隠居の探鳥ウォーク:啓蟄の 虫を目当てか ジョウビタキ
孫が風邪で熱をだし保育園を休んだので、アッシーの私に禁足令が出たりして、しばらく探鳥ウォークが遠のいた。
啓蟄を迎えるようになって、しばらくぶりに歩いてみた。(探鳥日誌:3月5日、3月6日)畑はすっかり田起こしが終わって、春を迎える準備が出来てきている。
3月6日啓蟄の毎日新聞朝刊【余録】には、次のような一文が載った。
ウグイスの初鳴きは 2月19日雨水の日に、ヒバリの囀りは2月21日に、聞いている。動物の観測項目は、大阪のベッドタウンの泉北ニュータウンにも、まだわずかに残っているのだ。まだ、啓蟄の意味が分かる間に、記録を残しておきたいものだ。
メジロはどうも季語ではないようだが、この梅の花の季節には、アチラコチラの白梅・紅梅に群れている。少々見飽きてきた水鳥に代わって、樹々に小鳥たちが飛び交ってきた。カワラヒワ・イカルが、群れているのも春が近づいてきた証拠かもしれない。スズメ・ムクドリの数もぐんと多くなったようだ。
啓蟄を迎えるようになって、しばらくぶりに歩いてみた。(探鳥日誌:3月5日、3月6日)畑はすっかり田起こしが終わって、春を迎える準備が出来てきている。
3月6日啓蟄の毎日新聞朝刊【余録】には、次のような一文が載った。
春の初め、露がダイコンの葉に宿る。すると太陽の熱で凝縮してアワほどの小さな粒になり、やがて虫になるーそんな、バカなと言わないでいただきたい。古代ローマの博物誌家プリニウスは、この虫がモンシロチョウに変わると記している
▲プリニウスが早春の露から生まれると考えたモンシロチョウは、この春すでに宮崎県で先月24日に姿を現した。昨年より2日遅い出現で、翌日に鹿児島県でも観測された。各地の気象台で行っている生物季節観測の報告だ
▲きょうは暦の二十四節気の「啓塾(けいちつ)」である。「陽気地中に動き、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」 (暦便覧)、つまり冬ごもりの虫が地表に現れるころという。むろん昆虫だけでなくヘビやカエルなどの動物も久々の日差しを浴び、生きものたちの春が訪れる
▲各地の気象台が全国規模で観測している23の動植物の季節変化のうち、春の進行を示す動物の観測項目はヒバリとウグイスの初鳴き、ツバメ、モンシロチョウ、キアゲハ、トノサマガエルなどの初見だ。ヒバリとウグイスの初鳴きは先月から西日本各地で観測された▲だがトノサマガエルの場合、たとえば東京の観測地点では89年から姿を見せていない。気象庁では今年から東京や大阪など17カ所でトノサマガエルを観測項目から外すことになった。同様に初夏のホタルの観測も12カ所で廃止する。都市化による「季節」の消滅である
▲温暖化など地球規模の気候変動も、その小さな身をもって教えてくれる生きものたちの営みだ。絶滅種の増加や冬の気温上昇で「啓蟄」の意味が分からなくなる未来を子孫に継がせたくはない。----- 2011・3・6 ---
ウグイスの初鳴きは 2月19日雨水の日に、ヒバリの囀りは2月21日に、聞いている。動物の観測項目は、大阪のベッドタウンの泉北ニュータウンにも、まだわずかに残っているのだ。まだ、啓蟄の意味が分かる間に、記録を残しておきたいものだ。
メジロはどうも季語ではないようだが、この梅の花の季節には、アチラコチラの白梅・紅梅に群れている。少々見飽きてきた水鳥に代わって、樹々に小鳥たちが飛び交ってきた。カワラヒワ・イカルが、群れているのも春が近づいてきた証拠かもしれない。スズメ・ムクドリの数もぐんと多くなったようだ。