隠居の散策:大阪もようやく開花
20年3月22日、遅れていた大阪でのソメイヨシノが開花した。その後を近所の桜で確認したいと桜並木を目指した。この時期は、畑作地帯の野の花も一斉に咲きだす。モンシロチョウも飛び出す。
2020年4月 1日
20年3月22日、遅れていた大阪でのソメイヨシノが開花した。その後を近所の桜で確認したいと桜並木を目指した。この時期は、畑作地帯の野の花も一斉に咲きだす。モンシロチョウも飛び出す。
2016年4月27日
穀雨とは、二十四節気のひとつで、4月20日から5月4日までの頃である。そのうちの最初の5日は、七十二候の葭始生(あしはじめてしょうず)となっており。葦の新芽が出る頃とされている。久しぶりに、大庭寺の萱の繁みを訪れた。オオヨシキリの啼き声を聞いたような気がする。録音などの証拠がないから、ひょっとして空耳かも知れない。渡来するのは、いつも田植えの頃である。
畑作地帯に花咲く野草も少しずつ変化する。図鑑では、花期は6-8月となっているヘラオオバコも小さなとんがり帽子のような穂先に、小さな花をつけている。
蝶も、モンシロチョウやモンキチョウばかり目立っていたが、少し種類が増えてきた。小さな畑にセイヨウアブラナのような花をつけている細葉大青(ホソバダイセイ)に、アゲハチョウが盛んに吸蜜していた。このホソバダイセイの根は漢方薬になるらしい。
ところで、この日撮ったケリの飛翔写真を、「堺いきもの情報館」に投稿したのであるが、採用はされたのであるが、場所を特定しては掲載されなかった。なんで?と問い合わせたところ、次のようなメールが返ってきた。この辺りでは普通に見られるのであるが、堺市で絶滅危惧種となっているとは知らなかった。
お問い合わせ頂いた「ケリ」についてですが、堺市では堺市レッドリスト掲載種となっており、これらについては貴重な生き物として詳細な地図を掲載しないこととなっております。
2016/4/22 大森 ゲンゲ 別名の蓮華草は、小さな蝶形花が輪状に並んだ花序がハスの花に似ていることによるらしい。 SONY ILCE-7M2+FE24240 240.0mm 絞り優先 1/350s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7 |
2016/4/22 大森 タチカタバミ カタバミの一品種で、茎が直立するのが特徴らしい。 SONY ILCE-7M2+FE24240 212.0mm 絞り優先 1/250s f8.0 ISO125 露出補正 0 |
||
2016/4/22 野々井 イモカタバミ 南アメリカ原産の帰化植物で、わが国へは戦後に渡来した。花が美しく、栽培されることもあって西日本を中心に広がっている。花期は4月から9月ごろ。「むらさきかたばみ」に比べて花の色が濃く、咽部が濃紅紫色で、葯が黄色である。とボタニックガーデンの解説にはある。 SONY ILCE-7M2+FE24240 212.0mm 絞り優先 1/250s f8.0 ISO125 露出補正 0 |
2016/4/22 野々井 ヘラオオバコ 和田川の堤にたくさん生えている。 SONY ILCE-7M2+FE24240 175.0mm 絞り優先 1/250s f8.0 ISO100 露出補正 0 |
||
2016/4/22 野々井 モンシロチョウ シロツメクサは、今が満開である。 SONY ILCE-7M2+FE24240 240.0mm 絞り優先 1/500s f8.0 ISO100 露出補正 -0.7 |
2016/4/22 野々井 モンキチョウ このタンポポは、セイヨウタンポポのようだ。 SONY ILCE-7M2+FE24240 240.0mm 絞り優先 1/500s f8.0 ISO100 露出補正 -0.7 |
||
2016/4/22 大森 ツバメシジミ 食草は、レンゲソウ、シロツメクサ、カラスノエンドウなどマメ科植物と図鑑にはある。 SONY ILCE-7M2+FE24240 240.0mm 絞り優先 1/250s f8.0 ISO320 露出補正 0 |
2016/4/22 大森 サトキマダラヒカゲ この蝶は、草花以外の場所に留まることが多い。 SONY ILCE-7M2+FE24240 184.0mm 絞り優先 1/200s f8.0 ISO320 露出補正 0 |
||
2016/4/22 大森 ベニシジミ 図鑑には、タンポポ、ヒメジョオンなど各種の草本の花を訪れる とある。 SONY ILCE-7M2+FE24240 184.0mm 絞り優先 1/250s f8.0 ISO125 露出補正 -0.7 |
2016/4/22 野々井 ムラサキゴケ 田のあぜなど、すこし湿ったところによく見かける。匐枝(ふくし)をだして増えるのが特徴。と図鑑にあるが見かける場所はそのようなところだ。 SONY ILCE-7M2+FE24240 194.0mm 絞り優先 1/350s f8.0 ISO100 露出補正 0 |
||
2016/4/22 稲葉 アゲハとホソバダイセイ 新鮮な個体だ。吸蜜に夢中だった。 SONY ILCE-7M2+FE24240 108.0mm 絞り優先 1/1000s f8.0 ISO100 露出補正 -0.7 |
2016/4/22 野々井 威嚇するケリ 威嚇のためにカメラを構える上空を旋回した。 SONY ILCE-7M2+FE24240 240.0mmクロップ 絞り優先 1/500s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7 |
2016年3月24日
お彼岸近くなって、急に暖かくなってきた。桜はどうなっているだろう、蝶はとんでいるだろうか、水鳥は北へ帰ってしまっただろうか、と気になり、近所を歩いてみた。
この日は、APS-C サイズで撮ってみることにした。フルサイズカメラの良さは消えるが、ディスタンスを稼いで、どのような画像になるかの実験である。
3月18日現在、ご近所のソメイヨシノの蕾はまだ固い。西原公園の枯れ葉のなかに咲いているタンポポの周りには、キタキチョウが3頭じゃれるように飛んでいた。この蝶が留まるときには、開翅はしない。表翅縁の黒い部分は、飛んでいる時にしか撮れないようだ。
このごろ、ようやくシジュウカラのさえずりがわかるようになった。
先日、TVでシジュウカラが鳴き声でコミュニケーションをしているとの研究成果を放送していた。ネットでサーチしてみると、朝日新聞デジタルの次のような記事が載っていた。一度、シジュウカラの鳴き声を録音してスピーカーで流してみようか。
野鳥のシジュウカラは鳴き声の「単語」を二つ組み合わせて「文」をつくり、その「語順」を聞き分けて意味を理解している、とする研究成果を総合研究大学院大の鈴木俊貴博士研究員らのチームがまとめた。8日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに論文を発表した。
シジュウカラは10種類以上の鳴き声を組み合わせて多様な鳴き方をするとされる。鈴木さんらは、野外に置いたスピーカーから、危険を知らせる「ピーツピ」と、仲間を呼ぶ「ヂヂヂヂ」という2種類の鳴き声の録音を流し、周囲にいたシジュウカラの行動を観察した。
21羽のうちの大半が「ピーツピ」単独では首を振って周囲を警戒し、「ヂヂヂヂ」単独ではスピーカーに近づいた。二つを組み合わせた「ピーツピ・ヂヂヂヂ」では、多くが盛んに首を振って警戒しながらスピーカーに接近した。
次に、別の34羽を対象に「語順」による違いを比べた。野生のシジュウカラが発することがめったにない「ヂヂヂヂ・ピーツピ」という組み合わせを流すと、「ピーツピ・ヂヂヂヂ」の時よりも、警戒行動やスピーカーに近づく行動が明らかに鈍くなった。
鈴木さんは「シジュウカラは鳴き声の『語順』まで理解している。こうした言語能力がヒト以外で確認されたのは初めて。他の鳥でも同様の能力がみられるか解明したい」と話している。(竹石涼子)
2015年4月 3日
2014年4月27日
2012年5月 6日