隠居の散策:冬鳥もやってきた
のんびりと時を過ごしている間に、師走になった。コロナ禍には関係なく、いつもの冬鳥がこのシーズンも、半郊外・半住宅地的な泉北ニュータウンにもやってきた。
2021年12月 7日
のんびりと時を過ごしている間に、師走になった。コロナ禍には関係なく、いつもの冬鳥がこのシーズンも、半郊外・半住宅地的な泉北ニュータウンにもやってきた。
2021年11月24日
11月19日は、部分月食だった。
夕飯どき娘とLINEしているとき電話の向こうで、孫が月食だから観ろと言ってるという。食事を中断して、二階に上がってパソコンを置いているデスク横の窓を開けて、東の空を見上げた。マンションの最上階の上に、皆既月食に近い月がかすかに見える。
後でトリミングと決めて、レンズを変えずに、100mmマクロのままシャッターを押した。
その日の午後に、近くの和田川ほとりを歩いた。コロナ禍とは関係なく、季節は編kしているようだ。
コガモのエクリプスの頭が雄らしく、少し進んでいるようだった。
2021/11/19 18:05 桃山台(堺市) 月食 パソコンデスク横の窓から東に見えるマンションの上に、かなり食の進んだ月が上っていた。 明け方、朝早く(5時過ぎ)郵便受けに新聞を取りに行くときに、西の空に見える月は、もっと大きいのだが。
Sony α7Ⅱ + FE90mm F2.8 macro 90mm 1/200 F2.8 ISO6400<:トリミング |
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2021/11/19 檜尾(堺市) ハクセキレイ 涼しくなって、セキレイの動きが活発になってきた。
Sony α7Ⅱ + FE90mm F2.8 macro 90mm 1/200 F22 ISO100<:トリミング |
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2021/11/19 檜尾(堺市) 皇帝ダリア 手入れの行き届かないアドプト・リバーで植えられていたものが倒れて、それでも大きな花をさかせていた。
Sony α7Ⅱ + FE90mm F2.8 macro 90mm 1/200 F4.5 ISO100 |
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2021/11/19 檜尾(堺市) モズ モズを見ると、何故か、【モズが枯れ木で泣いている】というサトウハチローの歌を思い出す。このYou Tubeはなかなかのものだ。著作権はクリアしているのだろう。
Sony α7Ⅱ + FE90mm F2.8 macro 90mm 1/200 F13 ISO100 |
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2021/11/19 檜尾(堺市) カルガモ幼鳥 体が小さいので、一見、バンと思えたが、近くにカルガモの親がおり、かばう様子が見えたので、幼鳥だと思われる。
Sony α7Ⅱ + FE90mm F2.8 macro 90mm 1/200 F4.5 ISO100:トリミング |
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2021/11/19 檜尾(堺市) コガモ 雄のエクリプスは、頭の換羽が始まっている。
Sony α7Ⅱ + FE90mm F2.8 macro 90mm 1/200 F4 ISO100:トリミング |
2018年1月17日
1月の第2週に入ってから、寒い日が続いた。家の中で、パソコンとTVばかりでは体に悪いと外に出てみる。
寒い中でも、元気な生き物はいる。この時期しか見られない鳥もいる。ただ、このシーズンは冬鳥が少ないように思える。
いつも歩いているところに、蝋梅があるのを思い出し、近くに行ってよくよく観察してみると、横の大木が蝋梅そのものとわかった。そばで、孫と思われる子どもたちと焚き火をしている畑の持ち主と思われる人に聞いて見ると、かなりの昔にもともと庭にあったものを植え替えたという。
2017年12月12日
師走も間近の晩秋、暖かい陽気に誘われて、梅見以来ご無沙汰の荒山公園に行ってみた。公園に隣接する溜池に水鳥がやってきていないかとの期待である。ここの駐車場は、梅見のシーズンには有料となるが、それ以外のシーズンは無料である。
溜池はすっかり水が抜かれていて、汚い池底が見えるだけである。この時期、あちこちの溜池は水が抜かれていることが多い。で、期待した水鳥はいない。梅林近くに、小さな蓮池があるのを思い出してよってみたが、枯れた蓮の葉が残っているだけで、ここにも水鳥はいない。
それでも、園内のけやきなどの樹木は青空をバックにし紅葉していて心なごませてくれる。クロガネモチの茂みのそばにある葉がすっかり落ちた桜で2羽のコゲラが枝をつつき、数羽のシジュウカラがクロガネモチの実をつつきに来た。
そろそろ帰ろうと樹の上に留まったハシブトカラスを見ていると、口にチュウハイの空き缶を咥えている。動きをよく見ると、嘴に咥えたのはいいが、どうやら外せなくなったらしい。こちらに気づいて飛び立ったが、チュウハイの空き缶は嘴に引っかかったまである。普段はあまり可愛げのないカラスだが、かわいそうになった。
2017年12月 9日
11月27日、この日もいい天気となったので、近くの溜池に来ているであろう冬鳥の観察に出かけた。
ヒドリガモが飛来している田辺池では、老婆が6枚切りぐらいした食パンを投げ入れていた。これを目当てに集まる鳥たちを見るのが楽しいようだ。野鳥に給餌をすることには、抵抗感があるのだが。
いつもはあまり行かない陣内病院の駐車場近くの観音寺池に足を向けてみた。マガモとホシハジロ・オオバンが小さな池で泳いでいた。マガモがよく飛来する近くの松池は、水が抜いてあって汚い池底が見えるだけである。
2017年10月27日
天気はあまり良くないが、家内がハーベストの丘に併設されている農産物直販市場「またきて菜」に、花の苗とみかんを買いに行くついでに、園に行ってみようかと言うので、車を走らせた。
産直市場で、ペンタスの苗と地元農家のみかんを求めた。買い物を車において、園に入った。駐車場には結構車が停まっているが、「またきて菜」の木曜日特売目当てらしい。園内は、天候も悪いせいもあって、ガラガラである。
鳥や蝶や花ばかりでなく、その他の生き物にも眼を配ってみると、この歳になるまで、知らなかった新しい発見がある。後何年か、虫屋になってみるのも面白いのかもしれない。
2017年7月 6日
前日(7月1日)に続いて、近所を散策した。昨日は、カメラの設定があまりにも惨めだったので、そのリベンジがある。天気はいいが、風が強い。
この時期に咲く花などを気にしながら、歩いてみた。
風が強いと、それでなくても手ブレするのに、被写体ブレも加わってピント合わせがなかなか難しい。
2017/7/2 大森(堺市) ヤナギハナガサ 同種の花がたくさんあるが、松江の花図鑑を参照するとヤナギハナガサと思われる。まだ、開花前だ。 SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro 75.0mm TV 1/350s f/5.6 ISO320 EV 0 |
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2017/7/2 大森(堺市) ヤブカラシ 和田川の柵に絡まるヤブカラシ。除草が行き届かないところに蔓延っている。アゲハがよく来るので、そのままでいいのだが、繁殖力は強い。 SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro 75.0mm TV 1/350s f/5.6 ISO320 EV 0 |
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2017/7/2 大森(堺市) モンキチョウ 農作放棄地のヒメジョオンなどの雑草が草むらになっているが、ここには、モンシロチョウ、モンキチョウ類が飛び交っている。 SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro 200.0mm TV 1/350s f/6.7 ISO125 EV 0 |
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2017/7/2 大森(堺市) ツマグロヒョウモン♀ 上の草むらには、ツマグロヒョウモンやベニシジミも飛んでくる。 SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro 230.0mm crop TV 1/750s f/6.7 ISO400 EV 0 |
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2017/7/2 大森(堺市) ベニシジミ 同じの草むらに生えているヒメジョオンには、ベニシジミも飛んでくる。 SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro 150.0mm TV 1/750s f/6.7 ISO640 EV 0 |
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2017/7/2 和田川(堺市) ハクセキレイ ハクセキレイには、このようにねずみ色をした個体もあるようだ。つけているレンズは、APS-C用なので、デジタルズームを2倍にすると、35mm換算で、900mmとなる。300x1.5x2 SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro 300.0mmdigitalzoomX2 TV 1/750s f/6.7 ISO640 EV0 |
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2017/7/2 和田川(堺市) セグロセキレイ ハクセキレイと縄張り争いをしていた。口に何かを咥えている。 SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro 300.0mmdigitalzoomX2 TV 1/750s f/6.7 ISO800 EV0 |
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2017/7/2 野々井(堺市) ヒバリ 田植えが終わったばかりの田んぼの畦に、2羽が飛んできた。 SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro 300.0mmdigitalzoomX2 TV 1/750s f/6.7 ISO500 EV0 |
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2017/7/2 野々井(堺市) ムラサキシジミ 雑木林にヒラヒラと蝶が飛んできた。かろうじて撮った写真を後で確認すると、どうやらムラサキシジミのようだ。 SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro 90.0mm TV 1/750s f/5.6 ISO2000 EV 0 |
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2017/7/2 野々井(堺市) ヒメアカタテハ 畑の畦に飛んできた。久しぶりに観察する。 SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro 135.0mm TV 1/750s f/6.7 ISO800 EV 0 |
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2017/7/2 大森(堺市) ツバメシジミ シロツメクサで吸蜜。シロツメクサは食草のようだ。 いつも多く見られるヤマトシジミはあまり見られない。 SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro 250.0mm TV 1/750s f/8.0 ISO100 EV 0 |
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2017/7/2 大森(堺市) ナンキンハゼ(花) この木は秋になるとキレイな紅葉となり、白い実をつける。 SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro 50.0mm TV 1/750s f/4.5 ISO120 EV 0 |
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2017/7/2 大森(堺市) ユウゲショウ 別名:赤花夕化粧 アメリカの南西部から中央アメリカが原産。 SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro 280.0mm TV 1/750s f/6.7 ISO320 EV 0 |
2017年2月22日
今回は、泉北ニュータウン栂地区にある自宅から南部の方向に歩いてみた。
今まで撮った写真のピントが、どうも甘いので、この日は手ブレ予防のために、シャッター速度を上げてみた。鳥を撮っていると被写体もブレることも多い。ISO感度の数値が大きくなるが、ブログに載せる程度の写真では、かなり大きな数値になってみても、大丈夫である。「ISO感度って何?」というページの解説では、センサーサイズがフルサイズの場合の上限は、ISO6400くらいとなっている。ただし、私の場合、デジタルズームを使ったり、トリミングをしたりしているので、条件は違うのだが。
2017/2/15 和田川(堺市) コガモ♂ コガモはこのあたりでは和田川が好きである。羽は完全に繁殖羽となっている。やはり、メスよりオスの方が多い。 SONY α7Ⅱ+SEL24240 zoom APS-Cモード240mm(360mm 35mm相当)crop 中央重点測光 TV f6.3 1/2000s ISO3200 EV0 |
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2017/2/15 和田川(堺市) コガモ♀ メスとオスの比率が皆さん気になるらしく、「カモの性比調査」が行われているようである。この和田川では、下に添付した拙い動画のように、♂3:♀1のような気がするのだが、次回でもじっくり観察してみたいと思う。 SONY α7Ⅱ+SEL24240 zoom APS-Cモード240mm(360mm 35mm相当)crop 中央重点測光 TV f6.3 1/2000s ISO4000 EV0 |
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2017/2/15 和田川(堺市) ジョウビタキ飛翔 シャッタースピードが早いとこのような写真も撮れる。 SONY α7Ⅱ+SEL24240 zoom APS-Cモード240mm(360mm 35mm相当)crop 中央重点測光 TV f6.3 1/2000s ISO2500 EV0 |
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2017/2/15 和田川(堺市) イソシギ 名前通り普段は海岸に生息しているらしいが、繁殖期には河川にも姿を現すとのことだ。ただ、いつも単独行動をしているように思う。 SONY α7Ⅱ+SEL24240 zoom APS-Cモード240mm(360mm 35mm相当)digitalzoomX2 crop マトリックス測光 TV f6.3 1/2000s ISO1250 EV0 |
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2017/2/15 和田川(堺市) キセキレイ この時期には、キセキレイ・セグロセキレイ・ハクセキレイの3種が同じ場所で見られる。キセキレイは流れのあるところでしか見られないように思う。 SONY α7Ⅱ+SEL24240 zoom APS-Cモード240mm(360mm 35mm相当)digitalzoomX2 crop マトリックス測光 TV f6.3 1/2000s ISO1600 EV0 |
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2017/2/15 和田川(堺市) セグロセキレイ セキレイ類は、縄張り意識が強いそうで、多種のセキレイや仲間でも繁殖期は別にして仲良くしていることはない。 SONY α7Ⅱ+SEL24240 zoom APS-Cモード240mm(360mm 35mm相当)digitalzoomX2 crop マトリックス測光 TV f6.3 1/2000s ISO2500 EV0 |
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2017/2/15 和田川(堺市) ハクセキレイ セットをシャッター優先(TV)で連写するとこのような写真が撮れた。 SONY α7Ⅱ+SEL24240 zoom APS-Cモード240mm(360mm 35mm相当)digitalzoomX2 crop マトリックス測光 TV f6.3 1/2000s ISO2000 EV0 |
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2017/2/15 和田川(堺市) バン この鳥が飛んでいるのを見たことがない。人の姿を見ると泳いで萱の茂みにすぐに隠れる。これが割合素早い。 SONY α7Ⅱ+SEL24240 zoom APS-Cモード240mm(360mm 35mm相当)digitalzoomX2 crop マトリックス測光 TV f6.3 1/2000s ISO1250 EV0 |
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2017/2/15 檜尾(堺市) ヒバリ 鳴き声を頼りにまだ田起こしが始まっていない田んぼに眼を凝らすと2羽動いているのが見えた。超トリミングである。 SONY α7Ⅱ+SEL24240 zoom APS-Cモード163mm(244mm 35mm相当)digitalzoomX2 crop マトリックス測光 TV f5.6 1/2000s ISO1000 EV0 |
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2017/2/15 檜尾(堺市) スズメ この時期、スズメは特に群れている。 SONY α7Ⅱ+SEL24240 zoom APS-Cモード240mm(360mm 35mm相当)digitalzoomX2 crop マトリックス測光 TV f6.3 1/2000s ISO2500 EV0 |
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2017/2/15 長池(堺市) ホシハジロ 潜水して水生植物の茎や根、甲殻類や、貝類を採食するらしい。 SONY α7Ⅱ+SEL24240 zoom APS-Cモード240mm(360mm 35mm相当)crop 中央重点測光 TV f6.3 1/2000s ISO1000 EV0 |
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2017/2/15 西松尾池(堺市) シジュウカラ 良い構図だったのだが、残念ながらピントが甘い。食事をしている時は、警戒心が少し薄くなるようだ。 SONY α7Ⅱ+SEL24240 zoom APS-Cモード240mm(360mm 35mm相当)digitalzoomX2 crop マトリックス測光 TV f6.3 1/2000s ISO2000 EV0 |
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2017/2/15 西松尾池(堺市) シロハラ 池の浅瀬に生えている木に、見慣れない鳥が水を飲みに来ていた。撮った写真を見るとどうやらシロハラのようだ。 SONY α7Ⅱ+SEL24240 zoom APS-Cモード134mm(201mm 35mm相当)digitalzoomX2 crop マトリックス測光 TV f5.6 1/2000s ISO2500 EV0 |
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2017/2/15 東谷池(堺市) マガモ マガモも、オスの比率が高いようだ。 SONY α7Ⅱ+SEL24240 zoom APS-Cモード240mm(360mm 35mm相当)digitalzoomX2 crop マトリックス測光 TV f6.3 1/2000s ISO5000 EV0 |
和田川で遊泳するコガモたち
2017年2月 6日
明日は、立春という2月4日(節分)冬晴れのいい天気になった。天気予報で、気温も3月上旬ぐらいになると言っていたとおり、真冬並みの装束で歩くと汗が出てきた。
庭のしだれ梅の蕾も大きくなってきた。お隣の庭に咲く紅梅は満開近いし、和田川堤に植わっている白梅も一、二輪蕾を開いている。春は、もうそこに来ているようだ。
2017年2月 3日
1月も後半になって、冬らしい寒い日が続いた。このような時期の冬晴れの日には、溜池に飛来する水鳥とは別に、ジョウビタキやホオジロといった小鳥がアチラコチラに姿を現す。
毎年、野々井の葭の茂みに飛来するホオジロの写真を撮りたくて、寒風が吹く和田川堤を歩いた。ただ、このホオジロは、警戒心が強く、姿を見かけてもすぐに茂みに隠れてしまうのでなかなかシャッターが切れない。それに、葭のうしろに留まると、オートフォーカスが葦に当たってしまいピンボケになる。
2016年11月15日
もう一ヶ月近く前のことになるが、退院しての初めての天気の良い日、散策に出かけた。気温も高くなっていたので、今年最期くらいの蝶が飛んでいるかもしれないとおもいながら、畑作地帯の畦道を歩いた。
記憶があやふやになっているが、撮った写真を記録しておきたいと思う。
2016年3月27日
2月25日に遊歩道と木製通路の改修工事が終わった狭山池に、気温もまだ低いし桜もまだ早いだろうと思ったが、どのような改修が行われたかと行ってみることにした。、
駐車場近くの土堤には、蝶が好みそうな草花が植栽されているバタフライガーデンと看板がついている一角がある。周囲には柵が巡らされていて入ることはできない。シジミ蝶類らしきものなど三種類の蝶が飛び回っていたが、じっとすることはない。柵の外から、かろうじて撮ったパンジーに留まった蝶を確認してみるとアゲハチョウである。
待ちかねていた春が来た。ぽかぽか陽気に誘われて、国内最古の歴史を誇るダム式ため池「狹山地」(大阪府大阪狭山市)へ。お目当ては。この堤の一角に造られた「バタフライガーデン」だ。青空の下、花畑で舞い踊る色とりどりのチョウを夢見て、意気揚々とやって来たのだが......。
というまえがきがあり、 南海・大阪狭山市駅から5分ほど歩き、堤を登るとキラキラ光る水面が見えた。狭山池は今年で築造1400年。池をぐるりと囲む周遊路の桜も、植樹を重ねてこれまた1400本。早咲き品種のコシノヒガンが多いため、ちょうど今が見ごろ。一足早いお花見気分を味わいつつ、北西に15分ほど行けば到着だ。
柵越しに誰でも鑑賞できるバタフライガーデンには、さまざまなチョウのエサとなる植物が植えられている。その数計44種650本。「絶滅危惧種のシルビアシジミが狭山池周辺で発見されたことをきっかけに整備を進め、2006年にオープンしました。個人的にも長年の夢でした」。笑顔でそう話すのは「狭山池さくら満開委員会」の武田博允会長(85)だ。「シルビアシジミが確認できるのは、府内でも3ヵ所だけ。また、府内に生息するチョウ54種類のうち、42種類はここで見られます」
庭の中も案内してもらうことに。520平方㍍の敷地内は三つのエリアに分かれている。「訪蝶・吸蜜ゾーン」にはシルビアシジミが好むミヤコグサをはじめ、サンジャクバーベナやブッドレアなどの花々が。『産卵・生育ゾーン』では、アゲハ類の幼虫のエサとなるミカン科の木などを育てている。クヌギやエノキか自生する「自然林ゾーン」は、ゴマダラチョウやミズイロオナガシジミが自然繁殖しているそうだ。
ただし、取材した今月中旬時点で咲いている花はパンジーとユキヤナギぐらい。チョウの姿も見えない。うすうす気づいていたのですが、早過ぎましたか?恐る恐る尋ねると、武田会長がうなずく。「花盛りは5月ごろからですね」。うかれて満開なのは、私の頭の中の花だけでした。ガッカリしかけた時、ヒラヒラと1匹の小さなヂョウが横切った。白い羽に黒い斑紋。シジミチョウだ。
もしかして貴重種かと期待したものの、「ルリシジミですね」。あっさり否定されてしった。「ヤマトシジミと並んで、身近なヂョウですね。
「シルビアとの見分け方は、羽の斑紋の位置です」。写真と比べて教えてもらったが。正直よく分からない。 「よっぼど詳しくないと、区別するのは難しいでしょう」
さらに2時間ほど粘ったが、出てくるのはルリシジミばかり。しかし、これはこれでなかなか。どこにでもいる地味なチョウだと思っていたか、羽を広げて飛ぶ姿をじっくり観察してみると意外とキレイ。表側の光沢ある上品なブルーが鮮やかに映る。昔からよく知っている子の魅力を再発見できたみたいでうれしい。
遠くには、モンシロチョウらしき姿もチラホラ見えた。「もうすぐツマキチョウ、ジャコウアゲハも出てきますよ」。楽しみはまだまだこれからだ。今はただ、小さな春をかみしめよう。
(ライター・福家多恵子 ふくや・たえこ 大学で生物研究同好会に在籍して以来、身近な生き物の不思議を探求するのがライフワーク。好物はシジミ(貝の方)のみそ汁。)
鳥はといえば、ここでも、ハクセキレイが歩きまわったり、ツグミがホッピングをしていたりしている。この池では、オオバンとカワウは常連である。その他に、ヒドリガモがまだとどまっていた。
駐車場の方へ戻ってくると、2連の連凧が池の上に上がっている。愛好家2人が、ダンボールの箱に収めた工夫を凝らした凧を次々に繰り出している。糸はテグスである。家内が、糸を持たしてもらっていたが、とても重たかったようだ。
この動きを動画で収めてみた。
2016年3月24日
お彼岸近くなって、急に暖かくなってきた。桜はどうなっているだろう、蝶はとんでいるだろうか、水鳥は北へ帰ってしまっただろうか、と気になり、近所を歩いてみた。
この日は、APS-C サイズで撮ってみることにした。フルサイズカメラの良さは消えるが、ディスタンスを稼いで、どのような画像になるかの実験である。
3月18日現在、ご近所のソメイヨシノの蕾はまだ固い。西原公園の枯れ葉のなかに咲いているタンポポの周りには、キタキチョウが3頭じゃれるように飛んでいた。この蝶が留まるときには、開翅はしない。表翅縁の黒い部分は、飛んでいる時にしか撮れないようだ。
このごろ、ようやくシジュウカラのさえずりがわかるようになった。
先日、TVでシジュウカラが鳴き声でコミュニケーションをしているとの研究成果を放送していた。ネットでサーチしてみると、朝日新聞デジタルの次のような記事が載っていた。一度、シジュウカラの鳴き声を録音してスピーカーで流してみようか。
野鳥のシジュウカラは鳴き声の「単語」を二つ組み合わせて「文」をつくり、その「語順」を聞き分けて意味を理解している、とする研究成果を総合研究大学院大の鈴木俊貴博士研究員らのチームがまとめた。8日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに論文を発表した。
シジュウカラは10種類以上の鳴き声を組み合わせて多様な鳴き方をするとされる。鈴木さんらは、野外に置いたスピーカーから、危険を知らせる「ピーツピ」と、仲間を呼ぶ「ヂヂヂヂ」という2種類の鳴き声の録音を流し、周囲にいたシジュウカラの行動を観察した。
21羽のうちの大半が「ピーツピ」単独では首を振って周囲を警戒し、「ヂヂヂヂ」単独ではスピーカーに近づいた。二つを組み合わせた「ピーツピ・ヂヂヂヂ」では、多くが盛んに首を振って警戒しながらスピーカーに接近した。
次に、別の34羽を対象に「語順」による違いを比べた。野生のシジュウカラが発することがめったにない「ヂヂヂヂ・ピーツピ」という組み合わせを流すと、「ピーツピ・ヂヂヂヂ」の時よりも、警戒行動やスピーカーに近づく行動が明らかに鈍くなった。
鈴木さんは「シジュウカラは鳴き声の『語順』まで理解している。こうした言語能力がヒト以外で確認されたのは初めて。他の鳥でも同様の能力がみられるか解明したい」と話している。(竹石涼子)
2016年1月 3日
明けましておめでとうございます。
今年も拙いブログをアップしていくつもりでいます。どうぞ、寛容をもってご愛顧ください。
この冬は暖かい。全国のスキー場では、雪がなくて雪乞いの神頼みをいろいろと行う様子がテレビで映しだされたりしている。原因となっているエルニーニョ現象は、多分地球温暖化の影響だろう。
このせいだろうか。例年、冬になると野々井の萱の繁みに姿を現すホオジロ類が飛来していないようだ。まだ、北の方で過ごしているのだろう。
ホオジロ類は、スズメ大の小鳥だが、このシーズンは、もしやと思って見かけても、スズメばかりである。野鳥に興味を持つようになった時に、読んだ「スズメの少子化、カラスのいじめ」という新書を思い出して、もう一度読んでみたら、もいちど身近なスズメを観察しようかという気になっている。
2015/12/29 大森 シジュウカラ 留まっている桜は、「植物はすごい 七不思議編」によれば、冬に寒くないと春の開花準備が遅れるようだ。 SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm 216.0mm デジタルズーム 3倍 絞り優先AE 1/250s f9.0 ISO400 露出補正 +0.3 |
2015/12/29 大森 ツルウメモドキ ツル性で、広葉樹に巻き付くそうだ。赤と黄色のコントラストがきれい。 SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm 240.0mm 絞り優先AE 1/250s f9.0 ISO250 露出補正 +0.3 |
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2015/12/29 野々井 スズメ 今冬の萱の草原は、スズメが賑やかだ。 SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm 240.0mm デジタルズーム3倍 絞り優先AE 1/250s f9.0 ISO400 露出補正 +1.0 |
2015/12/29 野々井 ケリ 春の繁殖期になるとけたたましいさえずりをするが、今は静かに田んぼで虫を探しているようだ。 SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm 240.0mm デジタルズーム3倍トリミング 絞り優先AE 1/250s f9.0 ISO100 露出補正 -0.3 |
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2015/12/29 野々井 コセンダイグサ 種子 農作放棄地にたくさん咲いていたが、今その名残の種子をいっぱいつけている。 SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm 240.0mm 絞り優先AE 1/250s f9.0 ISO125 露出補正 -0.3 |
2015/12/29 松池 マガモ(いわゆる青首) 水が満たされた松池に戻ってきた。落穂や種が食べ物のようだ。 SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm 240.0mm デジタルズーム3倍 絞り優先AE 1/250s f11.0 ISO2000 露出補正 -0.3 |
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2015/12/29 松池 ホシハジロとカワウ 水草の根、芽、葉、草の種や穀類などを食べ、潜水してエビなどもとるようだ。 SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm 240.0mm デジタルズーム3倍 絞り優先AE 1/250s f11.0 ISO320 露出補正 +0.3 |
2015/12/29 松池 ハクセキレイ 池の横の畑でちょこちょこと動いていた。 SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm 240.0mm デジタルズーム3倍 絞り優先AE 1/250s f11.0 ISO400 露出補正 +0.3 |
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2015/12/29 尾美濃池 ホシハジロ この池には50羽ほど、飛来していた。 SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm 233.0mm デジタルズーム3倍 絞り優先AE 1/250s f11.0 ISO400 露出補正 -0.3 |
2015/12/29 尾美濃池 ハシビロガモ♀ この池にはハシビロガモも50羽ほど、飛来していた。 SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm 233.0mm デジタルズーム3倍 絞り優先AE 1/250s f11.0 ISO320 露出補正 +0.3 |
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2016/1/1 和田川 アオサギ 橋の欄干に立ち止まっていた。 SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm 216.0mm デジタルズーム3倍 絞り優先AE 1/250s f11.0 ISO160 露出補正 -0.3 |
2016/1/1 和田川 スズメの群れ スズメのこのような集団をよく見かけるが、理由をググってもよく分からない。 SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm 216.0mm デジタルズーム3倍 絞り優先AE 1/250s f11.0 ISO160 露出補正 -0.3 |
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2016/1/1 美木多 旧和田邸の空 イカルが来ていたこの杜は開発されて老人ホームになった。 SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm 24.0mm 絞り優先AE 1/320s f11.0 ISO100 露出補正 +0.3 |
2016/1/1 美木多 黄色いナンテンの実 しめ縄を飾ったお屋敷の植え込みに赤と黄色い実をつけるナンテンがあった。 SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm 24.0mm 絞り優先AE 1/320s f11.0 ISO100 露出補正 +0.3 |
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2016/1/1 鴨谷池 ホシハジロ 画像サイズをS(=3008x2000 6.1M) にするとデジタルズームは 3.94倍(945mm)まで望遠にできる。 SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm 240.0mm デジタルズームは 3.94倍 絞り優先AE 1/320s f10.0 ISO1250 露出補正 +0.3 |
2016/1/1 鴨谷台グラウンド モミジバフウの紅葉 まだ葉を散らさず、紅葉が残っている。 SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm 198.0mm 絞り優先AE 1/200s f9.5 ISO160 露出補正 0 |
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2016/1/1 鴨谷台 イヌツゲの実 泉北1号線沿いの植え込みには、いろいろな木が植わっている。 SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm 194.0mm 絞り優先AE 1/200s f9.5 ISO2000 露出補正 0 |
2016/1/1 桧尾大橋 熟した柿 泉北1号線の上にかかる高い陸橋のたもとに植わっている。 SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm 63.0mm 絞り優先AE 1/90s f9.5 ISO160 露出補正 -0.5 |
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2016/1/1 和田川 スズメ 何を話をしているのか? SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm 240.0mm デジタルズームは 3.94倍 絞り優先AE 1/250s f11.0 ISO160 露出補正 0 |
2016/1/1 和田川 コガモ お休み中・・ SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm 240.0mm デジタルズームは 3.94倍 絞り優先AE 1/250s f11.0 ISO160 露出補正 +0.5 |
2015年11月26日
イベントがなにやかやとあって、近くを散策することが少なくなっているが、秋が深まって冬鳥が次々と飛来しているらしいことが気になる。時間を見つけて、歩いてみた。この時期の散策コースは、溜池や川の土堤が中心となる。
コガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、マガモがやってきている。これらのカモは、いつも飛来する川や池は決まっている。コガモは和田川、ヒドリガモは田辺池、ハシビロガモは尾美濃池といった具合に決っているのだが、マガモはいつも飛んできている松池にはきていない。池の水が少ないせいかもしれない。ところが、先日車で通りかかる三木閉の池(観音寺池)に、マガモが10羽ほど休んでいるのを見つけた。今まで散策で歩いたことのない池である。
日を変えて歩いてみた。相変わらずマガモが10羽ほど池の中の鉄柵(何のためのものかわからない)で休んでいた。
その足で、今までほとんど足を運んだことのない石津川に行ってみると、こちらにもコガモのエクリプスが泳いでいた。ここで、コガモと思って撮った写真を自宅で確認してみるとなんとオシドリの幼鳥であった。こんなところにと不思議だ。
2015年6月13日
2015年3月19日
2015年3月 4日
2015年1月21日
2015年1月12日