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2024年2月17日

シーズン最後のチョウ撮り 2023年11月8日 横浜市保土ヶ谷区 県立保土ヶ谷公園

この先、ムラサキツバメや、ウラギンシジミなどの越冬個体を見ることがあるかもしれないが、チョウの撮影はそろそろ終了と思い、ここのところ頻繁に通っていた保土ヶ谷公園へ行ってみた。まだ、セイタカアワダチソウは咲き残っていて、相変わらずの秋のチョウたちが集まっていた。傷のないアオスジアゲハが元気に飛んでいた。

000_231108086 X700 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
セイタカアワダチソウに飛来したアオスジアゲハ♀ 2023年11月8日 横浜市保土ヶ谷区 県立保土ヶ谷公園

001_231108031 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 1.カタバミの花とヤマトシジミ♂
高温期には縁の黒い部分が広くなっていたが、秋深くなると、その黒い部分は細くなる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 )
002_231108032 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 2.キタテハ秋型♀ -1
キタテハはほとんどの個体が傷や擦れのない完全な姿だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
003_231108035 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 3.キタテハ秋型♀ -2
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
004_231108041 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 4.イチモンジセセリ 2頭
イチモンジセセリの裏面の銀色の紋は個体差があるようだが、この写真では上の個体は前翅の紋が明瞭であり、下の個体は後翅の斑紋が明瞭である。擦れて色が落ちてしまうこともあるのだろうが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 )
005_231108044 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 5.ウラナミシジミ♀ -1
とっさに雌雄を判別するのは難しい。この個体も♂かと思ったが♀だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
006_231108054 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 6.ウラナミシジミ♀ -2
ウラナミシジミは傷んだ個体が多くなっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
007_231108062 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 7.キタテハ秋型
翅の表側からは雌雄の判別が難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
008_231108066 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 8.ベニシジミ -1
セイタカアワダチソウには多くのベニシジミが吸蜜に来ていた。雌雄の識別は難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO320 )
009_231108072 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 9.ベニシジミ -2
ベニシジミも擦れた個体が多くなっていた。夏型の名残りを残すオレンジ色に重なる黒い部分が多い。特に春と秋遅くに出てくるベニシジミは、オレンジ色が明るく、黒い部分が少ないので美しい。ベニシジミは1997年(平成9年)11月28日発売の30円普通切手の意匠になった。その切手は2015年(平成27年)9月30日に販売を終了している。切手に描かれている橙色が鮮やかな個体は、添えられている花の絵から春型かと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 78mm ISO160 )
010_231108074 X900 ◎保土ヶ谷公園 ベニとウラナミ RX10M4.jpg 10.ベニシジミとウラナミシジミ
キタテハとともに、セイタカアワダチソウのフィールドで、多く見られた2種だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 81mm ISO400 )
011_231108089 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
11.アオスジアゲハ♀
2023年11月の気温は高く、1日から9日までは連日20℃を超える日だった。この日も暖かくて、日差しの強い日だったのを記憶している。アオスジアゲハも元気だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO500 )
012_231108097 X900 ◎保土ヶ谷公園 ムラサキシジミ RX10M4.jpg
12.ムラサキシジミ
保土ヶ谷公園でムラサキシジミを見るのは初めてだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO400 )
013_231108098 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
13.ウラナミシジミ♀ -3
裏面と表面を見せてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO800 )
014_231108109tm2 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
14.ベニシジミ 2頭 -1
オレンジ色が鮮やかな個体だった。寒くなってから育った個体であろう。上の個体は翅頂が尖っているので♂だと思う。下の個体はお腹が太く♀なのか。眼は上の個体に向け4ている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 220mm ISO500 )
015_231108112 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
15.ベニシジミ 2頭 -2
♂の方が♀の後ろに回った。♀は吸蜜に夢中だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 200mm ISO400 )
016_231108116 X900  ◎保土ヶ谷公園 求愛 RX10M4.jpg
16.ベニシジミ 2頭 -3
後に回った♂が、腹端を曲げて求愛をしている。だが♀の方はストローを伸ばしてまだ吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 200mm ISO500 )
017_231108130 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
17.ウラナミシジミ♂
コセンダングサで吸蜜するウラナミシジミの♂。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 203mm ISO160 )
018_231108133 X900 ◎保土ヶ谷公園 ツバメ RX10M4.jpg
18.ツバメシジミ♂
擦れてはいるが尾状突起はしっかり付いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 200mm ISO200 )
019_231108151 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
19.ツマグロヒョウモン♀
ツマグロヒョウモンも秋に多く見られるようになるチョウだ。北へと分布を拡大してきているが、20年~30年くらい前からだろうか、神奈川でも普通に見られるようになっている。昨年(2023年)の夏には上高地でこのチョウを見かけ、驚いたものだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 200mm ISO320 )

2023年6月 3日

クモガタヒョウモン、オナガアゲハ、ウスバシロチョウ 2023年4月27日 八王子市郊外

今年は桜の開花で代表されるように春が早くやってきた。だが、その後は気温の低い日もあって、蝶の発生時期が不安定のように思う。
 この日の狙いは、ミツバウツギの花に来るアオバセセリである。昨年は4月28日にここに来て、ミツバウツギの花に飛来したアオバセセリをとることができた。今年はどうなのか手探りである。クモガタヒョウモンも昨年は少数見ることができたが、今年はどうだろうか。
 ミツバウツギの花は開花していた。午前9時に現地に到着した。気温はまだ低い。アオバセセリが来るミツバウツギのポイントへ行ってみるが、その姿はなかった。再び、ハルジオンの咲くところへ戻る。気温の上昇とともにウスバシロチョウの数が多くなる。昼近くになって、クモガタヒョウモンの飛翔を見かけた。
 オナガアゲハは♀を撮りたかったが現れてくれなかった。まだ、発生初期のようだ。

000_230427327t X700 ◎八王子城跡 Z50 Z105mc.jpg
ハルジオンに来たクモガタヒョウモン 2023年4月27日 東京都八王子市郊外

001_230427001 X900 八王子城跡 RX10M4.jpg 1.ヤマツツジ
昨年来た時もヤマツツジが咲いていた。傍にいた公園を管理されてる方に訊ねてみると、「先週から咲き始めました」ということだった。ということは昨年とほぼ同じ状況ということか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 44mm ISO160 ) 露出補正 なし
002_230427003 X900 八王子城跡 ミツバウツギ RX10M4.jpg 2.ミツバウツギ
ミツバウツギの蕾が開きかけていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
003_230427009m X900 〇八王子城跡 RX10M4.jpg 3.コミスジ
ミスジチョウかと期待したが、コミスジだった。でも、きれいな個体であった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
004_230427016 X800 八王子城跡 RX10M4.jpg 4.フジ(藤)
フジの花が咲いていた。フジなのか、ヤマフジなのかはわからなかった。wikipediaを検索するとヤマフジについて「なお、フジの野生品、あるいは山にあるフジ、ということでフジのことをヤマフジという事例があり、ネット上ではそのような誤用が結構見られるので注意を要する。」という記述があった。フジとヤマフジの違いとしては、フジではつるは左巻き、成葉はほぼ無毛であるのに対して、ヤマフジではつるは右巻きというが、写真ではわからない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
005_230427026 X900 〇八王子城跡 RX10M4.jpg 5.クロヒカゲ
山地性のチョウである。ここでは個体数は少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1600 ) 露出補正 なし
006_230427032 x)00 〇八王子城跡 RX10M4.jpg 6.ウスバシロチョウ -1
アオバセセリのポイントまで行ってきて、再びハルジオンが咲くところへ戻ってきた。11時近くになり、翔ぶウスバシロチョウの数が増えてきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_230427038 X900 〇八王子城跡 RX10M4.jpg 7.ウスバシロチョウ -2
次々とハルジオンの花に来ては吸蜜を始める。ここでは安定して個体数は多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
008_230427259 X900 ◎八王子城跡 Z50 Z105mc.jpg 8.ウスバシロチョウ -2
薄紫のハルジオンで吸蜜する。♀のようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_230427044 X900 〇八王子城跡 RX10M4.jpg 9.ベニシジミ -1
ベニシジミの春型は、前翅一面のオレンジ色が鮮やかで、ことさら可憐な蝶である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_230427269 X900 ◎八王子城跡 Z50 Z105mc.jpg 10.ベニシジミ -2
カメラをマクロに持ち替えて撮った。ポートレート的にきれいに撮ってあげられたと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_230427054 X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 11.ムラサキシジミ 越冬個体
何が翔んできたのかと思ったらムラサキシジミだった。ムラサキシジミは年に3回ほど発生するが、晩秋に羽化した個体は越冬し5月まで飛んでいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
012_230427070 X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 12.ミツバウツギに来たウスバシロチョウ
路傍に咲くミツバウツギにウスバシロチョウが飛来した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 186mm ISO250 ) 露出補正 なし
013_230427078t X900 ◎八王子城跡 性標 RX10M4.jpg 13.クモガタヒョウモン♂開翅
昼近くになって、クモガタヒョウモンが活発に飛びまわる姿が見られるようになった。この日翔んでいたクモガタヒョウモンはすべて♂だった。前翅には、はっきりとした性標が見られる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
014_230427085m X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 14.クモガタヒョウモン -1
正面に向き合った。目がクリクリとして精悍である。実は、あまりよく見えていないようだ。昆虫の目は複眼で、視力は0.01以下しかないという。 さらに眼の構造上、私たちのようには立体視ができない。 目が悪くて、立体視もできないような世界でありながらも、飛んでいる虫を自分も飛びながら捕らえ、障害物をサッと避けることができるのだ。触覚や聴覚など、優れた高感度センサーを身体中にまとい、そこから得られる情報をできる限り分散脳で処理し、環境の変化に迅速に対応できるようにしたのだという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
015_230427098 X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 15.クモガタヒョウモン -2
クモガタヒョウモンの後翅裏側は本種特有のオリーブ色である。ヒョウモンの仲間で裏面の模様がほとんどないのは本種のみ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
016_230427109 X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 16.クモガタヒョウモン -3
春になって最初に見るのはツマグロヒョウモンだが、このクモガタヒョウモンも他のヒョウモンチョウより早く、5月中旬から出現するという。まだ、4月末である。やはり、今年は発生が早いのだろう。暑さを避けて「夏眠」するので、真夏にはいったん姿を消し、秋に再び現れる。その時は損傷した個体が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
017_230427300 X900 △八王子城跡 Z50 Z105mc.jpg 17.クモガタヒョウモン -4
吸蜜していたハルジオンの花から飛び立つ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_230427309 X900 ◎八王子城跡 Z50 Z105mc.jpg 18.ウスバシロチョウ -3
1週間ほど前に訪れた武蔵嵐山でも多くのウスバシロチョウを見た。近年、ウスバシロチョウの発生時期も早くなっているようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_230427156 X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 19.カラスアゲハ♀
渓谷沿いに咲くミツバウツギの花にカラスアゲハが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1600 ) 露出補正 なし
020_230427170t X900 〇八王子城跡 クサイチゴ RX10M4.jpg 20.オナガアゲハ♂ -1
地表近くに咲くクサイチゴの花でオナガアゲハが吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 218mm ISO320 ) 露出補正 なし
021_230427173m X900 八王子城跡 クサイチゴ RX10M4.jpg 21.オナガアゲハ♂ -2
開翅したところを撮れた。♂の特徴である後翅前縁の白斑が見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 218mm ISO320 ) 露出補正 なし
022_230427327t X900 ◎八王子城跡 Z50 Z105mc.jpg 22.クモガタヒョウモン -5
♀を撮りたいと思ったが、まだ発生していないようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
023_230427194m X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 23.ウスバシロチョウ -4
吸蜜に忙しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f2.4 1/1250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
024_230427220tm X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 24.オナガアゲハ♂裏面
後翅裏面の橙色の模様が美しい。♀はもっときれいなのだが。クロアゲハに比べて翅が細い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
025_230427225 X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 25.オナガアゲハ♂ -3
この個体は長い間ハルジオンの花の周りを翔び、翅に花粉を付けていた。吸蜜する花を換えていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 なし
026_230427346 X900 ◎八王子城跡 Z50 Z105mc.jpg 26.オナガアゲハ♂ -4
この個体はしばらく離れないで、私の相手をしてくれていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
027_230427237m X900 ◎八王子城跡 RX10M4.jpg 27.オナガアゲハ開翅
翔び疲れたのだろうか、葉の上に翅を広げてベッタリと止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 なし
028_230427242t X900 ◎八王子城跡 ナンバンカラムシ RX10M4.jpg 28.ウスバシロチョウ開翅
ウスバシロチョウもまた近くの葉の上に止まり、羽を開いて休んでいるようだ。昼前の姿とは違う。2時半になった。本命のアオバセセリには会えなかったが、新鮮なクモガタヒョウモンと翅に傷のないオナガアゲハを撮影できたのは良かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし

2020年6月25日

真夏日の舞岡公園 6月10日

明日は梅雨入りしそうで、天気が良いのは今日までとの予報を聞いて、撮り残したアカシジミやウラナミアカシジミを撮ろうと、朝から暑い舞岡公園へ出かけた。
 自分では丹念に探して歩いたが、前半はゼフィルスの姿は見られない。久しぶりにクリ林と呼ばれる小高い雑木林へ上がってみたが、ここは少し環境が変わっていた。
 古民家の裏でノアザミに来たキアゲハを撮りながら、11時少し前に、やっと大きな樹の下の日陰になっているところでアカシジミを見つけた。日陰に居るので、光量が少なく色が出にくい。カラー・バランスはオートで撮るが、後でソフトで多少調整している。
 次に移動した同じようなところで、ウラナミアカシジミがいた。アカシジミ、ウラナミアカシジミは目立つので、見つけやすい。この日は5頭のウラナミアカシジミに遭遇した。
 今シーズンの平地産ゼフィルスは不調だったが、八王子郊外でオオミドリシジミとミズイロオナガシジミ、新治でミドリシジミが撮れ。舞岡で撮ったウラゴマダラシジミ、アカシジミ、ウラナミアカシジミと合わせて、あまり良い写真はないものの、6種がそろった。

001_200610038 RX10M4.jpg 1.サトキマダラヒカゲ
クリ林へ上がっていく途中でサトキマダラヒカゲが飛び出した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO1250 ) 露出補正 -0.3段
002_200610050 X800 RX10M4.jpg 2.キアゲハ♂ -1
少し破損しているが、比較的きれいな個体だった。山吹色というような黄色が印象的だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 219mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
003_200610053 X800 RX10M4.jpg 3.キアゲハ -2
前の写真と同じ個体。咲き残ったノアザミの花で吸蜜、開翅

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
004_200610013c X800 D5300 TAMRON 90.jpg 4.アカシジミ -1
10時40分 気温は30℃近くまで上がっていると思う。日陰にある低い木の葉に止まっていたのを見つけた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 90mm ISO1800 ) 露出補正 なし
005_200610075c X800 RX10M4.jpg 5.アカシジミ -2
狐久保というところにいたが、ここでアカシジミを見るのは初めてだった。光量が少ないので良い色で撮れない。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
006_200610084c X800 RX10M4.jpg 6.アカシジミ -3
これも同じ個体だが、位置を換えて撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 -0.3段
007_200610090c X800 RX10M4.jpg 7.アカシジミ -4
広角端で撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
008_200610099tc X800 RX10M4.jpg 8.アカシジミ -5
位置は変えるが飛び立たずにじっとモデルになってくれた。ソックスを履いたような脚先が可愛い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
009_200610109 X800 RX10M4.jpg 9.ドクダミの花とサトキマダラヒカゲ
余談だが、wikipediaによれば、和名ドクダミの名称は、民間薬で毒下しの薬効が顕著であるので、毒を抑えることを意味する「毒を矯(た)める」から、「毒矯め(ドクダメ)」が転訛して「毒矯み(ドクダミ)」と呼ばれるようになったというのが通説だそうだ。ドクダミ自体に毒はない。昔から、ゲンノショウコ、センブリとともに日本の三大民間薬の一つに数えられ、薬効が多岐にわたるところから十薬とも呼ばれている。ドクダミは、内服薬として、胃腸病、食あたり、下痢、便秘、利尿などに利用され、外用薬としても腫れ物、吹き出物、皮膚病などの排膿や毒下しに用いられるとあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 -0.3段
010_200610122 X800 RX10M4.jpg 10.ヒメアカタテハ -1
少なくなったと思っていたが、草むらにヒメアカタテハがいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 218mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
011_200610135 X800 RX10M4.jpg 11.ヒメアカタテハ -2
シロツメクサの花から花へと飛び回る。追いかけまわして、やっと開いたところを捉えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
012_200610142 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 12.ウラナミアカシジミ -1
この日の目的のひとつであるウラナミアカシジミを見つけた。きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 60mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段
013_200610150c X800 RX10M4.jpg 13.ウラナミアカシジミ -2
ズームを伸ばして撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段
014_200610154 X800 RX10M4.jpg 14.ウラナミアカシジミ -3
同じところにもう1頭いた。お腹が大きいのでこれは♀だろうと思う。ウラナミアカシジミの食樹は、クヌギ、ミズナラ、コナラなどブナ科である。少し擦れている。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段
015_200610165 X800 RX10M4.jpg 15.ウラナミアカシジミ -4
これは最初に見つけた個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
016_200610021 X800 D5300 TAMRON 90.jpg 16.ウラナミアカシジミ -5
開いた後翅の間から翅表の鮮やかなオレンジ色が見える。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro 絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO1250 ) 露出補正 なし
017_200610191 X800 RX10M4.jpg   17.ウラナミアカシジミ -6
葉の影に止まっている環境を入れて撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
018_200610210c X800 RX10M4.jpg 18.アカシジミ -6
別のアカシジミがいた。比較的きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO1250 ) 露出補正 -0.3段
019_200610213 X800 RX10M4.jpg 19.アカシジミ -7
内臓ストロボを使って撮ってみた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
020_200610218 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 20.ウラゴマダラシジミ -1
この日3種目のゼフィルスはウラゴマダラシジミだった。我ながらよく見つけられたと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO2000 ) 露出補正 -0.3段
021_200610223 X800 RX10M4.jpg 21.ウラゴマダラシジミ -2
一度飛び立ったが、またすぐ近くに止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段
022_200610231 X800 RX10M4.jpg 22.ムラサキシジミ
駐車場へ戻る途中、ムラサキシジミが飛び立って、少し先のササの葉に止まった。とっさにシャッターを切ったが、ズームを伸ばして撮る余裕はなく逃げられてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 125mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
023_200610233t X800 RX10M4.jpg 23.イチモンジチョウ
いつものところにイチモンジチョウがいた。開翅して、水平にしか撮れないが、白い紋を通した光のところが明るく映っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 60mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段


2020年5月21日

陣ヶ下渓谷公園 散歩 5月5日

昨日、安部首相より、4月7日に発令された新型コロナウィルス肺炎に関わる緊急事態宣言を5月31日まで延長すると発表があった。全国の1日の感染者数は200人を下回っている。また、実効再生産数も1を下回っているとして、その効果を認める一方、さらに感染者数を抑え込み、退院者数を増やしていかなくてはならないとし、コロナ時代の新しい生活様式が促された。
 そんななか、車で20分ほどのところの、横浜市水道局西谷浄水場の周囲に広がる保土ケ谷区の住宅街の中にある、2004年(平成16年)4月に開園された陣ヶ下渓谷公園へ散歩に出かけた。環状2号線と帷子川が交差する地点の南西側に、近代的な道路と寄り添うように自然の渓谷が息づいている。陣ケ下の地名は、源頼朝の家臣である和田義盛がこの近辺に狩のための陣を張ったことに由来しているとか。
 今日は子供の日。午前中から気温が上がり、渓谷では子供たちが水遊びをしていた。陣ヶ下渓谷公園の渓谷を見ながら歩き、近くにある杉山神社にお参りして、1時間半ほど歩き、駐車場に戻ってきた。半袖で出かけたが汗をかいてしまった。新型コロナウィルスは暑さと紫外線に弱いという。

1.陣が下渓谷公園
カーナビに誘導されて到着した陣ヶ下渓谷公園の駐車場は、西原口というところだった。傍に県営西原団地がある。駐車場は空いていた。ご近所のかたが、散歩に来られているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200505_001.jpg
2.渓谷の瀬
西原口から渓谷に向かう遊歩道は二つあったが、左側から回る道を選んだ。すぐに、まるで山道のような木が生い茂った道になる。いったん広場に出るが、その先を下ると渓谷があった。ここは渓谷の瀬になったところ。子供たちが水遊びをしている。この瀬を渡って流れの反対側へ上がった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO640 ) 露出補正 なし
200505_002.jpg
3.渓谷の流れ
散策路には所どころ橋が架けられている。橋から渓谷の流れをのぞき込む。流れにより岩が丸く削られたところもある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/320秒 12mm ISO3200 ) 露出補正 なし
200505_003.jpg
4.ヤグルマギク 矢車菊
青紫色の花が咲いていた。wikipediaによれば、近年一部でヤグルマソウとも呼ばれた時期もあったが、ユキノシタ科のヤグルマソウと混同しないように現在ではヤグルマギクと統一されて呼ばれているそうだ。野生種は青紫色とあるが、これがそうであろうか。ヨーロッパ原産。もとは麦畑などに多い雑草だったが、園芸用に改良され紫、白、桃色などの品種が作られた。ドイツ連邦共和国、エストニア共和国、マルタ共和国、フランス共和国の国花だそうだ。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 29mm ISO200 ) 露出補正 なし
200505_004.jpg
5.妻恋稲荷
公園の北の方に杉山神社口という出入り口があり、そこを出たところに杉山神社があるという。ところが杉山神社口を出て、住宅地の中を歩いていると、鳥居が見えた。ここが杉山神社かと思ったら、妻恋稲荷という鳥居があった。これは杉山神社ではないと思い、庭の雑草を刈られたいた方に伺ったところ、ここは、妻恋稲荷といい、個人の方が建てられたという。杉山神社はもう少し下のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
200505_005.jpg
6.杉山神社
写真の左側に見える石段を下りてきた。右側の鳥居の先の石段を上がったところが杉山神社だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200505_006.jpg
7.杉山神社 境内
杉山神社はこの地、神奈川県横浜市保土ケ谷区川島町にある神社で、wikipediaによれば、天文年間(1532年 - 1555年)、北条氏康がこの地に陣を張った際、祠を建てて武運長久を祈ったのが始まりとされる。川島町の鎮守で、横浜市内唯一かつ旧武蔵国の式内社である「杉山神社」の論社の一つとされる。論社とは似たような名の神社が二つ以上あって、どれが「延喜式」に記されている神社か決定し難いものをいうのだ。「延喜式」とは延長5年(927年)にまとめられた当時「官社」に指定されていた全国の神社一覧である。ここは、川島杉山神社とも呼称される。私が良く写真を撮りに出かける保土ヶ谷公園の傍にも立派な星川杉山神社がある。手前右側に見える鳥居は、境内社の杉山稲荷神社だ。    

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
200505_007.jpg
8.杉山神社 社殿
石段を上がると社殿fがある。1844年(弘化元年)2月には社殿が焼失しているが、その後は村民によって再建されている。1873年(明治6年)には村社に指定された。現在の社殿は1955年(昭和30年)5月に造営されたものである。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO160 ) 露出補正 なし
200505_008.jpg
9.杉山神社の狛犬 「阿像」
何故か狛犬が二対で並んでいる。こちら奥にある一対の「阿像」でこの狛犬の左足は球を抑えている。神社に奉納、設置された空想上の守護獣像である。本来は「獅子・狛犬」といい、向かって右側が口を開いた角なしの「阿像」で獅子である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO320 ) 露出補正 なし
200505_009.jpg
10.杉山神社の狛犬 「吽像」
左側が口を閉じた「吽像」で狛犬である。しかし、形としては阿吽共に獅子に近いものが多いという。逆に、呼び方は「獅子・狛犬」の獅子が消えて単に「狛犬」に定着している。 奥の一対の「吽像」は子連れである。(右足で獅子?を抑えているように見えた。)通常狛犬は一対だが、なぜここでは二対になっているのだろうか?奥の一対の狛犬は1991(平成3年)に奉納され、独特の個性を主張している狛犬という。手前のは個性的な奥の狛犬以前のものと思われる古い狛犬だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO160 ) 露出補正 なし
200505_010.jpg
11.環状2号線下から陣ヶ下渓谷公園へ
杉山神社にお参りしたあと、妻恋神社の方へは上がらず、傍を走る環状2号線 の下を渓谷へと歩く。ここを歩く人は少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO320 ) 露出補正 なし
200505_011.jpg
12.環状2号線下の渓谷 -1
環状2号線の下を流れる水は、ありがちなどぶ川ではなく、透明度のあるきれいな水が流れていた。渓谷である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO2000 ) 露出補正 なし
200505_012.jpg
13.環状2号線下の渓谷 -2
水量は少ないが瀬となって流れていく。陣ヶ下渓谷は帷子川の支流にあたる市沢川である。鬱蒼として暗い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 37mm ISO320 ) 露出補正 なし
200505_013.jpg
14.ムラサキシジミ
やがて、環状2号線のわきを通る道へ上がる。ムラサキシジミが飛来した。越冬した♀だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 65mm ISO250 ) 露出補正 -0.7段
200505_014.jpg
15.環状2号線
立派な歩道が作られていた。右側の環状2号線は向こう側が羽沢横浜国大駅方面、手前は保土ヶ谷バイパスの新桜ケ丘インターへつながる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 84mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
200505_015.jpg
16.陣ヶ下渓谷公園 南口
環状2号線のわきから入る公園の南口まで戻ってくる。「水の橋」という橋が架かっていた。この橋を渡って駐車場へ行く。午前11時半、駐車場はまだ混雑していない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
200505_016.jpg


2020年5月17日

舞岡公園の蝶 55種 (6) ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ムラサキツバメ

舞岡公園では15種のシジミチョウ科のチョウを撮影した。ゴイシシジミがいるとのことだが、私はあったことがない。
 舞岡公園は5月の後半から6月前半にかけて、平地産ゼフィルスすべてが観察できることで、愛チョウ家に人気がある。普段はチョウの写真を撮る人はそれほど多くはないが、その時期には遠くから来られる方もいて賑わう。私の体験ではオオミドリシジミはやや少ないが、他はそこそこ見ることが出来る。ゼフィルスのポイントはいくつかあるが、皆さんよくご存じである。
 また、最近はトラフシジミが増えているように思う。(5月2日記)

3.シジミチョウ科 ①   ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ムラサキツバメ

01) ウラギンシジミ

30101 2005年9月11日 撮影♂ ウラギンシジミは年数回発生するが、これは第2化と思う。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
データ不詳
30101)050912020 X800 ◎舞岡公園 D100.jpg
30102 2005年9月29日 撮影♂
秋型にしては前翅の翅頂はあまり尖っていない。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
データ不詳
30102)050929048 X800 ◎舞岡公園 D100 Tokina100.jpg
30103 2005年10月21日 撮影
♀ 秋型 前翅の翅頂が尖っている。この個体は越冬するのだろう。

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
データ不詳
30103)051021003 X800 ◎舞岡公園 D100 Tokina100.jpg
30104 2007年7月25日 撮影
夏型の♀

Nikon D100  Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
30104)070725037 X800 ○舞岡公園S D100 Tokina100.jpg 
30105 2008年4月3日 撮影
越冬した秋型の♀

Nikon COOLPIX S10 6.3-63mm 6.0 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/264秒 6mm ISO50 ) 露出補正なし
30105)080403019 X800 ○舞岡公園 S10.jpg
30106 2008年4月3日 撮影
レンズ部分が回転するスイバルデザインのコンパクトカメラで撮影

Nikon COOLPIX S10 6.3-63mm 6.0 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/302秒 6mm ISO50 ) 露出補正なし
30106)080403024 X800 ○舞岡公園 S10.jpg
30107 2010年8月14日 撮影
夏型の♂ しばしばこのように地面に静止しする。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/400秒 5mm ISOオート ) 露出補正 なし
30107)100814006 X800 ◎舞岡公園 IXY900IS.jpg  
30108 2010年10月16日 撮影
秋型の♂

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 5mm ISO125 ) 露出補正 なし
30108)101016014T X800 ○舞岡公園 IXY30S.jpg
30109 2016年9月28日 撮影
交尾  

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/640秒 4mm ISO100 )  露出補正 -0.3段
30109)160928008 X800 ◎舞岡公園 P610.jpg
30110 2019年5月26日 撮影
そろそろ第1化が出てきそうな頃に、すっかり"銀"が擦れてしまっている越冬した♀がいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 181mm ISO100 ) 露出補正 なし
30110)190526038 X800 舞岡公園 RX10M4 DSC07451.jpg


02) ムラサキシジミ 

30201 2009年6月13日 撮影
前翅中室の紫青色の範囲を見ると、♀のように思う。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
30201)090613078TF X800 ◎舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
30202 2012年6月18日 撮影
♂ これほど前翅の紫青色部分が広い本種を見るのは初めてだった。

Nikon D300 Tokina 100mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
30202)120618020 X800 ○舞岡公園 D300 Tokina100.jpg
30203 2014年6月10日 撮影
前翅の紫青色が強いので♂と見紛う。   

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f8 1/250秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし
30203)140610082 X800 ◎舞岡公園 D5000 TAMRON90.jpg   
30204 2016年6月3日 撮影
裏面は♂♀の判定は難しい。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
30204)160603153 X800 ◎舞岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg
30205 2016年6月3日 撮影
♀  

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
30205)160603160 X800 ◎舞岡公園 D5300 TAMRON 90.jpg
30206 2017年6月15日 撮影
きれいな個体だった。

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm f3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/800秒 300mm ISO200) 露出補正 なし
30206)170615085 X800 〇舞岡公園 D5300 SIGMA18-300.jpg
30207 2018年6月4日 撮影
飛来してしばらく翅を閉じていても、日差しを受けて開翅する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 215mm ISO100 ) 露出補正 -1.7段
30207)180604044 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
30208 2018年6月4日 撮影
地味な裏面も美しい。

プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO100 ) 露出補正 -1.7段
30208)180604068 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
30209 2018年6月19日 撮影
♀ 産卵なのだろうか。

プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
30209)180619044 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
30210 2018年6月19日 撮影
♀ アラカシなのか、カシワなのかブナ科の食樹に産卵か?

プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
30210)180619040 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg
30211 2019年5月30日 撮影
アカシジミを探していたところ、本個体が飛来して離れたところのクリの花に止まった。とっさに同定できず、やっとシャッターを切った。日本チョウ類保全協会の事務局へこの写真を添付して同定を依頼したところ、ムラサキシジミとの回答をいただいた。裏面の斑紋は全く消えているが、翅の形や、黒い眼はまさしくムラサキシジミだった。越冬して翌年の第1化が出るころまで頑張っていたのだ。

プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
30211)190530017 X800 舞岡公園  ムラサキシジミ♀ RX10M4 DSC07665.jpg


03) ムラサキツバメ

30301 2005年10月21日 撮影 本種は舞岡公園であまり見る機会がない。見られるのは秋も深まった頃が多い。♂のように見える。

データ不詳
30301)051021017 X800 ◎舞岡公園 D100 Tokina100.jpg
30302 2005年10月21日 撮影
♀ きれいな個体だった。

データ不詳
30302)051021053 X800 ○舞岡公園 D100 Tokina100.jpg
30303 2011年6月30日 撮影
左側の後翅が変に見えるが、前翅の後角部分で後翅の前縁から中室部分が陰になってしまった。第1化の個体だ。

絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
30303)110630022 X800 ○ムラサキツバメ♀舞岡公園 D300 SIGMA 105macro.jpg


2020年3月14日

舞岡公園の春 3月11日

新型コロナウィルスの流行で、自由に動き回ることもはばかられ、ここのところ、比較的近所の保土ヶ谷公園、舞岡公園しか行っていない。
 前日は冷たい雨が降っていたが、一夜明けて良い天気になった。日一日と春らしくなっている。「舞岡公園の自然 2」という毎日更新されているブログをフォローしているが、3月1日にモンシロチョウが発生していた。この日は舞岡公園へ行ってモンシロチョウの写真を撮ろうと車で出かけた。
 舞岡公園はすっかり春になってきている。もちろん、モンシロチョウに会えたし、越冬明けのムラサキシジミ、キタテハ、テングチョウ、キタキチョウ、ウラギンシジミも飛んでいた。また、撮影はできなかったが、早々のルリシジミもいた。
 この日は水曜日だったが、新型コロナウィルスの流行で、学校が休みになっているためか、小学生や中学生も多い。また、お母さんたちは公園は安全な場所と思ってか小さなお子さんを連れてこられている。年配のご夫婦も話をしながら歩いておられる。私と一緒で他に行くところがないのかもしれない。水車小屋の近くはこの日も野鳥愛好家の三脚が立ち並んでいたが、今日は野鳥が少ないようだった。
 約2時間、写真を撮りながら、舞岡公園の春を楽しんできた。

1.キブシ(木五倍子)の花
けやき広場からもみじ休憩所へ行く途中に両側に2本、キブシの木があった。春、葉が伸びる前に淡黄色の房のように下がる総状花序をつけている。長さ3-10cmになる花茎は前年枝の葉腋から出て垂れ下がり、それに花がつくので、まだ花の少ない時期によく目立つ。小さな花の集まりだが、この花にチョウもやってくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 56mm ISO100 ) 露出補正 なし
  200311_001.jpg
2.移植されたスダジイ
南の丘に大きなスダジイの木がある。根元には江戸時代の石碑などがあって、由緒も窺える。10年位前に、横浜の銘木、古木になっているのこの木が、都市計画道路横浜藤沢線(上永谷舞岡地区街路整備工事)にひっかかるため植え替えが行われた。昨年、2019年春、「南の丘」に移植されたこのスダジイがようやく活着したとして、永らく閉鎖されていた「南の丘」が開放された。 大原谷戸池の方に抜ける道があり、ミズイロオナガシジミや栗の花に来たアカシジミなどを撮った記憶があるが、その道はなくなっていた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_002.jpg
3.モンシロチョウ♀
今年初めてモンシロチョウに会えた。♀だった。あまり良い写真ではないが、今年初めてのモンシロチョウなので、モンシロチョウには悪いが、何時もなら見向きもしないのに、大事に記録する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 217mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_003.jpg
4.ウグイスカグラ(鶯神楽)
可愛い花が咲いていた。ウグイスの意味は、鶯の鳴く時期と関係し、神楽は「鶯隠れ」が変化したとの説などあるという。実(6~7月ごろ)は甘く食べることができ、一説には、この実をウグイスがついばむ姿が神楽を踊っているように見えることが名前の由来とも言われている。ウグイスカグラもウツギの仲間だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 117mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_004.jpg
  5.シジュウカラ(四十雀)
比較的どこでも良く見る鳥である。日本ではほぼ全国に分布し、平地から山地の林に住むが、市街地、住宅地で見ることも多い鳥という。鳥の中でもいち早く春を告げるシジュウカラは、四十雀と書くが、「たくさん群れるから」という説や、「スズメ40羽分の価値がある」として、名付けられたという説もあるという。ゴジュウカラという鳥もいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 129mm ISO125 ) 露出補正 なし
200311_005.jpg
6.ハクモクレン(白木蓮) 3/21訂正
古民家の庭でハクモクレンの花が咲き始めていた。
実はこの時は、コブシと思っていたが、3月21日に再び訪れた折、ハクモクレンだと気が付いたので記述を訂正した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし  
200311_006.jpg
7.ボケ(木瓜)
古民家の庭にボケが植えられていた。wikipediaでは、和名のボケは、果実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」とよばれたものが「ぼけ」に転訛したとも、「木瓜(ぼっくわ)」から「ぼけ」に転訛したとも言われるとあった。今年は花が咲くのが少し遅いように思うが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_007.jpg
8.古民家主屋など閉館
小谷戸の里の古民家主屋(旧金子邸主屋)は普段は開放されていて、中に入って見学することが出来るが、「古民家等一時閉館のお知らせ」という紙が貼られていて、新型コロナウィルスの感染拡大予防のため、3月15日まで納屋や売店などとともに閉館になっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_008.jpg
9.ネコヤナギ(猫柳)
古民家の裏庭に回ってみる。前回2月23日に来たときは、マンサクとアカバナマンサクが咲いていたが、花は終わりになっていた。代わりに、このネコヤナギが主張していた。写真は特徴的な銀白色の毛で目立つネコヤナギの花穂で、花期は3月~4月だ。これから次々に咲いてくる。「ネコヤナギ」の和名はこれをネコの尾に見立てたことによる。地方によりネコジャラシなど多くの呼び方があるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 125mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_009.jpg
10.ウラギンシジミ ♀
小谷戸の里の入り口近くのツバキの葉に、ウラギンシジミの♀が止まった。越冬したチョウだが、翅の傷みはほとんどない。この時期に見られる本種はほとんどが♀だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO250 ) 露出補正 なし
200311_010.jpg
11.ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)
春に道端で良く咲いている花だ。ヨーロッパを原産地として、日本では明治時代中期に帰化した外来種で、主に本州を中心に分布する。中国・朝鮮半島から日本に分布する、同属の高さが30-50cmくらいになるオドリコソウがあり、草丈が10cm~25cmの本種はヒメの名が冠されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 25mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_011.jpg
  12.キタテハ秋型 -1
この日は、気温が上がるにつれ、越冬したキタテハの秋型が多く飛んでいた。この個体は色は褪せているが翅は切れていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 201mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_012.jpg
13.モンシロチョウ翔ぶ
飛び立つタンポポ(ニホンタンポポと思う)で吸蜜していたモンシロチョウの♂が飛び立った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_013.jpg
14.モンシロチョウ♂
モンシロチョウは春の陽を浴びて元気に飛び回り、せっかくの今が盛りのタンポポなのに、あまり止まってくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_014.jpg
  15.キタテハ秋型 -2
キタテハが元気だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_015.jpg  
16.キタテハ秋型 -3
体験畑の先を左に入り、狐久保へ行く道に咲くタンポポにキタテハが吸蜜に来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_016.jpg
17.タイワンリス -1
狐久保への道でタイワンリスが何かエサを探していた。 ゆっくりと近づいて撮る。あまり警戒しないのかすぐには逃げない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO125 ) 露出補正 なし
200311_017.jpg
18.タイワンリス -2
先日、保土ヶ谷公園で見たタイワンリスは体が大きかったが、この個体は小さいように見える。これくらいの大きさであれば"可愛い"と思える。しかし、タイワンリスは雑食性で木の実などの植物の他、昆虫やカタツムリだけではなく、鳥の卵も食べるそうだ。メジロやコゲラなどの巣に侵入し、大切に育てている卵を食べ、これらの野鳥の個体数減少の原因を作ってしまっていることもあるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO125 ) 露出補正 なし
200311_018.jpg  
19.テングチョウ -1
越冬したテングチョウがこの暖かさで眠りから覚め、活動を始めた。ユキヤナギの花に飛んできた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_019.jpg
20.火の見櫓
瓜久保の家という休憩所の前庭に、鉄塔の火の見櫓がある。威風堂々という感じの櫓で、半鐘を吊した屋根の上に風見鶏まで付いている。9年前のこの日(3月11日)、午後2時46分に東日本大震災に襲われたが、この火の見櫓の半鐘もその時から傾いたままになっていたという。次回行ったときに良く見てみよう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_020.jpg
21.テングチョウ -2
先に撮ったのとは別の個体である。開翅してくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200311_021.jpg
22.テングチョウ -3
飛び立って、飛行姿勢を見せてくれた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
200311_022.jpg
23.コガモ♀ -1
カッパ池に2羽の鳥がいた。カルガモかなと思ったが、カルガモよりは小さい。通りがかりの方が、コガモの♀だと教えてくださった。美しい青緑色に見える翼鏡がある。wikipediaによると、「コガモは体長34〜38cm。翼開長58〜64cm。雄の方がやや大きい。ドバトより一回り大きい程度で、日本産カモ類の中では最小種のひとつ」とあった。日本では、冬鳥として全国に飛来する。全国で普通に見られ、市街地の河川や公園の池などでも観察されるとあったが、帷子川では見たことがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし  
200311_023.jpg
24.コガモ♀ -2
「雄は頭が栗色で、目の周りから後頸にかけてが暗緑色、身体は灰色で、側面に横方向の白線が入る。下尾筒は黒く、両側に黄色い三角の斑がある。翼は暗褐色だが、翼鏡は緑色。嘴と足は黒い」とあった。2羽いたが2羽とも♀のようだ。♀は全体に褐色で、黒褐色の斑がある。下尾筒の両脇は白い。雄と同様に緑色の翼鏡が見られる。池の淵に来て水草を食べているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
200311_024.jpg


2019年11月 9日

秋のヤマトシジミ 帷子川公園 10月31日

先日、帷子川沿いの道を歩いていた時、ムラサキシジミと思しきシジミチョウがアラカシの植え込みの間を敏速に飛んでいた。越冬態勢に入る兆しかと思い、行方を追ったが、その時はどこかへ行ってしまった。今日は天気が良く、気温も上がっている。チョウも飛ぶだろうと、そのアラカシの植え込みある所へ行ってみた。しかし、ムラサキシジミの姿はなく、ウラギンシジミが2頭飛び交っていただけだった。
 もう少し帷子川の下流に行ったところの愛染橋がかかる辺りに、帷子川公園という遊歩道がある。そこにはカタバミが自生していて、ヤマトシジミが多い。今日はヤマトシジミの写真を撮ることにした。

191031_001.jpg 1.ウラギンシジミ♀
先日、ムラサキシジミが飛んでいたところには、ウラギンシジミが2頭いた。1頭は落ち着かずに飛び回っていたが、1頭は止まってくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
191031_002.jpg 2.ヤマトシジミ交尾 -1
常盤橋を渡って、愛染橋が架かる辺りに来ると、ヤマトシジミが飛び始めた。カントウヨメナの白い花に交尾中のヤマトシジミがいた。左側のやや黒っぽい♀のほうは吸蜜しているが、♂は花びらに止まっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 155mm ISO100 ) 露出補正 なし
191031_003.jpg 3.ヤマトシジミ♀
カントウヨメナの花で吸蜜するヤマトシジミが多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO160 ) 露出補正 なし
191031_004.jpg 4.ヤマトシジミ♀ 低温期型 -1
ヤマトシジミの斑紋は季節的変化が顕著である。春や晩秋などの涼しい季節に発生する個体は翅表の青い部分が高温期に比べて発達する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO250 ) 露出補正 なし
191031_005.jpg 5.ヤマトシジミ♂ -1
これは♂のようだ。高温期に発生する♂は前翅の外縁黒帯の巾が広い。近寄って広角側で撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
191031_006.jpg 6.ヤマトシジミ♀ 高温期型 
この個体は典型的な高温期型の♀だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
191031_007.jpg 7.ヤマトシジミ♂ -2
左側が帷子川公園の遊歩道で、その向こうに帷子川が流れる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
191031_008.jpg 8.ヤマトシジミ♂ -3
これは低温期型の♂である。ブルーの翅脈が明るく輝く。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
191031_009.jpg 9.ヤマトシジミ♂ -4
前の写真と同じ個体。向きを変えてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
191031_010.jpg 10.ヤマトシジミ♀低温期型 -2
ヤマトシジミは地味な普通種であり、あまり目にとめることはないが、この開翅した低温期型の♀は日を浴びて美しかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO100 ) 露出補正 なし
191031_011.jpg 11.ヤマトシジミ♀低温期型 -3
望遠端で引き寄せて撮る。この SONYのCyber-shot DSC-RX10M4 というカメラは、便利なカメラだ。Nikon D750 などに比べて立ち上げるのに少々時間がかかるが、それさえ慣れれば、チョウの姿を見たら、すぐ電源をONにするなど対応もできる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
191031_012.jpg 12. ヤマトシジミ♀低温期型 -4
ヤマトシジミは都市部で最もよく見られるシジミチョウで数も多い。かっては秋田県男鹿半島と岩手県中部沿岸が北限とされていたというが、分布を北へ広げ、2000年以降、青森県南西部で発生を続け、2010年代には青森県太平洋沿岸や、陸奥湾沿岸でも定着が確認されたそうだ。(工藤誠也著「美しい日本の蝶図鑑」)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
191031_013.jpg 13.紅葉がはじまったサクラ
帷子川に枝を伸ばし、川辺に植えられたサクラの中で、毎年最初に花を咲かせるこのサクラの木は、早くも紅葉し始めていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 70mm ISO100 ) 露出補正 なし
191031_014.jpg 14.ヤマトシジミ交尾 -2
最初の写真から25分経っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
191031_015.jpg 15.ヤマトシジミ交尾 -3
カントウヨメナの白い花に、ヒャクニチソウらしきピンクの花が咲いているが、その下に地面を覆うように、ヤマトシジミの食草であるカタバミが自生している。ハート型をした3枚が集まって柄に付く葉が確認できる。黄色い小さな花が5月~10月に咲くが、もう花は咲いていなかった。カタバミの葉はよく家紋に用いられる。武家の間では強い繁殖力のあるカタバミのように、家がいつまでも絶えず続いていくという願いを込めて家紋によく使われ、日本の五大家紋の一つとなっているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 60mm ISO100 ) 露出補正 なし
191031_016.jpg 16.ヤマトシジミ♀低温期型 -5
最後にもう一枚ブルーの発達した顕著な低温期型の♀を撮って終わりにした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし


2018年7月 5日

舞岡公園の6月 6月4日、6月13日、6月19日

6月4日は平地産ゼフィルスを狙って行くが収穫なし。ムラサキシジミを撮る。
  6月13日はミドリシジミの♀を狙って舞岡公園へ行った。11日がほぼ一日中雨が降り、12日は、晴れるとの予報だったが、午前中、気温も低くいまいち晴れないので行きそびれてしまった。13日も同様の天気予報だったが、早朝ゴルフ練習へ行った足で、舞岡公園まで行ってみた。期待していたのはミドリシジミの♀だったが、現れない。 舞岡公園の自然2 というブログを拝見すると、12日はミドリシジミの♀のA型、B型、AB型、O型のすべてが現れたとあった。12日に行けばよかったと、悔しい思いをする。
 先日オオミドリシジミの写真を撮った折、コントラストが強くてせっかくの輝くグリーンを飛ばしてしまったショットが多くあったので、「マルチ測光」で撮っていたのを, この日は「ハイライト重点測光」にして撮ってみた。ウラギンシジミやルリシジミの裏面、モンシロチョウのディテールなど、白飛びさせないで撮れた。
 その後、気温が低く、梅雨空の日々が続いていたが、19日の朝起きると青空が見えた。天気予報を見ると、今日は昼過ぎまで晴れ、気温も26~7℃くらいになるというではないか。そろそろ、リョウブも咲くだろうし、トラフシジミも出てくるだろう。運が良ければ名残りのゼフィルスに会えるかもしれないと思い、8時半に家を出た。結果は、トラフシジミは何とか撮れたが、他は駄目だった。チョウの数が少ない。
 これでしばらく舞岡公園とは離れる。次回はクサギの花が咲くころ黒いアゲハを撮りに来ようと思う。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ルリタテハ 6月4日
リョウブの花の咲き具合を確認しようと思い、いつもと違う道を歩く。ルリタテハが飛んできて、散策路に止まった。まだ越冬した個体なのだろうか? この日はハイライト重点測光にして撮ってみたが、前回、撮影時にマイナス側に露出補正していた設定が残っていて、クリアしていなかった。ケアレスミスである。この日はすべて、-1.7の露出補正のまま撮影してしまった。ハイライト重点測光とマイナス露出補正で当然アンダーになった画像をソフトでレベル補正せざるを得なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -1.7段
;クリックすると大きな写真になります。 2.休むアゲハチョウ♀ 6月4日
アゲハチョウ♀が草の葉に止まって休んでいた。産卵に疲れたのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO250 ) 露出補正 -1.7段
;クリックすると大きな写真になります。 3.コジャノメ 6月4日
舞岡公園でコジャノメはあまり多くない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -1.7段
;クリックすると大きな写真になります。 4.ルリシジミ♀ 6月5日
この日、舞岡公園では新鮮なルリシジミが多くみられた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 -1.7段
;クリックすると大きな写真になります。 5.ムラサキシジミ 6月4日
平地産ゼフィルスが良くみられるところへ行ってみた。敏捷に飛ぶシジミチョウがいたので何だろうと目で追っていると、梢の葉に止まった。ゼフィルスではなく、ムラサキシジミだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO125 ) 露出補正 -1.7段
;クリックすると大きな写真になります。 6.ムラサキシジミ♀ 飛翔 6月4日
飛び立つと翅表の紫色が輝く。どうやら♀のようだ。ムラサキシジミの♂にはほとんどで会ったことがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 51mm ISO125 ) 露出補正 -1.7段
;クリックすると大きな写真になります。 7.ムラサキシジミ♀ 開翅 -1 6月4日
葉上で開翅してくれた。紫色が陽の光を浴びて輝く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 121mm ISO100 ) 露出補正 -1.7段
;クリックすると大きな写真になります。 8.ムラサキシジミ♀ 開翅 -2 6月4日
また、飛び立って移動し、違う葉の上に止まり翅を開いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 215mm ISO100 ) 露出補正 -1.7段
;クリックすると大きな写真になります。 9.ムラサキシジミ♀ 開翅 -3 6月4日
広角にして、モニターを使って撮った。もう少し近寄れればいいのだが・・・

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 121mm ISO100 ) 露出補正 -1.7段
;クリックすると大きな写真になります。 10.ムラサキシジミ♀ 裏面 6月4日
この日は平地産ゼフィルス撮影の成果はなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 217mm ISO100 ) 露出補正 -1.7段
;クリックすると大きな写真になります。 11.アゲハチョウ♀ 6月4日
カラタチの周りをアゲハチョウが飛びまわり、時折、カラタチの新芽にタッチしては産卵していたようだ。蜘蛛の巣に掛からないように・・・

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO200 ) 露出補正 -1.7段
;クリックすると大きな写真になります。 12.ルリシジミ 6月13日
6月13日に舞岡公園で見たルリシジミは大分擦れてしまっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 13.リョウブの花 6月13日
日当たりの良い枝では、ようやくリョウブの花が咲き始めていた。しかし、まだ、三分咲き程度である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 14.ネムノキ 6月13日
舞岡公園にはネムノキが多い。ちょうど見ごろの季節になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 15.コゲラ 6月13日
古谷戸の里の林の中に何か野鳥がいるのを見つけた。2頭いたがツーショットは撮れなかった。自宅に戻り、叶内拓哉さんの「くらべてわかる野鳥」(ヤマケイ文庫版)で調べてみるとコゲラ(小啄木鳥)だった。眼の後ろに赤い羽根があり♂のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 201mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 16.ベニシジミ 6月13日
ベニシジミは前翅の中室部が黒ずんですっかり夏型の装いになった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 17.ウラギンシジミ♂ 6月13日
今年羽化したウラギンシジミの夏型が多くなってきた。葉先に止まって縄張りを監視するような姿勢をとる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 18.ウラナミアカシジミ 6月13日
名残り惜しいウラナミアカシジミが、何処からか飛んできて梢の葉先に止まった。近づくとその目が写らなくなるので、離れて撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 19.モンシロチョウ 6月13日
白飛びなく、ディテールまできれいに撮れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1000秒 168mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 20.イチモンジチョウ 6月13日
イチモンジチョウの裏面の模様はなかなか渋い。 6月13日

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 21.キタテハ夏型とアカメガシワ 6月13日
アカメガシワの花が咲いて、キタテハが訪れていた。アカメガシワ(赤芽柏)の花にはミドリシジミもやってくるのだが、この日は見つけることができなかった。wikipediaによれば、アカメガシワという和名は、葉が柏のように大きくなることから命名されたという説もあるが、柏が生息していない地域では、この木の葉を柏の葉の代用として柏餅を作ったことからアカメガシワと呼ぶようになったとの説があるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 22.ルリシジミ 6月13日
枝先に止まったルリシジミを散策路を入れて撮った。もう少し蝶に近づいて撮りたいところだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 23.ヒカゲチョウ 6月13日
ヒカゲチョウは年2回の発生。いまごろは第1化の最盛期である。よく、散策路上に止まっていて、歩いていると飛び出して驚くことがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 24.トラフシジミ -1 6月19日
6月19日は9時半ごろ舞岡公園に着いた。まず、リョウブの咲くところへ行く。リョウブの花は、八分咲きというところか。目を凝らしてトラフシジミが吸蜜していないか探すと、不意に飛び立ち、近くのカエデの木の梢に止まった小さなチョウがいた。トラフシジミだった。半開翅してくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 25.トラフシジミ -2 6月19日
さらに探していると、リョウブの花に埋もれるように吸蜜している小さなトラフシジミの個体を見つけた。トラフシジミがアンダーにならないようにプラス補正した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO1600 ) 露出補正 +1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 26.トラフシジミ -3 6月19日 
トラフシジミは複数いた。どれもきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 +1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 27.キマダラセセリ 6月19日
散策路のわきで、咲き始めていたオカトラノオの白い花にキマダラセセリがいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 175mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 28.ムラサキシジミ 6月19日
散策路でムラサキシジミに会った。そこでは初めてのことだった。それにしても今年はムラサキシジミを多く見る。散策中の2人連れの女性に「何というチョウですか」と尋ねられたので「ムラサキシジミです」とお答えしたのだが、「紫には見えないわね」と言って去って行かれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 29.ムラサキシジミ 開翅 -1 6月19日
これも♀だった。なかなかムラサキシジミの♂に会えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 30.ムラサキシジミ 開翅 -2 6月19日
これも前の写真と同じ個体で♀。♂はより紫色になり、紫色の範囲が広くなる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 31.モンシロチョウ 6月19日
この時期、モンシロチョウはきれいな個体が多く、数も多い。タツナミソウで吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 32.ベニシジミ 6月19日
オカトラノオが咲くところでベニシジミを撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 58mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 33.ムラサキシジミ 開翅 -3 6月19日
また、ムラサキシジミがいた。いつもムラサキシジミを見かける駐車場わきの植え込みでは、まだ見ていないが、舞岡公園内でこんなに多くのムラサキシジミを見たのは初めてだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO200 ) 露出補正 なし


2018年4月 8日

春の鎌倉 寿福寺 英勝寺 海蔵寺 3月28日

この日、鶴岡八幡宮の段葛の桜を見終えたのは、まだ、10時を少し過ぎたころだった。しばらく行っていなかった海蔵寺へ行こうと横須賀線の踏切を渡って、寿福寺、英勝寺、海蔵寺と続く道へ出た。観光客は少ない。ゆっくりとみることができた。
 話は違うが、佐伯元行さんという方による日本産のチョウ類全種257種の飛翔写真集が刊行された。これを知ったときに「まさか」と思った。さっそく、注文したところ、本日、手元に送られてきた。佐伯さんは2006年に日本産全種撮影を成し遂げ、さらに今回、全種飛翔写真撮影を達成された。昨今のチョウの写真は、飛んでいるところが珍重されている。私も試みることはあるが。飛翔写真の撮影は極めて難しい。そして、撮った駒に対する歩留まりが悪い。佐伯さんの「蝶の飛翔」写真集はまさに偉業と思う。

1.寿福寺 外門
鶴岡八幡宮から若宮大路を右に曲がって小町通を突っ切り、踏切をわたり、右へ進むと左手に寿福寺がある。寿福寺は臨済宗建長寺派の寺院で鎌倉五山の第三位。1200年(正治2年)に源頼朝夫人の北条政子により開山された。地味なお寺で観光客は少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.寿福寺の境内
寿福寺の外門の先には山門まで、長い敷石道の参道が続く。境内は「寿福寺境内」として1966年(昭和41年)3月22日に国の史跡に指定されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.英勝寺 ウスズミザクラ
次は英勝寺である。創建は寛永13年(1636年)の浄土宗のお寺である。開山は水戸光圀の姉である玉峯清因、開基は英勝院尼。現在、鎌倉唯一の尼寺という。小さな入口を入って拝観料を支払う。受付の方が「ウスズミザクラが咲き始めましたので見ていってください」と教えてくれた。 ウスズミザクラはエドヒガン系の桜で、咲き初めがピンクで、後に清楚な白い花ビラとなり、散る間際には墨をさしたような色に変わるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.英勝寺 聖観菩薩
本堂のお参りは後にして、太子堂、 聖観菩薩の矢印を見て、崖の上に上がってみる。 聖観菩薩のいわれはよくわからない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.英勝寺 仏殿
英勝寺の仏殿は、1636年(寛永13年)に建てられた禅宗様方三間裳階付の建物で宝珠殿(ほうじゅでん)と呼ばれる。 扁額に何と書かれているのか読みにくかったが、どうやら「寶珠殿」と書かれているらしい。 寛永20年(1643年)4月11日の裏書きがあるそうだ。仏殿は間口、奥行きとも3間、屋根は寄棟、裳階(もこし)付きの建物である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.英勝寺 本尊 阿弥陀如来
仏殿正面の小窓を開けると本尊の阿弥陀如来を拝観することができる。この阿弥陀如来像は徳川三代将軍家光の寄進といわれる。RX10M4でISOの上限を3200にし、シャッター速度を1/500秒より速い設定にしておくと、開放でこれより光量が少ない場合は、シャッタースピードが遅くなる。この場合1/60秒でシャッターが切れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/60秒 20mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.英勝寺 竹林
鎌倉には報国寺という、石灯篭や赤い野点傘が置かれ、孟宗竹の緑をひきたたせている立派な竹林のあるお寺があり、2010年に訪れている。しかし、わたくしは此処の竹林のほうが好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.スジグロシロチョウ
この日は暖かい日だった。英勝寺の境内に咲く紫色のダイコンバナでスジグロシロチョウが吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.英勝寺 手水鉢
境内を歩いているといくつかの石造物があり、その中に由緒ありそうな手水鉢があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 29mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.海蔵寺 入口
英勝寺からさらに進むと、左に曲がる海蔵寺への道がある。海蔵寺は鎌倉駅から1.4kmのところにある。海蔵寺も臨済宗建長寺派のお寺。 wikipediaによると 建長5年(1253年)に宗尊親王の命により藤原仲能が創建し、鎌倉幕府滅亡時に焼失、応永元年(1394年)に上杉氏定の開基、心昭空外を開山として再興されたと伝えられる。正面が山門だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 29mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.ムラサキシジミ
海蔵寺の庭で敏捷に飛び回る小型のチョウがいた。コツバメと思ったがムラサキシジミだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.海蔵寺 鐘楼と庫裡
海蔵寺の鐘楼は秋の紅葉の頃が美しく、この寺のポイントになって入る。左奥に見えるのは、2階建て、出桁造で、江戸時代の建立である庫裡だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.海蔵寺 本堂
山門を入って正面に、十一面観音が安置された本堂がある。ミツマタの花がきれいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/900秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.海蔵寺 カイドウの花
海蔵寺はカイドウの花が良いと聞いていた。庫裡の脇に咲くカイドウはやっと蕾が開き始めたころだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 114mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.海蔵寺 龍護殿
本堂の中は広間になっていて龍護殿と書かれた額がかけられていた。本堂は龍護殿と呼ばれているらしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.海蔵寺 本堂裏手の庭園
本堂の裏手には、綺麗に手入れされた非公開の山水庭園があった。水の寺とも言われる海蔵寺だけあって、湧水から成る池や、初夏のあやめ、晩秋の紅葉と、緑色の苔とのコントラストが非常に美しいといわれる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.海蔵寺 カイドウと庫裡の屋根
カイドウの花と背景とを写し込もうと思い、絞りをf11にして撮ってみた。カイドウの花までの距離があり思うようにはいかなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 39mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.海蔵寺 
本堂から山門を見て、右側に薬師堂と呼ばれる仏殿がある。1777年に同じ鎌倉にある浄智寺から移設されたそうだ。中には鎌倉十三仏のうちの一つである、薬師如来坐像が置かれていて、拝観できた。向かって右手に日光菩薩、左手に月光菩薩が祀られている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.2 1/125秒 14mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.海蔵寺 出口
本堂から見て、正面の山門が入口だとすると、その左手に出口に当たるもう一つの門がある。ユキヤナギがきれいに咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 51mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2018年2月 1日

蝶 自選年間ベスト10 (​12) 2014年

これと言った写真を撮らないまま、今年もはや1か月が過ぎてしまった。地球温暖化と言われる昨今だが、最近では珍しく寒波が押し寄せ、気温が低い日が続いている。春以降のチョウのことが気になる。
 さて、2014年、この年は海外で撮った写真はなかったが、国内では、今まで行っていなかったところでの写真もある。春はツマキチョウ狙いで目黒自然教育園や小石川植物園へ、また、ギンイチモンジセセリとミヤマチャバネセセリを撮ろうと多摩川河川敷を歩いた。夏は赤城山へも行ってみた。
 信州は日帰りバスツアーで上高地へ行った。上高地滞在時間は3時間ちょっとだが、それなりに楽しめるお手軽さだ。

;クリックすると大きな写真になります。 1.スギタニルリシジミ 2014年4月9日 神奈川県相模原市
早春にこの地へ来るのは、もちろんギフチョウが主な目的なのだが、スギタニルリシジミもこの時期にしか現れない小さな蝶で見逃せない。向こう側に止まっているルリシジミに比べて色浅黒く、表のブルーも濃い。だが、なかなか翅表を見せて止まってくれない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影(F7.1 1/800秒 90mm ISO400 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.トラフシジミ春型 2014年4月9日 神奈川県相模原市
梅の花でトラフシジミが吸蜜していた。2m以上離れたところにいる小さなシジミチョウは90mmマクロでは撮れない。COOLPIXP90の後継として昨年9月に購入したFUJIFILM FINEPIX HS50 で撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(f5.6 1/​500​秒 1​24​mm ISO​1​00 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ツマキチョウ 2014年4月15日 小石川植物園
舞岡公園では春の花が少なく、なかなかツマキチョウの良い写真が撮れない。昨秋、初めて行ってみて蝶が多かった文京区の小石川植物園へ行ってみた。ナノハナにツマキチョウが舞っていた。 ​

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影(F5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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4.ギンイチモンジセセリ 2014年4月26日 東京都日野市
春になると蝶愛好者のブログの写真に多摩川上流で撮られたギンイチモンジセセリの写真が登場する。生息しているのはこの辺だろうと見当を付けて、歩いてみた。初めて見るギンイチモンジセセリを撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(f5.6 1/​800​秒 5mm ISO​1​00 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.コチャバネセリ 2014年5月17日 横浜市舞岡公園
コチャバネセセリは、良くハルジオンの花で吸蜜している。こんな時は近寄って撮ることができるほどだが、その飛翔は敏捷だ。この時期を逃すと擦れてしまって、きれいな個体は撮れない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影(F5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.飛び立つサカハチチョウ 2014年5月19日 東京都下裏高尾
偶然にこんな写真が撮れた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影(F5.6 1/1000秒 90mm ISO200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.半分翅を開いたウラゴマダラシジミ 2014年6月10日 横浜市舞岡公園 
この年はウラゴマダラシジミが多く見られた。この蝶もなかなか翅を開いて見せてくれないが、じっと待っていたら半分開いてくれた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影(F5.6 1/250秒 90mm ISO500 )露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 8.ムラサキシジミ 2014年5月17日 横浜市舞岡公園
ムラサキシジミが住み着いているところがある。アラカシだろうか?食草であるに違いない。擦れていない、とてもきれいな♀だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影 (F8.0 1/250秒 90mm ISO500) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 9.ミヤマカラスアゲハ 2014年8月1日 長野県上高地
梓川が流れる散策路を歩いていると、ホテルの玄関の脇に植えられているシナノナデシコの花にミヤマカラスアゲハが来ていた。6月に入手したD5300に18-140mmのズームレンズで撮った。最短撮影距離はズーム全域で45cmだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影 (f6.3 1/320秒 140mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.コヒョウモン 2014年8月1日 長野県上高地
上高地には多くのコヒョウモンが飛んでいて、クガイソウの花にも集まっていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影 (f6.3 1/320秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
180131_011.jpg 補1.ハチスの花とクロアゲハ 2014年8月15日 横浜市舞岡公園 
ハチスの花に一瞬、クロアゲハが立ち寄った。上手く撮れたのだが、フラットな写真になってしまった。たまたま、Amazonの広告を見て、「写真の学校 デジタル写真の色を極める!」を購入したばかりだった。そこでは、画像ソフトはAdobe Photoshop シリーズを使用して説明されているが、Nikon Capture NX2でレタッチを試みる。JPEGで撮っているのでレタッチには適さないのかもしれないが、なんとか見られるようになった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/320秒 140mm ISO200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補2.散歩道に休むヒカゲチョウ 2014年9月29日 横浜市舞岡公園 
自転車に引いて散歩されていた人が、立ち止まって撮り終わるのを待っていてくださった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/​900​秒 4​mm ISO​400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補3.翅を開くムラサキツバメ♂ 2014年11月19日 高知県桂浜
晩秋に3泊4日で四国一周駆け足旅行をした。桂浜に寄った日はとても良い天気だった。陽当たりの良いマテバシイ?の植え込みで、ムラサキツバメとムラサキシジミが飛び回っていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影( f​5.6​ 1/​640​秒 140mm ISO200 ) 露出補正 な
;クリックすると大きな写真になります。 補4.ヒョウモンチョウ 2014年7月24日 群馬県赤城山 白樺牧場付近
コヒョウモンなのか、ヒョウモンチョウなのかと思いつつ撮ったが、どうやらヒョウモンチョウのようだ。​

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/​160秒 74mm ISO​160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補5.ミヤマチャバネセセリ  2014年4月26日 東京都日府中市
この蝶に会うのもこの日が初めてだった。生息地は限られるようだ。クリッとした眼がかわいらしい。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影( F5.6 1/1600秒 90mm ISO200) 露出補正 なし


2017年7月 8日

舞岡公園 成果上がらず 6月15日

10日前、ウツギの花が満開だった舞岡公園で、平地産ゼフィルスは、ミドリシジミ、アカシジミ、ウラゴマダラッシジミを撮影できたが、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、そしてオオミドリシジミが残っている。その後、私の都合と、天候がままならず、出かけることが出来なかった。
 今日こそはと思って、出かけてみたが、この日は残念ながらミドリシジミのみで、新たな収穫はなかった。それなら、そろそろ咲き始めるであろうリョウブの花に来るトラフシジミや、キマダラセセリはどうかと、リョウブの木があるところへ行ってみたが、白い蕾はまだ、硬いようだった。今年は花が咲くのが少し遅いようだ。
  クリの花が咲くところに、ミドリシジミはいたが、開翅シーンは撮れない。結局これといった成果は得られなかった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.サトキマダラヒカゲ
切り株にサトキマダラセセリが止まった。すでに擦れてしまっている。サトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲは、かつて同一種として、単にと呼ばれていたが、1970年に2種に分離された。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.5 1/250秒 258mm ISO560​ ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 2.ルリシジミ♂
ルリシジミが元気だ。高いところを飛び回る個体も多い。♂のブルーが輝く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.5 1/320秒 197mm ISO100​ )露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 3.ベニシジミ
橙色部が少なくなって、黒っぽく見えるベニシジミの夏型が多くなってきた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/640秒 116mm ISO100​ )露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 4.ウラギンシジミ
これは♂だったと思う。開翅してくれなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/1600秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 5.キアゲハ♂ -1
ここのところの雨で水が溜まった谷戸の畑の上をキアゲハが元気に飛び回っている。キアゲハ、特に♂は見栄えのするチョウだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​800​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.キアゲハ♂ -2
畑の脇に燃やされた木屑が放置されていた。ミネラルを補給するのだろうか、キアゲハが好んで吸水している。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​320​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.キアゲハ♂ -3
谷戸の風景を入れて撮りたかった。もう少しカメラを下げられれば良かったのだが、これが精いっぱいだった。田んぼの水には、青空と雲が映る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/800秒 4mm ISO100​ )露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 8.ガビチョウ
ガビチョウが飛び出してきて近くに止まった。大きな声で啼く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/197秒 4mm ISO200​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 9.ヒカゲチョウ
ヒカゲチョウが多く発生している。初々しいきれいな個体が多い。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250秒 300mm ISO​1250​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.スジグロシロチョウ
スジグロシロチョウは夏型と思う。仲良く並んで吸蜜していた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/400秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 11.ミドリシジミ -1
今月5日に来た時にミドリシジミがいたクリの花のところに来る。クリの花はまだ咲いていて、この日もミドリシジミがいた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.3 1/125秒 236mm ISO180​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.ミドリシジミ -2
♂か♀かは区別できなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f6.3 1/161秒 236mm ISO110​ )露出補正+0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 13.ムラサキシジミ♀
リョウブの咲くところへ行ってみた。トラフシジミは見つけられなかったが、ムラサキシジミがいた。翅を閉じて止まっていて、飛び立とうという瞬間を連写でとらえた。♀だ。ムラサキシジミの♂はあまり撮ったことがない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​800秒 300mm ISO​100​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.ミドリシシジミ -3
再びクリの花のところへ行ってみる。さっきのとは違う個体のミドリシジミがいた。裏面後翅の白線が個体によって微妙に異なる。襟元(前翅の付け根)からわずかに金属光沢の緑色がのぞく。♂だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/125秒 143mm ISO560 )露出補正+0.7段


2016年8月16日

舞岡公園 夏の蝶 8月3日

前日の横浜は激しい雨が降っていた。今朝は晴れ間が出て熱くなりそうだ。しかし、天候は不安定で、突然雨に見舞われることもありそうである。
  クサギの花は咲いているだろうか、黒いアゲハたちの発生状況はどうかなどが気になっていた。雨が降った時にカメラを入れるビニール袋をポケットに突っ込んで、久しぶりに舞岡公園へ行ってみることにした。
 クサギの花は咲き始めだった。心配していた通り、昼前に夕立のような雨が降ったが、その後、クサギの花の咲くところへ行くと、黒いアゲハの姿があった。珍しくナガサキアゲハもいる。しばらくは咲きはじめのクサギの花に絡むモンキアゲハと、ナガサキアゲハを撮った。しかし、モンキアゲハもナガサキアゲハも擦れた個体が多い。あと一週間もすると、クサギの花はさらに開き、その匂いが蝶を誘うと思うが、新鮮な黒いアゲハ達は見られるのだろうか。

;クリックすると大きな写真になります。 1.モンキチョウ♀
ツメクサの葉に羽化したばかりのようなきれいなモンキチョウの♀が静止していた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​640​秒 185mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.クロアゲハ♂ 吸水 -1​​
古民家への入り口でクロアゲハが吸水していた。背景を入れてローアングルで撮ろうとしたが、旨くいかなかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ 絞り優先オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250​秒 300mm ISO320 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.クロアゲハ♂ 吸水 -2
​​ 前の写真と同じ個体。前の日に降った雨で道に水溜りがある。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ 絞り優先オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250​秒 300mm ISO450 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.キタキチョウ​​
古民家の裏庭で、葉の裏にキタキチョウが逆さまに止まっていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250​秒 175mm ISO720 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ヤマトシジミ​​​​
離れたところにヤマトシジミが止まっていた。手ぶれ補正のある SIGMA18-300 の望遠端だが、1/250秒で何とか止まっている。解像もまあまあだと思う。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
絞り優先で撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250​秒 175mm ISO1000 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ムラサキシジミ ♂
古民家の庭に♂のムラサキシジミがいた。飛んだ時に翅の表側が見えたが、♀に比べ深い紫色が鮮やかだった。開翅したところを撮りたかったが開いてくれなかった。クモにつかまらなければよいが。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先で撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​160秒 300mm ISO3200 ​) 露出補正​ ​+0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.咲き始めのクサギの花とモンキアゲハ -1​​
雲行きが怪しくなり、雨が降りそうになってきた。今日はこれまでと思い、駐車場への道を歩き始めたところ、降ってきてしまった。仕方なく止むまで雨宿りしようと古民家へ戻り、その縁側に座って雨をやり過ごした。一時、激しく降って、止んだのは小一時間後だった。雨が上がり、空が明るくなると、さっそく蝶が飛び始める。クサギの花のところへ行ってみると、雨が降る前はいなかった黒いアゲハが来ていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ 絞り優先で撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250秒 155mm ISO220 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.咲き始めのクサギの花とモンキアゲハ -2
​​ クサギの花は咲き始めだったが、モンキアゲハはだいぶ擦れていた。その中でこの個体は比較的きれいだった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ 絞り優先オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250秒 155mm ISO720 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.咲き始めのクサギの花とモンキアゲハ -3​​
​​ 翅が傷んだところはできるだけ写らないように撮ってやる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ 絞り優先オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250秒 300mm ISO1400 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.クサギの花にきたナガサキアゲハ -1
​​ クサギの花に珍しくナガサキアゲハが吸蜜に来た。しかし、だいぶ擦れてしまっている。左側の翅の方が傷が少ない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ 絞り優先オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250秒 116mm ISO320 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.クサギの花にきたナガサキアゲハ -2
​​ 前の写真と同じ個体で♂だ。ナガサキアゲハらしい後翅裏面基部の朱色の紋が目立つ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ 絞り優先オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250秒 300mm ISO400 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.アカボシゴマダラ -1​​
​​ これから秋にかけてアカボシゴマダラを多くみられる季節になる。これは♀のようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ 絞り優先オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250秒 165mm ISO1000 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.アカボシゴマダラ -2​​​​
前の写真と同じ個体。開翅してくれた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
絞り優先オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250秒 165mm ISO640 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.アカボシゴマダラ -3
これも前の写真と同じ個体。開翅したところを正面から撮る。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250秒 70mm ISO1100 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.アカボシゴマダラ -4​​
これは違う個体だ。多分、♂だと思う。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​250秒 300mm ISO320 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.ツバメシジミ産卵
ハギの新芽にツバメシジミが産卵しようとしていた。このレンズ、丸いボケがきれいに出た。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​640秒 300mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.ムラサキシジミ
いつものところにムラサキシジミがいた。食樹であるシイの生垣があるここでのムラサキシジミは♀しか見たことがない。開翅するのを待って撮る。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ 絞り優先オートで撮影  (​ ​f6​.3​​​ 1/​640秒 300mm ISO360 ​) 露出補正​ ​なし


2016年6月28日

賑わう舞岡公園 6月3日

ゼフィルスのシーズン、ここ舞岡公園の賑わいはすごい。この日は30人近くの探鳥会ならぬ探蝶会グループの方々が来られていた。インストラクターの方が、「いま、あそこの葉の上で開いています」と指をさされる。みなさん一斉にその方向にカメラや双眼鏡を向けられている。わたくしはその人垣で近寄ることも、見つけることもできない。
 この日は古民家の手前で、早々にウラナミアカシジミに会うことができたが、ミドリシジミの第1のポイントではカメラマンもミドリシジミもいなかった。ここの発生は遅れているのだろうか。第2のポイントではミドリシジミ、アカシジミ、ウラナミアカシジミを見ることができた。久しぶりに栗林へ登ってみたが、収穫はなかった。昼前に舞岡公園を後にした。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ウラナミアカシジミ -1
早々に今シーズン3種目の平地産ゼフィルスのウラナミアカシジミに出会った。すでに少々すれてしまっている。尾状突起もない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ウラナミアカシジミ -2
同じ個体だが、少し飛んで離れたところにとまった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.5 1/125秒 54mm ISO110​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ルリシジミ♀
新鮮なルリシジミの♀が開翅してくれた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ルリシジミ
別の個体である。裏面では雌雄は判別しにくい。この時期、特徴のあるドクダミの花が最盛期だ。ドクダミの名称は「毒矯み」(毒を抑える)から来ているという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/800秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.新生テングチョウ
この時期、テングチョウは新旧入れ替わる。そろそろ越冬したテングチョウは姿を消し、今年生まれのテングチョウが現れる。羽化したてのきれいな個体だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.3 1/200秒 32mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.アゲハチョウ♀
アゲハが下草の葉の上で休んでいた。近づくと飛び立つが遠くへは行かない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.ベニシジミ
夏型のベニシジミが生まれてきている。前翅のオレンジ色のところにある黒い紋が春に出てくるベニシジミより大きくなり、全体に黒っぽくなる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 143mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.ヒカゲチョウ
ヒカゲチョウのいる場所は限られているが、この日はたくさん飛んでいた。傷のないきれいな個体を選んで撮影できる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4 1/125秒 8mm ISO280​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.アカシジミ -1
アカシジミは比較的多く見ることができた。しかし、すれた個体が多くなっている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.アカシジミ -2
前のと同じ個体をP610で撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 98mm ISO500​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.アカシジミ -3
アカシジミも下草へ下りてきている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 90mm ISO250​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.コゲラが巣作り
ご婦人がカメラを向けておられる方向を見ると、コゲラがいた。コンコンコンと音を立てながら木の枝をつついて穴をあけていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 161mm ISO1250​ ) ​ 露出補正 なし  
;クリックすると大きな写真になります。 13.アカシジミ -4
梢にアカシジミ♀が止まっていた。腹がプクンと膨れている。卵をいっぱい溜めているのだろう。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.ミドリシジミ
今度はミドリシジミが緑色の金属光沢をちらちらさせながら、飛んできて下草にとまった。10人くらいのカメラマンが翅を開いてくれないかと周りを取り囲む。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.ウラナミアカシジミ -3
今度はウラナミアカシジミがやってきて下草にとまる。P610でローアングルで撮る。比較的きれいな個体だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4 1/125秒 9mm ISO160​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.ホタルブクロ
道筋にホタルブクロ(蛍袋)が咲き始めていた。ホタルブクロ属を学名でCampanulaというが、それは「小さな鐘」という意味だそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/250秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.モンキアゲハ♂
オオミドリシジミかミズイロオナガシジミがいないかと久しぶりに栗林へ上がってみた。残念ながら、ゼフィルスには会えなかったが、ゆうゆうと旋回して飛んでいたモンキアゲハが、葉の上にとまった。ときどきモンキアゲハのこのような光景を見ることがある。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 18.ムラサキシジミ -1
毎年この時期なるとムラサキシジミと会えるところがある。今年も待っていてくれた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 19.ムラサキシジミ -2
前の写真と同じ個体。翅を開いて日光を浴び、紫色が輝いていた。♀だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし


2015年8月31日

クサギの花は​・・・​ 舞岡公園 8月27日

8月18日に舞岡公園へ行ったときはクサギの花が咲き始めていて、クロアゲハ、カラスアゲハ、モンキアゲハ、そしてナガサキアゲハといった黒いアゲハたちが吸蜜に来ていた。しかし良い写真が撮れなかったので、時期的に少し遅いかなと思いつつ、リベンジを試みた。しかし、この日行ってみると、クサギはまだ花が残ってはいるものの、黒いアゲハたちは全く集まって来ない。モンキアゲハやナガサキアゲハはゆうゆうと飛んでいるのだが。
​  この日はウラギンシジミとイチモンジセセリが私の相手となってくれた。特にウラギンシジミの新鮮なオスは見ごたえがあった。今年の舞岡公園は蝶が少ない。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ウラギンシジミ♂ -1
きれいなウラギンシジミの♂がいた。ゆっくりと翅を開いてくれたので上から撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.​3​ 1/​125​秒 ​36​mm ISO100 ) 露出補正 ​-0.3段​
;クリックすると大きな写真になります。 2.ウラギンシジミ♂ -2
同じ個体である。少し移動して、今度は半開翅。縞の靴下をはいたような足がかわいらしい。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.​3​ 1/​125​秒 ​36​mm ISO100 ) 露出補正 ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 3.ナンバンキセル
早くクサギの花のところに行きたくて、小谷戸の里へ急いだ。小谷戸の里にある2か所のクサギのポイントを見たが、9日前に来た時と比べると、花に勢いがなくなっていた。​黒いアゲハたちの姿は見られない。この季節、古民家の納屋の近くにナンバンキセルという花が咲く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​3.3​ 1/​125​秒 ​4mm ISO​360​ ) 露出補正 ​-0.3段​
;クリックすると大きな写真になります。 4.古民家にある資料
​ここにある金子家の母屋は明治後期に建築されたと思われる古民家であり、横浜市戸塚区品濃町にあった旧金子家を平成7年に移築し復元したという。土間や食器が展示してあり、当時の生活空間が再現されているが、その中に神奈川県鎌倉郡川上村立尋常敬譲小学校が発行した学習證書があった。神奈川県平民 七郎右ヱ門孫 金子エツ 明治廿一年五月生まれとある。教科書らしき本とノートが置いてあった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4.5 1/​100​秒 ​12mm ISO​1600​ ) 露出補正 ​-0.3段​
;クリックすると大きな写真になります。 5.イチモンジセセリ -1 
9日前に来たときと比べると擦れた個体が目立つが、数は増えている。小さなピンクの花、キツネノマゴで吸蜜していた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4.5 1/​100​秒 ​12mm ISO​1600​ ) 露出補正 ​-0.3段​
;クリックすると大きな写真になります。 6.イチモンジセセリ開翅
右の前翅と左の後翅の表側の斑紋が良くわかる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​3.3 1/​125秒 ​4mm ISO​125 ) 露出補正 ​-0.3段​
;クリックすると大きな写真になります。 7.ヤブガラシで吸蜜するイチモンジセセリ
真横から撮る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5.6 1/​125秒 ​143mm ISO​220 ) 露出補正 ​-0.3段​
;クリックすると大きな写真になります。 8.イチモンジセセリ ♀に寄り添う♂
前にいるのが♀で後ろにいるのが♂だと思う。ほほえましい。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​3.3 1/​400秒 ​4mm ISO​100 ) 露出補正 ​-0.3段​
;クリックすると大きな写真になります。 9.ヒヨドリバナで吸蜜するイチモンジセセリ
こんなにイチモンジセセリの写真を撮ったのは初めてだ。普段はあまり見向きもしないのだが、ほかに撮る蝶がいない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​3.3 1/​400秒 ​4mm ISO​100 ) 露出補正 ​-0.3段​
;クリックすると大きな写真になります。 10.モンシロチョウ
モンシロチョウもとても可愛く見えた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4 1/​320秒 ​9mm ISO​100 ) 露出補正 ​-0.3段​
;クリックすると大きな写真になります。 11.ウラギンシジミ -3
ウラギンシジミは多く飛んでいた。路におりて吸水していた。前翅の先端がとがっていて、秋型の傾向がみられる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​3.3 1/​125秒 ​4mm ISO​100 ) 露出補正 ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 12.ウラギンシジミ♂ -4​
これもまた違う個体だが、どれも生まれたばかりのようでピッカピカだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​3.8 1/​160秒 ​7mm ISO​100 ) 露出補正 ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 13.今年初めて撮るアカボシゴマダラ 今年は春からアカボシゴマダラの数が少なく、やっと撮影できた。梢の上を舞っていたのでしばらく様子を見ていたら、木の幹に止まった。見ると近くにサトキマダラヒカゲもいる。どうやら樹液が出ているようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5.5 1/​125秒 ​54mm ISO​560 ) 露出補正 ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 14.アカボシゴマダラ
黄色いストローを伸ばして樹液を探っている。しかし、少ししか出ていないのか、美味しくないのか、すぐ飛び去ってしまった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5.6 1/​125秒 ​125mm ISO​800 ) 露出補正 ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 15.黒いトウモロコシの粒
古民家まで戻ってきた。クサギの花を見てまわるが、黒いアゲハたちの姿は見えない。古民家の母屋の軒先にトウモロコシが吊るしてあった。一部は黒い粒が付いている。手入れをされている方が傍にいらっしゃったので、なぜ黒くなるのか尋ねてみたところ、遺伝子によるものだそうで、病気ではないらしい。食べても問題ないとのことだった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​3.3 1/​125秒 ​4mm ISO​100 ) 露出補正 ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 16.いつものところにムラサキシジミ
駐車場へ戻ってきて、ムラサキシジミはいるかなと探してみると、3頭いた。広角側で目いっぱい近づいて撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​3.3 1/​125秒 ​4mm ISO​110 ) 露出補正 ​-0.3段


2015年8月21日

秋が近づく舞岡公園 8月18日

昨日は久しぶりに雨らしい雨が降った。時々、日は差すものの曇り空だ。さすがに気温も下がっていた。

5月、6月と足しげく通ったが、7月は一度も行っていなかった舞岡公園へ行ってみようと思う。そろそろクサギの花が咲くころで、そこに集まる黒いアゲハの夏型を撮ろうと思う。

いつものように駐車場に車を停め、公園へと歩きはじめる。谷戸までの道はキタキチョウくらいしか飛んでいない。田んぼは稲が実り、鳥たちから守るためにネットが掛けられていた。秋の気配を感じる。蝶は少ないが、新鮮なイチモンジセセリが飛び始めている。

小谷戸の里にクサギの花が咲く頃だ。近くへ行くとクサギ独特の匂いがしてきた。これは黒いアゲハたちが来るだろうと期待したのだが、来ていない。もう一か所、奥にもクサギの木がある。そちらに行ってみると、カラスアゲハとクロアゲハがいた。割ときれいな個体だった。クサギの花は傾斜地の上の方で咲いていて、吸蜜に来る蝶を撮りにくい。そのアゲハたちもクサギを離れてしまった。また、もとのクサギの花へ戻る。ボロボロのモンキアゲハの♀が来ていた。しばらく粘ってみたが、他には来てくれなかった。

いつものように、狐久保へ行く道を入り、また戻って、瓜久保ヘいった。瓜久保のかっぱ池は昨日雨が降っているのに干上がっていた。帰り道でもう一度古民家のクサギの花を見て行った。ナガサキアゲハ、モンキアゲハが来て、ようやくナガサキアゲハを撮ったが、良い写真は撮れていない。

この日、それらの蝶のほかに、数は少ないながら見かけた蝶は、アゲハ、キアゲハ、サトキマダラヒカゲ、ヒメウラナミジャノメ、イチモンジチョウ、ルリタテハ、アカボシゴマダラ、モンシロチョウ、ヅバメシジミ、ルリシジミ、ヤマトシジミ、ウラギンシジミ、ベニシジミ、ムラサキシジミなどだったが、アカボシゴマダラの数は少なく、ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、アカタテハは全く見られなかった。秋には出てくるのだろうか。

;クリックすると大きな写真になります。 1.キタキチョウ
ハギの花の周りをキタキチョウたちが飛んでいる。♂の黄色はとても鮮やかだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 143mm ISO1100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.実りの秋
谷戸の田んぼのイネには実が育っている。鳥たちに食べられないように広範囲にネットが掛けられていた。そろそろ、案山子たちも出てくるだろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 21mm ISO280 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.イチモンジセセリ
小谷戸の里へ行く途中の道端の低い草の上を、新鮮なイチモンジセセリが飛んでいた。発生初期なのだろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 64mm ISO450 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ツバメシジミ
擦れたツバメシジミが元気に飛んでいた。暑い夏を生き延びてきたのだろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 8mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ユウガギク
マーガレットを小型にしたような花が咲いていた。「柚香菊」と書く。一般に野菊と呼ばれる種類の1つである。 和名の由来は、柚に似た香りのする菊ということからきているとのこと。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ヤブガラシ
この花は蝶の好きな花だ。特にアオスジアゲハが良く吸蜜にくる。しかし、この日、アオスジアゲハを見なかった。和名の「藪枯らし」と書くが藪を覆って枯らしてしまうほどの生育の旺盛さを示しているそうだ。wikipediaによれば、別名ビンボウカズラ「貧乏葛」とも呼ばれ、その意味としては、庭の手入れどころではない貧乏な人の住処に生い茂る、あるいはこの植物に絡まれた家屋が貧相に見える、またはこの植物が茂ったことが原因で貧乏になってしまう、などの意味に解釈されている。どれも邪魔者扱いである。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO360 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.サルスベリ
小谷戸の里の入り口を入ったところに一本の百日紅の木があり、いま、見事なピンクの花を咲かせていた。サルスベリは「百日紅」書くが、「猿滑」とも書く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.クサギの花
私はこの花が咲くのを毎年、待ち望んでいる。8月の中頃から咲くこの花には黒いアゲハたちが良く集まってくるからだ。クサギ「臭木」の花は傍に行くと独特の匂いが漂うが、嫌いな匂いではない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 9mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 9.小谷戸の里に咲くオミナエシ
秋の七草「女郎花」が咲いていた。キタキチョウがその周りを飛んでは花に止まり吸蜜していた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/125秒 48mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.トウギボウシ
オオバギボウシともいう。「唐擬宝珠」。花は下向きに咲いているので、ローアングルで撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/160秒 48mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 11.クサギの花に来たクロアゲハ
裏面では雌雄の区別が難しいが、後翅の赤い斑紋からすると、♂のようだ。比較的きれいな個体だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/160秒 48mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 12.クサギの花に来たカラスアゲハ♀
やっと近くの花に来てくれたが、良い写真は撮れなかった。クサギの花ではじっと留まって吸蜜せず、ホバリングをしながら吸蜜し、花から花へすぐ移っていく。このカラスアゲハは♀だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 72mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 13.クサギの花に来たモンキアゲハ
最初のポイントのクサギの花で吸蜜をしていた。しかし、大きく破損している。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 197mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 14.ウラギンシジミ
夏のウラギンシジミはこのように路上で吸蜜するものが多い。こういう時は開翅して止まってはくれない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/250秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 15.トロロアオイ
「黄蜀葵」。一日花で、夕方早い時間に閉じる。根の部分が粘っこいらしい。オクラに似た花を咲かせることから花オクラとも呼ばれる。この植物から採取される粘液はネリと呼ばれ、和紙作りのほか、蒲鉾や蕎麦のつなぎ、漢方薬の成形などに利用されるそうだ。大きな花だった。次に咲く蕾が、咲いている花の後ろにいっぱい付いていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 16.ガビチョウ
餌を咥えたガビチョウが目の前を横切って茂みの中に入って止まった。見るとそこにはもう一羽ガビチョウがいて、自分が加えてきた餌を口移ししていた。残念ながらそのシーンを撮ることはできなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/125秒 54mm ISO1100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 17.ベニシジミ
チダケサシの花にきれいなベニシジミが止まっていた。箱根湿生花園ではこの花でミドリシジミも吸蜜している。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/160秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 18.干上がったかっぱ池
この様子を見たときは、今年の夏の暑さを一層思い知らされた。昨日はここも久しぶりに雨らしい雨が降ったはずなのに、このありさまである。蓮の花はどうなってしまうのかな。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 8mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 19.カワセミ
帰り道、もう一度クサギの花を見て行こうと小谷戸の里を歩いていたら、瑠璃色の鳥が前を横切って10m位先の小枝に止まった。カワセミだ。こちらを向いて止まったので背中の瑠璃色の翅が見えなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 108mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 20.クサギの花に来たナガサキアゲハ♂
ナガサキアゲハがクサギの花に来たのを見るのは初めてだった。擦れていないきれいな個体だった。撮った時は気が付かなかったが、向こう側にもう1頭いるようだ。帰りに小谷戸の里のクサギを見に来てよかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 108mm ISO450 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 21.ヤマトシジミ♀
この頃なぜかヤマトシジミを見る機会が少なくなっているような気がする。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/160秒 6mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 22.ムラサキシジミ♀
この日も駐車場の植え込みにムラサキシジミがいた。待つことしばし、やっと開翅してくれた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 81mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段


2015年7月 3日

梅雨の晴れ間 舞岡公園 6月10日、15日

6月10日も舞岡公園に出かけた。前日は雨だったが、10日は梅雨の晴れ間になった。そろそろ舞岡公園の平地産ゼフィルスも終わりと思いこの日も早朝に家を出た。舞岡公園に着いたのは7時半、天気予報ではからっとした晴れということだったが、日は射しているもののじっとりしている。最初のポイントでミドリシジミを見ることができなかった。次のポイントでも見付けることができない。行ったり来たりして探したが、まったく姿が見えない。最後にかろうじてウラナミアカシジミを撮って、10時には帰路に着いた。

この日の夜、ある方のブログを開いてみると、12時ごろ10頭ほどの♀が開翅して、産卵をしていたと記されているのを見た。朝早ければよいというものではないようだ。

今シーズン、舞岡公園の平地産ゼフィルスはアカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、ミドリシジミの4種を撮った。あと、オオミドリシジミとウラゴマダラシジミが残っている。オオミドリシジミは少々難しかろうが、ウラゴマダラシジミには会っておきたい。

6月15日、雨の予報だったが、陽も顔を出している。特に予定もないので、舞岡公園へ行くことにした。この日は、朝駆けはやめて、ゆっくりと出掛けた。自宅から舞岡公園までは片道、約14km、30分~40分かかる。

ようやく開き始めたアカメガシワの花にミドリシジミが吸蜜に来ていた。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ベニシジミ -1
ベニシジミは3月下旬ごろから春型が発生する。これは第2化の夏型だろう。春型が前翅のオレンジ色が鮮やかなのに比べ、夏型はそれが黒ずんでくる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 179mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 2.イチモンジチョウ
この時期、南門から古民家への道筋で良く見かける。「原色日本蝶類図鑑 保育社」によればこの蝶は通常年3回発生するという。良く似たアサマイチモンジは舞岡公園にはいない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6 1/125秒 215mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 3.ベニシジミ -2
今年の春はベニシジミが少ないなと思っていたが、この日は多く見ることができた。明るく開けた場所の野の花で良く吸蜜する。飛ぶときはとても素早く、ベニシジミと判別するが難しいことがある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/160秒 258mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 4.ウラナミアカシジミ
今シーズンはウラナミアカシジミを見る機会が多かった。この蝶が止まって翅を開いている姿は見たことがなく、飛んでいる時にしか翅表を見ることができないが、表はアカシジミと同じように全面オレンジ色をしている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 81mm ISO280 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 5.ルリシジミ♀
ここからは6月15日撮影分。先週はルリシジミの新鮮な♂が飛ぶのを良く見かけたが、この日は♀が休むところを撮れた。大分擦れてしまっていて、右前翅の角が破損している。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.樹液 ヒカゲチョウ
この樹は以前は良く樹液が出ていて、アカボシゴマダラやサトキマダラヒカゲが群がっていたが、ここ数年、樹液が出なくなったのか、蝶が集まるのを見なくなってしまっていた。久しぶりにヒカゲチョウが来ているのを見た。しかし、他の虫たちは見られず、あまり樹液が出ているとは思えない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 90mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.ミドリシジミ♂
もう11時を過ぎていたがミドリシジミが止まっていた。今日は♀が翅を開いたところを撮りたいと思っていたが、"襟元"に緑色の金属光沢が見えるので♂のようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 179mm ISO560 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.ウラギンシジミ♂ 夏型
ウラギンシジミの♂が路上を飛び回って、吸水しようとしている。止まるのだが、なかなか敏感で、ローアングルで奥に公園の道を入れて撮ろうとしたが、すぐ飛び立ってしまう。越冬したウラギンシジミから生まれた今年の第1化だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 98mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 9.モンキチョウ
元気な♂が大好きなアカツメクサに来ていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/640秒 14mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.アカメガシワで吸蜜するミドリシジミ
6月5日に来たときはまだ、ほとんど咲いていなかったアカメガシワだが、10日後のこの日は、雄花がきれいに咲きそろっていた。そこにミドリシジミが吸蜜に来ている。2頭見かけた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 125mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 11.ミドリシジミ -1
葉上で休むミドリシジミ。定かではないが♀だと思う。しばらく待ったが翅を開いてくれなかった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.ミドリシジミ -2
前の写真と同じ個体。少し移動したが、翅は開かない。この日もウラゴマダラシジミには会えなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/125秒 48mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 13.ムラサキシジミ
駐車場へ戻っていきた。ムラサキシジミがちらちらと飛んでいる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.ムラサキシジミ 開翅
前の写真とは別の個体。翅を開いて見せてくれた。♂の開翅シーンを撮りたいが♀だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし


2014年12月16日

ムラサキシジミ と ムラサキツバメ 四国 桂浜 11月19日


 蝶愛好家の皆様のブログを拝見していると、11月に入るとルーミスシジミとともに、ムラサキシジミやムラサキツバメの写真が登場する機会が多い。もう10年以上前のことになるが、マイレージがたまっていたので、急に思いたって、土日を利用して松山、高知を一泊旅行をしたことがある。その時も桂浜に寄ったが、そこで、ムラサキツバメとイシガキチョウを見たことを覚えている。ひょっとすると今回も会えるのではないかと期待していた。
 桂浜に着いて遊歩道を歩き砂浜に出る。そこからの戻り道沿いに植え込みがあり、ちらちらと数頭の蝶が飛んでいた。見ると、ムラサキシジミとムラサキツバメがいる。個体数も多い。10分ほど撮影することができた。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ムラサキシジミ -1
時刻は12時40分、暖かい日差しが降り注いでいる。これはムラサキシジミだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 2.ムラサキシジミ -2
桂浜の向こうに太平洋が見える。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 3.ムラサキツバメ -1
今度はムラサキツバメだ。G12で、桂浜らしい背景を入れた開翅シーンを撮りたかったが、なかなかうまくいかない。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 4.ムラサキツバメ -2
ムラサキツバメはムラサキシジミには無い尾状突起があり、裏面の色が濃く、斑紋も違う。雌雄の判別は難しい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ムラサキシジミ♀ 開翅
開いた翅に日が当たり、ブルーが輝く。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ムラサキツバメ -3
裏面の紋様がはっきりと見られる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.ムラサキツバメ -4
ここにいる個体数はムラサキツバメのほうが多い。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.ウラギンシジミとムラサキツバメ
そろそろ越冬体制に入ろうとしているのか、じっとして動かないウラギンシジミのところへ、ムラサキツバメがやってきた。2頭いる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ムラサキツバメ♂ 開翅
やっと、ムラサキツバメの開翅が見られた。♂の翅表は暗紫色で、鮮やかさはない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.ムラサキツバメ♀ 開翅
今度は♀が開翅していた。前翅が青紫色に輝く。ムラサキツバメは、舞岡公園など横浜の近くでも見られるが、いままで、あまり撮影のチャンスに恵まれなかった。今回は開翅も撮れてラッキーだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし


2014年7月17日

D5300 試し撮り 舞岡公園 7月1日


 梅雨とは言いながら晴れ間が出ていて、日が差している。D5300のテストもしたいので舞岡公園へ出掛けた。

  あれほど多くの愛好家が来ていたミドリシジミのポイントは、人がいない。ミドリシジミもいなかったが、帰りがけに一人の学生さんらしい人がいて、「ミドリシジミがここにいますよ」と声をかけてくれた。後翅が破損していたが、飛んだところを見ると♂だった。開翅はしてくれない。

 D5300はNIKKOR18-140mmを付けて、VR(手振れ軽減機能)をONにして撮った。140mmで蝶に寄って撮ったが、解像度も良いように思う。マルチ・パターン測光で撮ったが、すこしアンダー気味に撮れる傾向は変わらず、白い蝶も露出補正なしでOKだった。

  D5300+NIKKOR18-140mmmは悪い買い物ではなかったと思う。
  HS50も携行したが、これはこれで役に立つ。
  舞岡公園の平地産ゼフィルスのシーズンも終わった。ことしはオオミドリシジミ、ミズイロオナガシジミが撮れなかった。

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ネムノキ -1;クリックすると大きな写真になります。 1.ネムノキ -1
この時期、舞岡公園はネムノキが咲いている。まずHS50で撮る。焦点距離は55mmで、背景はそれなりのボケ方だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/450秒 55.0mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
ネムノキ -2;クリックすると大きな写真になります。 2.ネムノキ -2
今度はD5300+18-140mmで撮る。焦点距離は80mm。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 80.0mm ISO280 ) 露出補正 なし
ウラナミアカシジミ -1;クリックすると大きな写真になります。 3.ウラナミアカシジミ -1
谷戸を歩いていると思いがけないところでウラナミアカシジミが飛び出した。飛び方は緩やかで、すぐ近くに止まったので、まず、HS50の広角側で撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/800秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
ウラナミアカシジミ -2;クリックすると大きな写真になります。 4.ウラナミアカシジミ -2
今度はD5300で、140mmで撮った。破損はほとんどないが、さすがに擦れている。露出も補正なしで問題ない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 140.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウラナミアカシジミ -3;クリックすると大きな写真になります。 5.ウラナミアカシジミ -3
少し飛んで、また違ったところに止まった。もちろんマクロレンズではないが、このあたりまでは寄れる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 140.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウラナミアカシジミ -4;クリックすると大きな写真になります。 6.ウラナミアカシジミ -4
今度は少し広角側にズームして撮った。ネムノキの葉に止まっている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/3200秒 32.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
ハンゲショウ;クリックすると大きな写真になります。 7.ハンゲショウ
古民家の裏にハンゲショウがまとまって植えられている。漢字では半夏生、あるいは半化粧とも書く。名前の由来は、半夏生(太陽の黄経が100°になる日であるグレゴリオ暦で毎年7月2日頃)の頃に花を咲かせることに由来する説と、葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」とする説があるそうだが、後者の方がわかりやすい。花のすぐ下に位置する葉の表面が白く変化し花弁の役目を果たすのが本種の特徴であるとのこと。(Wikipedia を参照)

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/420秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
キマダラセセリ -1;クリックすると大きな写真になります。 8.キマダラセセリ -1
今年はキマダラセセリに会う機会も少ない。リョウブの花にトラフシジミを探しに行くと、この花で吸蜜しているキマダラセセリに必ず会えたが、今年はトラフシジミにもキマダラセセリにも会えない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/160秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
キマダラセセリ -2;クリックすると大きな写真になります。 9.キマダラセセリ -2
向きを変えた同じ個体。今度はD5300で撮る。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140.0mm ISO360 ) 露出補正 なし
モンシロチョウ -1;クリックすると大きな写真になります。 10.モンシロチョウ -1
谷戸ではモンシロチョウが多かった。ハルジオンに止まって吸蜜する姿はそんなに捨てたものではない。露出補正なしで白トビはない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 105.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
モンシロチョウ -2;クリックすると大きな写真になります。 11.モンシロチョウ -2
このハルシオンには、入れ代わり立ち代わりモンシロチョウがやってくる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
田植え;クリックすると大きな写真になります。 12.田植え
谷戸の水田は、田植えのシーズンだ。男性が操作している小型の田植機はクボタのジョイウォークという歩行型の田植機のようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/240秒 35.2mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
モンシロチョウ集団吸水;クリックすると大きな写真になります。 13.モンシロチョウ集団吸水
谷戸の水田のふちに消し炭のようなものが捨てられていて、水に浸されている。そこに複数のモンシロチョウが下りて、吸水をしている。吸水というよりは、墨の成分を吸っているようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/350秒 55.0mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
翅に蚊が止まっているモンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります。 14.翅に蚊が止まっているモンシロチョウ
パソコンに写真ファイルを取り込んでいるとき、上の写真で左から2匹目にいるモンシロチョウの後翅中室(根元のあたり)に「何か」がついているに気が付いた。下の写真は、上の写真をトリミングして拡大したのだが、どうやら「蚊」のようである。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 140.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
水田で吸水するアゲハ -1;クリックすると大きな写真になります。 15.水田で吸水するアゲハ -1
モンシロチョウに遠慮しているのか、少し離れたところでアゲハの♂も吸水していた。何とか水田を広く背景に入れて撮ろうとしたが、これ以上カメラを下げられないし、蝶に近寄れないので広角でとれない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/210秒 49.1mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
水田で吸水するアゲハ -2;クリックすると大きな写真になります。 16.水田で吸水するアゲハ -2
モンシロチョウと同じように、消し炭のようなものに、口吻を伸ばしている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 140.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ♂;クリックすると大きな写真になります。 17.ミドリシジミ♂
そろそろ引き上げようと思い、最後にミドリシジミのポイントに寄ったら、学生さんのような方がいて、「ミドリシジミがいますよ」と声をかけてくれた。擦れてはいたが後翅が若干、破損している以外はきれいだった。開翅させてみたいと思い、「飛ばしていいですか」と了解を得て、梢を揺すってみた。緑色の金属光沢が光る♂だった。止まった状態で開翅してはくれない。バリアングル・モニターでライブ・ビューで撮った。D5300でのライブ・ビュー撮影でのAFは、速くはないが問題ない。モニターのAFフレームも動かせる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 50.0mm ISO250 ) 露出補正 なし
シジュウカラ幼鳥;クリックすると大きな写真になります。 18.シジュウカラ幼鳥
幼鳥と思われるシジュウカラが地面に下りている。手前のは、翅を拡げてお腹を地面につけるようにしている。そんな習性があるのだろうか。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/680秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
ムラサキシジミ 産卵?;クリックすると大きな写真になります。 19.ムラサキシジミ 産卵?
この時期、いつもムラサキシジミを見かけるところがある。食草であるアラカシだろうと思うが、その葉に腹端を曲げてつけるようにし、産卵する様子が見られた。だが、実際には産卵はしていなかったようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140.0mm ISO1600 ) 露出補正 なし
ムラサキシジミ♀ 開翅;クリックすると大きな写真になります。 20.ムラサキシジミ♀ 開翅
この場所にいるのは♀ばかりのようだ。日が当たると開翅した。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140.0mm ISO640 ) 露出補正 なし


2014年7月 7日

舞岡公園 6月10日 と 16日


 だいぶ後追いになってしまったが、その後も6月10日、16日と舞岡公園へ行った。 ほかの方々のブログを見ると、ことし私が撮ることができたウラゴマダラシジミ、ミドリシジミ、アカシジミに加え、オオミドリシジミやウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミという、6種類の平地産ゼフィルスはすべて、撮られていた。平地産ゼフィルスについては昨年とほとんど状況は変わっていないように思う。ただ、ほかの蝶の姿が少ない。端境期なのだろうか。

ミドリシジミ;クリックすると大きな写真になります。 1.ミドリシジミ
ミドリシジミは、この時期であれば、舞岡公園で確実に見ることができる。だから、写真を撮りに来られる方も年々増えているように思う。この日もいつものポイントでまず、ミドリシジミ会うことができた。先に来られている方が、「そこにいますよ」と教えてくださる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/320秒 154.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ幼虫の寝床あと;クリックすると大きな写真になります。 2.ミドリシジミ幼虫の寝床あと
春に孵化したミドリシジミの幼虫は、弱齢から終齢まで食樹のハンノキの葉を縦に2つに折り曲げたり、2~3枚の葉を寄せ集めたりして糸で紡いで巣を作る。これはその巣の名残だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/160秒 32.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ♀;クリックすると大きな写真になります。 3.ミドリシジミ♀
下草に止まっていたミドリシジミが飛び出して、樹の幹に止まった。開翅はしてくれないが、さかんに後翅をすり合わせる。♀のようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO800 ) 露出補正 なし
ヤマボウシの花にミドリシジミ;クリックすると大きな写真になります。 4.ヤマボウシの花にミドリシジミ
6月3日に来たときにはきれいに咲いてたヤマボウシの花も、枯れてきている。その花にミドリシジミが止まっているが、吸蜜しているようには見えない。とても90mmマクロでは撮れない距離だが、HS50では撮れる。重宝だが、画質に多くは望めない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/160秒 110.8mm ISO125 ) 露出補正 なし
ヒカゲチョウ;クリックすると大きな写真になります。 5.ヒカゲチョウ
この時期は新鮮な、擦れていないヒカゲチョウが多い。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/320秒 160.5mm ISO320 ) 露出補正 なし
梢に止まるミドリシジミ -1;クリックすると大きな写真になります。 6.梢に止まるミドリシジミ -1
これもHS50で撮った。できるだけ近づいて、遠景も映しこめるようにと頑張ったが、この程度である。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/450秒 9.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
梢に止まるミドリシジミ -2;クリックすると大きな写真になります。 7.梢に止まるミドリシジミ -2
なかなか開翅はしてくれない。ここはミドリシジミの個体は多く、ハンノキのそばから離れようとしないので、同じような構図には幾度となく接する。周りで写真を撮っている人も、この姿には飽きてしまったのか、レンズを向けない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/140秒 82.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
キタキチョウ;クリックすると大きな写真になります。 8.キタキチョウ
この蝶も翅表を撮るには、飛んでいるところを撮らないとだめだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/160秒 133.4mm ISO250 ) 露出補正 -0.7段
モンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります。 9.モンシロチョウ
ここのところ、ほとんどがスジグロシロチョウだったが、モンシロチョウも多く見られるようになった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/950秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
ルリシジミ♀;クリックすると大きな写真になります。 10.ルリシジミ♀
いつもと違う角度から撮れた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/160秒 102.9mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウラゴマダラシジミ;クリックすると大きな写真になります。 11.ウラゴマダラシジミ
この日もウラゴマダラシジミに会うことができた。ことしは多いような気がする。近くの下草に止まってくれたので、ゆっくりと撮ることができた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F8.0 1/250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 -1.0段
ウラゴマダラシジミ 開翅;クリックすると大きな写真になります。 12.ウラゴマダラシジミ 開翅
前の写真と同じ個体。半分翅を開いてくれたが、どうやら♀のようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F8.0 1/250秒 90mm ISO500 ) 露出補正 -1.0段
ウラゴマダラシジミ 静止;クリックすると大きな写真になります。 13.ウラゴマダラシジミ 静止
これも同じ個体だ。余裕があったのでHS50で構図も考えながら広角側で撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/160秒 5.9mm ISO160 ) 露出補正 なし
ベニシジミ;クリックすると大きな写真になります。 14.ベニシジミ
きれいな個体だったが、オレンジ色が鮮やかで、まだ春型のように見える。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/160秒 82.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
梢に止まるミドリシジミ -3;クリックすると大きな写真になります。 15.梢に止まるミドリシジミ -3
1時間ほど歩いて、また元のポイントに戻ってきたが、ミドリシジミはいるものの相変わらずの構図でしか撮れない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/160秒 82.4mm ISO250 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ♀ 開翅;クリックすると大きな写真になります。 16.ミドリシジミ♀ 開翅
やっと開翅してくれた。ただ高いところに止まっているので、撮りにくい。手を上に挙げて空を見るようにして、バリアングル・モニターで撮った。HS50は重宝だ。O型の♀だ。舞岡公園ではB型が多く、O型はむしろ少ないと思う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/160秒 45.6mm ISO160 ) 露出補正 なし
ムラサキシジミ♀;クリックすると大きな写真になります。 17.ムラサキシジミ♀
駐車場へもどる道にムラサキシジミがいた。はじめは翅を閉じていたが、しばらく様子を見ていると開翅してくれた。きれいなブルーだった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F8.0 1/250秒 90mm ISO280 ) 露出補正 -1.0段
道に止まるヒカゲチョウ;クリックすると大きな写真になります。 18.道に止まるヒカゲチョウ
16日にも舞岡公園へ出かけたが、この日は全く成果がなかった。ミズイロオナガシジミでもいないかと、脇を見ながら歩いていると、路上に止まっていたヒカゲチョウが飛び立つ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/70秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウラゴマダラシジミ;クリックすると大きな写真になります。 19.ウラゴマダラシジミ
16日もウラゴマダラシジミに会った。しかも同じポイントばかりでなく、あちらこちらで出会う。やはり今年は発生が多いのだろうか。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/160秒 4.4mm ISO160 ) 露出補正 -0.7段


2013年9月16日

秋のはじまり・舞岡公園 9月10日 FINEPIX HS50EXR で遊ぶ


 今年の2月に発売されたFUJIFILMのHS50EXR というコンパクトデジカメに興味を持っていた。機会あるごとに、ヨドバシカメラや近所にあるK'sデンキに行っては、手に取って試していた。AFが早い。望遠端(35mm版換算1000mm)では、マクロに設定すると2.5mのところまでピントが合う。ずっと面白いカメラだと思っていたが、とうとう先週、購入してしまった。ただ、撮像素子は1/2型で所詮はコンパクトデジカメであり、一眼レフのような画質は期待できない。
 前回、舞岡公園には8月16日に行っているが、その時は、全くと言っていいほど収穫はなかった。今日は、曇り空だったが、HS50EXRを試してみたくて、出かけた。
 初めて使ったHS50EXRは、期待に応えてくれた。AFは望遠側でも合焦が早く、しかも、合わせたいところに、ピントが合ってくれる。望遠側で撮ったときの手振れを防ぎたいと、シャッタースピード優先オートで、1/250秒で撮り、ISOは3600までのオートに設定した。

シジュウカラ;クリックすると大きな写真になります。 1.シジュウカラ
駐車場から公園の南口へ行くには橋を渡っていくが、その橋の手前に、何羽かのきれいな鳥がいた。さっそく、HS50EXRで撮ってみる。シャッターチャンスは、このショットしかなかったが、素早く合焦してくれた。92万ドット相当のEVFファインダーも見やすい。n-shuhei さんに、この鳥の名を教えていただいた。シジュウカラのようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 99.2mm〈Equiv.135≑540mm〉 ISO640 ) 露出補正 なし
ダイミョウセセリ;クリックすると大きな写真になります。 2.ダイミョウセセリ
端を渡った右側の梢にダイミョウセセリが止まっていた。わたくしの目の位置より高いところで翅を広げている。手を上に上げて、バリアングルファインダーを下から見て撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 185mm〈Equiv.135≑1000mm〉 ISO800 ) 露出補正 なし
バイオリンの音;クリックすると大きな写真になります。 3.バイオリンの音
公園の南門の手前、右側の広場に近づくと、バイオリンの音が聴こえてきた。見ると女性がベンチに座って、バイオリンの練習をされていた。失礼して、望遠で撮らせていただいた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 185mm〈Equiv.135≑1000mm〉 ISO640 ) 露出補正 なし
キノコ;クリックすると大きな写真になります。 4.キノコ
「長久保の池」の先、左に「ねむのき休憩所」に上がる道の敷木(石?)に、オレンジ色と、黒に白い縁取りがある2種のキノコが生えていた。名前はわからない。秋を感じる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 26mm〈Equiv.135≑142mm〉 ISO640 ) 露出補正 なし
アカボシゴマダラ産卵;クリックすると大きな写真になります。 5.アカボシゴマダラ産卵
アカボシゴマダラが葉の上に止まった。見るとエノキの幼木に産卵しているようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 66mm〈Equiv.135≑360mm〉 ISO1000 ) 露出補正 なし
アカボシゴマダラの卵;クリックすると大きな写真になります。 6.アカボシゴマダラの卵
アカボシゴマダラが止まっていた葉の裏側を見てみると、薄緑色のきれいな卵が産みつけられていた。孵化した幼虫は、卵殻を食べるという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F2.8 1/250秒 4.4mm〈Equiv.135≑24mm〉 ISO640 ) 露出補正 なし トリミング
芙蓉の花;クリックすると大きな写真になります。 7.芙蓉の花
古民家の入り口で芙蓉の花が咲いていた。まだ、蕾をいっぱい付けている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F4.5 1/250秒 18mm〈Equiv.135≑98mm〉 ISO200 ) 露出補正 なし
キタキチョウ;クリックすると大きな写真になります。 8.キタキチョウ
キタキチョウの♂の黄色が秋を感じさせる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 71mm〈Equiv.135≑385mm〉 ISO640 ) 露出補正 なし
赤い実;クリックすると大きな写真になります。 9.赤い実
古民家の裏庭で。何という木の実なのかわからないが、きれいだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F4.0 1/250秒 16mm〈Equiv.135≑87mm〉 ISO320 ) 露出補正 なし
ムラサキシジミ;クリックすると大きな写真になります。 10.ムラサキシジミ
眼の高さの葉の上でムラサキシジミが開翅している。バリアングルモニターを使って、手を掲げるようにして撮る。露出オーバーになってしまった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 79mm〈Equiv.135≑430mm〉 ISO800 ) 露出補正 なし
モンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります。 11.モンシロチョウ
地上3m以上もあるところにモンシロチョウが止まっている。こんな高いところに止まったモンシロチョウは初めて見た。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 57mm〈Equiv.135≑310mm〉 ISO400 ) 露出補正 なし
クサギの実;クリックすると大きな写真になります。 12.クサギの実
古民家のクサギの木があるところに行ってみた。モンキアゲハが飛んできたが、クサギの花はもう終わりで、実がついていた。ホオズキのようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F4.5 1/250秒 18.5mm〈Equiv.135≑100mm〉 ISO400 ) 露出補正 なし
カラスアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 13.カラスアゲハ
ヤブガラシの花に、左後翅がちぎれてしまっているカラスアゲハの♀が来ていた。カラスアゲハやクロアゲハはヤブガラシを好むようだ。このカメラのEVFファインダーは、比較的見易く、ターゲットをフォローし易い。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 148mm〈Equiv.135≑806mm〉 ISO1600 ) 露出補正 なし
スズメ;クリックすると大きな写真になります。 14.スズメ
谷戸の畦道を歩いていると、地面に下りて何かを啄んでいた、沢山のスズメが飛び立った。そのうち何羽かは、近くの梢に止まる。AFも迷うことなく、ターゲットに合焦した。スズメ迄の距離は10数メートルだったと思う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 160mm〈Equiv.135≑870mm〉 ISO500 ) 露出補正 なし
サトキマダラヒカゲ;クリックすると大きな写真になります。 15.サトキマダラヒカゲ
構図を考えて、バリアングルで狙う。奥行きのある写真になった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F4.5 1/250秒 7.5mm〈Equiv.135≑41mm〉 ISO400 ) 露出補正 なし
ウラギンシジミ;クリックすると大きな写真になります。 16.ウラギンシジミ
どう撮っても、様にならないところで2匹のウラギンシジミが吸汁している。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F3.6 1/250秒 11.9mm〈Equiv.135≑65mm〉 ISO160 ) 露出補正 なし
ウラギンシジミ♀;クリックすると大きな写真になります。 17.ウラギンシジミ♀
道端の草の上に止まったウラギンシジミの♀が開翅してくれた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 61.3mm〈Equiv.135≑334mm〉 ISO400 ) 露出補正 なし
自転車のサドルにアカボシゴマダラ;クリックすると大きな写真になります。 18.自転車のサドルにアカボシゴマダラ
瓜久保の家の傍らに停められていた自転車のサドルに、アカボシゴマダラが止まっている、どうやらサドルの汗を吸っているようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 32.7mm〈Equiv.135≑178mm〉 ISO1250 ) 露出補正 なし
アカボシゴマダラ開翅;クリックすると大きな写真になります。 19.アカボシゴマダラ開翅
自転車のサドルに止まったアカボシゴマダラは、すっかり落ち着いていて、飛び立とうとしない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 50.9mm〈Equiv.135≑275mm〉 ISO1250 ) 露出補正 なし
キタテハ;クリックすると大きな写真になります。 20.キタテハ
このキタテハは、夏型と秋型の中間のような装いだ。3mくらい離れたところから望遠端にズームして撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 185mm〈Equiv.135≑1000mm〉 ISO200 ) 露出補正 なし
ヤマトシジミ♂;クリックすると大きな写真になります。 21.ヤマトシジミ♂
路傍の葉の上で、ヤマトシジミの♂が開翅していた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 73.7mm〈Equiv.135≑400mm〉 ISO200 ) 露出補正 なし
再びカラスアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 22.再びカラスアゲハ
谷戸の田圃の向こう側にヤブガラシの花が咲いていて、ここにもカラスアゲハの♀が吸蜜に来ていた。このカメラでは背景はきれいにボケない。出来るだけ様になる"良い背景"で撮りたいが、なかなか、そうは行かない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 119.3mm〈Equiv.135≑650mm〉 ISO400 ) 露出補正 なし
ムラサキシジミ;クリックすると大きな写真になります。 23.ムラサキシジミ
1時半、小雨が降り出したので、駐車場へ戻る。すると私の車が止めてあるところの、後ろの植え込みに、ムラサキシジミが飛んでいる。止まってくれるのだが、なかなか翅を開いてくれない。待つことしばし、ゆっくりとここまで開いてくれた。きれいな紫色が輝く♀だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 82.4mm〈Equiv.135≑450mm〉 ISO400 ) 露出補正 なし