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2012年1月 6日

隠居の探鳥ウォーク:寒の入り ハクセキレイを 急ぎ撮る


 年末・年始の運動不足を解消したくて、近辺を例によって探鳥散策した。年末に手に入れた Nikon D7000 を試したかったこともある。だが、何かとイベントが多くて出そびれていた。寒いのはあまり気にならない。防寒対策をしていれば大丈夫である。

 鳥の世界には正月はない。寒いほうが元気である。
 カメラの方は、なかなか熟れない。機能が多くて、どのように使うか迷ってしまう。私の野鳥撮影は、記録が中心である。芸術的な写真を狙っていないし、狙っても撮れないと思っている。記録中心だから、鳥が現れる場所に三脚を据えて、鳥がやってくるのを待つような事はしない。鳥がいそうな場所を求めて、ウロウロと歩く。そのためには、持ち歩ける機材が必要だ。今、使っている望遠レンズシグマ APO 50-500mm である。現在のところ手持ちで撮影できる最大の望遠レンズでなかろうか。このように、カメラ本体(Nikon D7000) と合わせて 3kg もあるような望遠レンズをつけて三脚なしに撮っている人は少ないだろう。だから、教科書にあるような野鳥の撮り方ではなかなか上手くいかない。手ぶれ防止(Optical Stabilizer) はついているが、レンズを筒いっぱい伸ばして動く野鳥を撮るときは、1/750s 以上ぐらいのシャッタースピードでないと手ぶれを起こすようだ。慣れた人なら、もっと遅いシャッタースピードでも大丈夫のようなことが、レビューでは書かれているが。
 カメラのセッティングでは、よく失敗を犯す。先日(1月5日)も、ISO の設定で間違った。マニュアルを見ていると、ISO6400以上の Hi 1-2 がある。ISO感度自動制御最大値と間違って、ISO 感度設定を Hi 2 としてしまった。撮った写真をモニターで見ると、まあまあのようだったので疑念もなく、その設定で撮ってしまった。PC で確認するとざらつきが大きくいい写真ではない。私の場合、シャッタースピード優先(1/800--1/1000)で、ISO の設定は 200 にし、感度自動制御を ON にして、制限上限感度を 6400 に設定しておくのがいいようだ。あとは、露出補正を状況によって変えればいいと思う。だが、被写体を追うのが精一杯で、ついつい設定がおろそかになる。当分は、失敗を重ねるしか仕方がない。

カルガモ;クリックすると大きな写真になります モズ;クリックすると大きな写真になります ケリ;クリックすると大きな写真になります イソシギ;クリックすると大きな写真になります
カルガモ:和田川・大森(堺)
/2011/12/28
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
ISO6400 1/800s F6.3
露出補正なし
トリミング
モズ:和田川・檜尾(堺)
/2011/12/28
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
ISO800 1/800s F7.1
露出補正なし
トリミング
ケリ:和田川・美木多上(堺)
/2011/12/28
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
ISO1100 1/800s F6.3
露出補正なし
トリミング
イソシギを追い払うセグロセキレイ:和田川・檜尾(堺)
/2011/12/28
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
ISO800 1/800s F10.0
露出補正なし
トリミング
ハクセキレイ;クリックすると大きな写真になります マガモとアオサギ;クリックすると大きな写真になります キンクロハジロ;クリックすると大きな写真になります シロハラ;クリックすると大きな写真になります
ハクセキレイ:尾美濃池(堺)
2012/1/5
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
ISO H2 1/1000s F32.0
露出補正なし
トリミング
マガモとアオサギ:松池(堺)
2012/1/5
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
ISO H2 1/1000s F18.0
露出補正なし
トリミング
キンクロハジロ:摺鉢池(堺)
2012/1/5
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
ISO H2 1/1000s F32.0
露出補正なし
トリミング
シロハラ:東谷池(堺)
2012/1/5
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
ISO H2 1/1000s F29.0
露出補正なし
トリミング
バン;クリックすると大きな写真になります スズメ;クリックすると大きな写真になります アオサギの飛翔;クリックすると大きな写真になります コガモ;クリックすると大きな写真になります
バン:和田川・檜尾(堺)
2012/1/6
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
ISO H1 1/1000s F6.3
露出補正なし
トリミング
スズメ:和田川・美木多上(堺)
2012/1/6
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 380mm
(35mm相当570mm)
ISO 500 1/1000s F6.3
露出補正なし
このようなときのために、絞り優先のセットもしておいたほうがいいかもしれない
アオサギの飛翔:和田川・檜尾(堺)
2012/1/6
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 290mm
(35mm相当435mm)
ISO 320 1/1000s F6.3
露出補正なし
割合シャープに撮れた。6コマ/秒の威力か?
コガモ:和田川・檜尾(堺)
2012/1/6
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 340mm
(35mm相当510mm)
ISO 450 1/1000s F6.3
露出補正なし
コガモが等間隔で休んでいた


2011年7月16日

隠居の探鳥・蝶ウォーク:姫女菀 咲きて群れる モンキチョウ


 小暑と大暑の間、夏の土用である。今年は、梅雨明けが早かったからか、日差しは強いが日陰に入るとべとつくことはない。だが、熱中症に気を付けないといけない歳である。腰にペットボトル、首からタオルをぶら下げて、川の土手と田んぼの畦道を歩いた。

 昨日(7月14日)、ヨドバシカメラから、シグマ APO 50-500mm の望遠レンズが届いたので、早く試しみたいこともある。このレンズ、手持ちで撮影できる望遠としては最長のものであろう。重量は 2kg あるから確かに重たいが、シグマ APO 120-400mm に慣れているので前より少し重たいかなという感じである。OS(optical stablizer) がよく効くので、なんとか手持ちで撮影ができる。これをイチデジD90 に一本付けていると、最短 50cm の被写体から焦点が合うので、近くから遠くまで撮ることができるのが魅力で買ってしまった。

クマゼミ;クリックすると大きな写真になります 川の横のコナラの木立では、クマゼミの合唱が始まっている。今年はじめてである。セミの姿は、樹の幹に溶けこんでしまって見ることが難しい。

 ついこないだ植えたばかりの稲は、もう青々と茂ってきている。米というのはもっとも効率のいい作物なのかもしれない。葦原にぎょしぎょしぎょぎょしと啼いていたオオヨシキリはすっかり姿を潜めたが、ケリ・ヒバリは畦道を飛び回っている。ムクドリとスズメは元気だ。

 野草は、多くのところで姫女菀(ヒメジョオン)で咲いていて、蝶類が飛来してきている。眼を凝らすと畦道の草には、シジミチョウが青い翅を見せながらヒラヒラとしている。

 畑では自家消費かもしれないが、かぼちゃやなすが栽培されている。これらの花はきれいである。
泉北野々井の田んぼ;クリックすると大きな写真になりますかぼちゃの花;クリックすると大きな写真になりますかぼちゃの花;クリックすると大きな写真になりますなす:野々井;クリックすると大きな写真になります
泉北野々井の田んぼ
2011/7/15
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 50mm
(35mm相当 75mm)
ISO200 1/1500s F4.5
かぼちゃの花:野々井
2011/7/15
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 170mm
(35mm相当 255mm)
ISO320 1/1000s F5.6
かぼちゃの花:野々井
2011/7/15
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO200 1/1000s F6.7
なす:野々井
2011/7/15
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 170mm
(35mm相当 255mm)
ISO560 1/1000s F5.6


ハクセキレイ;クリックすると大きな写真になりますコサギ;クリックすると大きな写真になりますヒバリ;クリックすると大きな写真になりますムクドリ;クリックすると大きな写真になります
ハクセキレイ:野々井(堺)
2011/7/15
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 460mm
(35mm相当 690mm)
ISO1600 1/1500s F6.3
トリミング
コサギ:野々井(堺)
2011/7/15
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO560 1/1000s F6.3
トリミング
ヒバリ:野々井(堺)
2011/7/15
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO280 1/1000s F6.3
トリミング
ムクドリ:野々井(堺)
2011/7/15
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO1600 1/1000s F6.3
トリミング


ベニシジミ;クリックすると大きな写真になります姫女菀にモンキチョウ;クリックすると大きな写真になりますツバメシジミ;クリックすると大きな写真になりますナガサキアゲハ;クリックすると大きな写真になります
ベニシジミ:野々井(堺)
2011/7/15
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO450 1/1500s F6.3
トリミング
モンキチョウ:野々井(堺)
花:姫女菀(ヒメジョオン)
2011/7/15
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO400 1/1500s F6.3
トリミング
ツバメシジミ:野々井(堺)
2011/7/15
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO1250 1/1000s F6.3
トリミング
ナガサキアゲハ:桃山台(堺)
2011/7/15
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 210mm
(35mm相当 315mm)
ISO3200 1/1000s F6.3
トリミング
(追記:2011/7/17)クロアゲハとしていた蝶は、Studio YAMAKO のオーナーが、ナガサキアゲハだと指摘してくれました。なかなか撮れない蝶だそうです。ビギナーズラックでしょうか。