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2019年12月 9日

隠居のドライブ:大阪湾一周ドライブ

11月の第3週、前から訪ねてみたいと思っていた南淡路に宿をとった。久しぶりの夫婦での一泊旅行である。
 ルートとしては、湾岸線を伝っていくのが正道であるが、あいにく工事中のため湾岸線の南大阪部分が全面通行止めとひっかった。急ぐ旅でもないので、一番大回りである中国道⇒山陽道⇒明石海峡大橋⇒淡路SA⇒淡路島南IC⇒ホテルのルートをたどった。距離は長いが、道も広く安全度は最も高いと思われた。
 島の真ん中を四国へ続く高速道路が縦断している。目的は、南淡路のホテルに宿泊することなので、寄り道をすることなく、南下する。ホテルの中華レストランがマアマアとの話だったので、昼食はそこでのランチにした。目的のも一つは、渦潮を見ることである。ホテル近くの福良港から出ている観潮船に乗ることにした。最近就航したばかりの日本丸という船である。観潮には、潮の時期が少しずれているらしいが、結構な迫力であった。随分昔に、陸から見た記憶があるが、印象は違ったものだった。Sea Sideの部屋から鳴門大橋あたりに落ちる夕陽は日常を忘れさせた。
 翌朝、バイキングの朝食をゆっくり済ませて、四国に渡ることにした。徳島港から和歌山までフェリーでわたることにした。和歌山港から自宅までの距離は大したことはない。ロング・ドライブでないので老人運転手としてはありがたいコースである。
 旅行してから1ヶ月近くになってしまったが、とりあえず、アップすることにした。歳をとるにつれて、何をするにも時間がかかってしまう。
 久しぶりに、Google Mapを使って、旅行地図を作ってみた。写真には、自分が投稿したもの以外に、同じ場所で投稿されている他人の写真もけいさいされるようだ。除外する方法がわからない。

2013年3月26日

隠居のドライブ:南紀 潮岬・那智を巡る


 久しぶりに旅にでた。隣の県なのに、何となく足が遠のいていた和歌山である。一度行ってみたかった本州最南端の地潮岬を目指して、串本に宿をとることにした。足が遠のいていたのは、道路事情にある。串本まで行く海岸沿いに曲がりくねって走る42号線を敬遠していたのである。

 案ずるより産むが易し、道路は随分改善されている。自宅から5分ほどで乗れる阪和自動車道⇒湯浅・御坊道路⇒再び、阪和自動車道で南紀田辺とたどれば、白浜はすぐである。途中、SA 2箇所で休憩したのに、2時間ちょっとで白浜に着いた。南紀田辺から白浜までは、高速道路仕様の近畿自動車道が続いている。その先、すさみまでは27年度には供用される予定だそうで、数多くのダンプカーが走っていた。

 車が少し多い白浜を過ぎると、あとは昔ながらの42号線が海岸沿いを走っている。年度末のせいか工事区間が多く、片側交互通行となっている区間もあるが信号は少ないので、走りはスムースである。
 時間の制約はないので、道の駅ごとに休憩を取りながら、南紀の海を楽しんだ。42号線は、ほとんど山が海岸に迫っていて、わずかの海岸べりを道路と紀勢線が並んで走っている。こんなときに津波が来れば逃げ場はないだろう。
その中で、志原海岸というところは、広い砂浜が広がっていた。防波堤の下にはハマダイコンが咲き、イソヒヨドリが餌をついばんでいた。

42号線の海岸;クリックすると大きな写真になります 志原海岸;クリックすると大きな写真になります ハマダイコン:志原海岸;クリックすると大きな写真になります イソヒヨドリ:志原海岸;クリックすると大きな写真になります
42号線の海岸
2013/3/20
志原海岸
2013/3/20
ハマダイコン:志原海岸
2013/3/20
イソヒヨドリ:志原海岸
2013/3/20

 白浜から1時間ちょっとで串本にたどり着いた。昼食は特段に決めていなかったので、今夕宿泊する串本ロイヤルホテルのレストランで摂ることにした。このホテルは串本の高台にあり、大島・潮岬が見下ろすことができる。

 天気予報通り、昼食を終える頃から、雨が降りだした。潮岬や大島はいい天気が予想される翌日に回すことにして、串本海中公園に行くことにした。ここの水族館は、近海に生息している魚ばかりを集めているそうで、ペンギンやアシカといった生物はいない。魚の図鑑(DVD)好きの孫がよく見ているミノカサゴやクマノミなどが多く水槽を泳いでいた。きっと大阪の海遊館のほうが孫は楽しいのに違いない。こんな所にも、中国からきている観光客が賑やかだった。

 早々に、宿にチェックインして、露天風呂を楽しんだ。この露天風呂からは、下に橋杭岩や内海の向こうに大島や潮岬の半島が望める。

 翌朝、日の出前に目が覚めた。快晴である。串本の日の出は、スマホで検索してみると、6:02 である。同じくスマホのアプリ、コンパスで方角を確かめると、向かいの大島の左端ぐらいが、東である。その辺りが、6時前になると赤く染まってきた。撮った写真の Exif データを見ると、日の出はちょうど6:00 だった。

水中トンネル:海中公園;クリックすると大きな写真になります 露天風呂:串本ロイヤルホテル;クリックすると大きな写真になります 日の出:クリックすると大きな写真になります 橋杭岩:パノラマ写真;クリックすると大きな写真になります"
水中トンネル:海中公園
2013/3/20
露天風呂:串本ロイヤルホテル
2013/3/20
日の出:串本ロイヤルホテル
2013/3/20
橋杭岩:パノラマ写真
2013/3/21


 朝食の後、ホテルの庭に出てみるとレストランの屋上隅に、イソヒヨドリが留まってさえずった。イソヒヨドリは、昨日立ち寄った道の駅志原海岸でも、見かけた。雌だったが。イソヒヨドリが多いのは、海に近いせいかもしれない。

 早々にチェックアウトして、車で25分ほどの潮岬へ車を走らせた。予報では気温が低くなるように言っていたが、風が少し強いくらいで、海風が気持ち良い。桜のソメイヨシノは見かけないが、オオシマザクラ?が満開であった。大きく広がった芝生の空には、トビがゆっくりと輪を描いていた。
潮岬灯台;クリックすると大きな写真になります 潮岬から太平洋を望む;クリックすると大きな写真になります ジョウビタキ雌:潮岬;クリックすると大きな写真になります トビ:潮岬;クリックすると大きな写真になります
潮岬灯台
2013/3/21
潮岬から太平洋を望む
2013/3/21
ジョウビタキ雌:潮岬
2013/3/21
トビ:潮岬
2013/3/21


 トルコ記念館のある大島へは、くしもと大橋というループ橋を通っていく。この島にトルコ記念館にがあるのは、1890年に大島樫野埼灯台近くで座礁したオスマン帝国(現在のトルコ)のフリゲート艦エルトゥールル号の救助された船員たちを暖かく対応したことで友好が始まったとされる。
 この島の内海側には、近畿大学の水産学部がマグロの養殖をしているイケスがある。

樫野崎灯台;クリックすると大きな写真になります 樫野崎から潮岬の眺望;クリックすると大きな写真になります 樫野崎から太平洋の眺望;クリックすると大きな写真になります 内海側の定置網;クリックすると大きな写真になります
樫野崎灯台
2013/3/21
樫野崎から潮岬の眺望
2013/3/21
樫野崎から太平洋の眺望
2013/3/21
内海側の定置網:まぐろ養殖用ではない
2013/3/21


 天気もいいので、思い切って那智の滝まで足を伸ばすことにした。那智の滝、熊野那智大社へは、42号線を那智勝浦まで走って山の方へ上がる。
 一昨年(2011年)、長野の温泉に逗留した時に来た台風12号で、このあたりは大きな被害を受けた。その修復工事が続いていて、元通りになるのはまだ時間がかかりそうだった。
 那智の滝は、華厳滝、袋田の滝と共に日本三名瀑に数えられているそうだ。華厳滝袋田の滝は、上京した時に埼玉の友達に連れて行ってもらっている。これで、日本三名瀑には行ったことになる。
 滝の下に行くのには、駐車場(バスの駐車場とは別に、乗用車が5台ほど無料で駐められる場所がある)から、石畳を300段ほど降りていく。熊野那智大社へは、逆に駐車場から、少し急な石段と坂道を20分ほど登らなければならない。せっかく来たので、頑張って登った。もう、来ることはないかもしれない。
 桜は、まだちらほらであったが、山吹の黄色い花が満開であった。

那智の滝;クリックすると大きな写真になります 那智の滝への石段;クリックすると大きな写真になります 熊野那智大社;クリックすると大きな写真になります イソヒヨドリ:熊野那智大社;クリックすると大きな写真になります
那智の滝
2013/3/21
那智の滝への石段
2013/3/21
熊野那智大社
2013/3/21
イソヒヨドリ:熊野那智大社
2013/3/21


 帰りのカーナビに自宅を設定すると、どうも尾鷲、伊勢回りを指定している。そちらの方は、高速道路がかなり整備されているようだが、きた道を引っ返すことにした。カーナビはすぐに、指示を変えたから、大阪からは那智勝浦あたりが、紀州路を右回りでいくか、左回りで行くかの分岐点になっているのかもしれない。
 2時過ぎに帰途について、休憩を多めに取りながら、堺の自宅に帰った来たのは、午後7時であった。

2009年11月23日

隠居の旅:宍道湖あたりをドライブする

 3年あまり家内と泊まりがけの旅をしていなかったので、勤労感謝の日を含む連休前に、思い立って宍道湖あたりに一泊でドライブしてみることにした。家内は、NHK の朝ドラ「だんだん」の舞台となった宍道湖や出雲大社と日本一の庭園と言われる足立美術館が目当てである。
 私は、宍道湖・中海にある野鳥公園でのデジスコによる野鳥撮影が目当てである。

雪化粧した大山:クリックすると大きな写真になります 11月19日早朝に出発したが、中国自動車道の福崎と山崎の間で、追突火災による死亡事故が起き通行止めとなった。仕方なく、福崎から播但自動車道で姫路方向に下り、山陽自動車道・播磨自動車道を経由して佐用から中国道と迂回した。おそらく40分ほどロスであった。それでも、米子に近づくにつれて、米子道から見える紅葉した山裾の向こうに雪化粧した伯耆富士大山が秋の旅気分を盛り上げてくれた。

 行き先は細かくは決めていなかったが、私は中海にある米子水鳥公園宍道湖グリーンパークには是非立ち寄りたかった。宿泊先を宍道湖温泉に決めてからネットサーチしていると島根県が発行している探鳥マップがあることが分かった。ページに出ている島根県自然環境課のアドレスに送って欲しいとメールすると、しばらくすると親切に、その「探鳥マップ」と「しまねの自然 お宝MAP」を郵送してくれた。郵送料は、県が持ってくれるという。今回のドライブは、この地図が多いに役立った。(澤井さん、ありがとうございました。)

 境港の小さな食堂で海鮮丼の昼食を食べて、弓ヶ浜から中海の東岸にある米子水鳥公園へ行ってみた。ちょうど、地元の小学校の子どもたちが観察会をしている最中であった。子どもたちが引き揚げると、学芸員は親切にあれこれと教えてくれた。
 近くにカワセミが留まったり、500mぐらい先にある中州にマガンの群れに混じってオオハクチョウや非常に珍しいクロツラヘラサギがいることを教えてくれたが、残念ながらページに載せられるような写真は撮れなかった。ここの野鳥観察施設はガラス越しに見るように作られている。それで、デジスコもそのガラスを通して焦点を合わすことになる。近くの鳥は何とかなるが、技術のせいもあると思うが遠くの鳥はぼけてしまう。
 近くの州には、オナガガモの集団が羽根を休めていたり、一匹のメスを5~6匹の雄が取り囲んで泳いでいたりしている。採餌場(島根県安来市の水田地帯へ行って落ち穂や草の根を食べるらしい)へ行かなかった数羽のコハクチョウもその側にいる。
米子水鳥公園での写真サムネイル
コハクチョウ:クリックすると大きな写真になりますオナガガモ:♀を追いかける♂たち:クリックすると大きな写真になりますマガンの群れ:沖の州:クリックすると大きな写真になりますキンクロハジロ?:クリックすると大きな写真になります


宍道湖の夕日:クリックすると大きな写真になります 中海の東岸から大根島を通って、松江中心街にちかい宍道湖北岸にある宿の宍道湖温泉に向かった。湖岸を走る道からは、カモの類が沢山泳いでいるのが見られた。宍道湖畔にある旅館の前にもカモが浮かんでいる。
 この場所に宿をとった楽しみの一つは、宍道湖の夕日を見ることである。雲が多くてきれいな夕日は望めそうになかったが、幸いにも雲の切れ目から赤い夕日が湖の向こうに沈んでいった。5時前である。湖岸の風で冷えた体を透き通った温泉で温めた。至福のときである。

しじみ漁:クリックすると大きな写真になります  翌朝8時前に旅館から見える湖面を見るとしじみ漁をすると思われる小舟が5艘ほど集まってきた。双眼鏡で見てみると、どうやら鋤簾(じょれん)を水中につけているだけで実際の漁はしていないようだ。旅館街に向けたショーではないかと思われた。その証拠に、宍道湖西端にある宍道湖グリーンパークに向けて湖岸を走っていると、しじみ採りの舟がでており、実際には舟の間隔がもっとあいており、さかんに鋤簾を動かしていた。

 宍道湖グリーンパークのガラガラの駐車場横の田んぼに、コハクチョウが餌を啄んでいる。家に帰って調べてみると、周辺農家の方の協力で稲刈り後、冬期に水を張っているようだ。残った落ち穂や二番穂が、マガンやコハクチョウなどの食べ物となっているとのことである。
 このコハクチョウの採餌をデジスコでの動画で撮ってみた。初めてである。Sony DSC300 での動画は、CanonIXY とは異なって MPEG ファイルで保存されるが、CanonIXY での AVIファイルと同じように Microsoft の Movie Maker で編集できる。

 野鳥観察舎からは、何羽かのカモとアオサギ・コサギが観られるだけであった。観察舎から外に出たところの芝生にセグロセキレイがチョコチョコと動き回っていた。湖の土手を歩いていくと橋の欄干に大きな鳥が留まっている。逆光で上手く撮れなかったが、どうやらチュウヒのようである。(再度確認してみると トビ ではないかと思われる)帰り道にあるカワセミの営巣実験場にある池にカワセミが飛んできていないかと期待したが、現れなかった。
 そのかわり、センダンの木の近くで、スズメ大の小鳥が飛び回っている。これだけ動くとデジスコでは難しい。首にぶら下げていた Nikkor28-200mm をつけたNikonD70で撮った。帰って確認すると全身が写った写真はなかったがジョウビタキのようである。

 今回の探鳥旅行では、初めて見た野鳥が多かったが、全てをきれいな写真にすることはできなかった。だが、来た甲斐があったというものだ。デジスコセットをかついで歩けるぐらいの元気なうちに、季節を変えてまた来たいと思う。

宍道湖グリーンパークでの写真サムネイル
クリックするとVideoをダウンロードしますセグロセキレイ:クリックすると大きな写真になりますトビ?:クリックすると大きな写真になりますジョウビダキ?:クリックすると大きな写真になります
コハクチョウの採餌
デジスコによる動画
セグロセキレイ
デジスコ
チュウヒ?
デジスコ
ジョウビダキ?
Picasa での合成写真
Nikkor200mm


出雲大社にてゴビウスにある水槽:クリックすると大きな写真になります このグリーンパークにあるゴビウスという宍道湖自然館(ゴビウスとはハゼなど小さな魚をあらわすラテン語だそうだ)を見学して、そんなに遠くない出雲大社に車を走らせることにした。出雲大社駐車場近くで昼食に名物の出雲そばを食して、参拝した。本殿は平成の大遷宮ということで、修復が行われており参拝できない。まだ、嫁に行かない娘のためにと家内は縁結びのお守りを求めていた。

 5時まで開いているという足立美術館に急いだ。まだ工事が続いている高速道路仕様の山陰道は、カーナビに情報が不足しており、少し道に迷ったりしながら、着いたのは3時過ぎであった。観光バスがいっぱい駐まっている。よく手入れの行き届いた枯山水などの庭はたしかにきれいだが、これだけ人が多いと興ざめである。京都の古い寺などの庭の方が落ち着いていいと思うが、昨今紅葉の季節は京も "たくさんのおひとがきてはる" らしい。
足立美術館の紅葉:クリックすると大きな写真になります枯山水の庭:3枚の合成写真:クリックすると大きな写真になります足立美術館の紅葉:クリックすると大きな写真になります


 翌日は連休初日の土曜日で、0時過ぎまで中国道上におれば、1000円ルールが効くが、夜では時間の潰しようがない。早々に大阪に引き揚げてきた。

2007年11月15日

隠居、高野山の紅葉に遊ぶ

 今年は、紅葉狩りにどこへも出かけていない。11月14日、朝起きると天気予報通り小春日和だったので、急遽高野山に車を走らせることにした。毎日が日曜日の特権である。
 近くの生鮮食料スーパーで弁当(寿司)を求め、出発したのは10時過ぎ。高野山には何回か車で行ったことがあるが、コースが分かるか覚束ない。カーナビで高野山金剛峯寺をセットした。予想到着時間は昼頃になっている。道路標識には従わず、カーナビの案内通り走るととんでもない道に迷い込んでしまった。橋本から先は国道とは名ばかりで1車線しかない区間が渓谷沿いに続く。渓谷のところどころの紅葉は写真に撮りたいが、停車する余裕はない。前から中型のトラック(大型のトラックやバスは通れる道ではない。)でも来ようものなら離合が大変である。私のカーナビ(トヨタの純正)は、以前から裏道的な細い道が好きなようだ。急遽行くことにしたので、良く調べずに出かけたのが失敗だった。あとから、web search してみると、この酷道371号線の悪名は高いようである。
 なんとか高野山の金剛峯寺に着いた。総本山前の駐車場は、観光バスも数台駐まっており満車である。そこから100mほど離れたところの第2駐車場へ行くとがら空きである。少しして分かったことであるが、車を駐めるところは沢山あり無料である。なんとなく得をした気分になった。
クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります




 紅葉を求めて近辺を歩いて回った。本山前の駐車場横に立っているイチョウが、青空を背景に真っ黄色である。総本山の山門入り口への階段には、楓が赤と黄色で染まっていた。霊宝館の入り口横の庭は、舞落ちたイチョウの枯れ葉で黄色い絨毯のようであったが、上を見上げると真っ赤な楓の向こうに青空が広がっていた。
 高野山が世界遺産に登録されたのは2004年7月のようであるが、昔来たときよりもなんとなく整備され掃除も行き届いているようである。駐車場が無料になっているのも、そのせいかもしれない。常喜院から金堂に続く参詣道は、特に紅葉が美しく、絶好の撮影スポットになっている。天気がよくポカポカ陽気のせいか、みんなの顔がほころんでいるように見えた。 
 時間があれば龍神温泉に行って風呂でも入ってこようと欲張っていたのだが、帰りがカーブが続く夜道を走ることになるんではないかと早々に帰途についた。帰り道は、バスでも走れる九度山回りの道を下ったが、それでも観光バスを先頭にノロノロ運転となった。

泉北近辺私的観光地図に掲載