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2013年1月14日

隠居の探鳥ウォーク:枯木立 黄色き点描 イカル群れ


 前のエントリーで記載した「速写用ストラップ」に変えて少し動きやすくなったスタイルで、いつものように近辺を歩いてみた。気温は低いが、ヒートテックの下着や靴下、ネックウォーマーなど防寒対策をしていけば、酷暑の時期よりはしのぎやすい。夏より冬のほうが野鳥が多いのが、気分を楽にしているせいもある。

  「速写用ストラップ」を早く試したくて、いつも歩かない午後に、南部コースを短縮して鳥を追ってみた。鳥の姿は、やはり朝の間のほうが多いようだ。
 翌朝、気温は低いが快晴である。多くの種類の鳥たちと出会えるのではないかと北部コース散策路の霜を踏んであるくと、期待通り野鳥たちが待っていてくれた。野々井の木立には、昨年一羽しか会えなかったイカルが、すっかり葉を落とした多分エノキの枝に、点々と黄色いくちばしを見せて留まっていた。これほど多くの群れを見るのは初めてである。 図鑑にはイカルは留鳥とあるが、このあたりでは冬季に見かけることが多い。

 萱の草むらには、アオジ・ホオジロ・カシラダカが藪から藪へと飛び交っている。最近は少し、区別がつくようになってきたが、これらホオジロ系の鳥たちは、ちょっと見には区別がつかない。すすきの穂に留まって姿を現したときには、すぐレンズを向けて撮っておかないとチャンスを逸してしまう。新しい速写用ストラップは、このようなとき極めて有用であった。

 セキレイ類が元気だが、今は繁殖期ではないようだ。マガモの休息地である松池の池畔樹木の上に、アオサギが3羽互いにけん制するように、大きな羽を広げていた。カワラヒワも留鳥らしいが、やはりこの時期から春にかけてよく見かけるように思う。

モズ:和田川;クリックすると大きな写真になります ハクセキレイ:和田川;クリックすると大きな写真になります ジョウビタキ♀:野々井;クリックすると大きな写真になります カシラダカ:野々井;クリyックすると大きな写真になります
モズ:和田川(堺)
2013/1/6
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/640s ISO1400 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
ハクセキレイ:和田川(堺)
2013/1/6
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/640s ISO800 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
ジョウビタキ♀:野々井(堺)
2013/1/7
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/500s ISO900 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
カシラダカ:野々井(堺)
2013/1/7
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO1000 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
ホオジロ:和田川;クリックすると大きな写真になります アオジ:野々井;クリックすると大きな写真になります ムクドリ:野々井;クリックすると大きな写真になります モズ:野々井;クリックすると大きな写真になります
ホオジロ:野々井(堺)
2013/1/7
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO500 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
アオジ:野々井(堺)
2013/1/7
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO450 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
ムクドリ:野々井(堺)
2013/1/7
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO1800 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
モズ:野々井(堺)
2013/1/7
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO1400 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
カワラヒワ:野々井;クリックすると大きな写真になります キセキレイ:野々井;クリックすると大きな写真になります イカル:野々井;クリックすると大きな写真になります イカル:野々井;クリックすると大きな写真になります
カワラヒワ:野々井(堺)
2013/1/7
NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO800 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
キセキレイ:野々井(堺)
2013/1/7
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO560 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
イカル:野々井(堺)
2013/1/7
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO320 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
イカル:野々井(堺)
2013/1/7
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO320 F7.1)
露出補正 なし
トリミング
アオサギ:松池;クリックすると大きな写真になります マガモ♂♀:松池;クリックすると大きな写真になります カワウ:田辺池;クリックすると大きな写真になります セグロセキレイ:和田川;クリックすると大きな写真になります
アオサギ:松池(堺)
2013/1/7
NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO320 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
マガモ♂♀:松池(堺)
2013/1/7
NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO2800 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
カワウ:田辺池(堺)
2013/1/7
NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/1000s ISO2800 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
セグロセキレイ:和田川(堺)
2013/1/9
NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO12800 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
バン:和田川;クリックすると大きな写真になります バン幼鳥:和田川;クリックすると大きな写真になります メジロ:鴨谷台;クリックすると大きな写真になります イソシギ:和田川;クリックすると大きな写真になります
バン:和田川(堺)
2013/1/9
NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO12800 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
バン幼鳥:和田川(堺)
2013/1/9
NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO12800 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
メジロ:鴨谷台(堺)
2013/1/9
NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3
460mm(35mm相当690mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO12800 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
イソシギ:和田川(堺)
2013/1/9
NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO320 F6.3)
露出補正 なし
トリミング


詳細は、探鳥日誌を參照ください。

2011年6月14日

隠居の探鳥ウォーク:苗植える トラクターに負けじと ケリが鳴き


 このごろの地デジテレビでは、データ放送で自分が住んでる地区(私の場合:堺市南区)の 3時間毎の天気予報が案内される。ご近所の探鳥ウォークに、6月12日・13日、この予報に傘のマークがない時間をぬってでかけた。

野々井(堺) このあたりの田んぼに植えられる苗は、ひのひかりと思われるが、今ちょうど田植えが進んでいるところである。田植えがすでに終わった田んぼもあるが、水をはる前に土をならすためのトラクターがあちらこちらで動いている。
 その田んぼの上をツバメが飛び交って捕虫を繰り返していたり、ケリがうるさく鳴いて飛翔したりする。近くの葦の茂みでは、オオヨシキリが、凝視凝視御御視(ぎょしぎょしぎょぎょし:【日本の野鳥】の聞きなしより)と鳴いていたり、ヒバリが お天道様さ金貸したお天道様さ金貸した利ー取る利ー取る(同じく、【日本の野鳥】の聞きなしより)とさえずっている。田植え時期の三重唱である。
 畦の野草に眼を移すと、相変わらずモンシロチョウが多いが、もう少し目を凝らすと、シジミチョウ科の蝶たちがヒラヒラと飛んで、時に花に留まったりする。蝶の識別は難しいので、いつも Studio YAMAKO のオーナーにお願いする。今回もシロツメクサの花に留まった翅の青い蝶の名前を教えてもらった。
この蝶はツバメシジミの♂です。尾状突起があるのと、後翅の縁にオレンジの斑紋があるので同定できます。多分今年の第二化(今年の春に羽化した成虫が生んだ卵から幼虫、さなぎとなって羽化した成虫)と思います。

コチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になりますベニシジミ;クリックすると大きな写真になりますモンシロチョウ;クリックすると大きな写真になりますツバメシジミ;クリックすると大きな写真になります
コチャバネセセリ:大森(堺)
2011/6/12
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO1000 1/750s F5.6
トリミング
ベニシジミ:野々井(堺)
2011/6/12
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO800 1/1000s F5.6
トリミング
モンシロチョウ:野々井(堺)
2011/6/12
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO320 1/1000s F5.6
トリミング
ツバメシジミ♂:野々井(堺)
2011/6/12
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO900 1/1000s F5.6
トリミング
オオヨシキリ;クリックすると大きな写真になりますケリ;クリックすると大きな写真になりますヒバリ;クリックすると大きな写真になりますツバメ;クリックすると大きな写真になります
オオヨシキリ:野々井(堺)
2011/6/12
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO450 1/1000s F5.6
トリミング
ケリ:野々井(堺)
2011/6/12
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/1000s F6.7
MF トリミング
ヒバリ:野々井(堺)
2011/6/12
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO250 1/1000s F5.6
トリミング
ツバメ:大森(堺)
2011/6/12
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/1000s F5.6
トリミング


 13日月曜日、先日キジの雌に遭った鉢ヶ峯にでかけてみたいと思ったが、天気の先行きが危うかったので、自宅南部の近場を歩いてみた。美木多上の畑地には、蝶も多い。二級河川の和田川には、この時期水鳥は少ないから、田んぼの畦道をたどって草むらを歩いてみた。いつもウグイスがさえずる雑木に眼を向けながら、野草が生えた畦をたどっていると、足元で鶏と思うような鳥が動いた。顔が赤いことから、すぐにキジの雄と判断できた。飛び立たずに、歩いて草むらの中に逃げるのを連写した。

 蝶も観察しながら歩くと思わない時間が経つ。シロチョウ科のモンシロチョウと同じように、シジミチョウ科ではヤマトシジミが最も個体数の多い蝶らしい。そう思って観察してみるとなるほど多く飛んでいる。児童公園の草地で、今年はあまり見かけないツマグロヒョウモンの雄が珍しくシロツメクサを渡り歩いていた。アゲハチョウはこれからがシーズンなのだろうか。

ツバメシジミ♂とモンシロチョウ;クリックすると大きな写真になりますオハグロトンボ;クリックすると大きな写真になりますヒメジオンにモンキチョウ;クリックすると大きな写真になりますヒメアカタテハ;クリックすると大きな写真になります
ツバメシジミ♂とモンシロチョウ:美木多上(堺)
2011/6/12
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 200mm
(35mm相当300mm)
ISO220 1/1000s F5.3
トリミング
オハグロトンボ:美木多上(堺)
2011/6/12
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO2800 1/1000s F5.6
トリミング
ヒメジオンにモンキチョウ:美木多上(堺)
2011/6/12
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO640 1/1000s F5.6
トリミング
ヒメアカタテハ:桃山台(堺)
2011/6/12
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/1000s F5.6
トリミング
キジ♂;クリックすると大きな写真になりますヒヨドリの飛翔;クリックすると大きな写真になりますコサギを追い払うアオサギ;クリックすると大きな写真になりますオオヨシキリ;クリックすると大きな写真になります
キジ♂:美木多上(堺)
2011/6/12
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO720 1/1000s F5.6
ヒヨドリの飛翔:美木多上(堺)
2011/6/12
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO640 1/1000s F5.6
トリミング
コサギを追い払うアオサギ:美木多上(堺)
2011/6/12
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO1100 1/1000s F5.6
トリミング
オオヨシキリ:檜尾(堺)
2011/6/12
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO450 1/1000s F5.6
トリミング

(追記:2011/6/17)Studio YAMAKO さんのオーナーに指摘いただいて、蝶の名前を修正しました。

2011年5月 2日

隠居の探鳥ウォーク:アカハラや 散りし桜の 公園に


 4月28日、サンデー毎日の隠居にはあまり関係ないが、勤めている人たちにはゴールデンウィークとなる前日である。風が少々強くて曇っているが、雨はふりそうにはない。水鳥はいなくなったので、泉北ニュータウンに隣接した畑や田んぼの畦道をゆっくりと散策した。

 畦道には、ヒメオドリコソウやカラスノエンドウに混じって、ムラサキサギゴケや大根の花などが咲いている。公園では、桜に代わってハナミズキが満開になってきた。
大根の花;クリックすると大きな写真になりますムラサキサギゴケ;クリックすると大きな写真になりますピンクのハナミズキ;クリックすると大きな写真になりますシロのハナミズキ;クリックすると大きな写真になります
大根の花:野々井(堺)ムラサキサギゴケ:野々井(堺)ピンクのハナミズキ:桃山台公園(堺)シロのハナミズキ:桃山台公園(堺)


 ムクドリやヒヨドリは相変わらず賑やかだ。さえずりから言えば、ケリの甲高い声がひときわ目立つようになってきた。雛を飼育中なのだろうか。ケリは一夫一妻だそうである。そういえば、二羽で行動していることが多い。
 溜池の水鳥が少なくなるに連れて、公園での樹木に留まってさえずる小鳥が増えてきたような気がする。カワラヒワは、スズメのように群れているわけではないが、あちこちで見かけるようになった。
 公園の植え込みに、シロハラに似た体型の鳥が餌を探していた。撮った写真を確認するとシロハラのように腹部は白くなくやや紅っぽい。ネットでサーチしてみると、どうやらアカハラのようだ。初めての観察である。
 シジュウカラが公園の遊具の隙間にさかんに首をつっこんでいた。虫でも探しているのだろうか。スズメのように巣を作るには、狭すぎる。

ケリの飛翔;クリックすると大きな写真になりますカワラヒワ;クリックすると大きな写真になりますアカハラ;クリックすると大きな写真になりますシジュウカラ;クリックすると大きな写真になります
ケリの飛翔:野々井(堺)
2011/4/28
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO250 1/1000s F5.6
トリミング
カワラヒワ:桃山台公園(堺)
2011/4/28
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/1000s F6.7
トリミング
アカハラ:桃山台公園(堺)
2011/4/28
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO3200 1/1000s F5.6
トリミング
シジュウカラ:桃山台公園(堺)
2011/4/28
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO450 1/1000s F5.6
トリミング


  

2011年4月24日

隠居の探鳥ウォーク:タンポポに 陽を浴びるのか ツマキチョウ


 何やかやあって、前回の探鳥ウォークから1週間が経ってしまった。
 前回はカメラの設定を失敗して、シャッター・チャンスを逃したので、リベンジのつもりで同じ場所を歩いてみることにした。二級河川の和田川にかかる橋の下に、巣を作っているのか、ツバメがたくさん川の上を飛び交っている。なんとか燕返しを写真に収められないかと試みたが、まったく駄目だった。ネットで見るときれいな飛翔写真もある。もう少し、方法を考えて挑戦してみたい。

ツマキチョウ;クリックすると大きな写真になります 鳥の世界も、だんだん夏へ衣替えをしているようだ。ウグイスのさえずりも、3月の頃に比べると声高く長くなってきた。 水鳥は、留鳥のアオサギは別として、コガモだけしか見かけなくなった。川床に満開になっているセイヨウカラシナの黄色い花には、モンシロチョウが多く飛び回るようになった。畦道に生えるタンポポで羽を広げ、陽を浴びるチョウを撮って、自宅で確認してみると羽の先が黄色い。Studio YAMAKO のオーナーに確認するとツマキチョウの♂ということであった。初めての遭遇である。
 この時期、畑地を歩くと、ケリのけたたましい鳴き声、ホーホケキョのウグイス、ピーチクパーチクのヒバリがよく聞こえる。その点、モズの鳴き声は際立った特徴はない。春と秋では、さえずりがことなるようだが。
 ちなみに、ヒバリの聞きなしは小宮輝之さんの日本の野鳥では、【お天道様さ金貸したお天道様さ金貸した利ー取る利ー取る】となっている。

モズ:檜尾;クリックすると大きな写真になりますヒバリ:ツバメ;クリックすると大きな写真になりますウグイス;クリックすると大きな写真になります
モズ:檜尾(堺)
2011/4/24
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO400 1/1000s F5.6
トリミング
ヒバリ:美木多上(堺)
2011/4/24
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO1250 1/1000s F5.6
トリミング
ツバメ:美木多上(堺)
2011/4/24
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO640 1/1000s F5.6
トリミング
ウグイス:美木多上(堺)
2011/4/24
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO320 1/1000s F5.6
トリミング

2011年4月 6日

隠居の探鳥ウォーク:白木蓮(はくれん)に つんとすまして ツグミ立つ


ソメイヨシノ;クリックすると大きな写真になります 私が標本木としている泉北ニュータウン西原公園のソメイヨシノが、快晴となった4月1日になってようやく開花した。
 その次の日も晴天が続いて、一部咲きとなった桜の下で、ご近所の仲間とささやかながら花見をした。

 その続きの日曜日は、風が強いものの雨は降らないようなので、人だかりのする桜の場所は避けて、探鳥ウォークにでかけた。(探鳥日誌:4月3日参照
 その翌日(4月4日)は、少し風はあるが快晴となった。陽気に誘われて、午後からまた散策をした。
探鳥日誌:4月4日参照

 このシーズン、桜に目を奪われがちであるが、畑の畦道には可憐な野草の花が咲いている。ホトケノザ・ナズナ(ペンペングサ)・タンポポ・イヌノフグリまではわかるが、いろいろなところに咲いているのに名前の分からなかった野草の花があった。例によって、【K'sBookshelfの花の小事典】で調べてみるとヒメオドリコソウという野草らしい。確認のために、掲示板に写真を投稿してみると、15分もしないうちに、ベテラン回答者と思われる Setton8 さんというかたが間違いないと教えてくれた。実のところ、セイヨウタンポポと日本古来のタンポポとの区別もよくわかっていないが。
ヒメオドリコソウ;クリックすると大きな写真になりますホトケノザ;クリックすると大きな写真になりますタンポポにモンシロチョウ;クリックすると大きな写真になりますイヌノフグリ;クリックすると大きな写真になります
ヒメオドリコソウ:美木多上(堺)ホトケノザとナズナ:美木多上(堺)タンポポにモンシロチョウ:野々井(堺)イヌノフグリ:野々井(堺)


 鳥の世界は、ムクドリとヒヨドリが幅を利かせている。ツグミ・アオジはまだ見かけるが、その他のホオジロ類は姿を消してしまった。秋に飛来した水鳥たちも、だんだんと数が少なくなってきた。それに代わって、ヒバリとウグイスのさえずりが賑やかになってきた。震災のどさくさの中で、すっかり春になっているようだ。
白木蓮にツグミ;クリックすると大きな写真になりますシジュウカラ;クリックすると大きな写真になりますケリ:野々井;クリックすると大きな写真になりますヒバリ:野々井;クリックすると大きな写真になります
白木蓮にツグミ:美木多上(堺)
4/3/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/45s F11
トリミング
シジュウカラ:美木多上(堺)
4/3/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/45s F8
トリミング
ケリ:野々井(堺)
4/5/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/1000s F6.7
トリミング
ヒバリ:野々井(堺)
4/5/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/1000s F5.6
トリミング


 

2011年2月28日

隠居の探鳥ウォーク:白梅や 喜々として群れる メジロあり


 快晴につられて、栂地区南部コースへ散策に出ることにした。2月も、もう終わりだが、朝の8時過ぎに気温は 10℃ある。(2月27日

電柱に巣を作るスズメ;クリックすると大きな写真になります 先日、NHK で TV 放映されていたが、都会ではスズメがさまざまなところに巣作りをするようだ。その日もスズメがわらのようなものを口にくわえて飛んだ方向を見ていると、電柱の架線用角パイプの穴に姿を隠した。どうやら巣作りをしているようだ。
 昨年はスズメが少ないように思ったが、今年は数多く見かける。環境の適応する能力が高いのだろう。

 泉北ニュータウン檜尾地区にある小さな畑に植わっている白梅が満開である。この白梅の花をヒヨドリがつついているのを見ていたら、たくさんの小さなメジロが蜜を吸いに来た。じっと留ることはなく、花から花へせわしく動き回るので AutoForcus を合わせるのは難しいが、近づいても飛び去っていかない。

 南部コースである庭代台公園へ回ると、デジスコを構えている方がいる。どう見ても、かなりのバードウォッチャーである。ソーッと近づいて、何を狙っているのかと聞くとマヒワが群れているという。先程までアオバトもいたという。マヒワは、この公園で偶然写真に収めたことがある。撮影の邪魔をしないように、シャッターを押し続けたがいい写真は撮れなかった。

白梅にメジロアオジ;クリックすると大きな写真になりますマヒワの群れ;クリックすると大きな写真になりますコゲラ;クリックすると大きな写真になります
白梅にメジロ:檜尾(堺)
2/27/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 200mm
(35mm相当300mm)
ISO220 1/800s F5.3
トリミング
アオジ:美木多上(堺)
2/27/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO250 1/800s F5.6
トリミング
マヒワの群れ:庭代台公園(堺)
2/27/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO400 1/800s F5.6
トリミング
コゲラ:庭代台公園(堺)
2/27/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/800s F8.0
トリミング


2011年2月26日

隠居の探鳥ウォーク:若草に 黄色く群れる カワラヒワ


 2月なのに暖かい。啓蟄には、まだ日があるが、虫も這い出してきたのか、鳥の世界も少し変化が出てきた。2月25日、いつものように栂地区北部コースを歩いてみた。一昨日に行った春日奥山遊歩道より、よっぽど野鳥の姿は、自宅近くの方が豊富である。

 それにまだ、新しい種の野鳥と出会ったりする。
 探鳥コース スタート地点の和田川・大森では、ヒヨドリに似た鳥が川の護岸のコンクリートに留まった。撮った写真を、いつものように自宅で調査してみるとヒヨドリではなくイソヒヨドリの雌であることが分かった。派手なイソヒヨドリの雄には、この和田川で 2 回出会っているから雌と出会っても不思議ではない。
 キンクロハジロを観察していた筆池の池畔の茂みでは、今まで見たことはないと思えるムクドリより少し小さい奇妙な鳥を見かけた。全身を撮るまもなく、茂みに隠れてしまった。図鑑をみてもよく分からない。写真を例によって、【野鳥識別掲示板】に投稿すると、オコジョさんという方がアリスイだと親切に教えてくれた。

大阪堺泉北ニュータウンで今朝撮りました。
藪の中へすぐ隠れて全体像がありません。
つかの間ですが、大きさはムクドリ大くらいに感じました。
羽が気持ち悪いですね。

-------------------------------------------------------------------------------- オコジョ (40~49才) @栃木県
n_shuhei 様

羽が気持ち悪いとのご感想、ちょっと笑ってしまいました。
確かに、ちょっと爬虫類的な感じがしますね。
動きもそんな感じで首をくねらせたりします。
「アリスイ」です。
キツツキの仲間ですが、樹の幹に縦には止まらず、枝などに横向きに止まります。
本州などでは主に冬鳥として見られ、北海道などでは主に夏鳥として見られます。
名前のとおり、蟻を主な餌としているようで、繁殖期の北海道では蟻の幼虫か蛹のようなものを口いっぱいにして止まっていたところを見かけました。
頭のてっぺんから背中にかけて黒い線が一本あり、左右の肩のあたりにも黒い線が一本ずつ見られます。
やや珍しい鳥かもしれません。
お写真、手前の木が邪魔しちゃって残念でしたね。


最近は、この【野鳥識別掲示板】の常連になってしまった。ということは、まだまだ識別できない鳥がたくさんいることなのだが。

 この日は、やけにカワラヒワとの遭遇が多かった。中学校グランド横の土手では、萌えでたばかりの草のうす緑に黄色い絵の具を散らしたように、カワラヒワの群れが枯葉をひっくり返しては、餌を探していた。
 まだ芽の硬い公園の樹々には、虫が這い出しているのかエナガ・コゲラ・シジュウカラといった小鳥類が飛び交っている。ウグイスのさえずりも聞こえ出した。

イソヒヨドリ雌;クリックすると大きな写真になりますカシラダカ;クリックすると大きな写真になりますアリスイ;クリックすると大きな写真になりますコゲラ;クリックすると大きな写真になります
イソヒヨドリ雌:大森(堺)
2/24/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/60s F5.6
トリミング
カシラダカ:野々井(堺)
2/24/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/60s F5.6
トリミング
アリスイ:筆池(堺)
2/24/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO2000 1/800s F5.6
トリミング
コゲラ:桃山台公園(堺)
2/24/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/800s F6.3
トリミング
エナガ;クリックすると大きな写真になりますシジュウカラ;クリックすると大きな写真になりますカワラヒワ;クリックすると大きな写真になりますカワラヒワ;クリックすると大きな写真になります
エナガ:桃山台公園(堺)
2/24/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO1000 1/800s F5.6
トリミング
シジュウカラ:桃山台公園(堺)
2/24/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO3200 1/800s F5.6
トリミング
カワラヒワ:福泉南中学校(堺)
2/24/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO1400 1/800s F5.6
トリミング
カワラヒワ:福泉南中学校(堺)
2/24/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 120mm
(35mm相当180mm)
ISO720 1/800s F4.5
トリミング

2011年2月22日

隠居の探鳥ウォーク:初雲雀 田起こし畑に 目を凝らす 


  2月21日、雨水が過ぎた野々井地区の畑地を歩いてみた。雨水の日には、今シーズン初めてのウグイスのさえずりを聞いたが、この日は、ヒバリのさえずりがケリの鳴き声に混ざって聞こえた。
 さえずりの方向に眼を凝らしてみると、田起こしが終わった田んぼに 2羽のスズメ大の鳥がチョコチョコと動いている。田んぼの泥と稲株の色が保護色のようになって、カメラのAF(Auto Focus)が働きにくい。草が緑になってきた畦道を伝ってそろそろと近づいていくと、求餌に夢中になっているのか飛び立っていかない。
 昨年、鉢ヶ峯で撮ったヒバリの写真は、デジスコでないと無理だった。その時の記録は、距離 30m とある。今回は、5mほどまで近づいてもOK だった。
 今回も一句作ってみた。鳥の名を入れると季重なりと難しい。まあ、気分はでてるだろう。

ツガイのヒバリ;クリックすると大きな写真になりますミミズを咥えるヒバリ;クリックすると大きな写真になります田起こしの田んぼに融け込むヒバリ;クリックすると大きな写真になります冠羽を立てたヒバリ;クリックすると大きな写真になります
ツガイのヒバリ:野々井(堺)
2/21/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO360 1/800s F5.6
トリミング
ミミズを咥えるヒバリ:野々井(堺)
2/21/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO220 1/800s F5.6
トリミング
田起こしの田んぼに融け込むヒバリ:野々井(堺)
2/21/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO320 1/800s F5.6
トリミング
冠羽を立てたヒバリ:野々井(堺)
2/21/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO450 1/800s F5.6
トリミング


2010年12月13日

隠居の探鳥ウォーク:初冬の泉北ニュータウン栂地区


 24節季の20番目大雪が過ぎて、ようやく早朝の気温は師走らしく低くなってきた。毎朝、同じようなところを歩くのに、そのたびに新しい発見がある。
 探鳥ウォークの記録は、探鳥日誌に残しているが、この1週間ほどの出来事についてまとめておきたいと思う。12月5日から12月12日までの記録である。

 この時期になると色づいた樹々の葉は散って、赤や黒い実が目立つようになる。野鳥は、この樹の実を狙ってやってくる。前回のエントリーで掲載したエノキには、イカル・ツグミ・キジバトなどがやってくるが、その横にあるマテバシイ(?)の黄色い実には、ヒヨドリがやってきている。ヒヨドリについては、探鳥日誌に記録していないが、この時期は特に数も多く、さえずりがうるさいほどである。
 先日から散策路にいれたすぐ近くの和田川沿い大森には、ちいさなお社があって、その近くに真っ赤な実をつけたカナメモチやもう白くなった実をつけているセンダンがある。このセンダンの実をシジュウカラとスズメが啄んでいた。

カナメモチの実;クリックすると大きな写真になりますセンダンの実とスズメ;クリックすると大きな写真になりますセンダンの実とシジュウカラ:大森;クリックすると大きな写真になりますスズメ:三木閉;クリックすると大きな写真になります
カナメモチの実:大森(堺)
12/12/2010
Canon IXY 900 IS
9.1mm(35mm相当221mm)
ISOauto 1/100s F4.0
センダンの実とスズメ:大森(堺)
12/10/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/500s F5.6
トリミング
センダンの実とシジュウカラ:大森(堺)
12/10/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/500s F5.6
トリミング
スズメ:三木閉(堺)
12/8/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/200s F5.6
トリミング


 この1週間は、新しく観る鳥やご近所ではあまり見かけない鳥たちとの出会いもあった。図鑑では見ていたものの実物に出会ったことのなかったジョウビダキ・シメといった小鳥たちに遭遇した。畑の横にある葦原で、ホオジロの雄・雌にあった。ホオジロといえば、兵庫県北部の山林で、梢の先で「一筆啓上仕り候」という聞きなしでさえずる姿しか知らなかったので、撮った写真を【野鳥識別掲示板】で、ホオジロだと教えてもらったときはびっくりした。そういえば、小宮輝之さんの「日本の野鳥」には、
 平地から山地の畑、川原、草原、伐採地、林縁などに生息し繁殖する。地鳴きはチチ、チチと二声ずつで、・・・・」
とある。確かに、その地鳴きで畑の横にある葦原に眼を凝らしたのだ。

ジョウビダキ;クリックすると大きな写真になりますシメ;クリックすると大きな写真になりますホオジロ雄;クリックすると大きな写真になりますホオジロ雌;クリックすると大きな写真になります
ジョウビダキ:大森(堺)
12/12/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO2200 1/640s F5.6
トリミング
シメ:摺鉢池畔(堺)
12/8/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/200s F5.6
トリミング・レタッチ
ホオジロ雄:大森(堺)
12/12/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/200s F5.6
トリミング
ホオジロ雌:大森(堺)
12/12/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO320 1/640s F5.6
トリミング


 この春から撮りたいと思っていたカワラヒワが堺市大庭寺のゴミゴミとした松池畔の山桜の実を啄みに6羽ほど現れた。この鳥も敏感でなかなかいい写真は撮らせてくれない。
 ハゼノキ(?)と思われる低木に、モズの雄が留まった。少し寒くなって、数が減ってきたように思う。ツグミとカワセミが、田辺池の岸護岸近くに接近した。狙っているものは異なるようであるが。この頃は、カワセミの姿がよく見られるようになった。相変わらず敏感な鳥ではあるが。

カワラヒワ;クリックすると大きな写真になりますモズ;クリックすると大きな写真になりますツグミ;クリックすると大きな写真になりますカワセミ;クリックすると大きな写真になります
カワラヒワ:松池畔(堺)
12/12/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/400s F5.6
トリミング
モズ:美木多上(堺)
12/5/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/100s F5.6
トリミング
ツグミ:田辺池畔(堺)
12/8/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO250 1/50s F5.6
トリミング
カワセミ:田辺池畔(堺)
12/8/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO400 1/50s F5.6
トリミング


 水鳥も種類と数が増えてきた。それぞれの池で、口に入れられる餌が異なるためか、種類ごとに今春の居場所とほぼ同じである。ヒドリガモは田辺池以外には見当たらないし、反対にキンクロハジロは筆池以外ではあまり見かけない。今年の特徴は、ハシビロガモが多く飛来していることである。摺鉢池には、ゴイサギの成鳥と幼鳥が多く棲息している。どうも夜行性らしく、昼間は木の茂みで休息している。鳴き声を聞いたことがないが、夜に飛びながら一声ずつ区切ってクワッと鳴くらしい。摺鉢池に面したタウンハウスの方達は、気味わるくないのだろうか。

ヒドリガモ;クリックすると大きな写真になりますカイツブリ;クリックすると大きな写真になりますハシビロガモ雄;クリックすると大きな写真になりますハシビロガモ雌;クリックすると大きな写真になります
ヒドリガモ:田辺池(堺)
12/10/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/500s F6.3
トリミング
カイツブリ:東谷池(堺)
12/10/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/200s F5.6
トリミング
ハシビロガモ雄:摺鉢池(堺)
12/12/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/500s F5.6
トリミング
ハシビロガモ雌:摺鉢池(堺)
12/12/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/500s F5.6
トリミング

2010年11月 6日

隠居の探鳥ウォーク:立冬前日の泉北

 11月6日、快晴で放射冷却の朝は寒くなった。明日は立冬である。寒くなると水鳥が増えてくる。今朝は、昨冬よく歩いた溜池をめぐってみることにした。

 毎年ヒドリガモがやって来る田辺池の北端に水鳥が群れている。確認しようと回りこんでいる間に、釣り人が近づいたせいか、どこかに飛び立っていってしまった。この池には、草食のヒドリガモしかやってこないから、魚がいないと思うんだが。
 そこから、散策コースとしている三木閉地区のテラスハウスの庭に隣接する小さな摺鉢池に行ってみると、留まったまま動かないアオサギの横に、ヒドリガモが4羽、羽を休めている。順光となる方に回りこむと、ツタがうっそうと絡まった雑木に、ゴイサギの成鳥と幼鳥が、数えてみると6羽留まっている。夜行性という、ゴイサギは、茂みの中で休息しているらしい。留鳥らしいが、今年の春に幼鳥に出会ってから夏の間にはお目にかからなかった。
 摺鉢池につながっている、もう少し大きな筆池、尾美濃池はヘラブナの養殖池であるが、この時期は出荷時期らしく水が抜かれていて、先日の雨で、少し水がある程度である。もちろん、水鳥はいない。 大庭寺地区にある小さな溜池の侍池には、キンクロハジロが1羽泳いでいた。このシーズン、初めてのお目見えである。すぐそばの、松池にはバンが1羽、餌を求めていた。
 帰途の道すがら、中学校横の新深池を覗いてみると一組と1羽のカルガモが泳いでいた。だんだんと鳥の種類が増えてきたようだ。

紅葉したハゼ;クリックすると大きな写真になりますヒヨドリ;クリックすると大きな写真になりますヒドリガモ;クリックすると大きな写真になりますカルガモ;クリックすると大きな写真になります
紅葉したハゼヒヨドリ:田辺池(堺)
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/160s F5.6
トリミング
ヒドリガモ:摺鉢池(堺)
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/200s F5.6
トリミング
カルガモ:新深池(堺)
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/125s F5.6
トリミング
ゴイサギ(成鳥);クリックすると大きな写真になりますゴイサギ(幼鳥);クリックすると大きな写真になりますキンクロハジロ;クリックすると大きな写真になりますバン;クリックすると大きな写真になります
ゴイサギ(成鳥):摺鉢池(堺)
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/500s F5.6
トリミング
ゴイサギ(幼鳥):摺鉢池(堺)
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/400s F5.6
トリミング
キンクロハジロ:侍池(堺)
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/400s F5.6
トリミング
バン:松池(堺)
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/160s F5.6
トリミング