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2014年5月 6日

晩春、雨の京都府立植物園

 昭和の日、京都で一人住まいする娘のアパートまでのアッシーを頼まれた。連休中といえども、第二京阪道路がつながってからは車で行くのが一番早い。
 娘と家内が、結婚式の衣装合わせに時間を費やしている間の時間つぶしに、京都府立植物園をぶらぶらしてみることにした。ここの植物園は、他府県の住民でも70歳以上の老人は無料である。
 あいにくの雨で、駐車場はガラガラだし、園内の人影はまばらである。傘をさしてまで歩きまわる人は少ない。
 被写体は、花ならいくらでもあるが、残念ながら蝶は飛んでいない。撮った写真のうち、何枚かを記録に残しておこうと思う。

晩春、京都府立植物園の花
イチョウ、雄花;クリックすると大きな写真になります。 イチョウ、雄花の花が一面に散っている:京都府立植物園
2014/4/29
NEX-7+e 18-200mm
32.0mm(35mm換算48mm)
プログラムオート1/30s F8.0 ISO100
露出補正 なし
RAW画像をPhotoShop で現像
桜、鬱金;クリックすると大きな写真になります。 桜、鬱金(ウコン):京都府立植物園
2014/4/29
NEX-7+e 18-200mm
49.0mm(35mm換算73mm)
プログラムオート1/80s F5.6 ISO100
露出補正 なし
RAW画像をPhotoShop で現像
アメリカハナミズキ;クリックすると大きな写真になります。 アメリカハナミズキ:京都府立植物園<br />シロとピンクが並んで植えられていた。
2014/4/29
NEX-7+e 18-200mm
39.0mm(35mm換算58mm)
プログラムオート1/20s F13.0 ISO100
露出補正 なし
RAW画像をPhotoShop で現像
140429_004.jpg ハンカチの木:京都府立植物園
白く見えているのは苞である
2014/4/29
NEX-7+e 18-200mm
41.0mm(35mm換算61mm)
プログラムオート1/20s F13.0 ISO100
露出補正 なし
RAW画像をPhotoShop で現像
ミツマタの花:京都府立植物園;クリックすると大きな写真になります。 ミツマタの花:京都府立植物園
花の文化園では赤かった
2014/4/29
NEX-7+e 18-200mm
80.0mm(35mm換算120mm)
プログラムオート1/125s F6.3 ISO100
露出補正 なし
RAW画像をPhotoShop で現像
コロラドトウヒ:京都府立植物園;クリックすると大きな写真になります。 コロラドトウヒ:京都府立植物園
四季彩の丘にて
2014/4/29
NEX-7+e 18-200mm
68.0mm(35mm換算102mm)
プログラムオート1/125s F5.6 ISO320
露出補正 なし
RAW画像をPhotoShop で現像
ヤエベニシダレ:京都府立植物園;クリックすると大きな写真になります。 ヤエベニシダレ:京都府立植物園
さくら園あたり
2014/4/29
NEX-7+e 18-200mm
84.0mm(35mm換算126mm)
プログラムオート1/160s F6.3 ISO250
露出補正 なし
RAW画像をPhotoShop で現像
140429_009.jpg キクモモ:京都府立植物園
北山門あたり
2014/4/29
NEX-7+e 18-200mm
40.0mm(35mm換算60mm)
プログラムオート1/15s F11.0 ISO200
露出補正 なし
RAW画像をPhotoShop で現像
オオカナメモチ:京都府立植物園;クリックすると大きな写真になります。 オオカナメモチ:京都府立植物園
大芝生公園脇に
2014/4/29
NEX-7+e 18-200mm
72.0mm(35mm換算108mm)
プログラムオート1/125s F5.6 ISO160
露出補正 -0.3
RAW画像をPhotoShop で現像
ハーデンベルギア:京都府立植物園;クリックすると大きな写真になります。 ハーデンベルギア:京都府立植物園
カフェ横のトイレの壁
2014/4/29
NEX-7+e 18-200mm
72.0mm(35mm換算108mm)
プログラムオート1/125s F5.6 ISO160
露出補正 -0.3
RAW画像をPhotoShop で現像

 待ち合わせまでの時間はあまりなかったが、温室に入ってみることにした。ここにも名前が分からない熱帯地方の花がいっぱい咲いている。ちょうどフクシア展が開催されており、様々な種のフクシアが可憐な花を咲かせていた。
 室内の温湿度が高いので、レンズがすぐに曇る。

京都府立植物園、温室の花
赤のフクシア:京都府立植物園;クリックすると大きな写真になります。 赤のフクシア:京都府立植物園
2014/4/29
NEX-7+e 18-200mm
72.0mm(35mm換算108mm)
プログラムオート1/125s F5.6 ISO160
露出補正 -0.3
RAW画像をPhotoShop で現像
>シロと紫のフクシア:京都府立植物園;クリックすると大きな写真になります。 シロと紫のフクシア:京都府立植物園
2014/4/29
NEX-7+e 18-200mm
49.0mm(35mm換算73mm)
プログラムオート1/80s F5.6 ISO250
露出補正 +0.3
RAW画像をPhotoShop で現像
アマゾンユリ;クリックすると大きな写真になります。 アマゾンユリ:京都府立植物園
ローアングルで
2014/4/29
NEX-7+e 18-200mm
35.0mm(35mm換算52mm)
プログラムオート1/60s F8.0 ISO640
露出補正 +0.3
RAW画像をPhotoShop で現像
オサ プルクラ:京都府立植物園;クリックすると大きな写真になります。 オサ プルクラ:京都府立植物園
ローアングルで、日本で初めて開花したとのこと
2014/4/29
NEX-7+e 18-200mm
16.0mm(35mm換算27mm)
プログラムオート1/60s F8.0 ISO160
露出補正 +0.3
RAW画像をPhotoShop で現像
カエンカズラ:京都府立植物園;クリックすると大きな写真になります。 カエンカズラ:京都府立植物園
温室にて
2014/4/29
NEX-7+e 18-200mm
44.0mm(35mm換算66mm)
プログラムオート1/80s F8.0 ISO200
露出補正 +0.3
RAW画像をPhotoShop で現像
ウナツギヒメフヨウ:京都府立植物園;クリックすると大きな写真になります。 ウナツギヒメフヨウ:京都府立植物園
温室にて
2014/4/29
NEX-7+e 18-200mm
44.0mm(35mm換算66mm)
プログラムオート1/80s F8.0 ISO200
露出補正 +0.3
RAW画像をPhotoShop で現像

 帰りに、娘が今度新しく住むというアパートを見に行った。近くには、長岡天満宮があり、今は真っ赤なキリシマツツジが満開である。ここは、小雨模様だというのに、多くの人達が参拝していた。池の畔のモミジは新緑で美しい。秋の紅葉もいいかもしれない。

長岡天満宮
キリシマツツジ:長岡天満宮;クリックすると大きな写真になります。 キリシマツツジ:長岡天満宮
NEX-7+e 18-200mm
44.0mm(35mm換算66mm)
プログラムオート1/80s F8.0 ISO100
露出補正 +0.3
RAW画像をPhotoShop で現像、レタッチ
140429_021.jpg 新緑のモミジ:長岡天満宮
NEX-7+e 18-200mm
21.0mm(35mm換算31mm)
プログラムオート1/60s F3.5 ISO520
露出補正 +0.3
RAW画像をPhotoShop で現像


2013年5月 7日

隠居、河内長野 花の文化園を訪ねる


 ゴールデンウィークの後半、娘が帰ってきた。天気もいいので、最近イチデジ撮影にハマっている娘と花好きの家内も伴って、こどもの日、河内長野にある7年ぶりに花の文化園】に出かけた。普段は500円とる駐車場も無料である。また、文化園のWebサイトにあるイベント案内のページを印刷していけば、入園料が100円(普通は500円)の割引がある。 10時半過ぎであったが、500台駐められるという駐車場は、まだ余裕があった。

 前回来た時も、整備が進んでいると思ったが、今回はもまた一段と花の種類などが増えているようであった。綺麗に咲き乱れる花を立ち止まって写真を撮っていると、時間が経つのはすぐである。花好きの家内も退屈はしないらしい。

 これだけ花が咲いているのだから、蝶もたくさん飛んでいるだろうと思ったが、幼虫の駆除をこまめにしているのか、会った蝶はツマグロヒョウモン♀、モンシロチョウ、アオスジアゲハ、ベニシジミ、アゲハチョウ、サトキビマダラヒカゲだけであった。それでも、今年はじめてツマグロヒョウモンと出会った。
 野鳥は、ヒヨドリを見かけだけで、ウグイスの鳴き声も聞かなかったように思う。

花の文化園の花(ほんの一部)
入り口近くビオラの植え込み:花の文化園;クリックすると大きな写真になります アカバナトキワマンサク:花の文化園;クリックすると大きな写真になります アリウム・トリクエトルム:花の文化園;クリックすると大きな写真になります ボタン:花の文化園;クリックすると大きな写真になります
入り口近くビオラの植え込み:花の文化園(河内長野)
2013/5/5
Nikon D7000+∑105m F2.8 macro
プログラム・オート
1/160s F3.2 ISO100
露出補正 なし
アカバナトキワマンサク:花の文化園(河内長野)
2013/5/5
Nikon D7000+∑105m F2.8 macro
プログラム・オート
1/400s F3.5 ISO100
露出補正 なし
アリウム・トリクエトルム:花の文化園(河内長野)
2013/5/5
Nikon D7000+∑105m F2.8 macro
絞り優先オート
1/320s F10.0 ISO100
露出補正 なし
ボタン:花の文化園(河内長野)
2013/5/5
Nikon D7000+∑105m F2.8 macro
絞り優先オート
1/125s F10.0 ISO100
露出補正 なし
オキナグサ:花の文化園;クリックすると大きな写真になります 変わったチューリップ:花の文化園;クリックすると大きな写真になります ハンカチの木の花と苞葉:花の文化園;クリックすると大きな写真になります 紅白の椿:花の文化園;クリックすると大きな写真になります
オキナグサ:花の文化園(河内長野)
2013/5/5
Nikon D7000+∑105m F2.8 macro
絞り優先オート
1/125s F13.0 ISO100
露出補正 なし
変わったチューリップ:花の文化園(河内長野)
2013/5/5
Nikon D7000+∑105m F2.8 macro
絞り優先オート
1/100s F3.5 ISO160
露出補正 -2/3
ハンカチの木の花と苞葉:花の文化園(河内長野)
2013/5/5
Nikon D7000+∑105m F2.8 macro
絞り優先オート
1/500s F5.0 ISO100
露出補正 -2/3
紅白の椿:花の文化園(河内長野)
2013/5/5
Nikon D7000+∑105m F2.8 macro
絞り優先オート
1/400s F5.0 ISO100
露出補正 -2/3


花の文化園の蝶・虫
ツマグロヒョウモン♀:花の文化園;クリックすると大きな写真になります ヒトツバタゴにアオスジアゲハ:花の文化園;クリックすると大きな写真になります ヒトツバタゴにハナムグリ:花の文化園;クリックすると大きな写真になります ベニシジミ:花の文化園;クリックすると大きな写真になります
ツマグロヒョウモン♀:花の文化園(河内長野)
2013/5/5
Nikon D7000+∑105m F2.8 macro
プログラム・オート
1/100s F13.0 ISO100
露出補正 なし
ヒトツバタゴにアオスジアゲハ:花の文化園(河内長野)
2013/5/5
Nikon D7000+∑105m F2.8 macro
絞り優先オート
1/200s F10.0 ISO100
露出補正 なし
ヒトツバタゴにハナムグリ:花の文化園(河内長野)
2013/5/5
Nikon D7000+∑105m F2.8 macro
絞り優先オート
1/400s F10.0 ISO100
露出補正 なし
ベニシジミ:花の文化園(河内長野)
2013/5/5
Nikon D7000+∑105m F2.8 macro
絞り優先オート
1/400s F10.0 ISO100
露出補正 なし


2010年5月16日

隠居の葵祭見物

 毎年5月15日に行われる葵祭は、今年は土曜日である。天気も良さそうである。夏になったので狭い1K に住む娘が、冬用品を預かって欲しいというのを理由に出かけることにした。

 近畿自動車道と京滋バイパスがつながったので、交通量の多い名神高速道路をバイパスすることできるようになり京都に行くのも楽になった。土曜日も仕事をするという娘から荷物を受け取り、下鴨神社と上賀茂神社の間に位置する京都府立植物園の駐車場に車を置くことにした。どこに駐めても駐車料金の高い京都市内ながら、ここでは 800円で1日駐めておける。10時過ぎに着くと90%くらい埋まっていたが、すぐに駐めることができた。天気が良いし、土曜日でもあるので植物園の入場者がもちろん多いのだろうが、私たちのような使い方をしている方もいるだろう。

 葵祭の行列は、御所を10:30に出て、下鴨神社には11:40には着く予定のようだ。植物園から初夏の賀茂川の流れを楽しみながら、小一時間歩いた。気温22℃、湿度35% と快適である。賀茂川から離れて下鴨神社に近づくにつれて、行列の着く30分ほど前というのにいろいろな国の言葉を話す人々が列を作るようになった。神社の境内に入ると、見物にいいと思われる場所は、有料(¥3000らしい)の席で占められていて、券がないものは溝で隔てられた木々の間からの観覧である。幸い、うっそうとした新緑の楠や楓のおかげで、ぶ厚い落ち葉の絨毯上の木陰である。予定より少し遅れて、行列は有料観覧席の間の木立の中を過ぎていった。

 植物園に帰る途中、賀茂川の河原にある石のベンチに腰をかけて、高速に乗る前に 7-11 で求めたおにぎりを頬張った。ちょうど昼時、下鴨神社近くの食堂やコンビニには、人が溢れていた。
 京都府立植物園は、60歳以上は無料である。ただし、免許書のように証明するものが必要であるが、家内は何もない。200円払っていた。歳をとったら、健康保険証のような身分証明を持ち歩いた方がいいのかもしれない。『きょうと子育て応援パスポート』というのを持っていると小学生までの子どもとその保護者は無料らしい。道理で、子どもがたくさん遊んでいる。
 『ハンカチの木』という珍しいらしい花が桜園の前に咲いていた。野鳥がいないかと期待したが、シジュウカラくらいしかいなかった。ブラジル・ツツジの花に、モンキアゲハStudio YAMAKO 蝶の写真集参照)が吸蜜に来ているのを家内が見つけた。ウツギと思われる花でもアオスジアゲハが吸蜜していた。

 娘と約束していた夕食まで時間があったので、北山出口から植物園を出て北山通りと賀茂川が交わるあたりの喫茶店でお茶をした。マスターの話では、賀茂川の西堤をもうすぐ葵祭の行列がさしかかるはずだという。 人をかき分けて、北山大橋西詰の交差点で、もう終わりかけの上賀茂神社に向かう行列を見た。交差点で警察官が北山通りの通行を一時的に止めて、行列を通していた。おかげで、北山通りは大渋滞である。

 中途半端ではあるが、これで京都の三大祭りを見物することができた。三つの祭りの中では、祇園祭が泉州のだんじりとおなじように地区々々で山と鉾を出すせいか、京都のおひとは一番力が入っているように思われた。
 この日、娘の住まいの近くにある梛ノ宮神社では、子どもを主体としたお祭りのようで、四条通の歩道には屋台がずーっと並んでいた。京都では、あまり名前の知られない祭りがいっぱいあるようだ。京都市内に住まいするのはそれなりの覚悟が必要のようだ。まあ、娘が京都に住まないとこんな経験はなかったにちがいない。せいぜい長生きしたいものだと思っている。

下鴨神社有料観覧席;クリックすると大きな写真になります葵祭風流傘;クリックすると大きな写真になります葵祭斎王代;クリックすると大きな写真になります牛車:賀茂川西堤;クリックすると大きな写真になります
ハンカチの木の花;クリックすると大きな写真になりますウツギにアオスジアゲハ;クリックすると大きな写真になりますブラジル・ツツジにモンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります梛ノ宮神社のお祭り御輿;クリックすると大きな写真になります