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2012年9月 5日

隠居の探鳥:残暑厳しい大阪南港野鳥園


 いつも私のブログを覗いてくれている旧友から、TV で南港野鳥園に北から南に向かうシギ類が飛来しているとのニュースで見たことを知らせてくれた。この1ケ月以上、野鳥の写真を掲載したブログがないので、情報を提供してくれたらしい。
南港野鳥園;クリックすると大きな写真になります南港野鳥園;クリックすると大きな写真になります 9月に入って、朝は少し涼しくなったので、子供らの夏休みが終わった9月3日月曜日、行って見ることにした。この南港野鳥園は、大阪咲洲のコンテナ・ターミナルの近くにあり、阪神高速湾岸線を降りて車を走らせると、回りは大型のコンテナ・トレーラばかりで、いささかの恐怖感がある。

 9時開園の展望塔に15分ころ入ってみると、もう3人ほどの人が双眼鏡を覗いていた。が、カワウとカルガモは見えるが、シギ類は見あたらない。展望塔では、観察がしやすいように、干潟向きに椅子が配置され、その前の窓は開けられている。その窓から海からの風が吹き込んで涼しい。久しぶりの涼しい風である。

 「シギ類が見当たりませんね」と双眼鏡を持った学芸員に尋ねてみると、「汐が引いたら出てくると思う」、「今朝、オオタカが上空を舞っていたので、姿を隠したようだ。」ということだった。そのうちに、マニアらしき人たちが5~6人やってきた。皆さん、高価な大砲を三脚に据えている。デジスコの人も一人いた。皆さん顔見知りらしく、昨日はどこどこへ云ってきたような話をしている。どうも毎日野鳥を求めて出歩いているらしい。
 話に加わっていた学芸員が、「今、トウネンが群れで飛んでいる」と教えてくれたが、すぐに干潟から姿を消した。

 この展望塔から観察できる野鳥は、距離が遠い。500mm(35mm換算750mm) くらいのレンズでは、豆粒くらいにしか捉えられない。1.4倍のテレコンバータをいれてみたが、Auto Focus が効かないので、重いカメラを抱えてのピント合わせは極めて難しい。ここにくるときは、デジスコセットが必要であろう。少なくとも三脚は必要である。
 南港野鳥園のページにのっている写真を見ると、ため息がでるような写真が掲載されている。100万円ちかくする望遠レンズをつけたカメラで撮ったものだろう。

 1時間半ほど粘ってもみたが、シギ類は現れない。諦めて帰り支度をしていると、比較的近くに、ソリハシシギが1羽現れた。

 敷地内にある森には、オオルリなども来るそうなので、少し歩いてみたが、シジュウカラが微かに撮れたくらいで、他には何もよう見つけなかった。

カワウ;クリックすると大きな写真になります カルガモ;クリックすると大きな写真になります カワウとダイサギ;クリックすると大きな写真になります ソリハシシギ;クリックすると大きな写真になります
カワウ:南港野鳥園
2012/9/3
NikonD7000
ΣAPO50-500mm
Tele Converter 1.4X
700mm(35mm相当1050mm)
シャッター優先オート(1/800s ISO1400 F9.0)
露出補正 なし
トリミング
カルガモ:南港野鳥園
2012/9/3
NikonD7000
ΣAPO50-500mm
Tele Converter 1.4X
700mm(35mm相当1050mm)
シャッター優先オート(1/800s ISO720 F9.0)
露出補正 1/3
トリミング
カワウとダイサギ:南港野鳥園
2012/9/3
NikonD7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
シャッター優先オート(1/800s ISO280 F6..3)
露出補正 なし
トリミング
ソリハシシギ:南港野鳥園
2012/9/3
NikonD7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
シャッター優先オート(1/800s ISO400 F6..3)
露出補正 なし
トリミング