検索結果: Studio YAMAKO

Studio YAMAKOで“西口(金沢港口)駅前バスターミナル”タグの付いているブログ記事

2022年12月29日

金沢紀行 11月20日~22日 その9 (最終)金沢駅と金沢港 11月22日

昨日(10月21日)は素晴らしく良い天気に恵まれ、兼六園、金沢城公園、近江町市場、そして、にし茶屋街と忍者寺を見て歩いた。それは、とてもとても1日で見て回れる範囲ではなく、大雑把に上っ面を見て歩いたに過ぎない。行ってみれば次回来るときの下見をしたようなものだ。
 この日は、またどんよりとした空に戻ってしまった。大きな荷物はホテルから宅配便で送ってしまったので、新幹線に乗るまで身軽に歩ける。
 あと、新しくなった金沢駅を少し見たかったので、まず、金沢駅へ行こうとホテルでタクシーを呼んでもらったが、朝のラッシュの時間帯で、手配できない。仕方なく、なれない路線バスを利用する。ホテル最寄りのバス停もわからなかったので、道を歩く地元の方に尋ねたところ、親切に教えて下さった。  旅行社で手配してもらった帰りの新幹線は金沢発15時56分と少々遅い。予定したところは見て回ったので、午後1時発くらいの列車にしようとみどりの窓口で変更を試みるが、旅行社からツアーとして手配した座席指定は変更できないとのこと。東京行きの「かがやき」は全車指定席で自由席はない。仕方なく、そのまま15時56分のかがやき510号で帰ることにする。
   さて、それまでどうしようかと、駅の観光案内所へ行き、午後3時ごろまで約6時間の時間のつぶし方を相談した。いろいろ案を出してくれたが、路線バスで30分ほどで行ける金沢港の金沢クルーズターミナル、「金沢港いきいき魚市」へ行くことにした。金沢駅の鼓門がある東口(兼六園口)を見て、金沢港へ行くバスが出る西口(金沢港口)へ行った。10時45分発のバスに乗った。
 午後3時少し前に再び路線バスで金沢駅に戻り、15時56分のかがやき510号に乗って帰路についた。
 今回、初めて金沢の街を、大雑把ではあったが見て回った。金沢は戦災がなかったことで、当時の歴史的建造物や街並みとともに、伝統工芸、伝統芸術、食文化も受け継がれてきている。加賀藩前田家が残した貴重な歴史的文化遺産の街だった。次回来る機会があればゆっくりと金沢の良さを享受したいと思う。

000_221122334 X700 金沢 金沢駅 G7X.jpg
鼓門 と もてなしドーム 2022年11月22日 金沢駅兼六園口

190_221122265 X800 金沢 金沢駅 G7X.jpg 190.噴水時計
金沢駅を背に兼六園口(東口)へ出るもてなしドームの下を進み鼓門を抜けて、その先へ進むと小さな噴水を並べたウェルカムボードが設置されていた。このボードは噴水時計という。コンピュータ制御によって噴き出す水で時刻が表示される。時刻表示の合間に、順に「いいね金沢」「ようこそ金沢へ」「WELCOME」「KANAZAWA」のメッセージが表示される。噴き出している水で文字が歪んで見えた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO200 ) 露出補正 なし
191_221122268 X800 金沢 金沢駅 G7X.jpg 191.鼓門、もてなしドーム、駅入り口
駅前通りのバスターミナルのある噴水時計のところから、鼓門、もてなしドーム、駅入り口を振り返る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO125 ) 露出補正 +0.7段
192_221122270 X800 〇金沢 金沢駅 G7X.jpg 192.鼓門の柱
金沢駅東口広場は白江 龍三氏の設計である。wikipediaによれば「元々はガラスや金属を用いて設計を進めていたが、基本設計がほぼ終了した時期の報告会で「木造や瓦屋根などの直接的に歴史性を感じさせるものが欲しい」という強い要望が出され木造の門を作ることになった。東広場は江戸時代に城下町として形成された旧市街地と、明治以後に形成された新しい市街地との境界に位置し、新しい金沢と古い金沢の結界の意味が込められている。また、少しずつ方向を変えて並ぶ斜めの柱は全体として全ての方向の地震力に合理的に抵抗できる形状で、背後にあるもてなしドームのアルミ合金やガラスとの素材感の対比もデザインの重要な要素となっている。石川県の伝統芸能「加賀宝生」の鼓がモチーフとなっている。」と記されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 32mm ISO320 ) 露出補正 +0.7段
193_221122271 X800 〇金沢 金沢駅 G7X.jpg 193.鼓門
金沢を訪れた多くの観光客がまずここで記念写真を撮影していくという、フォトスポットとして人気なのが荘厳な印象の鼓門だ。金沢が紹介される映像、画像では必ずと言ってよいほど登場する。言うまでもなく、金沢の伝統芸能である能楽で使われる鼓をイメージしている。高さが13.7mあり2本の太い柱に支えられた門構えは圧巻である。金沢駅は世界で最も美しい駅14駅の1つに選出されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1000秒 13mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
194_221122278 X800 〇金沢 金沢駅 G7X.jpg 194.もてなしドーム -1
2005年3月には駅の東口に もてなしドーム と 鼓門 が完成した。もてなしドームは巨大なガラス張りのドームで、雨の多い金沢を訪れる観光客に傘を差しだすイメージで建設された。石川県は年間降雨日数が全国で最も多い県で、地元では "弁当忘れても傘忘れるな" という言い伝えがあるという。たまたま、これを書いている12/23朝のテレビ中継で大雪警報が出された金沢駅の雪景色が放映されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 +0.7段
195_221122292 〇金沢 金沢駅 G7X.jpg 195.やかんのオブジェ -1
金沢は現代アートで人気の金沢21世紀美術館の街でもある。このことを象徴するように駅前広場にはやかんが転がっているオブジェがあると聞いていたので、観光案内所でその場所を聞いて行ってみた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO160 ) 露出補正 なし
196_221122284 X800 金沢 金沢駅 G7X.jpg 196.やかんのオブジェ -2
駅の東口(兼六園口)を出て左側にあったこの個性的な作品は、金沢が実施した美術作品のコンクール「国際コンペチション2006」の最優秀賞に選ばれた作品だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 18mm ISO250 ) 露出補正 なし
197_221122291 X800 〇金沢 金沢駅 G7X.jpg 197.「やかん体、転倒する。」
やかんのオブジェの作品名は「やかん体、転倒する。」(三枝一将氏作)という。ちゃんと蓋まであった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO1000 ) 露出補正 なし
198_221122295 X800 金沢 金沢駅 G7X.jpg 198.お世話になった金沢駅観光案内所
立派な観光案内所があった。新幹線の時間まで、どこか行ってみるところはないかと相談したところ、いくつかのアイデアを出してくれ、とても親切に応対していただいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
199_221122296 X800 金沢 金沢駅 G7X.jpg 199.西口(金沢港口)駅前バスターミナル
観光相談所で推奨していただいた金沢港クルーズターミナルへ行くバスに乗るため、西口のバスターミナルへ行った。10時45分発の路線バスに乗る。駅西新都心に面した西口(金沢港口)はスッキリと都会的な印象だ。西口広場の再整備により平成23年(2011年)11月27日に完成している。そびえ立つモニュメントは金沢市出身の金属造形作家だった故・蓮田修吾郎氏の作品で、金沢の「カ」と「ナ」を組み合せたデザインだそうだ。高さ19.89m、横40mのスチール製。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 18mm ISO125 ) 露出補正 なし
200_221122299 X800 金沢 金沢港クルーズタームナル G7X.jpg 200.金沢港クルーズターミナル
30分ほどバスに揺られ、金沢港クルーズターミナルについた。忽然と現れた立派な建物だった。金沢港は、石川県金沢市の大野川の河口に位置し、日本海に面する港湾である。2020年6月1日にこの金沢港クルーズターミナルが開館し供用を開始した。展望台、レストラン、セミナールームなどがあり、写真の操船シュミレーターもあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
201_221122303 X800 金沢 金沢港クルーズタームナル G7X.jpg 201.御供田埠頭
展望台に出て、右手(東側)を見ると2基のガントリークレーンがある御供田埠頭が見えた。ここから県内で製造されるショベルカーやブルトーザなどの建設機械がRORO船を利用して世界に輸出されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
202_221122305 X800 金沢 金沢港クルーズタームナル G7X.jpg 202.埠頭から見た金沢港クルーズターミナルの建物
クルーズターミナルの建物の外に出て、埠頭の広い桟橋に出てみた。ここは戸水埠頭という。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
203_221122306 X800 金沢 金沢港クルーズタームナル G7X.jpg 203.戸水埠頭の広い桟橋
金沢港に集まるのは貨物だけでなく、戸水埠頭や、西隣の無量寺埠頭には、クイーンエリザベスⅡ号や、飛鳥Ⅱなど、毎年多くのクルーズ船が寄港するという。大型客船が停泊すると、ここに観光バスなどが待機していて、乗船客は金沢観光に出かけるのだろう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 24mm ISO125 ) 露出補正 なし
204_221122307 X800 金沢 金沢港クルーズタームナル G7X.jpg 204.岸壁
岸壁には、大型船用には直径10cm以上のものもあるというロープ(ホーサー)の先端の輪を掛けるビット(係留柱)が並んでいる。クイーンエリザベスⅡの全長はほぼ300mある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 21mm ISO125 ) 露出補正 なし
205_221122314 X800 金沢 金沢港いきいき魚市 G7X.jpg 205.金沢港いきいき魚市
埠頭のひろい桟橋を西へ歩いて、金沢港いきいき魚市へ行った。ここは思ったより観光客が来ていた。金沢港に漁船が帰港するのは、夜の8時~9時という。すぐに市場でセリ落とされる魚はまだ生きているものもあり、新鮮そのものだそうだ。また、朝のセリでは、県内各地から早朝に水揚げされたばかりの魚がずらりと並び、次々とセリ落とされ、いきいき魚市で販売されるとのこと。この時期は11月6日に解禁された可能ガニ、香箱ガニが並ぶ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
206_221122313 X800 金沢 金沢港いきいき魚市 G7X.jpg 206.可能ガニ
新鮮なカニは脚を上にして並べられることが多い。近江町市場では甲羅を上にしてトロ箱に入れられたものもあったが、多くはやはり脚を上にして並べられていた。しかし、美味しいカニを見分けるのは、加能ガニは甲羅が見える表側を上にして、甲羅に色艶があり、光沢があるもの、甲羅に黒いつぶつぶが沢山あるものが良いといわれる。解凍したり、茹でたりする際は、カニを仰向けにしておくとカニ味噌が流れ出るのを防いでくれるという。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
207_221122312 X800 金沢 金沢港いきいき魚市 G7X.jpg 207.香箱ガニ
香箱ガニはおなかが見える側を上にして見るという。おなかがピンク色のもの、また、外子が黒っぽいもの、ふっくらしたピンク色のおしりのものが良いとされるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
208_221122315 X800 金沢 金沢港いきいき魚市 G7X.jpg 208.立派な可能ガニ
まだ水槽の中にいた大きな可能ガニ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO1250 ) 露出補正 なし
209_221122311 X800 金沢 金沢港いきいき魚市 G7X.jpg 209.バイ貝(梅貝)
一昨日の夜、すし屋でバイ貝の煮つけを酒の肴に食べた。とても美味かった。石川県はバイ貝の出荷量が多いのだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1000 ) 露出補正 なし
210_221122318 X800 金沢 金沢港いきいき魚市 G7X.jpg 210.立ち食い寿司
いきいき魚市の中にちょっと洒落た立ち食い寿司屋があった。金沢の東山にある「鮨やしち」などを手掛ける株式会社八七産業が、2022年5月3日、ここ、いきいき魚市内に開いた「立ち喰い鮨 優勝」という店だ。立て看板には、メニューはお任せコースのみで、9巻+卵・味噌汁で4kとあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 ) 露出補正 なし
211_221122321 X800 金沢 金沢港クルーズターミナル G7X.jpg 211.クルーズターミナルのレストラン
いきいき魚市からクルーズターミナルへ戻ってきた。午後1時になっていた。2階にあるレストランでパスタの昼食をとった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO250 ) 露出補正 なし
212_221122330 X800 金沢 金沢駅 G7X.jpg 212.金沢駅へ戻る
帰路も路線バスに乗って金沢駅へ戻ってきた。東口側から鼓門を通して西口側を見る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 +0.7段
213_221122331 X800 金沢 金沢駅 G7X.jpg 213.もてなしドーム -2
鼓門の前から、もてなしドームを撮る。確かに美しい駅である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO180 ) 露出補正 +0.7段
214_221122334b X800 金沢 金沢駅 G7X.jpg 214.加賀八幡起き上がり
金沢伝統工芸の一つで七転び八起きの縁起物として親しまれてきた玩具があるが、「あと326日」と電光表示された「加賀八幡起き上がり」が駅前広場にあった。326日後に何があるのか知らないまま写真を撮ってきたが、調べてみると「いしかわ百万石文化祭2023」(第38回国民文化祭と第23回全国障害者芸術・文化祭の統一名称)のことだろうと分かった。令和5年10月14日から令和5年11月26日までの44日間開催される。時間が来た。ホームに上がり、15時56分のかがやき510号に乗って帰路についた。良い旅だったと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし