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2007年12月 6日

神戸北野界隈あたりをブラブラと

 大学時代の夏休みに伊勢志摩の教育キャンプ場でカウンセラーをしていた1~13期の仲間たちが年に一度1泊で集まるリユニオンが、今年は12月1-2日、神戸であった。
 キャンプ場はもう閉鎖になっているが、例年夏休みの最後の土日に幹事担当期の趣向で関西のいろいろな場所で友好を温めることになっていた。みんな歳をとったので一昨年から夏の暑い時期はやめて秋に開催することになり、2年目の今回は神戸の北野異人館界隈のホテルで旧交を温めることになったのだ。

 メンバーのほとんどは関西の大学出身者なので、さすがに神戸は初めてという人はいないが、異人館あたりをじっくりと歩いたことはないようだ。全期のメンバーが集まる夕刻のパーティに先立って、同期の4人を、このあたりが地元で事情に精通した1期下の女性が案内してくれた。私も大学は神戸だが、三宮と言えば、学校をサボってパチンコに来るくらいの貧乏学生だったから、山手のハイカラな北野あたりにはとんと縁がなかった。このような機会がないと、60代も半ばを過ぎてから異人館あたりをブラブラすることはないだろう。
クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 遅めの昼食を摂ってから歩こうということで、同期女性の食通の娘さんがお薦めのイタリアン Pizzeria Azzurri で、周りは若い人たちばかりであったが、昼間からワインを飲みながらピザとパスタをシェアしあった。美味しかった。いささかアルコールが廻っているので坂道はしんどかったが、いろいろな庭木の紅葉に彩られた異人館巡りは神戸のハイカラが感じられた。

DSC_7145.JPGクリックすると大きな写真になります 久しぶりの再会に深夜までの酒宴が弾んだ翌朝、神戸ベイクルーズへの乗船が企画されていたので、北野界隈からトアロードを下り南京町を経てメリケン波止場までブラブラと歩いた。二日酔いでも、下りの坂道だから酔い覚ましにはもってこいである。
 トアロードをまっすぐ下りてJRの高架をくぐると、写真でしか見たことがないが地中海にありそうな街を模したメディテラスが現れる。神戸は震災前にしか来たことがなかったので、すっかり変貌した街に面食らった。
 南京町の飾り付けがされた「あずまや」の横にある「老祥記」という豚饅頭の店には、あさ10時過ぎというのに豚饅頭を求める人が長い行列をつくっていた。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります  ベイクルーズは、近年就航したと思われる帆船タイプの ROYAL PRINCE号であったが、岩手盛岡から来た修学旅行の女子高生と一緒で賑やかだった。
 今シーズン初めてと思われる木枯らしで最上部のデッキは寒かったが、普段眼にすることがない川崎重工グループの造船所や三菱重工神戸造船所のドックで建造中の大型コンテナ船や潜水艦が海上から見ることができた。
 昼食を大丸百貨店近くのエスニック・レストラン(Villabli Garden )で食した。具沢山の海鮮焼きそばが美味しかった。メンバーの女性連中は、美味しい店をよくご存知だ。良きナビがいてくれて幸せだ。1日の午後から2日の昼まで珍しくよく歩いたが、それ以上にカロリーを摂ったかもしれない。。

泉北近辺私的観光地図に掲載

2006年10月19日

隠居、初めての狂言鑑賞

 大学時代の夏休みに伊勢志摩の教育キャンプ場でカウンセラーをしていた1~13期の仲間たちが年に一度1泊で集まる。キャンプ場はもう閉鎖になっているが、例年夏休みの最後の土日に幹事担当期の趣向で関西のいろいろな場所で友好を暖めることになっていた。みんな歳をとったので今年から夏の暑い時期はやめて秋に開催することになり、東大寺近くにある某会社の健康保険組合保養所にお世話になった。
 その大広間で狂言なるものを初めて鑑賞することになった。広間に青竹を半分割ったもので仕切り、にわか仕立ての能舞台で大蔵流の狂言師 大蔵基誠もとなりさんと 竹内寛ゆたか)さんが演じてくれた。奈良出身の竹内寛さんがリユニオンメンバーのひとりと学友であることが縁である。この竹内寛さんに狂言のイロハ:能と狂言の相違、能舞台、演技などについてユーモアを交えながらの講義をしてもらった。そのような講義の後に、「寝音曲」という狂言を鑑賞すると初めてながら良く理解でき、大変面白かった。シテ 太郎冠者:大蔵基誠さん、アド 主人:竹内寛さんご両人の発声は朗々として小気味が良い。演技終了後、メンバーの女性に狂言用の衣装を着せるショウまでしてもらった。また、機会があれば本格的な能舞台で鑑賞したいものである。
 2日とも快晴で、うっすらと汗をかきながら久しぶりに東大寺を中心に奈良公園を散策した。南大門から大仏さんまでの東大寺の表参道は修学旅行生や海外観光客らで賑わっていたが、大仏殿の裏は静かで何人かの人たちがキャンバスに向かっていた。保養所のすぐ近くにある依水園はまだ紅葉は早かったが、手入れの行き届いた庭の向こうに、南大門・若草山・春日奥山・御蓋山などの借景が見渡せた。
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京都・奈良私的観光地図に掲載