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2018年1月20日

隠居の散策:厳寒期のいきもの(2) 泉北ニュータウン栂地区

寒いと外に出るのが、ついつい億劫になる。それでも、この時期でないと見られない冬鳥もいるので、それを期待して、カイロをポケットにしのばせて、歩きに出かけた。
 歩き回るときには、ウエストポーチに携帯気象計のKestrel4000(現在は、Kestrel500)を携行している。また、非接触温度計もポケットに忍ばせている。これらで、気温や上空の温度を測ってみると、気温7.3℃、湿度58.3%、上空の温度 ー14℃だった。池のそばだったので湿度が高かったのかもしれない。まあ、絶対値は100%信用できないが、傾向はわかる。

;クリックすると大きな写真になります。 2018/1/12 桃山台(堺)
冬空
大方池の上空には、寒々とした空が広がっていた。
RICOH GR-Ⅱ
18.3.mm AE(1/2000s f5.6 ISO320) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/1/12 大方池(堺)
マガモ
この池には珍しくマガモが休んでいた。寒いのか首をすくめている。
SONY α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
300.0.mm crop TV(1/500s f6.7 ISO1000) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/1/12 桃山台公園(堺)
ユリノキ
果実は翼果で、中心の翼果は風に飛んで、外側だけが残っているらしい。名前がわからなかったので、「このきなんのき掲示板」で教えを乞うた。
SONY α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
50.0.mm TV(1/500s f5.0 ISO125) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/1/12 摺鉢池(堺)
ダイサギ
水が抜かれていて汚い池底をみせているが、そのような場所が食餌を見つけやすいらしい。
SONY α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
300.0.mmdigitalzoomX2 crop TV(1/500s f6.3 ISO640) EV 0


 観音寺池では、以前にもハシビロガモの採餌行動を録画しているが、今回の録画を子細にみると、一羽はオカヨシガモでディスプレイをしているように見える。だが、逆光なので、映像がはっきりしないので、どちらもハシビロガモかもしれない。

オカヨシガモとハシビロガモ?



2010年8月31日

夏休み中の気象データ:堺市南区泉北ニュータウン

 うんざりする程の猛暑が続いている。衝動買いした Kestrel4000 という携帯気象計は、設定をしておけば、毎日定刻の気象データを記録してくれる。小学校に通う孫たちがちょうど夏休みに入る頃からの気象データを記録しはじめた。
 Kestrel4000 はパソコンデスクの横に置いているので、記録はずっと室内の記録である。この夏休みの間に、1泊だけ、兵庫県養父市にある山小屋で過ごしたときに持っていった。その時の記録は山小屋の記録である。気圧測定には、測定地点の高度に変更する必要があるが、変更を忘れたので数値は参考にならない。また、タイマーを途中でいじったので、その時の記録もない。
 今年はどうも記録的な暑さが続いているようなので、記録を残しておくのも意味があるかもしれない。記録をみると、この40日間あまり、ずっと熱帯夜が続いている。
 もう終わったかと思うが、夏休みの日記にも役に立ちそうだ。残暑も厳しいようなので、もう少し記録を残しておきたいと思う。
 記録は、Google のドキュメント スプレッドシートを使用し、それからダウンロードして作成した Excel のWEB ページのソースを利用してテーブル化した。

堺市南区泉北ニュータウンの真夏の天気(2010年)
月日曜日天候気温湿度気圧メモ
Revised on Sep. 1, 2010
at 6:00 at 12:00 at 6:00 at 6:00 いずれも室内
7/20/2010 28.5 32.6 62.5 1,016.4
7/21/2010 28.2 33.2 63.3 1,018.2
7/22/2010 28.8 34.8 62.3 1,016.8
7/23/2010 29.4 34.4 58.2 1,014.4
7/24/2010 29.0 34.9 56.2 1,014.3
7/25/2010 27.9 34.5 53.9 1,016.7
7/26/2010 25.3 28.2 49.6 養父市大久保
7/27/2010 29.1 29.2 61.8 1,015.3
7/28/2010 28.6 33.1 56.6 1,012.3
7/29/2010 27.9 28.5 58.9 1,005.8
7/30/2010 28.5 28.9 66.3 1,005.6
7/31/2010 30.2 33.7 70.6 1,007.8
8/1/2010 29.6 29.7 62.7 1,009.8
8/2/2010 30.4 35.6 64.9 1,007.4
8/3/2010 30.6 35.5 61.6 1,007.7
8/4/2010 29.7 36.1 63.7 1,011.3
8/5/2010 29.9 34.9 61.8 1,016.7
8/6/2010 data not avaliable 1,017.1
8/7/2010 27.7 29.1 64.6 1,017.8
8/8/2010 27.6 29.7 67.6 1,015.8
8/9/2010 29.1 31.2 63.0 1,012.7
8/10/2010 28.4 29.9 71.8 1,013.8
8/11/2010 27.9 32.8 67.6 1,012.0
8/12/2010 雨のち晴 29.5 30.5 66.4 1,005.5 日本海に台風
8/13/2010 28.6 33.9 65.6 1,007.3
8/14/2010 曇のち晴 30.3 34.2 64.1 1,008.0
8/15/2010 30.4 34.2 61.6 1,010.6
8/16/2010 29.5 34.7 64.1 1,012.0
8/17/2010 29.8 35.2 54.8 1,012.1
8/18/2010 29.1 35.9 52.3 1,015.8
8/19/2010 29.6 36.2 47.6 1,018.7
8/20/2010 30.6 35.3 53.6 1,020.2
8/21/2010 曇のち晴 29.6 34.5 50.5 1,017.4
8/22/2010 30.3 34.3 54.3 1,014.8
8/23/2010 晴のち曇 30.5 34.6 58.4 1,013.7
8/24/2010 30.5 34.0 55.6 1,014.7
8/25/2010 30.1 34.8 53.3 1,015.1
8/26/2010 28.5 34.6 52.4 1,016.1
8/27/2010 29.3 N.A. 52.8 1,017.7 夕立
8/28/2010 28.6 34.7 50.8 1,017.8
8/29/2010 27.4 32.6 67.3 1,016.4
8/30/2010 28.7 32.7 48.7 1,012.5
8/31/2010 29.1 33.9 53.7 1,013.6


2010年5月 7日

隠居の探鳥ウォーク:泉北栂地区のゴールデンウィーク

 ゴールデンウィークには、サンデー毎日族である隠居は自宅近くで過ごすのが賢明である。携帯気象計 Kestrel4000 の記録では、5月に入ってからの気圧は 1010hpa 以上を指しており、晴天が続いた。毎日正午の気温も、ずっと20℃以上で、爽やかな日が続いた。

泉北ニュータウン・ゴールデンウィークの気象
堺市南区桃山台 2010年5月1日~5日 毎日正午の自動記録:測定 Kestrel4000
測定項目メーデー(5/1)日曜(5/2)憲法記念日(5/3)みどりの日(5/4)こどもの日(5/5)
気温 ℃20.022.826.626.227.0
湿度 %58.634.643.849.547.2
気圧 hpa1016.41018.01017.41015.31012.0


 この気候変化で、水鳥はすっかり姿を消してしまった。堺泉北ニュータウンの西原公園大方池に住みついていたマガモ♂2匹も姿が見えなくなった。最後まで残っていた筆池のキンクロハジロも飛び去っていったようだ。僅かに見られるのは、留鳥のカルガモ、カワウ、アオサギ、そして今年初めて観察したゴイサギといったところだ。
 水鳥がいなくなって、よく見られる野鳥はハシブトガラス、スズメ、ムクドリ、ヒヨドリ、キジバト、シジュウカラといった年中見られる留鳥ばかりになった。ツバメが飛び交い、ヒバリ・ウグイスのさえずりが聞こえるが、写真に収めるのは難しい。
 今年新しく観察した野鳥は、ケリとカワラヒワであるが、以前から生息していたのに気づかなかっただけかもしれない。

カルガモ;クリックすると大きな写真になります日だまりのムクドリ;クリックすると大きな写真になりますスズメ;クリックすると大きな写真になりますアオサギ:和田川;クリックすると大きな写真になります
カワラヒワ:桃山公園;クリックすると大きな写真になりますケリ:堺市檜尾;クリックすると大きな写真になりますDSC_7891.JPGアオスジアゲハ;クリックすると大きな写真になります


 その代わりか、緑道脇の植え込みのヒラドツツジやハナミズキが満開となっている。散策中に通りすがる民家の玄関先やお庭にも、いろいろな園芸種の花々が綺麗である。ヒラヒラと飛ぶ蝶も増えた。住宅地の間に広がる畑では、農作業をしている人たちも増えてきた。ほとんどが、老人の男性である。多くの畑でエンドウ豆の白い花が咲いている。
 和田川では、菜の花に似たセイヨウカラシナが群生しているが、アオサギぐらいしか鳥はみかけない。このセイヨウカラシナという名前は、例によって、K's Bookshelf 「この花の名は?掲示板」に投稿して、「日陰のモモの木」さんという方に教えてもらった。
 和田川には、コイが異常繁殖しているようである。小さな堰の下で多くのコイが集まり、産卵行動をしていた。これだけ大きいとカワウの餌にもならないのかもしれない。人間は汚い川で育っている魚は捕る気はないようだ。

平戸ツツジ;クリックすると大きな写真になりますハナミズキ;クリックすると大きな写真になりますセイヨウカラシナの群生;クリックすると大きな写真になりますコイの産卵;クリックすると大きな写真になります
 

2010年5月 4日

隠居のパソコン備忘録:Google Earth がダウンロードできない

 先日、衝動買いした携帯気象計 Kestrel4000 の設定で、正確な気圧を計測するには、計測する場所の標高が必要であるとある。英語での取説には、その標高を得るのには、次のような表示がある。
 Google Earth is an excellent free program that provides the exact altitude for any given address:www.earth.google.com/.

 このアドレスでネットにアクセスすると Google Earth 5のプログラムをダウンロードする画面が現れる。
 WindowsXP SP2 である自分のパソコンで、ダウンロードして .exe ファイル(Google Earth インストラー)を実行すると途中でエラー・メッセージが出てインストールできない。error code は、0x8004095 である。Google Earth に用意されている「インストールとアンインストール: Google Earth のインストール、アップグレード、またはアンインストール時のエラー 0x80040905」に書いてある方法を実施してみても、同じようにインストールできない。
" error 0x8004095" でネットサーチしてみると、英語のサイトに、以下のような回答があった。
Unfortunately there's no one answer that works for everyone with this error.
Google say it is due to some corruption of the registry and recommends the use of Windows Installer cleanup utility, see:
http://earth.google.com/support/bin/answer.py?hl=en&answer=141163

Others have had success with Revo uninstaller or Ccleaner.

 どうやら、昔 Google Earth の初期のバージョンを削除したときの残骸がレジストリに残っているように思われた。
 ここにある Revo uninstaller というフリーのソフトは不要なレジストリ項目を検索し、削除の安全性を確認しながら個別に削除できるものである。以前に導入していた Wise Registry Cleaner と同等のものである。
 これらのソフトを使って、毎日使っている Google Chrome と GoogleMapsAPI 以外の Google に関するレジストリ項目を削除して、再インストールしたが、やっぱり上手くいかなかった。1階居間の Vista パソコンではうまくインストールできていたので、XP パソコンの利用はほぼ諦めていた。

 ダメモトと Vista パソコンの googleearth.exe ファイルを含む Google Earth フォルダ(73.7MB)丸ごとを USB メモリにコピーして、インストールできなかった XP パソコンに貼り付け、 googleearth.exe を実行してみると、なんとすんなりと Google Earth のウィンドウが開いてしまった。このような方法がいつも上手く働くのかどうかはよく分からないが。

 Google Earth をインストールする初期の目的である自宅の標高を得ることは、簡単に達成することができた。自宅の標高( the exact altitude ) は、38m である。5月に入ってよい天気が続いているが、Kestrel4000 の記録では毎日 1015hpa 以上を示している。

 

2010年4月25日

鉢伏の春:山小屋にエアコンをつける

 雪もなくなったので、久しぶりにパートナーと山小屋 Hütte Hachi にでかけた。パートナーもようやく仕事からリタイアして、サンデー毎日になった。それで、曇りから晴れて来るという天気予報に合わせて出かけのだが、小雨がときどき降って太陽がほとんど顔を覗かせない寒い2日間だった。

 冬の間には外していたデッキの床板を設置することと前から彼がつけたいと言っていた暖房用(もちろん冷房用にも使えるが、使うときはほとんどないであろう)のエアコンを和室につけるのが、今回の主な目的である。和室にはオイルヒータを置いていたが、高床ですけすけの部屋ではほとんで役に立っていなかった。
 パートナーが仕事をリタイアしたときに貰った餞別で、格安のエアコンをネットで買ったと言うことである。自分でつけるつもりをしていたらしいが、重い室外機を持ち上げるときの老齢リスクを考えて、いつも世話になっている地元の電工店に設置をお願いしたとのことである。

エアコン室外機;クリックすると大きな写真になります すのこ状にしていたデッキの床板設置は簡単に終わった。
 翌朝、バラスをセメントで固めた上にブロックを積んでエアコン室外機を置く棚は設置する作業は自分たちの手でやった。
 室内機を取り付けたりエアコン用のコンセントの設置や重量のあるエアコン室外機の設置と専用の機械を使っての真空引きなどの作業は、プロが2時間ほどでやってくれた。早速暖房をつけてみると、暖かい空気が流れた。みぞれが降るような天気だったので、このような時には特に有効に思えた。板の間に置いているポット式灯油ストーブには、はるかに及ばないが、冬季の就寝時にはありがたいだろう。

 予定していた作業も終わったので、野鳥を求めて農道を歩いてみた。桜の種類の名前は分からないが、真っ白な桜が満開である。その桜の向こうの氷ノ山につながる赤倉山にはまだ残雪を多く残している。畑の畦にはスミレが咲いていたが、ワラビはまだ頭をもたげていない。
 この桜の花の蜜を吸いに、メジロがたくさん飛び回っていた。この地でメジロを見るのは初めてである。アトリ類と思われる鳥を見かけたが、撮り逃がした。
 録音には、ウグイスの他にホオジロのさえずりが入っているが、いい写真は撮れなかった。ウグイスは相変わらず音録りだけで姿が確認できない。まだ寒いせいか鳥の姿は少ないように思われる。
残雪の赤倉山;クリックすると大きな写真になりますスミレ;クリックすると大きな写真になります満開の桜にメジロ;クリックすると大きな写真になりますホオジロ;クリックすると大きな写真になります

 最近衝動買いした携帯気象計 Kestrel4000 の測定では気温 7.1℃, 湿度 75.1%, 風速 1m, 気圧 930 hpa であった。なお、山小屋の高度は、682m のようである。この Kestrel4000 は使い方では、いろいろな情報が得られるようであるが、気圧の知識などが必要だ。また、学習することが増えたが、飛行機の PILOT が習得する知識らしく難しい。隠居の遊び道具が、また一つ増えた。
 なお、この Kestrel4000 は、アメリカの Amazon に発注すると郵送料に $29.99, 関税に¥800 とられるが、本体は $249 で手に入れることができた。日本の Amazon で買うよりかなり安い。ただ、後で分かったのだが、Mistrel Instrument というところで求めるとほぼ同価格で手にはいるようだ。

超小型気象観測機 ケストレル4000
ニールセン・ケラーマン