Atelierで“モンキアゲハ”タグの付いているブログ記事

2015年6月 7日

隠居のドライブ:遠州灘西部を走る(2)


 早朝に、日の出の写真を撮りたいと思った。フロントでくれた宿泊案内には、日の出は、4時45分となっている。ずいぶん早い。気になって、早く目が覚めたので、スマホでラジオ深夜便を聴きながら、日の出を待った。天気はいい。
 部屋はサンライズ側になっているが、どのあたりから日が昇ってくるかよく分かっていなかった。外気との温度差か、一面の窓ガラスは曇ってきた。バスタオルで拭って、陽の差してくる方向を見ると、どうやら太陽は太平洋からではなくて、渥美半島の東側から上がってくるようだった。
 朝食のレストランは、サンセット側である。昨日夕日を見た恋路ヶ浜は、白い波が静かに打ち寄せていた。

ホテルからの朝の風景

150521_003.jpg ホテルの部屋から見た日の出
2015/5/21
遠州灘に打ち寄せる白い波が印象的だ。

SONY NEX-7+3.5-5.6/18-55 OSS
39.0mm (35mm換算:58mm)
プログラムオート 1/100s f9.0 ISO100
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 食堂から見た恋路ヶ浜
2015/5/21
船の向こうに見えるのは神島。

Sony SO-04E 4.1mm
プログラムオート 1/1000s f2.4 ISO40

伊良湖岬からの帰りは、同じ道を引き返すのは嫌なので、名古屋方面のどこかにいきたいと思ったが、伊良湖岬から知多半島に渡るフェリーは廃止されているという。それではと思い切って浜名湖にあるフラワーパークに足を伸ばしてみることにした。11年前に、東京単身赴任を終えて手伝いに来てくれた家内と引っ越し荷物を送った後、帰阪の途中、その時に丁度開催されていた浜名湖花博に寄っている。フラワーパークは、その跡地である。

 もちろん、渥美半島には高速道路はない。カーナビで、フラワーパークを目的地にセットしてみると、国道42号・1号経由で浜名湖に至るのが、お薦めのようである。

 国道42号は、延々と続く遠州灘の海辺からすこし内陸に入り込んだほぼ真っ直ぐな一本道である。(海辺近くにはサイクリングロードがつづいているようだ。)制限速度は、ほとんどが 50k/h である。道路の両側にビニールハウスが続くような畑作地帯を、クルーズコントロールを設定して、ラジオ深夜便で録音し切り出した歌曲を鳴らしながら、ゆっくりと走った。このようなとき、クルーズコントロールがあれば極めて楽ちんである。

伊良湖岬から浜名湖・伊勢湾道:drive recorder の記録

;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
2015/5/21 8:40
国道42号伊良湖岬あたり。遠州灘がこのように見られるのは初めだけだ。
2015/5/21 9:20頃
国道42号線。このような畑作地帯を走る。表浜街道と呼ばれている。
2015/5/21 9:40
国道42号線から1号線へ。ナビは、浜名湖バイパスは指示しなかった。
2015/5/21 9:58
浜名湖近くの1号線。横に新幹線。
;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 150521-14b.jpg ;クリックすると大きな写真になります。
2015/5/21 10:02
国道1号線から県道323号線(舘山寺街道)へ。浜名湖沿いに走っている
2015/5/21 10:08
県道323号線(舘山寺街道)は、一部、浜名湖の中を走っている。
2015/5/21 10:10
県道323号線(舘山寺街道)。浜名湖ガーデンパークは目的地ではない。
2015/5/21 10:21
フラワーパーク駐車場。ここで、2時間を過ごした。
;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
2015/5/21 12:46
舘山寺の小さなうなぎ屋。フラワーパークで教えてもらった店は定休日だった。前にも同じような思い出がある。
2015/5/21 13:34
東名高速浜松西IC入り口。東名→伊勢湾道路→東名阪→新名神→名神京滋バイパス→第二京阪道路→近畿自動車とたどる。
2015/5/21 13:58
東名高速浜名湖SA。浜名湖を見渡せる大きなSAである。ここのレストランで売っているうな重はずいぶん高かった。
2015/5/21 14:40
東名高速から伊勢湾道路へ。浜名湖をこのあたり3車線。道幅は広い。
;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
2015/5/21 14:50
伊勢湾道路刈谷PA。PA となっているが大きなSAである。
2015/5/21 15:40
伊勢湾道路木曽川上。TVコマーシャルで馴染みの長島スパガーデンが左に見える。
2015/5/21 15:46
伊勢湾道路から東名阪自動車道へ。名神高速への選択はここで行う。
2015/5/21 16:02
亀山JCT 東名阪自動車道から新名神へ。名阪自動車道への選択はここで行う。


 フラワーパークは、浜松花博の面影を残している。11年も前だから、記憶はあやふやであるが、公園内を歩くうちにだんだんと思い出してきた。だが、あの時にあったモネの絵を模した睡蓮の池や、温室にいたオオゴマダラなどは見られなかった。
 エントランスを入って園内に歩き出してすぐに、ツツジの植え込みにモンキアゲハが飛び回っていた。幸先がいいと思ったが、その他に蝶が撮影できたのはウラギンシジミだけだった。

浜名湖フラワーパーク風景

;クリックすると大きな写真になります。 モンキアゲハ
2015/5/21 浜名湖フラワーパーク
噴水池のツツジの植え込みで。

SONY NEX-7+3.5-5.6/18-55 OSS
37.0mm (35mm換算:55mm)
絞り優先AE 1/250s f6.3 ISO100
露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 ウラギンシジミ
2015/5/21 浜名湖フラワーパーク
水鳥の池岸で。開翅してくれなかった。

NIKON COLLPIX P610
143.3mm (35mm換算:800mm)
絞り優先AE 1/640s f6.3 ISO100
露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 ローズアーチ
2015/5/21 浜名湖フラワーパーク
保育園?の親子連れのバスがたくさん駐まっていた。

SONY NEX-7+3.5-5.6/18-55 OSS
29.0mm (35mm換算:43mm)
絞り優先AE 1/320s f6.3 ISO100
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。
真っ赤なバラ
2015/5/21 浜名湖フラワーパーク
ローズガーデンは11年のままだった。

SONY NEX-7+3.5-5.6/18-55 OSS
29.0mm (35mm換算:43mm)
絞り優先AE 1/250s f6.3 ISO100
露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 青いバラ
2015/5/21 浜名湖フラワーパーク
11年前と同じ場所に。

SONY NEX-7+3.5-5.6/18-55 OSS
46.0mm (35mm換算:69mm)
絞り優先AE 1/80s f6.3 ISO100
露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 青いバラ:11年前
200416/29 浜松花博
11年前は珍しかったようだ。

NIKON D70+Tamron SP AF 28-75mm
70.0mm (35mm換算:105mm)
プログラムオート 1/800s f8.0 ISO100
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 カルガモのこどもたち
2015/5/21 浜名湖フラワーパーク
水鳥の池には、マガモ交雑種もいた。

SONY NEX-7+3.5-5.6/18-55 OSS
40.0mm (35mm換算:60mm)
絞り優先AE 1/320s f5.6 ISO100
露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 アオサギ
2015/5/21 浜名湖フラワーパーク
小魚を狙っていたが・・・。

NIKON COLLPIX P610
64.5mm (35mm換算:360mm)
絞り優先AE 1/250s f6.3 ISO100
露出補正 -0.7
 

2014年8月10日

隠居の散策:蒜山で優雅に過ごす


 もう50年も前の大学時代に教育キャンプ場で一緒にカウンセラーをしていた友人が、岡山県の蒜山(大山の裏)高原に、別荘を持っている。同期の仲間11人のうち二人は亡くなったが、残った仲間は50年来の付き合いが続いている。
 その別荘(四季の家 と命名している)にピザを焼く釜を自力で作ったので、是非来てほしいと招待を受けた。大阪からの足はいささか遠いが、新車のならし運転も兼ねて、中国自動車道ー米子自動車道を仲間二人を乗せて走った。距離は結構あるが、ほとんどが高速道路なので、疲れは感じない。

 天候は小雨がぱらつくなどもうひとつだったが、その夕仲間の一人が材料を持ち込んで作ったピザを新しい釜で焼いた。屋外でのBBQは、そのピザや仲間が持ち込んでくれたワイン好きの友人からもらったというマグナムボトルの赤が、極上の時間をくれた。もちろん、別荘の持ち主の奥さんが用意してくれた肉や野菜、それに地元で求めたという鳥取産の岩牡蠣を炭火で焼いて食すると、この上ない美味だった。

 最近、友人は別荘の敷地に、ブルーベリーを本格的に植栽してビジネスにならないかと企んでいるいるようだ。古希を過ぎての新しい試みをするのが、彼の元気印の証なのかもしれない。

 翌日、残念ながら雨模様である。彼は、折角だからと鏡ヶ成・桝水高原を通って大山寺まで連れて行ってくれた。途中、彼が大山の四季を撮っているというポイントを案内してくれた。晴れておれば、棚田の向こうに、大山の姿が見られるという。

蒜山高原 四季の家 あたりで撮った写真
四季の家風景;クリックすると大きな写真になります。 四季の家入り口ゲート
2014/8/1
Fujifilm HS50EXR
8.1mm 1/1700s f/7.1 ISO400
苦心の作:ピザ窯;クリックすると大きな写真になります。 苦心の作:ピザ窯
2014/8/1
Fujifilm HS50EXR
5.2mm 1/900s f/8.0 ISO400
ブルーベリーの実;クリックすると大きな写真になります。 ブルーベリーの実
2014/8/1
Fujifilm HS50EXR
17.0mm 1/800s f/5.0 ISO400
ガクアジサイ:もう盛りは過ぎたようだが;クリックすると大きな写真になります。 ガクアジサイ:もう盛りは過ぎたようだが
2014/8/1
Fujifilm HS50EXR
20.8mm 1/450s f/4.5 ISO400
棚田の向こうに、大山が見えるはずだが;クリックすると大きな写真になります。 棚田の向こうに、大山が見えるはずだが
2014/8/2
Fujifilm HS50EXR
4.4mm 1/320s f/5.6 ISO400
弓ヶ浜と宍道湖が見える:枡水原;クリックすると大きな写真になります。 弓ヶ浜と宍道湖が見える:枡水原
2014/8/2
Fujifilm HS50EXR
4.4mm 1/320s f/5.6 ISO400


 鳥は、あまり期待できなかったが、蝶は新しい種類に出会えるのではないかと思っていたが、残念ながら、天気が悪く蝶の飛来は少なかった。そんな中で、BBQ の用意を手伝っているときに、庭に植えられているヒメヒオウギズイセンの赤い花に、モンキアゲハが一頭やってきた。
 別荘横の農道に、黄色が目立つ小さな蝶がヒラヒラと飛んでいる。なかなか留まってくれない。やっと撮ったピンぼけの写真で、YAMAKO さんに同定してもらうと、ギンイチモンジセセリ ということであった。今までに、出会ったことはない。 

蒜山高原あたりで撮った蝶
ヒメヒオウギズイセンにきたモンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 ヒメヒオウギズイセンにきたモンキアゲハ
2014/8/1
Fujifilm HS50EXR
40.8mm 1/160s f/5.0 ISO400
ヒメヒオウギズイセンにきたモンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 ヒメヒオウギズイセンにきたモンキアゲハ
2014/8/1
Fujifilm HS50EXR
23.3mm 1/320s f/4.5 ISO400
オオウラギンスジヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。 オオウラギンスジヒョウモン
2014/8/2
Fujifilm HS50EXR
92.0mm 1/320s f/5.6 ISO400
キタキチョウ;クリックすると大きな写真になります。 キタキチョウ
2014/8/2
Fujifilm HS50EXR
88.7mm 1/320s f/6.0 ISO400
ヒメウラナミジャノメ;クリックすると大きな写真になります。 ヒメウラナミジャノメ
2014/8/2
Fujifilm HS50EXR
37.0mm 1/180s f/5.0 ISO400
ギンイチモンジセセリ;クリックすると大きな写真になります。 ギンイチモンジセセリ
2014/8/2
Fujifilm HS50EXR
45.6mm 1/320s f/5.0 ISO400


2010年9月19日

隠居の探鳥ウォーク:京都府立植物園と賀茂川

 娘が職場を変えたことで、ひとり住まいも引っ越すことになった。その準備に、家内が応援に行くというのでアッシーを務めた。家内が家政婦をしている間は、狭い1Kにいても邪魔になる。鳥を求めて、京都府立植物園から賀茂川を歩いてみることにした。

 少し涼しくなったとはいえ、直射日光下ではまだまだ暑い。猛暑だったせいか、花の種類は少ないような気がするが、それでも色とりどりの夏の花が咲いていた。
 これらの花に、蝶が飛んでくる。オミナエシの黄色い花には、ツマグロヒョウモンがヒラヒラと舞っていた。5月葵祭の見物に行ったときに寄った植物園で、ブラジル・ツツジに吸蜜していたモンキアゲハが、今回もボタンクサギ(例によって【この花の名は?掲示板】で教えてもらった)に飛来していた。賀茂川の土手で、植物園外の塀際の植え込みには、ムラサキシジミが、綺麗な青色の表翅を広げているのを見つけた。
観覧温室の前のスイレン;クリックすると大きな写真になりますツマグロヒョウモン;クリックすると大きな写真になりますモンキアゲハ;クリックすると大きな写真になりますムラサキシジミ;クリックすると大きな写真になります
観覧温室の前のスイレン
Nikon D90 ΣAPO 120mm
(35mm相当180mm)
ISO200 1/400s F11.0
オミナエシにツマグロヒョウモン
Nikon D90 ΣAPO 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/200s F11.0
ボタンクサギにモンキアゲハ
Nikon D90 ΣAPO 400mm
(35mm相当600mm)
ISO3200 1/1000s F5.6
ムラサキシジミ
Nikon D90 ΣAPO 270mm
(35mm相当405mm)
ISO200 1/200s F5.6

 だが、本命は野鳥である。木立を見上げながら、日本の森植物生態園あたりまでくると、どこかで聞いたことのあるさえずりが聞こえてくる。Sanyo PCM recorder で録音して、自宅で SoundEngine Free を使って増幅して聴いてみると イカルのさえずりである。【ことりのさえずり】ページでも確認した。以前に聞いたのは、兵庫県の山奥での録音だった。このときに、【ことりのさえずり】ページのオーナーさんに教えてもらったのだ。イカルのさえずりの聞きなしは、【赤え衣こ着い、蓑笠着い(あかべこきい、みのがさきい)】といわれているが、そのように聞こえなくもない。
さえずりが聞こえる梢を凝視していると、鳥が動き回っている。今回は、双眼鏡をぶら下げていないので、視力の衰えた眼では良く見えない。ΣAPO を400mmまで筒一杯に伸ばして、ファインダーで覗き、鳥の姿が見えるとシャッターを押し続けた。自宅でトリミングした上で確認すると紛れもなくイカルである。初めてのゲットである。
広葉樹の林は薄暗い。Studio YAMAKO さんのオーナーに教えてもらって、ISO感度自動制御を設定していたので、シャッター優先(1/1000s)にしていると自動的に、ISO1600 ~ 3200 に上がっていた。新しいカメラ(D90)に投資した甲斐があったというものだ。

 植物園の中にあるレストランで、昼食にハモ丼を食べて、日差しは強いが植物園の横を流れる賀茂川の右岸堤を籔馬・貴船方向に向かって歩いてみることにした。葵祭の行列が下鴨神社から上賀茂神社に向かうコースである。
 川には、コサギ・ダイサギ・アオサギといったサギ類が堰堤で餌を狙っていたり、カルガモ家族が泳いでいたりする。上空には、トビが旋回したりもする。サギ類は、いくつかある堰堤ごとで餌を狙っているのが見られた。強い日差しさえなければ、のどかな風景である。
 一度くらいは、サギが小魚をくわえるところを写真に収めたくて、堰堤から水が流れ落ちるところで待ち構えるダイサギを狙ってみた。カメラを構えて根気よく待っていると、運良く小魚をくわえるところがキャッチできた。
 娘の新しい住まいは賀茂川にも近いので、また幾度かは訪れるチャンスがあるだろう。
 
イカル:京都府立植物園;クリックすると大きな写真になりますイカル:京都府立植物園;クリックすると大きな写真になりますトビ:賀茂川;クリックすると大きな写真になりますカルガモ:賀茂川;クリックすると大きな写真になります
イカル:京都府立植物園
Nikon D90 ΣAPO 400mm
(35mm相当600mm)
ISO1600 1/1000s F5.6
トリミング
イカル:京都府立植物園
Nikon D90 ΣAPO 400mm
(35mm相当600mm)
ISO3200 1/1000s F5.6
トリミング
トビ:賀茂川
Nikon D90 ΣAPO 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/1000s F8.0
トリミング
カルガモ:賀茂川
Nikon D90 ΣAPO 220mm
(35mm相当330mm)
ISO360 1/1000s F5.3
ダイサギとアオサギ:賀茂川;クリックすると大きな写真になります羽づくろいするアオサギ:賀茂川;クリックすると大きな写真になりますコサギの飛翔:賀茂川;クリックすると大きな写真になります小魚をくわえるダイサギ:賀茂川;クリックすると大きな写真になります
ダイサギとアオサギ:賀茂川
Nikon D90 ΣAPO 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/1000s F11.0
トリミング
羽づくろいするアオサギ:賀茂川
Nikon D90 ΣAPO 400mm
(35mm相当600mm)
ISO500 1/1000s F5.6
トリミング
コサギの飛翔:賀茂川
Nikon D90 ΣAPO 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/1000s F10.0
小魚をくわえるダイサギ:賀茂川
Nikon D90 ΣAPO 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/1000s F9.0
トリミング


Sanyo PCM recorder
SANYO リニアPCMレコーダー (ブラック) [ICR-PS603RM(K)]
三洋電機 (2008-11-21)
売り上げランキング: 15870
おすすめ度の平均: 4.5
5 古いサンヨー製品持っている人は買い換えるべき
5 ICR-PS380RMより可なり進化しました
4 小型で高音質!超おすすめ
3 録音周波数特性は、PCMでも、40〜23,000Hzです。
5 SANYOも中々良い品を出してますよ。


2010年5月16日

隠居の葵祭見物

 毎年5月15日に行われる葵祭は、今年は土曜日である。天気も良さそうである。夏になったので狭い1K に住む娘が、冬用品を預かって欲しいというのを理由に出かけることにした。

 近畿自動車道と京滋バイパスがつながったので、交通量の多い名神高速道路をバイパスすることできるようになり京都に行くのも楽になった。土曜日も仕事をするという娘から荷物を受け取り、下鴨神社と上賀茂神社の間に位置する京都府立植物園の駐車場に車を置くことにした。どこに駐めても駐車料金の高い京都市内ながら、ここでは 800円で1日駐めておける。10時過ぎに着くと90%くらい埋まっていたが、すぐに駐めることができた。天気が良いし、土曜日でもあるので植物園の入場者がもちろん多いのだろうが、私たちのような使い方をしている方もいるだろう。

 葵祭の行列は、御所を10:30に出て、下鴨神社には11:40には着く予定のようだ。植物園から初夏の賀茂川の流れを楽しみながら、小一時間歩いた。気温22℃、湿度35% と快適である。賀茂川から離れて下鴨神社に近づくにつれて、行列の着く30分ほど前というのにいろいろな国の言葉を話す人々が列を作るようになった。神社の境内に入ると、見物にいいと思われる場所は、有料(¥3000らしい)の席で占められていて、券がないものは溝で隔てられた木々の間からの観覧である。幸い、うっそうとした新緑の楠や楓のおかげで、ぶ厚い落ち葉の絨毯上の木陰である。予定より少し遅れて、行列は有料観覧席の間の木立の中を過ぎていった。

 植物園に帰る途中、賀茂川の河原にある石のベンチに腰をかけて、高速に乗る前に 7-11 で求めたおにぎりを頬張った。ちょうど昼時、下鴨神社近くの食堂やコンビニには、人が溢れていた。
 京都府立植物園は、60歳以上は無料である。ただし、免許書のように証明するものが必要であるが、家内は何もない。200円払っていた。歳をとったら、健康保険証のような身分証明を持ち歩いた方がいいのかもしれない。『きょうと子育て応援パスポート』というのを持っていると小学生までの子どもとその保護者は無料らしい。道理で、子どもがたくさん遊んでいる。
 『ハンカチの木』という珍しいらしい花が桜園の前に咲いていた。野鳥がいないかと期待したが、シジュウカラくらいしかいなかった。ブラジル・ツツジの花に、モンキアゲハStudio YAMAKO 蝶の写真集参照)が吸蜜に来ているのを家内が見つけた。ウツギと思われる花でもアオスジアゲハが吸蜜していた。

 娘と約束していた夕食まで時間があったので、北山出口から植物園を出て北山通りと賀茂川が交わるあたりの喫茶店でお茶をした。マスターの話では、賀茂川の西堤をもうすぐ葵祭の行列がさしかかるはずだという。 人をかき分けて、北山大橋西詰の交差点で、もう終わりかけの上賀茂神社に向かう行列を見た。交差点で警察官が北山通りの通行を一時的に止めて、行列を通していた。おかげで、北山通りは大渋滞である。

 中途半端ではあるが、これで京都の三大祭りを見物することができた。三つの祭りの中では、祇園祭が泉州のだんじりとおなじように地区々々で山と鉾を出すせいか、京都のおひとは一番力が入っているように思われた。
 この日、娘の住まいの近くにある梛ノ宮神社では、子どもを主体としたお祭りのようで、四条通の歩道には屋台がずーっと並んでいた。京都では、あまり名前の知られない祭りがいっぱいあるようだ。京都市内に住まいするのはそれなりの覚悟が必要のようだ。まあ、娘が京都に住まないとこんな経験はなかったにちがいない。せいぜい長生きしたいものだと思っている。

下鴨神社有料観覧席;クリックすると大きな写真になります葵祭風流傘;クリックすると大きな写真になります葵祭斎王代;クリックすると大きな写真になります牛車:賀茂川西堤;クリックすると大きな写真になります
ハンカチの木の花;クリックすると大きな写真になりますウツギにアオスジアゲハ;クリックすると大きな写真になりますブラジル・ツツジにモンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります梛ノ宮神社のお祭り御輿;クリックすると大きな写真になります