隠居の探鳥ウォーク:寒の入り ハクセキレイを 急ぎ撮る
年末・年始の運動不足を解消したくて、近辺を例によって探鳥散策した。年末に手に入れた Nikon D7000 を試したかったこともある。だが、何かとイベントが多くて出そびれていた。寒いのはあまり気にならない。防寒対策をしていれば大丈夫である。
鳥の世界には正月はない。寒いほうが元気である。
カメラの方は、なかなか熟れない。機能が多くて、どのように使うか迷ってしまう。私の野鳥撮影は、記録が中心である。芸術的な写真を狙っていないし、狙っても撮れないと思っている。記録中心だから、鳥が現れる場所に三脚を据えて、鳥がやってくるのを待つような事はしない。鳥がいそうな場所を求めて、ウロウロと歩く。そのためには、持ち歩ける機材が必要だ。今、使っている望遠レンズシグマ APO 50-500mm である。現在のところ手持ちで撮影できる最大の望遠レンズでなかろうか。このように、カメラ本体(Nikon D7000) と合わせて 3kg もあるような望遠レンズをつけて三脚なしに撮っている人は少ないだろう。だから、教科書にあるような野鳥の撮り方ではなかなか上手くいかない。手ぶれ防止(Optical Stabilizer) はついているが、レンズを筒いっぱい伸ばして動く野鳥を撮るときは、1/750s 以上ぐらいのシャッタースピードでないと手ぶれを起こすようだ。慣れた人なら、もっと遅いシャッタースピードでも大丈夫のようなことが、レビューでは書かれているが。
カメラのセッティングでは、よく失敗を犯す。先日(1月5日)も、ISO の設定で間違った。マニュアルを見ていると、ISO6400以上の Hi 1-2 がある。ISO感度自動制御最大値と間違って、ISO 感度設定を Hi 2 としてしまった。撮った写真をモニターで見ると、まあまあのようだったので疑念もなく、その設定で撮ってしまった。PC で確認するとざらつきが大きくいい写真ではない。私の場合、シャッタースピード優先(1/800--1/1000)で、ISO の設定は 200 にし、感度自動制御を ON にして、制限上限感度を 6400 に設定しておくのがいいようだ。あとは、露出補正を状況によって変えればいいと思う。だが、被写体を追うのが精一杯で、ついつい設定がおろそかになる。当分は、失敗を重ねるしか仕方がない。