11月24日、スタートの時間が少し遅れたが、探鳥ウォークに出かけた。先日のオカヨシガモが気になって、やはり栂・美木多北部コースである。
散策の道すがらには、あちらこちらで赤や黄色の紅葉が見られる。暑すぎず寒すぎず、ウォークには一番いい季節である。
一週間前に歩いた時には、野々井の畑の一部に残っている萱の茂みに、ホオジロ類と思われる小鳥が動き回っていたが、写真に収めることができなかった。この萱の茂みに沿った和田川のカルガモに気を取られていたが、すすきの穂に眼を移すと、ホオジロ系の鳥がすすきの茎に留まった。連写して撮った写真を確認してみると、どうやら
カシラダカらしい。あの細い茎に、器用に留まっていられるものだ。
畑作の中ほどにある小さな雑木林から、聞き覚えのある
イカルのさえずりが聞こえてきた。久しぶりである。残念ながら、全姿をカメラに収める前に、どこかに飛び去ってしまった。
畑地に面した農家(?)の庭に実っている柿の実にメジロが沢山群がっていた。この庭には、もう一本柿の木があるのだが、こちらの実には見向きもしていない。渋柿なんだろうか。
ヒドリガモが飛来してきていた田辺池には、フライング・フィッシュをする若者が二人、釣り禁止の冊を乗り越えて、釣りをしていたせいか一羽も見当たらなかった。どこかの池に場所を移しているに違いない。近くの池で太公望が多い東谷池や西松尾池には、ほとんど水鳥は見当たらないから、やっぱり鳥達は人間を警戒しているのだ。
ヘラブナの養殖池である尾美濃池には、カワウよけのテグスの網が水面の上に張り巡らせてあるから釣りはできない。ここには、沢山の水鳥がやってくる。時には、この網に引っかかって命を落とす水鳥もいるが、釣り人が近寄らないので安心しているようだ。それでも、写真を撮りに近づくと、遠くに逃げてしまうが。
この尾美濃池で先日見かけたオカヨシガモの姿はなかった。その代わりに
キンクロハジロが数羽泳いでいた。キンクロハジロが多くいるのは、いつもは隣の池の筆池であるが、今年は水が引いてあって、あまりいなかった。
尾美濃池の隣の小さな池である松池には、今年も
マガモがやってきている。その近くの小さな池西の池には、
バンがいた。摺鉢池では、2羽の
ハシビロガモが旋回しながら採餌をしていたが、10羽・20羽での採餌はまだ見られない。
池毎に、違った水鳥がいるので、この時期の散策は結構楽しい。
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カシラダカ:野々井(堺) 2012/11/24 NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3 500mm(35mm相当750mm) シャッター優先オート
(1/800s ISO1400 F6.3) 露出補正 なし トリミング |
イカル:野々井(堺) 2012/11/24 NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3 500mm(35mm相当750mm) シャッター優先オート
(1/800s ISO640 F6.3) 露出補正 なし トリミング |
メジロ:野々井(堺) 2012/11/24 NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3 500mm(35mm相当750mm) シャッター優先オート
(1/800s ISO360 F6.3) 露出補正 +1 トリミング |
マヒワ:堺西高校(堺) 2012/11/24 NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3 460mm(35mm相当690mm) シャッター優先オート
(1/800s ISO500 F6.3) 露出補正 +1 |
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ハシビロガモ:尾美濃池(堺) 2012/11/24 NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3 500mm(35mm相当750mm) シャッター優先オート
(1/1000s ISO1100 F6.3) 露出補正 なし トリミング |
マガモ♂とカルガモ:松池(堺) 2012/11/24 NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3 500mm(35mm相当750mm) シャッター優先オート
(1/800s ISO4000 F6.3) 露出補正 なし トリミング |
キンクロハジロ:松池(堺) 2012/11/24 NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3 500mm(35mm相当750mm) シャッター優先オート
(1/800s ISO1600 F6.3) 露出補正 なし トリミング |
バン:西の池(堺) 2012/11/24 NikonD7000
Σ50ー-500mm F4.5-6.3 500mm(35mm相当750mm) シャッター優先オート
(1/800s ISO2000 F6.3) 露出補正 なし トリミング |
詳細は、
探鳥日誌(2012/ Nov ~)を御覧ください。