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2023年5月10日

いにしえの奈良 2泊3日のサクラ見物 ④ 2023年4月5日ー7日 金峯山寺薬王堂 吉野山桜見納め

2023年4月6日、時刻は11時である。書院の見学と吉野千本桜を鑑賞し、満たされた気持ちで吉水神社を後にした。吉野山はこの先、奥千本、吉野山最高峰の標高858mの青根ヶ峯への大峯奥駈道にかけて、花矢倉展望台など、まだまだ見どころはあるようだが、時間もないし、道も厳しそうだ。下山する。 前もって、ツアコンさんから配られていた金峯山寺蔵王堂拝観券で内陣を参拝し、金剛蔵王権現像を参拝した。
 金峯山とは奈良県の吉野山から大峰山(山上ヶ岳)に至る一帯を指し、古くから飛鳥時代の聖地として知られている。白鳳年間(7世紀後半)、修験道を始めた役行者(えんのぎょうじゃ)は、この金峯山で修業し、山上ヶ岳において、人々を迷いや苦しみから救い、悟りの世界に導くために金剛蔵王権現を祈りだす。そして、その姿を山桜の木に彫刻し、山上ヶ岳と吉野山に堂を建てて祀った。これが山上山下の蔵王堂の起こりであり、金峰山時の始まりであるとそのパンフレットに書かれている。

000_2304060743 X700 〇吉野山 七曲り Z50 Z18-140.jpg
吉野山名残りの桜 2023年5月6日 奈良県吉野町 七曲がり付近

089_2304060667 X900 吉野山 金峯山寺 蔵王堂 Z50 Z18-140.jpg 89.金峯山寺蔵王堂
勝手神社まで行って、戻り路で奈良漬を買い、金峯山寺の前へ来た。石段を上がって境内に入る。正面に国宝蔵王堂の威容があった。蔵王堂は、金峯山寺の本堂である。本尊金剛蔵王大権現三体のほか、多くの尊像が安置されている。蔵王堂は、白鳳年間に役行者が創建したと伝えられている。平安時代から幾度か焼失と再建を繰り返し、「太平記」には正平3年(1348年)に足利方の高師直(こうのもろなお)の来攻によって焼失、その後、天正14年(1586年)にも焼失しているそうだ。現在の建物は天正20年(1592年)ころに完成したものである。3体の本尊は秘仏であり、普段は見ることができない。中尊は7mを超える巨像である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO250 ) 露出補正 なし
090_2304060669 X900 吉野山 金峯山寺 蔵王堂 Z50 Z18-140.jpg 90.蔵王堂拝観
靴を脱いで堂に上がる。係の人が、「記念にお持ち帰るください」と、靴を入れる金峯山寺と名の入った袋を渡してくれた。内陣は撮影禁止であった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 39mm ISO280 ) 露出補正 なし
091_2304060676 X900 〇吉野山 金峯山寺 蔵王堂 Z50 Z18-140.jpg 91.蔵王権現立像を拝観 金峯山寺薬王堂本尊 特別御開帳
現在進められている国宝仁王門の大修理勧進のために、国宝蔵王堂内に安置されている日本最大の秘仏ご本尊金剛蔵王大権現三体が、特別に開帳されていた。(期間:令和5年3月24日~令和5年5月7日)蔵王権現立像三体の造仏は、秀吉の発願した方広寺大仏(京の大仏)の造仏にも携わった、南都仏師の宗貞・宗印兄弟が手掛けたことが、胎内の銘から知られる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 43mm ISO640 ) 露出補正 なし
092_2304060681 X900 吉野山 金峯山寺 脳天大神 Z50 Z18-140.jpg 92.脳天大神(のうてんおおかみ)
金峯山寺の境内にびっくりするような名前の神社の案内があった。金峯山寺のホームページを見てみると、脳天大神は金峯山寺初代管長・故 五條覚澄大僧正が霊威感得された頭脳の守護神なのだそうだ。脳天大神はその最も大切な処を守護し、頭の病気や学業試験などの願い事を成就するとあった。首から上の病気に霊験あらたかで入学試験合格、病気全癒、商売繁盛祈願の参拝参詣者が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 18mm ISO110 ) 露出補正 なし
093_2304060687 X900 〇吉野山 Z50 Z18-140.jpg 93.金峯山寺鐘楼
蔵王堂の左側(西側)に鐘楼があった。かつて、金峯山寺には1264年(文永元年)に鋳造された銅鐘があった。その銅鐘は現存しないが、銘文拓本が残され「鎌倉新大仏鋳物師丹治久友」とある。久友は、同年、東大寺塔頭真言院の梵鐘鋳造にも携わり、その鐘銘には「鋳物師新大仏寺大工」とあるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 23mm ISO100 ) 露出補正 なし
094_2304060689 X900 〇吉野山 南朝妙法殿 Z50 Z18-140.jpg 94.金峯山寺から見た南朝妙法殿
金峯山寺の西側に三重塔(妙法殿八角三重塔(昭和33年 1958年建立)、金峯山寺南朝妙法殿は1958年(昭和33年)に南朝初代で、第96代・後醍醐天皇の行在所であった実城寺跡に建立された。南朝妙法殿には後醍醐天皇と南朝第2代で、第97代・後村上天皇、南朝第3代で、第98代・長慶天皇、南朝第4代で、第99代・後亀山天皇の南朝の四帝や忠臣が祀られている。南朝妙法殿には実城寺の本尊とも言われる木造釈迦如来坐像(奈良県指定文化財)が安置されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 92mm ISO110 ) 露出補正 なし
095_2304060691 X900 吉野山 威徳天満宮 Z50 Z18-140.jpg 95.威徳天満宮
大きな建物ではないが、蔵王堂のすぐ横に鎮座する古社が、威徳天満宮。菅原道真を祭神としている。社伝によれば、天徳3年(959年)の創建とも伝えられ、天慶年中(938年~947年)、如意輪寺を創建した日蔵道賢(にちぞうどうけん)が勧請したともいわれる古社だそうだ。威徳天満宮の江戸時代前期建築の本殿は、豊臣秀頼の改修による華麗な桃山様式を残し、奈良県の文化財に指定された。社前の石灯籠は享保13年(1728年)の寄進だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 18mm ISO110 ) 露出補正 なし
096_2304060694 X900 吉野山 四本桜 Z50 Z18-140.jpg 96.四本桜から見た蔵王堂正面
四本桜は蔵王堂の境内、石の柵の中に桜が4本植えられている場所で、「大塔宮(だいとうのみや)御陣地」と刻まれた石柱が建っている。元弘3年(1333年)大塔宮護良親王(だいとうのみやもりながしんのう)が鎌倉幕府勢に攻められて、吉野落城を覚悟して最期の酒宴をされた所と言われる。その際の陣幕の柱跡に植え続けられているのが、この桜だそうだ。石柵内に立つ銅燈籠は文明3年(1471年)の作で重要文化財に指定されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO180 ) 露出補正 なし
097_2304060705 X900 〇吉野山 威徳天満宮 Z50 Z18-140.jpg 97.中千本の桜
金峯山寺のあたりは少し高くなっていて、そこからも中千本の桜が眺められた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 125mm ISO180 ) 露出補正 なし
098_2304060711 X900 吉野山 銅鳥居 Z50 Z18-140.jpg 98.銅鳥居
銅鳥居のところまで下りてきた。時刻はほぼ正午。上がってきた時と比べて、空が明るくなり、青空も見えて光の状態が良くなっていた。鳥居額には「発心門」とある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f13 1/500秒 27mm ISO100 ) 露出補正 なし
099_2304060714 X900 吉野山 弘願寺 Z50 Z18-140.jpg 99.弘願寺
黒門の手前左側に弘願寺というお寺があった。この寺は高野山真言宗の寺院だそうだ。本尊は阿弥陀如来立像(県指定文化財)で鎌倉時代の正元2年(1260年)の作という。もとは金峯山寺の「上之坊」だったが、高野山真言宗の寺院になったという。吉野山寺宝めぐりの一環で秘仏「虚空蔵菩薩」が公開されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 25mm ISO100 ) 露出補正 なし
100_2304060720 X900 〇吉野山 弘願寺 ハナモモ Z50 Z18-140.jpg 100.ハナモモ
弘願寺のあたりにハナモモが咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
101_2304060723 X900 吉野山 ちりめん山椒 美味 Z50 Z18-140.jpg 101.ちりめんじゃこ
黒門の手前にちりめんじゃこ(ちりめん山椒)の店が出ていた。勧められて食べてみるとなかなか旨かったので、お買い上げ。京都へ行くとよく買って帰るが、ちりめん山椒は吉野名物でもあるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 30mm ISO125 ) 露出補正 なし
102_2304060729 X900 〇吉野山 黒門 Z50 Z18-140.jpg 102.戻り路の黒門
黒門まで戻ってきた。まだまだ、上がって来る観光客が多い。黒門を出たところにあった食事処で、簡単な昼食にした。歩いた後のビールは格段に旨かった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 34mm ISO220 ) 露出補正 なし
103_2304060733 X900 吉野山 あまご塩焼 Z50 Z18-140.jpg 103.鮎とあまごの塩焼き
昨日、ホテルの近くの小料理屋さんで食べたアマゴの塩焼きは旨かった。ヤマメは北のサクラマスの陸封型、アマゴは南のサツキマスの陸封型という。アマゴとヤマメは姿がほとんど同じで、淡白な身や柔らかい骨など、川魚としての美味しさも変わりない。 ただ、アマゴには脇腹に赤い斑点があり、ヤマメにはそれがないのが特徴だそうだ。子供のころ父親のお供で多摩川へヤマメを獲りに行ったのを思い出す。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 22mm ISO100 ) 露出補正 なし
104_2304060741 X900 ◎吉野山 七曲り Z50 Z18-140.jpg 104.見納めの千本桜 -1
入山した時には下千本の桜を見るのに夢中で気に留めなかったが、大橋という橋がある。その大橋の少し先が、下千本展望台だった。バスが待っている吉野山観光駐車場はもうすぐそばだ。ここは近鉄吉野駅から七曲がりを登り切った上にある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO110 ) 露出補正 なし
105_2304060746 X900 〇吉野山 七曲り Z50 Z18-140.jpg 105.見納めの千本桜 -2
枝垂れ桜は、まだまだいっぱい花をつけていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 44mm ISO110 ) 露出補正 なし
106_2304060751 X900 〇吉野山 七曲り Z50 Z18-140.jpg 106.見納めの千本桜 -3
今朝は雨も覚悟していたが、青空が顔を出すほどの天気になり、ラッキーだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 57mm ISO100 ) 露出補正 なし
107_2304060758 X900 ◎吉野山 七曲り Z50 Z18-140.jpg 107.見納めの千本桜 -4
桜の中に町があるような眺めだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 39mm ISO125 ) 露出補正 なし
108_2304060761 X900 ◎吉野山 七曲り Z50 Z18-140.jpg 108.見納めの千本桜 -5
下千本から中千本へと尾根を桜が染めていた。初めて訪れた吉野千本桜をたっぷり楽しむことができた。吉野山観光駐車場は、来た時とは違って、びっしりと、大きな観光バスがいっぱい止まっていた。我々一行29名が集まるのを待って、午後1時に出発した。ここから奈良県高取町にある壺阪神社に向かう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 31mm ISO100) 露出補正 なし

2022年6月30日

リッチな一日・昆虫切手展と鳩山邦夫さんの蝶コレクションを観賞 6月4日

6月4日は「虫の日」である。毎年、その頃の土日に合わせて、目白の「切手の博物館」で「昆虫切手展」が開催される。2020年、2021年は新型コロナウィルス感染症のため中止になっていた。今回は3年ぶりの開催で「JPS 昆虫切手研究会50周年記念 第35回昆虫切手展の開催となった。私は何もしない会員であるが、会報で案内をいただいた。
 今年は6月4日(土)-5日(日)の開催であったので、6月4日の午前中に目自へ出かけた。湘南新宿ラインで新宿で山手線の乗り換えようとしたが、山手線は事故があり、止まっていた。私は目白は池袋の先だと勘違いして、池袋まで行こうと埼京線に乗った。その車窓から山手線が動いているのが見えたので池袋で下り、ひとつ戻らなくてはいけないことを確認して、山手線に乗った。会場に着いたのは、11時を少し過ぎていた。展示されているパネルを順に閲覧し、作者の方にもご説明いただけた。
 この日は、文京区教育センターで開催されている亡くなられた鳩山邦夫さんのコレクションの「蝶・魅惑の昆虫」という展示会へ回ることにしていた。この日に同会場で行われる東京大学総合研究博物館の矢後勝也先生の講演を聴講しようと事前に申し込んでいたが残念ながらその抽選に外れてしまい参加することが出来なかった。
 目白から西日暮里乗換で湯島へ行ったが、その会場の文京区教育センターがなかなかわかり難い。その方向へと歩いて行くと、春日局墓所という「麟祥院」の前に出た。ここで寄り道をしてしまった。
 鳩山邦夫さんのコレクションの「蝶・魅惑の昆虫」という展示は素晴らしかった。見に行ってよかったと思う。
 帰りも地下鉄千代田線の湯島駅へ出たが、途中に湯島天神の大鳥居が見え、お参りしてい行こうと、また、しばし寄り道をしてしまった。

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第35回昆虫切手展 クジャクチョウのカシエと切手に小型印(澤口尚子さん作)

001_220604094 X800 第35回昆虫切手展 G7X.jpg 1.目白「切手の博物館」
目白駅を降りて、山手線の沿うように高田馬場方面にしばらく歩くと「切手の博物館」がある。第35回昆虫切手展の会場は、エレベータで3階に上がったところだ。「切手の博物館」の沿革はwikipediaによると、「1988年(昭和63年)に設立された旧郵政省所管の財団法人フィラテリーセンターを前身とする。渋谷区代々木(現在のJR東日本本社敷地の一部)の郵趣会館内にあったが、再開発に伴い1996年(平成8年)にJR東日本が所有していた現在地へ移転した。2000年(平成12年)に財団法人切手の博物館と名称変更、中央省庁再編に伴い2001年(平成13年)より総務省所管、2013年(平成25年)4月1日より一般財団法人切手の博物館。2018年より財団名称を一般財団法人水原フィラテリー財団に変更し現在に至る。」とあった。立派な建物である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
002_IMG_X800 20220621_0001.jpg 2.第35回昆虫切手展 パンフレット表紙
前回の第34回昆虫切手展で行った「世界一美しい蝶・総選挙」の上位に入った日本産のチョウとして「クジャクチョウ」を小型印に採用、クジャクチョウを中心にした会員の蒐集成果を中心に展示されている。作品紹介のパンフレットの表紙は、世界各国のクジャクチョウが描かれた切手が並べられていた。私は上段一番左のチェコが1961年に発行した画家シュヴァビンスキー原画の9種の蝶蛾切手の一枚が気に入っている。兄がスイスへ出張した時に、チョウ好きの小学生だった私に使用済みのこのセットをお土産に買ってきてくれたのを思い出す。
003_220604089 第35回昆虫切手展 G7X.jpg 3.第35回昆虫切手展 会場風景
JPS昆虫切手研究会は、1970年10月に発足し、2020年に50周年を迎える。JPS会員を中心に組織・運営されている昆虫切手愛好家の集まりである。もちろん、来られている方は会員以外の愛好家も多い。

  Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
004_220604037 X800 第35回昆虫切手展 澤口さん作品 G7X.jpg 4.「日本の高標高・高緯度のチョウ」 澤口尚子さんの作品(部分)
日本の高山蝶など、高標高・高緯度に生息する蝶たちをテーマに、日本で発行された切手や、外国で発行された切手について、ご自分でお書きになっているカシエをまじえて2枚のパネルにまとめられている。そのカシエが生息地や生息環境、そして食草など正確で、かつ構図も良い。ご本人に解説していただくことが出来た。トップのクジャクチョウのカシエと小型印も澤口さんの作品だが、オカトラノオへ来て開翅して吸蜜するクジャクチョウの、そのあでやかな赤みががった緋色を白で抜いたところは流石と思った。展示されていた12のすべての作品を見させていただき会場をお暇したのは、正午を少し回っていた。これから湯島へ向かう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
005_220604136 X800 春日局墓所 麟祥院 G7X.jpg 5.「麟祥院」 春日局墓所
目白から山手線で西日暮里へ出てそこから地下鉄千代田線に乗り換えて湯島で下車、文部大臣、労働大臣、法務大臣等を歴任された故鳩山邦夫さんのコレクションで「蝶・魅惑の昆虫」という展示会の会場である文京区教育センタへ向かう。文京区教育センター はなかなかわかり難い場所だった。探しながら春日通りをだらだらと上がって行くと、右側にお寺の門が見え、春日局の像があった。ちょっと寄り道をしていく。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
006_220604098 X800 春日局墓所 麟祥院 G7X.jpg 6.「麟祥院」山門
春日通りを右に入り、春日局の像の脇を進む見えてきたのは「麟祥院」の山門だった。「麟祥院」は臨済宗妙心寺派の寺院で山号は天澤山という。山門を入ると正面に本堂が見えた。開山は渭川周劉禅師、開基は「春日局」で、徳川三代将軍家光の乳母として知られている。春日局の命日は寛永20年(1943年))9月14日であるが、毎年10月14日に春日忌として春日局の法要を行っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO200 ) 露出補正 なし
007_220604132 X800 春日局墓所 麟祥院 G7X.jpg 7.「麟祥院」墓地
山門を入って左手奥に進んでいくと墓地になっていた。境内に「東洋大学発祥之地」の碑(1987年(昭和62年)建立)がある。写真の2本の松の間に見える石碑がそれだ。1887年(明治20年)に井上円了がこの寺の一棟を借りて東洋大学の前身である哲学館を創立した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO320 ) 露出補正 なし
008_220604106 X800 春日局墓所 麟祥院 G7X.jpg 8.春日局の墓塔 -1
墓地に入り右へ曲がると、左側に佐倉藩・堀田正俊の正室で稲葉正則の娘の墓、館山藩稲葉家分家の墓、右側には淀藩稲葉家の墓、春日局の孫である稲葉正則の正室・万菊の墓があった。そして、その正面が春日局の墓だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO1250 ) 露出補正 なし
009_220604107 X800 春日局墓所 麟祥院 G7X.jpg 9.春日局の墓塔 -2
春日局(1579-1643年)の墓はの無縫塔だった。死後の世界からも政治を見通せるようにとの春日局の遺言に基づき、穴が穿って(ほじくって)ある。 門の左側に葵の紋、右側に「三」の紋がるが、この「三」は「折敷(おしき)に三文字」と呼ばれる春日局の夫、稲葉氏の家紋だそうだ。折敷とは四角形のとがった部分を削った形のことをいうのだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO1000 ) 露出補正 なし
010_220604127 X800 〇春日局墓所 麟祥院 G7X.jpg 10.アゲハチョウ -1
サツキの花が咲いていた。そこにアゲハチョウがやってきた。夢中で吸蜜している。寄れたので、まずコンデジ(Canon G7X) を広角端にして撮った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_220604124 X800 〇春日局墓所 麟祥院 G7X.jpg 11.アゲハチョウ -2
別の個体が飛来して、サツキで吸蜜する。今度は望遠端の37mm(35mm版で100mm相当)にして撮る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし


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「蝶・魅惑の昆虫」鳩山邦夫蝶類コレクション展示会ポスター
  展示企画:矢後勝也・遠藤秀紀(東京大学総合研究博物館)引用

012_220604198 X800 鳩山郁夫コレクション 文京区教育センター G7X.jpg 12.鳩山邦夫さんのコレクション「蝶・魅惑の昆虫」展示
「麟祥院」を後に、 もう一度スマホで文京区教育センタの場所を確認する。少し行き過ぎていたようだ。着いたのは午後1時を過ぎていた。 さっそく、展示会場へ行く。失礼ながら想像していた以上に素晴らしい標本が並んでいた。解説のパネルも素晴らしい。主催者のご挨拶には、「今回の展示では、蝶に魅了されて長く研究を続けていた元文部大臣・鳩山邦夫氏(1948-2016)により採集・飼育され、東京大学総合研究博物館に寄贈された多くの蝶類標本とその業績に触れながら、翅の多様性を創り出した進化の軌跡のほか、分類、生態、行動、遺伝などの様々な蝶類研究を紹介します。また、蝶が教えてくれる近年の生態系破壊や地球温暖化、外来種などの環境問題について、自然との共生も見据えながら解説します。美麗で魅惑的な存在感を放つ蝶にひき込まれながら、科学的な好奇心や探求心を抱いてもらえれば幸いです。」と述べられていた。幼いお子さんとご一緒に熱心に展示されている標本をご覧になっているお母さんがおられた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO2000 ) 露出補正 なし
013_220604204 X800 鳩山郁夫コレクション 文京区教育センター G7X.jpg 13.オオウラギンヒョウモンの標本
オオウラギンヒョウモンの雌の標本がずらりと並ぶ標本箱があった。鳩山邦夫さんは飼育もされるので、これはたぶんその標本と思う。私の手元に、私が中学生時代の1956年8月23日に長野県の海ノ口牧場で採集した本種の雄と雌、そして雄の裏面と3体の標本が残っている。その日、牧場の草原に本種が沢山翔んでいて、10数頭は採集したことを覚えている。今はごく限られたところにしか生息しない絶滅危惧Ⅰ類である。日本で最も減少したチョウのひとつと言われる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 31mm ISO2000 ) 露出補正 なし
014_220604204 X800 鳩山郁夫コレクション 文京区教育センター G7X.jpg 14.湯島天神 唐門
それほど広い会場ではなかったが小一時間、夢中になって「蝶・魅惑の昆虫」鳩山邦夫蝶類コレクションの展示を見た。会場を出て、方角を定めて、春日通りに出た。地下鉄の油島駅に向かって歩くと右手に湯島天神の鳥居が見えた。ここもお参りしていこうと思う。湯島天神入り口の交差点を渡って、唐門から境内に入った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
015_220604242 X800 湯島天満宮 G7X.jpg 15.湯島天神唐門の門扉
唐門の門扉には、天神信仰で信徒とされる牛と、神紋の「加賀梅鉢紋」の浮彫彫刻がされていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
016_220604238 X800 湯島天満宮 G7X.jpg 16.梅園
唐門を入って右側に緑濃い庭園があった。池や橋が配置され、婦系図 湯島の白梅の原作者である泉鏡花の筆塚がある。境内の約300本の梅木のうち約8割は白梅だそうだ。 

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 10mm ISO125 ) 露出補正 なし
017_220604226 X800 湯島天満宮 G7X.jpg 17.湯島天神 本殿
wikipediaにでは・・・湯島天神の社伝によれば、雄略天皇2年1月(西暦換算で458年)、雄略天皇の勅命により天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)を祀る神社として創建されたと伝えられている。南北朝時代の正平10年(1355年)、住民の請願により菅原道真を勧請して合祀した。この時をもって正式な創建とする説もある。当の湯島天満宮では西暦458年創建としているそうだ。徳川家康が江戸城に入ってから徳川家の崇敬を受けた。江戸時代には多くの学者・文人が訪れ崇敬を集める一方、享保期には富籤の興行が盛ん(江戸の三富の1つ)になり庶民に親しまれた。明治5年近代社格制度において郷社に列し、明治18年に府社に昇格した。平成13年(2001年)、神社本庁の別表神社に指定された。平成12年(2000年)3月31日、「湯島神社」から「湯島天満宮」に改称されている。新社殿は、ご本殿と、参拝する人のための拝殿が幣殿で結ばれている「権現造り」の建築様式で、日本古来の「木の文化」を象徴する純木造である。写真の拝殿の後ろに本殿がある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
018_220604227 X800 湯島天満宮 G7X.jpg 18.絵馬
古来より江戸・東京における代表的な天満宮であり、学問の神様として知られる菅原道真公を祀っているため受験シーズンには多数の受験生が合格祈願に訪れるが、普段からも学問成就や修学旅行の学生らで非常な賑わいを見せている。牛に乗った菅原道真が描かれた絵馬(牛乗り天神)は、受験生たちに大人気。受験シーズンには、約3万枚の絵馬が奉納されると言われるが。奉納された絵馬はどうされるのかがちょっと気になった。私がいたことがある福岡の太宰府天満宮の場合は前の年の絵馬はおたきあげされ新年から新しいものに変わるそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
019_220604245 X800 湯島天満宮 G7X.jpg 19.拝殿と狛犬
拝殿の囲いの前には、両側に梅の木があり、それぞれ梅が彫られた立派な台座の上で狛犬が守っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
020_220604250 X800 湯島天満宮 G7X.jpg 20.銅製表鳥居(都指定文化財)
拝殿を背に、境内をお茶の水方面へ行くと表鳥居がある。この鳥居は銅製で寛文7年(1667年)9月創建され、同11年修理した銘がある。下脚部にある唐獅子頭部の装飾は鳥居として特異なものだそうだ。数度の修理を重ねて維持されてきたが、都内に遺存する鋳造の鳥居としては時代も古く、製作も優秀なもので、昭和45年8月に東京都指定有形文化財に指定された。鳥居の様式は神明鳥居といわれるもので、横木が二重になり、反りをもって、柱が内側に傾いている。横木の上の方を笠木、下の方を島木といい、鳥居の大きさは、柱の下から上端についた台輪までの長さが3.88m、笠木上端の長さが6.81mだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
021_220604252 X800 湯島天満宮 G7X.jpg 21.夫婦坂
再び境内に入り、拝殿・本殿の脇にある末社の戸隠神社、笹塚稲荷にお参りして、夫婦坂の石段を切通坂と言われるは春日通りに下りた。帰路につく。そういえばまだ、昼食をとっていなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO125 ) 露出補正 なし


2021年2月24日

永谷天満宮 2月3日

環状2号線の横浜市営地下鉄 上永谷駅の近くに永谷天満宮という神社があることを知った。
 この日は久しぶりに舞岡公園へ出かけたが、午前中にそこから、車で15分くらいのところにある永谷天満宮に参拝することにした。ホームページを開いてみると、「日本三躰永谷天満宮」は菅原道真公の御自作の御神像をおまつりする由緒正しきお宮です。後略」と記されていた。
 日本三躰とはどういうことだろうかと興味があったので、wikipediaを検索してみると、日本三躰天神(にほんさんたいてんじん)とは、大宰府に左遷された菅原道真が自身を鏡に映して自ら彫ったと伝わる道真像3体を神体として安置する3つの天満宮の総称である。「躰」は「体」の異体字であるため、日本三体天神とも表記する。うち2体は菅原氏や道真と縁の深い寺院に安置されていたが、神仏分離に伴い移された。」とあり、道明寺の1体は大阪の道明寺天満宮へ、安楽寺の1体は福岡の太宰府天満宮へ移されたとある。 菅原道真が自身を鏡に映して自ら彫ったと伝わる道真像3体を神体として安置する3つの天満宮のうちのひとつが永谷天満宮である。  全国に約1万2千社あるという菅原道真を祭神とする天満宮の総本社は京都の北野天満宮と、福岡の太宰府天満宮であるが、ともに参拝経験がある。
 本殿にお参りして、その後ろにある小高い天神山を一回りしてきた。ウメが咲き、カンザクラも咲き、メジロもいた。

 恥ずかしながら、舞岡公園でシジュウカラを撮るときに-1.0段、露出補正をしたが、設定を元に戻すのを怠り、永谷天満宮ではすべ-1.0段露出補正のままで撮ってしまった。Adobe Photoshop Elements 2018 で調整している。

1.曹洞宗天神山 貞昌院
天満宮を象徴する牛の像があり、そのわきに「曹洞宗天神山 貞昌院」という石柱が立っていたので「おや」と思った。wikipediaで調べてみると、貞昌院の前身は、天性院と称した天台宗の宿坊であり、上之坊、下之坊という二坊があったが、足利時代に廃絶されたと伝えられる。下之坊には菅原道真五男で菅秀才と呼ばれた菅原淳茂が流罪となり配流されてこの地に起居しており、道真自刻の尊像を奉祀して朝夕崇拝したのが、永谷天満宮の始まりであるとする伝説が残る。貞昌院は永谷天満宮の別当となり、 当時は永谷天満宮と山を挟んだ位置関係にあったが、文化14年(1817年)に、現在の場所に移転した。道真像(神像)は長らく同寺に保存され、祭事や出開帳の際に神社に動座(移す)されていた。近年は丑年の天満宮例大祭の際にのみ天満宮へ動座されていたが、2009年に神体を保管する施設が完成したことにより、以降は天満宮に安置されることとなったという。写真の右手の建物が 貞昌院のようだが気が付かなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 -1.0段
001_210203002 X800 永谷天満宮 RX10M4.jpg
  2.永谷天満宮 参道
写真の左側にある小さな駐車場に車を停めて、石段を上がると、参道に出る。鳥居がある参道の入り口は後ろだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
002_210203072 X800 永谷天満宮 RX10M4.jpg
3.本殿の石段
本堂は小高いところにある。初詣はにぎわうようだ。永谷天満宮は、明応2年(1493年)藤原乗国が永谷に居城し、霊夢をから社殿を造営し、御神像を安置してから500余年が経とうとしている。その間、宅間伊織之介、藤原綱頼の修造や藤原規富の改築があったが、享和3年正月不慮の火災により焼失した。貞昌院第十六世徹玄岷州が再建を志したが即世し、嗣僧大輝がその志を継承し文化2年落成、その後、関東大震災では本殿、覆殿、幣殿等倒壊し大被害を蒙り、資材欠乏の時であったが氏子の熱意により下賜材等を得て修復した。そして、昭和62年、氏子崇敬者の奉賛もあり(菅原道真?)の薨後1088年並びに平成即位の記念事業として現在の社殿が完成。現在では例祭をはじめとした各祭事、御祈祷を執り行っているといったことが記されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO320 ) 露出補正 -1.0段
003_210203005 X800 永谷天満宮 RX10M4.jpg
4.永谷天満宮 本殿
左側に「おまいりのしかた」の絵札が立てられている。いつも思うのだが、拍手を打つのもいい音を出すのはなかなか難しい。神様がおられる本殿を正面から撮るのはご法度であるので、斜め横から失礼した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 19mm ISO2000 ) 露出補正 -1.0段
004_210203054 永谷天満宮 X800 RX10M4.jpg
5.本殿と永谷菅廟碑
本殿に向かって左の方へ歩いてみる。石碑がある。漢文なのだろうか漢字がびっしりと並んでいて、何が書いてあるのか私には解らない。この石碑は永谷菅廟碑と言い、明治35年3月25日に建立されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 -1.0段
005_210203011 X800 永谷天満宮 RX10M4.jpg
6.天神山へ  菅廟碑
菅廟碑の先に右の方へ上る道があったので行って見ると、小高い丘の上に出た。ここが天神山なのだろう。この石碑は管秀塚という。菅原道真が筑紫の太宰府に左遷されるや、子息たちも全国各地に配流されたが、五男の菅秀才淳茂は、相模国永谷郷の下之坊(現在の貞昌院の前身)に居を構え、朝夕に天神山の山頂に立ち、遥か西方の太宰府に居る父を思慕したとある。その場所が菅秀塚で、自身の遺髪を納めたとも伝えられているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO125 ) 露出補正 -1.0段
006_210203013 X800 永谷天満宮 RX10M4.jpg
7.天神山 浅間神社
天満宮は「天神」、「天神さま」「天神さん」とも呼ばれる。天神山山頂には浅間神社という小さな石の社とその倍以上の高さがある石灯篭が立っていた。祭神は木花之佐久夜毘売(コノハナサクヤビメ)で、家庭円満、子授け、安産、縁結びの神と言われる。ホームページの境内案内図には浅間社と書かれている。末社のひとつなのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 17mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
007_210203020 X800 永谷天満宮 RX10M4.jpg
8.横浜市営地下鉄
山頂には、前の写真の浅間神社の向こうに見える高い金網のフェンスがあり、そこから下を見ると、家並みとともに横浜市営地下鉄の上永谷駅と下永谷、舞岡方面への線路が見えた。 金網の枠が小さく、その枠が映り込んでしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 172mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
008_210203019 X800 永谷天満宮 RX10M4.jpg
9.天神山 八重寒紅
早咲きの紅梅「八重寒紅」が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f11 1/500秒 42mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
009_210203022 X800 永谷天満宮 RX10M4.jpg
10.白梅
天神山は永谷天満宮の裏山である。早咲きの白梅も咲いていた。代表的な早咲きのの白梅の品種である「冬至」に似ているが確信はない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f11 1/500秒 41mm ISO400 ) 露出補正 -1.0段
010_210203024 X800 永谷天満宮 RX10M4.jpg
11.ニホンスイセン
登ってきたのは本殿の左側( 菅廟碑 があるほう)からだったが、本殿の右側(北西)へ下りる道を下る。石段が造られていて、こちらの方がメインの登り口かと思う。その道にニホンスイセンの花が植えられていて、きれいに咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
011_210203026 X800 永谷天満宮 RX10M4.jpg
12.サクラにメジロ
早咲きのサクラの木があり、咲き始めていた。早咲きのサクラにもいろいろ種類があるが、これはカンヒザクラとヤマザクラの交雑種であるカンザクラのようだ。花にメジロが飛んできた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
012_210203029 X800 永谷天満宮 RX10M4.jpg
13.メジロ
メジロは雌雄同色で♂♀が区別できない。冬季には若い個体が群れで行動することが多いという。この個体も群れではいなかったが、まだ、身体が小さいように思えた。普段は「チー」や「チュー」などと鳴き、「チィチョチューチィ」などとさえずり、「長兵衛、中兵衛、長忠兵衛」と聞こえるということを聞いたことがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 168mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
013_210203034m X800 〇永谷天満宮 RX10M4.jpg
14.カンザクラ
カンザクラは小さな木が1本しかなったが、全体としてはまだ、三分咲きというところだった。日がよく当たる枝では良く咲いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 30mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
014_210203044 X800 永谷天満宮 RX10M4.jpg
15.天神山入り口(表門?)
登るときは反対側から上がり、頂上から一回りしてここへ下りてきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1500秒 14mm ISO400 ) 露出補正 -1.0段
015_210203051 X800 永谷天満宮 RX10M4.jpg
16.梅の古木
本殿の石段を下りて、狛犬があるところまで来ると、梅の古木があり、花も咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1500秒 56mm ISO320 ) 露出補正 -1.0段
016_210203060 X800 永谷天満宮 RX10M4.jpg
17.梅の古木と本殿
本殿と石段を背景に梅の古木を撮った。もっと絞って撮ったほうが良かったと反省。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1500秒 35mm ISO640 ) 露出補正 -1.0段
017_210203066 X800 永谷天満宮 RX10M4.jpg
18.ウメにメジロ
駐車場へ戻ろうと参道を下りて来ると、右手の一段高いところの境内の脇に植えられているウメの木に、メジロの姿が見えた。戻って撮る。2羽ほどいたが、そのうち1羽はシジュウカラだった。+補正して撮るべきところを-補正で撮ってしまっていて大失敗。またまた反省。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1500秒 35mm ISO640 ) 露出補正 -1.0段
018_210203078 X800 〇永谷天満宮 RX10M4.jpg


2019年2月17日

京都 本山興生寺霊山本廟と錦市場 2月13日

2月13日、昨年亡くなった娘の義母の納骨の儀が京都は清水寺近くの本山興生寺霊山本廟で営まれた。当日、大人の休日・ジパング倶楽部を利用し、新横浜8時52分発のひかりで京都に向かった。この日宿泊するホテルのロビーで娘たち夫婦と合流し、タクシーで本山興生寺霊山本廟へ向かった。娘の主人の父と、弟は現地で待ち合わせだった。一周忌と併せて行われる納骨の儀は午後1時からだった。
 本山興生寺は浄土真宗の寺院である。かつて西本願寺の脇門跡であったが、明治9年(1876年)に真宗興正派として独立した際に、同派の本山となっている。その霊山本廟はいわば本山興生寺の別院である。
 いま、この本山興生寺のことで話題になっていることがある。興生寺のご住職は門主の華園家であるが、昨年4月1日、その後継者になんと第31世華園真暢門主(60歳)の長女、華園沙弥香氏(23歳)が嗣法に就任した。沙弥香氏は9歳の時に門主後継者の資格を得る「得度」を受けていたという。3月に日本獣医生命科学大学(東京都武蔵野市)を卒業したばかりだそうだ。
 納骨の儀は、午後2時に終えた。すぐ近くにあるイノダコーヒーで一休みする。夕方5時から食事会が予定されているがそれまでまだ間がある。娘の義父はそれまでホテルに戻って休みたい意向。義弟はこのまま横浜へ戻るという。娘夫婦と私たちは錦市場へ行くことにした。

1.三年坂(安寧坂)
タクシーに乗って、興生寺と告げたら、興生寺は2か所あるという。本山興生寺と興生寺別院である霊山本廟は別のところにあるのだ。霊山本廟でタクシーを下りたところは、清水寺のほうから三年坂を下りてきて、二年坂へ行くと続くところだった。写真は三年坂を見上げたところ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 20mm ISO200 ) 露出補正 なし
190213_001.jpg
2.霊山本廟(興生寺別院) 本堂
法事が始まる午後1時まで少し時間があったので、境内を歩いてみた。この本堂は昭和31年(1956)に再建されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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3.親鸞聖人像
鐘楼の傍に親鸞聖人の像があった。古いものではなさそうだ。wikipediaによれば、親鸞(承安3年4月1日 - 弘長2年11月28日)は、鎌倉時代前半から中期にかけての日本の僧で、浄土真宗の宗祖とされる。親鸞は法然を師と仰いでから生涯に渡り、「法然によって明らかにされた浄土往生を説く真実の教え」を継承し、自らが開宗する意志は無く、さらに高めて行く事に力を注いだといわれる。独自の寺院を持つ事はせず、各地に簡素な念仏道場を設けて教化する形をとるが、親鸞の念仏集団の隆盛が、既成の仏教教団や浄土宗他派からの攻撃を受けるなどする中で、宗派としての教義の相違が明確となり、親鸞の没後に宗旨として確立される事になる。浄土真宗の立教開宗の年は、寛元5年(1247年)とされるが、定められたのは親鸞の没後である。鐘楼は明治27年(1880年)の建立である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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4.霊山本廟 境内
境内は広くはないが、同院のパンフレットによれば、東山三十六峰のひとつである霊山(りょうぜん)の麓にあり、寺院一帯は自然の風光に恵まれ特別風紀地区に指定されているとあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
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5.本廟
本山興生寺は明治9年、本願寺からの別派独立に伴い、この地を入手し、宗祖の廟堂を建て宗派の本廟とし、歴代門主の墓所とした。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO640 ) 露出補正 なし
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6.紅梅
三年坂を下りたところに紅梅が咲いていた。観光客がみな写真を撮っていく。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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7.イノダコーヒ清水店
写真に見える道が霊山本廟からの道で、背後が三年坂から二年坂への観光客の多い通りである。イノダコーヒ清水店はその右側にあった。イノダコーヒは創業1940年の老舗であり、本店は京都市中京区堺町通(御池烏丸)にある。店は京都には多いが、東京、横浜にはまだ少ない。横浜の高島屋に入っていて、時々利用している。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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8.イノダコーヒ 店内から
一休みしようと店内に入る。実はイノダコーヒ清水店は京都の名店が入った青龍苑という商業施設にあり、その中庭に面していた。見事に磨かれた大きな1枚ガラスがあり、はじめは素透しかと思った。京都老舗8店舗が入っているここ青龍苑は料亭「霊鷲山荘」のあった場所を整備して、新しい店が出店し、2000年に青龍苑としてオープンしたそうだ。イノダコーヒの中から茶室のある美しい庭園を眺めることができる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 23mm ISO400 ) 露出補正 なし
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9.記念写真?
着物を着た観光客だと思う。ポーズの取り方もなかなか様になっている。京都には着物を貸して着付けをする店が沢山あるようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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10.清水坂を下る
イノダコーヒでコーヒーとサンドウィッチで30分ほど休んだ後、娘の義父と義弟を送り、4人で錦市場方面へのタクシーに乗ろうと清水坂を下る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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11.錦市場 -1
錦市場は、京都市中京区のほぼ中央に位置する錦小路通のうち、寺町通 - 高倉通間に存在する食品販売中心の商店街である。魚、京野菜といった生鮮食材のほか、乾物や漬物、おばんざいなどの加工食品を商う老舗・専門店が集まる市場で京都独特の食材は、ほぼここで揃うという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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12.錦市場 -2
タクシーを高倉通側の錦市場の入り口で降りた。ここから126店舗あるという、延長390mの錦市場の通りを歩き始めた。道幅は広いとこでも5mほど。春節で中国からの観光客が多いようだが、こういう店が人気があり、串に刺したイカなどの食べ歩きを楽しんでいる。店からメッセージでも「食べ歩きの子持イカ。北海道産ホタテ貝柱等の串焼きが大好評です!」とある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO640 ) 露出補正 なし
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13.錦市場 -3
ここは鮮魚店である。魚河岸の食べ歩きを連想するが、立派な老舗のようだ。店からのメッセージは「江戸時代から続く鮮魚商で、朝は卸売、昼からは小売りさせていただいております。顧客にはミシュラン三ツ星を続けて獲得している料亭もありますので、同じランクの魚から、普段使いのおかずまで、いろいろな魚を扱っております。」とあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO125 ) 露出補正 なし
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14.錦市場 -4
この店は昭和15年に京都島原で漬物業を始めた老舗だ。この漬物店は錦市場にこの西店と、この先の東店の2店舗を出している。失礼して店の中から、通りを歩く観光客を撮らせていただいた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
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15.錦市場 -5
「京風たこ焼き カリカリ博士」というたこ焼き屋さん。食べ歩きにはもってこいの店だ。錦市場の中で唯一のたこ焼屋だが、ジャンボたこ焼1パック6ヶ入180円というのは安い。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/800秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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16.錦天神
高倉通側から400m弱の錦市場通りを歩いて寺町通に出た。この寺町通も寺町京極商店街というアーケードになっている。その50mくらい先に、新京極通に面して錦天満宮の鳥居とお社が見えた。天満宮は菅原道真を祭る神社で、牛の像がある。天満宮の牛は「神使(=神様の使者)の牛」という意味があり、祭神菅原道真のお使いである。古くから、傷や病気の箇所をさすると回復するとの言い伝えがある。多くの参詣者に、病気が治りますように、痛みが消えますようになど様々な願いを込めて触れられてきた。また頭を擦ると知恵を授かり、賢くなるともいわれる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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2014年1月19日

亀戸天神と柴又帝釈天 1月6日 -1 亀戸天神・龍眼寺


 正月も6日になった。今年は大型正月休みとなったが、世の中はいよいよ今日から始動だ。
 3日間も家にいると、なんだか落ち着かなくなってくる。かといってこれといってすることもない。 亀戸天神に行ったことがない。横浜から横須賀線・総武線で一本で行ける。そうだ、亀戸天神に行ってみよう。亀戸天神から歩いて押上に出て、京成電車に乗り、久しぶりに柴又帝釈天へも行ってみよう。

1.蔵前通り
亀戸で下車して歩こうと思っていたが、横須賀線から直通の総武快速は、亀戸には停まらない。予定変更し、錦糸町で降りて亀戸天神に向かった。錦糸町駅の駅員さんに道を尋ねたところ地図をくださって、丁寧に説明していただいた。蔵前通りに出て、横十間川を目指して歩くと、やがて横十間川を渡る天神橋に出た。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/873秒 14.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
蔵前通り;クリックすると大きな写真になります。
2.船橋屋
天神橋を渡って左側に 船橋屋という店があった。文化2年(1805年)、11代将軍徳川家斉の頃、創業致したという葛餅の老舗だ。お買い上げ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/867秒 8.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
船橋屋;
3.亀戸天神 鳥居
船橋屋のすぐ先の左側が亀戸天神への入り口である。参道を進むと真っ赤な鳥居がある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/855秒 7.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
亀戸天神 鳥居;クリックすると大きな写真になります。
4.亀戸天神 本殿
鳥居をくぐると太鼓橋があり、その先に本殿がある。参道のる両側は梅だろうか。例年2月第2日曜日から3月第2日曜日まで梅祭りがおこなわれるという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/1000秒 20.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
亀戸天神 本殿;クリックすると大きな写真になります。
5.絵馬で願掛け
菅原道真を祀る亀戸天神は、亀戸天満宮とも言われ学問の神様。受験シーズンを控え、本殿の前には、志望校を書き、合格を祈願した絵馬が掛けられている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/750秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
絵馬で願掛け;クリックすると大きな写真になります。
6.本殿東側から東京スカイツリーを望む
東京スカイツリーはほど近い。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/1000秒 8.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
本殿東側から東京スカイツリーを望む;クリックすると大きな写真になります。
7.猿まわし
境内には猿まわし 「太郎次郎一門」の興行が行われていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/284秒 20.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
猿まわし;クリックすると大きな写真になります。
8.猿が飛ぶ
1mか1.5m離された50~60cmの高さのある踏み台から踏み台へ猿が飛び移る。この日一番の芸だったようだ。ご祝儀をはずむことになった。このお猿さんは見物していた家内に手を差し伸べ、握手をした。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 23.3mm ISO400 ) 露出補正 なし
猿が飛ぶ;クリックすると大きな写真になります。
9.参拝者
今日は月曜日、仕事始めの会社も多いのだろう。スーツ姿のサラリーマンの初詣姿を多く見る。今年は明るい話題も多いが、サラリーマンの願いが通じるかどうか。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/910秒 7.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
参拝者;クリックすると大きな写真になります。
10.石灯籠と太鼓橋と本殿
午前11時20分、参拝者も多くなってきた。境内はそれほど広くはないが、御嶽神社、花園社、弁天社などの摂末社がある。太鼓橋は、鳥居をくぐったすぐのところに男橋があり、本殿の手前にもう一つ女橋がある。これは女橋。灯籠は琴柱灯籠という。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/873秒 7.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
石灯籠と太鼓橋と本殿;クリックすると大きな写真になります。
11.アオサギ
例年4月25日から5月5日まで藤祭りが催され、敷地内の藤棚が一斉に開花し、神社中が一面藤色に染まるという。その藤棚を支える柵にアオサギがいた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/572秒 115.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
アオサギ;クリックすると大きな写真になります。
12.白い山茶花
亀戸天神のお参りを終え、次に葛飾柴又へ行こうと思い、京成電車の押上まで歩くことにした。横十間川に沿って北へ歩くと、あるマンションの入り口に白いサザンカの花が咲いていた。サザンカはツバキ科の常緑広葉樹で、秋の終わりから、冬にかけての寒い時期に、花を咲かせる。昭和52年12月6日に、一般公募の結果、サザンカは江東区の花に制定されたとのこと。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/750秒 66.0mm ISO400 ) 露出補正 なし レベル補正
白い山茶花;クリックすると大きな写真になります。
13.龍眼寺 布袋尊
さらに押上に向かって進むと右手に亀戸七福神の旗が見えた。龍眼寺(萩寺)という。お参りした後、失礼して、布袋堂の中を撮らせていただいた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/50秒 9.2mm ISO800 ) 露出補正 なし レベル補正
龍眼寺 布袋尊;クリックすると大きな写真になります。
14.龍眼寺 庚申塔
  これは江東区指定有形民俗文化財になっている庚申塔という。万治2年(1659年)の銘がある区内では最も古いとされる。正面上部に3っの種子が刻まれ、その下に見猿、聞か猿、言わ猿が並んでいる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/800秒 9.7mm ISO400 ) 露出補正 なし レベル補正
龍眼寺 庚申塔;クリックすると大きな写真になります。
15.十間橋から東京スカイツリーを望む
  浅草通りに出て、少し行ったところを右に入り、十間橋を渡る。橋の上はスカイツリーのビューポイントだ。今日は風があって、川面が揺れていて、きれいに映らない。ここから見るライトアップされたスカイツリーはきれいだと思う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
  プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/800秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし レベル補正
十間橋から東京スカイツリーを望む;クリックすると大きな写真になります。
16.押上
  東京ソラマチの前に出た。ここが京成電車の押上駅であり、東京スカイツリー前だ。ここで京成電車に乗り、高砂駅へ。高砂で京成金町線に乗り換えて一駅、柴又で降りた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
  プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/873秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし レベル補正
押上;クリックすると大きな写真になります。