検索結果: Studio YAMAKO

Studio YAMAKOで“乾門”タグの付いているブログ記事

2023年1月13日

皇居乾門通り抜け ② 2022年12月2日

「皇居乾門通り抜け」の坂下門から乾門まではおおよそ750mだそうだ。幸いそれほど人が多くないので、のんびりと気ままに写真を撮りながら歩く。
 その中ほどまで来ると、紅葉がさらに彩を放つ。右手に蓮池濠、その向こうには富士見多門が見える。春に桜を見に皇居東御苑へ来たときに、その反対側から富士見多門を見た。乾門に向かって左側には局門、門長屋が渋い。中側は総合倉庫になっていて、その奥に歴代の皇后陛下が養蚕をされている「紅葉山御養蚕所」がある。その先に下道灌濠が入り込む。右手に見える西桔橋(にしはねばし)に行く道が分かれ、コロナ前にはここから皇居東御苑へ行くこともできたが、今回は通行止めになっていた。
 右手の濠は西桔橋までが蓮池濠で、その先が乾濠となり、北桔橋門へと右へ流れる。まっすぐ進むと間もなく乾門だった。
 坂下門からあっという間に乾門に着いた。これかから北の丸公園へ行ってみようと思う。

000_221202157 X800 〇乾通り 富士見多門 トウカエデ Z50 Z18-140.jpg
トウカエデの紅葉と富士見多聞 2022年12月2日 皇居乾門通り抜け

022_221202130 X800 〇乾通り Z50 Z18-140.jpg 22.蓮池濠のイロハモミジ
蓮池濠を右に見て歩く道の両側は紅葉したカエデが彩る。このイロハモミジはひときわ見事だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 82mm ISO640 ) 露出補正 なし
023_221202136 X800 〇乾通り 蓮池濠 Z50 Z18-140.jpg 23.トウカエデ(唐楓) -1
蓮池濠の手前にトウカエデが紅葉していた。wikipediaによれば、トウカエデは中国南東部、台湾原産である。日本へは18世紀初期に渡来した。道路の街路樹や、公園などでよく見かける。大気汚染に強いそうだ。中国名は三角楓(三角槭)ともよばれ、英語圏では trident maple だそうだ。三つに割かれた葉が特徴的だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 82mm ISO640 ) 露出補正 なし
024_221202141 X800 〇ベニシダレ 乾通り Z50 Z18-140.jpg 24.ベニシダレ -1
ベニシダレというとサクラの品種を思い浮かべる。エドヒガンから生まれた栽培品種に狭義のシダレザクラ やベニシダレやヤエベニシダレがある。これはカエデの世界のベニシダレで、イロハモミジには多くある変種や園芸品種の中にベニシダレ(Acer palmatum var. dissectum Koidz.)がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 82mm ISO1250 ) 露出補正 なし
025_221202142 X800 〇乾通り 局門 Z50 Z18-140.jpg 25.局門とイロハモミジ
ちょうど右手の蓮池濠の向こうに富士見多聞が見えるあたり、左側に渋い色の局門がった。局門は明治20年頃、局(女官の居住施設)の門として築かれた。 紅葉しているカエデ葉が黄色いのでオオモミジかなと思ったが、イロハモミジのようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 47mm ISO580 ) 露出補正 なし
026_221202147 X800 乾通り 局門 Z50 Z18-140.jpg 26.局門
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 35mm ISO320 ) 露出補正 なし
027_221202148 X800 乾通り 門長屋 Z50 Z18-140.jpg 27.門長屋
傍に門長屋という説明札が立っていた。門長屋とは長屋門とはどう違うのかと疑問を持った。私の推測であるが、門長屋は門を構えた長屋のことで、長屋門はその長屋の門ということのようだ。要は同じことだが、長屋のことを言うのか、門のことを言うのかの言い方の違いのように思えた。wikipediaによれば、「長屋門は近世諸大名の城郭、陣屋、武家屋敷門として発生した形式で、江戸時代に多く建てられた。諸大名は、自分の屋敷の周囲に、家臣などのための長屋を建て住まわせていたが、その一部に門を開いて、一棟とした物が長屋門の始まりである。」とあった。門は写真お右奥に見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 50mm ISO560 ) 露出補正 なし
028_221202162 X800 〇乾通り 門長屋 Z50 Z18-140.jpg 28.門長屋の門
長屋の門として見ると、なかなか立派な門である。明治20年築だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 37mm ISO1000 ) 露出補正 なし
029_221202159 X800 乾通り トウカエデ Z50 Z18-140.jpg 29.トウカエデの葉 -1
独特な形をした葉が紅葉している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6 1/500秒 115mm ISO800 ) 露出補正 なし
030_221202165 X800 〇乾通り シキザクラ Z50 Z18-140.jpg 30.シキザクラ(四季桜)
エドヒガン系の中のコヒガン系の栽培品種で、マメザクラとエドヒガンが交雑した種間雑種で[、春と秋から冬にかけての二度開花する二季咲きが最大の特徴である。エドヒガンの特徴が出ていると思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 ) 露出補正 なし
031_221202181 X800 〇乾通り 西桔橋 Z50 Z18-140.jpg 31.イロハモミジ 蓮池濠と乾濠の間
右手に見える木橋が西桔橋である。蓮池濠と乾濠の間の堤を通って、西桔橋から皇居東御苑に入れるが、今回の「皇居乾門通り抜け」では通行止めになっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 24mm ISO320 ) 露出補正 なし
032_221202186 X800 〇乾通り Z50 Z18-140.jpg 32.坂下門を振り返る
「皇居乾門通り抜け」は坂下門から乾門への一方通行である。左側が蓮池門だが、そろそろ3分の2ほど進んだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 51mm ISO250 ) 露出補正 なし
033_221202191 X800 乾通り Z50 Z18-140.jpg 33.イロハモミジ
下道灌濠を過ぎて、左手に御所の塀が続く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 75mm ISO1250 ) 露出補正 なし
034_221202194 X800 〇乾通り ノムラ 乾濠 Z50 Z18-140.jpg 34.ノムラモミジ(濃紫紅葉)
ノムラモミジはイロハモミジの園芸品種(オオモミジの変種という説もあるが)で、江戸時代から庭木として使われている。春先から秋まで、やや紫がかった紅色の葉をつけるため、庭のアクセントとして使われることが多い。ノムラという名前は人名ではなく、濃い紫の葉の色からきているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 48mm ISO450 ) 露出補正 なし
035_221202196 X800 〇乾通り 乾門 Z50 Z18-140.jpg 35.乾門 -1
乾門が見えてきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 44mm ISO110 ) 露出補正 なし
036_221202200 X800 乾通り 乾門 Z50 Z18-140.jpg 36.ベニシダレ -2
ベニシダレは民家に植えられていることが多いが、さすがに皇居の樹は大きくて立派だ。

  Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 59mm ISO320 ) 露出補正 なし
037_221202202 X800 〇乾通り 乾門 トウカエデ Z50 Z18-140.jpg 37.トウカエデの葉 -2
まだこれから赤く紅葉する葉がある。トウカエデには、園芸品種として、葉がピンクから白、黄緑、緑、赤に変化する花散里(メープルレインボー)や斑入り品種などがあるそうだ。 フウにとても似ていてあまり見分けがつかない。トウカエデはムクロジ科カエデ属の落葉高木であるが、フウ科(クロンキスト体系ではマンサク科)フウ属の落葉高木である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 59mm ISO320 ) 露出補正 なし
038_221202206 X800 〇乾通り 乾門 トウカエデ Z50 Z18-140.jpg 38.トウカエデ -2
前の写真のトウカエデの木だ。高木である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 26mm ISO125 ) 露出補正 なし
039_221202208 X800 〇乾通り 乾門 Z50 Z18-140.jpg 39.乾門 -2
乾門が近くなった。乾門を通して北の丸方面が見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 24mm ISO110 ) 露出補正 なし
040_221202213 X800 〇乾通り 乾門 オオモミジ Z50 Z18-140.jpg 40.オオモミジ(大紅葉)
オオモミジはイロハモミジから自然発生した変種で、東日本では太平洋側に、西日本では日本海側に多い そうだ。イロハモミジより葉が大きいためオオモミジといわれる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 ) 露出補正 なし
041_221202217 X800 〇乾通り 乾門 Z50 Z18-140.jpg 41.乾門 -3
乾門は江戸時代にはなかった門だそうだ。この門はもともと坂下門の内側にあった「西の丸裏門(西丸裏門)」だが、1888年(明治21年)の明治宮殿造営に際して現在の場所に移設し、黒の薬医門形式の門に改築したそうである。皇居から見て乾(いぬい=北西)の方角にあるため、乾門と名づけられたとのこと。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 58mm ISO180 ) 露出補正 なし
042_221202228 X800 乾通り 乾門外 Z50 Z18-140.jpg 42.乾門 -4
乾門を出て、いま、通り抜けてきた道を振り返る。天皇・内廷皇族及び秋篠宮家の皇居への出入りには、主に大手門が用いられているが、他の皇族は乾門を使用することが多い。普段は一般人の通行は認められていない。あっという間の750mであった。まだ、10時45分だ。代官町通りの信号を渡り、北の丸公園に入る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 71mm ISO180 ) 露出補正 なし

2023年1月 9日

皇居乾​門​通り抜け ①​ ​2022年12月2日

昨年11月11日、宮内庁から、例年行われていた「皇居乾門通り抜け」が、令和4年11月26日(土)から12月4日(日)までの9日間、秋季皇居乾通り一般公開を実施されるという発表があった。
 皇居乾通り一般公開は、平成26年に上皇陛下の傘寿を記念して、初めて春季と秋季に実施されたもので、大変好評であったことに鑑み、平成27年秋季から、毎年、春季の桜の時期と秋季の紅葉の時期に実施されてきた。令和2年以降は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から取りやめられていたので、今回は3年ぶりの実施となる。
 桜の頃も紅葉の頃も行ったことがないので、是非行ってみたいと思い、天気予報を見て、12月2日に行くことに決めた。予報通り当日は朝の内は曇っていたが、10時過ぎには晴れ間が広がる好天だった。
 皇居乾通りは坂下門を入り代官町通りに出る乾門まで約750mある。当日は東京駅北口から行幸通りを行き、日比谷通りを左(南)に行って、二重橋の方へ向かった。まじかで二重橋を見るのも初めてである。そこから右へ、広場を抜けて坂下門を入ったのは午前10時だった。案内をしてくれる係の方も多人数だった。逆に乾門から坂下門へ通ることはできず、今回は途中から皇居東御苑へ抜ける道も通行できなくなっている。「皇居乾通り一般公開」コース  乾通りのイロハモミジをはじめ、トウカエデやオオモミジ、ベニシダレの紅葉は期待通り美しく、フユザクラ、シキザクラも咲き、歩く人もそれほど多くなく、ゆっくり写真を撮るのを楽しむことができた。

000_221202107 X700 〇乾通り Z50 Z18-140.jpg
皇居の秋 2022年12月2日 令和5年「皇居乾通り一般公開」

001_221202001 X800 〇東京駅 行幸通り G7x.jpg 1.東京駅丸の内北口
横浜から東海道線に乗って東京駅に着いたのは9時20分ごろだった。丸の内北口に出て、駅前を新丸ビルの前へ渡った。新丸ビルの先を右へ曲がり行幸通りを行こうと思う。振り返っ東京駅を見る。平日の朝ということでまだ人通りは少ない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO250 ) 露出補正 なし
002_221202008 X800 東京駅 行幸通り G7x.jpg 2.行幸通りから見る東京駅
イチョウは色づき、路上には落ち葉もあるが、緑の葉もまだ多い。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_221202012 X800 〇東京駅 行幸通り G7x.jpg 3.和田倉門交差点
日比谷通りに出た。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO160 ) 露出補正 なし
004_221202013 X800 東京駅 行幸通り G7x.jpg 4.馬場先濠に架かる橋を渡る
馬場先濠に面した日比谷通りのイチョウが見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 23mm ISO500 ) 露出補正 なし
005_221202022 X800 〇東京駅 行幸通り G7x.jpg 5.内堀通りから見た行幸通り
右手に馬場先濠と和田倉橋を眺めながら内堀通りに出る。信号を渡った先には、「皇居乾通り通り抜け 」の案内係の方がいて、左の二重橋前の方へ誘導してくれた。二重橋前に歩く途中で行幸通りとその先にある東京駅を撮った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
006_221202025 X800 〇皇居前広場 G7x.jpg 6.内堀通りのクロマツ
両側は芝生になっていてクロマツが植えられている。皇居前広場は内堀通りから皇居側の玉砂利広場、内堀通り、外堀の間にある芝生緑地で構成されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 30mm ISO200 ) 露出補正 なし
007_221202028 X800 〇皇居前広場 二重橋 G7x.jpg 7.二重橋 -1
案内係の方の誘導で内堀通りを右へ二重橋方面へ入る。途中を右にいくと「皇居乾通り通り抜け」の最初の検問所があた。私は二重橋を近くで見たことがないので検問所を通る前に、二重橋を見てきてよいかと尋ねたところ、OKだった。二重橋を見たあと、改めて検問所を通った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
008_221202064 X800 〇二重橋 Z50 Z18-140.jpg 8.二重橋 -2
二重橋は、皇居内にある橋の通称である。正確には皇居正門から長和殿へ向かう途上、二重橋濠に架かる鉄橋のことで、本来の名称は正門鉄橋(せいもんてつばし)である。二重橋という名称は正門鉄橋と正門石橋の二つの総称としても用いられているという。知らなかった。写真は正門石橋である。写真の右側に白い壁の伏見櫓が見える。その下に正面石橋が見えるが、よく見るとその欄干の上に重なって正門鉄橋(二重橋)が見える。説明版には、これらの橋は天皇陛下が国会開催などのため外出される際や、外国の君主、大統領、大使来訪などの特別な場合のみ使用されるが、新年や天皇誕生日の一般参賀では一般の人も渡ることができる。と説明されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 74mm ISO320 ) 露出補正 なし
009_221202076 X800 〇二重橋 Z50 Z18-140.jpg 9.二重橋 -3
皇居の入口には皇居前広場側から見て、石で造られた手前の「正門石橋」と、鉄で作られた奥の「正門鉄橋」という2つの橋がある。写真は正門石橋の左側で、正門が見える。正門位置関係は、外から皇居前広場→正門外石橋→正門→右へ回って正門内鉄橋の左側から右へ渡り→中門→宮殿東庭(新宮殿前広場)→宮殿(長和殿)というルートをたどることになる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 35mm ISO250 ) 露出補正 なし
010_221202080 X800 坂下門入場口 Z50 Z18-140.jpg 10.坂下門検問
二重橋を見た後、第一の検問を通り、皇居前広場の玉砂利広場を蛤濠に向かって歩き、坂下門の検問所へ向かった。所持品の検査があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 44mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_221202081 X800 坂下門と宮内庁 Z50 Z18-140.jpg 11.坂下門
検問所を抜けると左手に坂下門が見えてきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 48mm ISO110 ) 露出補正 なし
012_221202083m X800 ハマグリ濠と宮内庁 Z50 Z18-140.jpg 12.蛤濠と宮内庁庁舎
濠に架けられた橋を渡り坂下門を入るが、橋から蛤濠と宮内庁庁舎を撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 50mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_221202086 X800 坂下門 Z50 Z18-140.jpg 13.坂下門 -1
  江戸時代、西の丸御殿の入り口として使用されていた「坂下門」は、戦国時代以降に築城された城に多く見られる一ノ門(渡櫓門)、二ノ門(高麗門)から成る桝形門で、門をくぐって城内に入り左にある坂を登った所に西の丸御殿(現在は宮殿)があったそうだ。幕府の老中であった安藤信正が襲撃された坂下門外の変はここで起きた。現在の「坂下門」は、明治新政府により渡櫓門のみを残して向きを北面から東面へ90度移動し車通りを良くしている。現在は宮内庁の通用門として使用されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 35mm ISO125 ) 露出補正 なし
014_221202088 X800 坂下門 Z50 Z18-140.jpg 14.坂下門 -2
坂下門の北側は蛤濠になっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f9 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_221202092 X800 〇宮殿へ Z50 Z18-140.jpg 15.宮殿入り口
坂下門を入って、宮内庁庁舎のすぐ手前に宮殿への入り口がある。毎年1月2日の新年一般参賀と2月23日の天皇誕生日の一般参賀でテレビでも写される長和殿がある。写真の道から入ると長和殿の北側からになるが、一般参賀では、二重橋を渡って南側の中門から長和殿の前の東庭に入るようになる。2023年1月2日の新年一般参賀の予約受付は11月18日で終わっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 44mm ISO140 ) 露出補正 なし
016_221202099 X800 〇乾通り 富士見櫓 Z50 Z18-140.jpg 16.富士見櫓
坂下門をくぐって、宮殿への道を過ぎると、左手に宮内庁庁舎があり、右側には富士見楼が見えた。ここから乾通りはやや西寄りの北へまっすぐ進む。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし
017_221202102 X800 〇乾通り Z50 Z18-140.jpg 17.乾通り
ようやく青空が広がってきた。紅葉した木々が陽の光を浴びる。乾通りは一方通行だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 78mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_221202110 X800 〇乾通り 山下通り Z50 Z18-140.jpg 18.山下通り
左側に山下通りという道があった。山下通りはまっすぐ進むと宮殿の西側の表御座所へ通ずる。途中で左に曲がると宮内庁庁舎の裏側になる宮殿北車寄に行く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6 1/500秒 115mm ISO320 ) 露出補正 なし
019_221202113 X800 〇乾通り Z50 Z18-140.jpg 19.乾通り イロハモミジ
真っ赤に色づいたイロハモミジが美しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 94mm ISO560 ) 露出補正 なし
020_221202123 X800 〇乾通り フユザクラ Z50 Z18-140.jpg 20.フユザクラ -1
フユザクラが花をつけていた。フユザクラという札があったが、wikipediaによるとフユザクラはコバザクラ(小葉桜または木葉桜)の別称だそうだ。マメザクラとオオシマザクラの交雑から生まれたサクラ属の栽培品種のサクラとのこと。また、狭義の冬桜はコバザクラの別名であるが、広義の冬桜は、コバザクラ、コブクザクラ、ジュウガツザクラ、シキザクラなど冬に咲く桜の総称として使われる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO450 ) 露出補正 なし
021_221202125 X800 乾通り フユザクラ Z50 Z18-140.jpg 21.フユザクラ -2
東京での花期は春の4月上旬と秋から冬にかけての10月から12月頃で、この二季咲きが最大の特徴である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO640 ) 露出補正 なし