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2013年8月 8日

隠居の健康:白内障手術(左目)


 2010年12月に、右目の白内障を手術した。お陰で視力は回復した。その当時、医師は左目も軽度の白内障で年月が経てば、手術をしなければならないかもしれないと言われていた。それから、2年半経って、眼科の定期健診で左目の白内障が進行している。手術しますかといわれ、もう少し早く野鳥を見つけたいという願望から、イチにニもなくお願いすることにした。

 前回の手術の記録を残していたので、気持ちの整理はできている。少し違うのは、今回は手術前日に入院し、手術翌日に退院するという。前回より1日早くなっている。まあ、外来でも手術するところもあるということだから、当たり前のことかもしれない。前回との相違はそれぐらいで、その他は使用する点眼薬や内服する抗生物質まで一緒である。手術の方法は、多少変わっているのかもしれないが、手術台に乗ってしまえば、後は医師任せである。

   
白内障手術メモ
datetimememo
2013/6/3(月) 11:00-13:00 視力検査:精密眼底検査など
散瞳して糖尿病の併発症診断のための診察時に、手術日を7月31日と決定
2013/7/12(金) 11:00-13:00手術のための眼科検査
   光学的眼軸長測定(眼内レンズの度数を決めるため)など
2013/7/16(火) 8:20-9:20 採血(手術のため、内科での検査項目と同時に、HCV抗体価検査など)心電図検査、胸部レントゲン写真
2013/7/22(月) 11:00-13:00 白内障手術を受ける人へのDVD視聴(他に3人)
主治医から入院診療計画書で手術(眼内レンズの挿入)予定の説明をうける
手術3日前からさす点眼薬(ガチプロ点眼薬)が処方される
2013/7/28-31日 1日4回 ガチプロ点眼薬をさす
2013/7/30(火) 10:00 入院。4階の眼科病棟、4階の2人部屋病室へ(差額ベッド:¥3150/日)
10:15看護師による問診(家族構成など)、血圧、体温、
12:35昼食(糖尿病食 1600 の札あり)
13:30血圧、体温測定、点眼クラビット
14:00手術担当看護師より手術手順の説明、
14:00 - 14:304階オリエンテーション室で手術のDVDを見る(他一人と)
15:20 - 16:00外来診察室で医師による診察、手術の順番は3人目とのこと
17:30夜間看護師 血圧測定、点眼クラビット
18:15夕食(卵と野菜のあんかけなど)
21:00夜間看護師 点眼クラビット
21:10就寝
2013/70/31(水) 5:25 起床
6:38体温測定、血圧測定(136-72)、点眼(クラビット)
7:10血中酸素測定(パルスオキシメータにて) 98%
8:10-8:25朝食(牛乳、野菜サラダ、ゆで卵、薄い食パン、ちいさなバターロール)
9:00散瞳用目薬2種をさす
9:35散瞳用目薬2種をさす
10:30車椅子で2階の手術室へ
10:35-11:05主治医による手術:正式には、水晶体再建術という
11:10帰室:血圧 142-68 体温 36.2 血中酸素 98%
11:10-11:5030分の安静指示、ガーゼカッペをしているので少々不自由
12:30昼食(煮魚、こいもなどの炊合せなど)
13:00合成経口抗菌剤クラビット250mg x 2 服用
14:20看護師から退院についての説明あり
18:15夕食(なすと豆腐のあんかけなど)
21:00就寝
2013/8/1(木) 2:00-3:00NHK らじるらじるで、裕次郎のJazz&Popsを聞く
5:15 起床
6:25看護師ガーゼカッペを外す、ぼおっとしている。透明カッペを着用
血圧測定 138-80、点眼4種(クラビット、ベストロン、プロナック、リンデロン)
8:10朝食(ごはん、味噌汁、サケ小一切れ、マクアウリ、牛乳)
8:35合成経口抗菌剤クラビット250mg x 2 服用
9:10薬剤師来室、使用薬剤の説明に来る
10:004階診察室で若い女医さん診察、眼圧が少し高いとチモプトール処方
11:00入院診療請求書届く 国保本人で¥79,960(差額ベッド含む)
11:15ATMで出金、1階会計で入院診療費支払い
11:30退院、娘が迎えに来てくれる
2013/8/5(月)10:30-14:00 外来受診、視力検査(右目と同等以上に回復)
日中カッペを外す許可をもらう
2013/8/7(水)17:00- 生保請求、領収書コピーでOK


 右目を手術したときほどの感激はないが、メガネを作りかえるなどをすれば、よく見えるようになるのではないかと思う。

2010年12月27日

隠居の探鳥ウォーク:白内障手術の影響


 白内障の手術を終えて2日後の夜の運転では非常に明るく見えるようになったので、探鳥ウォークでも野鳥がよく見つけられるのではないかと期待した。
 私は若い時から遠視なので、早くから老眼鏡(乱視矯正遠中レンズ)をかけている。手術では遠くに焦点がある眼内レンズをいれたので、術前の同じメガネで、水晶体のにごりがなくなってた分だけよく見えるようになったのだ思われる。
 ところが、双眼鏡で覗いているぶんには、眼鏡をかけても、かけなくても、見え方は変わらない。ウェッブページにあるセルフ乱視チェックサービスで、簡単にチエックしてみると、手術した右目は、どうやら乱視がないようなのだ。術後の外来診察で右目の乱視度合いを尋ねてみると、もともと乱視はあまりなかったらしい。
 NikonD90に、Σ120-400mmOS をつけたカメラで、AF(AutoForcus)機能を働かせながら右目でファインダーをのぞいて見ると、眼鏡をかけるとぼやけている。眼鏡なしでは、くっきりと見える。手術をしていない左目は反対である。手術した右目には単焦点の眼内レンズが入っているので、そのせいかもしれないし、眼鏡レンズの乱視矯正が影響しているのかもしれない。いずれ、2ヶ月ほどして眼の状態が落ち着いてくれば、眼鏡の調整をしなければならないだろう。

 久しぶりの探鳥ウォークは、眼鏡なしでやってみた。裸眼での野鳥発見は、明らかに術前よりは能力が上がっていると思われる。スズメの群れと思った小鳥の群れをよくみると、どうやら色が違う。双眼鏡で確認すると緑がかっている。今まで見たことのない種である。撮った写真を図鑑などで確認するとマヒワのようである。
 このシーズンはツグミが多いような気がする。ひょっとして、昨年あたりはムクドリと思って見落としていたのかもしれないが。
 それと、ハクセキレイも多く見かける。この鳥は、素早くアチラコチラと飛び回るので数を数えるのは困難である。数は少ないが、このシーズンはキセキレイもよく見かけるようになった。視野が広く視力も少し回復したようなので、小さな野鳥の発見は今までよりはましかも知れない。
マヒワ雄;クリックすると大きな写真になりますツグミ;クリックすると大きな写真になりますハクセキレイ;クリックすると大きな写真になりますキセキレイ;クリックすると大きな写真になります
マヒワ雄:大森(堺)
12/19/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/1000s F5.6
トリミング
ツグミ:野々井(堺)
12/19/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/1640s F5.6
トリミング
ハクセキレイ:野々井(堺)
12/19/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/800s F5.6
トリミング
キセキレイ:大森(堺)
12/19/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/125s F5.6
トリミング
 

2010年12月18日

隠居の健康:白内障手術で入院する

 自分の病気をブログに掲載する人も少ないかもしれないが、自分自身の記録のために残しておきたいと思う。白内障手術を受けようとする人には少し参考になるかもしれない。
 もともと基礎疾患として、Metabolic Syndrome を長年患っている。遺伝的なものか、若い時から血糖値が高い。高血圧も、高脂血症も、値はそれほど高くはないが、薬のおかげでなんとかコントロールしている。そのために、20年間くらい近くの近畿大学医学部堺病院で2ヶ月に1回くらい定期的に診察を受け投薬をうけている。
 それと糖尿からくる眼科疾患の検査のために、半年に一回眼科でも診察をうけている。その診察で、この3~4年ぐらい前から、糖尿病による眼底出血などはないものの、手術をするほどではないが白内障が出てきているといわれていた。そういえば、最近になって、下手なゴルフのドライバーショットで飛んだボールがみえないとか、バードウォッチングをしていて右目がよく見えていないことに気づいていた。来年には満年齢の古希を迎えるので加齢現象もあると思うが、この11月に受診したときの視力検査でかなり進行していることが分かった。医師が手術をするかというので、お願いすることにした。バードウォッチングで遠くが良く見えないのは辛い。

 医師によれば、今は軽度の左目も年月が経てば、手術をしなければならないかもしれないという。まあ、その時のために白内障手術の経験を経時的に記録しておきたい。専門用語は、今年になってから診療費を支払うときに発行されている「診療明細書」や手術を決めたときにもらった「白内障の手術を受けられる方へ」というパンフレットを参照した。

 
白内障手術メモ
datetimememo
2010/11/1(月) 8:50-12:00 視力検査:一般的な眼圧検査など
散瞳して糖尿病の併発症診断のための診察時に、手術日を12月15日と決定
採血(手術のため、内科での検査項目以外のHCV抗体価検査など)
心電図検査、胸部レントゲン写真
再度、主治医から入院診療計画書で手術(眼内レンズの挿入)予定の説明をうける
手術3日前からさす点眼薬(ガチプロ点眼薬)が処方される
2010/11/8(月) 14:00-16:00 検査技師による手術のための精密検査
   光学的眼軸長測定(眼内レンズの度数を決めるため)など
2010/11/29(月) 11:00-13:00 ビデオによって、どのような手術かの説明を受ける (家内同伴)
追加検査 細隔燈顕微鏡検査(水晶体のにごりを知る)
2010/12/12-13日 1日4回 ガチプロ点眼薬をさす
2010/12/14(火) 10:00 入院。4階の眼科病棟は満床のため、6階の5人部屋病室へ
10:15-11:10看護師による問診(家族構成など)、血圧、体温、体重、身長測定
12:20昼食(糖質制限食)
14:50血圧、体温測定、点眼2種
15:55看護師より手術手順の説明、20人の患者で8番目とのこと
17:00外来診察室で医師による診察
17:30血圧測定、点眼2種
18:50夕食(すき焼き風煮込み、サケなど)
21:00就寝
2010/12/15(水) 6:00 起床
6:20体温測定、点眼2種(クラビット、ベストロン)
7:10血糖値測定(簡易測定機器にて) 146
8:00朝食(牛乳、野菜サラダ、ゆで卵、薄い食パン、ちいさなバターロール)
9:40サーチュレーション測定:98、血圧測定、血栓予防用の靴下をはく
12:30昼食、主治医の軽食指示で半分残す。(ご飯とお好み焼き)
12:40-14:40散瞳目薬点眼、15分おきに7回 今日は20人の手術があるという
14:45車椅子で2階の手術室へ
15:00-15:25主治医による手術:キシロカインによる局所麻酔をするときにチクっとするだけ
15:30帰室:30分の安静指示、ガーゼカッペをしているので少々不自由
17:30主治医来室:眼内レンズはうまく入ったとのこと
18:40夕食(サケのホイル焼き、ほうれんそうのおひたしなど)
食後合成経口抗菌剤クラビット250mg x 2 服用
21:20就寝
2010/12/16(木) 6:00 起床
6:10ガーゼカッペを外す、眼鏡をかけるとよく見える。透明カッペを着用
6:20体温測定、点眼4種(クラビット、ベストロン、プロナック、リンデロン)
8:05朝食(ごはん、とうふ味噌汁、サケ小一切れ、みかん、牛乳)
10:004階診察室で診察、問題なく透明カッペを外す許可をもらう。
11:00血圧測定、「退院のしおり」をもらう
12:25昼食(きつねうどん、タケノコ煮付け、豚細切れ入りサラダ)
14:30体温測定、点眼3種(クラビット、ベストロン、リンデロン)
18:35夕食(ポークピカタ、ほうれんそうのおひたし、大根とアゲの煮物など)
21:20就寝 透明カッペを着用
2010/12/17(金) 5:30起床
6:05体温測定、点眼4種(クラビット、ベストロン、プロナック、リンデロン)
8:05朝食(バターロール、マーマレード、スクランブルエッグ、オレンジ、牛乳)
10:504階診察室で診察、退院OK
11:00入院診療請求書届く 国保本人で¥72,380
11:30ATMで出金、1階会計で入院診療費支払い
12:00看護師が洗髪をしてくれた。当分自分ではできない。
13:00昼食後退院、外来の予約表をもらう
(追記)
2010/12/20(月)
9:00-9:30 外来受診、視力検査(左目と同等以上に回復)
洗髪・洗顔の許可はまだでない
 生保証明書依頼
(追記)
2010/12/27(月)
9:00-9:30 視力検査、外来受診(順調とのこと)
洗髪・洗顔の許可はまだでない
点眼剤(抗菌・抗炎症2種)処方
 生保証明書受領


  今回の手術で、今までぼやけた視界だった右目が、左目と同じようによく見えるようになった。夕方、車を運転した。車が古くてヘッドランプがくたびれてきたと思っていたが、なんと非常に明るく感じられる。安全運転のためにも、手術をしてよかったと実感した。
 入院の副産物であるが、3日間アルコールを飲まず少食でもあったので、体重が1kg減少した。また、パソコンから離れて、積ん読してあった本も楽しむことができた。
 もともと内科病棟と思われる同室の人たちの病気を聴くこともなく聞いていると、自分の手術がいかに軽微なものであるかを思い知った。このような入院なら、体調管理のためにもいいのかもしれない。