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2018年10月10日

ベトナム中部の旅(2) ダナンからホイアンへ 8月7日

この日の午後は、ダナンから南東へ約30kmのところにあるホイアンという町を観光することになった。
 今回の旅行の目的は、のんびりすること! 昨夜、部屋に入る前に次の日の朝食は9時ごろからということにしていた。しかし、私たちは6時前には目が覚めてしまう。私は、7時から8時ごろまで、リゾートの中をカメラを持って歩いた。もちろん目的はチョウだ。昨日も着いて早々、クジャクアゲハか、ルリモンアゲハかと思うような瑠璃色の翅を輝かせて飛ぶ大型のチョウを見かけた。キシタアゲハも見た。期待が高まる、カメラを持っての敷地内の散策はホテル滞在中の日課となった。限られた範囲だが、比較的多くのチョウを撮ることができた。後で別編で紹介したい。
 この日はビーチまでケーブルカーで下りて、「Barefoot」で朝食にした。韓国から来ている人が多いようだ。
 朝食後私以外の3人はビーチへ行ったり、ショップへ行ったりするという。私は、またチョウ撮り散策をすることにした。ホテルのレセプションの外まで行ってみた。
 12:30にタクシーに乗って、ホイアンへ行く。途中、五行山(マーブル・マウンテン)に立ち寄る。ここは観光バスで来ている中国の人がとても多かった。10分ほどいたが、暑さと混雑に圧倒され、早々にタクシーに戻り、ホイアンへ向かった。
  2時ごろホイアンの入り口の広い駐車場に入った。タクシー代は、60万ドン弱だった。ドンを円に換算するのは、おおよそドンの下3桁の0を取って、5倍するのだという。ということは1時間以上走って3,000円弱ということになる。安い。帰りも迎えに来るという。
 ホイアンは15〜19世紀にかけてはアジアとヨーロッパの交易の中心地として繁栄し、16〜17世紀ごろにはアユタヤ、マニラと並んで日本人町も造られていた。その後、江戸幕府の鎖国政策で日本人町が衰退し、華僑の人々が多く移り住んだため、古い建築物や町並みは中国南部の色合いが濃いと言われる。1999年、ホイアンの古い町並みは世界遺産に登録された。
 4人は流れる汗を拭きながら、ホイアンの町を散策し、ベトナム料理も楽しみ、ランタンに灯が入るころまで見て歩いて、7時に駐車場に戻った。往きに乗ったタクシーの運転手さんがすぐ我々を見つけ出した。

33.黎明
朝5時、空が明るくなってきた。遠くに船の灯りも見える。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/200秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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34.漁船
近くの海にベトナム国旗を掲げた漁船が来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
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35.ヨガ教室
チョウ撮りで歩いていると、朝7時からのヨガ・レッスンが行われていた。インストラクターは多分、ベトナム女性だろう。予約は必要だが、無料で参加できるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 56mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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36.ホテルのレセプション
ここが施設内では一番高いところのようだ。写真の背後がレセプションのロビーで、海になっている。8時10分ほど前、まだビジターの姿はない。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 11mm ISO400 ) 露出補正 なし
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37.朝食
9時すぎ、朝のチョウ撮り散策を終え、部屋に戻り、シャワーを浴びて、朝食に出かけた。この日の朝はビーチの「Barefoot」。熊の足のことかと思ったら、「素足」、「はだし」、だった。柔らかい陽の光がふりそそいでいた。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
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38.朝のビーチ
午前の陽の光は柔らかい。まだ、人影はなかった。滞在客はみんな“のんびり”と過ごすのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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39.ケーブルカー
食後、登りのケーブルカーでSKY駅まで行く。私は部屋に戻らず、チョウ撮り散策の続きだ。SKY駅の周囲は日当たりが良く、チョウが多く飛来するポイントだった。名前がわからないのだが、5弁の紫色の花が咲くところにホリイコシジミが群舞していた。食草なのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 38mm ISO100 ) 露出補正 なし
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40.五行山
昼食は摂らずに、12:30頃、タクシーでホイアンへ向かった。途中、ちょっと寄り道をしてダナンのパワー・スポットと言われる五行山へ行った。五行山が近くなると大理石の像やレリーフの工房が多くなる。「地球の歩き方」によれば、木火土金水の五行にちなんで名づけられた、トゥイーソン、モックソン、キムソン、トーソン、ホアソンの五山からなり、大理石でできていることから、五行山は別名マーブル・マウンテンとも呼ばれている。観光バスがひしめく駐車場にタクシーが止まる。「10分間ほど見てくる」と言って歩き出した。ここはアンフー洞窟。メインとなるのはトゥイーソンで、順路から言うとここは最後に見るところのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO800 ) 露出補正 なし
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41.五行山 アンフー洞窟
前の写真のアンフー洞窟入口から右のほうへ歩く。洞窟の中に入る気はない。写真の右下に「ELEVATOR」という文字が見えたので、そちらのほうへ行ってみた。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
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42.大理石の岩山
マーブル・マウンテンというだけあって、五行山全体が大理石の岩山のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO160 ) 露出補正 なし
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43.ELEVATOR
五行山のメインはトゥイーソンのようだ。エレベーターは2つあるトゥイーソンの入口の一つにある。待っている人が大勢いた。トゥイーソンは標高108mで、山腹の洞窟には仏像が安置されていて、長い間人々の信仰を集めてきたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO640 ) 露出補正 なし
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44.土産物屋
洞窟には入らず10分ほど歩いて駐車場に戻った。駐車場の前には土産物屋が軒を連ねる。とにかく暑い。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 25mm ISO320 ) 露出補正 なし
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45.ホイアン到着
五行山に寄り道をして、午後2時頃、ホイアンの古い町並みの入り口にある駐車場に着いた。ここはホイアンの観光チケット売り場である。歩いていくと女性に呼び止められ、チケット買うことになった。ホイアンの観光物件への入場はそれぞれで入場料を支払うのではなく、ここで買った5枚つづりの総合チケットの1枚をその都度、切り取っていく。それ以上の観光物件に入るときは、再び総合チケットを求めることになる。町の中には13か所のチケット売り場があるそうだ。チケットは12万ドン(600円ほど)だった。すべて、娘の主人にお任せだ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 34mm ISO160 ) 露出補正 なし
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46.ホイアンの路地
ホイアンの町には何本かの道筋がある。その道筋を結ぶこんな細い路地がいくつもあった。観光客はほとんど通らない。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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47.アートギャラリー 画商
総合チケット売り場からグエンティミンカイ通りを日本橋のに向かって歩く。ホイアンの古い町には多くのアートギャラリーがあった。一昔前は単なる土産物屋としての店が多かったが、最近は実力派画家直営のギャラリーが増えているそうだ。なぜ、ホイアンにアートの世界が育ったのだろうか?

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO1250 ) 露出補正 なし
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48.長屋風の建物
長屋風の古い建物があった。この店は本屋のようだ。この長屋の一番右側、これから訪れる日本橋寄りが貿易商人だったフーン′フンの家だ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 11mm ISO320 ) 露出補正 なし
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49.日本橋
よくTVの紀行番組などに出てくる有名な日本橋だ。グエンティミンカイ通りとチャンフー通りをつなげる場所に位置する。「地球の歩き方」によれば、日本橋は1593年に造られた屋根付きの橋で。2万ドン札にも印刷されているベトナムを代表する観光名所のひとつ。当時、ホイアンに住む日本人たちによって架けられたと考えられており、その頑丈なつくりは「地震にも耐えられるように」との意味合いがあったようだと。ダナンには最盛期には1000人以上の日本人が住んでいたといわれるが、この日本橋や、郊外にある日本人の墓がわずかにその面影を残している。「来遠橋」ともいう。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 17mm ISO100 ) 露出補正 なし
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50.日本橋の中
橋の入口にある門をくぐると、左手に寺が見えた。ファインダーを覗いていると、そこから日本人らしきおばさんが顔を出した。ウチのかみさんだった。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/400秒 10mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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51.橋の上の寺
橋の北側には寺があった。「地球の歩き方」では、伝説として、この橋を造った日本人たちは、インドからホイアン、さらに日本まで達する大怪物ナマズがいると信じていた。そして、この怪物が暴れると地震や洪水に見舞われると考え、この地に橋を建て怪物を退治した。その怪物の鎮魂を願って、橋内に寺が造られたと言われていると記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/60秒 10mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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52.日本橋からの眺め
日本橋は北側は寺があるので欄干はない。これは南側の欄干から南側を眺めたところだ。水路にかかる小さな橋の向こうがトゥボン川だ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 36mm ISO100 ) 露出補正 なし
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53.日本橋撮影スポット
皆さんこの位置から写真を撮っている。旅行雑誌やTV番組で紹介されるほとんどはこの位置から撮られた写真と思う。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 14mm ISO320 ) 露出補正 なし
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54.日本橋北側
北側から反対側を見ると、小さな小窓が3っある壁だ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO125 ) 露出補正 なし
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55.チャンプー通り
日本橋の東側を出ると、チャンプー通りが続く。世界遺産地区のメインストリートだ。古い家屋を利用した土産物屋やカフェが多く観光客で賑わっている。ホイアンを感じながらそぞろ歩きする。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 45mm ISO100 ) 露出補正 なし
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56.廣肇会館
「地球の歩き方」によれば、1986年に中国の広州と肇慶出身者たちによって建てられた同郷人集会所だそうだ。屋根や柱の彫刻が美しく、中央には関羽が祀られている。裏庭にはタイルと陶器で飾られた9っの頭を持つ龍の像が置かれていた。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
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57.シクロ
メインストリートも歩行者専用ではなく、観光客を乗せてシクロが走る。しかし、歩行者には気を使っているようで、クラクションを鳴らしたりすることはない。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 43mm ISO200 ) 露出補正 なし
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58.シクロも休憩
タクシーが何台も駐車して、ドライバーが休息している光景は日本でもよく見かけるが、ここはシクロの休憩場所のようだ。暑いから大変だろう。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO800 ) 露出補正 なし
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59.トゥボン川の河畔
少し休もうかと、チャンプー通りの廣肇会館の先を右に曲がってトゥボン川河畔に出た。ここはアンホイ橋のたもと。トゥボン川左岸を眺める。トゥボン川は南シナ海にそそぐ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 36mm ISO100 ) 露出補正 なし
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60.アンホイ橋 -1
トゥボン川に架かるアンホイ橋を対岸に渡る。皆さんこの橋の上で記念撮影されていた。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
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61.アンホイ橋 -2
ホイアンは欧米からの観光客も多い。Tシャツに短パンといういでたちだ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
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62.トゥボン川右岸
アンホイ橋を渡って、トゥボン川の反対側に出ると、その少し広くなったところに、写真のようなパネルが並んでいた。パネルの写真には、R.HAHNの文字が見え、近くにこの写真家のギャラリーがあるようだ。いったい何の写真のだろうかと思い、帰国してからちょっと調べてみた。この写真で見える煙草をくゆらす女性の写真には、THE BRU VAN KIEU の文字が見えた。山岳に住む少数民族のようだ。10数枚のパネルが立てられていたが、すべて少数民族の女性の写真だなと推測した。R.HAHNは、ベトナムで有名なフランスのカメラマンで昨年2月にオープンしたギャラリーを紹介するパネルだったようだ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 28mm ISO100 ) 露出補正 なし
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63.休憩
そのパネルが並んでいた前の店で休憩すことにする。飲むと暑くなるだろうと思いつつTiger Bear を注文していた。朝食が遅かったのと、この暑さのためか食事はしなかった。この店はトゥボン川、アンホイ橋の前で、夜は眺めの良いところだろう。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO1250 ) 露出補正 なし
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2014年11月11日

江戸東京博物館 10月31日


 この日、上野の「藪蕎麦」で大学で同じクラス、そして卓球部でも同じ釜の飯を食った友人二人と飲もうと約束をしていた。この仲間とは年に一二度、「藪蕎麦」で飲む。初めはあと二人、卓球部ではないが同じクラスの仲間がいて、五人組だった。だが、その二人は、70歳を前に既に亡くなられてしまった。

  上野「藪蕎麦」は夕方5時に予約を入れていた。それまでの時間、久しぶりに上野方面へ出かけるので、江戸東京博物館へ行ってみることにした。実は前々日に、神奈川県立歴史博物館を見学した折、そこに張られていたポスターで、「東京オリンピックと新幹線」と「モダン都市銀座の記憶」という二つの企画展が江戸東京美術館で開かれているのを知り、是非、見たいなと思っていた。

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  3時少し前に、両国駅に着き、江戸東京博物館へ向かった。
  江戸東京博物館へは2010年9月に「大昆虫博」を見るために訪れている。その時は、常設展など他の展示はほとんど見ていない。

さて、シニア半額のチケットを購入し、中に入る。まず、3階の「東京オリンピックと新幹線」の企画展へ。残念ながら撮影は禁止だった。新幹線が開業し、東京オリンピックが開催されたのは私が、学校を卒業し、社会人となった年だった。これを契機として東京の街がどんどん変わっていくのを思い返さずにはいられない。

  「東京オリンピックと新幹線」の企画展を見終えて、6階の常設展へと向かう。「モダン都市銀座の記憶」へは常設展の入場券で入れる。まず、常設展を見て歩いたが、なかなか素晴らしい展示であった。スケールも大きい。6階の入り口から入り5階と吹抜けになっているところから見る、日本橋や、中村座の大きな模型には目を見張る。ここは、写真撮影がOKだったので、いろいろと撮って歩いた。フラッシュを使ってよいところは、フラッシュOKの表示もある。

  最後に、写真家・師岡宏次さんの写した50年「モダン都市銀座の記憶」を見た。子供のころに見た銀座の街を断片的ではあるが、思い出す。

 4時半に江戸東京博物館を退出し、総武線、山手線に乗り、上野に急いだ。約束の5分前に到着。二人もすぐに顔を見せ、飲み始めた。お開きにしたのは、このお店の閉店時間、9時だった。帰りの電車は運よく座ることができ、気がついたらノン・ストップ?で横浜に着いていた。
  江戸東京博物館に関わる記述は、そのパンフレットやホームページを参照させていただいた。

1.両国駅
この駅舎は1929年に完成したというのだから、もう古い。やがて建て直しをしなくてはならないだろう。両国国技館は目の前にある。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
両国駅;クリックすると大きな写真になります。
2.企画展「東京オリンピックと新幹線」
新幹線が開業した昭和39年前後の日本国有鉄道の各種列車や、最新の新幹線の模型、解説を楽しみながら見た。東京オリンピックは、私が社会人1年生のころ。ある方からサッカー準決勝のチケットをいただき、会社を休んで国立競技場へ見に行ったのを覚えている。入社早々で、オリンピックを見るために会社を休むことに逡巡はあったが、今思えば見ておいてよかったと思う。3階の企画展の出口へ来ると、こんなフォトスポットがあった。ちょっと、お粗末である。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/80秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 なし
企画展「東京オリンピックと新幹線」;クリックすると大きな写真になります。
3.常設展入口
企画展「東京オリンピックと新幹線」を見終えて、6階の常設展示室入口へ移動した。下に観光バスが沢山止まっていたので、大勢の見学者、特に小学生たちがいると思っていたが、それほどでもなかった。小学生たちは、私が先に企画展を見ている間に帰ったのかもしれない。6階の入り口を抜けると、5・6階が吹き抜けになった空間が広がった。日本橋がかけられている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/40秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 なし
常設展入口;クリックすると大きな写真になります。
4.中村座
6階の常設展示室の入り口を入ったところから見渡すと、5階の展示スペースをまたいでかけられた日本橋の左側が「江戸ゾーン」、右側が「東京ゾーン」になっている。日本橋の途中から「江戸ゾーン」5階展示室のシンボル的な「中村座」を見下ろす。江戸堺町(現・中央区日本橋人形町三丁目)にあった歌舞伎の芝居小屋だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/40秒 7mm ISO1600 ) 露出補正 なし
中村座;クリックすると大きな写真になります。
5.寛永の町人地 -1
日本橋を渡ったところも「江戸ゾーン」で、そこには、「寛永の町人地」という展示があり、精密に人物像が造られた模型があった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/40秒 12mm ISO1600 ) 露出補正 なし
寛永の町人地 -1;クリックすると大きな写真になります。
6.寛永の町人地 -2
説明書きによれば、ここは日本橋北詰付近の町人地で、敷地の広い大名屋敷に比べ、町人の家は一軒一軒がきわめて狭かったことが理解できるとされている。「江戸図屏風」「江戸名所図屏風」「武州豊嶋郡江戸庄図」などをもとに復元、作成さている。大勢の人々の模型が凄い。

  Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/40秒 30mm ISO1600 ) 露出補正 なし
寛永の町人地 -2;クリックすると大きな写真になります。
7.大名屋敷
江戸城本丸大手門の前に建てられた、越前福井藩主・松平伊予守忠昌(1597年~1645年)の上屋敷だそうだ。広大な敷地に桃山風の豪壮な建築が建っていたが、明暦の大火により焼失し、以後このような華麗な大名屋敷は姿を消したという。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/40秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 なし
大名屋敷;クリックすると大きな写真になります。
8.棟割長屋
5階へ降りて、「江戸ゾーン」を見ていく。ほぼ実物大の棟割長屋の模型があった。棟の前後で部屋を分ける形のものは棟割長屋と呼ばれた。この模型は間口2間(約3.9m)、奥行き2間の規模で、居室部分は6畳の広さがある部屋の模型だ。模型はお産の風俗を再現している。ここはフラッシュ使用可になっていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/60秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 なし
棟割長屋;クリックすると大きな写真になります。
9.いろいろな錦絵
錦絵とは、浮世絵のうちの多色版画のこと。浮世絵には肉筆浮世絵(紙や絹に描いた巻物)など版画以外もある。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/60秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 なし
いろいろな錦絵;クリックすると大きな写真になります。
10.江戸の商業 三井越後屋
越後屋の模型があった。三井財閥の源流である。言わずと知れた三越の前身であり、Wikipediaによれば、三越は「越後屋」の呉服店事業を引継いだため、「三井財閥(現三井グループ)の礎を築いた企業である」とされることも多いが、企業としての三越としてみるならば、三井の事業から呉服店部門のみを「合名会社三井呉服店」として分離したのが始まりであるとされている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 なし
江戸の商業 三井越後屋;クリックすると大きな写真になります。
11.銀座煉瓦街
「江戸ゾーン」から、「東京ゾーン」に入る。銀座煉瓦街は、明治5年2月の銀座一帯を焼き尽くす大火の後、近代国家にふさわしい街づくりとして、明治新政府によって計画、建設されたものだ。計画の中心は新橋ステーションから築地居留地や諸官庁を結ぶ銀座地域に不燃家屋(煉瓦造り)を建設し、道路を拡張、改良しようとするもだったとのこと。やがて、ウィンドウ・ディスプレイなどの近代商法が根付いたり、思潮をリードする新聞社や雑誌社が次々に集まったことも手伝って、文明開化を象徴する街として賑わったという。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/30秒 18mm ISO1600 ) 露出補正 なし
銀座煉瓦街;クリックすると大きな写真になります。
12.ニコライ堂
「東京ハリストス復活大聖堂」という正式名称がある。東京の人びとには、日本・ロシアの交流に尽くした宣教師ニコライにちなむ「ニコライ堂」という名で親しまれている。今も神田駿河台の丘の上に建つニコライ堂には2011年2月に訪れた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/60秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 なし
ニコライ堂;クリックすると大きな写真になります。
13.ダットサントラック 222型
日産自動車が製造した小型トラックであるダットサントラックの2代目(Wikipediaによると4代目とされている)220シリーズで、1959年221型からマイナーチェンジされた222型である。この車はオーナーに2007年まで愛用された。荷台部分にNAKAJIMA-SHOTENの文字があり、自家用と書かれているのも懐かしい。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/25秒 7mm ISO1600 ) 露出補正 なし
ダットサントラック 222型;クリックすると大きな写真になります。
14.マイカー需要創出のトップバッター スバル360
通産省が国民車構想を打ち出したのは、1955年(昭和30年)。軽自動車の皮切りとして、製造、発売されたのがこのスバル360スバル360だった。私は1964年(昭和39)年に入社した企業で、営業用として初めてあてがわれて運転したのはトヨタのパブリカという、国民車構想に影響を受けて生産された、いわゆる大衆車だった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/50秒 7mm ISO1600 ) 露出補正 なし
マイカー需要創出のトップバッター スバル360;クリックすると大きな写真になります。
15.円タク
東京のタクシーは1912年(大正元年)に営業をはじめ、昭和に入って、市内は均一1円の料金で、"円タク"と呼ばれ、市民も利用するようになった。これはその"円タク"と同じ、フォードA型4ドアセダン(1931年製)である。1935年の統計では、タクシーの車種の約44%はフォード、約27%はゼネラル・モータースのシボレーで、両者は日本工場も設立し、右ハンドル車を生産したという。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/15秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 なし
円タク;クリックすると大きな写真になります。
16.上野の飲食店街
上野藪蕎麦の閉店でお開きになった。時間は夜9時を回っている。上野駅の不忍口に向かって歩く。このあたりは、飲食店街になっていて、サラリーマンたちで賑わっていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/60秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 なし
上野の飲食店街;クリックすると大きな写真になります。
17.上野駅中央改札
上野駅のコンコースに入ってくると、正面に1951年に完成したの猪熊弦一郎作の壁画『自由』が掲げられており、当駅を代表する光景ともなっている。昭和59年6月、平成14年12月に修復されている。中学生のころ夜汽車に乗って尾瀬や信州の山へ行った時に、この中央改札口の前にかけられる列車名の札のところに並んで改札を待ったのを思い出す。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 21mm ISO1600 ) 露出補正 なし
上野駅中央改札;クリックすると大きな写真になります。


2012年2月27日

日本橋と日本橋七福神巡り その1 2月17日


 東野圭吾の推理小説が原作の映画「麒麟の翼」を観て、あらためて日本橋という場所に興味が沸いてきた。会社勤めをしていた時は、オフィスが日本橋にあったので、昼食のための外出などで近辺を歩いたことはあるが、観光スポットとして探索したことはまだない。
  まず日本橋に翼のある麒麟の像があるなんて、まったく気付いていなかった。そしてその知らなかった像がこの小説のタイトルであり、象徴的なものとして取り上げられていた。
  また、この小説には日本橋七福神めぐりが事件の全容を解明する上でのキーとして登場する。七福神めぐりというのも、おもしろそうだなと思い、この日、新橋で昼の会合があるのを機会に、小説の舞台となった日本橋をぶらり歩いてみようとと考えた。

1.日本橋のたもと
ご承知のように日本橋という橋は、中央通り(所謂銀座通り)の高島屋がある地下鉄日本橋駅から三越へ向かう途中にある。三越に向かって左側の日本橋のたもとに、「道の起点としての日本橋」、「日本の道100選」といった銘板とともに、日本橋がはじめて掛けられたのは、徳川家康が幕府を開いた慶長8年(1603年)であるといったことが書かれた札が建っていた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/200秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
日本橋のたもと;クリックすると大きな写真になります
2.日本橋の上は首都高
改築以前の日本橋は、明治5(1872)年に架け替えられたものであった。しかし、木造であったことや建設後年数を経過していること、さらには大都市として発展していた東京の「顔」にそぐわなくなっていることなどから、明治44(1911)年に現在の橋に架け替えられたという。平成11(1999)年には国の重要文化財にも指定されている。日本橋が架かる日本橋川の上は、首都高が走る。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/1600秒 7.5mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
日本橋の上は首都高;クリックすると大きな写真になります
3.橋の上
高島屋から三越へ向け、日本橋上の左舗道を歩く。橋の真ん中に麒麟像があり、橋を渡ると三越だ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 9.3mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
橋の上;クリックすると大きな写真になります
4.麒麟像
明治44年に架けられた橋は、耐久性などの問題から、石造りの橋とすることに決定された。そして、橋の装飾については、建築家の妻木頼黄氏に装飾顧問として、そのデザインを委嘱したとのこと。その結果、妻木氏は材料に青銅を用い、西洋的なデザインを主体としながらも、日本的なモチーフも取り入れた和洋折衷の様式を持ったデザインにしたという。映画「麒麟の翼」に登場する麒麟像の製作については、東京美術学校に委嘱され装飾柱に置かれる麒麟および2.の写真にある東京都のマークを抱えた獅子の原型製作には、彫刻家の渡辺長男氏が、その鋳造には彫刻家で渡辺の義父の岡崎雪聲氏が担当したそうだ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/100秒 9.3mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
麒麟像;クリックすると大きな写真になります
5.日本橋川
中央通りを反対側へ渡る。これは人形町方面を眺めたところ日本橋川の上を首都高が走る。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/250秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
日本橋川;クリックすると大きな写真になります
6.日本橋魚市場発祥地の碑
日本橋の北詰東側に「日本橋魚市場発祥地の碑」が建っていた。江戸~大正までの期間、このあたりから北 (三越の東側一帯) にかけて 大きな魚市場が広がっていたという。 説明には、日本橋川の川沿いには近畿地方から鮮魚を満載した舟が数多く集まり、ここはその中心的な場所として賑わったそうだ。この魚河岸は大正12年の関東大震災で築地に移り、東京都中央卸売市場に発展したとあった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/1250秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
日本橋魚市場発祥地の碑;クリックすると大きな写真になります
7.日本橋七福神 小網神社から巡る
「麒麟の翼」に、事件を解く鍵として日本橋七福神が登場する。これから日本橋七福神を廻ってみよう。日本橋をスタートして人形町の方へ向かう。順番としては小網神社を最初に訪れるのがよさそうだ。日本橋人形町商店街による「おすすめ散歩コースMAP」をアウトプットしてポケットに入れておいたが、この地図が意外と大まかで詰めができない。小網町まで来て、小網神社を自分で発見できず、ビル工事で交通整理をしていた方に「小網神社を御存じですか」と尋ねると「そこの日刊工業新聞の建物の裏です」と教えてくださった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/250秒 5.7mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
小網神社から巡る;クリックすると大きな写真になります
8.小網神社-福禄寿と弁財天
稲荷大神を主祭とし、540年前(文政元年1466年)に鎮座した古いお社。「福禄寿」と「弁財天」が祀られているという。総尾州檜造りの重厚な彫刻が施された社殿と神楽殿は、中央区指定文化財になっている。小網神社に立てかけられた看板を見て、「おや、七福神ではなくて八福神」と気がついた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/100秒 8mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
小網神社;クリックすると大きな写真になります
9.茶の木神社
次は茶の木神社だ。ここは水天宮を目当てに歩けばよさそうだ。小網神社から新大橋通りへ出て、水天宮交差点の手前を左へは入れば良いと思っていたが、新大橋通りを通り越してしまって、その先を左に入ってしまった。「日本橋公会堂」というのがあったので、中に入って「茶の木神社はどこですか」と尋ねた。「日本橋と五街道ー開催記念日本橋マップ」という精度の高い地図をいただいた。戻って新大橋通りを渡りビルの谷間にあるひっそりとした茶の木神社を発見。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/50秒 8.4mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
茶の木神社;クリックすると大きな写真になります
10.茶の木神社-布袋尊
神社の説明には、その昔、神社の周囲にめぐらされた茶の木の緑があまりに見事だったため、「お茶の木様」と人々に親しまれたと記されている。もとは下総の佐倉城主の大老である堀田家の屋敷で、ご祭神の倉稲魂命(うがのみたまのみこと)はその守護神とのこと。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/80秒 16mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
布袋尊;クリックすると大きな写真になります
11.水天宮交差点
茶の木神社のお参りを終え、人形町通りと新大橋通りの交わる水天宮交差点に出る。水天宮は安産、子授けの神様として知られている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/160秒 13.8mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
水天宮交差点;クリックすると大きな写真になります
12.水天宮-弁財天
安産信仰で有名な東京水天宮のご祭神は、もとは九州・久留米藩有馬家で祀られてきた屋敷神とのこと。文政元年(1818年)、参勤交代の際に三田赤羽の有馬家藩邸に分霊され、江戸庶民の信仰を集めると、明治4年(1871年)、現在の日本橋蛎殻町に移った。写真を撮っていると、お宮参りの御家族が来られた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/320秒 6.6mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
弁財天;クリックすると大きな写真になります
13.水天宮 子宝犬
犬の親子の像の周囲を取り巻く十二支のうち、自分の干支を撫でると子授けや厄除けなどのご利益があるという。これで、八福神のうち三つにお参りした。時刻は午後3時になろうとしている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/250秒 7.6mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
子宝犬;クリックすると大きな写真になります