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2019年10月12日

再び明神台公園へ 10月7日

急に涼しくなった。キバナコスモス、フヨウ、ハギが元気なうちにもう一度、明神台公園へ行ってみようと思った。
 この日は Nikon の D750 にSIGAM 150mm macro を付けていった。SIGMA 150mm macro はまだ十分使い方がわかっていない。絞りの設定にもよるのだろうが、被写界深度が極めて浅い。寄って撮る場合、チョウの目にピントを合わせると触覚がボケるといった具合に1mmくらいのところで、ピントがずれる。チョウ全体にピントを合わせようと思うと、翅を閉じた状態では、目と前翅の先端がレンズから平行にしないとならない。ちょっとあつかいが難しいと思った。
 ツマグロヒョウモンは個体数が少なかったが、この日、撮りたいと思っていたウラナミシジミは増えていた。

191007_001.jpg   1.ヒメアカタテハ
この日は、保土ヶ谷公園には立ち寄らずに、まっすぐ明神台公園に来た。前回、10月1日に来た時と同じようにキバナコスモスは咲き、フヨウはさらに多く咲いていた。ハギの花も咲いている。だが、10月1日に比べると随分涼しくなっていた。この日、最初に撮ったチョウはヒメアカタテハだった。このチョウも秋になると多く見られるようになる。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO110 ) 露出補正 -0.3段
191007_002.jpg 2.ツマグロヒョウモン♂ -1
ツマグロヒョウモンは多くは飛んでいなかった。この♂は、とてもきれいな個体だった。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
191007_003.jpg 3.ウラナミシジミ♀
ウラナミシジミは、先日来た時より数が多くなっていた。この日はウラナミシジミの写真を多く撮ることになる。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
191007_004.jpg 4.アオスジアゲハ
アオスジアゲハも、群生するキバナコスモスの周りを飛び回り、短い時間吸蜜して、次の花に移る。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
191007_005.jpg 5.ツマグロヒョウモン♂ -2
出来るだけ近づいて撮ってみた。眼にきちっとピントを合わせられなかった。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 150mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191007_006.jpg 6.アゲハ♂
破損していない、きれいなアゲハがキバナコスモスに来た。少しカメラから距離がある。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
191007_007.jpg 7.フヨウの花
朝咲いて夕方にはしぼむ一日花で、長期間にわたって毎日次々と開花する。フヨウは柔らかな花姿と、1日で枯れてしまう儚さから、昔から美しい女性の例えとして使われてきたという。このことから、「繊細な美」「しとやかな恋人」という花言葉がつけられたそうだ。  写真の左の花は、朝に咲いて、今は12時半だが、すでに萎んでしまった花だ。フヨウの雌しべの先端は 5 裂になり、その雌しべの下の方に雄しべがある。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 150mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191007_008.jpg 8.ハギの花にきたウラナミシジミ -1
近くに咲くハギの花に止まってくれたので、寄って撮った。♂のように思うが、裏面から雌雄の区別は難しい。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 150mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191007_009.jpg 9.ハギの花にきたウラナミシジミ -2
ウラナミシジミの食草はエンドウ、ダイズ、インゲンなど、マメ科の植物であるが、ハギもその一つである。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 150mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
191007_010.jpg 10.キバナコスモスに来たウラナミシジミ♀
キバナコスモスのきれいな一輪にウラナミシジミが止まり、ストローを伸ばす。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 150mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191007_011.jpg 11.ウラナミシジミとヤマトシジミ
ハギの花にウラナミシジミ2頭とヤマトシジミが集まっていた。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO280 ) 露出補正 -0.3段
191007_012.jpg 12.ハギの花にツバメシジミ
ツバメシジミも各種マメ科の植物を食草にしている。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8
macro 絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
191007_013.jpg 13.ツバメシジミ♀
ハギが植えられているためだろうか、ツバメシジミが多くいた。絞り優先オートで、絞りは f4 にして、シャッタースピードの下限(最低速)を1/500秒に設定しているので、f4 1/500秒 ISO100 より暗い場合、設定した上限のISO3200までは、ISO感度が露出調整の役割をしている。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
191007_014.jpg 14.キバナコスモスにチャバネセセリ
キバナコスモスには、イチモンジセセリも吸蜜にやってくるが、飛んでいるときは、イチモンジセセリとチャバネセセリは区別できない。f4 1/500秒 ISO100 より明るい場合は、シャッタースピードが速くなって露出を調整する。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/1000秒 150mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191007_015.jpg 15.フヨウの花とチャバネセセリ
フヨウの花で吸蜜するのはチャバネセセリが多い。昨年はイチモンジセセリがフヨウの花に入潜り込んで吸蜜している姿も見ているが。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/1600秒 150mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191007_016.jpg 16.ハギの花にきたウラナミシジミ -3
日本チョウ類保全協会編の「フィールドガイド 日本のチョウ」によると、ウラナミシジミは「本土で越冬できるのは九州~関東地方南部沿岸の温暖な地域に限られ、発生を繰り返しながら分布を北に拡大し、8月下旬ごろには個体数が急激に増加して、秋には北海道でも見られるようになる。」と記されている。横浜では、越冬出来るのだろうか? ハギに産卵しているようであったが。 Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 150mm ISO220 ) 露出補正 -0.3段
191007_017.jpg 17.黄色のヒガンバナ
この日は1時間ほどで切り上げた。いつものように法性寺の境内を通らせていただいたが、そこには黄色い彼岸花が咲いていた。白いヒガンバナは巾着田でも見たことはあるが、黄色は初めて見た。

Nikon D750 SIGMA 150mm f2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 150mm ISO220 ) 露出補正 -0.3段


2019年8月13日

ミドリシジミは? 箱根湿性花園 7月30日

箱根湿性花園のミドリシジミの適期は7月の20日前後である。ところが今年は天候が悪く気温も低かったので、北海道へ行く前に訪れることができなかった。北海道から戻ってくると関東地方は天候が回復し、暑くなって、7月29日に梅雨明けとなった。
 今年もチョウの発生時期、野草の開花時期がどうなっているのかわからないまま、7月30日に箱根湿性花園へ行ってみることにした。
 予定通り、8時半に箱根湿性花園の駐車場に着いた。開園は9時である。周囲を歩いてみるがチョウの姿はなかった。園内に入って、まず、ミドリシジミがいるかどうかが気がかりだった。ノリウツギのある所へ行ってみる。花はすっかり落ちてしまっていて、ミドリシジミの姿はない。
 この日最初に撮ったのはホソバセセリだった。6~7mほど離れたところの花にセセリチョウがいた。ほかに撮るものがないので、撮ってみて、モニターで確認しみて驚いた。今まで見たことがなかったホソバセセリのようだ。もちろん、ここ湿性花園にいることを初めて知る。ポイントもわかったので、来年以降はもっとましな写真が撮れればと思う。
 そして、その近くに咲くチダケサシの花にミドリシジミが来ていたので、今年も発生していたのだと、安心した。
 北海道でD5300がダウンしてしまっていたので、今回はD5000に、新調したSIGMA 150mm macro を付けて試してみた。f4で撮っていたが焦点深度が浅い。しかし、ピントが合った時の写りは良い。
 3時間ほど園内を3周して切り上げた。

190730_001.jpg 1.コオニユリ
湿性花園に入るとたくさんの花が咲いていた。特にオレンジ色のコオニユリは鮮やかに咲いていて印象的だ。ミヤマカラスアゲハでも来てくれればと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190730_002.jpg 2.ホソバセセリ
入園後しばらくの間、チョウの活動は少なかったが、ミドリシジミを探して歩いていると、少し離れたところの、まだ咲き始めのヌマトラノオの花で小さなセセリチョウが吸蜜していた。ファインダーでは種は確認できなかったが、撮影後モニターで拡大してみて、ホソバセセリとわかった。今まで見たことがないチョウだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
190730_003.jpg 3.ミドリシジミ -1
チダケサシの花にミドリシジミが止まっていた。ここのミドリシジミは2~3年前に数が少なくなった年があったが、「いてくれた」とほっとする。少し擦れているようだ。最盛期は過ぎているのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
190730_004.jpg 4.2頭のミドリシジミ
近くのチダケサシの花にはミドリシジミが2頭来ていた。今年は十分発生しているようだ。例年、ミドリシジミが群がるノリウツギの花はすっかり落ちてしまっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 201mm ISO200 ) 露出補正 なし
190730_005.jpg 5.ジャノメチョウ
黄色いカセンソウの花が咲く湿原植生復元区へ行く。ジャノメチョウがそのカセンソウで吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 201mm ISO200 ) 露出補正 なし
190730_006.jpg 6.アカタテハ
ヌマトラノオはまだ咲き初めだったが、この花には多くのチョウが集まる。毎年、ここではアカタテハに会う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
190730_007.jpg 7.オオチャバネセセリ
ホソバセセリがいることが分かったので、「もしかして」と思ってカメラを向けるが、オオチャバネセリだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO125 ) 露出補正 なし
190730_008.jpg 8.オオウラギンスジヒョウモン or ウラギンスジヒョウモン -1
昨年まで、ここ箱根湿性花園にいるのはオオウラギンスジヒョウモンだとばかり思っていた。ところが昨年、明らかにウラギンスジヒョウモンとわかる個体の写真を撮った。そして、この日に撮った写真をあとでしっかり見てみると、裏面の緑黄色の部分の明るさや、裏面の銀色の紋の現れ方などから、ウラギンスジヒョウモンではないかと思える個体が複数あった。前翅先端の突出具合から見ると、オオウラギンスジと思えるのだが、同定が難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
190730_009.jpg 9.食虫植物
箱根湿性花園では、「世界の食虫植物展」が行われていて、葉を閉じて虫を捕まえる「ハエトリグサ」を始め世界各地の食虫植物約60種500点が展示されていた。こんなアメリカの爆撃機のような名前が付いたハエトリグサがあった。ハエトリグサは葉の内側に感覚毛という針があり、これに2回触ると葉が閉じて虫を捕まえる。虫がもがくとさらに強く締め付けていく。約1週間後に消化し、きれいな硬い部分を残し、また開くという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
190730_010.jpg 10.ミドリシジミ -2
約1時間後、再びミドリシジミが吸蜜していたところに戻ってくると、まだ、ミドリシジミがいた。新調した SIGMAの 150㎜ macro で撮った。 

Nikon D5000 SIGMA f2.8 150mm macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/800秒 150mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
190730_011.jpg 11.キタテハ
夏型のキタテハが初々しい。これも SIGMA 150㎜ macro で撮った。ボケもきれいだ。

Nikon D5000 SIGMA f2.8 150mm macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/2000秒 150mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
190730_012.jpg 12.オオウラギンスジヒョウモン or ウラギンスジヒョウモン -2
8.の説明で触れたとおり、同定が難しい。これはどちらかというとオオウラギンスジヒョウモンに見える。

Nikon D5000 SIGMA f2.8 150mm macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1250秒 150mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
190730_013.jpg 13. ミヤマカラスシジミ -1
チダケサシにミドリシジミが止まっていると思ったら、ミヤマカラスシジミだった。健在だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 25mm ISO100 ) 露出補正 なし
190730_014.jpg 14.イチモンジセセリ
もしかして、ホソバセセリかと思って撮ったが、イチモンジセセリだった。

Nikon D5000 SIGMA f2.8 150mm macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/2000秒 150mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
190730_015.jpg 15.クロアゲハ
クロアゲハが飛んできて、葉上で翅を休めた。きれいな個体である。

Nikon D5000 SIGMA f2.8 150mm macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/250秒 150mm ISO360 ) 露出補正 -0.3段
190730_016.jpg 16.ヒメアカタテハ
ヒメアカタテハが飛んできてカセンソウに止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
190730_017.jpg 17.ミヤマカラスシジミ -2
一回りして戻ってくると、さっきのチダケサシで、まだミヤマカラスシジミが吸蜜していた。同じ個体である。被写体に近寄って9mmで撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
190730_018.jpg 18.オオウラギンスジヒョウモン or ウラギンスジヒョウモン -3
黄色のカセンソウの花より、ヌマトラノオのほうが好きなようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 193mm ISO160 ) 露出補正 なし
190730_019.jpg 19.ミドリシジミ -3
最後にもうひとまわりしようと思って歩いていると、飛び出したミドリシジミが目の前に止まった。1カット撮るとまた飛んで近くの葉に止まって開翅し始めた。♀である。近寄って撮ろうとしたら逃げられてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
190730_020.jpg 20.ミヤマカラスシジミ -3
再びミヤマカラスシジミがいたところに来た。まだ、チダケサシで吸蜜している。左前翅端に傷がある同じ個体である。最初に見た時から約1時間吸蜜を続けていた。

Nikon D5000 SIGMA f2.8 150mm macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1000秒 150mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段