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2020年11月 3日

隠居の庭:10月の花など

お隣さんの老夫婦(我々よりも10歳くらい年上の)が亡くなられてから家は売家になっていたが、ようやく新しい居住者が決まって、解体工事が始まった。
 解体が進むと、お隣の陰になっていた手作りパーゴラが汚くむき出しになった。このパーゴラは、15年前にまだ少しは体力が残っていた時分に作ったものだが、材木が安物の2X4材で、その後塗装などの手入れをしなかったのでぼろぼろになっていた。
 この取り壊しをしていると、庭に咲いているフジバカマにアカタテハが吸蜜にやってきた。以前にアサギマダラが飛来したことがあるので期待したが、翅が欠損しているアカタテハだった。この蝶は、3日間にわたり飛来した。

DSC06710.JPG 2020/10/30 自宅庭(堺)センシュウギク(マリーゴールド)
地植え。寂しい秋の庭に、唯一、鮮やかに咲いている。
Sony α7Ⅱ + FE3.5-5.6/28-70mm
70mm 1/500 F5.6 ISO:160
DSC06699.JPG 2020/10/30 自宅庭(堺) フジバカマにアカタテハ
アカタテハは、翅の一部が欠損している。
Sony α7Ⅱ + FE3.5-5.6/28-70mm
70mm 1/500 F5.6 ISO:200
DSC06623.JPG 2020/10/30 自宅庭(堺) ホトトギス
裏庭のあまり日当たりのよくない小さな花壇に咲いている。家内によれば、今年は多くの花がきれいに咲いているそうだ。
Sony α7Ⅱ + Sigma18-300mm
75mm(35mm換算112.5mm) 1/500 F5.6 ISO:3200


2016年1月15日

隠居のDIY:作業納屋の改造

10年前に、庭の改造に合わせて部分的に自分で作った納屋兼作業場は、最近になって雨もりがひどくなった。隣家との境界に、コンパネを使ったことで10年も経つと腐食してきたのだ。作業をあまりしなくなったこともあり、道具類が錆びついてきた。作った当初は、木製は格好がいいが、時間が経つとよほどメインテナンスをしてないかぎり、屋外で使うものは腐ってくる。
 プロの製作である枕木ライクの柱をあしらった垣根の支柱も土と接触する根元の部分が腐ってきた。支柱の上に、手作りのブリキのキャップを被せることや根元をモルタルで補強するなどしてきたが、グラグラしてきたので、家内の発案で、アルミ製支柱の金網に取り替えた。趣はなんとなく味気ないが、今後を考えるとやむを得ないのかもしれない。垣根に絡んでいたモッコウバラも短く切ったので、今年の5月の花は期待できない。

今回は、納屋兼作業場の壁や扉は、プロにお願いした。隣家との境界の壁は、グレーのポリカーボネートが嵌めこまれた。ドアも、枠はアルミでカーボネートが嵌めこまれた既成品である。もともとアルミの柱が垂直でなく、自分で作った木製のドアを付けるときには随分苦労したのだが、プロはまず柱を垂直に補正してからつけたので、既成品で全然問題がない。鍵も付いている。

場所はできた。問題は、10年の間に貯めこんできた道具類の整理である。家内は整理大好きである。この機会を手ぐすね引いて待っていた。家内の希望を叶えて、思い出だけが残るが、今後は使いそうもないものはできるだけ捨てた。が、DIYに熱中していた頃の道具類はなかなか捨てがたい。
 それでも、収納名人を自称している家内のアドバイスに従って、道具類を収納する棚は金属製で最小限にとどめた。収納する場所があるほど、ものが増えるらしい。ただ、ドライバーやペンチ・ノミ、ノコギリ・金槌などは、すぐに使えるように収納棚を、端材でこしらえた。久しぶりの DIY である。
 今までに作った作品のメインテナンスも増えているので、このような作業場ができたのは嬉しいことだ。久しぶりに、下手な木工も始めようかなとも思っている。

垣根・納屋兼作業場所の改造など

;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
殺風景な金網となった。
2016/1/13 撮影
SONY DSC-W300 7.8mm
前の金網に絡んでいたモッコウバラは根元近くで切られた。
2016/1/15 撮影
SONY DSC-W300 7.6mm
改造後の納屋。隣家との境は、グレーのポリカーボネートである。
2016/1/9 撮影
SONY DSC-W300 7.6mm
改造後の納屋。木製だったドアもアルミとポリカーボネート製の既成品となった。
2016/1/13 撮影
SONY DSC-W300 7.6mm
;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
納屋内部。手前には金属製の棚を置いている。
2016/1/15 撮影
NIKON COOPIX P610 4.3mm
納屋内部。奥の方にかろうじて作業場所が確保できた。
2016/1/15 撮影
NIKON COOPIX P610 4.3mm
端材で作成した小物収納棚。1x4 の板の真ん中に電鋸とドリルで穴を開けた。
2016/1/15 撮影
NIKON COOPIX P610 4.3mm
端材で作成したノミ収納ボックス。たいしたノミはないが。
2016/1/15 撮影
NIKON COOPIX P610 4.3mm
 

2013年5月 5日

隠居のDIY:バラを誘引するネットのウォールを作る


 10年くらい前に作ったガーデン・パネルは、一度色を塗り替えるなど改修をしてきたが、合板を使っていたこともあって一部が膨れ上がるなどみっともなくなってしまった。
 最近は、その前にバラが植えられて、ガーデン・パネルがその誘引先になってきていた。それで、その壁面にバラの誘引パネルを作り、古いガーデン・パネルとはおさらばすることにした。

Before After
Before;クリックすると大きな写真になります After


 設計はいろいろと迷ったが、出来るだけに簡便にと、2X4材で2本の支柱を立て、その間にゴルフ用のネットを張ることにした。といっても、支柱を立てる基礎はある程度しっかりしたものでないと、ちょっとした力が加わると歪んでしまう。このような場合、普通は2X4材用の束石を土中に埋めるのであるが、この束石が結構な値段だったように思ったので、先日和泉リサイクル環境公園に行った時に買い求めたプラスティック再生加工品のジュリプラスで作られた正立方形の箱を使うことにした。
 これに、同じくジュリプラスの端材で短い支柱を立ててモルタルで埋めた。立派な束石である。ジュリプラスなら、土中に埋めても腐ることはない。これに2X4材をボルトで固定することにした。

 深さ30cmほどの穴を掘り、底に余っていたバラスを1cmほど敷き、その上にインスタントセメントを撒き上から散水栓でお湿り程度の水をまいた。その上に、先ほどの束石を置き、回りにモルタルを流し込んだ。高さは、家屋の外壁のそばだったので、外壁の下の高さからメジャーで図りながら調整した。そのまま20時間ほど放置して、翌朝強度を確かめてみると、2X4材一本を立てても大丈夫のようであった。

 事前に、2X4材を束石のジュリプラスにボルトで固定できるように、ドリルで穴を開けている。仮組みとして2X4材をボルトで固定(今までの経験から、ボルトとナットで固定するのがもっとも強力である。)してみたが、穴の中に手を入れての作業だったので、インパクトドライバーの使用など少々苦労した。が、バラの誘引程度に使うにはなかなかしっかりしたものでできたように思う。

 横棒は、2X2の角材でも良かったのだが、かっこいいのではないかと径3cmの丸棒2本を使うことにした。あなぐりビットで、2X4材に穴を開け、2本の支柱にわたす。支柱との固定は、結束バンドが最も簡単で強力である。

 枠組みは一旦外して、白の水性ペンキを塗った。1時間もすると乾くので、組み上げた。この枠組に、ゴルフ用のネットを、これも結束バンドを使って張った。このゴルフ用のネットが結構高い。2m幅で1mが1890円(ロイヤルホームセンター)もする。ネットのほうが見栄はいいかもしれないが、バラを誘引するなら針金を格子状に張るのでもいいかもしれない。

ジュリプラスの箱に支柱を付けたところ;クリックすると大きな写真になります Iジュリプラスの箱で作った束石を掘った穴に置く;クリックすると大きな写真になります 束石の周りにモルタルを流し込んだ;クリックすると大きな写真になります 横丸棒と支柱との固定は、結束バンドを使った;クリックすると大きな写真になります
ジュリプラスの箱に支柱を付けたところ ジュリプラスの箱で作った束石を掘った穴に置く 束石の周りにモルタルを流し込んだ 横丸棒と支柱との固定は、結束バンドを使った


2013年4月16日

隠居のDIY:エクステリアのメンテナンス:デッキの塗装、テーブルの修繕

 
 桜の時期も過ぎて、屋外の作業をしていても快適になった。庭や垣根の花もいろいろと咲き出した。
2003年に、プロに作ってもらったウッドデッキを10年以上使ってきた。床板の材料は、アイアンウッド(多分ウリン)を使っているので、耐久性に問題はないと思うが、塗装が少し剥がれてきたので、防腐を目的に塗装することにした。
 エクステリアの清掃は、高圧洗浄機のケルヒャーの出番が多い。今回も、デッキの汚れをケルヒャーで洗浄した。古い塗装が剥がれて、地が見えているところもあるが、綺麗に塗装するのが目的ではないので、ペーパーは書けないことにした。
 水気がなくなるのを待って、リビングに続くアルミサッシ下部やデッキ中に立っているベランダを支える鉄柱などに、養生テープを貼った。
 ホームセンターで買い求めた1.6L(デッキは六畳ほどの広さがある) のオリーブ色防腐塗料ウッドスティンを刷毛で塗った。塗装作業は家内が自分でするというので任せた。中腰で移動しながらの作業は辛い。塗料は良くかき混ぜたつもりであったが、残量が少なくなるにつれて濃厚になってきので、最後に上塗りした部分はむらになってしまった。まあ、これで何年かは持つだろう。

ウッドデッキの塗装
ケルヒャーで洗浄;クリックすると大きな写真になります ケルヒャーで洗浄後;クリックすると大きな写真になります" 刷毛で塗装;クリックすると大きな写真になります 塗装後;クリックすると大きな写真になります
ケルヒャーで洗浄 ケルヒャーで洗浄後、塗装が剥げている。 刷毛で塗装、最近は便利な養生テープを売っている。 塗装後、少しむらになっている。


 もう一つ、手を入れたい場所は梅の木の下に作ったテーブルである。DIYをやり始めた2004年に、一生懸命に作ったものを、2009年に塗装しなおした。この天板の一部が腐ってきた。もともと、一般的な2X4材で作ったものだから、耐久性には問題がある。
 今回の修復は、この腐っている部分を、新しい部材と張り替える作業である。昔作ったものは、10年も経つと修復しなければならないものが増えてきた。
 天板はすのこのように角材にビスで止めている。この角材を脚部(ソーホースを応用したもの)に、ボルトで固定しているので、天板を外すのは、このボルトをインパクト・ドライバーで緩めるだけだから簡単な作業である。だが、天板はビスで止め、おまけにビス頭を隠すために、埋め木をしていた。
 この埋木を外して、中のビスをインパクト・ドライバーで抜けば簡単と考えていたが、10年も経つとネジ頭が錆びてもろくなっており、インパクト・ドライバーで抜けたのは2~3本であった。こんな時のために、メカアリゲータという治具を持っていたのを思い出し、これに付属している補助座掘錐でビスの周りを掘り下げ、プライヤーで抜くなどして、天板を取り外した。今回の作業で、最も時間を要した作業だった。
 ホームセンターで新しく求めた 1X8(コーナンでは売っていなくて、ロイヤルホームセンターで求めた。)と 1X6 を元のテーブルの曲線に合わせて、ジグソウでカットして、天板の横木としている元の角材にビス止めした。今回は、ビスの頭を隠すのはやめた。
 まだ、塗装はしていないが、塗装が剥がれてきているガーデンチェアと一緒に、塗装するつもりである。

腐ってきたガーデンテーブルの天板;クリックすると大きな写真になります ビスの頭は、埋め木で隠れている;クリックすると大きな写真になります 補助座掘錐を使う;クリックすると大きな写真になります 後日ペンキを塗るつもり;クリックすると大きな写真になります
腐ってきたガーデンテーブルの天板 ビスの頭は、埋め木で隠れている 補助座掘錐を使う 後日ペンキを塗るつもり


2013年3月14日

隠居のDIY:久しぶりの庭仕事


 ようやく庭に出て作業をしても寒くないようになったので、庭の造作の修理をすることにした。 2003年に改造した庭は、家内の希望で枕木様の木柱を立てるなど、当初はおしゃれだったが10年経つと、腐り始めた。ウッドデッキに使っている、防腐剤がよく染み込んだ本物の枕木はまだまだ大丈夫そうだが、飾り用に使った高さ1mほどの枕木様立柱は、地面と接触する部分が腐ってグラグラしだした。

 修理は、腐ってきている部分で折って根本から切り離して、もう少しは持つかもかも知れない長さに切り詰める。切り詰めた部分も腐っている部分があるので、これを余っていたコーキングで埋める。根本は掘り起こし、切り詰めて短くした立柱をコンクリートで固めて再度立てるだけである。

 これだけの作業であるが、歳をとっての腰をかがめる作業や力仕事は長時間できない。さすがプロがした仕事はしっかりしていて、穴掘りシャベルで根本を掘り起こす作業だけでも大変である。一日目の作業はこれだけ。2時間かかった。
 翌日、20X15cm角 立柱を切り詰めた。これくらい角材になると、家庭用の丸のこでは一気にきれない。中心の部分に刃が届かないので、のこぎりで手動で切ることになる。これに、また息が切れる。切断面の割れた部分にコーキングを埋めて、余っていた防腐塗料を塗った。2日目の作業はこれだけ。

 ホームセンターで、18kg のバラスと 10kg のインスタントセメントを買った。ついでに、モルタルを練るときに使うプラスティックの一番小さな舟も買った。改装してから古くなってきている庭の修理には、これからも役に立ちそうだ。
 バラスにインスタントセメントをすこし混ぜてねり、掘った穴に流し込んだ。その上に、30cm切り詰めた立柱を、練ったインスタントセメントを流しこんで固めた。まっすぐ立っているかを見るために、一応水平器は使った。このような腰をかがめてする作業が、腰には一番堪える。
 立柱自身が、もろくなっているのでいつまでもつかわからないが、まあ応急修理はできた。

腐って折れた根本;クリックすると大きな写真になります コーキングを埋めた立柱;クリックすると大きな写真になります 根本にコンクリートを流しこんだ;クリックすると大きな写真になります 完成;クリックすると大きな写真になります
立柱の下部が腐ってきたので、応急修理はしていた 立柱を切り詰め、割れている部分にはコーキングを埋めた 根本にコンクリートを流しこんだ 完成:元のトタンのキャップを乗せた。
 

2013年1月16日

隠居のDIY:メジロ用のバードフィーダー


 シジュウカラのバードフィーダーを吊るすようになって、メジロやスズメがやってくることがあるが、餌のヒマワリの種には手を(嘴を)出さない。スズメは別にして、メジロも庭にやってきてくれると賑やかになる。
メジロ用餌台;クリックすると大きな写真になります メジロ用の餌台をネットでサーチしてみると、作るのはそれほど難しくなさそうな簡易餌台がヒットした。これをヒントに、右の写真のようなメジロ用の餌台を作ってみた。
 中心にしている緑の棒は園芸用の支柱である。この支柱は、家内が花を育てるために買っていたものだが、中に少し太めの針金が入っており、回りはプラスティックで被い竹のように節まで作ってある。この支柱の先のプラスティック部分を剥がし、金ノコで斜めに切った。みかんを突き刺しやすくするためである。みかんが下にずり落ちないように、先のネットで紹介されているように、針金を螺旋状にして、受け皿のようにつけた。針金は、手持ちの細い針金を、ドリルを使って撚り合わせて太くした。螺旋状にするには、殺虫剤の缶に巻きつける方法で作り、下に少し真っ直ぐにして、これを先の支柱に結束バンドで取り付けた。
 みかんばかりでなく、バナナのかけらなどを置いておけるように、ペットボトルの上部部分を切り取り、先の螺旋状の針金の中においた。

 メジロは、シジュウカラがバードフィーダーを見つけるよりも早くやってきた。みかんを横半分にして、支柱に差して置くと支柱に留まったり、螺旋状の針金に留まったりして、長い時間みかんをつついている。同じ餌台を2つ作って、土に突き刺して置いたが、すぐに平らげられてしまった。食べたあとは、人間でもここまではきれいにほじくることは難しいほど、きれいに皮の部分だけ残っている。
 バナナの端っこを3cmぐらいに切って、みかんと同じように支柱に突き刺しておいてみた。みかんとおいてある時にはみかんに行くが、バナナしか置かないときにはバナナをついばんでいる。食べた後は、見事に薄皮一枚になっている。メジロにずっと給餌するには、シジュウカラのヒマワリの種に比べて、ずっと割高だ。
 試しに、すだちを突き刺してみたたが、見向きもしなかった。

下の画像をクリックするとWindows Media Playerが立ち上がり、動画が始まります。 メジロの餌台;クリックすると動画が始まります。

2012年11月15日

隠居のDIY:シジュウカラを誘うバードフィーダーを作ってみる


 5月ころからバードフィーダーの作製を試みてきた。作るにあたって、ネットでサーチしてみると色々なものが販売されている。これらの製品をヒントに、庭にときどきやってくるシジュウカラを狙ったものを作ることにした。 ヒヨドリやムクドリもやってくるが、あまり招かざるお客さんである。

  バードフィーダーは、できるだけ木で作りたい。できれば自然の木がよい。春に、山小屋で、枯れかかった栗の木を伐採した時に薪にでもしようととってあった径が10cmほどの枝部分を使うことにした。
 シジュウカラを狙ったバードフィーダーに入れる餌は、ヒマワリの種が一般的である。クリの丸太をジグソウでくりぬいて、ヒマワリの種を入れる部分を作った。
 餌を入れる部分を開放的にすると大きな鳥が来て餌が咥えるだろう。シジュウカラが餌をついばめ、しかし、こぼれない程度とおもわれる金網をホームセンターで探した。
 ヒワマリの種を供給できるように、フィーダーの上部に座ぐりビットで穴を開けた。その上には、雨がかからないように、100円ショップで買った小さなブリキのバケツを取り付けた。
 これらの取り付けには、何かの時にとおいてあったビニール皮膜の細い針金を二本より合わせて使った。強度的には一本で十分と思うが、撚り線にした方がかっこいい。この撚り線は、電動ドリルを使えば簡単にできる。
 できあがったフィーダーを庭の道路に面した梅の木にぶら下げてみた。

ジグソーで丸太をくり貫いた;クリックすると大きな写真になります フィーダーの上に穴を開け;クリックすると大きな写真になります 梅の木にぶら下げた;クリックすると大きな写真になります
ジグソーで丸太をくり貫いた フィーダーの上に穴を開け、
餌を供給できるようにした
梅の木にぶら下げた(6月1日)


 ぶら下げたのは、夏に入った6月1日である。ところが、近くにはシジュウカラの姿は見かけるが、このフィーダーにはよりつかない。夏で、虫などの餌がほかに沢山あるせいか、人や車が通る道に面したところなので警戒しているのか、餌を入れた金網の目が小さすぎるのか、買い求めたヒマワリの種が古いのか、原因をいろいろと考えてみた。
 11月になって、シジュウカラが頻繁に庭の近くに姿を現すようになった。その内の一羽が、金網の穴に嘴を入れるのを観察した。どうやら、啄みにくいようだ。
 そこで、思い切って金網の一部を切って目を大きくすると同時に、ヒマワリの種がこぼれてもいいように、下に受け皿を取り付けてみた。これも100円ショップでみつけた一応ステンレスのボールである。
そしてその器に、ヒマワリの種を撒き餌のように盛りつけてみると、なんと数時間もしないうちに、シジュウカラが餌を啄みに来た。冬が近づいて、虫などの餌が少なくなってきているせいかもしれない。
 シジュウカラは、種を嘴に咥えて近くに移動して種の中身だけ食べているようだ。

金網の目を広げ、下に器をつけた;クリックすると大きな写真になります 器の中の種を啄みにきた;クリックすると大きな写真になります 庭の石の上で啄んだ種の中身を食べる;クリックすると大きな写真になります 飾り植木鉢に留まって種を啄む;クリックすると大きな写真になります
金網の目を広げ、下に器をつけた 器の中の種を啄みにきた 庭の石の上で啄んだ種の中身を食べる 飾り植木鉢に留まって種を啄む


 今朝、観察してみると、2羽のヒヨドリと2羽のシジュウカラがフィーダーをぶら下げている梅の木にきていた。ヒヨドリもどうも察知したようだ。ヒマワリの種は、ヒヨドリの好物ではないはずであるが、食べ物となると他の鳥を威嚇するのかもしれない。しばらく、様子をみることにしたい。近くでのこのような観察は、結構楽しいものだ。

 

2012年11月 3日

隠居のDIY:廃プラ・リサイクル材を使って立水栓を作る

 山小屋の水道がどこかでわずかに水漏れをしているのを、春の連休前に作業をした時に見つけていたが場所を特定できずにいた。小屋から帰るときには、元栓を閉めて帰るので工事はそんなに急ぐ必要はない。
 夏のかかりに行った時に、外の立水栓の根本あたりであることがわかった

 ネットで調べてみると立水栓は結構な値段がすることがわかった。それで、自分で作ってみることにした。
 外で使うものだから耐水性がないと駄目である。少し前に、庭の花壇枠をやり変えた時に使った廃プラ・リサイクル材を使えば、耐水性は大丈夫のようである。立水栓を作れるぐらいの端材が幸い残っている。
 水道栓(これも新品を買えばかなりの値段がする)は、以前に自宅の庭の立水栓の蛇口を付け替えた時のものが残っている。あとは、塩ビのパイプや継手などを買い足すだけである。これらは、そんなに高いものではない。
 塩ビパイプ管に、専用の凍結予防用のスチロール樹脂を巻いて、廃プラ板を丸のこで切断して作った筒の中に収めた。この廃プラ板は、木材加工と同じであるから、蛇口を収める穴も座きりドリルで穴を開けることができる。四角く貼りあわせた廃プラ板は接する部分に隙間ができるので、コーキング剤で埋めた。
 このようにして自宅で作った立水栓を山小屋に運んで、現地でつなぐことにした。現地では現物にあわせて L字型継手で元の管とつないだ。つなぎは塩ビ用の接着剤を使えば、それほど苦労することはない。
 止水栓で水を止めてあった流しには、パートナーが求めていた排水桝を、旧の流しを削ってはめ込んだ。小雨交じりの冷たい風が強く吹く中でタガネとハンマーで旧のコンクリートを削る作業はなかなかの重労働であった。
 自宅に残っていた少し固まりかけたインスタント・セメントをこねて、立水栓の根本や排水桝の隙間などに流し込んだ。蛇口を閉栓して、水漏れを確認したが大丈夫であった。これで、屋外での水洗いなどの作業が便利になった。

立水栓の材料;クリックすると大きな写真になります 立水栓組立;クリックすると大きな写真になります 立水栓と元の管をつないだ;クリックすると大きな写真になります 排水桝もついて完成;クリックすると大きな写真になります
立水栓の材料:側は廃プラリサイクル板 立水栓の組立:組み上げはビスで留めた 立水栓と元の管をつないだ 排水桝もついて完成

2012年9月19日

隠居のDIY:廃プラ・リサイクル材を花壇の補修材として使う


 裏庭に花の苗を育てたり養生をするための畳半畳ほどの花壇を、7年以上も前にプロに作ってもらっていた。花壇の回りは枕木ライクの材木をを囲っただけのものである。3年ほどすると、この材木の一部が腐ってきて、材木の上に、薄いブリックを貼った
 だが、元々の枕木ライクな材木が腐ってボロボロになったために、ちょっと上に乗るだけで崩れ落ちるようになってしまった。また、木部はありなどの虫の住み処になってしまった。本格的に補修が必要になった。
 今年6月に、木製のローズアーチを補修したときに使った廃プラのリサイクル材を使えば、水には強くなると考え、和泉リサイクル環境公園ジュリプラスという廃プラスチックをリサイクルした材料を求めることにした。
 ただ、今年の夏は凄まじいほど暑くて、古希を越えた老人は戸外活動は控えていたほうがよさそうなので、涼しくなるのを待っていた。二十四節気の秋分をまもなく迎えるようになって、ようやく戸外でも作業ができるほどになってきたので、補修にとりかかることにした。

 廃プラ・リサイクル材を求めに行くと、ちょうど天然のウリン材に近い色に加工した幅20cm、長さ150cm(厚さ2cm)を売っていた。これを2枚と4cm角長さ30cmで先を尖らせた杭4本を求めた。合計1400円足らずで、ホームセンターで材木を買うことを考えると極めて安い。
 ブリックを取り除きボロボロになったエセ枕木を取り除いてみると、その下にももう一本枕木ライクが下地のモルタルの上に載っていることがわかった。さすがに、プロの作品であるが、使った材料がもう一つだった。単純に杭を打ち、その杭に廃プラ板材をビス止めすれば良いと考えていたが、工事はもう少し複雑になった。
 杭を打つ部分の下地のモルタルをタガネを使ってハンマーで砕いた。杭の長さは30cmだったので、頭が15cmくらい残るくらいに打ち込んだらしっかりと留まった。元々地面は粘土質のためと思う。
 前より少し小さくなるが、150cmX62cm四方の角に打った杭に、ウリン材ライクな廃プラ板材を2X4材用のビスで止めたら、土を支えられるような強度になった。これで、当分は水やりにも耐えられるであろう。何をどのように植えるかは、家内の領分である。

before;クリックすると大きな写真になります 廃プラリサイクル材;クリックすると大きな写真になります 杭を打ち込みビスでとめる;クリックすると大きな写真になります 完成;クリックすると大きな写真になります
before:枕木ライクな枠の木がボロボロになっている 買い求めた廃プラリサイクル材
真ん中の木は、本物のウリン材
杭を打ち込み廃プラリサイクル板材をビスでとめる 完成:打ち込んだ杭に板材をビスで止めただけで単純である。
横の植栽は、左側の花壇に移し替える予定である。


2012年7月28日

隠居のDIY:山小屋で取り替えた浴室ドアの枠を始末する


 パートナと気になっていた箇所の修繕をするために、兵庫県氷ノ山山麓大久保にある山小屋に出かけた。この時期には、林間学校や吹奏楽部などの合宿などで、スキーシーズン以外はひっそりした村が賑わう。この日も、観光バスが何台も坂道を登ってきた。

 気になっていた修繕箇所は、昨年の12月に付け替えた浴室のドアの枠と壁の隙間の始末と屋外の立水栓あたりの漏水である。備忘録として、作業の記録を残しておきたい。

浴室のドアの枠と壁の隙間の始末
ドア枠を取り付けたところ;クリックすると大きな写真になります 隙間をまず角材で埋める。;クリックすると大きな写真になります コーキング剤で隙間を埋めた;クリックすると大きな写真になります 養生テープを取った後;クリックすると大きな写真になります
取り付けたドア枠と壁との隙間(before) 隙間部分に、栂の 3cm角材 をビスで埋め込みベージュのペンキを塗った。 角材と壁の間に残る隙間を、養生テープを貼ってコーキング剤で埋めた。 養生テープを取った後。(after) さらに、アルミの角材を貼った方が仕上げがきれいかもしれない。


止水栓;クリックすると大きな写真になります  水漏れは、屋外の立水栓のための流しあたりで起こっている。この流しは、もともとあった簡易流しをレンガとモルタルで強固に作りなおしたものである。タガネとハンマーでこれを砕いたのだが、なかなか体力のいる作業だった。
漏水箇所は、雪の重みが原因と思われるが、元々のプラスティックの立水栓が折れて水道パイプの継ぎ目がはずれていたためと判明した。応急処置として、止水栓で水漏れを止めた。
 新しい立水栓も求めて屋外の水道栓を作るのは、また、次回の作業とすることにした。

  

2012年6月24日

隠居のDIY:1X4 材で小さな椅子型プランタを作る


 家内が愛顧している和菓子屋の入り口に置いてある椅子型プランタがかっこいいと言って、あれと同じようなものが作れないかという。
 先日、老朽化してきていたローズアーチを補強したときに使った廃プラ・リサイクル材ジュリプラスも余っている。水に強くて少々重たいので、プランタの底にぴったりのようである。その他の材料は1X4 や杉板の端材を使って作ってみた。

 エクステリア作品であるから、細かい部分の見栄えよりも丈夫さと防水性がが必要である。それでも、椅子の背もたれ部分は、曲線を出したかったので、弾力性のある曲尺を使って、1X4 材に曲線を描き、ジグソーで切り取った。この部材は、1X4 の縦半分にして作ったので、結果として、曲線を持った部材が2組できた。それで、2つの椅子型プランタを作った。
 はじめの試作品は、ジュリプラス板材(幅17cm)を25cmの長さに切断して、その周りに板材をビスで留めたものである。それでは、少し小さいと注文がついたので、ジュリプラス板材を縦半分に切断して、木材を接合するように、接合面にドリルで穴を開け木ダボで接合し幅を広げた。その周りを、試作品と同じように部材をビス止めした。ジュリプラス板材は、少し反ったりしていて細かい細工はできないからビスでとめるのが最も楽である。
作った後に防水のためペンキを塗ったので、ビスの頭も目立たなくなった。本来は、土を入れて花を植えるのであるが、とりあえず鉢を入れて、大小のプランタを並べてみた。まあ、ちょっとしたアクセサリーである。

曲尺で曲線を描く;クリックすると大きな写真になります 椅子の背もたれを作る 組立終了(ペンキ塗布前);クリックすると大きな写真になります 完成品を設置;クリックすると大きな写真になります
曲尺で曲線を描く
ビスを打って曲尺の端を引っ掛けた
椅子の背もたれを作る
木ダボで接合した。
組立終了(ペンキ塗布前)
2号作品
完成品を設置
本来はプランタ内に土をいれ、花を植えるのであるが、とりあえず鉢をいれてみたところ


用意した材料は、次のようなもので、すべて端材である。
  • 長さ250mmのジュリプラス板材 3枚 (幅170mm、厚さ30mm)
  • 長さ 500mm の 1X4(幅89mm、厚さ18mm) 2枚(縦半分にして使用)
  • 長さ 300mmの 1X4(幅89mm、厚さ18mm) 2枚(縦半分にして使用)
  • 長さ 250mmの 1X4(幅89mm、厚さ18mm) 8枚
  • 長さ 250mmの 荒杉板(幅200mm、厚さ12mm) 適宜
  • 細めの 50mmコーススレッド(木ねじ)20本ほど
  • 径 8mm 長さ 30mm の木ダボ 10個ほど
  • 白色水性ペイント


 使った工具は以下のものである。


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2012年6月 4日

隠居のDIY:廃プラ・リサイクル材を補強材として使う


 2006年の7月に作ったローズアーチも、6年ちかく経った。その間、風雨にさらされてことやほとんど毎日の水やりで根本の部分が腐ってしまった。ありあわせのアイアン・ウッドや金属の柱で応急処置をしていたが、ついに木部が手で触るとぼろぼろと落ちる状態になってしまった。

 先日、和泉リサイクル環境公園にバラを見に行った時に、ジュリプラスという廃プラスチックをリサイクルした材料を販売しているのが分かった。この材料は、水に強そうだし、電動ノコで切断したり、ビスを打ったりすることもできるようだった。色は黒いが、ペンキも塗れるようだ。これを、ローズアーチの補強材として使うことにして、さっそく、和泉リサイクル環境公園に製材を求めに車を走らせた。ちょうど、土曜日とあって公園のグランドで少年サッカーの大会が開かれるようで、駐車場は満員だったが、なんとか目的の物を求めることができた。幅17cm、長さ80cm、厚さ3cmの板状の材料を一枚200円で5枚、6cm角、長さ160cmの角材を300円で求めた。アイアン・ウッドなどを求めるよりはるかに安い。

 ジュリプラスの板材を縦半分に切断すると、2X4材より少し幅が狭い(85mm)が、2X4 替わりに使うことができる。切断は、電動ノコを使って問題なく切れるが、切断くずが海藻のひじきみたいで、木くずに比べれば大きく、鋸に目詰りを起こしやすいから、キックバックの注意が必要である。
 ドリルでの穴あけ、ビスを打つことも問題なく、2X4材と同様に施工することができた。これで、当分水やりには耐えられるとおもわれる。

完成:クリックすると大きな写真になります。 腐った部分を切り落とす;クリックすると大きな写真になります 補強材のアイアン・ウッドとボルトで結合;クリックすると大きな写真になります 横桟の補強には、角のジュリプラスを使用
2006年7月製作当時のローズアーチ 腐った部分を切り落とす 補強材のアイアン・ウッドとボルトで結合 横桟の補強には、角のジュリプラスを使用


 求めた廃プラ・リサイクル材のジュリプラスは、板材一枚と角材1本で用が足りたので、残っている。防水性が求められるような細工には使っていこうと思っている。ちょっとしたエコ気分である。

2012年5月12日

隠居のDIY:2X4材を使ったキッチンすきま収納棚


 近くに住む娘の家のキッチンは、カウンター式になっていて格好はいいのだが、狭いので物の整理が上手くいかないようだ。それで、空間となっているところを埋める形で棚を作って欲しいとの注文があった。
 このような隙間家具ともいうべきものは、寸法を合わすことのできるDIY には適しているかもしれない。

 このような棚を作るには、2X4材を使うのがもっとも材料費が安くて済む。でも、室内で使うものであるから、2X4(幅89mm、厚さ38mm、長さは標準として1820mm)では、ごっつすぎる。従って、厚さが半分18mmの1X4を使う。これなら、6フィートのもので、1枚180円ぐらいで売っている。だが、注意して購入しても、ネジレや反りが多少はある。でも、表面は削ってあるし、細工もしやすい。

 例によって、簡単な図面を Excel で書いて、細かいところは作業をしながら考える。今回の作品でちょっと手間なのは、幅89mmの板を平つぎして幅約450mmの天板と360mmの棚板を作ることである。天板は、長さ90cmmの1X4 5枚並べて、1X4 を縦半分に裂いて幅の狭い(約45mm)板で、すのこ用に裏打ちすることにした。
幅約360mmの棚板は、木ダボで平継ぎを試みることにした。薄い板に木ダボを打ち込む穴を開けるのは結構難しいが、写真のようにドリルスタンドで直角に板をはさむと直角に穴を開けることができる。 この穴にマーキングクポンチを差し込み、もう一枚の板を押し付けて、木ダボ用に穴を開ける位置に印をつける。印のついた所をストッパー付きドリルで 穴を開ければ、位置合わせができる。ただ、木ダボや接着面に木工ボンドをつけて継ぐのであるが、クランプの方法をいい加減にすると貼りあわせた板が反ってしまう。(これで、のちのち多少の苦労を強いられた。)

 組み上げは、やはりコースレッド(ビス)を使うのが簡単で強力である。上のように、板が少々反っていても、コースレッドなら無理をして接合することができる。コースレッドの頭は、例によって木ダボで隠した。

Excel の簡単図面 ドリルスタンドを使って木ダボ用の穴を開ける 隙間に収めた。寸法はぴったりだった
Excel の簡単図面;クリックすると大きな写真になります ドリルスタンドを使って木ダボ用の穴を開ける;クリックすると大きな写真になります 隙間に収めた。寸法はぴったりだった;クリックすると大きな写真になります


用意した材料は、次のようなもので、¥1000ほどでそろった。
  • 長さ 900mm の 1X4(幅89mm、厚さ18mm) 5枚
  • 長さ 864mmの 1X4(幅89mm、厚さ18mm) 4枚
  • 長さ 432mmの 1X4(幅89mm、厚さ18mm) 6枚
  • 長さ 445mmの 1X4(幅89mm、厚さ18mm) 1.5枚:天板の裏打ち用
  • 細めの 50mmコーススレッド(木ねじ)20本ほど
  • 径 8mm 長さ 30mm の木ダボ 10個ほど
  • 厚さ 9mm の合板少々:補強用、端材を使用


 使った工具は以下のものである。


SK ダボ用マーキングポンチ 8mm 5個入 DP-8
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2012年3月30日

隠居のDIY :集成材で孫の本棚を作る


 小学校に入学するときにランドセル置を作成した初孫も今年に6年生となる。本がだんだんと増えてきたらしく、ランドセル置の続きに置く幅広の本棚を作って欲しいと云ってきた。

 棚作りは材質を何にしようかと迷うぐらいで、他はあまり問題となるところはない。なるべく軽くと思ったので、桐の集成材を使おうかと思ったが、一般的な材の長さ(1820mm)では、要望されている幅 1100mm の棚を取るともったない。それで、上下だけは、幅 300mm、長さ 2400mm のパイン集成材を使うことにした。パイン集成材だけでは重すぎるので、間の棚は桐集成材を使うことにした。横板も丈夫さの点から、幅 100mm 厚さ 18mm のパイン集成材を柱的に使うことにした。

 このような作品を作るときには、Excel で簡単な図面(詳細は決めない)を作っておいて、印刷しておく。作業をしながら、思いついた細かい部分を書きこんでいく。いわば、図面の現物合わせである。
 木工作品を作るときには、できるだけ金属は使いたくない。それで、棚板と横板の接合は、横板を棚板の幅だけ切り欠いて棚板を納めて見ることにした。棚の高さは、大型本・B5版本(高さ21cm)・新書版(高さ17.5cm)の3段にした。
裏板はいらないというので、裏板なしで製作にかかったが、これが結果的には問題であった。部材を組み上げたときに、切欠きが精密でなかったせいもあって、平行四辺形にひしゃげるのである。それで、最下部の棚板の下に、1X4 を縦半分に割いた横板を前と後ろに嵌めこむことにした。底板につけるキャスターを隠す意味合いもある。そのようにしてもまだ少し不安定であるので、一番上の棚の後部にも寸法に合わせて切断にした1X4 を嵌め込み、いずれもコースレッドの頭を隠す方法でしっかり留めた。さらに安定させるために、各棚板の横から、手持ちにあった頭のない隠し釘を打ち込んだ。これで外観上は、金属臭はなくなった。
 なお、キャスターは、底板に鬼目ナットをねじ込んでとりつけた。

簡易図面 切欠きを削る:
電動ノコで切り込みを入れてから、トリマーで削る
完成:
桐集成材とパイン集成材は塗装しなくてもきれいである。
完成:孫の部屋に置いた
簡易図面;クリックすると大きな写真になります 切欠きを削る;クリックすると大きな写真になります 完成;クリックすると大きな写真になります 孫の部屋に置いた;クリックすると大きな写真になります


用意した材料は、次のようなもので、¥8000ほどでそろった。
  • 長さ 1080mm 、幅300mm、厚さ18mm のパイン集成材 2枚
  • 長さ 1080mm、 幅250mm、厚さ18mm の桐集成材 2枚
  • 長さ 900mm、 幅100mm、厚さ18mm のパイン集成材 4枚
  • キャスター 4個(手持ちの物)
  • 鬼目ナット 4個
  • 長さ 1062mmの1X4 2枚
  • 細めの 35mmコーススレッド(木ねじ)12本ほど
  • 径 8mm 長さ 30mm の木ダボ 6個ほど
  • 長さ 30mmの両端のとがった隠し釘 


 使った工具は以下のものである。


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2012年3月 9日

隠居のDIY:小鳥用の巣箱を作る


 少し暖かくなってきて庭仕事をする機会が増えてきた家内から庭に飾るので、巣箱を作ってくれないかと言ってきた。形は、ネットで探した【手作りバードハウス】で紹介されている簡単なものでいいという。今頃から巣箱を設置するのはちょっとシーズンが過ぎているらしいが、前から作ってみようと思っていたのに、チャンスがなく手付かずだったこともあったので、早速製作をすることにした。

 材料を求めにホームセンターに行くと、野地板というのだろうか、厚さ 12mm 幅 15cm 長さ 2m ほどの杉板を束で売っていた。バラで買えないかと聞くとOK だというので、一枚 150円で 2枚買った。一つ作るには1枚で十分なのだが、もう2つほど作って、雪解けになったら山小屋にも持っていくつもりでいる。

 作業は、板を裁断して、コースレッドで留めるだけなので簡単である。ただ、屋根の部分は、板を斜め切りにしなくてはならない。電動ノコは、斜め切りもできるようになっているが、角度を決めるのが難しい。今回は、25度強で斜めに切った側板の切り口を丸のこの刃とベースに当てて、のこ刃の角度を調整した。
 巣箱に来て欲しい鳥はシジュウカラのような小鳥なので、ネットで適切な穴の大きさを調べてみると27-30mm とある。径を 28mmとしたかったが、ちょうど 28mm となる座ぐりドリルはなかったので、25mm の座ぐりドリルで穴を開け、ヤスリで削って大きくした。
 設計図では、板の厚さは 15mm となっていたので、少し寸法が合わないところがあったが、かんなで削って調整した。

杉の野地板で作った巣箱
野地板:w:150mm d:12mm 丸鋸の刃の角度を決める 板を裁断して部品を作る 完成。とまり木は適当な自然木を探してみるつもりである。
杉の野地板;クリックすると大きな写真になります 丸鋸の刃の角度を決める 板を裁断して部品を作る 完成品;クリックすると大きな写真になります


 なお、使った材料は、次のようなものである。
  • 杉の野地板:幅 150mm、厚さ 12mm、長さ 1350mm 1枚
  • 細コースレッド 30mm 15本ほど
  • 蝶番と皿ビス(6本)
  • 細い隠し釘 4本 (とまり木は、接着剤ではなく、細い釘でとめた)
  • 結束バンド4本:巣箱を木にとりつけるときに使う。


 使った工具は以下のものである。
  • 作業台:手作り作業台
  • 電動ノコ、カッター定規:材の切断
  • 電動ドリル:巣穴とひもとおし穴を開ける
  • 座ぐりドリル:径 25mm
  • 充電式インパクトドライバー
  • コーナークランプ
  • かんな・木工用ヤスリ
  • 金槌、コンベックス、曲尺、クランプなど


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2012年2月27日

隠居のDIY:(続)2X4 を使ったプラレール列車収納棚


 1月に作ったプラレール列車収納棚だけでは、孫が持っているプラレール列車は収まりきれなかったので、前の半分の大きさの収納棚を作ってやった。
 前回の反省も踏まえて、列車を並べる下にはレールを作ったほうがよさそうだった。プラレールの直線レールを貼り付ければ、もっとも簡単そうである。必要な本数を調べると、長さ45cmのものが 36 本必要である。値段を調べると 4 本入が¥300くらいなので、2700 円くらいの投資である。元の材料は、1 x 4 6 フィートが2本で済むから、それに比べれば高すぎる。

 それで、レールの幅に合わせて溝を掘ることにした。ルーターを使うと手間はかかるが、簡単に掘ることができた。プラレールのレール溝は幅7.5mmなので、ルータの先に径 8mm の直線ビットをつけて深さ 3mm にしてプラレールのレール幅に合わせて、棚板1枚につき4本の溝(幅38mmのレール2本分)を掘った。溝を掘るときに、クランプの位置を変えるのが面倒なくらいで、それほど面倒なことはない。

 後は、このようにして溝を掘った長さ 90cm の棚板9枚(底は 2 x 4) を、長さ 120cm の立板に前回と同じように、コースレッドでとめた。コースレッドの頭を隠すために、ダボ穴を掘り、ダボで穴を埋めたのは前回同様である。実は、コースレッドを使わずに、木ダボだけで接続しようと試みたが、素人細工では正確に幅を合わせ、90度に接続することは、なかなか難しいことが分かったので諦めた。
 前に作った棚の高さは、底板の厚さを勘定に入れていたが、今回はそのことを忘れていたので、高さが違ってしまった。簡単でもいいから、寸法図は残しおくべきだった。まあ、機能としては問題ないからよしとさせてもらおう。

用意した材料は、次のようなもので、¥500たらずでそろった。
  • 長さ 450mm の 1x4 8枚
  • 長さ 1200mm の 1x4 2枚
  • 長さ 450mm の 2x4 1枚:一番下の棚に使う
  • 細めの 35mmコーススレッド(木ねじ) 40 本ほど
  • 径 8mm 長さ 30mm の木ダボ 20個ほど 袋に100個ほど入って売っていた


 使った工具は以下のものである。


ルータで溝を掘る;クリックすると大きな写真になります コーナークランプを使う;クリックすると大きな写真になります 完成図;クリックすると大きな写真になります 完成図;クリックすると大きな写真になります
ルータで溝を掘る。トリマーより力があるので、このような作業はルータの方がいい。削り後は、研磨材で磨く必要がある。 棚板を立て板に接続するときには、コーナークランプを使った。より正確に接続することができる。 完成図。はじめの棚板の半分の幅である。高さが少し低い。 完成図:溝のない前回の棚に比べると並べやすくなっている。




2012年1月24日

隠居のDIY:2X4 を使ったプラレール列車収納棚


 娘の子供たちは、誰の影響か無類の「鉄ちゃん」である。男の子二人なので、誕生日とか何かの記念日に買ったり、もらったプラレールがアチラコチラに散らばっていたり、プラスティックの収納容器に、雑然と放り込まれている。
 片付けに愚痴をこぼす娘から、ウェブで見つけた見本をプリントしてきて、収納棚を作って欲しいとの要望があった。そんなに難しくはなさそうだ。

 写真では横板を2X4 材(厚さ 38mm)を使っているが、プラスティックの玩具電車を載せるだけなので1X4 (厚さ 18mm)で十分のように思われた。1X4 材(90 x 1830mm)を6 枚買ってきて、買い置きの 2X4 材とで作ることにした。

 作業は極めて簡単である。用意する材料は、次のようなもので、¥2000 たらずでそろった。
  • 長さ 900mm の 1x4 8枚
  • 長さ 1200mm の 1x4 2枚
  • 長さ 900mm の 2x4 1枚:一番下の棚に使う
  • 細めの 35mmコーススレッド(木ねじ) 40 本ほど
  • 径 8mm の丸棒 50cm ほど

 作業は、1X4 と2x4 を上の寸法に切断し、コーススレッドで組み上げるだけであるが、コーススレッドの頭を隠したかったので、コーススレッドを打つ部分を、径 8mm のダボ穴用のドリルで穴を開け、コーススレッドをねじ込んだあと、径 8mm の丸棒を打ち込んで手鋸で切り取った。この作業が最も時間を使う作業であったが、先に位置決めをして(鉛筆で印をつけて)ダボ穴を掘ったので、コーススレッドをねじ込む作業は楽になった。

 なお、使った工具は以下のものである。

 棚の幅は、2X4 の幅 89mm であるから、プラレールの車体は2列で収納できる。 各棚には、プラレールの直線レールを敷いた方が、車体は落ち着くだろう。ただし、70本ほどの直線レールが必要である。

DSC_0010.JPG
 作って早速持って行くと、孫たちは喜喜としてプラレールの列車を収納をしていたが、すべてが収まりそうにない。全部収めようとすると、この収納棚の半分くらいのものを追加して作らなければならないだろう。
 ただ、壁に立てかけているので、転倒防止の工夫がいるようだ。

  
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2011年7月24日

隠居のDIY:節電用のエアコン室外機カバーを作製する


 今年の夏は、東北大震災に起因する福島原発事故によって節電がTV などで話題になっている。その中で、エアコンの温度設定とか効率性をあげる方法が色々と紹介された。効率をあげるひとつの方法として、室外機の上に板のようなカバーを置いて、直射日光を遮るだけで節電になるということが説明された。

 私の寝室兼書斎のベランダに置いてある室外機は、ほぼ一日中直射日光が当たっている。前から、室外機カバーを作りたいと思いながらほおってあった。この際節電に協力する意味からも、端材を利用してカバーを作ってみようと思い立った。長いこと、DIY から遠ざかっている。
 室外機カバーは、DIY の初期の作品として、一階居間のエアコン室外機カバーを作っている。ドゥーパか何かの雑誌に出ていた 2X4 材をふんだんに使った重い作品である。ウッドデッキの上で鉢植えを置くなど、重宝している。
 だが、今回は何かのときに使うのではないかととってあった端材を使って、できるだけ軽いものを作りたいと思った。はじめは、室外機にスッポリかぶせる W850xD400XH700 の枠を作り、遮光ネットでも張ればよいと思ったが、そうでもなかった。室外機と室内機を結合しているパイプや電気コード類が邪魔して、スッポリとはいかない。銅製のパイプはあまり強引に曲げたりすると折れてしまう。やむを得ず、作った枠の底に、10cm の長さで切った 2X4 材を下駄として接合した。接合はあまり面倒でないだぼボ接ぎをした。その分、高さが10cm 高くなったが、熱がこもらないからかえっていいかもしれない。
 張った遮光ネットは、コーナンで幅3m くらいのものが 1m 248 円で切り売りしていた。端材だけでは足りず、天板用に 1X4 6フィートを2枚買った。天板は、コンパネなどでもいいのだが、 1X4 を切って並べれば安くできるし、カッコがいい。結局買った材料は、604 円ですんだ。

裸の室外機;クリックすると大きな写真になります木枠の材料;クリックすると大きな写真になります作成した枠;クリックすると大きな写真になります完成;クリックすると大きな写真になります
裸の室外機
早朝なので、日が少ししか当たっていない。
木枠の材料
軽くするために、幅広の材は、縦に分割した。
作成した枠
接合はすべて木ねじで行った。
完成
遮光ネットとのコントラストがいい。

2010年10月22日

隠居のDIY:山小屋で掘ごたつを作る

 山小屋では、1年のうち半分は少なくとも朝夕はストーブをつけていないと寒い。ストーブを燃やしておれば結構暖かいが、この山小屋で堀こたつを作る気になったのは、寒いからではなく、食事をするときなどに座テーブルに向かってフロアに座っていると腰が痛くなるからだ。掘りごたつ式に足を下ろして食事をできるようにすれば、老人にはずいぶん楽になる。
床を切り取った;クリックすると大きな写真になります 幸い(?)山小屋は傾斜地に建っているので、板張りのフロアの下は地面から高い。掘りごたつを作ろうとしたあたりは、床下が 70cm~1m ある。いつも食卓(といっても座り炬燵で代用しているのだが)を置いている辺りの床下の大引と根太の位置を確認して、ジグソウと丸のこを使って床を繰り抜いた。切り取った周りを 2X4 材で補強した。これに合わせて、洗面所の床を張り替えたときに余っていたフローリング材で、取り外しの出来るような蓋をした。7月終わりに行った1回目の作業はここまでである。

 次回行う作業は、床下に足が下ろせるように箱を設置することである。この箱は、現地で組み立てができるように自宅で部品を作ることにした。だが、この夏は猛暑続きで、老人がガレージとはいえ作業をする時間がなかなかなかった。
堀ごたつの足をいれる部分;クリックすると大きな写真になります枠でぶら下げ、プラ束で支える;クリックすると大きな写真になります 箱は 2X4 材で枠を作り、コンパネをは込むことにした。はめ込み用の溝はルーターと丸のこなどでを掘った。作った箱は、プラ束で支え、根太などにネジ釘で固定する予定である。こうしておけば、部品で山小屋に運び、現物合わせて組み上げればよい。お彼岸がすぎて少しは涼しくなったが、パートナーも私も雑用で時間がとれなく、ようやく10月の半ばをすぎて現地におもむくことができた。
 山小屋に近い途中の国道沿いに、ホームセンターのコーナンやスーパーのMaxValue などが集まるショッピングモールがある。ここで求めた半分に切ったブロックの上に、前もって購入していたプラ束を立て、組み上げた箱の下支えとした。底板には、側板とおなじように溝を掘って、大きさに合わせて切り取ったコンパネを並べた。

こたつを設置;クリックすると大きな写真になります 堀ごたつにするためには、この上に座卓のような枠を作って電熱ヒーターをとりつけ、その上にこたつ布団をかけて、さらにその上に天板を載せなければならない。切り取った床の大きさに合わせて座卓を作ればいいと思っていたが、これが結構面倒であることが分かった。
 幸いなことに、パートナーが家で使わなくなった長方形のこたつが使えないかと、夏にお孫さんたちと行ったときに運んでおいてくれた。 このこたつは切り取った床の大きさより一回り小さいが、枠を組んで載せられるようにするだけで、電熱ヒーターや天板もついているのですぐに使える。
2X4 材と余っていたフローリング材を使って、そのこたつが収まるように枠を作った。あとはこたつ布団を調達するだけでよくなった。
完成した掘りごたつ;クリックすると大きな写真になります(追記:2010/11/06)11月の初旬、冬支度に行ったときに調達したこたつ布団と自宅の古くなったカーペットを持っていった。11月に入って、急に冷え込んだため長方形のこたつ布団は売り切れ状態だったが、運良く近くのホームセンターで手に入れることができた。カーペットは、掘りごたつの大きさに合わせて切り込みを入れ、こたつ枠で抑えた。デザインはもう一つだが、冬支度らしくなった。

 今年の冬は堀ごたつに座って、雪景色を眺めながら暖かい鍋でもつついて過ごせそうである。

 

2010年5月 3日

隠居のDIY:シンプルな回転式TV台

 長い間、大工道具をさわっていなかったが、簡易TV台を作ってみる気になった。
 書斎兼寝室で見ていた19インチのアナログTVが写らないようになって、思い切って 26インチの液晶TV に変えた。我が家の場合、地デジ・BS は契約しているCATV (eo) を通じて取り込んでいる。そのために、BS を見ようとすると追加のチューナーの契約が必要である。月2000円追加するとブルーレイ録画つきのチューナーが借りられるので、これを契約した。
 今まで はアナログTVを回転板に載せて、室内のどこからでも見られるようにしていた。
 今までの回転台では小さいし、チューナとTV を一体で動かせない(チューナの上に直接TVは置けない)から、方向を変えるのが面倒であった。

丸棒の頭をトリマーで削る;クリックすると大きな写真になります それで、新たにホームセンターで手に入れた径40cmの回転板の上に、チューナを入れられる箱形のTV台を作った。材料は、娘夫婦が近くに家を建てたときのあまりものの集成材と安物のパイン集成材端材である。
 あまり凝ったことはせず、接合にはコースレッドを使ったが、コースレッドの頭だけは丸棒で隠した。埋め込んだ丸棒の頭は、トリマーのベースラインぎりぎりにストレート・ビットをつけて削れば楽である。仕上げには、WATOCO オイルを塗った。

チューナ入れつきTV台 自分で作るときには、サイズにぴったりなものが作れるのがいいところである。しかし、実のところチューナの少し突起している部分を見落としていて、あまりにもサイズぎりぎりのものを作ったので、チューナが入らず、仕方なく再作をした。素人細工には、サイズを計るときは少しぐらいの余裕は見ておく必要があるだろう。

 回転板は、あり合わせの台の上に置いて使ってきたが、回転したときにコードが引っかかるなど使い勝手が悪いので、作成したTV台を置く台も作成することにした。
 前から使っていたパソコン台は使わなくなったので解体し金属部分は回収業者に持って行って貰ったが、板部分のパーティクルボードは重量もあり、しっかりしていたので何か使い道があるだろうと置いてあった。この40x50cm ボードが、先に作ったTV台を置くのにちょうどよかったので、これを使うことにした。
回転式手作りTV台;クリックすると大きな写真になります 脚は、ホームセンターに売っている、いろいろな材を組み合わせて棚を作るとき用の長さ 40cm の丸脚を使うことにした。この丸脚の両端には、径6mmのボルトを受けるナットが埋め込まれている。
 先のパーティクルボードの上面四隅に、径20mmの座ぐり錐ビットで座ぐり穴をほり、その中心に径8mmの貫通穴を開け、径6mmの六角ボルトで接合した。丸脚は、同じように自由組立棚の部品として売っている横桟で補強すると共に、それを使って別のパーティクルボードで棚を付けることにした。
 パーティクルボードと桟との接合は、パーティクルボードの木口に、径6mmの鬼目ナットを埋め込み、ボルトで締め付けた。従って、今回の棚製作は全てボルト&ナットで接合したことになる。このやり方が、最も強固な気がしている。

 今回、設置しているチューナとTV は、チューナがブルーレイ・デスクも兼ねているので、もともと接続ケーブルは少ないが、ケーブルをまとめるスパイラル・チューブを使うとすっきりした。