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2016年9月11日

隠居の旅行:蓼科温泉、北八ヶ岳ロープウェイ (1)

毎年、9月最初の土・日には、ロテ研(露天風呂研究会)という少々ふざけた名前の集まりで、温泉地を訪れる企画がある。昨年は、能登の和倉温泉を訪ねたが、今年は長野の蓼科温泉である。
 この集まりは、某情報サービス会社の全国ユーザー会役員のOBと現役がメンバーで、東京・名古屋・大阪と居住地は分かれている。私は数の少ない大阪組の一員である。
 今回は大阪組の他のメンバーが、他の用事との関連もあって、東京からの参加となり、私一人大阪から現地に向かうことになった。集合場所の茅野駅までは、新大阪→名古屋(新幹線)、名古屋→塩尻(特急しなの)、塩尻→茅野(特急あずさ)の列車旅である。久々の一人旅にくつろいだが、名古屋駅での乗り換え時間があまりない。駅で駅弁と買おうと思っていたが、ホームの売店でサンドイッチと缶ビールを求めて、中央本線特急しなのに飛び乗った。
 スマホのアプリ Altimeter で確認すると、記録はしていないので不確かだが、名古屋駅の海抜10mくらいから、中津川、木曽福島、塩尻と進むに連れて、標高は 1000m を超えてどんどん高くなる。この急こう配を「しなの」は右左に揺れながらモーター音を高めて進んでいく。特急「しなの」は、Wikipedia によると<制御付き自然振り子方式の383系>という形式らしい。
 もう50数年も前に「ちくま」という大阪駅発の夜行列車で、信州までスキーに出かけたことを懐かしく思い出していた。夜9時ごろ出発して、現地に着いたら朝だったような記憶がある。ずいぶん時間が短縮されたものだ。 新大阪11:03 発「のぞみ」に乗ると、2時過ぎには茅野駅についているのだ。
 特急「しなの」は、8分遅れで塩尻についた。たまたま居合わせたツアーコンダクターさんが言うには、この列車よく遅れるらしい。塩尻駅では、特急「あずさ」が待ってくれていた。1番ホームから4番ホームへ、高架通路を上り下って、飛び乗った。後期高齢者には辛い作業だ。
 茅野駅で集合して、ホテルの送迎バスで八ヶ岳を遠望しながら蓼科高原にある「滝の湯」に向かう。

 渓流沿いにあるというホテルの露天風呂は、残念ながら改修中ということで入れなかったが、大浴場で、久しぶりに手足を伸ばした。
 宴会・二次会での二日酔いだったが、翌早朝ホテル近くを散策してみた。20分ほど歩いたところに大滝があるというので、行ってみたが、落差のあまりない幅15mほどの滝は少々期待はずれであった。
 帰途は、プール平という別荘地やテニスコートあたりに寄り道して歩いてみた。このあたりの別荘は、東京あたりからの車の便もいいのか、日曜日の朝ということもあって、来訪されているようだった。

蓼科温泉滝の湯

;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
蓼科グランドホテル
渓流沿いにあるホテルが宿泊場所。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
31.0mm 絞り優先 1/60s f6.7 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
蓼科グランドホテル横の渓流
大浴場への廊下横に流れる渓流。
SONY SO-04H
4.2mm プログラムオート 1/32s f2.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
蓼科グランドホテル
ホテル近くの中州から。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
38.0mm 絞り優先 1/200s f6.7 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。
2016/9/3 蓼科滝の湯
マツムラソウ?
葉が違うように思われるが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
38.0mm 絞り優先 1/200s f6.7 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
サワアザミにオオスカシバ
オオスカシバは蛾の一種である。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
223.0mm 絞り優先 1/250s f5.6 ISO2500 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
クジャクソウ?
ちょっと花の数が貧弱なのだが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
62.0mm 絞り優先 1/90s f5.6 ISO200 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
メタカラコウ?
オタカラコウとよく似ているのだが。。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
85.0mm 絞り優先 1/90s f5.6 ISO180 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
ハクサンボウフウ
根はクマの大好物だそうだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
139.0mm 絞り優先 1/200s f5.6 ISO1000 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
ミドリヒョウモン♂
このボロボロの蝶の同定はむつかしく、YAMAKOさんにお願いしたらミドリヒョウモン♂だと教えてくれた。。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
175.0mmクロップ 絞り優先 1/200s f5.6 ISO1000 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
ジャノメチョウ
よく見ると同じ葉の上に、糸トンボが留まっている。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先 1/250s f6.3 ISO800 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
キツリフネソウ
大滝への小道に咲いていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
113.0mm 絞り優先 1/125s f6.3 ISO1600 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
ツルフジバカマ
大滝への小道に咲いていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
72.0mm 絞り優先 1/80s f5.6 ISO1250 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
キオン
大滝への小道に咲いていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
134.0mm 絞り優先 1/160s f6.3 ISO2500 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
大滝
紅葉の時期はきれいだろう。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
69.0mm 絞り優先 1/160s f5.0 ISO6400 露出補正 +1.0


2015年7月17日

隠居の散策:小暑の候、堺鉢ヶ峯を歩く

24節気の小暑の候となったが、梅雨はまだ開けないが、雨は降らないようなので、久しぶりに鉢ヶ峯を歩いてみた。気温が高くなるようなので、日陰があまりない鉢ヶ峯の畑作地では、熱中症対策が必要だ。

この地区を歩くと、花・蝶・鳥・トンボなど、いろいろな被写体と巡り会える。撮った写真を記録しておきたい。

;クリックすると大きな写真になります。 ヘクソカズラ
2015/7/10
色々な木に絡みついて咲いている。可愛い花なのだが、変な名前がついている。

NIKON COOLPIX P610
30.5mm (35mm換算:170mm)
プログラムオート 1/160s f5.2 ISO100
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 エノコログサ
2015/7/11
犬の尾に似ていることから、犬っころ草が転じてエノコログサという呼称になったとされる。

NIKON COOLPIX P610
17.0mm (35mm換算:95mm)
プログラムオート 1/200s f4.8 ISO100
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 アカメガシワ雌株
2015/7/11
アカメガシワは、雌雄異株で、雌株にはこのような実がつく。

SONY NEX-7+E 3.5-6.3/18-200mm OSS'
56.0mm (35mm換算:84mm)
プログラムオート 1/125s f6.3 ISO100
露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 むくげ
2015/7/11
剪定せずにほっておくと10mくらいの高さになるらしい。

SONY NEX-7+E 3.5-6.3/18-200mm OSS'
56.0mm (35mm換算:84mm)
プログラムオート 1/160s f7.1 ISO100
露出補正 +0.3
; ツユクサ
2015/7/11
朝8時19分の撮影。午後にはしぼむようだ。

SONY NEX-7+E 3.5-6.3/18-200mm OSS'
159.0mm (35mm換算:238mm)
プログラムオート 1/250s f6.3 ISO125
露出補正 +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 オシロイバナ
2015/7/11
8:39の撮影。この花は夕方開き、朝はしぼんでいる。

SONY NEX-7+E 3.5-6.3/18-200mm OSS'
107.0mm (35mm換算:180mm)
プログラムオート 1/200s f6.3 ISO320
露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 ヤナギハナガサにモンシロチョウ
2015/7/11
たくさんのモンシロチョウが飛び回っていた。モンシロチョウは陽のあたるところしか飛ばないらしい。

NIKON COOLPIX P610
64.5mm (35mm換算:360mm)
プログラムオート 1/160s f5.6 ISO100
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 ヒメウラナミジャノメ
2015/7/11
学名は、Y.argusという。argusとはギリシャ神話の神で、100の目を持つ巨人アルゴスに由来する。

NIKON COOLPIX P610
32.2mm (35mm換算:180mm)
プログラムオート 1/125s f5.3 ISO360
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 コチャバネセセリ
2015/7/11
ヒメウラナミジャノメと同じところにいた。

SONY NEX-7+E 3.5-6.3/18-200mm OSS'
187.0mm (35mm換算:280mm)
プログラムオート 1/320s f6.3 ISO200
露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 ジャノメチョウ
2015/7/11
黒っぽい翅でゆるやかに飛んでいるが、近づくと案外すばやく飛び去る。

NIKON COOLPIX P610
125.4mm (35mm換算:700mm)
プログラムオート 1/200s f5.6 ISO100
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 ヒメアカタテハ開翅
2015/7/11
南極大陸を除く全ての大陸に分布していて、現在最も分布が広いチョウの一つだそうだ。

SONY NEX-7+E 3.5-6.3/18-200mm OSS'
200.0mm (35mm換算:300mm)
プログラムオート 1/320s f6.3 ISO160
露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 ヒメアカタテハ閉翅
2015/7/11
ムラサキツメクサが好きなようだ。

NIKON COOLPIX P610
107.5mm (35mm換算:600mm)
プログラムオート 1/320s f5.6 ISO100
露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 ベニシジミ
2015/7/11
ヒメジョンの花に訪問。

SONY NEX-7+E 3.5-6.3/18-200mm OSS'
150.0mm (35mm換算:225mm)
プログラムオート 1/250s f6.3 ISO100
露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 ブタナにモンキチョウ
2015/7/11
ブタナには、タンポポモドキという別名がある。

NIKON COOLPIX P610
143.3mm (35mm換算:800mm)
プログラムオート 1/1000s f5.6 ISO100
露出補正 -0.7

2013年7月 2日

隠居の散策:梅雨の晴れ間に鉢ヶ峯を訪ねる


 24節気72候の夏至 半夏生(はんげしょうず)となった7月1日、青空となったので久しぶり鉢ヶ峯に行ってみた。鳥はあまりいないだろうが、蝶は飛んでいるはずである。

 車で行くので、レンズは50-500mm望遠と105mmマクロを積んでいったが、結局予想外の野鳥が現れた時に困らないようにと、D7000 にSIGMA50-500mm を着けた。これなら、蝶や花など105mmマクロほど綺麗に撮れないが、近くでもそこそこ撮ることができる。

鉢ヶ峯の鳥:2013/7/1
ムクドリ:鉢ヶ峯;クリックすると大きな写真になります スズメ:鉢ヶ峯;クリックすると大きな写真になります ホオジロ:鉢ヶ峯;クリックすると大きな写真になります キジバト幼鳥:鉢ヶ峯;クリックすると大きな写真になります
ムクドリ:鉢ヶ峯(堺)
2013/7/1
Nikon D7000+∑50-500mm
200mm(35mm換算435mm)
シャッター優先オート
1/800s F6.3 ISO200
露出補正 なし
スズメ:鉢ヶ峯(堺)
2013/7/1
Nikon D7000+∑50-500mm
500mm(35mm換算750mm)
シャッター優先オート
1/800s F6.3 ISO400
露出補正 なし
ホオジロ:鉢ヶ峯(堺)
2013/7/1
Nikon D7000+∑50-500mm
500mm(35mm換算750mm)
シャッター優先オート
1/800s F6.3 ISO220
露出補正 なし トリミング
キジバト幼鳥:鉢ヶ峯(堺)
2013/7/1
Nikon D7000+∑50-500mm
500mm(35mm換算750mm)
シャッター優先オート
1/800s F6.3 IS5600
露出補正 なし トリミング

鉢ヶ峯の蝶:2013/7/1
ウラナミシジミ:鉢ヶ峯;クリックすると大きな写真になります ジャノメチョウ;クリックすると大きな写真になります モンシロチョウ:鉢ヶ峯;クリックすると大きな写真になります ヒメアカタテハ:鉢ヶ峯;クリックすると大きな写真になります
ウラナミシジミ:鉢ヶ峯(堺)
2013/7/1
Nikon D7000+∑50-500mm
420mm(35mm換算630mm)
シャッター優先オート
1/800s F6.3 ISO140
露出補正 なし
ジャノメチョウ:鉢ヶ峯(堺)
2013/7/1
Nikon D7000+∑50-500mm
210mm(35mm換算315mm)
シャッター優先オート
1/800s F6.0 ISO360
露出補正 なし
アレチノハナガサにモンシロチョウ:鉢ヶ峯(堺)
2013/7/1
Nikon D7000+∑50-500mm
240mm(35mm換算360mm)
シャッター優先オート
1/800s F6.0 ISO180
露出補正 なし
ヒメアカタテハ:鉢ヶ峯(堺)
2013/7/1
Nikon D7000+∑50-500mm
460mm(35mm換算690mm)
シャッター優先オート
1/800s F6.0 ISO500
露出補正 なし

2011年7月19日

隠居の探鳥・蝶ウォーク:クマノギク 二頭の蝶の 戯れり

鉢ヶ峯;クリックすると大きな写真になります
 ΣAPO 50-500mm をもう少し試したくて、高温注意報が出ている7月17日(日)に車で10分ほどの鉢ヶ峯地区を歩いてみた。この地区は泉北ニュータウン御池台のすぐ隣にある。ここには、鳥がいなくても被写体になるトンボや蝶が豊富である。

 前回チョウトンボが飛んでいた 10m 四方位の蓮池は水がほとんどない。水がなくなったせいか、チョウトンボは姿を消して、イトトンボが飛んでいる。イトトンボの識別は難しい。こんな時には、前回にも触れた、まだ試験運用中だが、【神戸のトンボ】というサイトの掲示板(id:kobe pw:tombo)に教えを乞う。管理者の odonata さんが、モノサシトンボだと親切に教えてくれた。管理者の名前は、odonata さんと思っていたが、どうやら odonata とは、トンボの学術的総称らしい。本名は、メールアドレスから推測して、Aoki さんのようだ。

シオカラトンボ;クリックすると大きな写真になりますモノサシトンボ;クリックすると大きな写真になりますハラビロトンボ;クリックすると大きな写真になりますシオヤトンボ;クリックすると大きな写真になります
シオカラトンボ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO500 1/1000s F6.3
モノサシトンボ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO640 1/1000s F6.3
トリミング
ハラビロトンボ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO640 1/1000s F6.3
シオヤトンボ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO500 1/1000s F6.3
トリミング


 トンボがたくさん飛んでいる蓮池のすぐ近くの坂道を上がった庭の桜の枯れ枝に、ウグイスがよく姿をあらわす。この日も留まってヒヨドリの啼声に混じってさえずりを繰り返した。枯れ枝なので、姿をファインダーに収めることができる。
田んぼの畦道には、いつも一羽でじっとしているアオサギが、5羽も点々と間隔をおいて留まっていた。水気のない畑の畝に、鳥が動いている。スズメとおもったが、よく見るとホオジロが 2羽飛んできていた。

ウグイス;クリックすると大きな写真になりますアオサギ;クリックすると大きな写真になりますホオジロ;クリックすると大きな写真になりますヒヨドリ;クリックすると大きな写真になります
ウグイス:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO500 1/1000s F6.3
トリミング
アオサギ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO1600 1/1000s F6.3
トリミング
ホオジロ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO320 1/1000s F6.3
トリミング
ヒヨドリ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO1400 1/3000s F6.3
トリミング


 この地区は、適当に野草が残っていたり、畑には自家用だろうか花も果樹も植えられているので、結構蝶が多い。このことに気がついたのは、YAMAKOさん(Studio YAMAKO のオーナー)に刺激を受けて蝶々に眼が行くようになってからである。
 蝶は、ほとんどの場合、花に飛来してくるから、蝶を撮った写真では花の名前を知りたくなる。花は園芸種も多くあるから、名前を調べるのは大変だが、ネットの世界での巨大な百科事典があるから古希の手習いでも助かっている。私がもっぱら愛用させてもらっているのは、【K'sBookshelf】の花の辞典である。ネット上には、それ以外にも有用なサイトがたくさんある。
 畑横に刈り残されている夏草では、キリギリスの仲間だろうか、虫がギィー・・・ギィー・・・チョンと鳴いていた

ウラギンシジミ;クリックすると大きな写真になりますツバメシジミ;クリックすると大きな写真になりますヒメウラナミジャノメ;クリックすると大きな写真になりますイチモンジセセリ
ウラギンシジミ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO1000 1/1000s F6.3
トリミング
ツバメシジミ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 170mm
(35mm相当 255mm)
ISO360 1/1000s F5.6
ヒメウラナミジャノメ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO400 1/1000s F6.3
トリミング
イチモンジセセリ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 290mm
(35mm相当 435mm)
ISO1000 1/1000s F6.3
ジャノメチョウとツマグロヒョウモン;クリックすると大きな写真になりますベニシジミ;クリックすると大きな写真になりますアゲハチョウ;クリックすると大きな写真になりますヒメアカタテハ;クリックすると大きな写真になります
ジャノメチョウとツマグロヒョウモン:鉢ヶ峯(堺)
花:クマノギク
2011/7/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO500 1/1000s F6.3
トリミング
ベニシジミ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 340mm
(35mm相当 510mm)
ISO500 1/1000s F6.3
トリミング
アゲハチョウ:鉢ヶ峯(堺)
花:アレチノハナガサ
2011/7/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO640 1/1000s F6.3
トリミング
ヒメアカタテハ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO1800 1/1000s F6.3
トリミング


 

2011年7月12日

隠居の探鳥・蝶ウォーク:セセリチョウ 帰化バーベナに 翅ひろげ


 今年は近畿地方の梅雨入り(5月25日)はも早かったが、梅雨明けも小暑の翌日、7月8日で、また早かった。快晴となった7月10日(日)、鉢ヶ峯に車を走らせた。8時10分すぎで、気温32.5℃ 湿度 52.5% である。風もないから、田んぼのなかに続く農道を歩くとすぐに汗が吹き出してきた。これだけ暑いと野鳥の期待は少ない。

 木陰を求めて、栗の木の下にいくとウグイスがさえずっている。どこかのお宅の庭に植わった樹木であるが、このあたりでは、ウグイスの姿を何度ともなく見かけている。足元をみると、あまり目立たない羽の蝶が飛んでいる。
 小さな谷の奥に進むと10m四方くらいの小さな蓮池がある。夏の光を浴びて、トンボが飛び回っている。トンボを注意深く観察したことがなかったので、撮ったトンボの名前が分からない。このような場合でも、ネットの世界は便利である。まず、【とんぼ観察図鑑】で似たようなとんぼ名を探してみる。自信が持てない場合には、まだ試験運用中だが、【神戸のトンボ】というサイトの掲示板(id:kobe pw:tombo)に投稿すると、管理者の odonata さんが親切に詳細な識別方法を教えてくれる。

 腰にぶら下げたペットボトルで水分を補給しながら、陽の照りつける農道をブラブラとすると、植樹された小さなみかんの木の上で、ホオジロがさえずった。どうも、この時期はスズメ・ムクドリ・ヒヨドリを別にすれば、遠くにホトトギスの特徴ある啼声が聞こえるものの、観察できるのはウグイス・ホオジロが主たるところである。

 先日、キジの雌を見かけた夏草が繁る池のそばに出てくると、セセリチョウとモンキチョウがヤナギハナガサで吸蜜していた。ヤナギハナガサをネットで調べると、別名三尺バーベナでアメリカからの帰化植物らしい。

ウグイス;クリックすると大きな写真になりますウグイス:鉢ヶ峯;クリックすると大きな写真になりますムクドリ;クリックすると大きな写真になりますホオジロ;クリックすると大きな写真になります
ウグイス:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/10
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 360mm
(35mm相当 540mm)
ISO1100 1/1000s F5.6
トリミング
ウグイス:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/10
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当 600mm)
ISO2800 1/1000s F5.6
トリミング
ムクドリ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/10
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当 600mm)
ISO200 1/1000s F6.7
トリミング
ホオジロ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/10
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当 600mm)
ISO500 1/1000s F5.6
トリミング


ショウジョウトンボ;クリックすると大きな写真になりますシオカラトンボ;クリックすると大きな写真になりますチョウトンボ;クリックすると大きな写真になりますハラビロトンボ;クリックすると大きな写真になります
ショウジョウトンボ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/10
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当 600mm)
ISO320 1/1000s F5.6
トリミング
シオカラトンボ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/10
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当 600mm)
ISO280 1/1000s F5.6
トリミング
チョウトンボ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/10
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当 600mm)
ISO250 1/1000s F5.6
トリミング
ハラビロトンボ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/10
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当 600mm)
ISO640 1/1000s F5.6
トリミング


ヒカゲチョウ;クリックすると大きな写真になりますジャノメチョウコチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になりますモンキチョウ;クリックすると大きな写真になります
ヒカゲチョウ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/10
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当 600mm)
ISO3200 1/1000s F5.6
トリミング
ジャノメチョウ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/10
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当 600mm)
ISO360 1/1000s F5.6
トリミング
コチャバネセセリ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/10
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当 600mm)
ISO280 1/1000s F5.6
トリミング
モンキチョウ:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/10
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当 600mm)
ISO200 1/1000s F5.6
トリミング


2009年6月27日

隠居のDIY:ウッドデッキの製作

 プロと一緒に作ったブロックの基礎の上に、梅雨にはいって雨が心配であるが、DIY 好きのパートナーと二人でウッドデッキの工事をしに、パートナーの都合に合わせて2週連続ででかけた。

 前のエントリーで書いたように Excel で描いた図面に従って材料は、こちら泉北ニュータウン内にあるホームセンターで調達した。
 根太となる 105mm角 x 4m の節の多い檜一等3本は、基礎作りをしてくれた地元の左官屋さんが運んでおいてくれた。このような長尺物はステーション・ワゴンでは運べないし、手に入りにくいからありがたい。

 根太にこの檜材を3本を基礎のブロックを作ったときに立てておいた径 10mm のボルトに固定する。その上に、多いときには2m以上にもなる積雪に備えて、とりはずしができる 2x4 SPF材で作ったすのこ状のものを置く設計である。そんなに複雑なことはしないから時間はかからないと思われたが、いろいろな作業で時間を取られた。

  根太を取り付ける前に、昔のテラスの残骸として汚く残っている小屋の根太に取り付けてあった鉄のアングルを除去した。
 取り付けに使ってあった錆びたボルトをはずすのに、まず時間がかかった。ボルトとナットが錆び付いていて、ディスクグラインダーで焼き切らねばならなかったりした。

 築35 年は経っている安普請の小屋は、もともと土台が少し狂っていたりする。雨戸レールの支えになっていた取り外した鉄アングルの代わりに 2x4 SPF材を取り付け、戸袋の改修などの作業をするとすぐに時間が経っていく。だが、雨戸のすべりはよくなった。
 パートナーは私と違って手を抜くことがないから、木部にはクレオソートをきっちりと塗布していく。

 作業の手順として、デッキの手すりを取り付ける支柱を先に取り付けることにした。その支柱のために、ボルトを埋め込んでおいたが、それだけでは強度が足りないのではないかと、ホゾを掘って根太と支柱を接合することにした。 105mm角と 90mm角との材をホゾで組み合わせるのは労力と時間がかかる作業であった。最終的には、羽子板ボルトも使って補強したが、はじめからこのような設計にしておけばよかったかもしれない。
根太の取り付け:クリックすると大きな写真になります旧テラスの残骸:クリックすると大きな写真になります雨戸レールの改修:クリックすると大きな写真になりますs手すり用支柱のとりつけ:クリックすると大きな写真になります
根太と支柱が立ち上がった 2x4 材すのこの作成:クリックすると大きな写真になりますほぼ完成のウッドデッキ:クリックすると大きな写真になりますほぼ完成のウッドデッキ:クリックすると大きな写真になります


 1週目は、スコールにあったり、小屋周辺に散らかしていたテラスの残骸や古いストーブ、プロパン・ボンベなど金属ゴミを捨てるのを、いつも世話になっている民宿のおじさんが手配してくれたので、それに時間が取られたりした。古い建材など燃える物は焚き火をして片づけた。おかげで、前から気になっていた小屋の周りにあった大きなゴミがかなり処分できた。
 高齢者であることを忘れて朝早くから日が暮れるまで働いたが、デッキを完成することができなかった。

 2週目、今回は全く雨が降らなかった。梅雨時にしてはついている。
 前回、根太などの接合は羽子板ボルトが有用であることが分かったので、今回それらの金物を用意していった。それで、手すり用の残り2本の支柱はわりあい簡単に立てることができた。

 この根太の上に取り外し可能のすのこを作るのは比較的簡単である。ゲレンデ側のデッキの上で、 2x4 SPF材を4本並べて、長さ 40cm に切断した角材( 30 x 40mm) 2本を両側の根太に近いところで横木として、65mm のコースレッドで止めた。 2x4 材の間隔は、網戸を作ったときに残っていたアルミ型枠をスペーサーとして使うと上手くいった。 横木の方からネジ止めしているので、表となる方にはねじくぎ(コースレッド)の痕はない。
 根太の上に出ているボルト・ナットなどにあたる部分は、パートナーがノミなどを使って、彫り込みを入れてくれた。
 幅 40cm のすのこは計算上、幅 360cm のデッキには9枚で上手く収まるはずであるが、わずかずつ広かったのか、最後の1枚のすのこでは、板の間隔を狭くせざるを得なかった。
 このすのこ1枚の重さは 13kg ぐらいあるので、よほどの強風でも舞い上がることはないだろう。

 高さ 80cm のところに 2x4 材で手すりを、シンプソン金具などを使ってつけた。図面では高さ 40cmのところに、板をわたすことになっているが、やり残した。今後時間を見つけてつけることにした。
 部屋の掃き出しから 2坪ほどのデッキが広がったので、小屋が広くなった感じである。 デッキの上に立つと樹々の間を抜けてくる風と木漏れ日が気持ちよい。もう帰宅する時間が迫っていたので、ビールを飲むわけにはいかなかったが、デッキの上でくつろぎは至福のときになるにちがいない。
 ブロック積みをしてくれた左官屋さんが立ち寄って、「なかなかいい具合に作りんさったな!」と地元言葉で誉めてくれた。

 今年に入って、2つのデッキができた。ゲレンデ側のデッキは、自宅でパーゴラを作る前に使っていたタープを立てた。なにか作業をするときには少々の雨なら大丈夫なので、便利であるし、バーベキュー・スタンドも置いて使える。 
 今回の夕食は、床下から放り込んでいたBBQ スタンドを引っ張り出し、炭火でイチロー御用達の羽淵精肉店で買った但馬牛を楽しんだ。
 廃材を燃やした跡で、久しぶりのファイアも楽しんだ。空には星が瞬きだしたが、悲しいかな星座はほとんど分からない。ニンテンドーのDSとソフト「星空ナビ」を手に入れて学習しないと孫にかっこわるいかもしれない。
但馬牛:クリックすると大きな写真になります久しぶりのファイア:クリックすると大きな写真になりますジャノメチョウ::クリックすると大きな写真になりますシロヨメナ:クリックすると大きな写真になります


 翌日、ながしで食器を洗っていると、ジャノメチョウが飛び込んできて網戸でバタバタとしていた。
 農道から小屋に続く雑草には、誰かが種を蒔いたのではないかと思うほどシロヨメナが群生して白い花をつけている。踏みつけるに忍びないが、よけては小屋にたどり着けない。


(追記:2009/6/30)二週目の早朝、デッキの製作も目途がついたので、久しぶりに小鳥の音録りをしてみた。
自宅に帰って、増幅し、いつもお世話になっている「ことりのさえずり」サイトを参照して聞こえてくるさえずりの同定をしてみたが、どうにも判断がつかない。お手数をかけるので申し訳なかったが、いつも親切に教えてくれるサイトのオーナにメールを出した。
 お忙しい中、以下のような暖かい返信をいただいたので、引用させて頂いた。ありがとうございます。
 上のプレイボタンをクリックするとさえずりが聞こえてくるはずです。

 さてさて...音声ファイル聞いてみました。

>朝、6時頃小屋の近くで鳴いていました。 前に教えて頂いたイカルかもと思ったりしますが、ヒガラにも似ているような気がします。
キビタキかな?と思います。オオルリっぽいところもあるのですが、オオルリ だとはいる「ジジッ」がないので、キビタキ!に1票。(^^ゞ
姿を見られるといいですね!黄色いのが、枝の中ほどからちょっと上あたりを 移動しながらさえずっていると思います!

>そのうしろで、ドラミングが聞こえるのですが、これは山鳩でしょうか。
コゲラでしょうか、アカゲラでしょうか...アオゲラとはちょっと違う気がしま す。これも姿を見ないと断言はできないのですが...。

さえずりが、いっぱいですね!私たちはこの週末は八ヶ岳で、クロツグミの歌 を聴いて満足してしまいました。

山の家で、素敵なバードリスニングをっ♪

 キビタキの姿をまだキャッチできていない。いちど、DIY ではなしに、双眼鏡を持ってゆっくりとバードリスニングにでかけようと思う。