Atelierで“「堺自然ふれあいの森」”タグの付いているブログ記事

2007年11月10日

秋深し泉北ニュータウン周辺

クリックすると大きな写真になります 朝のうちは秋の好天だったのに午後になって薄い雲に覆われてきたが雨は降りそうでないので、泉北ニュータウン周辺をぶらっと巡ることにした。
 今年も契約してオーナーとなったミカンの木を農園に訪ねてみた。平日なので、我々以外は、一組の家族連れしか見かけなかった。皆さん収穫はまだのようだが、どの木にも黄色く色づいた実がたわわにぶら下がっている。今年は、実が大きいようだ。いくつかを試しに穫って食してみると、甘酸っぱい味が口に広がった。
クリックすると大きな写真になります  このみかん農園から「堺自然ふれあいの森」に行く途中に、堺市の外郭団体(?)が運営する「ハーベストの丘」がある。その入園ゲートの外にある地場野菜などを売っている売店に立ち寄りたいというので、付き合った。そこで求めた百合の花を帰ってから花瓶に挿して値段の割にはなかなか良い、と言って満足気であった。

 鉢ヶ峰墓地公園に隣接している「堺自然ふれあいの森」には、1年ぶりの訪問である。公園の施設「森の館」の庭では、老人男女10名くらいが、なにやら作業をしていた。どうやら「いっちんクラブ」というボランティア団体のメンバーらしい。何をされているのかと尋ねてみると、稲刈して干してあった稲を脱穀したと気さくに答えてくれた。籾殻のたき火の中からアルミフォイルに包んだ焼き芋を掻き出してくれた。美味だった。
 30分ほど遊歩道を散策した。柿の木に赤く実が熟している。見かけない、枯れ葉のような保護色をした蝶が草むらにとまった。友人の蝶屋さん(Studio YAMAKOの Author)に写真を送って、名前を教えてもらうと
これは私が採ったことも、撮ったこともない蝶です。クロコノマチョウです。クロコノマチョウの秋型ではじめの写真(色が柿色で、どんぐりが一緒に写っているほう)が♀で、次の写真が♂です。この蝶はもともと南方系の蝶ですが、温暖化のためか最近は関東でも見られるようになったようで、私が良く行く舞岡公園にも居るようです。今年は撮りたいと思っていたのですが、先を越されてしまいました。似たような蝶にウスイロコノマチョウという種がいますが、これはもっと南方系で日本では南西諸島や小笠原諸島に土着します。

と詳しく教えてくれた。YAMAKOさんのおかげで自然の観察も視点が違うようになってきた。
 紅葉して綺麗な樹はあまりないが、コナラの木が沢山あるので地面にはドングリが絨毯のように落ちている。昨年なかったウッドデッキ風遊歩道が「森の館」から伸びて造られていた。お金の出所は宝くじの普及宣伝事業ということである。
 帰りにすぐそばの、そんなに遠くない将来に自分が入るであろう墓地のつげの木を刈り込んだ。 クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります






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泉北近辺私的観光地図に掲載

2006年11月30日

11月の堺自然ふれあいの森

 11月の中頃、また「堺自然ふれあいの森」へ里山の秋を求めに訪れた。この里山を模した公園は、四季の移ろいを味わせてくれる。
体験用田んぼわきに柿の実がたわわにぶら下がっていた。その柿の木を少し回ったところに常緑樹の葉陰に赤い花か実かが鮮やかであった。花や実の色などで検索できるK’sBookshlfさんで名前を調べてみたが、分からない。その同じサイトに「この花の名は?掲示板」というページがあり、そこに投稿してみると orangepeko さんという方が教えてくれた。 「ミツバウツギ科ゴンズイ属ゴンズイ」の果実ということだ。若いころに歩いた六甲山系にも自生しているらしい。解説に変な名前の由来は
材が脆くて役に立たないので同じような役にたたない魚のゴンズイの名がつけられたという説

らしい。「ゴンズイ」というあだ名の親しい友達がいるが、由来は魚の仲間だったようにおもう。仲間の集まりでいろいろとよく世話をしてくれるのだが。
 秋の日差しにススキの穂が光っていたり、桜の葉が赤く紅葉していたり、カシの木にドングリが沢山ついていたりしている。里の秋の風情だ。
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泉北近辺私的観光地図に掲載

2006年4月28日

鶯(<small>bush warblers</small>)来鳴きて・・

ウグイス

 MP3での録音ができるEDIROL R-1は以前にも書いたように、里山でのウグイスの声を録音したいというのがきっかけだった。本日(2006年4月28日)、晴天に恵まれたので堺自然ふれあいの森にウグイスの声を音録すべく出かけた。農業用水用の小さな川の流れる音とかカラスの鳴き声などが混ざって、ウグイスの鳴き声だけを選別するのは少し難しかったが、帰って音声編集ソフトSoundEngineで増幅したり切り貼りしたりするとなんとか様になるMP3ファイルができた。MP3の編集は今まで手がけてきているので扱いやすく重宝する。
 少し見つけにくいと思うが(コナラの丘あたり)案内図にある小鳥のアイコンをクリックすると、遠くで逆光なのであまりうまく撮れていないウグイスの写真がでる。また、左下のサウンド・コントローラ(pickle player)でウグイスの声を、再生したり一時停止したりして音が聞ける。いちど試してみてください。  ところで、標題のような出だしの合唱曲があったと思いますが、どなたか作詞者とか作曲者をご存知ありませんか。標題に続く歌詞は、「・・春は還りぬ」だったと思います。  

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2006年4月17日

堺自然ふれあいの森

コバノミツバツツジカエルカスミザクラ

 新しいもの好きの家内が「泉北コミュニティ」というコミュニティ情報誌で見つけたこの4月2日に開設さればかりの「堺自然ふれあいの森にでかけた。 驚くほどの市民税を徴収されているので、ちょっとはましなことに使っているんかいなという気持ちで付き合うことにした。家内が弁当まで用意していてくれたり、PCの前で1日中というのも体に良くないと思っていたのでカメラ片手に出かけることにした。
 このような文化的事業(?)にはあまり予算がないのか案内標識もなく泉北ニュータウンのすぐ近くなのに場所がよく分からない。家内がコミュニティ情報誌で得た覚束ない案内を頼りに(最近できたところなのでカーナビに登録されていない)ニュータウンの南はずれを探してみると堺公園墓地のはずれに看板を見つけた。
 公園墓地の道路から小さな川をわたる橋の先からは地道で、駐車場は土の地面に縄を張っただけのものである。もう一つの小川の橋を歩いて渡ったところに、案内所・事務所・休憩所を兼ねた「森の館」という鉄筋の建物がある。つくりは鉄筋だが外壁とか内装はそれらしくWoodyに仕上げている。館内の展示を見ているとボランティアの人かそれとも館員が近寄ってきて説明をしてくれた。1時間くらいの散策コースがあるというので、天気もいいし用意した弁当を持って歩くことにした。
 昨日の雨で遊歩道は少しぬかるんでいたが、久しぶりに吸う里山の空気が気持ちいい。ちょっとした昇り下りをたどっていく道すがらには、いわゆるヤマツツジ(正式名:コバノミツバツツジ)があちらこちらに咲いていた(F)。 少し広く平たくなった道の端にビニールのゴミ袋をお尻にしいて、春の日差しを浴びながら家内が急遽間に合わせに作った弁当を広げた。
 みはらし広場にでる少し手前の小さな池のそばで冬眠から覚めたばかりなのかじっとして動かないかなりの大きさの名前が分からないカエルに家内が声を上げた。枯れ葉の色ににているので、よく観察していないと見分けがつかない(K)
 見晴台から引き返す尾根道沿いに珍しい桜(カスミザクラ)が、文字通り青空を背景にかすみのように咲いていた(T)
 散策している間中、ウグイスの鳴き声が透き通っていた。録音のできるMP3プレイヤー NomadⅡを持っていたが、録音レベルが低くまた独特のファイル形式でブログに収録するには難しかった。良いレコーダーが欲しいなー![追記:]レコーダーを手に入れました。
 日曜日、ようやく好天になったのに、出会ったのは小さい子供連れ夫婦と我々と同じような熟年夫婦2組であった。泉北ニュータウンも今や泉北オールディーズになってきた。人出はこれぐらいがいい。
 帰途、30年くらい前に堺市が公募したときに手に入れていた我が家の墓地(まだ石を巻いただけの更地ですが)を探すとなんとこの「ふれあいの森」入り口の反対側から続く桜並木の花吹雪のすぐさきにあった。だんだんと墓に近づいてきたんかなーと家内と苦笑した。

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