジバカマなどを植えられたという。今では9月の10日ごろから、フジバカマが咲き、最盛期には3千頭のアサギマダラが舞う、と楽しそうに話をしてくださった。
 私が訪れた9月7日には残念ながらアサギマダラは姿を現さなかった。少し時期が早かったのと、まだフジバカマもほとんど蕾の状態だった。
 ブッドレアが咲いていて、そこにミドリヒョウモンなどに混じって、クジャクチョウ、シータテハが飛来した。期待していなかったシータテハに会えたのはうれしい。私にとってはアサギマダラ以上である。ミヤマカラスアゲハも少なくないようだ。
 近くに「花咲山 せせらぎの小径」があり、歩いてみた。この日はそこでは収穫がなかったが、改めて5月~7月ごろに来てみる価値がありそうだ。 10時半から2時間ほど撮影を楽しんだ。

  190907_001.jpg 1.ゴルフ場から浅間山を望む
これは、「軽井沢 蝶の楽園」へ行く前日、学生時代の仲間とゴルフを楽しんだ「隨縁軽井沢ナインハンドレッド倶楽部」から眺めた浅間山の姿である。この時は噴火の噴煙は見られなかった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 18mm ISO80 ) 露出補正 なし
190907_002.jpg   2.「軽井沢 蝶の楽園」 駐車場
軽井沢駅から、ナビを設定しようとしたが「軽井沢 蝶の楽園」は登録されていない。電話番号もわからない。GoogleMapを頼るしかなく、しなの鉄道の信濃追分駅をナビに入力し、車を走らせた。スマホで「軽井沢 蝶の楽園」の場所が表示できたので何とかその駐車場にたどり着くことが出来た。昨日ゴルフをしたゴルフ場からそう遠くはないところだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_003.jpg 3.クジャクチョウ -1
駐車場から「蝶の楽園」へ下りていくと、まず最初に出くわしたのがクジャクチョウだった。しかも、とてもきれいな個体だった。開翅して後翅の眼状紋が見えない姿は、美しく精悍である。インターネットの情報から想像するに、栽培されたフジバカマにアサギマダラとミドリヒョウモンくらいが来るのかなと思っていたが、クジャクチョウに会えたのは嬉しかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 94mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_004.jpg 4.ミドリヒョウモン♀
「蝶の楽園」にはフジバカマだけでなく、多くの花が植えられ、咲いていた。ブッドレアは蝶の好きな花である。そのブッドレアにミドリヒョウモンの♀がいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 45mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
190907_005.jpg 5.クジャクチョウ -2
ブッドレアにはクジャクチョウも来て、吸蜜していた。クジャクチョウは山地性のチョウである。信濃追分駅は信越本線時代、中央本線富士見駅と並んで、特急が通る日本最高所駅(957 m)として知られていたそうだ。蝶の楽園もほぼ同じ程度の標高と思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
190907_006.jpg 6.シータテハ -1
ブッドレアの花にはシータテハもいた。シータテハに会うのは久しぶりである。この日一番の収穫と言っても良い。これは夏型だろうか、秋型だろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 42mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_007.jpg 7.シータテハ -2
前の写真と同じ個体。翅表を見る限り、夏型の♂のようだ。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 42mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_008.jpg 8.受付小屋
「軽井沢アサギマダラの会」の受付があった。そこでアサギマダラの会の発起人であり、土地を提供された土屋正治さんという方にお目にかかって、いろいろと話をさせていただいた。ここを5年前に造られた土屋正治さんは、近くの御代田にある某神社で見たアサギマダラが好きになり、この地にアサギマダラを呼びたいとテニスコートだっところに、アサギマダラが好むフジバカマの花を700株以上植えられた。いまでは1シーズン3,000頭ものアサギマダラが飛来すると話してくれた。土屋さんが、マーキングをして放蝶したアサギマダラが、鹿児島県の喜界島で再捕獲されているという。この日は時期的にまだ少し早く、フジバカマも蕾の状態で、アサギマダラの姿を見ることはできなかった。

 SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
190907_009.jpg 9.ブッドレアと浅間山
このブッドレアは浅間山を背景に吸蜜するチョウの撮影ポイントだそうだ。f11くらいに絞って撮ると浅間山がシャープに撮れたかもしれなかった。後の祭りである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 43mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_010.jpg 10.アカタテハ -1
アカタテハ、ヒメアカタテハもブッドレアの花が好きだ。フジバカマも好きなはずだが、フジバカマはまだ蕾が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 53mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_011.jpg 11.ウラギンヒョウモン♀
ミドリヒョウモンに混じってウラギンヒョウモンもいる。ブッドレアが咲くコーナーは賑やかだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 55mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_012.jpg 12.アサマイチモンジ -1
少し擦れてはいるがアサマイチモンジも元気だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 81mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_013.jpg 13.アサマイチモンジ -2
イチモンジチョウは舞岡公園あたりでも見られるが、アサマイチモンジはまず見ることが出来ない。日本固有種である。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_014.jpg 14.ミドリヒョウモン♂
♂もまだ元気に飛び回っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
190907_015.jpg 15.シータテハ -3
前掲の写真とは別の個体である。この裏面を見るとやはり夏型だと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_016.jpg 16.クロアゲハ
「蝶の楽園」の一番奥にクサギの木が1本ある。花も咲いている。これはミヤマカラスアゲハが来るかなと思って、見張っていると、クロアゲハが吸蜜に来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_017.jpg 17.ウラギンヒョウモン♀ -2
大分擦れてしまっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 37mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_018.jpg 18.アカタテハ -2
アカタテハは秋になると多くなる。これはきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_019.jpg 19.イチモンジセセリ
この花に飛来し、吸蜜するチョウの種類は多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_020.jpg 20.ヒメアカタテハ -1
傷んでいる個体も多かったが、これはきれいな個体だった。ヒメアカタテハもこれから数を増してくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_021.jpg 21.ヒメアカタテハ -2
出来るだけ背景を入れようと広角端で近づいて撮った。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_022.jpg 22.シータテハ -4
日をいっぱいに浴びて吸蜜している。夏型の♀のようだ。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 76mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_023.jpg 23.シータテハ -5
シータテハはブッドレアの周囲に数頭いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_024.jpg 24.ジャノメチョウ
「蝶の楽園」の奥の草むらにはジャノメチョウが飛んでいた。もしかしてオオヒカゲかと期待したが、ジャノメチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
190907_025.jpg 25.フジバカマと浅間山
ここらでちょっと一休みだ。フジバカマの花の向こうに浅間山が見える。あと1週間もすれば、ここにアサギマダラが舞う姿を撮影できそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 24mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段


2019年9月14日

池の平、鹿沢園地、小諸高原美術館 <8月27日~28日>(4) 鹿島園地 8月27日

湯の丸高峰林道を抜けて、地蔵峠から県道94号線を新鹿沢温泉、鹿沢園地のほうへ向かうと、途中の右側に百番観音があった。ちょっと車を停めて手を合わせる。
 2時過ぎに今宵の宿である休暇村嬬恋鹿沢の駐車場に着いた。チェックインを済ませ、かみさんにはゆっくり温泉に入っていてもらうことにして、私はRX10M4を持って、野草園に向かった。黄色いアキノキリンソウが咲いていて、ミドリヒョウモンが吸蜜に来ていた。まだ、擦れていない♂も飛んでいる。クジャクチョウを数頭見ることが出来た。7月に比べて活動しているチョウの種類は少なかったが、明日は多分雨であろうと思い、1時間ほど撮影を楽しんだ。

  1908273_001.jpg 1.百体観音の百番観音
  今朝、東部湯の丸ICを下りて、長野県東御市の新張(みはり)から、県道94号線に入って地蔵峠に上がってきたが、その県道94号線に入るところに一番観音があった。そこから地蔵峠を越えて鹿沢温泉に至る道には、一番から百番までの観音様が祀られている。これを百体観音というのだそうだ。信州花岡果実園のHPにその花岡武彦さんが百体観音について次のように書かれていた。江戸時代、観音信仰が盛んになり、この地でも1864年(元治元年)に長野県東御市から群馬県嬬恋村の鹿沢温泉までの湯治の「湯道」の安全を祈願して、1町(約109m)ごとの観音像建立が始まったという。写真の百番観音の建立には鹿沢温泉に湯治に来ていた500人の寄付により出来上がっているそうだ。1874年(明治7年)の5月7日には百番観音開眼祝いが行われている。戦後、「湯道」では車が通れないため、1959年(昭和34年)には地蔵峠(県境)まで車道が開通し、さらに工事は進み、1962年(昭和37年)には鹿沢温泉までの車道である現在の県道94号線が完成した。そして、2年の歳月をかけて「湯道」から県道への観音像の移転作業が行われた。県道への移転前から、観音像は一部紛失していたが、県道移転後になると、車での往来が楽になり、盗難や紛失が起こり、数が減ってしまったそうだ。そこで、1981年(昭和56年)に新たな寄進者を募り像を復元し、入魂式も行われたという。此処の観音像は真言系の聖観音・千手観音・十一面観音・如意輪観音・准胝観音・馬頭観音という六観音が安置されている。一番観音から2km西の祢津東町にある真言宗長命寺境内にある観音堂に由来するそうだ。百体観音は東御市石造文化財に指定されている。長くなってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
1908273_002.jpg 2.メスアカミドリシジミ?
野草園に足を踏み入れてしばらく行くと、不意に足元から小さなチョウが飛び立って近くに咲くアキノキリンソウの花に止まった。同定が難しいが、メスアカミドリと思う。この時期にゼフィルスに会えるとは意外だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 51mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
1908273_003.jpg 3.ミドリヒョウモン♀ -1
ミドリヒョウモンは擦れていない♀が多かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段 
1908273_004.jpg 4.ミドリヒョウモン♀ -2
いま、ここで飛んでいるヒョウモン類はミドリヒョウモンしかいないようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
1908273_005.jpg 5.コミスジ
散策路に渡された木道にコミスジが止まっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908273_006.jpg 6.キアゲハ
名前はわからないが青紫色の花にキアゲハが絡んでいた。彩りが鮮やかである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
1908273_007.jpg 7.ミドリヒョウモン♀ -3
ノアザミにもミドリヒョウモンが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
1908273_008.jpg 8.ミドリヒョウモン♀ -4
ミドリヒョウモン以外に撮る対象が現れてくれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 78mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
1908273_009.jpg 9.ミドリヒョウモン♂ -1
このミドリヒョウモンは前翅に性票が見えるので♂と確認できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 17mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908273_010.jpg 10.クジャクチョウ -1
池の平ではクジャクチョウを撮ったが、ここにもクジャクチョウがいた。2~3年前、クジャクチョウやキベリタテハなどの山地性タテハチョウ科のチョウが少なくなった年があったが、少なくともクジャクチョウの個体数は回復してきているように思う。この個体は少し擦れていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
1908273_011.jpg 11.クジャクチョウ -2
別の個体が飛んできて、路上に止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 73mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
1908273_012.jpg 12.クジャクチョウ -3
前の写真と同じ個体。しばらく路上に静止していた。路上に止まったチョウの写真は撮るのが難しい。上から押さえつけて撮るとよい写真は撮れない。ローアングルでモニターを見ながらできるだけ近づいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
1908273_013.jpg 13.クジャクチョウ -4
3頭目のクジャクチョウ。この個体が一番きれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
1908273_014.jpg 14.クジャクチョウ -5
これは写真10.と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
1908273_015.jpg 15.ミドリヒョウモン♀ -5
また、ミドリヒョウモンだ。山地で生息する各種ヒョウモンチョウ類の中で最普通種と言われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
1908273_016.jpg 16.ミドリヒョウモン♂ -2
8月の終わりであるが、この♂はまだまだきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
1908273_017.jpg 17.ミドリヒョウモン♂ -3
ミドリヒョウモンはいろいろな花を訪れる。シシウドの仲間の白い花にもよく来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 129mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
1908273_018.jpg 18.ミドリヒョウモン♀ -6
被写体はミドリヒョウモンばかりになってしまった。ミドリヒョウモンの成虫は6月の終わりごろから発生(羽化)し始め、盛夏には夏眠をして、8月の終わり頃から秋にかけて再び活動するとされている。産卵は夏眠後の秋に行われるというが、ここで見たミドリヒョウモンたちは、夏眠から明けたところなのだろうか、それとも夏眠はしなかったのだろうか? 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
1908273_019.jpg 19.シラヒゲソウ
見たことのない花が咲いていた。調べてみるとシラヒゲソウという花だった。白い花弁の外側が糸のように細かく裂けていて髭みたいだから、白髭草というらしい。「山渓ハンディー図鑑 山に咲く花」には山地の湿地に生える多年草。根生葉は長柄があり長さ幅とも2〜4cmの心円形で基部は深い心形。茎葉は数個つき、無柄で茎を抱く。花茎は10〜30cmで茎頂に直径2.0〜2.5cmの白い花を1個つける。花弁は5個で、縁は糸状に細裂する。花期は8〜9月。とあった。日本の本州(中部と西部の太平洋側)、四国、九州の温帯域に分布し、山地の湿地に生育する。多くの地域で減少傾向にあり絶滅が危惧されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段


2019年8月20日

日帰りで上高地へ 8月8日

旅行社が企画する上高地日帰りバスツアーがある。鉄道を利用すると中央本線「あずさ」で松本まで行き、松本からしなの電鉄で新島々へ、そこからバスということになる。だが、このバスツアーだと横浜から乗車して苦労なく上高地の大正池、さらに河童橋近くのバスターミナルまで行ける。
 今回のツアーは朝食として弁当が付いていた。6時半に横浜を出発して、山手トンネル経由で中央道に出る。途中2回、各15分ほどの休憩をとり、大正池に着いたのが丁度12時だった。それから4時間、自由時間となり、午後4時にバスターミナル出発で帰路につく。
 大正池から見る穂高連峰の吊り尾根は、雲一つかからない絶景だった。田代池で再び穂高連峰を仰ぎ、田代橋を渡り、梓川の右岸を写真を撮りながら歩く。途中にあるホテルで昼食をして、明治時代に日本アルプスに魅了され、その存在を世界に広めた功労者ウォルター・ウェストンの碑を見て、河童橋まで散策した。歩く人は後を絶たず、河童橋周辺の賑わいはすごい。
 チョウは多くは期待していなかった。ベニヒカゲや、コヒオドシらしき影を見たが、定かではない。
 小梨平の手前の上高地ビジターセンターでは、「田淵行男の世界」(高山蝶と山岳写真)のパネルや、「山に向かう心」をテーマに、写真と文人・旅人の文章が組み合わされたコラボレーション展示が見ごたえがある。
 帰りは相模湖の手前から渋滞が始まった。八王子JCT.から圏央道経由で東名に出る。海老名まではスイスイと進んだが、東名は大和トンネルまで渋滞。横浜駅西口に着いたのは9時半だった。往復でバスに乗っていた時間は休憩を入れて11時間で、現地滞在は4時間だった。

190808_001.jpg 1.快晴の穂高連峰 -1
バスは上高地への入り口である釜トンネルを抜けた。釜トンネルは1927年に上高地への唯一の自動車道として開通し、1935年(昭和10年)に乗合バスが河童橋まで運行された。1937年(昭和12年)に土砂崩れ対策のため、中ノ湯側に新たな坑口を開いて約270mを掘削し、途中で初代・釜トンネルと接続させた。中学校の林間学校で上高地へ行ったときには、その掘削された岩肌がむき出しの釜トンネルをバスで抜けたことを思い出す。その後、今後の崩壊の懸念のために、釜トンネルの東側に釜上トンネル(仮称)の建設を行い、2002年に供用を開始し、2005年に中ノ湯側から釜上トンネルに接続させる形で新しい釜トンネルを供用開始した。旧トンネルの代替ルートとして、2002年(平成14年)から2005年(平成17年)にかけて建設された釜トンネルを抜けて、正午に大正池ホテルの前でバスを降りる。池のほとりに下りると雲一つかかっていない穂高連峰の絶景が待っていた。これだけで今日来た甲斐がある。(wikipedia参照)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 22mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_002.jpg 2.快晴の穂高連峰 -2
一番右に見えるのが明神岳(2,931m)、その左が前穂高岳(3,090m)、前穂高岳からの吊り尾根が主峰奥穂高岳(3,190m)に続く。吊り尾根の下には少し雪を残した岳沢が見える。ジャンダルム(3,163m) 、間ノ岳(2,907m)とあって西穂高岳(2,909m)に連なる見事な眺めだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 29mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_003.jpg 3.焼岳
振り返れば活火山 焼岳(2,455m)が見える。これから行く穂高橋から3時間の登りという。大正池に姿を映すが画面に入りきらない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 29mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_004.jpg 4.吊り尾根を見ながら
大勢の観光客が身軽な格好で、吊り尾根を見ながら林間の道を進む。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 34mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_005.jpg 5.コムラサキ
ここまでチョウは少なかったが、ヤナギの枝にコムラサキが止まった。産卵をしているように見えたが。きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
190808_006.jpg 6.田代池から眺める穂高連峰
左手前に見える西穂高岳が高く見える。吊り尾根はその右奥に広がるからだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_007.jpg 7.田代池の案内板
20分ほど歩いて田代池に着いた。ここは撮影ポイントになっている。上高地の散策路にはこういった案内板が整備されている。正面の谷が岳沢でその奥の平らな頂点が日本第3位の高さの奥穂高岳(3,190m)と説明されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_008.jpg 8.田代橋の上から見た吊り尾根
田代池から梓川の川岸に出ると梓川の中洲に向け田代橋がかかっていて、そこから右岸へは穂高橋が架けられている。上高地温泉ホテルが見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_009.jpg 9.六百山と霞沢岳
穂高橋から梓川右岸道を歩く。河童橋まで30分くらいのところだ。しばらく行くと梓川の向こう側にそびえる六百山(2,450m)と霞沢岳(2,646m)が見えてきた。上る人も稀な山ながら霞沢岳には徳本峠から尾根伝いに登山道が通じている。六百山、八衛門沢などこの辺りの地名には、かって木材生産の場であった上高地の長い歴史が示されているという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_010.jpg 10.ゴリラ岩
六百山の稜線に、ゴリラの横顔に見えるゴリラ岩が見えた。ゴリラ岩は梓川左岸のバスターミナルからも見ることができ、以前に、バスの添乗員さんに教えてもらった。白い雲の下に見える岩だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_011.jpg 11.ミヤマカラスアゲハ
午後1時を回って昼飯にしようと上高地ルミエスタホテルのレストランに入った。歩いた後のビールが旨い。パスタ・ランチの食事を終え、一息入れていると窓の外に黒いアゲハを見つけた。カメラを持って、そとに回る。大分傷んでしまっているミヤマカラスアゲハの♂だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 67mm ISO500 ) 露出補正 なし
190808_012.jpg 12.キアゲハ
再び右岸を歩き始める。シナノナデシコにキアゲハがきた。なかなか活発で、落ち着いて吸蜜はしない。きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_013.jpg 13.梓川とゴリラ岩
カーブを描く梓川の清流とゴリラ岩。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_014.jpg 14.キオンの花にヒョウモンチョウ?
上高地にいるのはコヒョウモンばかりと思っていたが、この個体の前翅外縁の形や、前翅内縁の黒斑は上高地のコヒョウモンの特徴と大きく異なる。ヒョウモンチョウのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO400 ) 露出補正 なし
190808_015.jpg 15.ヤマキマダラヒカゲ
日の当たらない木の幹にヤマキマダラヒカゲが止まった。D750 + SIGAMA 150mm macro で撮ってみる。背景との明暗差が激しいが、まあまあ撮れている。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO1600 ) 露出補正 なし
190808_016.jpg 16.河童橋界隈の賑わい
ごご2時半、河童橋に着いた。河童橋は上高地を象徴するのシンボルの一つである。この賑わいは凄い。この橋から穂高岳、焼岳などの山々を望むことができる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 11mm ISO100 ) 露出補正 +0.3段
190808_017.jpg 17.河童橋 右岸側
河童橋は標高約1,500mに位置する。1891年(明治24年)に初めて橋が架けられた。全長37m、幅3.1m、長さ36.6mのカラマツ製の吊り橋 である。 橋は過去に4回架け替えられており、現在の橋は1997年(平成9年)7月に架け替えられた5代目だそうだ。河童橋という名前の由来には諸説があるようで、昔ここに、河童が住みそうな深い淵があったため、とか、まだ橋のなかった時代、衣類を頭に乗せて川を渡った人々が河童に似ていたからなどと言われているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 +0.3段
190808_018.jpg 18.河童橋の上から穂高連峰の眺め
皆さん穂高連峰を背景に記念写真を撮っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 +0.3段
190808_019.jpg 19.振り向けば焼岳
だが、焼岳を背景に記念写真を撮る人は少ない。先ほどから露出補正が+0.3になってしまっていたのを気が付かずに撮影を続けてしまった。初歩的なミスだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO160 ) 露出補正 +0.3段
190808_020.jpg 20.コヒョウモン -1
前翅の外縁が丸みを帯びていて、コヒョウモンであることがわかる。上高地ビジターセンターの先の小梨平の入り口に咲くヒヨドリバナで吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
190808_021.jpg 21.コヒョウモン -2 クガイソウに飛来した。シジミチョウのように小さな個体だった。


SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO160 ) 露出補正 +0.3段
190808_022.jpg 22.コヒョウモン -3
開翅してくれた。前翅内縁近くの黒斑の位置とその大きさはコヒョウモンの特徴である。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
190808_023.jpg 23.コヒョウモン -4
時期的には、発生の最盛期を過ぎているようだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 +0.3段
190808_024.jpg 24.エルタテハ -1
エルタテハが飛んできて、道に止まった。このチョウは大概このように路上に止まる。ローアングルで撮影。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 +0.3段
190808_025.jpg 25.エルタテハ -2
ときどき翅を開く。タイミングを計って連写する。クジャクチョウ、キベリタテハとともに高原のタテハチョウの代表格だと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
190808_026.jpg 26.ミドリヒョウモン
この日も新鮮なミドリヒョウモンをあちこちで見た。ミドリヒョウモンは沖縄県を除いて日本全土の森林、林縁に見られ、ヒョウモンチョウの類では最も普遍的な種と思う。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO140 ) 露出補正 なし
190808_027.jpg 27.河童橋と穂高連峰
3時半を過ぎたので、集合場所のバスセンターへ向かう。最後に、もう一度、河童橋と穂高連峰を振り帰った。バスセンターは河童橋から5分ほどのところだ。今回は、チョウに関しては、イマイチだったが、快晴の下、穂高連峰を眺めることが出来たよい一日だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段


2019年8月 9日

チョウを求めて北海道をドライブ <7月22日~25日>(4・終) 十勝千年の森と六花の森 7月25日

残り今日半日の北海道である。晴れてはいないが明るい空だ。
 TV番組で得た情報を頼りに、帯広地方卸売市場に行って朝飯にしようということになった。市場は帯広駅から十勝川の流れる西のほうへ20分ほど走ったところにあり、8時20分に着いた。市場は開いていたが人は少ない。市場の1階は鮮魚、海産物、青果や一般食品などの店が並んでいる。市場食堂「ふじ膳」は2階にあって朝6時に開く。そばやラーメンもあるが、ここはちらし寿司が安くて美味いとの評判だった。入って左側に寿司のカウンターがあったがそこは誰も座っていなかった。お客さんは10人以上入っていた。評判のちらし寿司を食べようと思ったが、昨夜も寿司だったので、思いとどまり、てんぷらそばを食べた。それはそれで美味かった。
 食後、1階の市場に戻り、鮮魚店や青果店を見て歩いた。夕張メロンではないのだが、オレンジ色の果肉の大きなメロンが売られていた。
 帯広地方卸売市場から、8か所ある北海道ガーデン街道 の庭園の一つである「十勝千年の森」へ向かった。日高山脈に向かって走る。10時に到着した。晴れ間も出て、気温も上がり、歩くと汗ばむ。ヒヨドリバナやノリウツギなどチョウたちの好きな花も咲いていて、ミドリヒョウモンが元気に飛んでいる。嬉しかったのは、コヒオドシに会えたことだった。
 最後にとかち帯広空港の近くにある「六花の森」に寄った。ここは、札幌に本店がある「マルセイバターサンド」でおなじみの六花亭が企画運営する庭園である。チョウは期待していなかったので、G7Xしか持って入らなかったが、ここにもヒヨドリバナが咲いていて、チョウが舞っていた。G7Xでもなんとか撮れたのだが、出口のところで吸蜜中のカラスシジミを見つけた。駐車場に近かったので、RX10M4を取にをいったん車に戻り、撮影した。
 とかち帯広空港でレンタカーを返し、少し早めに空港ロビーに着いた。レストランで昼食にする。車から解放され、もちろん冷たい生ビールを飲む。十勝名物の「豚丼」を食べたが、これも美味かった。
 予定通り、定刻15:35発の飛行機に搭乗した。少し出発は遅れたが、無事、ほぼ定刻に羽田空港に着いた。
 今回の北海道ドライブ旅行では、620kmを運転したが、まず、事故がなかったことが何よりだった。事前に計画したところをほとんど訪れることができ、天気がさえなかったことを除けば、とても良い旅行だったと思う。

190725_001.jpg 1.帯広地方卸売市場
8時半、場内は閑散としている。もっと早い時間が忙しい時なのだろうか?

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
190725_002.jpg 2.帯広地方卸売市場 市場食堂「ふじ膳」
何日か前にここがTVで紹介されていた。ぜひ行ってみたいと思っていたが、残念ながら夜はやっていない。昼は写真を撮り歩いているので、行くとすれば朝だ。ということで今朝行ってきた。寿司の朝定食600円は安いし、特上生ちらし2,500円、おまかせ握り2,000円にも食思が動く。だが、夕べも寿司だった。結局、てんぷらそばにしたが、今思うと寿司を食べておけばよかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
190725_003.jpg 3.「十勝千年の森」
「十勝千年の森」は帯広市場から約25㎞西にあり30分くらいで着いた。入り口にはNHKテレビドラマ「なつぞら」のポスターが張られ、来園者を出迎えてくれる。 帯広・十勝は各所でNHK連続TVドラマ「なつぞら」の舞台をアッピールしていた。泊まったホテルで「なつぞら」のロケをした牧場は何処かと尋ねてみたが、NHKは公表していないので良くはわからないが、足寄(あしょろ)の陸別の方だと言われているという返事だった。自宅に戻ってきて、インターネットで探ってみると、「なつ」が絵をかいていた草原は清水町の羽帯にある丸山育成牧場で、「柴田牧場」の牧草地のロケ地は新得町、そして、「なつ」たちが暮らす家は足寄郡の陸別町などと投稿されていた。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
190725_004.jpg 4.「十勝千年の森」 ビジターセンター
受付のあるビジターセンターの中にはいろいろ展示パネルがあった。「十勝千年の森」で会える生きものが説明されたパネルがあったが、チョウではミドリヒョウモンとモンキチョウの写真しかなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 なし
190725_005.jpg 5.「十勝千年の森」 園内図
ビジネスセンターで入園料(1.000円)を支払う。東京ドームの100倍近くもあるという園内に入る。ここ「十勝千年の森」の事業主体は十勝毎日新聞である。創設者である十勝毎日新聞の会長さんだった林光繁氏は1987年ごろ「新聞は大量の紙を使う。環境破壊を毎日繰り返している仕事だ。植樹をして、森を造っていけば、カーボン(二酸化炭素)をオフセット(相殺)できる」という志を立てた。王子製紙林木育種研究所に紙と木のカーボン含有量を問い合わせた。「紙は約46%、トド松で約47%」という回答だったそうだ。十勝毎日新聞の発行部数で計算すると、約800haの森を造成すると、オフセットできると判断したという。wikipediaによると「十勝千年の森」の広さは400haだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO2500 ) 露出補正 なし
190725_006.jpg 6.ミドリヒョウモン -1 「十勝千年の森」
薄日が漏れるようになり、気温が上がってきた。ノリウツギの花にミドリヒョウモンが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
190725_007.jpg 7.ミドリヒョウモン -2 「十勝千年の森」
ヨツバヒヨドリでもミドリヒョウモンが吸蜜していた。チョウの好きな花が咲いている。余裕があったので蝶に近づき広角端で撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190725_008.jpg 8.ミドリヒョウモン -3 「十勝千年の森」 こんどは望遠端近くで撮影した。擦れていないきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO500 ) 露出補正 なし
190725_009.jpg 9.コキマダラセセリ 「十勝千年の森」
元気に飛び回っては花にくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
190725_010.jpg 10.メスグロヒョウモン♀ 「十勝千年の森」
いったんはメスグロヒョウモンにフォーカスしたが、ハナムグリなどの甲虫の方に焦点を当ててしまった。甲虫の名前は全くわからない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO250 ) 露出補正 なし
190725_011.jpg 11.アース・ガーデン 「十勝千年の森」
「十勝千年の森」 にはイギリスのガーデンデザイナーであるダン・ピアソンが設計した「アース・ガーデン/大地の庭」や「メドウ・ガーデン/野の花の庭」など4つのガーデンがある。優れた庭園デザインを表彰する英国のガーデンデザイナーズ協会(SGD)賞選考で、「アース・ガーデン(大地の庭)」「メドウ・ガーデン(野の花の庭)」が日本では初となる最高位の大賞「グランドアワード」に輝き、審査員から「最も美しい庭」「21世紀のガーデンデザインの最良の例」と絶賛されたそうだ。 ここは 波打つ芝の丘が日高山脈と一体となり、圧倒的なスケールを持って目の前に広がると言われるアース・ガーデンだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO125 ) 露出補正 なし
190725_012.jpg 12.コヒオドシ -1 「十勝千年の森」
アース・ガーデン を眺めてビジターセンターへ戻ろうとすると、そこに咲くヨツバヒヨドリにコヒオドシがいた。落ち着いて吸蜜している。やっと会えたコヒオドシを少し距離をおいて慎重に撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
190725_013.jpg 13.コヒオドシ -2 「十勝千年の森」
まだまだ落ち着いて吸蜜している。広角端にしてモニターで撮影した。17年ぶりのコヒオドシだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
190725_014.jpg 14.オオチャバネセセリ
信州の高原でおなじみのチョウだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO160 ) 露出補正 なし
190725_015.jpg 15.ジャノメチョウ
数は多くないが舞岡公園でも見られるチョウだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO250 ) 露出補正 なし
190725_016.jpg 16.「六花の森」
次に「十勝ヌップクガーデン」というところに寄ってみようと思い、カーナビにセットした。ところがカーナビが案内してくれたところにそのようなガーデンは見当たらない。行ったり来たりしてみたが、とらえられないので、あきらめて「六花の森」へ行くことにした。受付で入園料をお支払いする。大人800円のところここでもJAF会員割引で600円だった。入り口を入るとウッドチップが敷かれた遊歩道を歩く。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO250 ) 露出補正 なし
190725_017.jpg 17.坂本直行記念館 「六花の森」
「六花の森」 の中にはこの坂本直行記念館のほか、百瀬智宏 作品館 、小川游 作品館、池田均作品館、などいくつかロッジ風の建物があった。この坂本記念館には北海道十名山や原野に咲く山野草の絵が展示されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
190725_018.jpg 18.十勝六花
坂本直行記念館には、坂本直行画伯が手掛けた六花亭の包装紙・十勝六花(エゾリンドウ、ハマナシ、オオバナノエンレイソウ、カタクリ、エゾリュウキンカ、シラネアオイ)を描いた作品が展示されていた。園内には、この六花のうち、夏に咲くハマナシの花が咲いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
190725_019.jpg 19.「六花の森」散策路
小川に沿って歩く散策路は落ち着いた気持ちの良い路だった。ここをさらに進むと広い芝生の広場があり、「六'Cafe'」があった。六花亭の銘菓の数々が販売されている。HPで「六花の森は 100,000㎡ の敷地に十勝六花(エゾリンドウ、ハマナシ、オオバナノエンレイソウ、カタクリ、エゾリュウキンカ、シラネアオイ)などが季節毎に花開き、庭の中にはクロアチアの古民家を移築した美術館が点在していている。」と記されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
190725_020.jpg 20.ミドリヒョウモン -4 「六花の森」
製菓会社の「六花亭」が運営する庭園ということで、失礼ながらあまり期待していなかった。しかし、さすが北海道であり、自然との調和は素晴らしかった。ヨツバヒヨドリが咲いていてミドリヒョウモンが舞っている。チョウは期待していなかったので、G7Xしか持って入らなかったが、何とか撮ることができた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
190725_021.jpg 21.ミドリヒョウモン -5 「六花の森」
良い位置から撮影できた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
190725_022.jpg 22.メスグロヒョウモン♀ 「六花の森」
シシウドの花にはメスグロヒョウモン♀が来ていた。後ろにミドリヒョウモンもいる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/12000秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
190725_023.jpg 23.カラスシジミ 「六花の森」
駐車場への出口近くに咲いていたヨツバヒヨドリにミドリシジミのようなチョウが見えた。よく見るとカラスシジミだった。G7Xで何枚か撮った後、駐車場に停めてあった車から、RX10M4を取ってきて撮った。同じ花に2頭いたが、他の1頭は後翅が大きく破損していた。レンタカー返却の時間もみて、空港で食事もしたいので、1時少し前に「六花の森」を離れた。ここからとかち帯広空港まで15kmと近い。名物「豚丼」 を食べて、今回の北海道旅行を終えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし


2019年8月 4日

チョウを求めて北海道をドライブ <7月22日~25日>(3) 大雪森のガーデン、銀泉台と十勝牧場 7月24日

ホテルの窓から外を眺めると晴れ間が見える。3日目にして天気が好転したようだ。
 ホテルの朝食はバイキングだ。私は長年の習慣で朝はパンにしている。だが、ここはご飯を中心にした料理ががほとんどだった。オレンジジュースが出ていないので、牛乳にする。バターを探すが見つからない。係の人に聞いたら、折ってマーガリンとイチゴジャムが出てくる、いわばお子様向けのもののみ。バターナイフもなくティー・スプーンでお願いしますという。そういえばスプーン、フォークも出されてなかったように思う。シリアル類はもちろんない。お客さんはすべてが日本人とアジア系観光客ではなく、ヨーロッパ系の方もおられた。層雲峡という観光地で設備の良いホテルだっただけに少々疑問に思った。
 日が照ってきた。今朝は上川のほうへ上がって「大雪森のガーデン」へ行く。北海道ガーデン街道の一番北で、旭川からは最も近いところにある。きれいに整備された、花の多い庭園だった。その周囲も広々とした風景が広がる。
 次に大雪山赤岳の登山口である銀泉台へ行く。国道273号線から北海道道1162号銀泉台線という林道を14.8km走ると銀泉台に着いた。チョウが現れることを期待していたが、めぼしいものは現れてくれなかった。秋の紅葉の頃は大変混雑するところだが、今は観光客、登山客は少なかった。もとより登山道に入る気はなく、20分ほど滞在して、また、国道273号線へ引き返した。
 途中糠平で昼食にしようと思って、ペンションが営業しているレストランに寄ってみたが、休みだった。
 昼食抜きを決意して、士幌町の先、音更町から西へ入ったところにある家畜改良センター十勝牧場へ向かう。銀泉台から途中糠平によって、3時間かかり、午後3時半に着いた。
 今宵は1日目と同じ帯広のホテルに泊まる。一休みして、また、帯広の街へ出かけた。

190724_001.jpg 1.コキマダラセセリ -1 「大雪森のガーデン」
「大雪森のガーデン」 の駐車場に車を停めるとさっそくオレンジ色のセセリチョウが飛んだ。コキマダラセセリに違いない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO200 ) 露出補正 なし
190724_002.jpg 2.コキマダラセセリ -2 「大雪森のガーデン」
この花はクガイソウだろうか? コキマダラセセリが日に当たって吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO200 ) 露出補正 なし
190724_003.jpg 3.アサマシジミ?♀ 「大雪森のガーデン」
ヒメシジミかアサマシジミか同定できない。アサマシジミは北海道では低地~低山地に生息するらしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
190724_004.jpg 4.ミドリヒョウモン♂♀ 「大雪森のガーデン」
ヒヨドリバナの仲間らしい白い花に交尾したミドリヒョウモンがいた。♂も♀もストローを伸ばして吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
190724_005.jpg 5.「大雪森のガーデン」
「大雪森のガーデン」は、大雪山連峰とニセイカウシュッペの森に囲まれた広大な田園が広がる大雪高原旭ヶ丘にある。園内はそれほど広くはないが、色彩豊かな「森の花園」と樹木や山野草に癒される「森の迎賓館」、さらにその奥に「遊びの森」という3っのエリアで構成されている。その「森の花園」は約800の草花が彩鮮やかに植栽され、手入れも良くなされていた。スカシユリ(レッドツイン)が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190724_006.jpg 6.「大雪森のガーデン」周辺
ガーデン周囲の景色は広々としていて北海道らしい。ここは旭川空港から約60km、車で70分ほどのところにある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190724_007.jpg 7.モンキチョウ「大雪森のガーデン」
マメ科の花にモンキチョウがたくさん飛んでいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190724_008.jpg 8.銀泉台へ向かう
2005年7月4日~7日、2回目に大雪山周辺に来た時に、赤岳の第一花園の先まで行って、あわよくばウスバキチョウに会いたいと企てていた。しかし、その時は気温が低く、銀泉台に来る前に行った大雪高原温泉の林道で現れたチョウはサトキマダラヒカゲのみという状況だったので、とても銀泉台にこれなかった。時期が早かったようだ。ということで銀泉台まで登るのは初めてである。写真は銀泉台から、国道273号線の大雪湖方面の展望である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 28mm ISO100 ) 露出補正 なし
190724_009.jpg 9.銀泉台
銀泉台は標高1,500m、国道273号の大雪ダムから赤岳に向かって登る観光道路の終点で、大雪山赤岳(2,078m)への登山口でもある。写真の山は定かではないが緑岳(2,020m)の方向と思う。ここは日本一早い紅葉をうたっており、紅葉の名所でもある。登山口から30分程度歩いて開けた登山道からみる第一花園の下の斜面が赤・黄・緑色に染まる景色は特に人気があるという。一度、旅行社のツアーに参加して秋の紅葉の季節に来たいと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
190724_010.jpg 10.銀泉台バス停
道道1162号銀泉台線の通行可能期間は毎年6月下旬から10月上旬までで、その他の期間は長い冬季通行止期間となっている。毎年7月から9月まで層雲峡温泉と銀泉台の間を路線バスが1日2往復運行される。また、毎年9月の紅葉シーズンには一般車両が通行止めとなり、道北バスの路線車両を使った、銀泉台シャトルバスが運行されるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
190724_011.jpg 11.銀泉台 赤岳登山口
ここが第一花園→第二花園→コマクサ平、そして赤岳への登山道入り口である。銀泉台からコマクサ平までは約1時間半の登りというが、もう私の足では無理だろう。発生時期の7月10日頃に、コマクサ平まで行ければウスバキチョウに会えるかもしれないのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190724_012.jpg 12.クロヒカゲ -1  銀泉台から国道へ
12時半前に銀泉台から下りる。途中に木の肌が何故かあらわになっているところで、何頭ものクロヒカゲが飛んでいた。クロヒカゲモドキならいいなと思ったが、北海道にはクロヒカゲもどきはいない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO1250 ) 露出補正 なし
190724_013.jpg 13.クロヒカゲ -2
ササの葉にも止まる。ササはクロヒカゲの食草だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO250 ) 露出補正 なし
190724_014.jpg 14.クロヒカゲ -3
同じ種でも、よく見ると斑紋の現れ方が少しずつ違う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO1600 ) 露出補正 なし
190724_015.jpg 15.ヤマキマダラヒカゲとヒメキマダラヒカゲ
ヤマキマダラヒカゲとサトキマダラヒカゲはよく似ているが、ヤマのほうが黒っぽい。北海道のこの辺りにいるのはほとんどヤマのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
190724_016.jpg 16.コチャバネセセリ
キオンが咲いているところがあった。まだしっかり鱗粉が残っているコチャバネセセリが吸蜜していた。前翅の幅が広く、お腹も太いので♀だろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
190724_017.jpg 17.オオモンシロチョウ
この種は1995年に北海道への侵入が確認された。ロシア沿海部から飛来して侵入したと考えられているが、農作物の害虫として駆除が行われている。モンシロチョウよりやや大きく前翅の先端が尖っているのですぐ見分けられる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO640 ) 露出補正 なし
190724_018.jpg 18.エゾスジグロシロチョウ
キオンの花も蝶が好きなようだ。エゾスジグロシロチョウも来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO640 ) 露出補正 なし
190724_019.jpg 19.十勝牧場への入口
銀泉台から糠平によって、ここまで2時間半ほどかかってしまった。そろそろガソリンも入れておきたい。ガソリンスタンドの看板を頼りに、国道241号線(273号線)の音更町から右に入る。ガソリン(レギュラー 139円/l 26l)を入れ、十勝牧場の入口の白樺並木に着いたのは、午後3時半近かった。この白樺並木は音更町の美林に指定されていて、TVドラマのロケに使われたこともあるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO250 ) 露出補正 なし
190724_020.jpg 20.十勝牧場 白樺並木
音更町から走ってきた道道133号線から十勝牧場の場内に通じる白樺並木は1.3km続く。白樺並木の手前にも駐車場があったが、展望台まで車で行くことにした。並木の両側はもう牧草地だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO640 ) 露出補正 なし
190724_021.jpg 21.十勝牧場 馬 -1
十勝牧場は正しくは、「独立行政法人 家畜改良センター 十勝牧場」という。HPには、「家畜改良の推進、優良な種畜や飼料作物種苗の生産、供給等を通じて、我が国の畜産の発展と国民の豊かな食生活に貢献することを使命としています。」また、「肉用牛、乳用牛、農用馬、めん羊について畜産新技術を活用した改良増殖を行い、優良な種畜や精液を全国に供給しているほか、家畜のエサとなる飼料作物の生産や、国内で育成された優良な飼料作物種子の増殖など、改良と技術で日本の畜産に貢献しています。」とあった。展望台の駐車場に入ると、牧草地に馬が放たれていた。柵の傍に集まっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 67mm ISO250 ) 露出補正 なし
190724_022.jpg 22.十勝牧場 馬 -2
我が国で唯一、馬の育種改良を手がける牧場として、農用馬(ブルトン種・ペルシュロン種)の改良・増殖を行い、全国へ貸付、配布、精液販売を行っているそうだ。また、現在頭数が非常に少なくなってしまった北海道和種、木曽馬、対州馬、トカラ馬、宮古馬、与那国馬の6種の日本在来馬の遺伝資源の保存を行っているとある。馬の種の区別はつかないが、馬の憂いがあるような目が優しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 78mm ISO160 ) 露出補正 なし
190724_023.jpg 23.十勝牧場 馬の放牧
牧草地で多くの馬が放牧され、牧草を食んでいる。かみさんは今回のドライブでここが一番良かったと喜んでくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO200 ) 露出補正 なし
190724_024.jpg 24.十勝牧場 牛
牛の放牧も行われていた。肉用牛と乳用牛の改良業務が行われている。肉用牛では、受精卵移植技術や生体内卵子吸引技術および体外受精技術を活用した黒毛和種の育種改良に取り組んでいるという。乳用牛では、ジャージー種、ホルシュタイン種の評価検定が行われている。写真は乳用牛のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 78mm ISO200 ) 露出補正 なし
190724_025.jpg 25.十勝牧場 旧庁舎
並木道のほうへと戻る。牧場から並木道に入る手前にある事務所の隣側に古い建物があった。「診療所」という看板がかかっていたが、種馬牧場時代の旧庁舎だそうだ。十勝牧場の沿革は、明治43年(1910年)4月に内閣馬政局によって「十勝種畜牧場」として設置され、同年6月陸軍省の管轄となった。牧場は大正12年(1923年)に陸軍省から農商務省に移管され、名称は「十勝種馬所」、「十勝種畜牧場」、「家畜改良センター十勝牧場」と変わってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
190724_026.jpg 26.居酒屋「かかし」
十勝牧場から帯広のホテルまでは30分ほどで着いた。一休みして、おとといと同じく外へ出る。ホテルで居酒屋で良いところはないかと聞いたところ「かかし」という店を紹介された。まだ明るいので他にも良いところがあればと見て歩くが、結局「かかし」にした。昭和50年創業の地元で人気の店だそうだ。日本酒と本場広尾産のシシャモとイカ焼き、後ろの席の人に「美味いですよ」と勧められた鳥の手羽焼きなどを楽しんだ。カウンターに座ったが、隣の席に座っていた、出張で札幌から来ているという、大手外資系製薬会社を退社し北海道に帰って農薬の会社で営業をされている方といろいろな話ができた。「かかし」を出て、一昨日に入った「十勝乃長屋」の「武太郎」により、寿司を摘まんでホテルに戻った。 Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし